体質が変わるとか、
体型がかっこよくなるとか、
魅力的な美人になるとかの情報が多く飛び込んできます。
そうなるとひとつのことを徹底してやってみるよりも
ちょっと試食しては他に気を取られてポイしてしまう。
3日間で飽きて辞めちゃうとか効果が感じられないから諦めてしまう、
俗に言われる三日坊主。
まったく取り組まないよりも、
絶対的に三日坊主でもやらないよりかは体験知が得られる分、いい。
基本、私はそのように考えています。
私は運動については10日間単位、
食事栄養やハーブ療法上の実験について一ヶ月単位で取り組みます。
ですが、先日読んだ本に、
『しっかり管理された治験で投薬治療をする前には、
42日間(6週間)、そのものがいつもの食事を摂るのを控えさせ、
食事的な栄養トラブルが起こらないような健康状態を得てからする、
それは人間の場合も、実験動物の場合でも、だ 』
と書かれていました。
科学的にそのような実験で検定することがなければ、
実際の有益性を他に証明する材料にはならないそうで、
そのように申し上げられる根拠もあるようです。
(ざっくりいえば細胞代謝上の関係によるもの)
治験する者の身体の中で栄養トラブルがあれば、
治験で調べる薬の薬効の正確性が劣化します。
栄養トラブルで起きた副作用に見えるものか治験する薬のせいか。
ごちゃごちゃになってわけがわからない結果しか得られなくなる。
それを避けるための42日間栄養管理プログラムだそうです。
治験以外にも体質改善に関するプログラムとして、
42日間(6週間)の取り組み期間は、目安として役立ちそうですね。
たとえば治験の話とは遠のきますが。。
身体を楽にしたいならば、
または身体操作を学びだすときにも、
心がけたいことのひとつに「頭部の扱い方」があります。
デスクワークの方も頭部前傾に陥りやすく、
私どものような前傾姿勢での長時間施術者もその傾向があります。
すると頭を前傾にしたままにする筋肉がパンプアップしてしまい
気づかないうちに頭を乗せる位置が狂った場所に置く習慣となる。
このまま頭部を置く位置取りをおざなりにしつづければ、
他の身体操作を必死に研究しても、
壁にぶち当たって迷宮に入るはず。
だから気をつけたい重要ポイント。
最頂部にボーリングボールほどの重さと大きさの頭部があります。
落下する際に発揮される位置のエネルギーを多く含んでおります。
体軸が重力線に沿っていれば理想的ですが、
重力線から体軸が傾斜した場合は、重い頭部が下方へ転げ落ち続けていく。
実際には落ちていないのは、単に、緊急避難的に頭部落下を抑制するため
筋肉が自らを緊張させ続けて支柱となる凝りをつくり、
頭部を落下させないような方向に筋肉を張らせて吊り橋仕様の牽引をする。
これが首コリや肩こりなどのトラブルを引き起こすきっかけにもなります。
脊椎及び抗重力筋、そして脚部の骨などの構造を整えるためには、
重力線に沿ってそれらを設置する必要が出てきます。
重力線を通すラインは経穴でいえば頭頂の百会と骨盤の会陰。
百会と会陰の前後左右を狂いなく精密至極に一致させて並べます。
この位置をニュートラルポジションとして体験できれば
自然に胴や首がすらりと上へ伸長していくことでしょう。
(ただしすでに抗重力筋群などの硬化や脊椎の並び変位がない場合)
私はお客様の施術前後、
必ず頭部がこのポジションにあるかを確認しています。
特に施術後に頭部の位置取りが重力線にそぐわないと、
施術効果は早々に薄れてしまうようにできております。
たゆまない頭部の置きどころを会得する修練をなさると、
やがて頭部のみならず全身の重さが軽くなって感じます。
すると過剰な筋肉の緊張は手放すことができてきます。
さらに無自覚的に緊張し続ける筋肉を見つけては緩め、
骨や靭帯が実に匠に身体を立たせ始めるバランス力を会得し始めます。
そうなったら身体の支えを首や肩や胸や背中や腰なども鋭意緩みだし、
呼吸の作動が自在になります。
たとえばですが、、、
もしもあなたが42日間、
頭の位置を正す3分間プログラムを執念深くトライし続けてみたら。
これだけで、スマホ首、デスクワークによる首コリ、施術者の背部痛、
様々なお悩みが低減したりなくなってしまうのではないか?
42日間単位を1クールとした体質改善プログラムを組む。
そう考えると短期に効果効能を求め過ぎて三日坊主にならず、
途中でやり方を磨いたり修正しつつ実り多く取り組めるでしょう。
ということでありまして。
もし一日3分間、42日間、
精密至極に頭の位置を正すトレーニングをなされた方がいたら、
実験中にどのような心理的体験や身体的変化が起きたかを教えてくださいませんか。
また野菜スープのような栄養管理による体質改善プログラムも、
42日間を1クールと考えて取り組むといいでしょう。