2025年01月08日

胸郭部分の筋膜リリースをする意味合い。

側臥位によるワークは、技術的に難しいし、
施術者としてお客様の身体を必死にホールドしてリリースを加えるのは、
通常の4〜5倍の疲労蓄積がどーんと加算されていくもの。

それではなぜ側臥位によるワークを実施するかというと、
それは生命力を最大限に引き出すために、
楽に理想的な呼吸を取り戻すことが目的です。

胸郭部分の筋膜リリースをすることで、
大幅に呼吸の質が改善できるためです!


というのもデスクワークをがんばったりで手の凝りがひどい、
肩甲骨が肋骨にべったりくっついて離れない。
肋骨が開いたままで固定してたり、
逆に肋骨が閉じたままで固定していたりする方もいます。
肋骨のスムースな稼働ができなくなっており、
気づかないうちに呼吸の質が大幅に下降している。
そうなったことで脳も筋肉も臓器も、
酸欠という待ったナシの苦境に立っているものの、
そうしたネガティブな状態に対しても慣れがきく。
するとどうにかこうにか低空飛行ですがやっていける。
でもそうなると自律神経が失調したり、疲れやすかったり、
老化が進み病を得やすくなってしまう。

そうした状態に陥っているかどうかは、本人はわかりづらいようです。
ですが私どもでしたら、
脇の下の肋骨が異常がないか調べればわかります。
または胸骨柄という胸骨の上部にある骨の状態や胸肋関節の様子から、
どちらの肋骨に支障がどれほどあるかをチェックしているのです。

お客様の胸郭状態もわかりますが、
私も自分自身の胸郭がそれほどよくないとわかります。
左側の肋骨の上部肋骨部が理想より大幅に狭まり可動が悪くなり、
十分な息を吸えていないことがわかります。

それで本日、自分の体のメンテナンスのため遠赤外線サウナに入り、
肋骨脇を緩めるようにしていました。
温めることで固まった筋膜を緩めて、意図的に呼吸を大きめにする。
遠赤外線サウナに入るだけでも効果は十分です。
ですがさらに肋骨の可動を50%加速させるよう工夫をするなら、
シリコン製カッピングを肋骨脇・腰部・肩甲骨上・大胸筋や三角筋に使います。

ただこの遠赤外線サウナに入っているときは暇なのです。。

そこで気になる関連しそうなYouTube映像をチェック。
気になったのが【腰の王子】という整体の先生の映像。
以前にバレエをなさっておられるお客様からも
「鈴木さん、【腰の王子】という方の映像って知ってますか?
 おもしろいんですよ〜」
とおしえていただいた記憶があります。

映像として膨大な量の映像コンテンツがあって、
タイトルだけでは内容が正確にはわかりません。
片っ端からみわけですが、一日がかりなんです。
でも関西系のおもしろさまるだしの先生でして、
観ていて肩肘張る必要もないしわかりやすくて。

で、今回、一番私が胸郭を意図して共感できた映像は以下のものでございました。
もし身体操作法にご興味がある方がおられれば参考になると思いますので、
お時間がございますときにご覧いただけましたら幸いです。




生きるのが楽になる身体開発【身体開発・フィジカリストOuJi】
https://youtu.be/lAam1CDh55o?si=0WC1GNR127y_k9ao
posted by スズキ at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする