2024年10月07日

ボウエンテクニックの特別な眠りから、ストレス軽減に効果を実感。

あきらかに精神的なストレスが加わる出来事があるとき。
そうしたときには「◯◯でストレスを感じておられますか?」と質問をすることは有効です。

ですが日常的に些細なストレスが積み上げてきて蓄積した人は、
自分がストレスフルな状態であることに気づいていないこともあります。

そうした人に、ストレスの有無を尋ねても、
「いや、いや、ストレスなどありませんから大丈夫ですよ」とかえるでしょう。

熱湯に放り込まれたカエルはあわてて逃げようとします。
ですが心地よい水温の容器にいれられたかえるが、
10分に1度ずつ水温を高くするようにしたときは逃げることなくゆでガエルのです。
〈ゆでガエル〉と、いのちにもかかわることとなります。
こうしたことが日常些細なストレレスを高々と山積みにした起こります。




体調不良が塵も積もれば山となるといった些細なストレスを積み上げた結果からか、
それとも悪姿勢や肉体的に負担をかけすぎたことによっておきたからなのか。
それぞれ対処法がことなりますから、
それら両者のどちらかであるのか。
それとも両者の割合がどうなのか。
そうしたことに気を配り、
体調不良の改善をはかるようにしたほうが結果が良好となるのです。

ただし痛みについて考察すれば、事情が変わるようです。
痛みの原因が、肉体由来か、感情精神由来かを調べた学者がいます。
感情精神由来で痛みを感じるものが7割で肉体由来が3割との結果。

肉体的なアプローチを得意にするものとしては、
もうちょっと肉体由来が多いかと思いますけど厳正な統計をパスした論文発表です。
意外なことに思われるかもしれませんが、そういうことなのです。
感情精神由来による痛みの起こりは7割と念頭に置いておくなら、
クライアントへの質問の仕方が肉体由来のみに留めては不十分。
感情精神由来がおさまりがなければ何度でもぶりかえすのです。


心理学専攻の先生は自分のテリトリーには精通しています。
ときとして身体に蓄積されたコリを創り出した悪姿勢等には意識がいかないこともあります。
逆に身体的アプローチを得意にする整体等の先生は、
日常的に積み上げた些細なストレスの山が、
低山か高山か配慮しにくい傾向があるでしょう。



私が最近ボウエンテクニックの講習会に参加するため、
その前後できっちりボウエンテクニックの勉強をし直しました。
セッションをするときにボウエンテクニックのなかば正式に近い手技過程を摂ることがあります。
(ただやらねばならない手技がたてこんで時間がつまっていたら割愛いたしますが)
経絡を勉強させていただくことで、
感情精神由来の負担を経絡への意図したアプローチにより軽減させることができます。
その手技を受けておられるお客様の幾人かは、
眠りに落ちたといわれます。

ただ普通に寝てしまっただけでは感情精神由来の軽減があまり期待できない。
普通に寝てるだけではがせるような、やわい汚れのようなものはほかにして、
かなりしっかりとしたストレス蓄積の山が地盤が盤石に固められたものです。

そうなったものがリリースされるためにはボウエンテクニックを受けたとき、
本人には周囲の私の動く音も手技を受ける感覚もまどろみのなかでわかるが、
肉体はぐっすりと眠りについている。
いびきをかいて熟睡している最中の人に声をかけても反応はないものですが、
肉体は寝ても意識が起きているときには、
私がうつ伏せになっているお客様に「こんどは仰向けになってくださいね」
というと、さっさと体を起こしてくるんっと仰向けになってくれるのです。
私としてはほんとうに寝込まれると次の手技への支障をきたしますから、
ボウエンテクニックでの眠りはその心配がありません。
ちょっとぼーっとしていても意識はしっかりしてます。


助かってます。


そしてボウエンテクニックの不可思議な眠りのともなう手技を受けると、
不思議なほど身体的に良好な変化が定着することが見受けられるのです。
気が停滞したり過剰な経絡がボウエンテクニックで調整変化したから。

実際にそのようなことがどのような仕組みで起こるかは、
調べられたことがないようなので私にもわかりません。

私もボウエンテクニックを講師のミトさんから受けたとき、
ボウエンテクニック特有の眠りを体験しました。
当時抱えていた人間関係上のストレスが
ものの見事に鎮火したことは忘れることができません!


 ちなみに
 先日、ボウエンのデモやりますので関心ある方の連絡、
 お待ちしてますとこっそり書き込ませていただき
 おひとり様が名乗りをあげてくれました。
 ありがとうございます!

ただ私は公式にボウエンテクニックを施術メニューにしていませんので
これからどんな施術で、どんな効果を受け取ることができるかについて。
関心ある方はぜひボウエンテクニックで検索してみてください。

たとえば私のよく知るボウエンテクニックのプラクティショナーさんで、
池袋のゆっくりという整体院の先生は、
私も自費でボウエンテクニックを受けに行くこともあり、
こころのおさまりがよくなる手技を得意にしております。

posted by スズキ at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前腕内側の気の停滞を軽減して、憂鬱な気持ちを改善してみませんか? やり方はコツを掴めば簡単です!

前腕の手順

経絡を刺激することで、ときにはネガティブな感情が軽減することもあります。
たとえば前腕の肘から手首までの内側(心包経一部分)の感情と精神との関わりについてみてまいりましょう。


IMG_20241006_125917~3.jpg
(経絡人形の前腕内側にある心包経を黄色い線で描きましたの図)

こちらの位置にならぶ経穴のうちのいくつかの主な使用適応症には、
咳、嘔吐、吐き気、心臓痛、動悸、心窩部痛、その他】があります。
そして感情面について考察すれば、
精神的不安、憂鬱、恐怖、悲しみ、落ち着きのなさ
といった精神の不安定に対応するところもあります。

心包経の心包は、目に見えない心臓をつつむ膜状の包。
そちらにトラブルがでることで心臓に悪影響が加わる。
心臓は感情にダイレクトに影響するものですが、
それを包む心包がトラブることでも感情が影響するようです。


ボウエンテクニックには、前腕への手技という手順があります。
そちらで前腕の心包経部分へ手技をすることで
【精神的不安、憂鬱、恐怖、悲しみ、落ち着きのなさ】
などのネガティブな感情や感覚を低減させることも。

やってもらうと
ホッとする」ことが実感できます。

やり方はシンプルで難しくないし、
覚えれば友人や家族にもできます。


Bowen Moves for Carpal Tunnel and Arm Pain Relief
https://youtu.be/kUCqRSFMEEQ?si=cXpCTxlADnJFq2FU (映像全体表示)1分50秒からボウエンテクニックの前腕手技解説です
 

受け手(患者役)と術者は立つか座った状態で対面するか受け手は寝ている姿勢で受けます。
受け手が手のひらを術者に向けるようにして前腕を差し出します。
術者は、やさしい心持ちとやさしい圧で、
肘の内側の付け根から手首を超えて手のひらの中ほどまで、
心包経の経絡線を中心にして尺骨と橈骨を広げるようにします。

映像を視聴できる方はわかるでしょう。
やり方はなんら難しくありませんよね。

実際に手ほどきを受けてやり方のコツがわかってからやってみると、
心包経の気の停滞が改善できて、上記に上げた
【精神的不安、憂鬱、恐怖、悲しみ、落ち着きのなさ】
といったネガティブな思いのトーンが効果的に低減してくれます。

多くの方がスマートフォンやタブレットを持ちつづけたり、
在宅勤務による事務作業や腕を主に酷使するお仕事の方は、
気づかないうちに前腕内側をこらせてしまいます。
その部分が凝った結果から【精神的不安、憂鬱、恐怖、悲しみ、落ち着きのなさ】などのネガティブ感情が自動的に誘発されておられる方も多くおられます。
ちなみに前腕内側で心的ストレスの軽減によいと知られる代表的な心包経の経穴に、内関があります。

posted by スズキ at 03:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする