経穴を覚えるとき、日本漢字表記で覚えましたか?WHO表記でしたか?!
経絡や経穴の勉強になるAndroid版・Ios版アプリの〈鍼灸マスター〉。
以下、GooglePlay内の鍼灸マスターの該当ページ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.vesal.jlsx.international
指定した経穴の解説文が日本語表記で読めるようになりました。
助かります!!
日本語表記された〈鍼灸マスター〉を
12インチ以上のディスプレイサイズのタブレットで見やすく利用したいので、
速攻でそうしたタブレットも購入したほどです。^^
ちょっと前までは中国語表記や英語表記のみのアプリで、日本語表記未対応でした。
であれば中国語表記のほうが漢字の感じでなんとなくイメージが伝わってきますが。
和訳する作業が大変な負担になっていたのは確かですし、
和訳する過程で誤読する可能性もありましたから。
そうしたトラップにかからなくてよくなったのは、
飛躍的な使いやすさの向上です。
ただ、すでにアプリ制作会社へ連絡済みの気になったところがありました。
経穴名と経絡線などが男性3Dモデルに表示されます。
それが日本語表記モードの場合、
日本漢字表記ではなくWHO表記で表示されていた点です。
私が経穴を暗記するとき。
日本語漢字で覚えました。
ひたすら写経するようなつもりで、
手が痛くなっても漢字の経穴名を書き続ける。
そうして覚えたから、
たとえば、胆経のはじまりは〈瞳子髎(どうしりょう)〉です。
それはWHO表記では〈GB1〉と表記します。
つまり瞳子髎もGB1も同じ経穴のことです。
私が経穴を暗記するときWHO表記を同様に覚えるようにしなかったのも手抜かりでしたが。。
瞳子髎と経穴を漢字名で聞けば、さっとその場に手を当てられますが、
GB1といわれたらとっさに手で経穴の位置を反射的に指し示せません。
ポカーンとして、動けないでいます。
瞳子髎といわれても、聞き慣れないでしょう。
では大腸経の経穴の一つである〈合谷〉。
意外に肩こり等の効果的な経穴として知られているようで、
手の親指と人差指の間に位置する経穴だろうと知っている人も多いようです。
では〈LI4〉といわれたら、それを合谷と、とっさに思い浮かべた日本人は。
はたしてどれくらいおられることだろう、多いのだろうか?
少ないかもしれないよなぁ。
そのように考えてしまいます。
英語圏の経穴学習者にはWHO表記で記憶するのは、
難しい漢字名を多数覚えるより楽です。
それもあって西洋系の施術書で経穴の学習テキストを見れば、
WHO表記をして、そのとなりにローマ字表記で経穴名が表記されているものを見たことがあります。
もしかしたら中国人のアプリ開発者さん、
日本人の誰もが英語を流暢に話せると誤解しているのか?
少なからず私はそうした英語が得意なわけじゃないけど、
WHO表記よりも漢字表記の面白さにひかれます。
たとえば大腸経の臂臑(ひじゅ)〈Li14〉の後ろの漢字の臑。
これは二の腕の振り袖肉の部分が長襦袢的な襦の雰囲気を醸し出しており、
それが臂臑の〈臑〉に転したといわれいます。
意外に漢字表記の経穴名は、
穴位の特徴を示したり、
適応症を想起させてくれるなど、
WHO表記で覚えたら受けられない理解の深さや定着を促すものが多数存在しています。
そうした経穴の名前の成り立ちに関心を持てば、
漢字で経穴名を記憶できたことはよかったなと。
日本が漢字圏であった幸運によろこんでいます。
こうしたことで、
経穴の勉強をなさったことがある方は、
漢字での表記のほうが馴染みがあるのではないでしょうか。
少なからず、私と同様の反応を示す方もおられるのでは?
皆様は、いかが、お考えになられますでしょう。