肥田式強健術を学ぶと、
身体を健康に保つためには以下のような要素が必要だと説かれます。
⑴ 筋肉の発達
⑵ 内臓の壮健
⑶ 皮膚の強靭
⑸ 姿勢の調和
⑷ 体格の均整
⑹ 動作の敏活
⑺ 気力の充実──動の極……されど拘着せず
⑻ 精神の平静──静の極……されど偏執せず
健康を取り戻したり、
維持したり、
促進する方法の王道は、
こうした項目を咀嚼して体現することでしょう。
私自身、極力1っヶ月に一回の施術にお客様が施術を受けに通われることを、
つとめて頻繁とはならないようにする理由の一つは、
足繁く施術院に通い詰めてほしいというより、
施術を受ける受け身以上の自分が取り入れるべきものを見つけ出してほしいという願いがあります。
整体の施術によりおこなわれるケアは、
こうしたさまざま必要とされる項目のうちのわずかな部分。
そう考えております。
先日、近所に私は存じ上げない先生ですが、
興味深い先生がおられることを知りまして。
てくてくとその治療院の所在へと歩いてまいりました。
すると治療は現在は積極的になさっておられる様子はなく、
まさに身体の操作や身体のあり様を学ぶ貴重な座学の提供などに
勢力を費やしておられる様子がうかがい知ることができました。
まさに健康への王道へと人々を導こうという目論見。
それを文字通り実践なさっておられました。
治療よりも運動!身体運用。
それは治療の技術を持つものがなさる身体運用の極意やノウハウを受け取れるということですから。
かなり貴重な場だといえるでしょう。
おもしろい人がいると感心しました!