2024年01月30日

【業務連絡】【ボディワイズ】2024年2月11日から 施術ご予約受付再開いたします

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  ボディワイズの
  温和にボディワークメソッドのメールマガジン


            2024年1月30日発行

〇 2024年2月11日{日}から
  ボディワイズの施術ご予約受付再開いたします
◯ 詳細は改めて2月6日にブログおよびメルマガで
  お知らせいたします

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【コンテンツ】

(1) 2024年2月11日(日曜日)より徐々に施術受付いたします
  ◯ 詳細は2月6日前後にブログおよびメルマガでお伝えいたします

(2) ご新規のお客様へ。
    新規ご予約受付のご登録を
    『10月末で休止』いたします

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(1) 2024年2月11日(日曜日)〜徐々に施術受付をさせていただきます
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【2月11日(日曜日)】建国記念日から
徐々に施術受付をさせていただきます。

これからの施術ご予約やその他の詳細につきましては
【2月6日前後】にブログおよびメルマガでお伝えいたします。
 (※ 1月中に予約再開目処をお伝えしたく、
    お知らせが二度手間としてしまい申し訳ございません)


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(お願い)

予約受付休止中にて
お客様のお身体につき緊急の事情が起こりましたとき。

どうぞ気兼ねなくご連絡をください。
できる範囲内となり恐縮いたしますが
必要な時間を作り対応させていただきます。

またお客様からのご質問等のメールはつねに受付ております。

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(2) ご新規のお客様へ

 新規のお客様のご予約受付を、
 ボディワイズ運営上の都合により、
 『2023年10月末で休止』いたしております。
 ご新規様、受付再開のおりは、
 ブログおよびメルマガでお伝えいたします。
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「・・・・・編集後記・・・・・」

みなさま、お元気でしょうか。

年始より、私ごとにてお休みをいただき、
大変なご不便をおかけいたしております。
改めてお詫び申し上げます。

去年年末に施術をお受けいただきました御客様は、
私が急性副鼻腔炎を患ってお見苦しい状態で施術をいたしており、
大変申し訳ございませんでした。
不快な思いやご心配をおかけいたしましたことと感じております。
去年末の施術疲れの蓄積も癒え、
おかげさまで、現在は支障ない状態に回復しました。


ここ半月の私の仕事の取り組み作業といたしまして。
ブログにも書かせていただきましたが、
自室にこもりっきりで経絡の流注ヴィジョンを得るための研究中。
頭に経穴や経絡を明記して記憶に残す作業が想像以上にしんどい。
ペンだこができて手が痛くなりながら繰り返し書いて覚えてます。
単に本に目を通すだけや口に出して繰り返して経穴名を唱えても、
まったく頭に残らないのです、、、。
唯一記憶に残す方法として、
ひたすら文字や図式などを書き連ねて覚えてます。

こちらの作業を
(2月10日まで)おこないたいと考えております。
{自室での長時間のデスクワークが祟り、
 体力低下を回復させるためのトレーニング日程も含めさせていただきました}




なぜ、すぐには利益に繋がらないことをしているのか?
最近、そのように同業者に問われることがありました。

「こうすればよくなる!!」とわかったことに対して、
他者に私がそんなアイデアがあると気づかれていないからと、
見なかったこととしてあきらめることはできません。。。

ですがそれで施術ご予約の再開日時の延期にさせていただくのは、
私のやっかいな性分だとしかいいようがございません。
ご迷惑をおかけいたしております。

将来的に展望を開く研究ならば、
それを真剣に取りに行く選択をなすべき。
そして課題のクリアがなされたとき、
お客様の益として現れることを信じ、
そのときにわかっていただけることを願い、がんばれています。

『経絡マップ』をお持ちになられている方には察せられると思いますが、
経絡の流注を記憶するだけでは使い勝手が悪いのです。
経絡を用いるためには重大なやりのこしがあります。
ただしそちらは施術受付を再開してからでもカバーできるところです。

ですが流注の研究は脳の酷使が半端ないためそうはいきません。
目や脳を酷使しすぎて、かつてないほどくたくたになってます。
中途半端な作業で得られはしないものと思い知らされています。



そうした過酷な経絡の勉強に御縁を頂いたのは去年のこと。
江の島で鍼灸で有名な杉山流開祖杉山和一検校を知り、
幾度か江島杉山神社にもお参りさせていただきました。
それから以前に以上に東洋医学の勉強に時間を割いてまいりました。
ですが自宅に安置する杉山和一検校像から、
「さらに徹底しておやりなさい」と、
やさしいお顔でいわれている気がしてなりません。

経絡の知識と知恵が身につけば、施術者として天国。
身につける過程は、、、。これもまた幸せへ飛翔できて天国ですね。


{おわり}


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ボディワイズ
鈴木政春

ブログ:ボディワーカーの夢とお仕事-つづく
http://bodywise-note.seesaa.net/

ホームページ
http://bodywork.s73.xrea.com/hhpp/top.htm
http://onwa.client.jp/pc/

メール:
sfcsfcsfc_2001@yahoo.co.jp


住所 :東京都品川区荏原5-16-18
TEL :03-5498-2220

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posted by スズキ at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 業務連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

身体の内側深く通る経絡という気の通り道を、私の脳内ヴィジョンに出現できるようにしたいというのが、現状の取り組んでいる課題です

一昨日前の胴体と四肢を日を分けての施術をして気づいた点があります。


私がここ半月、
主な課題として取り組んでいたことがあります。
体内を経絡が通る気の流れ道を流注と呼びます。
流中のヴィジョンを手にすることができたとき、
私の行ってきた施術の手を抜かない効率化ができると考えました。

流中のヴィジョンを的確に持つことで施術上の一手か数手を減らしても、
今までにも増して深層筋の活性に成果が現れるように移行できるはず。
計算上はそのようになるとそろばんを弾くことができるのです。
そのような着想を持って入試以上の必死さで勉強していますが、
まだ経絡等の学習熱が不十分で理解が浅いのだと言わざるを得ません。


ここ半月。
ノートにひとつずつの経穴を延々と書き写しつつ、
『経穴マップ』から経穴の主要な治療対象(主治)を確認し、
『50cmほどの経絡人形』と『経絡マスター(Androidアプリ)』を利用して
経穴人形で経穴の位置を指をおいて確かめ、
各経絡の流注を表示できるアプリで体内の経絡が通る流れのイメージを確認する。

これを朝から晩まで、延々と繰り返しております。
それで相応にやるだけやったと自信がつくだけの努力はしたものの、
実際に施術の場で意識を集中して体内の経絡線を見出そうとするも、
脳内から絵が浮かび上がることがありませんでした。
経絡人形を手にしてシミュレーションしたときには、
深く呼吸をして内的意識に集中した瞬間、
経絡人形の内部を通る経絡線が光のラインになって見えるようになってきたのです。
体内の光の線は部分的に深層筋の筋膜層を通り道という部分もあります。
深層筋をリリースするようなときには、この線の通り道がどことどうつながっているか。
それが私が脳内で思い描くラインを明瞭にしていくことができればどうなるでしょうか。
ひとつは、通り道となる経穴の主治を認識することができます。
そして施術アプローチを必要とする部位の探索上の漏れが減少することとなるでしょう。
同一経絡上の同時にアプローチをすることで、効率良いコリのリリースが起こりますし、
このときに経穴かまたは経絡線の上を二点同時に刺激をするときの圧方向と力の加減が正確になってきます。

こうしたことを鍼灸師や指圧師の方々は普通になさっておられることなのかもしれません。
ですが筋膜リリースを一辺倒でやってきた私には、
主要な経穴や経絡の部位はきっちり学んで意識していましたが、そこ止まりでした。
だから経穴も経絡も、それらを全部そっくりそのまま頭に叩き込まなきゃいけないと思ったのは、
今年に入った1月の半ば過ぎからです。

半月、朝から晩まで、徹底し経絡本と人形とアプリをつきっきりで学びました。

一昨日前、そしてその3日前の実際に人をに対しての施術をする機会を得たとき。
いままでの学習成果により脳内ヴィジョンには流注が描き現れるだろうと願ったのです。

ですが体内を通る経絡の流注を脳内でラインとして思い描き見ることに、失敗しました。
人が目の前にいると様々な情報を反射的に読み取るクセが私にできあがっていて、
体内に通る気の通り道をイメージしようとしても、
一向にそれは脳内ヴィジョンには現れてきません。
そのような集中力が削られる場面も、
もとはといえば、まだ経絡とその流注の理解が浅いためでもあります。
理解が浅いから、強く主張するものに持っていかれて影が薄くなってしまう。



ただ今回の経絡等の学習により、
以前より格段に経穴の正しい位置と主要以外としていた経穴の認識ができており、
お陰で筋膜リリースにもそちらの知識が役立つことを得ました。
ですがこれだけでは(経絡の流注を認識して深層筋を捉える)ことには至らずに、
以前から培ってきた私の臨床経験部分の利用で対処するしかありませんでした。
部分的に脚部の流注は描きやすいものがあり、
この部位の流注のみ脳内ヴィジョンに絵が描かれて現れてくれました。
それにより患側の左脚部のリリースは、以前にもまして適切なリリースで仕上げることができました。
私もまさかこれほどだったとは、、、と、
信じられないくらい難解な状態を上々にできたのは、いい手応えを感じられました。
私がもっとしっかり内側を流れる経絡の道を知っておくことは、
お客様にとって、大きなメリットとなると実感を得ることができました。

posted by スズキ at 18:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月29日

施術箇所を胴と四肢をわけて

私の施術は、日常的に全身をくまなくみて、対処しています。
それにより身体の全体を適宜に最適なまとまりの良い状態に仕上げることができます。
私の施術が大幅に深部へのリリースをかなえられるわけは、
こうした最終的な落とし所を全身を通して着地させることでかなえられます。

それは、こういうことです。

身体の全体がくまなく同等に凝りが生じて代謝を悪化させるわけではなく、




数日間の経過観察を行いつつ、
2回に分けて身体をパーツごとに明確に分けて施術をする試みをいたしました。
2日間にかけて、知人の施術をさせていただくこととなりました。

初回目。
背中と腹部のみ。四肢は一切対象外としました。
胴体は、出先で砭石温熱器等が手元になかったためツールはなしでの対応。

2回目。
初回から3日後、四肢のみ。背中と腹部といった胴の部位は触りません。
こちらは私の施術場でのセッションで、シバリンガムとネフライトを駆使しました。


私の施術では、通常、このように明確に箇所でわけることはありません。
ただ、たとえばロルフィング等の他の西洋由来のボディワークでは、
10回のセッションごとにグラウディングとか呼吸とか、
それぞれの回にテーマを設ける形でワークを進めていくやり方を採用することもあります。

よく知った顔の施術者さんが対象で試験的にというところで話を通じあわせて、
とりあえず2回に明瞭に分割した施術をさせていただきました。

受けた方の身体の状態によるため、
一概に他の方々との2回に分けての施術がそのままの参考になるとは考えませんが、
ひとまず記録としてのこしておきます。

初回目では、脊椎の前後湾曲がきつくなっておられる。
命門から上の椎骨の前後湾曲が特に強くなり、
それが元になった主に呼吸器系の要所である横隔膜の引きつった状態が気になりました。
胃の下垂が左側大腰筋のコリの強さから生じておられる。
食欲不振で一日一食という生活が続いていたそうです。
むくみやすい体質ではないはずだったが、
皮下に水毒といえそうな代謝が阻害されて滞留した液状組織がめにつく。
他にも目立つところでは20ほどのネックとなるような部位を読み取り、
それぞれに適応した手技で、首尾よく対処をさせていただきました。
所要時間、3時間を費やす。

2回目では、脚部及び腕のリリース。
通常は心臓から遠い部位からの対処が勧められるところだったが、
かなり身体的な疲れがたまり胴体部分の負担量を考えれば胴体部分を先行するのも妥当と考え、
脚部及び腕といった四肢の対応を2回目に持ってきました。
左脚部の状態が特に深刻な状態に陥っており、
この脚を通る胃経および腎経、胆経の経絡の気が正常と比べて半減以上の減少がみられている。
こちらが胃下垂や下腹部内の内臓を大きく下垂させて働きを悪くさせる原因となっているのか。
左脚部に1時間30分かかる。
左腕の腋下にある陰にある心包経や心経、肺経、そして陽にある三焦経。
それぞれに非常に極端といえるような気血の滞りが確認される。
シバリンガムで遠絡療法を真似た郄穴をとるなどの補瀉を試みるも、
シバリンガムの形状から物理的に無理がある。
無理を推して私の体技でカバーもできるが、
それをしたら、施術者の身体への蓄積疲労が過剰になリ過ぎる。
トライした体験からそう考えが導き出されて、
経絡上での対処を控えて左手に多く詰め込まれた腱や靭帯の変質した部位を、
筋膜リリースの正攻法?でリリース。
すると間違い無しに痛みが強いためクレームが雨あられとなって降ってくる。
そういう痛みがないように対処してとければと遠絡療法の基礎練をしておいたが、
なかなかどうして。
思うようにはいかないこともでてきます。
左手を解くのにかかった時間は1時間です。
右脚・右手はそれぞれ左側方ほどの深刻な状態ではない。
(患者様自身は左側の凝りが進んで麻痺して痛みなどが不鮮明になった部位よりも、
 痛覚神経が働きがある右側のほうが痛みが最初からダイレクトに感じたはずです)
それぞれ30分ほどでリリースが完了しました。

ちなみにシバリンガムの手でのリリース成果は、
肘周辺と腋下にあります。
脚部のリリースは鼠径部と大転子の位置ズレと膝上下の部位に、
今回はすぐれた対応を示してくれました。


2回に分けて全身のリリースをするという試みは、無事終了。




初回目の施術終わりは、患者様からはとにかく身体がだる〜い、と連発する。
脊椎両サイドにある兪穴といわれる、
気が足らなくなっている臓器や器官に気を取り入れる部位の刺激を丁寧におこない正しているため、
気が落ち着くようになった半面。。。
腰や骨盤のねじれが強く、正しく座り続けて仕事を続けるにはきびしい頃合いの凝りが多数あり、
そうしたこりが気血津液の血や津液(津液とは血液以外の体液のこと、リンパ液などなど)が
体内で酸化したものがだいぶんたまっていたものが循環し始めたとき。
おもだるいんですよね。


2回目の施術終わりでは、患者様からはとにかく眠い、眠い、なんだか眠い、と連発する。
前回の胴体部分の状態を下地にして、四肢の左側の極端な偏り異常を修正したとき。
身体が左側に引っ張って持っていかれたまま全身がぶれた動きしかできなかったときは、
効率の良い中心軸を持って動ける力を失っています。
このままでは身をどこに置けばいいかが身体の運動神経系も定まることができずに、
つねにぐらつきぶれがでている状態です。
交感神経系は常に過剰に働き続けています。
身体がやすめない。実際にベッドで横になって長時間過ごしても、さっぱり休めた気がしない。
そこを初回の施術でコアの偏りを脊椎の軸を調整を厳密に行って安定させた状態をつくりだし、
それを数日間かけていつもの前後の脊椎の湾曲が消えた状態で過ごし安定しだしてから、
2回目の手足の左側方という一方的なきつい偏重ぶれの原因の根を是正していったとき。
患者様の、施術前の不安定さが見受けられた立ち方と施術後の普通に安定感ある立ち方との差を見て取れました。
初回の横隔膜部位の過緊張から呼吸力を狭める腹部の腎経の任脈部のある腹直筋などが収まって呼吸が深まった状態を数日間続けてからだから、
この度の立位の自然な安定が、より際立ったのかもしれません。


2回に施術を分けたため
私の身体の負荷は半減しました。
一時期に大幅に状態を変えるには、
想像以上に落とし所を見出してうまく着地させることは難しいものです。
そこをとりあえず今回の試験的な施術では、
3日後前後と間を置かないで施術を受けていただける条件で、
前回の施術で身体の変化した状態が損なわれる量が少ない元で、
次回の施術をおこなうことでの対処がどうなるか。
具体的に見てみようということでのトライアルとなりました。

お客様のお身体の状態として、
結果的に私が想定した地点に着地していただくことができました。

ただ、私の施術を受けていただいているお客様の大多数が、
なかなかこのようなパターンでの施術日を設けてならば全身が対応させていただけます、
というのもどうなることだろうかという運用上の疑念がわいてまいります。
難しい場合が殆どかと察しております。

どのようにすべきか。


胃をきりきりさせながら、葛藤しているところです。。。
posted by スズキ at 14:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月27日

【半分業務連絡ですmm】 体内を通る経絡の気の通り道を、がんばって勉強しています

もうすぐ1月が終わります。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

長期休業となりましたことを、
改めてお詫び申し上げます。


去年年末、施術をお受けいただきましたお客様はお気づきになられたと思いますが、
私の体調が疲労蓄積が急性副鼻腔炎を引き起こすサイクルになっており、
施術途中で鼻をかむようなことがございました。
お客様には大変に不快な思いとご心配をおかけしました。
現在は、今週に入り丹部へのアプローチにより癒えてきております。
予想以上の長患いとなりました。

シバリンガムを匠に多用した施術をおこなうことで、
施術成果が高まることに比例して、
施術者への身体的な疲労が負債として蓄積している。
継続するには諸刃の剣のような施術技術と実感しています。

1月から、中医学の詳細な学習でカバーしようと考え学習し始めたのです。
一通りの学習教材に目を通したものの、
膨大な知識量や深い熟考が不可欠なため
記憶定着や理解が追いついておりません。
学習したものは施術現場で活きるものですが、
応用力がついていない点があり、
そのまま活かせるほどのものとはならないといった状態です。

現在はシバリンガムの施術に関わる身体内部への経絡線の気の通り道(流注)の学習に切り替え、
日々、その学習に時間を割いているところです。
書籍から正確な身体内部への気の通り道を割り出すことは不可能と感じ、
Android OS 経絡マスターといったアプリで学習しております。
ただこちらの学習ボリュームも、接する筋および流れる接触面は一切描かれておらず、
そちらを独自に医療解剖学の専門書を広げて調べ上げているところです。

この流注の詳細理解の作業。
施術をする者として、化けるかどうかの大博打のような可能性を秘めております。
つきましては、それは転じてお客様への施術の成果となる大事な研究です。

たとえは変ですが、
1月半ばに、私の家の二槽式洗濯機の脱水槽が突如壊れ回転しなくなりました。
そとからどんどんと叩いてもだめ、タイマーのダイヤルをガチャガチャしてもだめ。
ただシンプルな洗濯機だったので、自分で内部をみて故障箇所を確認しようと分解。
すると脱水槽の蓋を閉じると回転する仕組みのワイヤーがぷっつり切れていました。
洗濯機の表面を見ていてもどうすることもできませんでした。
それが分解して内部を点検したら、これしかないという箇所が発見できましたし、
それでいま、壊れた洗濯機は正常に脱水槽が機能し始めて働き続けてくれています。

そうした過程で、人体もこれと同じだ。
内部の仕組みとなるワイヤーが断線すると同様な気血津液の通路がせき止められて、
そうした代謝が不良となった箇所がさまざまな筋膜の癒着を作り出しているのです。
洗濯機のワイヤーと変わって、
人体は気血津液でいえば気は経絡、血は血管、津液はリンパ管となる。
そのなかでも経絡のネットワーク部分にシバリンガムの施術には入り込む作用がある。
そう考えて経絡と筋肉の相互の関係をみた経筋分野の研究を始めております。


ただ、この研究も数ヶ月単位の時間を要するものですから、
そこまでは施術受け付けをお休みすることはできません。

まだシバリンガムの施術者への体の負担量が調整できないため、
徐々にという形で来月の初旬より施術受付コマ数を少ないところからの再開をと考えております。

その詳細が決まり次第、ブログ及びメルマガでご連絡させていただきます。

どうぞよろしくお願いします。


2024年1月27日
ボディワイズ
鈴木政春
posted by スズキ at 10:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 業務連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月23日

目の疲れを癒やすための経穴は、フェイシャル全体に広がってるイメージです

突然ですが!

『胃経』『小腸経』『膀胱経』『三焦経』『胆経』といった経絡が、
目の周りにあつまり眼の疲労や疾患に関係しているといわれます。
何らかの目に影響を与えそうな経穴をマークすれば下図のように、
目のご近所ばかりではなく、
頭部の上部前方や側頭、頬の周囲などに及んでおります。

2024_01_23_12.07.16~5.jpg


目がつかれて生気が失せると目が落ちくぼむようになりますが、
それは上掲した経絡のうちのどれか、またはいくつかが問題を持ち、
状態が悪くなっていることを示します。

たとえば、目を休めるためホットアイマスクをすると、
【攅竹、晴明、承泣、陽白、絲竹空、瞳子髎、四白など】を覆い温めて、
癒やすようカバーができるんですね。
これら経穴は目に直接的に関係が深い経穴です。
だから効率的に癒やしてくれるわけですが、
アイマスクがあたっていない部分はノーマーク。

ということは、、、。
ノーマークな経穴が病んでいたことが
現状の目の不調を作り出していたのでしたら疲れ目は疲れっぱなしです。
つまりホットアイマスクをしても、ほっとした感じは持続しないのです。


私も現在、皆様に御迷惑をおかけしていてのデスクワークの身。。。。



目を酷使してるのでどうやってケアしているかというと、
砭石温熱器にはハンディなフェイシャル対応の機種がありまして。

べんせき.png


そちらを使って目に関する頭部の経絡線づたいになぞるようにし、
セルフケアをおこなっております。
そのようにするとアイマスクでカバーできるエリアを超えたケアで、
相応の時間がかかりますが、疲れ目視点を超えて考察すれば、、、。
『胃経』『小腸経』『膀胱経』『三焦経』『胆経』の
どれかの経絡、またはそれらの複数の経絡に対し
気の流れを停滞させ、全身を巡る気の循環への悪影響を及ぼします。
そうなると自律神経場も、あまりよろしくはない状態です。

顔の疲れは目に現れ、広く頭皮を含む表情筋がこわばるため、
いい顔して暮らせなくなってしまう。
それはざんねんじゃないでしょうか。

だったら1日20分ほど砭石温熱器を使ってみるのも
生きた時間の使い方でしょう。



私の知り合いの女性の施術家さん。
以前は小顔矯正をする有名店の店長を務めていましたが、
そこでの施術に飽き足らず単身抜けてフェイシャルを極めようと修行中。
全身のケアとフェイシャル重点のケア。
それらをまぜこぜにするより、
フェイシャルの施術をお願いしたいお客様にはわかりやすいし、
選任されて高い技術に引き上げるための期待もしていいでしょう。


受けてみるとフェイシャルの概念がくつがえされました。


斎藤一人さんがいうと角が立たないんですが、
『若いうちは化粧もなにもしなくたってきれいなの。
 それを過ぎたら相応のことをしないとだめなんだよ!』
といって聴衆を笑わせます。
posted by スズキ at 13:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月21日

【養老】とは【年金】のこと?

Googleレンズの中国語を和訳する翻訳精度があがっています。
Googleレンズで撮影したり保存した画像をもとにして、
【中国語を日本語に翻訳】機能で画像上のレイアウトに沿った和訳が現れます。
昨今では中医学上の経絡などの用語が辞書登録されたためか、
翻訳精度が飛躍的に向上しております。

砭石療法の中国語の本を複数所有しておりますが、
Googleレンズを通して理解できるようになりました。
うれしいです。

それがあって経絡勉強でよく利用しているAndroid OSの経絡アプリ。
鍼灸マスター
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.vesal.jlsx.international

使い勝手が良く経絡学説を勉強するには手放せないものとなっております。
このアプリ、中国語と英語のみ表記可能で日本語は『未対応』です。
そのためGoogleレンズの中国語を和訳する機能でアプリ内の解説を読んでおります。

ですがときどきGoogleレンズでおかしな和訳があらわれて「これって、なに?」
という場面もでてきます。

たとえば、
手の太陽小腸経「養老」という中国語表記された経穴名を日本語へ翻訳していただいたとき、
「年金」との誤訳がなされて、びっくり。

2024_01_21_19.30.23~2.jpg


本当の初学者であれば、まんまと騙されるものでしょうか? ^^;
他にもいくつか連想ゲームが必須な誤訳も現れてきます。
少しは中医学を知っておれば文脈上の構造的違和感からミスに気づくわけですが、
そうでもない初学者が読めば混乱状態に陥ります。
多分にミスかどうかわかりづらいミスがあれば私も、危ないかもしれません。。。

そんなこともあって、やはり正式な日本語対応化してほしくて、
その旨を中国のアプリ制作会社に日本語化要望メールを送りました。
私以外のこちらの日本人のアプリユーザーも、同様に思っているのでは。



最後に。
いま、地道に各経絡ごとの経穴をノートに写経をするように書き綴って頭にいれております。
手で書く。
原始的な覚え方ですが、これが私には一番しっくり来るようです。
それで右手と右肩がひさびさに腱鞘炎。😭
デスクワークでペンで文字を書き続けてのお仕事をしている方々の大変さを思い知っています。
posted by スズキ at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月18日

懐石料理のふところに石ならぬ、ふところにお湯入りペットボトル。エコにおなかをあたためよう


朝晩、冷えますね。

暖を取るためにエアコン。
でも頭部に暖気が増すことで頭がボーッとしてしまうことってありませんか?

ではこたつにはいって足を暖めると、
『頭寒足熱』でちょうどいいかというと。
私の場合ですが、そのぬくぬく感から
エアコン同様に頭がボーッとします。
それも幸せなのですが、、、。
ですが自宅でのデスクワーク作業を集中したいなら、
頭寒足熱といえどもこたつも考えものです。

では、どのような暖のとり方があるでしょうか?

あまり見栄えが良いものではありませんが、
昨今のデスクワーク中のマイブームをご紹介いたします。



貧しさから食事をあまり取れない僧が、
温めた石をふところに置いて腹を温めたという精神を真似て、
ダウンジャケットのポケットに熱めのペットボトルでぬくぬく暖房です。



着古した少しダボッとした大きさのユニクロの厚手のダウンジャケット。
手をいれるポケットはチャック式です。
熱めのお湯を入れた350mmlのペットボトルを、
ジッパーポケットのなかにいれチャックを閉じます。
そして前面のジッパーも閉じます。
ダウンジャケット内にできた空間にお湯の熱が行き届きます。
その熱によりおなかが効率よく温められます。


するとどうでしょう!!


『えっ、いま、朝五時で部屋の室温が7度なんだけど
 これ着てかるくひざ掛けをかけるくらいで寒くない!』

エアコンの送風の風が室内を乾燥させてのどが乾くこともないから
加湿器を使う手間も必要なくなりました。
足は軽くひざ掛け程度で寒いはずです。
ですが、それもさほど苦になりません。

2〜3時間に一度、ペットボトル中のぬるくなったお湯を加熱に手間は必要です。

ですが、この暖の取り方をしてみたら、
長時間のデスクワークの座業姿勢でかかる
背中のコリやお腹の突っ張りも消えてます。



このペットボトルでお腹を温てないときは、
寝入るときに中医学の音声教材などを聞き、
寸暇の時間も惜しんでいたものですが。。。
深い睡眠がとれなくなる悪あがきで体調を悪化させていた悪い習慣でしたが、
お腹をペットボトルをつかって温めるようになってからは寝付きが良くなり、
体調が良化して大幅に集中力が上がってきました。



ちょうどこれって、
懐石料理の語源となった『懐に温めた石を据え置く』イメージ。

ただ使い捨てカイロや電気毛布のようなものでもよいのではといわれると、
実際に私自身、そのようにも考えて試しに比較してみたんです。
結果、私の体調に限って言えば、
使い捨てカイロや電気毛布、そおしてソフトアンカ含め、
お湯入りペットボトルを腹に当てるようポケットにしまい込んだダウンジャケット。
こちらにまさるものはございませんでした。

そして以下は気の持ちようかとは思いますが。
神経波磁力線のMリングにより
強力に磁化させたた水をお湯として使い、
シュンガイトのフラーレンの水質を浄化させ
同時に水素分子へエネルギーを高めるタンブルを定量用いたとき。
虚証へ移行した腹部の深部を安定的に改善させうる状態にまで引き上げる。
そういった人体内部の奥に入り込んだ邪気を浄化させる作用も
工夫次第で付加させることができるでしょう。


ずっと中医学を学んでいたのも、
体質の根っこにまで気血の足らなくなった状態から、
どのようにそれを改善できるかを狙っていてのこと。
たとえば、さまざまながんがありますが、
一部の悪性腫瘍は腹部の特定箇所が特徴的な硬化炎症を持ち、
そちらが引き金になるとも考えられているという先生もいる。
お腹こそ、最たる深層筋群。
腹腔内にある臓器のコンディションが悪化することにより
さまざまな弊害があらわれるものです。
そうした深層筋をホットストーントリートメントを受けるのはオススメできます。
専門的な腹診をなさる先生が見立てていけば、
どういった病床があるかを理解したうえで改善に向けてアプローチを加えます。
すごい効果的な改善がなされると思います。

ですがなかなかそういった先生は稀有ですし、
自分でできることがあればやってみたいという人もいるんじゃないでしょうか?

お部屋でダウンジャケット。
それもどっと重いお湯入り。
・・・見栄えは悪いものの、
快適にエコな生活を送ることで
腸内の細菌にやさしい接し方ができています。
こちらが私が気に入っているポイントが高いところです。


そして最後に注意点です。

※ 温める部位として忌避する場所が一箇所、明確にございます。
  胃の上にある『脾臓』という臓器のみ、暖を好まない臓器です。
  温めると脾臓の機能が悪くなり飲食物の消化吸収を阻害するなどの不具合が起こります。
  脾臓位置を確かめ直接熱源を当てないようにしてください。
  通常のダウンジャケットのポケット位置なら脾臓の加熱は、あまり神経質にならなくてもOKです。



もしよかったら、試してみてください!!
posted by スズキ at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月16日

一人のお客様の身体の部分部分に虚実の分別があり、それにあったアプローチ。大事だよね〜

いま、イスクラ漢方のシャオガオさんのYouTubeチャンネルを通しで観て、
中医学を再学習中です。
初心者でもわかりやすく親しみやすいような解説で、
頭にすっとはいってきて記憶に残ります。
ありがたいですよね〜


で数ある中医学の用語ですが、よく四文字熟語ででてきます。
そんな用語のひとつに『同病異治』と『異病同治』があります。



■『同病異治』って?

おおざっぱな意味で言えば、
風邪を引いた二人の人がいたとします。
同じ風邪という病気ですが、それぞれの体質を考慮したら治療法が異なるときがあります。

または風邪を引いてすぐのときは病気の位置が表面にあれば、
代謝をあげて汗をかかせることで免疫力をあげて治せることがありますが、
風邪を引いてすぐに対処せずに病気の位置が身体の奥まで入り込めば、
汗をかいてもなおせませんから他の治療法により対処いたします。
風邪の初期は葛根湯で代謝を上げてウイルスや細菌が体内の奥まで入らる前に叩けます。
それで大事にならずに対処できます。
ですがそうしたタイミングを逸してしまいウイルス等が体内奥まで侵入すると
葛根湯では効かなくなり、別の処方になります。

それら同じ病気にも関わらず異なる治療対処をすることを『同病異治』といいます。


■『異病同治』って?

対して、異なる病気でも治療法が同じときがあります。
それを『異病同治』といいます。
表面上は異なる症状のときは、症状が違うんだから対処も違うはずだと考えますが、
それが『同じ証は同じ対処』をおこなうことがあるといった東洋医学的な見方をすれば、
2人の患者様がそれぞれ同じ証であるときに、同じ漢方の処方がなされることがあります。

たとえば異なる疾病でも、発病の病機が同じであれば同じ治療法を行うことを指す。
例えば気が体内で足らなくなることで血液の巡りが滞って身体の四肢が冷えたり、
女性が生理のときに血液の巡りが滞っているようなとき。
そのときは両症状とも体内の気が足らなくなったから起きたことですから、
そうした気虚という状態を改善するようハンドルをきれば症状がおさまるわけです。
このようなときが症状が違っていても、同じ漢方薬の処方を受けることになります。

中医学的な考えでは、
虚証という気血津液などが足りなくなるのもいけないことですし、
実証という気血津液が過剰となるのも体調を悪くする原因とする。
体全身をまんべんなく気血津液が行き届いて循環している状態が健康と観ています。


ほんとうに中医学って、奥深く興味がつきないですよね。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


『同病異治』と呼べるものではありませんが、
私どもが圧をかけるような施術をするときに
あるお客様の体質では、しっかりとした圧を深部までかけますが、
あるお客様の体質では、浅めの圧をさらっとかけるようにします。
それぞれの体質や体調等を観察してアプローチの方法も変えます。
誤解を受けていそうですが、
つねに強い圧をかけているのではありません。

そしてひとりのお客様の身体を詳細かつ細分化して観察すると、
身体の各部分ごとに虚実が分かれておられることもあります。
あるお客様はどちらかの先生から『虚証』といわれたといいます。
でも身体の過半数は虚証という気や血液が足らない状態としても、
部分的には上半身はちょうどいい気や血液が満たされていたり、
わずかな身体の一部の部分では過剰な気や血液があふれている。
多くの場合では虚と実の部分がまだら模様のようになっている。

そうしたときは身体のパーツごとに異なったアプローチをする必要があります。
だからひとりのお客様の施術を通しでおこなうときにも、
患部の部分が虚証と実証の違いから圧を変える必要が出てきます。

一辺倒な圧を押し着せるような施術をしていては改善が難しい。
体の部分ごとの虚実やその他の特徴を正確に把握して、
そのつど最適なアプローチを引き出して実行するのが施術の鍵です。

中医学も、筋膜リリースも、適切に部位や状況を見極めて分別し、
品質よく対応することが大事なんだなと思う次第です。
posted by スズキ at 16:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月13日

心身の動けなさに改善をもたらす!? (ポリヴェーガル理論)



お客様から以前に「ポリヴェーガル理論」についての本をいただきました。
Nさま、ありがとうございます!
お客様がしっかりと読破なさった証拠の付箋紙が30枚ほど貼られていて、
時間をかけて隅々までよく学ばれたのでしょう。

ポリヴェーガル理論は、ざっくりいうと、次のような感じです。
人間の自律神経系には「交感神経」と「副交感神経」のふたつにわかれております。
「交感神経」は、対峙する事態や的に対し戦うか逃げるか。瞳孔を開き心拍数をあげ骨格筋へと激しく血液を送ります。
栄養を大量に消費する事態ですね。
「副交感神経」は、リラックスした状態で消化器の活動がすこやかで消化吸収がなされ、栄養を身体に蓄えられます。
通常は交感神経と副交感神経がバランスを保ちながら活躍することで生命をつないでいるという認識でしょう。
ただポリヴェーガル理論では、交感神経と副交感神経に足すことの副交感神経系に属する迷走神経に着眼しました。
ここでいう迷走神経系では、動きを止めるモードをとります。
本の著者がある動物のドキュメンタリー番組で、まさにポリヴェーガル理論で言う動かなくなった状態を見たといいます。
それは子鹿がライオンに襲われて逃げるとき、交感神経系を優位にさせて全速力で激しく心臓に血を送り、
走って逃げるために必要な筋肉へ栄養を送ります。
ですが俊敏で力強いライオンを振り切ることができないで捕まり首根っこを押さえられてしまいます。
そのときぐったりした状態であるがピクピクと動きがあれば、そのままがぶりっと頸動脈にライオンの牙が突き刺さり絶命するでしょう。
ですが子鹿はライオンに捉えられたときに、死後硬直したときのようにカチカチに硬直。
生きた獲物しか食べることのないライオンは、「こんな異様なやつを食ったら身体がおかしくなる」と本能的に感じたためか、
子鹿をその場に捨ててさります。
ライオンが立ち去った頃に、命拾いした子鹿はむっくりと起き上がり母鹿のもとへ。
子鹿のように自らを動けないようにすることで自分の身を助けるというやり方で命をつなぐ方法があり、
それは副交感神経系から派生した迷走神経の仕組みによりなされるといいます。

子鹿が本能でライオンから逃げるときに使った身体をフリーズさせた。
それは戦うか逃げるかという交感神経モードでもなく、
リラックスした副交感神経モードでもない状態です。
そして人間もライオンに襲われたときの子鹿と同様、心身を動けないようにすることで身を守ります。
それは迷走神経に作用した状態で身体機能を逃げたり戦うでもなくリラックスでもない「無(動けない・動かない・不動)」の状態です。

ポリヴェーガル理論は、そうした不調状態が継続してしまう方々を改善させるためのメソッドも提供してくれています。

今の時代、または今年に入って。甚大な自然災害、飛行機事故、そしてテレビから流れる悪質な犯罪行為の報道。
そして景気動向の先行きの不鮮明さからくる不安。
交感神経を優位にして、逃げたり戦うということもできず、
さりとて副交感神経を優位にしてゆったりする気持ちにもなりづらく感じやすい。
そうしたときには、もうひとつのこころや身体を動かさない状態へと自然に移行しやすくもなるでしょう。
これは一部ではうつのようなこころの状態も当てはまることなのかもしれません。



同書を読んだ知人の考えでは、
こうした迷走神経のトラブルがおきたかのような状態に陥ってしまい抜け出せなくなると、
いざ、自分の身を動かそうとがんばってみたとしても、
身体がどうやっても動けないわけで。
そうなるとこころがあせって空回りするだろし、
そうした状態が長期に続くようなら、
こころも動きを止めて不動となるだろう。
身体の状態とこころの状態は絶妙にリンクしているため
こころが身体の動けなさに付き合うのだろう。
ただこうなってしまうと、なかなかそうした沼から抜け出しづらくなるだろう、とのこと。



もしもこういった不動のモードに自分が陥っているかもしれないと感じたならば、
これはもともとは子鹿のように生き抜くための機能の一つを自分も持っており、
そちらが行き過ぎた動作を示した結果なんだと受け止める視点で再検証してみると良いのかもしれません。
そうした場合には、「ポリヴェーガル理論」の本は、改善方法を紹介してくれています。
その方法には一般の方にもやりやすいものを紹介してくれております。
ちょっと心身の活性をはかりたいと願う方にとっても、
本書は読む価値があるんじゃないかと思った次第です。







ここからは蛇足ですが、
個人的な見方として、
書中では不動になる理由を迷走神経に紐づけておられました。
中医学を勉強しているものとしては、
迷走神経の紐づけは妥当と納得します。
ただ経絡関係でものを見て考えるなら、
腹部側の迷走神経は経絡の任脈、背部側は経絡の督脈に関与していると推測いたします。
任脈や督脈など、それら経脈の気が呼吸の状態が悪化するなどにより滞ることで、
それは自律神経系に関与する器官や組織の働きに停滞等した状態を作り出すことが知られています。
たとえるなら、家に流れる電気の元栓のようなブレーカーをおろして停電状態になり家電製品が働かない状態を起こします。
なのでポリヴェーガル理論での効果的な改善のノウハウ同様に、
任脈や督脈の経絡中の気の流れを正常化させることにより改善されることもあるように思います。

posted by スズキ at 11:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月12日

ピットイン感覚で点検と対処できるカラダステーションでいたい気持ちでおります


F1レース中、燃料補給に、故障の応急処置に【ピットイン】するでしょう。
丁寧に作られたレーシングカーは限界まで速度をあげて、
小さなマシーントラブルがレーサーの命に関わります。
ピットクルーには、頼りになる点検や修理をするエンジニアやコンマ単位の時間を節約する補給担当がいる。
だからレーサーは走りに集中することができます。


整体の場も、お客様にとって頼りになるピットになり、
そこにピットクルーがいて、ピットインを待ち構えている。

そんなサポートができればうれしく思います。


ただレーシングカーは点検するときに、フードカバーを止めるネジを外し、
内部の故障箇所が目の当たりにできます。
たとえばアクセルペダルの可動の停滞があれば、それに関わる交換部品があれば即座に取り替えます。
ですが人体では、様子が変わります。
人体はネジを外して皮膚を避けて上層にある筋肉を外して奥を見ることはできません。
部品交換のような即座に調整済みのパーツへと交換もできない。
人体の特性として、急性の課題は身体の表層部にでるからフードカバーを多く剥がす必要もなく対処は比較的に楽にできます。
対して慢性の筋骨格系のコリや筋肉や靭帯、骨膜、内臓との癒着があれば、気血の流れが滞りだし、
深層部分へと課題の部分が隠されます。
施術では中医学の四診やバイタルを観ることで、ある程度の奥が察しはつくんです。
ですがこのようなところこそ、本来はフードカバーを外して奥が見えて点検や対応ができればいいのです。
明確に原因が特定できなければ、推測でたとえば100ある可能性から高いものに目星をつけ手技をすることとなります。
でもそれが本当の原因であるかどうかは対処して様子を見ることが必要となります。
ほんとうはフードカバーをあけるように皮膚の下をあけて点検して故障箇所を発見し、
明確で唯一の対処法を即断して対応できるならば、どれほどすっきりするでしょう!
それができないのが人体です。

いま、そこについて、どうにかできないかと考えて、
いろいろと可能性を探求しています。



話は少しそれるのですが。。。
たとえば、すい臓がんになられた森永卓郎氏も、いきなりすい臓がんが発症進行したわけではなく、
ステージ4になる前に前兆があったはずです。
私は中医学腫瘍学のほうの知識のみですが、そちらのすい臓がんの章を読めば、
やはりそういった対処やそれを知るための知識や知恵が事前にあったことがわかります。
医療関係者というわけではない私ですから、診断のようなことはできません。
だから個人で勉強して理解を深めるという段階なんですが、
糖尿病になる血糖値が高い方にはすい臓がんのリスクが高いということはわかっています。
そのような方にとって、中医学腫瘍学を学ばれた先生方が日本にもおられるはずです。
ならば、そういったところでピットインして、故障状態の点検してより治すか、
そのままGoするのが妥当かを判断してくれるような診断をなさっていただけるところがあればと願うばかりです。
posted by スズキ at 10:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月07日

川越氷川神社のゼロ磁場探訪、思うに任せず。ですが、

昨日(2024/01/06)、
川越氷川神社】へ初の参拝。
太田道灌の縁もある古社となります。
(何を隠そう私は太田道灌関係の本の多くに目を通し崇敬する者のひとりです^^)
太田道灌公の霊的な感性の強さは知られており、
戦をして負けたという記録がまったくなかった。
同時に人心術にも長けていたようです。
武人であり文にも優れた武将です。

あまり聞かない話ですが、川越氷川神社は、
ゼロ磁場上に設けられた神社と言われます。
ゼロ磁場というと長野県の分杭峠や天河辯財天、
伊勢神宮、高野山、鹿島神宮等の名を連ねます。

ゼロ磁場では心身の邪気をぬぐい病を遠ざけて、
優れてそのものの内なる力を開花させてくれます。
だから川越氷川神社の地に縁ある太田道灌公も、
そうしたゼロ磁場の地にいたから、
特別な機智を得られたのでしょうか?


そこで、私のたわごとですが、

「ゼロ磁場って本当なのかな?
そうなら、 癒やされたい!」

色々、今後を模索するにつけ、
オーバーワーク気味になって、
眼の前がぐるぐるしていまして。
たとえいっときでも、
そうした足場から身体を移したい思いに駆られました。

初詣の参拝も三が日を超えたころ。
川越氷川神社の参拝者数も下火と推察したが、だいぶ混雑。
皆様の信仰心の高さを思い知りました。。。

これでは境内を丁寧にダウジングして
「ここはゼロ磁場かな」といえる
ピンポイントスポット(龍穴)を探索するのには不向きです。

それで急遽現地でマップダウジングを行い、
社殿裏手に2本あるけやきの御神木の一端が、
特別な地場と関係する状態にあると見定めて、
本日の調査終了!
癒やされた感じはなく、
雑踏になった境内で一緒に来たものと離れないよう
必死に声がけするなど右往左往してた感じです。
また後日に再参拝させていただきたいと思いました。




いちおうは、これでも目的が終了。
ただ帰るには時間も早かったため、
氷川神社から歩いて30秒ほどの
ヤオコー川越美術館(三栖右嗣記念館)https://www.yaoko-net.com/museum/)】に足を伸ばしました。

(ヤオコー)とはスーパーマーケット。
そこはなんとなく美術館の名前を観て察したものの、
展示作品等は一切事前に調べず、入館いたしました。
入館料は、拝観のみ大人300円、500円で拝観およびドリンク付き。
氷川神社内での雑踏を忘れゆっくりしたくて、
500円のドリンク付きで拝観させていただきました。
館内作品の撮影はOK。
フラッシュや三脚等持ち込みは不可です。


足を踏み入れてわかったのですが、
この美術館は画家三栖右嗣氏の作品が展示された美術館。
不勉強な私は、美術館に足を運ぶ前は三栖右嗣氏を存じ上げませんでした。
高度な技法を駆使して描かれた作品に、しばし圧倒されました。
画家は作品背景について詳細に語ることはあまりなかったといいます。
なぜかというと、絵を観ていただけば、それで十分伝えられるという信念があるからと語ります。
まさに作品を見ていて、画家がおっしゃられたとおり。
作品を鑑賞するほどに、観るものの感性が動き出します。

IMG_20240106_145815.jpg

作品には、
【生と死】をテーマにしたものがあり、
画家自身の年老いた母を描いた「老い」という作品に深く胸を打たれました。

IMG_20240106_145607.jpg



思いがけず入館させていただいた美術館でしたが、
今年始めての美術館めぐりとして深く心にしみた次第です。
また機会あらばこちらのヤオコー美術館にも再訪したいと思います。



最後に余談ですが、
画家三栖右嗣氏が紹介されているビデオ(20分ドキュメンタリー)を、
美術館の方にお願いすると見せていただけます。
するとどこかでお会いしたことがありそうな似た方の記憶が蘇りました。
「あっ!合気柔術の岡本眞師範にそっくり。。。」
岡本眞師範といえば、合気柔術の理論的な背景が確固たる先生で技に優れておられます。
画家三栖右嗣氏も、東京藝術大学を卒業され絵画の技術の巧みさはすばらしい。
そしてそういった両者のお顔立ちがどことなく似ておられ、親しみを覚えました。
posted by スズキ at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Googleレンズの英文から和文への翻訳機能、すごすぎですね〜。

今年に入って、
ボウエンテクニックの英文書籍【A Textbook Of Bowen Technique】を、
4年前に全英文をOCRしGoogle翻訳で和訳。
それをPDF化していたテキストがある。
そちらの読み込みをしていました。
250ページでカラー印刷された本で、
ボウエンテクニックの多数出版されている書籍の中で
この本のすばらしい内容は群を抜いています。


ただ4年前のGoogle翻訳は誤訳も多く、
医療用語に苦手がありました。
いま、その和訳PDFを読み込むも、
読みづらくて理解が進まないでいました。


そんなとき知人から、
「Googleレンズで英文を和文に翻訳してみたらどうですか?」
とのアドバイスをいただきました。

試しに、数ページをGoogleレンズで撮影翻訳をかけてみた。
医療用語を含んだ翻訳精度が格段に向上していたんですね!

たとえば、、、
4年前のGoogle翻訳では英単語の経絡・経穴関係の和訳はほぼスルー。
そんな致命的な大きな穴が空いていたものが、
がっちりいまは適切な翻訳ができていました。
他のパートでも読みやすい翻訳文の仕上がり、
すばらしさに目が点になりました。


4年前の苦労して読みづらい和訳PDF本を作成に、
20日間昼夜を通して作業したものが不要になりました。。。
せっかく作ったのにという思いが襲ってきました。

ですが今の時代は、
【Readable】のような有料翻訳サービスを使えば、
英書もデジタル化したら和書も同然。
英文の読解という学習障壁が消えたようです。
そうした波に乗り遅れてはならない反面、
そうしたデジタル技術では置き換えられない仕事をすること。
そうすることが、
これからの時代は必須だよと、知人が力説していました。




ボウエンテクニックの優秀な本をボウエンテクニックのセッションを受けてない人が読んでも、
クライアントへのアプローチ技術等の実技が文章で書いてはあるが感じがつかめずに
思った効果を引き出して駆使するようなことはできないだろう。
同様に映像でボウエンテクニックのセッションを視聴しても、
視聴した人の身体が治るわけでもありません。

ボウエンテクニックを生み出したトム・ボウエン。
彼の手が生み出したタッチが7人に受け継がれ、
彼らから学んだプラクティショナーが、また後世のプラクティショナーへと伝える。
それは手によるタッチという文章化が不立文字といえる繊細さを含んでおりました。
ただ繊細なアプローチも物理的な操作をする行為ですから、
表面上の手の動きは目に映り、見様見真似は可能でしょう。

ですがクライアントの複雑な条件を含む状態を読んで理解したすえになされたタッチは、
それをする意味や意義は理路整然と説明できます。
クライアントごとにケースバイケースで見極めが必要で、
安全に効果的な成果を生み出すには毎度同じ事とはなりません。
そうしたところにプロとしての魂が宿るわけで、
さささっとくりだす真似できそうなタッチに見えても、
施術結果の違いになってあらわれます。



そうしたところを本にわかりやすく解説しようとしても、
直接そうしている姿を見せてもらい、
そうした成果に感動したり感服する経験を経てからでないと、
その手技の優れた遺伝子に触れて受け継ぐことができません。

私自身、ボウエンテクニックについて、手技のやり方は洋書を取り寄せて学ぶも、
実際にセミナーで学ぶまでは、これほどわけのわからない手技はないと思ったし、
本当にこれって効果ってあるのかと半信半疑どころか疑心暗鬼でした。
ですから本を読んでみただけでは、いまひとつわからなかったものの、
セッションを受けて、自分も受講後に施術をさせてもらう経験を積み、
ようやく【A Textbook Of Bowen Technique】
本の中で解説されている文章の意味が見えてきました。
本を読んでいただけのときは、あまりに表面的な部分での理解しかできず、
いくら本を読んで手さばきを真似ても不適切なトラップにはまるのではと不安ばかりよぎりまして。
本からだけで学ぶには限界がある.。
そんなことを思い知らされた手技療法がボウエンテクニックでした。


posted by スズキ at 19:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月01日

あけましておめでとうございます!元旦

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
あけまして
おめでとうございます




本年年始から、
今後の新たな自己の施術上課題に取組み、
不定休をいただきますこと、
申し訳ございません。
しっかりと今後への展開を感じられる研究に勤しみ、
施術再開をさせていただければと願って頑張っております。


本年もどうかよろしくお引き立ての程を
お願い申し上げます。


2024年1月1日

ボディワイズ
鈴木政春
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜




今年の元旦。
知人宅でハンモックを使ったセルフケア法を模索。
ハンモックの優しさに包まれ、
いつも使えていない筋肉を、
ハンモックに寝ながら、
身体をゆらして、頭や胴をころがして、手足をのばして。
それで肩甲骨や骨盤の関連動作を順調にさせいくもの。

そうして背中の伸筋群が自在に動かせるようになったら、
ねむーくなって身体が整うんですね。


こうしたやり方はちまたではあまりみうけられません。
私がいままで接してきた
ムーブメント系のボディワークセッションより
動きのエッセンスや、
それにより得られる効果効能を当てはめたものです。

自然にコアがしっかりしたままの動きがつづけられ
股関節や肩関節の入りがよくすることができるのです。


私のひとつの願いとして、
絶妙に効いてくるセルフケアワークを、
世の多くの方々にお伝えする機会を得たい。
そんな思いがこれでも作り出せそうな予感。

作り出したノウハウが多くの方々へ。
御客様へ。
ついでに私の親類縁者や友達にも。
胸を張って届けて、
よろこばれるよう工夫しています。 ^^)

自分が得てきた知識や経験を活用できるよう
アウトプットをしていこうと考えてます。

どうぞよろしくお願い致します。




また去年年末に編み出したシヴァリンガムを活かしたセッション。

こちらは私のかつてより考えてきた独自の施術手技の集大成です。

そこを中医学を元にした施術で本格的に役立てるような手技にまで

昇華していく予定です。

いい感じの緊張感を持った一年の始まりを過ごさせていただいております!





posted by スズキ at 13:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 業務連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする