言志四録より
一二七、病気について
聖人は強く健やかで病気にならない。
賢人は摂生をして病気にならないように努める。
普通の人は虚弱で病気になりやすい。
数日前の仕事が休みの日。
スギ花粉の飛散が多い日の起床時、無色透明の鼻がずるっと。
黄色い鼻水は熱性のものでウイルス性の風邪によるもの。
でも無色透明の鼻水はアレルギー性の花粉症などの影響。
今年も花粉症がでたか〜、、、。
数時間でポケットティッシュ分のティッシュを消費。
と、ちょっとがっくり。
ですが、言志四録に語られるよう、
「 賢人は摂生をして病気にならないように努める」しかありません。
花粉症だったら肺経をまず調整します。
ですがこの度のわたしの症状から、
肺経による花粉症の症状ではないことがわかりました。
経絡のどちらが問題ありかをチェックすると、
花粉症に関係なさそうな膀胱経、小腸経、三焦経などがでてきました。
背中側の肩口に、それらの経絡線が集まるエリアがあるため、
そちらを30cm×60cmのヒーティングパッドを利用して
べんせきのカッサを8個ほど温めてからその上に仰向けで寝る。
その状態で4〜5時間、ゆっくりとした時間を過ごし、
気がつけば寝ていて汗びっしょり。
その結果、花粉症の症状は体感で十分の一ほどに軽減しました。
日常生活上、さほど問題ない状態へ収まっております。
例年、もし花粉症が出た場合は、
肺経によるブレーカーが落ちてアレルギー症状を出す箇所をつなぐことで花粉症を消してきました。
それで解決できていたんですが、
今回は肺経をつながなくても花粉症の症状が落ち着いたという理由は?
そこが興味深いところでした。
肺経と小腸経・三焦経は、それぞれ手を通る経絡線で、
それぞれが引きつれの関連性も影響出てくるものでしょう。
感覚的には三焦経の改善が花粉症の症状軽減になるようで、
その後に改めて三焦経を全体気を通すようにすることで更に花粉症の症状が軽減。
私が観ている経絡の専門のテキストからは三焦経を花粉症のアレルギー対策に使うイメージがなくて、
テキスト通りにアプローチを加えただけでは思うように良好な成果が得られないことがある好例です。
余談ですが、膀胱経はワークベッド越しに施術を長時間することで、
私の上半身が前傾を保持し続ける必要で経を痛めているのがわかり、
疲れがここに蓄積している量が半端ではありませんから。
そしてこちらは兪穴という各経絡の調整に必要なエネルギーを注ぐ注ぎ口があるため、
膀胱経の兪穴に的確に注熱することで自律神経系のトラブルを解消する助けをしてくれます。
自己を摂生し、自己防衛の方法を自分なりに学ぶ課題として
経絡の自己調整をすることで学べることは少なくありません。