2022年05月30日
二足で立つ私たちの骨盤と内臓との影響。骨盤のずれが内臓の負担過多の影響を強いるときがあります。そのときは骨盤調整がなされなければ火元から火が消えずに、火事がつづくのです
犬のような四つ足で立つ動物は、脊椎から内臓を吊るす形になる。
骨盤には内臓を支える仕組みではありません。
多少の骨盤のずれがある場合でも臓器に対しての直接的な影響が少ないようです。
対して、人間は、骨盤の上に内臓が乗り、腸骨と骨盤底筋により下支えされます。
立位のしかたにより骨盤が正常位置にあれば、腹部コアに小腸が納められ安定します。
上面の横隔膜、下面の骨盤底筋と腸骨、前面の腹直筋など、後面の腰椎を含む背側の組織、左右は腹横筋や腹斜筋、
といった上下前後左右が均一に内圧が生じています。
そうなることで、骨に直接的な付着点という固定がない内臓が自分の位置を定めることができるのです。
ですが骨盤がずれが生じている場合には、臓器がいるべき理想的な位置からこぼれ落ちるような不具合がでてきます。
骨盤が前傾すれば腹直筋等の腹部前面へ臓器が突出し、背部からは腰椎が臓器を前へと押しやります。
骨盤が左右傾斜や左右同時の腸骨の開きすぎ状態などが生じれば傾斜が落ち込んだ方へと臓器の下垂が起こります。
つまり人間という2足で立位をかなえる動物は、
骨盤の状態如何により問題が生じれば臓器が理想的な位置に設置できない構造になっております。
たとえば骨盤の前傾が強く傾きがあるなら、
骨盤底筋に乗り切れなくなった臓器の一部は前側の腹壁に突出して骨盤の力で支えを受け取れなくなります。
すると影響として腹部の前後の圧が過剰となり、その過剰さが高まれば臓器の下垂が高まるような骨盤の左右屈がでてしまい、
結果として内臓下垂の影響から臓器の下部に位置する直腸や膀胱、
女性の場合には内性器などに強い圧迫などで問題がでてきます。
またはみぞおち部分は、臓器が下垂したため空虚な状態になって
腹満(ふくまん)とよばれる膨らみ張った状態や、
みぞおちを押すとごぼごぼと水が移動する水分代謝の異常がみられたり(胃内停水)。
臍下悸(さいかき)、臍上悸(さいじょうき)、心下悸(しんかき)などといわれる
腹部の特定場所を触ると大動脈に触って脈圧が外部に漏れることがあります。
それぞれ臍の部位やへそのちょっと上、またはみぞおち部分に強い脈動を感じます。
また左右屈でたとえば右側の腸骨のみが大きく前傾すると
左側大腰筋が緊張著しくなって苦痛を伴う張りが現れてきます。
その他、骨盤がずれたことにより様々な影響が内臓に対し
構造的な負担が強いられることで発生することとなります。
・・・というように、
骨盤の前傾や左右屈などにより生じる内臓の症状のあらわれ方を便りにして、
その方の骨盤の傾斜度合いを推察することができます。
前出した犬などの四つ足動物では、
このような明らかな骨盤のずれと内臓の異常の相関が明瞭には視ることができないでしょう。
それゆえに、二足立位および二足歩行をするようになった私たちにとって、
骨盤が内臓のコンディションを大きく影響させる要素であると考えられており、
注視して分析をすべきところだといえるでしょう。
人体は骨盤の状態が、ダイレクトに内臓の健康に響くデザインになっているのです。
そういう眼で内臓の問題個所を観れば、骨盤のずれをどう調整すればいいのかもわかってきます。
もちろん内臓自体の器質的な問題があるというときは、骨盤のずれ云々ではありません。
ですがすでに医療機関にお腹の不調を訴えて検査をしたが異常がないというようなとき。
骨盤のずれを調整して内臓の理想的な積み上げをなされるようにしていただく施術を試していただければ、
状態が改善なされることがあります。
骨盤のずれから生じた腹腔内の理想からの乖離状態によって内臓への物理的な負担がでたときは、
骨盤の内臓を支える作用が構造上の弱化により問題を引き起こしていることとなります。
そういった場合、なかなか漢方等の方剤をもちいても改善しづらい傾向にあります。
そういったときには東洋医学でも鍼灸や按摩のような物理的な人体の構造を変化改善させる
アプローチを積極的に対象として施していくように分けて考えておられます。
そうすることが改善がなされやすいケースもあるということを記憶にとどめていただけましたら幸いです。
2022年05月27日
ボディワイズ 6月分予約表更新いたしました
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ボディワイズの
温和にボディワークメソッドのメールマガジン
2022年5月23日発行
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(正規ご予約につきましてのお願い)
※ お手数をおかけいたしますが、
施術のご予約につきましての詳細は、
以下のブログページをご覧ください。
2022年04月13日
【業務連絡】『4月15日』以降、正規ご予約受付へ移行いたします Ver2
http://bodywise-note.seesaa.net/article/486433646.html
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【 2022年5月27日(金曜) 20時〜 】より、
【2022年6月の ボディワイズ 予約表】を公開いたしました。
施術予約の空き状況をご覧いただき
予約を受け付けさせていただきます。
【ボディワイズ 予約表】
・ ショートカットURL https://bit.ly/3O7jW1d
定期的にご予約をいただき、
自身の身体メンテナンスにご利用いただいていますお客様。
ありがとうございます!
感謝いたしております!!
また予約状況はコロナ禍前のような
予約表更新と同時に混みあうことはありません。
お客様ご自身の体調上で施術が必要だなと感じられたときに
予約表をご覧いただけましたら幸いです。
今後ともよろ
しくお願いいたします。
2022年5月27日
ボディワイズ
鈴木政春
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ボディワイズ
鈴木政春
ブログ:ボディワーカーの夢とお仕事-つづく
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メール:
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住所 :東京都品川区荏原5-16-18
TEL :03-5498-2220
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out of control な 手がつけられない筋の裏側に隠れた存在にスポットライトをあてていこう
合気柔術の道場にて稽古をなさっておられる方と、
メールのやり取りをさせていただいているなかで。
通常、先手必勝という言葉があるように、
先に手を出したほうが相手へ得意技を繰り出せるから勝てるのだという考えがあります。
ですが合気道や合気柔術では、
「後の先」という攻防の流れがあります。
「後の先」とは、相手が先に攻撃に出た切っ先を受け、後から攻めたはずのこちらが優位に立つことをいいます。
>「自分と相手のどちらがコントロールできる状態にあるか」のような感覚があって、
> 自分が勝っている状態(コントロールできる状態)でないと技が成立しません>
この場合、コントロールは2つの要素が入ります。
対相手というコントロールと、
対自分というコントロールです。
そして特に{自分が自身をコントロールできている状態}が「後の先」を成り立たせるのだといいます。
そうした状態が相手以上に深みが増した安定を誇ることがあってこそ、それが技と転じるとのことです。
合気柔術について関心のない方には、
かえって難しそうなたとえになり申し訳ありません。
ここでわかっていただければと願った点は、
「対自分をコントロールできている状態」ほど大事なものはないんだということです。
たとえば、
相手がどんなに筋力に優れたパンチ力があっても、
そのものが自身のコントロールを見失う隙があれば、
対自分のコントロールを徹底しているものにはその隙が穴として容赦なく見透かされてしまう。
つまり対相手をコントロールする前に、対自分のコントロールができたものであることが勝負。
この自分の心身をコントロール、制御するという要素は多岐にわたっているのですが、
先日、筋紡錘とゴルジ腱器官についてお話をさせていただきましたので、
そこを中心としてみていければと考えております。
人は寝ているときに、足の筋肉の筋緊張をさせても無駄な労力を割くだけで利益などないため、
脳神経から、足の筋肉は緩めよ!という明確な命令が送り出されています。
それに呼応して足の筋肉がゆるゆるっと緩まればコントロールできている。
それでOKです。
ですが「筋肉の凝りがあって・・・」という状態が継続することがあります。
脳神経が矢継ぎ早に送り続ける足の筋は緩んでよしというメッセージが、足本体にまで届いていないんです。
または届いていたとして足の筋膜組織の状態が悪化して呼応することができない状態にいるわけです。
この後者の脚へいくら脳からの弛緩せよという命令が来たとしても、
筋膜等の膜組織などが癒着が進んだ状態では、
癒着した筋膜や腱、靭帯、骨膜、内臓の外壁などを、
筋膜リリース等の積極的なアプローチで改善させなければ話は進まないのです。
そうした状態につきましては別の回でお話をさせていただきますとして。
シンプルに
筋膜の癒着等は浅い程度だが脳神経が矢継ぎ早に送り続ける足の筋は緩んでよしというメッセージが、足本体に届かずは弛緩できていないとき。
別の言い方をすれば、
「自分の筋肉の長さ(トヌースといいます)がどれくらいだという情報がはかるセンサーが効かず、
脳から緩めと命令が来ても「緩んでるかどうかわからないから反応しない」という選択をとります。
結果、筋緊張しっぱなし」
そのものの筋膜組織は線維化が進んだ変異は癒えている状態だから、
前出の癒着状態が多く体内に散見されているような状態ではないが、
日頃の精神的なストレスや肉体の酷使によるストレスの蓄積が押すとき。
前回申した、筋紡錘とゴルジ腱器官という筋肉の長さを測定し緊張の度合いを検知するセンサーに誤作動がしょうじ、
その筋肉の長さを把握して脳に伝え、脳から筋弛緩させて筋の長さを伸長させるような命令に対処できなくなります。
英語で言えば、
out of control. 手がつけられない, 手のつけられない, 制御不能, 収拾がつかない,
という状態ですね。
このようなとき、対処法はいくつかあります。
たとえば自律訓練法では、身体の各部位に意識のスポットライトを向けて、その部位へ多くの気血を通します。
それにより血が虚した状態に陥ったため筋紡錘とゴルジ腱器官が作動が低下した状態から抜け出すことができるときがあります。
フェルデンクライスメソッド等では、このボディスキャンという呼び名で、体の各部に照明を当てて状態や状況を観察していくやり方はよく摂られており、
まさに、すでに筋膜の膜状が筋膜リリース等でしっかり奥の層まで整えられた者には、
ボディスキャンを徹底して全身に意識の目を向けることが大きな体調改善へのステップへつながることがあります。
人間の特性として、たとえば、ひとつ、ふたつ、身体の痛みや張りがしんどいところがでてくると、
その部位ばかりにスポットライトを当てて、痛みをかえって必要以上に増長させてしまうことがあります。
そのまま本能のまま焦った気持ちでおれば、さらにその不調の場に気が向いて、痛みが増す悪循環に陥るのです。
姿勢や運動上で起きた痛みの炎症か所。
強い炎症が出ている箇所だがそこばかり使っている気はしないというとき。
その痛みが出ている患部は、本来、すべきではない苦手な仕事を無理強いされて壊れた傷ついたということです。
そういった筋の裏手にある拮抗筋が、本来はその動作をパワフルに対処できて得意としていたが、そちらを使っていない。
そうした筋肉の仕事のさせ方の誤用という状態に陥っている。
これが多く、私たちを苦しめている要因です。
筋操作のミスが入り込んだ運動神経系のプログラムを持ってしまったため、
自らの筋を痛める使い方を繰り返すため手に負えない状態に陥ったというわけです。
たとえばボディスキャンをもちいて自ら体内の各所隅々における部位の筋紡錘とゴルジ腱器官のセンサーの能力を取り戻す。
そのように、ひとり静かに自身の身体に語り掛ける時間をたのしむこと。
「瞑想」とは、ただ黙して座すのみにあらず。
こころとからだのすべての状態をつぶさに触れ、すべてをあからさまにわかった状態に置くことをいいます。
ゆえにボディスキャンとは体への瞑想ともいえる、気づきを深め洞察する業のようなものです。
これをしてゆく過程で、いままで見えずにいた体の部位の状態がわかりだしたとき、
その部位もコントロール可能な状態にできたたということです。
対自分でコントロールできるようになるというやり方のひとつとして、
特に筋膜リリース等でしっかり筋膜組織の状態がいったん深層まで解けた状態となった方はぜひ取り組んでほしいと切望いたします。
自身の筋肉に対して「 out of control. 」という状態個所を、
日々、少しずつ削っていき、コントロールが効く状態に持ち込んでください。
ちなみにボディスキャン関係の本として、
感情の観察も示唆したボディスキャン瞑想のような本や
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)のようなものにも同種の詳細な解説があります。
私にはフェルデンクライスメソッドのATMというセッションがなじみがあります。
フェルデンクライスメソッドの解説された本にボディスキャンについて詳説されるものもあります。
関心あらば、ぜひ、書店にでかけてチェックしていただくか、
またはYouTube動画等に関連がないか探してみてください。
あと洋書では
のような、ワークブック形式になって本に自分がボディスキャンした状態を書き込むことで、
気づきが流れて消えないようにするテキストが多数出版されていますね。
なんとなくするボディスキャンより、丁寧に日記をつけるような感覚でボディスキャンに取り組むことで、
自身の身体の状態の気づきが増していく。
結果的に豊かな体との付き合いが手に入ることでしょう。
ボディスキャン日記を、ノートやパソコンにつけることは私からもお勧めいたします。
2022年05月25日
筋肉内のセンサー:筋紡錘とゴルジ腱器官が筋の保護と作動の正常な状態を作っている
筋肉の作動には、主に以下の2つの神経がかかわります。
【 筋肉の長さを監視する筋紡錘 】
【 筋肉の緊張を検知するゴルジ腱器官 】
※ 他に パチニ小体やルフィニ終末器官という皮膚にあるセンサーも、施術上はみていくことになります。
打腱器で膝のお皿の下部分をパチンと叩くとぴょこんと伸張反射します。
これは筋紡錘の作用により起きる反射なんです。
膝下の腱を叩かれて腱の長さが急に外圧で変えられたときに、そのまま打たれっぱなしでは腱が損傷しかねない。
だからぴょこんとと下脚が持ち上がることで腱の急激な長さの変化に対応して腱を守る戦略が伸張反射なのです。
打腱器で叩かれるといった他動的な刺激に作用することもあるんですね。
筋膜の癒着がらみで腱の状態が悪化するなどで伸張反射が起きない場合も見受けられることがあります。
あまり生理学的にはそのようなことはないだろうといわれているものの、
そうした伸張反射の起きる量がめっきり少ない方の、関連する筋群の癒着部を緩めた後に伸張反射が回復した様子が観察できることがある。
ゴルジ腱器官は、筋肉の緊張が検知することで、筋肉が収縮しすぎても筋肉はダメージを被るわけで、
圧縮され過ぎればぐちゃぐちゃになって組織が破壊され蘇生されなくなる。
そうした線維の損傷から筋を保護する仕事をゴルジ腱器官がしています。
脳が筋緊張を緩めるよう命令を該当する筋に送るも、
ゴルジ腱器官が働かなければ、筋緊張の度合いを認識できないのです。
つまり筋肉を緩めなさいという脳のメッセージが出ても、それは無視されてしまう。
いつまでたっても筋肉が緊張しまくって硬くなりっぱなしなのです。
筋肉の状態が癒着の度合いが進行しすぎたときにはすでにゴルジ腱器官が働く働かないというレベルの問題では話が済みません。
数週間や数か月、または数年にも及ぶなど筋硬化が慢性状態になって癒着がすでに筋膜組織の状態を正常から遠くなるくだりで、
そうなるまで適切なケアがなされていかないと問題は複雑かつ深刻になるのです。
ですがそこまではいかない急性の筋緊張でゴルジ腱器官の働きが低減した状態だというとき。
たとえば、
本人は深刻な筋膜組織の炎症を受けてつらくてしょうながいという苦痛の真っただ中です。
でもその方は、しっかり筋膜組織の癒着が先月ほどに解かれていたため、
慢性癒着ではなく、ぎりぎり急性というような場合です。
このときゴルジ腱器官の筋緊張の検知できない状態に陥っているレベルなので、そこから脱させれば、どうなるかというと。
「あれ、、、さっきまで痛かったのが、消えた」
とか
「さっきまで関節可動域がめちゃくちゃ狭まってたけど、あれ?余裕で動くんだけど」
ということが現実にはっきり起きてしまうのです。
ただ、、、じつはこのゴルジ腱器官が機能低下した状態を復活させたいときに、
マッサージにより回復できるようなものも、一部あるわけですが、
それでは対応不可という場合があるんです。
筋緊張負荷が過剰にかかりすぎたため筋の長さを監視し筋緊張の度合いを検知できない状態、
つまり筋の状態を知るためのセンサーであるゴルジ腱器官、筋紡錘がただしく働かないような事態に陥った。
たとえば超多忙で緊張した状況で長時間息を抜くこともできないデスクワークが強いられるときに、
無意識下で足を過剰に踏ん張り続けて鼠径部などを強烈な凝りを作り出してしまう。
でも自分では無意識に力を入れたときにつくられた特殊な凝り方で、
なんでそれができるかという自覚がないような場合。
認めないんです。
自分が仕事が終わっても筋緊張を緩めなさいと脳からメッセージが出ていても、
筋紡錘やゴルジ腱器官が機能不全に陥って凝りを創っていっぱなしにしている、と。
中枢神経として統括する脳が、末梢神経にあたる筋の筋紡錘やゴルジ腱器官を制御できない。
ただそういった状態は睡眠時にディープな脳波がでたときに、そういった不都合を緩めるホルモンがでており、
翌日には持ち越さないということもあります。
ですがそうした自己リリースの対処を超えた負担がすでに加えられ蓄積されたならば、
自然開放だけでは筋紡錘やゴルジ腱器官の状態の復活ができなくなるほどのこともでてきます。
それが初期の筋膜の癒着がおきた状態なのです。
この状況で長期にわたる筋紡錘やゴルジ腱器官の機能が低下した状態を残したままでいれば、
最初は表層筋の筋膜の癒着がおきていただけであったものが、
徐々に中層へとのびてい深さを増していき、
採取的に骨や内臓がある深層筋膜へと癒着が進行します。
中医学では「病が裏にある」といわれた状態になるのです。
つまり筋膜が深刻な癒着状態に至る前には、
筋紡錘やゴルジ腱器官の機能低下に陥った時点が初期段階として存在しております。
この初期段階で叩くことが、最上の対処だと考えてください。
裏に入るようなところまで進行させないことができるように、
対処研究も進められています。
たとえばオステオパシー系の手技のひとつに挙げられる{ストレイン&カウンターストレイン}という専門性の高い施術法が
ゴルジ腱器官、筋紡錘の機能低下状態を活性化させるせことができる最も適した手法だと思います。
初期段階であれば、鮮やかに脳が筋肉を緩めなさいというメッセージを正常にキャッチできるよう変えて筋を緩ませる機能が取り戻せます。
他のやり方もあるのですが、理学療法士さまがこちらを学んでおられれば、
一部の筋に限られるがカウンターストレインのホームプログラムのようなものを教えられるかもしれません。
参考までに、以下の書籍にはカウンターストレインの章があり、
いくつかの代表的な筋に対応したカウンターストレインのホームプログラムが紹介されています。
系統別・治療手技の展開 改訂第3版
この手技を受けたときに「先ほどまでの不調が嘘のようだ・・・」とお客様がいうことになるわけです。
どうしても抜けなかった筋緊張が、ぷっつり糸が切れたように離れ去って消えていくのです。
狐につままれた感じといえるほど、張りや不快さが抜けて息が吸えるようになる。
無事に筋紡錘やゴルジ腱器官の機能低下から起きる悪化のループからドロップダウン。
ここで食い止めるなら、その後の進行を心配することがなくなります。
身体を若く機能的に維持していきたいなら、
これに勝る最良の手当てはないと、私たちは考えています。
筋膜の癒着が早期であるなら、その方の施術は苦痛など心配せずに、
寝てたら問題がなくなっていた。
慢性化した状態へ移行させなければ、そういう施術を選べます。
身体を改善させるためのタイミングが大事なんですね。
2022年05月24日
頭部を安定させるスタビライザー筋の価値、高めよう
昨日は頭部の安定性を向上させるスタビライザー筋として活躍する、
後頭骨の下に位置する後頭下筋群について触れました。
少し詳しくみていきましょう。
つまり、たとえば背部の後頭骨周囲に付着点をもつ起立筋や僧帽筋が硬ければ、
後頭下筋群も一蓮托生。
その筋の本来為すべき頭部の安定機能の発揮がかなわない。
また僧帽筋等が柔軟でも、かつて頭部や背部に強力な衝撃を加えられたときには、
後頭下筋群はそのときの影響が持続し続けて状態の悪さが継続していたということもあります。
施術のときに、この後頭下筋群が詰まりが強い場合、
頭部の裏側から入る動脈の血管が圧迫を受けてしまう。
そのぶん、脳への血流量が減少する。
血管とは血液を通すチューブですから、
ストローでジュースを吸うときに、ストロー途中で圧迫を加えてつぶしたらどうなるか。
それと同じことが体内でも起きてしまいます。
自動車でのスタビライザーは、硬軟の設定を選んで据え付けるものです。
スチール製ですが軟性のあるスタビライザーは、走行中に凸凹や揺れがあれば
自らが捻じれることにより揺れの力を吸収する機能を持ち、車体を安定させます。
スタビライザーにも硬軟があります。
超硬ければ車体は安定しやすくなりますが乗り心地が悪い旧式トラックにてガタつく感じです。
少し軟らかいスタビライザーであれば安定性は下がるものの乗り心地はいい高級乗用車に乗る感じです。
私は、、、。
「私だったら・・・」という個人的な考えで恐縮ですが、
将来にわたっての医療費を下げるために自分の体をメンテしようとは思ってません。
大脳への主要な血流ルートを確保したほうがいいというのはわかっていますが、
そこ以上に動物的な直感で、この部位の使い手となった後のすこやかさをあじわいたい。
そう思えてならないのです。
自身のスタビライザー筋は
固まった安定性ばかりを優位に据えたトラック仕様で乗り心地を削ったものより、
最適な硬軟のバランスを追究して、いまの生活を楽で気持ちいい頭の乗せ心地の体験を増していきたい。
そうした末の、身についたしあわせが欲しい。
私自身、身体操作の研究が進むにつれて、
以前の不具合から徐々に脱皮できたこと。
そこで感じた落差を体験しているからこそ、いまの自分のスタビライザー筋の状態は一般車まで来たが、
これからはこれをもっとも上質なセダンの乗り心地に進化させることを試していきたい。
そこに本来の神が設計してくれた本来の自分の姿があるのでしょう。
おそらくそのときの頭部の乗せ心地は、空に開放され舞うがごとし。
おもしろいじゃないですか!!
後頭骨の下に位置する後頭下筋群について触れました。
少し詳しくみていきましょう。
つまり、たとえば背部の後頭骨周囲に付着点をもつ起立筋や僧帽筋が硬ければ、
後頭下筋群も一蓮托生。
その筋の本来為すべき頭部の安定機能の発揮がかなわない。
また僧帽筋等が柔軟でも、かつて頭部や背部に強力な衝撃を加えられたときには、
後頭下筋群はそのときの影響が持続し続けて状態の悪さが継続していたということもあります。
施術のときに、この後頭下筋群が詰まりが強い場合、
頭部の裏側から入る動脈の血管が圧迫を受けてしまう。
そのぶん、脳への血流量が減少する。
血管とは血液を通すチューブですから、
ストローでジュースを吸うときに、ストロー途中で圧迫を加えてつぶしたらどうなるか。
それと同じことが体内でも起きてしまいます。
自動車でのスタビライザーは、硬軟の設定を選んで据え付けるものです。
スチール製ですが軟性のあるスタビライザーは、走行中に凸凹や揺れがあれば
自らが捻じれることにより揺れの力を吸収する機能を持ち、車体を安定させます。
スタビライザーにも硬軟があります。
超硬ければ車体は安定しやすくなりますが乗り心地が悪い旧式トラックにてガタつく感じです。
少し軟らかいスタビライザーであれば安定性は下がるものの乗り心地はいい高級乗用車に乗る感じです。
私は、、、。
「私だったら・・・」という個人的な考えで恐縮ですが、
将来にわたっての医療費を下げるために自分の体をメンテしようとは思ってません。
大脳への主要な血流ルートを確保したほうがいいというのはわかっていますが、
そこ以上に動物的な直感で、この部位の使い手となった後のすこやかさをあじわいたい。
そう思えてならないのです。
自身のスタビライザー筋は
固まった安定性ばかりを優位に据えたトラック仕様で乗り心地を削ったものより、
最適な硬軟のバランスを追究して、いまの生活を楽で気持ちいい頭の乗せ心地の体験を増していきたい。
そうした末の、身についたしあわせが欲しい。
私自身、身体操作の研究が進むにつれて、
以前の不具合から徐々に脱皮できたこと。
そこで感じた落差を体験しているからこそ、いまの自分のスタビライザー筋の状態は一般車まで来たが、
これからはこれをもっとも上質なセダンの乗り心地に進化させることを試していきたい。
そこに本来の神が設計してくれた本来の自分の姿があるのでしょう。
おそらくそのときの頭部の乗せ心地は、空に開放され舞うがごとし。
おもしろいじゃないですか!!
2022年05月23日
頭部は天然のスプリングでささえられているって、マジですか・・
突然ですが。
自動車をたとえとして話の枕に使います。
Macrovector - jp.freepik.com によって作成された car ベクトル
人体の頭部を支える機能には、自動車の走行安定に該当するサスペンションとスタビライザーに相当したものがあるのです。
たとえば、サスペンション。
斜角筋や僧帽筋など。
たとえば、スタビライザー。
後頭骨の下に位置する後頭下筋群。
つまり、
上図をみてわかるとおり。
右側姿勢に準じるキープができれば
頭部を軽妙にサスペンションとスタビライザーが効いて快調にのびやかに支えております
中図姿勢に準じるキープがなされれば、
頭部のサスペンション筋である斜角筋や僧帽筋に筋緊張が生じて硬化短縮へ転じ、
それが長期にわたれば筋委縮となるでしょう。
左図姿勢に準じるキープがなされれば、
頭部のサスペンション筋である斜角筋や僧帽筋とスタビライザー筋の後頭下筋群に筋緊張が生じて硬化短縮へ転じ、
それが長期にわたればそれらが筋委縮となるでしょう。
中図と左図では、
それぞれ首凝りがみうけられます。
その状態の軽重がどうであるのか?
そこを明確にみていくことで関係する筋状態のダメージ部分の動きを改善させるよう対処していきます。
個人的には、いまだ推測でありますが、
中図と左図で凝りをつくる場所により、
「頸動脈および頚静脈の圧迫」が観察されます。
それによる脳への血行が悪化することによって、
脳内の機能が低下すること、
そしてそれが長期にわたることにより、
脳内のデブリといえるような物質の排泄不良によってしょうじる初期認知機能障害などとの関係があるものか。
今後、5人に一人が認知症となる恐れがあると厚生労働省関係からの注意喚起がなされております。
それは統計的にみて妥当なものかとされますが、
コロナ禍や社会情勢が負のストレスを多大に私たちの心身に残した結果、
認知症となる方々のさらなる増加が懸念されております。
そのような時期ですから。。。
せめて自身のサスペンションとスタビライザー筋。
傷つけないように守っていきませよう。
ちなみに。
サスペンションとスタビライザー筋といっている筋には、
他の筋肉には存在が認められないような多量の筋紡錘など筋肉センサーがはいっております。
それらセンサーが瞬時に機能するおかげで頭部の衝撃を軽減させ、脳へ入る血管の流通も確保するのです。
ですがそれらのセンサーが密になっているということは、
その部位に対して外圧をかけるような圧は最も障害を受けやすくリスクも感じる部位です。
そういったリスクは本能的にも得ており、
そちらへの手技や圧法では強い痛みや不快、恐怖を感じられるようにできております。
それゆえに、一度、その部位が大きく正常な状態からかけ離れてしまえば、
手が付けられない。手が付けづらい筆頭です。
たとえば、センサーばかりの筋は痛覚神経も多く配置され守られるようにできており、
激痛という痛みがでる、
刺激を受けることでめまい、それから助長された吐き気や嘔吐、
その後に後遺症といえるようなダメージの継続などが起きるリスクがあるのです。
だから施術者としては、そういった非常にリスキーな部位はアプローチしたくないのがホンネです。
怪我により骨折等の外傷はでないものの、責任問題に発展しやすい筆頭だからです。
実はこれらのセンサーがつまった部位のアプローチは、
すでにカラダの基幹部きれいに立て直されて後になら、
施術をさせていただいたとしても、
お客様の体がその状態の大きな変化を受け止めてくれますから手を出すことができます。
ですがすでに相応に問題が身体内部に含まれるような進んだお体の状態であれば、
そこまで引き上げる底上げのワークが極端に時間がかかってしまうでしょう。
だから、施術者とお客様が十分な信頼関係がなければ結果的にそこまでたどり着けません。
そういうこともあるので、
施術でどうにかなるだろうというそれほどの問題が内部に含まないお客様は問題ないのですが、
それでも多年にわたって姿勢が理想姿勢を離れて、機能的姿勢と呼ばれるどうにか凝りを創ってやりくりする状態が板につくと、
どなたでも頚部につらいサスペンションとスタビライザー筋の凝りを作り出してしまうようです。
できることでしたら、そのような経過を進むことは手放して、
理想姿勢へと転化していただければと切望いたしております。
姿勢筋群は、無意識下で自律的に最善な状態へとやりくりしてくれるよう脳の指令で働きます。
それが理想姿勢以外の癖のある姿勢では。
その脳の自律神経を働かせる部位への血流が下がる失調の度合いと姿勢筋の弱化による姿勢の乱れには、
多少なりとも関連付けがなされるようです。
必要十分な脳幹部への血流があれば自律神経系の機能低下は収まるはずです。
「姿勢筋群の弱化・筋虚脱」は、すでに少なからず頭部内へ内部への血流が阻害し始めたから引き起こされた場合もあるのでしょう。
そのような視点で注意を払う必要も感じます。
もし、そのようなところに不安があるようでしたら、
早いうちに手を打つ必要があるでしょう。
姿勢改善をするための、日頃からのフィードバックを受ける環境づくり。
さらなるサスペンションとスタビライザー筋の酷使の予防と手当の実践。
最後に、これは余談なんですが、
いまの時代、認知症となる方々が増えたということが一因で、高齢者が、
たとえ多額のお金を持っていたとしても借家を借りられないという事態が不動産会社で起きているといいます。
認知症となられた方とのトラブルが少なからず起きていたようで、
それを経験したオーナーが貸したがらないのが理由のひとつです。
先日、ビルオーナーをなさっておられるお客様より、
そういった話をお伺いすることもありました。
公的機関で、すでに5人に一人が認知量となる恐れありといっているのですから、
その点のバックアップ体制を、どうにかしてほしいと願いますが公的機関もない袖は振れないといわんばかり。
超高齢化社会に進む日本では途方もない人数が不安定な状態へと身を置かれるようになっていくのでしょうか。
生きていくために必要な衣食住の「住」です。。。
私自身、そういった不利なことがあるとは知らなかったため、
ショックを受けました。
ですが少子高齢化で人口が少なくなるので、賃貸オーナーも貸し渋りばかりできないはず。
そういったときに認知機能検査などのテストが入室に課されたとしてもクリアできるよう、
いまの状態を悪化は避けるように維持していきたいですよね。
自動車をたとえとして話の枕に使います。
サスペンション(英: Suspension)または懸架装置(けんかそうち)は、主に車両において、路面の凹凸を車体に伝えない緩衝装置としての機能と、車輪・車軸の位置決め、車輪を路面に対して押さえつける機能を持つことで、乗り心地や操縦安定性などを向上させる機構。
{Wikipediaより}
Macrovector - jp.freepik.com によって作成された car ベクトル
スタビライザー (自動車部品)
自動車におけるスタビライザー(英: Stabilizer)は、車体のローリングを防ぐため、サスペンションに追加される部品の一種である[1]。意味は英語で「安定させるもの」という意味。
一般的にはモノコックやシャーシに吊り下げるように配置された、U字またはコの字型のトーションバーで左右のサスペンションを連結した構造[1]が採られることが多い。コーナリング時など左右のサスペンションのストローク量に差異が生じた時にだけ、バーに捻れ応力が発生し、その復元力により左右サスペンションのストローク量を同一となる方向に是正することで、車体(キャビン)の傾き(ローリング)を抑え水平安定を保ち、コーナーリング時に外側の車輪だけに大きく車重がかかるのを低減しコーナーリング性能を上げることができる[1]。
{Wikipediaより}
人体の頭部を支える機能には、自動車の走行安定に該当するサスペンションとスタビライザーに相当したものがあるのです。
たとえば、サスペンション。
斜角筋や僧帽筋など。
たとえば、スタビライザー。
後頭骨の下に位置する後頭下筋群。
つまり、
上図をみてわかるとおり。
右側姿勢に準じるキープができれば
頭部を軽妙にサスペンションとスタビライザーが効いて快調にのびやかに支えております
中図姿勢に準じるキープがなされれば、
頭部のサスペンション筋である斜角筋や僧帽筋に筋緊張が生じて硬化短縮へ転じ、
それが長期にわたれば筋委縮となるでしょう。
左図姿勢に準じるキープがなされれば、
頭部のサスペンション筋である斜角筋や僧帽筋とスタビライザー筋の後頭下筋群に筋緊張が生じて硬化短縮へ転じ、
それが長期にわたればそれらが筋委縮となるでしょう。
中図と左図では、
それぞれ首凝りがみうけられます。
その状態の軽重がどうであるのか?
そこを明確にみていくことで関係する筋状態のダメージ部分の動きを改善させるよう対処していきます。
個人的には、いまだ推測でありますが、
中図と左図で凝りをつくる場所により、
「頸動脈および頚静脈の圧迫」が観察されます。
それによる脳への血行が悪化することによって、
脳内の機能が低下すること、
そしてそれが長期にわたることにより、
脳内のデブリといえるような物質の排泄不良によってしょうじる初期認知機能障害などとの関係があるものか。
今後、5人に一人が認知症となる恐れがあると厚生労働省関係からの注意喚起がなされております。
それは統計的にみて妥当なものかとされますが、
コロナ禍や社会情勢が負のストレスを多大に私たちの心身に残した結果、
認知症となる方々のさらなる増加が懸念されております。
そのような時期ですから。。。
せめて自身のサスペンションとスタビライザー筋。
傷つけないように守っていきませよう。
ちなみに。
サスペンションとスタビライザー筋といっている筋には、
他の筋肉には存在が認められないような多量の筋紡錘など筋肉センサーがはいっております。
それらセンサーが瞬時に機能するおかげで頭部の衝撃を軽減させ、脳へ入る血管の流通も確保するのです。
ですがそれらのセンサーが密になっているということは、
その部位に対して外圧をかけるような圧は最も障害を受けやすくリスクも感じる部位です。
そういったリスクは本能的にも得ており、
そちらへの手技や圧法では強い痛みや不快、恐怖を感じられるようにできております。
それゆえに、一度、その部位が大きく正常な状態からかけ離れてしまえば、
手が付けられない。手が付けづらい筆頭です。
たとえば、センサーばかりの筋は痛覚神経も多く配置され守られるようにできており、
激痛という痛みがでる、
刺激を受けることでめまい、それから助長された吐き気や嘔吐、
その後に後遺症といえるようなダメージの継続などが起きるリスクがあるのです。
だから施術者としては、そういった非常にリスキーな部位はアプローチしたくないのがホンネです。
怪我により骨折等の外傷はでないものの、責任問題に発展しやすい筆頭だからです。
実はこれらのセンサーがつまった部位のアプローチは、
すでにカラダの基幹部きれいに立て直されて後になら、
施術をさせていただいたとしても、
お客様の体がその状態の大きな変化を受け止めてくれますから手を出すことができます。
ですがすでに相応に問題が身体内部に含まれるような進んだお体の状態であれば、
そこまで引き上げる底上げのワークが極端に時間がかかってしまうでしょう。
だから、施術者とお客様が十分な信頼関係がなければ結果的にそこまでたどり着けません。
そういうこともあるので、
施術でどうにかなるだろうというそれほどの問題が内部に含まないお客様は問題ないのですが、
それでも多年にわたって姿勢が理想姿勢を離れて、機能的姿勢と呼ばれるどうにか凝りを創ってやりくりする状態が板につくと、
どなたでも頚部につらいサスペンションとスタビライザー筋の凝りを作り出してしまうようです。
できることでしたら、そのような経過を進むことは手放して、
理想姿勢へと転化していただければと切望いたしております。
姿勢筋群は、無意識下で自律的に最善な状態へとやりくりしてくれるよう脳の指令で働きます。
それが理想姿勢以外の癖のある姿勢では。
その脳の自律神経を働かせる部位への血流が下がる失調の度合いと姿勢筋の弱化による姿勢の乱れには、
多少なりとも関連付けがなされるようです。
必要十分な脳幹部への血流があれば自律神経系の機能低下は収まるはずです。
「姿勢筋群の弱化・筋虚脱」は、すでに少なからず頭部内へ内部への血流が阻害し始めたから引き起こされた場合もあるのでしょう。
そのような視点で注意を払う必要も感じます。
だから、私たちは日頃から。
果たして自分は、首の横の筋と後の筋を、しっかりしたスプリングが効いたサスペンション筋として活かしていますか?
スタビライザー筋としての後頭骨の下の後頭下筋群は、
そこがくぐもっている感じ程度しか感じ取りづらいかと思いますが、
手指でその個所を触り、後頭骨の下縁の骨の硬さを明瞭に感じ取れていますか?
などのチェックをことあるごとに繰り返して習慣化することが必要では?
もし、そのようなところに不安があるようでしたら、
早いうちに手を打つ必要があるでしょう。
姿勢改善をするための、日頃からのフィードバックを受ける環境づくり。
さらなるサスペンションとスタビライザー筋の酷使の予防と手当の実践。
最後に、これは余談なんですが、
いまの時代、認知症となる方々が増えたということが一因で、高齢者が、
たとえ多額のお金を持っていたとしても借家を借りられないという事態が不動産会社で起きているといいます。
認知症となられた方とのトラブルが少なからず起きていたようで、
それを経験したオーナーが貸したがらないのが理由のひとつです。
先日、ビルオーナーをなさっておられるお客様より、
そういった話をお伺いすることもありました。
公的機関で、すでに5人に一人が認知量となる恐れありといっているのですから、
その点のバックアップ体制を、どうにかしてほしいと願いますが公的機関もない袖は振れないといわんばかり。
超高齢化社会に進む日本では途方もない人数が不安定な状態へと身を置かれるようになっていくのでしょうか。
生きていくために必要な衣食住の「住」です。。。
私自身、そういった不利なことがあるとは知らなかったため、
ショックを受けました。
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そういったときに認知機能検査などのテストが入室に課されたとしてもクリアできるよう、
いまの状態を悪化は避けるように維持していきたいですよね。
ボディワイズ 6月分予約表更新のお知らせ(2022年5月27日(金曜) 20時〜 に公開)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ボディワイズの
温和にボディワークメソッドのメールマガジン
2022年5月23日発行
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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(正規ご予約につきましてのお願い)
※ お手数をおかけいたしますが、
施術のご予約につきましての詳細は、
以下のブログページをご覧ください。
2022年04月13日
【業務連絡】『4月15日』以降、正規ご予約受付へ移行いたします Ver2
http://bodywise-note.seesaa.net/article/486433646.html
--------------------
【 2022年5月27日(金曜) 20時〜 】より、
【2022年6月の ボディワイズ 予約表】を公開いたします。
施術予約の空き状況をご覧いただき
予約を受け付けさせていただきます。
【ボディワイズ 予約表】
・ ショートカットURL https://bit.ly/3O7jW1d
今後ともよろしくお願いいたします。
2022年5月23日
ボディワイズ
鈴木政春
======================
【 編集後記 】
こんにちは。
その回の施術を進めるプランを私が決める
(1)直接的な今回の体調の対応という点。
(腰痛等不具合があれば、そこを改善する施術パートを組み込みます)
(2)施術を継続でのお客様は、
お客様の特質特徴から改善点がわかります。
その回で打破すべき筋膜の癒着のリリース個所を
事前に施術シミュレーションをし階段を駆け上がるように推し進めます。
(てんこ盛りの改善点を入れて時間がおすことが多く申し訳ないです。。。)
施術中にお客様と施術に限らない
お話を聞かしていただくときがあります。
お伺いできる範囲で、どのような生活の意識で、
現在進行形であらたな試みをなさろうとしているのか。
もちろん、こちらからお客様が話したくはないことを、
「最近はなにかおもしろいことしてますか?」等々、
しつこく聞いたら嫌な人になりますから。
抵抗を感じたら、さっと身を引くすばやさも持ち合わせています。
そのときどきの会話内容から、
基本的な体調が整えられているお客様に限り、
新たにお客様がなさろうとしている取り組みをサポートするため
施術をほどこす優先順位ややり方を考えて変えることがあります。
コロナ禍がまっただなかのころは、
外出し人に会う、集まるなども難しい時期。
なかなか新たな試みに羽ばたくきっかけが見出せない。
ですが、今。
コロナとともに過ごしながら暮らしをすすめだしたころで、
幾人かのお客様が私がおどろく取り組みをなさられるそう。
それをお伺いして、私自身、勇気づけられました。
施術は施術で研究の余念はありませんが、
仕事抜きで、私は私で、浅く細くででも
習い事をしはじめようという気持ちになってきます。
先々を思い煩うより、今日一日を大事に過ごしたい!
そう感じるこの頃です。
(おわり)
====================
ボディワイズ
鈴木政春
ブログ:ボディワーカーの夢とお仕事-つづく
http://bodywise-note.seesaa.net/
ホームページ
http://bodywork.s73.xrea.com/hhpp/top.htm
http://onwa.client.jp/pc/
メール:
sfcsfcsfc_2001@yahoo.co.jp
住所 :東京都品川区荏原5-16-18
TEL :03-5498-2220
====================
2022年05月21日
ヒートマットって、実はいろいろ種類があった!
ここ最近。
棒状かっさをつかった施術をするようになって、
特に私の背中側の位相筋群を酷使するようになった。
それが起立筋の硬化短縮を生じさせ交感神経優位な状態をつくりだしてしまう。
すると、交感神経優位のときの逃げるか戦うかの戦い続ける興奮状態モードに。
そうなると徹夜で研究というのは苦も無くできるが、
そうした状態が長続きするわけはない。
途中で動けなくなるガス欠だけで済めばいいが、
疲労の蓄積が体力ばかりか体調の悪化へと向かわされることになりかねません。
そうなってしまうおそれを自覚して、
効率よく休むよう工夫をしています。
その工夫のひとつが以前にブログに書いた以下のものでございます。
ベン石かっさをヒートマットの上に乗せて加熱して温まる。
起立筋が硬化短縮することで自動的に交感神経のスイッチが入りっぱなしになるため
その起立筋群を効率よく温熱刺激を与えることで緊張から解きほぐそうという試みです。
これは私にとって非常に効果の高いもので、
最良の休息法といってよいかもしれません。
こうすることで一時間の休息をとることで、
4〜5時間寝たときほどの体力の回復がはかれています。
※ 私自身が体感したところからの個人的感想です。
そのように実感しておりますので、
お客様にお勧めさせていただくこともあります。
私がつかっているヒートマットは、ひまし油湿布をするとき用にエドガーケーシー専門店のテンプルビューティフルさんから買ったものと、
Amazonで手に入れた次のようなものです。
ヒーティングパッド 30×60センチ(温度3段階機能付き)/ひまし油 [並行輸入品]
ブランド: サンビーム
¥4,880
個人的にはこれしかヒートマットを使ったことがなかったので、
お客様にも同様なものを紹介させていただきましたが、
いまさっき、Amazonでヒートマットを調べていたら。
Aurora Love ホットマット 電気ホットマット 30x60cm 加熱パッド 35-60°C均一加熱 寒さ対策 洗濯機対応 丸洗い可 コンパクト オートオフタイマー 温度6段階切替 ふんわり素材 過熱保護 即暖 日本製ワイヤー グレー
Aurora Loveのストアを表示
5つ星のうち4.0 322個の評価
ベストセラー1位 - カテゴリ ホットマット
過去価格: ¥2,086 詳細
セール特価: ¥1,683
OFF: ¥403 (19%)
といった商品もあるんですね。
私はついぞ先ほどまで存じ上げませんでした。
私は、こちらの商品を使ったことがないので、
私の用途にもちいられるかの評価はできません。
2時間で自動でスイッチが切れるというのが気になりますが、
35度から60度までの6段階設定で温度設定ができるため、
60度設定ができるなら余裕で使えるだろうと推測できます。
むしろ温度的にはパワフルさで薄いシャツ越しでは高温すぎるほど。
温熱刺激では汗をかくことが多いので、
こちらの商品なら洗濯機で洗えるようなので、そこもいいですね〜。
あと気になっているのがセール特価で ¥1,683は、、、安い。。。
もしかしたらこの値段なら、起立筋を温熱効果で緩めるため用に買ってみたいという人も出てきそうです。
上記商品のセール、終わってしまいました ^−^;
ざんねん
棒状かっさをつかった施術をするようになって、
特に私の背中側の位相筋群を酷使するようになった。
それが起立筋の硬化短縮を生じさせ交感神経優位な状態をつくりだしてしまう。
すると、交感神経優位のときの逃げるか戦うかの戦い続ける興奮状態モードに。
そうなると徹夜で研究というのは苦も無くできるが、
そうした状態が長続きするわけはない。
途中で動けなくなるガス欠だけで済めばいいが、
疲労の蓄積が体力ばかりか体調の悪化へと向かわされることになりかねません。
そうなってしまうおそれを自覚して、
効率よく休むよう工夫をしています。
その工夫のひとつが以前にブログに書いた以下のものでございます。
ベン石かっさをヒートマットの上に乗せて加熱して温まる。
起立筋が硬化短縮することで自動的に交感神経のスイッチが入りっぱなしになるため
その起立筋群を効率よく温熱刺激を与えることで緊張から解きほぐそうという試みです。
これは私にとって非常に効果の高いもので、
最良の休息法といってよいかもしれません。
こうすることで一時間の休息をとることで、
4〜5時間寝たときほどの体力の回復がはかれています。
※ 私自身が体感したところからの個人的感想です。
そのように実感しておりますので、
お客様にお勧めさせていただくこともあります。
私がつかっているヒートマットは、ひまし油湿布をするとき用にエドガーケーシー専門店のテンプルビューティフルさんから買ったものと、
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いまさっき、Amazonでヒートマットを調べていたら。
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ベストセラー1位 - カテゴリ ホットマット
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OFF: ¥403 (19%)
といった商品もあるんですね。
私はついぞ先ほどまで存じ上げませんでした。
私は、こちらの商品を使ったことがないので、
私の用途にもちいられるかの評価はできません。
2時間で自動でスイッチが切れるというのが気になりますが、
35度から60度までの6段階設定で温度設定ができるため、
60度設定ができるなら余裕で使えるだろうと推測できます。
むしろ温度的にはパワフルさで薄いシャツ越しでは高温すぎるほど。
温熱刺激では汗をかくことが多いので、
こちらの商品なら洗濯機で洗えるようなので、そこもいいですね〜。
あと気になっているのがセール特価で ¥1,683は、、、安い。。。
もしかしたらこの値段なら、起立筋を温熱効果で緩めるため用に買ってみたいという人も出てきそうです。
上記商品のセール、終わってしまいました ^−^;
ざんねん
乱れた筋膜張力が体型に反映している!?
【筋肉が凝る・張る】と、筋膜の張力が硬くなり筋肉が収縮したままの状態となります。
すると筋膜の張力が骨の位置を決める ※人体上のテンセグリティ構造により、
筋膜の張力が縮み全身を包む筋膜のネットワーク全体に影響がおよぶことで骨の位置のすべてがずれることとなります。
その骨の位置のずれは、関節の詰まりやねじれ等により理想位置から異常な状態へと移行することであらわれてきます。
※ テンセグリティ構造:【人体で言えば、骨の圧迫組織と、筋膜の引張組織の組み合わせにより立体構造を為した構造体】のこと。
筋膜の構造上、
概念的にいえば浅い層、中間層、深部層のような多層化した状態であり、
多層化したそれぞれの張力がランダムに乱れているものとなります。
単純な輪ゴムによりできたテンセグリティ構造のおもちゃなら、どこの輪ゴムの張力が乱れたかは探索発見が楽にできるものの、
複雑な多層化構造を持つ人体は探索発見が至難の業となります。
基礎的などこかもやもやした骨の位置がずれがどこの筋膜層から来たかを読みこみ読解がハイレベルになっていきます。
経絡でみるか、デルマトームでとるか、全体像の配置割合から統合的な観察をもって考察するか、、、。
ただ現実的には表層の筋膜から丁寧に一層、一層張力の乱れを正していくことで、それより奥に位置する筋膜の乱れの実際を知ることが、
うまく内容が直接見える間違いのない改善を育てていくこととなっていくのです。
筋膜の張力の乱れが見える化はレントゲンやCT等の画像診断もできないため、
見えていない部分を観るよう体表からの情報やバイタルやその他の四診など
多種の情報を集め筋膜の乱れた現状をイメージ想定してからアプローチするのです。
でもシンプルに表層の筋膜の張力上の乱れを取り除くようなたまねぎの皮を一枚ずつむくほうが、
実際的なものが目の当たりにできるのは確かです。
それは様々な体表等から内部の見えない筋膜張力の乱れを想定したものが、
一枚の筋膜をはがした瞬間、まったく違っていたというようなことがある。
筋膜張力の乱れの実際があまり見えていないうちに無理に解けば、
内部構造上自然な現状のバランスが急激に失われてリバランスが追い付けない状態に陥るのです。
それって、、、やばい。。。
たとえば血管等の脈管を複雑な圧迫をあたえてしまうリスクもでてきてしまう。。。
人体は、筋膜張力を失って徐々に筋の凝りが出て骨がずれたとしても、
体内の液の流動性を極力流せるようなルートを確保しながらゆがむものなのです。
残念ながら100%の血液やリンパ液の流れは確保できなくなるのですが、
低減する液の流れの阻害される量が少なくなるように自然にマネージメントされているようです。
これが重力線にそぐわなくなった骨格の支える力をカバーするときに起きている生理的現象といえそうです。
ですが施術等による外的な圧は、あまりに急激な変化を体内に加えることとなり、
良きにつけ悪しきにつけ、そういった急激な変化を人体は危険と判断しています。
それは体内を流れる脈管等の流体の流動性を確保する管が圧迫されて液の流れが滞るリスクが容易に生まれるからかもしれません。
それもあって実際的な現状がはっきり明瞭にわからない状態の筋膜層を
功を先走って取りに行きすぎることは危険な状態に陥るリスクが多々あるのです。
ゆえに、施術者は、そうした筋膜の層を読むための読解力を育てておりますから、
だいぶ有利に筋膜のリリースに手出しができるわけですが、
そうした筋膜の張力の乱れという概念がよく把握できていないときに、
凝ってるようだからそこを解けばいいという見立てで解き進めると往々にして収拾がつかないといった状態が起こりやすいのです。
ここが筋膜張力をもちいた身体バランスの再構築をする上で、
どのような落としどころを見出して着地していこうとするか。
絵にかいて説明したくとも、
お客様の内部の筋膜張力の状態は、
一皮むければ想定をしていなかった状態だったということも、よくあることなので。
一度の施術で何層かの筋膜の層をリリースしていくことの連続で、
そうやって徐々にお客様がもつ遺伝子通りの筋膜張力の乱れのなき状態に移行するよう進むお手伝いをするのが施術上の筋膜リリースです。
そこはお客様のイメージと施術者の観ているリリース後の「象」との差異が生じているところとなるのかもしれません。
ただ、よい施術者は隠された領域を拓いていくところに深慮しています。
たとえ筋膜の乱れた一皮をむいて、がらっと読みが外れていたとしても、
つねに内部状態に気をはらっています。
そうすることが外的変化を人体に加えるときに生じる危険を低減させる先手が打てることだとわかっているからです。
そういったところが見えることで救えることもありますし、そういったところを観続けることで人体の理解が実際的になり深くなります。
最近、筋膜リリースに、ベン石温熱器と棒状かっさによるリリースを多用しているのですが、
これらの組み合わせが実によく筋膜の乱れた一皮をむくときに役立ってくれています。
もしかしたらかつての私の手技で一皮をむいたレベルと呼ぶならば、
今のそれらによる手技では一手ごとにずり圧をかけるごとに一皮がむけていき、
幾倍もの量の皮が一度の施術でむけているような実感をもてています。
実際のところ、先ほど説明したように、
通常は人体が変化がリスキーで嫌うため受け付けないようにするので、
筋膜の乱れを改善させるときに生じるリスクを低減させる手を施術者が先手で手当てしておく必要があります。
それができていないまま解き進めれば好転反応といったものもふくめ、
お客様にとっての不具合がおきてしまうことでしょう。
そこを回避させる手を打つことができれば、
さらに自由にリリースの手が伸ばせるのです。
そういったところに神が宿るように感じます。
ただ、、、やっぱり、そうしたところがぜんぶみえてわかっている人などいないと思えます。。。。。
いま、Teverで「ラジエーションハウス2」を観ながら、
そこのところ、痛感するものです。
私どもは私どもなりの手法を持って、
皮膚の下にある隠れた部分を探る研究は延々と続くことになるのでしょう。
2022年05月20日
人体はテンセグリティ構造により立ちやすくできています
「背骨が骨がずれてるのに、なんで、筋膜を緩めないといけないの?」
「骨がまっすぐな位置に戻るように、その骨のまわりの凝りだけ解けばいいんじゃないの?」
などの疑問、わきだすときってありませんか?
曲がった位置にずれた骨の周囲だけを凝りのリリースをして済ませられると、
それはお客様にとって、大きな不利益がでてくるため、
骨のずれがみられているときに、単純な骨の骨格調整に頼らずに筋膜リリースで全身の筋膜の状態を改善させることに注力する理由は。。。
人体が立つという仕組みには、
「圧迫組織」と「引き張り組織」のふたつの組織がもちいられています。
それを象徴するものとして、
以下の写真をしめします。
私がかつてつくりました割りばしと輪ゴムを組み合わせることで立体化させた{テンセグリティ構造}をもつおもちゃです。
割りばしの棒が圧縮材となり、圧迫される支えの組織。
輪ゴムが引張材となり、張力により重力に逆らって浮きをつくる組織。
この二つの引張材と圧縮材が組み合わさることで、テンセグリティ構造と呼ばれる立体構造を構成することができます。
それを人体でいえば、
骨が圧縮材となり、圧迫される支えの組織。
筋膜が引張材となり、張力により重力に逆らって浮きをつくる組織。
上図と人体を対比すると次のようになります。
圧迫組織の骨や割りばしは、その長さが一定で変わりません。
対して、引き張り組織の筋膜や輪ゴムには張力を持ちます。
圧迫組織を引き張り組織が内部へ取り込んで統合させることで、
重力に逆らう立つ力を持ちます。
テンセグリティ構造のおもちゃを観ればわかるように立つ力は、
圧迫組織としての割りばしの骨組みの据え置く位置により、構造体は変化しますが、
結局はその割りばしを据え置く位置を決めている唯一のものが引き張り組織の輪ゴムなんです。
だから人体も同様に、考えることができるでしょう
圧迫組織としての骨の骨組みの据え置く位置により、構造体は変化しますが、
結局はその骨を据え置く位置を決めている唯一のものが引き張り組織の筋膜です。
筋膜の引き張り張力が適正でどこかひとつでも張力の乱れがなければ、
人体は楽に立てるような力学的な安定性を持った構造を誇っているのです。
だが筋膜の引き張り張力のどこかが{強縮性の凝り}{筋力の虚弱した筋・筋膜}を持つならば、
人体を立体化させる張力の乱れは、その一部の張力の乱れた部分のみにおよぶにとどまりません。
それは筋膜組織が張力により全体がネットワークを持つことで人体の各々の部位の動作が統合的に変化を産むことで
スムースな動きができるよに仕組みができあがっております。
そうした全身性におよぶ筋膜のネットワークには、たとえば肩の筋膜が凝りが強まって張力が緊縮した状態となれば、
人体の全体に及ぶ筋膜のネットワークに影響し、一部の肩の凝りが、他の多くの部位の張力バランスを乱す作用をあたえます。
それは肩が凝ることで首の筋膜が張力上緊縮常態化されたことで、
一見すると無関係に見える足首の筋膜の張力が同様な緊張の常態化が現れることも見受けられるのです。
それは上に提示したテンセグリティ構造を持つおもちゃの輪ゴムのうちのどれか一本でも張力を変えれば、
そのおもちゃのモデル全体の形状が変化することがあります。
たとえば、地面に接している基底部の輪ゴムの張力を変化させる目的で張を縮める力を強めれば、
おもちゃの全体は基底面が狭まって全体がぐらつきやすくなります。
人体も同様で、足裏の足底腱膜と呼ばれる足裏の筋膜の特別な組織が異常な収縮を続ける常態化が進めば、
立位姿勢の安定性は減少してふらついたりぐらつきやすくなります。
どこかの輪ゴムの張力を変えれば輪ゴムの張力のネットワークにより全体の立つ立体構造体が全体におよんで変わるのと同様に、
人体の内部に輪ゴムに置き換えられる筋膜の張力が変えられれば筋膜の張力のネットワークの影響で立位構造が全体におよんで変わります。
実は椎骨の一部が左右に捻じれていたりその上下の椎間板が詰まっていたというのも、
全身を包みこむネットワーク上の張力異常を起こした筋膜が影響した末の現れといえるのです。
その証拠に、
そうした全身を包む筋膜ネットワークの調整をしたうえで椎骨部位のサブラクゼーション(変位)を調整したら改善状態が長く維持できるのですが、
単純にずれた骨を理想位置に行くように押し込み力で圧したことで位置修正をおこなったときは、ものの5分として改善状態が保てません。
だから私ども筋膜リリースをみるものは幾本も使われて立つ輪ゴムに置き換わる筋膜組織の全身におよぶネットワークを観ており、
そこからの調整を施していきます。
そうなるとお客様にとって「いや、そんなところは痛くないし不快さもない!」というところをアプローチすることもあるかもしれません。
ただ当初、お客様には痛みがなかったところが実際は骨格を大きくずらすような化け方をさせる炎症がありありの筋膜を探索して解くので、
解かれだして虚血化して痛覚神経が麻痺して痛みがちっともなかったところが、驚くような痛み具合を含んだ場所だとわかるときがあります。
または使い過ぎが原因で筋膜の張力が狂う状態の背景には、多くは正しく筋組織を運用するノウハウがないため、
主導筋と拮抗する筋肉の両者を力を強めてしまい筋膜の張力異常を自ら作り出していることもあります。
この自ら張力異常を作り出す癖があるときには、施術自体はカンフル剤のようなものとして作用され、
一時期、その問題の筋膜の張力が改善したときに筋膜の張力を乱さない使い方を学ぶきっかけにしていただければと願っています。
というように。
つまり、圧迫組織の骨は、その骨の位置が変位する悪さとは無関係な組織なんです。
張力異常におちいった引き張り組織の筋膜が悪さをしてたんですね。
筋膜の全身を包むネットワークが異常な張力を持ったときにはどうなるのか。
そちらを読むいくつかの特殊な専門的施術書に掲載されている方法があります。
その知識は日頃の施術をなすうえで基礎となり、また有効な臨床例が増すことで独自のノウハウが経験として高められていきます。
そのような独自のノウハウは、ほんとうにひとりひとりのお客様に対して、
どこまで時間をかけて徹底して向き合うかという姿勢に比例して増減するものだと、つくづく感じます。。
なんとなくという感触でも、まったくOKですので、
全身を包むそれぞれの輪ゴムのごとき筋膜の張力の影響範囲の広さを感じ取っていただければ幸いです。
筋膜の引き張り力ネットワークの正常化を図るのが、筋膜リリースなんです。
「骨がまっすぐな位置に戻るように、その骨のまわりの凝りだけ解けばいいんじゃないの?」
などの疑問、わきだすときってありませんか?
曲がった位置にずれた骨の周囲だけを凝りのリリースをして済ませられると、
それはお客様にとって、大きな不利益がでてくるため、
骨のずれがみられているときに、単純な骨の骨格調整に頼らずに筋膜リリースで全身の筋膜の状態を改善させることに注力する理由は。。。
人体が立つという仕組みには、
「圧迫組織」と「引き張り組織」のふたつの組織がもちいられています。
それを象徴するものとして、
以下の写真をしめします。
私がかつてつくりました割りばしと輪ゴムを組み合わせることで立体化させた{テンセグリティ構造}をもつおもちゃです。
割りばしの棒が圧縮材となり、圧迫される支えの組織。
輪ゴムが引張材となり、張力により重力に逆らって浮きをつくる組織。
この二つの引張材と圧縮材が組み合わさることで、テンセグリティ構造と呼ばれる立体構造を構成することができます。
それを人体でいえば、
骨が圧縮材となり、圧迫される支えの組織。
筋膜が引張材となり、張力により重力に逆らって浮きをつくる組織。
上図と人体を対比すると次のようになります。
圧迫組織の骨や割りばしは、その長さが一定で変わりません。
対して、引き張り組織の筋膜や輪ゴムには張力を持ちます。
圧迫組織を引き張り組織が内部へ取り込んで統合させることで、
重力に逆らう立つ力を持ちます。
テンセグリティ構造のおもちゃを観ればわかるように立つ力は、
圧迫組織としての割りばしの骨組みの据え置く位置により、構造体は変化しますが、
結局はその割りばしを据え置く位置を決めている唯一のものが引き張り組織の輪ゴムなんです。
だから人体も同様に、考えることができるでしょう
圧迫組織としての骨の骨組みの据え置く位置により、構造体は変化しますが、
結局はその骨を据え置く位置を決めている唯一のものが引き張り組織の筋膜です。
筋膜の引き張り張力が適正でどこかひとつでも張力の乱れがなければ、
人体は楽に立てるような力学的な安定性を持った構造を誇っているのです。
だが筋膜の引き張り張力のどこかが{強縮性の凝り}{筋力の虚弱した筋・筋膜}を持つならば、
人体を立体化させる張力の乱れは、その一部の張力の乱れた部分のみにおよぶにとどまりません。
それは筋膜組織が張力により全体がネットワークを持つことで人体の各々の部位の動作が統合的に変化を産むことで
スムースな動きができるよに仕組みができあがっております。
そうした全身性におよぶ筋膜のネットワークには、たとえば肩の筋膜が凝りが強まって張力が緊縮した状態となれば、
人体の全体に及ぶ筋膜のネットワークに影響し、一部の肩の凝りが、他の多くの部位の張力バランスを乱す作用をあたえます。
それは肩が凝ることで首の筋膜が張力上緊縮常態化されたことで、
一見すると無関係に見える足首の筋膜の張力が同様な緊張の常態化が現れることも見受けられるのです。
それは上に提示したテンセグリティ構造を持つおもちゃの輪ゴムのうちのどれか一本でも張力を変えれば、
そのおもちゃのモデル全体の形状が変化することがあります。
たとえば、地面に接している基底部の輪ゴムの張力を変化させる目的で張を縮める力を強めれば、
おもちゃの全体は基底面が狭まって全体がぐらつきやすくなります。
人体も同様で、足裏の足底腱膜と呼ばれる足裏の筋膜の特別な組織が異常な収縮を続ける常態化が進めば、
立位姿勢の安定性は減少してふらついたりぐらつきやすくなります。
どこかの輪ゴムの張力を変えれば輪ゴムの張力のネットワークにより全体の立つ立体構造体が全体におよんで変わるのと同様に、
人体の内部に輪ゴムに置き換えられる筋膜の張力が変えられれば筋膜の張力のネットワークの影響で立位構造が全体におよんで変わります。
実は椎骨の一部が左右に捻じれていたりその上下の椎間板が詰まっていたというのも、
全身を包みこむネットワーク上の張力異常を起こした筋膜が影響した末の現れといえるのです。
その証拠に、
そうした全身を包む筋膜ネットワークの調整をしたうえで椎骨部位のサブラクゼーション(変位)を調整したら改善状態が長く維持できるのですが、
単純にずれた骨を理想位置に行くように押し込み力で圧したことで位置修正をおこなったときは、ものの5分として改善状態が保てません。
だから私ども筋膜リリースをみるものは幾本も使われて立つ輪ゴムに置き換わる筋膜組織の全身におよぶネットワークを観ており、
そこからの調整を施していきます。
そうなるとお客様にとって「いや、そんなところは痛くないし不快さもない!」というところをアプローチすることもあるかもしれません。
ただ当初、お客様には痛みがなかったところが実際は骨格を大きくずらすような化け方をさせる炎症がありありの筋膜を探索して解くので、
解かれだして虚血化して痛覚神経が麻痺して痛みがちっともなかったところが、驚くような痛み具合を含んだ場所だとわかるときがあります。
または使い過ぎが原因で筋膜の張力が狂う状態の背景には、多くは正しく筋組織を運用するノウハウがないため、
主導筋と拮抗する筋肉の両者を力を強めてしまい筋膜の張力異常を自ら作り出していることもあります。
この自ら張力異常を作り出す癖があるときには、施術自体はカンフル剤のようなものとして作用され、
一時期、その問題の筋膜の張力が改善したときに筋膜の張力を乱さない使い方を学ぶきっかけにしていただければと願っています。
というように。
つまり、圧迫組織の骨は、その骨の位置が変位する悪さとは無関係な組織なんです。
張力異常におちいった引き張り組織の筋膜が悪さをしてたんですね。
筋膜の全身を包むネットワークが異常な張力を持ったときにはどうなるのか。
そちらを読むいくつかの特殊な専門的施術書に掲載されている方法があります。
その知識は日頃の施術をなすうえで基礎となり、また有効な臨床例が増すことで独自のノウハウが経験として高められていきます。
そのような独自のノウハウは、ほんとうにひとりひとりのお客様に対して、
どこまで時間をかけて徹底して向き合うかという姿勢に比例して増減するものだと、つくづく感じます。。
なんとなくという感触でも、まったくOKですので、
全身を包むそれぞれの輪ゴムのごとき筋膜の張力の影響範囲の広さを感じ取っていただければ幸いです。
筋膜の引き張り力ネットワークの正常化を図るのが、筋膜リリースなんです。
スタビリティ(安定性)とモビリティ(可動性)
身体操作の要諦は?
そう問われれば、
「スタビリティ(安定性)とモビリティ(可動性)が同時にその動作に含まれていること」だと答えるでしょう。
スタビリティ、安定性とは「重力で得られるバランスがとれた状態」のことをいいます。
モビリティ、可動性とは「重力に逆らってアンバランス状態を作り出した状態」です。
バランスが取れた状態とは、支持力を得てつり合いを持った状態のことともいえるでしょうか?
支持は骨や骨格筋に限らず多くの身体的パーツがかかわってくるでしょう。
太極拳でもダンスでもウォーキングでも、
全身的に協調したバランスが取れているカラダの安静部分を作り置き、
一部の身体パーツを不調和に転じさせアンバランスさから動きという活動を作り出していく。
ただそれは時として逆のことがいえるときもあり、
重力に吊りあわないアンバランスな活動状態のなかに、重力に吊りあったバランスが取れた静的な部位を置くというときもあります。
どちらも見方次第では同じことをいっていますが、
意識の置いたところの違いにより安定と活動の押し出しのバランスが異なってくるでしょう。
動的な可動性をあらわすモビリティ状態を実践中は、ともするとモビリティに意識を奪われてスタビリティ(安定性)がそっちのけになるが、
そのような動きは{死に体}とかいわれるような、意図的な動作・操作がかなわない{生きていない動き}です。
身体を軸として支える部位の安定性が失われた動作をすれば「動作が流れてる」といわれるでしょう。
それは視る人が見ればわかります。
合気柔術をなさっておられる方がメールで、
まさにこのスタビリティとモビリティの共存する操作を修練中という話をお伺いしました。
身体の内部を通る重力線ととらえるか、
身体のパーツを下段からひとつずつ積み上げると思ってみるのか。
可動性を意識すると安定性を見失い、
安定性を見すぎると可動性がぎこちなく起きる。
こちらの合気柔術をなさっておられる方は、頭部に物を乗せて落とさないといった
身体の各部位が重力につり合いがとれた状態が首や頭部で見て取ることができて、
そうした者たちを見つけては粋に輝いていると語っておられる鋭い感性でモノをみておられるので。
技中のスタビリティとモビリティの優先順などの設定や部分上の配分などにおいて、
きっちりクレバーな計算をしていかれそうです。
ただ私にとってはスタビリティとモビリティ、特にまん丸のなかの点の描画のようなスタビリティのデザインが難しくて。
言葉で言うのはたやすいことで、身体でおこなうのは至難の業で。
正直に言って、気を抜けばぼろがとめどもなく出てきてしまいます。
施術中に安定性と可動性を施術者が体現できればいい施術になるのだとわかっているのですが、
いまだに可動性・モビリティに意識が持ってかれて動きの統合が破綻していることがしょっちゅうです。
真剣にどうにかここは身に納めなければと感じて練習することで、少しずつ発見できるものが上乗せされるのですが、
自身の身体を立体化した体をつねにぶれずに持ち続ける難しさにあえいでいるこのごろです。
(お客様の体を観るときは常にスケルトンで立体化を脳内で描く習慣があるのですが、自分の身になると、身体の前面の意識が強すぎて。。
そちらに持ってかれてしまうため、ことさらに手を腹部と腰部に当てて厚みを手作業で確認しなければうまくいきません)
思慮は未熟ながらもわかってるところもある。だがそのわかっているところさえも体がうまくついてきてくれないもどかしさ。。。
私はひとりで自室で稽古をするものの、ひとり稽古の限界を感じざるを得ません。
今日この頃です。
最後に余談ですが、日本古典の能楽の能の舞も、
個人的な見方で恐縮ですが、
きっちりとスタビリティとモビリティが、これほど見事に表現なさっておられ全面にそれが映る芸能は少ないように感じました。
バランスを取り協働し、コアの筋組織がそこに命を吹き込む。
身体の細部に至るまで、きれいにそれぞれのその姿勢上の役割が感じられておられるようです。
まさに重力との釣り合いを大事に感じ続ける素地が修練で体得されておられ、それをもって舞うような、
私どもの一般の者たちとは異なる質の身体の道を通られているように感じます。
抗重力筋(姿勢筋)や骨格で正しくバランスがとれているときほど、無駄な筋の力みは脱力がかなえられ、
繊細な身体の操作も、そして硬さでささえる組織が生きたおかげで他の流動性ある液の流れは順調となり、
生命エネルギーの力は高まって外に気が放たれ広がりがみえていきます。
2022年05月18日
自分の体のゆがみが自覚しにくいワケ
【 自分の体のゆがみが自覚しにくいワケ 】
「歪体」でも、
頭部だけは
垂直性が維持されてしまうため、
体の全体がゆがんでいるのに気が付かないから
身体の重要なルールのひとつに、
身体の運動は頭部が進むのちに体がついてくる仕組みがあります。
そのためには頭部が動きの先導をするには、しっかりと地面に対して垂直性を保ち続ける必要性があります。
もし仮に頭部が大きく斜めになってかしいだ状態であれば、かしいで倒れたほうへばかり進行方向を偏らせ、
まともに前進することさえできなくなります。
それはカンタンな実験として、
いつもなら難なくできているだろうあたりまえの全身がある程度統合されてまっすぐな線の上を歩くのは容易ですが、
頭を右に30度かしげた状態で倒しながら歩いてみると、まったく思うようにまっすぐな線の上を歩けなくなります。
そういった頭部の垂直性が乱れて傾斜することによりおこる運動系の誤操作を防ぐために、
頭部の後頭骨の下に位置する後頭下筋群に、頭部の地面に対し平行と垂直を感知する大量な筋紡錘やゴルジ腱器官が入れられております。
これらの機能により頭部の位置が常に垂直性を保てるように監視し続けられています。
もし頭部が傾斜したら後頭下筋の監視により頭部の垂直性を確保せよとけたたましい具合に強烈な修正運動を起こせと信号が出されるおかげで
自覚的に頭部を垂直に据えようとしないでも、無意識のうちに頭部の傾斜はつねに修正させられて垂直になるよう配慮されています。
そうすうことにより立ち直り反射と呼ばれる頭部を垂直にキープする反射を支えています。
つまりこの立ち直り反応により頭部が垂直に設置されることで、
自身の身体がゆがんでいる状態(歪体)であってもみたものが斜めになって見えることもなく、
耳の水平をキャッチする高感度なセンサーは頭部の水平状態で安定しているからOKだというメッセージを出す。
これらのセンサーが脳の認識上でも強烈な印象を与える最有力な情報源として信頼性が高く設定されています。
頭部が垂直性を保てていれば、その他のボディにゆがみが内在している頭部以外の身体上の実態は歪体でも
よほどのことでないかぎり気にならなくなるようできています。
上図の、左側の女性は正しく左右シンメトリーな整体状態です。
だから当然、自分はゆがんでいないという正しい反応がでます。
上図の、右側の男性は胴体や脚が左右がアシンメトリーで歪体と呼ばれる状態です。
ですが頭部のみ立ち直り反射により垂直水平となるよう自動修正される仕組みのため
頭部の垂直性を感じたものの延長線上に他の身体部位もあると錯覚してしまい、
自分はあたかも整体だといった錯覚をしてしまうことになります。
頭部のみの垂直になる反射が作用して、
なんとなく他の身体部位もあたかも垂直なような気がしてしまう錯覚に陥ります。
写真撮影等の結果から定規で肩や骨盤部の水平性や脊椎の垂直性を分析すれば乱れていることはあきらかにみてとれますが、
そうした客観的な資料を見せられない限りは、自身の歪体を見つけ出すことが難しくなる仕組みが素地としてあるわけです。
自分の立位や座位などでの垂直性は頭部により導かれる側面があるわけですが、
左側整体の女性は頭部、首、胴体が一連隣、頭部と首や胴体が動きや姿勢上も分断されることがありません。
左側歪体の男性は、頭部と胴体が分断され、その両者に挟まれた首はその両者の不具合を感じて詰まりだし、
頭部と他の他の胴体部等との連動性が崩れて肩こりや首凝り、腰痛等のもとともなっております。
施術の場では、施術者がお客様の芯の垂直性が正されているか、
または歪体であれば、どの個所がどれほどの量の不具合があるかを丁寧に観ていきます。
先生がお客様に対して適切な量の部位の状態をつたえてくださるという場合には、となりますが、
そういった自己では歪体部位があってもどうしても整体と錯覚してしまうトラップから抜け出すために施術者を活用することは、
お勧めできるだけの費用対効果はあると思います。
たとえば、自分で脊椎のずれの傾向について、ひとつひとつを検証して、
かかわる椎間板の詰まりやひらき、捻じれや傾斜などを視てとることにより、
そのジェンガのようにつまれた椎骨を、どのように調整していけばスムースな改善が図れるかを考察していきます。
本人では歪体でも整体と錯覚した上でアプローチする誤差の大きな修正行為となりがちですが、
施術者はお客様が自身に感じた整体に感じた錯覚がおこることはありませんから。
その意味でも他者の目があると都合がいいといえるのでしょう。
2022年05月16日
書籍紹介:「美人をつくる! 毎日の「こうじ水」」 かんたんにつくれて身体にめちゃめちゃいいって評判のこうじ水。こちらをベースにあなたの好きなオリジナルドリンクをつくってみてはいかがですか?
施術の内容ではありませんが。
日本の国菌、こうじ菌。
麹(こうじ)って。
ローカロリー。
さまざまな酵素を持ち、腸内フローラを育ててくれる。
酪酸菌について調べていて、麹菌にいきあたる。
ビフィズス菌・それに植物由来のタフな乳酸菌。
腸内バランスをととのえ、デトックス効果、免疫力アップ、便秘解消、などなどが期待できます。
個人的にですが、
施術後に、おもうぞんぶん身体をつかったあと、体力消耗著しい。
今の施術法は、1時間でバテバテになる作業を3時間以上したら、
そこから先は限界突破できるかどうかの瀬戸際でがんばってます。
極度な集中と思考と体力消費を重ねていきます。
そして施術がおわったとき。
麹がその疲れた体と脳の助けになってくれています。
自宅で米麹と水だけで作る甘酒、いただいてます。
ほのかな甘み。
市販の甘酒は高熱で殺菌処理してパッケージするのでこうじ菌はすでに死滅しており、
麹菌が生きていることが前提で説明される甘酒効果は期待できません。
やっぱりヨーグルトメーカーを使って麹からの自作に限ると思っていました。
でも、そんなとき以下の本を見つけまして。
美人をつくる! 毎日の「こうじ水」
すでに知っている人は多数かもしれませんが、
「こうじ水」。
水 500mlにこうじ50gをいれて一晩おいて完成!
たった、これだけです。
ヨーグルトメーカーもいりません。
こうじ水をドリンクのように飲んでもよし、肌に塗ってもよし。
一般的なハーブティという分野にも薬効を認めて興味をもっているものの、
上述の本にはこうじ水をフルーツやスパイス、その他、それっていうのもありなの!?と思うような
こうじ水と他の素材とのあわせわられたメニューが紹介されています。
私は個人的にアーユルヴェーダ系ハーブの薬効が、つねづねさらに人の体にやわらかく摂ることができればと考えていたため、
こうじ水とゴツコラ、ホーリーバジル、バコパ、などもしかしたら健康に相乗する効果を発揮できやしないかと考えています。
肉体のみならず、精神の疲労もたまってきているという人に、
最高にいい感じのオリジナルドリンクを作ってみようかなと。
ゴツコラ等の生育状況から6〜7月頃からこうじ水をベースにした、
オリジナルハーブティを試し始めるつもりです。
みなさまも、もしこうじに関心あれば、上記の本を手にして参考にするなどなさってトライしてみてはいかがですか?
日本の国菌、こうじ菌。
麹(こうじ)って。
ローカロリー。
さまざまな酵素を持ち、腸内フローラを育ててくれる。
酪酸菌について調べていて、麹菌にいきあたる。
ビフィズス菌・それに植物由来のタフな乳酸菌。
腸内バランスをととのえ、デトックス効果、免疫力アップ、便秘解消、などなどが期待できます。
個人的にですが、
施術後に、おもうぞんぶん身体をつかったあと、体力消耗著しい。
今の施術法は、1時間でバテバテになる作業を3時間以上したら、
そこから先は限界突破できるかどうかの瀬戸際でがんばってます。
極度な集中と思考と体力消費を重ねていきます。
そして施術がおわったとき。
麹がその疲れた体と脳の助けになってくれています。
自宅で米麹と水だけで作る甘酒、いただいてます。
ほのかな甘み。
市販の甘酒は高熱で殺菌処理してパッケージするのでこうじ菌はすでに死滅しており、
麹菌が生きていることが前提で説明される甘酒効果は期待できません。
やっぱりヨーグルトメーカーを使って麹からの自作に限ると思っていました。
でも、そんなとき以下の本を見つけまして。
美人をつくる! 毎日の「こうじ水」
すでに知っている人は多数かもしれませんが、
「こうじ水」。
水 500mlにこうじ50gをいれて一晩おいて完成!
たった、これだけです。
ヨーグルトメーカーもいりません。
こうじ水をドリンクのように飲んでもよし、肌に塗ってもよし。
一般的なハーブティという分野にも薬効を認めて興味をもっているものの、
上述の本にはこうじ水をフルーツやスパイス、その他、それっていうのもありなの!?と思うような
こうじ水と他の素材とのあわせわられたメニューが紹介されています。
私は個人的にアーユルヴェーダ系ハーブの薬効が、つねづねさらに人の体にやわらかく摂ることができればと考えていたため、
こうじ水とゴツコラ、ホーリーバジル、バコパ、などもしかしたら健康に相乗する効果を発揮できやしないかと考えています。
肉体のみならず、精神の疲労もたまってきているという人に、
最高にいい感じのオリジナルドリンクを作ってみようかなと。
ゴツコラ等の生育状況から6〜7月頃からこうじ水をベースにした、
オリジナルハーブティを試し始めるつもりです。
みなさまも、もしこうじに関心あれば、上記の本を手にして参考にするなどなさってトライしてみてはいかがですか?
2022年05月12日
慢性化した凝りがあるときの筋膜の癒着をたとえるとどう見えるもの?
どんな場合でもどんな状態の筋膜でも、
筋膜がカンタンにはがせると思うのは勘違いです。
施術者が施術で筋膜の癒着が進んだ状態をリリースするときに、
残念ながら、まったくの理想形の筋繊維に即座に復活するなんてありえないのです。
特に、慢性化した凝りの場合は筋膜の膜組織自体が正常なものとは別物といえる状態にスリップしているため、
慢性状態になった凝りを正常に戻すには、鋭い目と技が必要だと言わざるを得ないでしょう。
お願い
以下に2本の密接する筋組織、つまり筋膜が巻き付いた筋肉があるとイメージしてください。
3つのパターンを描きました。
{左図}正常。筋膜の癒着がないケースです。
コラーゲン線維が主にできており体内の水分が多く深部体温ほど高い温度をしめす場所にある筋膜。
そちらは、半ゲル状でぺたぺたし状態です。
ぷるぷるのゼリーのようなイメージと考えていただいて、おおかた間違いはないでしょう。
そうなると隣同士の筋膜が直接接すれば容易に癒着がおこるので、
そうはならないようにたっぷりとした潤滑油が筋膜の外方には満たされており、
その潤滑油により仕切られて別々の筋は、それぞれが動く際に互いに干渉せずにすべるように滑らかに動けます。
{中央図}筋膜癒着の初期段階:筋膜を包む場にある潤滑油が切れてしまう場所があらわれ、癒着が徐々に始まり糸を引く様子です。
精神的緊張からくる筋緊張を含め、筋肉の部分的な使い過ぎが積み重なり、張った筋同士の隣との間隔が減り密着し始めていけば、
筋膜を滑らせる潤滑油の供給が滞りだします。
そうした潤滑油切れが起きれば、粘り気のある筋膜組織が隣同士、直接膜がついたところが癒着していき、
それらの筋を引き離せば筋膜コラーゲンがクモの糸のような引く状態となります。
この場合、生理的に日々体を使って凝りはでてくるのが普通ですから、初期段階では寝ればリセットして両者の癒着した筋は離れます。
つまり通常は、左図の正常な筋膜の癒着がない状態と、中央図の軽く癒着した状態を日々行き来しながら暮らすようにできており、
筋膜の癒着がおこること自体は体内でそれをリセットする機能がついていることからもわかるように生理的な現象です。
このような自らの筋膜をはがすための機能がお客様の体の中に正常に発揮できる状態下であれば、
私どもとしては「これだったら問題なく、リリースがスムースにできますし、良い状態の元通りにリカバリーできます」といいます。
このときの初期の初期段階からもうちょっと進んだ程度の癒着のリリースは、
痛みが出ることのないカウンターストレインやマッスルエナジーテクニックなどで、
効果的に緩めていくことができます。
なかなかこのような対処のみで終わることとなるお客様は少ないのですが、
ベン石温熱器をもちいはじめて、
少しずつ副交感神経というリラックスモードによく引き入れてリリース促進を図るという対応でOKな方がでてきてうれしい限りです。
{右図}筋膜の癒着が進行し、膜状が柔軟性を失した線維化が進みはじめる。
(右図は、鍾乳洞の下絵を使って描いたため、線維化が進み過ぎてみえます。ですが誇張しすぎてますが、術者の友達からは納得の声をいただきました:私どもの感触では、正常な筋膜と変異した筋膜は形状も水分量も温度も組成成分状態も、そしてそのうちにある筋繊維への保護能力もまったく状態は別物で劣化した状態だという認識です)
筋膜はもともと代謝が激しさがある組織で、
ひっきりなしに古くなった筋膜組織を壊して新たな筋膜に入れ替えることで、
骨格筋や各部臓器を含む筋組織を鉄壁にガードする仕組みになっています。
そのような新築するのががいちじるしい筋膜組織に対して、
すでに凝りが進み血流等の代謝が落ちてしまえば、いざ新たな筋膜組織を作ろうとしてもままなりません。
すると古くなって通常は破棄する仕様の廃材として価値のないはずの現存する筋膜を再利用するしかなくなります。
私はぶたの解体を施術学校に通い始めたとき人づてて見せていただく機会がありました。
比較的豚の臓器と人間の臓器は似ているといわれるだけあって、筋組織も類似しているところもあります。
そこで見たのは本来は半透明であったはずの膜が脂肪層の漏れ出しからか黄色味を帯びた着色がなされ、
だまがいくつもの部位にみてとることができました。
あきらかに正常な筋膜組織ではなくて、筋同士をはがそうとすると、
細いクモの糸が出る場所と、
他にはあたかも鍾乳洞の上下に突起して引きはがしづらい抵抗ある場所と。
明瞭にわけられていたことを観察しました。
鍾乳洞のような状態の筋膜部は、
すでにそこにある筋膜組織は新調性の高いソフトでのびやかな組織ではないものに変異しております。
体液の減少もみられます。
そして一部、粗くなった筋膜の筋繊維は剥がれ落ちて筋繊維が露呈しています。
ここはかなり顔をつけるようにしてのぞき込まなければわかりませんが、
すでに筋繊維は筋膜というガードマンがいなくなり、非常に衝撃にもろさがある状態でむき出しになっています。
部分そこは赤みがかり微量の出血痕が見受けられます。
何年もの間、新調されずに使いまわされた筋膜の線維化が進み、ぶたの首筋近くの凝りがあったことでしょう。
そして昨今では海外では筋膜系の参考となる専門書が多数出版されて和訳本もいくつかでております。
それがあるおかげで正常な筋膜と変異が進んだものとの違いは明らかにされております。
ただ書籍だけでは変異後の癒着が進んだものの感触は得られません。
だからそこを補う情報として私はぶたの解体の観察をし、手で触り感触を確かめた特徴を、記憶の奥から蘇らせつなげることができました。
その体験がいまだに生きています。
ですが実際は人体のなかに入り込んだ凝りの硬化度の高さは、
おそらく私が触れたぶたのものとは違うでしょう。
ぶたはそこまで体を酷使したりせずに生育されていて、
部分的な凝りが進むトリガーポイント部分はあのとき観たような癒着があった。
そして人体のなかには、それと同等か、または私が骨化と呼びたくなって呼んでしまっている、
別に石灰化がはいってもいない筋膜の膜状の古さやダメージの状態は、
そのときのぶたの様子を超えるものだというのは明らかです。
筋膜は、単なる筋組織の周りに巻き付いていて癒着していてもそのまんま普通に巻き付いたままの組織だと思う。
そのように考えておられていては筋膜リリースをするときに適切な回復段階を想像できないでしょう。
以前、たまたは知り合いの鍼灸師の先生に筋膜の癒着ってどうなってるのかと問われて、
癒着が進んだ膜状は、柔軟度の失せた廃材利用で、正常な筋膜の組織とはまったくの別物だから、
剥がしただけでまた元通りに瞬間的に変わるなんていうことは組織上はないんだと説明しました。
するとその先生も、お客様で硬い人だと鍼を打っても折れるか刺さらない部位がだいぶあるのでそういったところが、
もしかすると柔軟性の失せた廃材を使った筋膜ということだといえそうだねといっておられました。
実際、コラーゲン線維でできた筋膜の膜組織を水分を抜いてカラカラにすると、骨以上の硬さに変わります。
そして触る人が触れば、人体内部のその硬化した組織の性質と、その鋼の太さの板ゼラチンの軽さと硬さとタップしたときの響きから、
同様の組織だということを察することができるでしょう。
長時間にわたる負担の大きい同一姿勢を続けたり、
それが過酷な力みを入れざるを得ない筋力を発揮させて酷使させたり、
重篤な衝撃が体内に入り出て行かないほどの量のダメージを受けたり、
緊張して息をするのをひそめたり息を止めたような作業をしたり、
精神的なストレスが筋緊張を呼び筋力の弱化が生じて筋バランスが正常に保てなくなったり。
そこは想定される日々の軽微な筋膜の癒着の範囲を超えるものとなり、
急性の癒着期から進行して慢性の癒着状態という次のステップに進みます。
実際的に慢性の癒着まで進行したときには、
{右図}のような物質としての変質が起きてしまっております。
そのような慢性状態(※注 慢性状態のざっくりしたイメージ。)となれば、
この部分の組織を実直にリリースするということがない限り、
ほぼ永続的に、その凝りによる身体内部の関節のずれは続き関節可動域の制限は残りますし、
深層筋にまでそれが進めば血液等の代謝が血管を硬化した筋膜の圧迫により停滞する等の不具合がいつまでも残ります。
そしてやっかいなことですが、すでに生理的な筋膜のリリースがおこる範囲の外まで凝りが積載されてしまえば、
いったんできてしまったその凝りのため筋使用が制限された状況を他の筋肉を動かすことでカバーするため、
また新たな部位に凝りを創るようになります。
これはこれで優れた人間の持つ機能の一端ではありますが、本来は自分が担当ではない苦手な労働を他者から丸投げされてさせられることにより、
こちらの新たにできた凝りのほうが張ったり凝ったりが強く感じられて、
そこを主訴として訴えられる方が多くおられます。
実際はそこを緩めると余計に痛みが増す関係になっており、
さかのぼって仕事を丸投げした先に動けなくなった部位のリリースが先行されない限り、
いくらアプローチしても改善の長続きは起こりません。
慢性化した状態であれば、多層的にそのような問題が含まれていますから、
そのような点を順序だ出てて優先順位付けして解いていくことに力を注ぎます。
(※注) 慢性状態のざっくりしたイメージ。3カ月以上とか6か月以上など体の部位により慢性の読みが変わります・伸筋や屈筋としても異なります。
ただ1年以上昔のモノとなると、多くは表層筋は右図のようになり、負担蓄積度合いがつもればそれが中層筋や深層筋まで浸潤して、やがて骨膜へ癒着が観られれば自力での復旧が難しい状態となったといえるでしょう
たとえば10年以上前からかなりしんどい凝りによる不調が続いているといった状態のときは、
残念ながら、多くは体内の奥に{右図}のようなものを私どもは非常に多くの身体内部に広がるものとして見つけ出します。
それゆえに、筋膜の癒着が慢性化した凝りを為している場合、他の施術とはアプローチの手順、手技、プログラムなどリリース法が変えられています。
通常のマッサージでは線維化が著しいものには対処が難しい面があると思えます。
たとえば筋膜の膜状をタッチでどう読み取るか、そして全身的にその筋膜の癒着はどのような係を担っているものか、そのうえでどのような手技を使うのが最適か、等々を順繰りに解きつつ、その解かれた後の瞬間変わった状態からまた状況曲面を新たに模索して次の手を考えて、
リリースする個所の深さや圧の質や上下左右前後のバランスなどみていき、仕事終わりにつなげられるよう詰めて微修正を何十回、何百回と繰り返します。
そうするにもそうした対処できるようなセンスをみがき、独自のアプローチ法を模索していきます。
私の今の施術上のマイブームは、ベン石温熱器や棒状かっさによる骨への垂直刺激を渡さずになすずり圧でしょう。
そうすることで、癒着が進行して筋膜が変質した状態が根付いた患部に対して血の流れを寄せるルートをあけて、
その廃材を使わざるおえなかった部位の筋膜組織を変えていきます。
ただ筋膜が剥げてしまっていそうな部位は、圧にもろい切断されやすい筋繊維が犠牲になるのですが、
そこを筋繊維の流れを読むことで沿って圧をかける点と、骨に押し付けすぎない意図的に一定層の浮いた圧を棒状かっさで作り出すことでぺりぺりと目的層の癒着をはがすことができるようになった点と。
あとは筋膜組織が廃材化したときに硬度が強まり伸張性が減少してダメージを受けやすく変質しているところに、
ベン石温熱器で患部のコラーゲン線維を加熱して先行してちゃんと緩めて解けやすい部位をつけてからそこを解くを繰り返すことで、
筋膜組織へのちぎれるダメージも減らせるというのは本当にありがたい、ベン石温熱器様、ありがとうです。
身心が疲れてイライラなとき。たとえば、百合の花やユリネを枕元において寝るということからはじめてみませんか?
ここ数日、私たちがスクリーンから覗くと意外だと思えてしまう芸能人の方々が、
こころの病によるものであるのか、お亡くなりになっていたことを知りました。
驚きとともに、深い悲しみを覚えます。。。
こころ、精神の緊張の糸を緩めるには、
心のホットラインのようなカウンセリングをしていただける電話があると、
そうしたニュースを報道した後に、アナウンサーは必ずといっていいほど付け加え、
そちらの電話番号をつたえていました。
ただ、コーチングを学んでいたとき、コーチングをコーチに受けるのも、
またはカウンセラーにカウンセリングをしてもらうのもつらくでできないという方がおられると聞いたことがあります。
自信を失い、八方ふさがりになった思いがのしかかると、対人支援を受けるだけの気力も起きない。
そのようなとき、効果がそのような状況の方々にあるかどうかわかりませんが、
気が付いたことを書かせてください。
商売を始めたときに、昔の人はいったものだそうです。
「あんたね、商売はじめるんだったら、店にさ、百合の花を飾っときな。
そうすると、店の人も、来たお客さんも穏やかな気持ちになるんだから。
そのほうが商売はうまくいくもんだよ」
そのようなアドバイスをいただくことがあります。
漢方の生薬のなかには、煎じて服用して薬効が体感できるものと、
百合の花のように香りによって精神が影響を受けて効果がでるものと、
たとえ瓶詰のなかに入れられていてもその生薬の波動のようなものが外側へと影響を与えるものとがあります。
中にはそれら効果パターンが複合するものもあります。
たとえば、
百合根は漢方では百合(びゃくごう)とも呼ばれるユリネ。
百合の根っこの、ゆり根です。
イライラなどを緩和させる鎮静作用があります。
上記写真は、私が施術をさせていただいている部屋の片隅に、こそっとおいてある【ユリネ】。
ユリネは、小さな割れにくい小瓶に入れて身につけておくことで、
それでも精神のイライラが収まるという強い作用を放つ生薬です。
そのことを知って、横浜中華街の漢方生薬が多数そろえてある食材店から買ってきたものを、食すことなくおいてあります。
一般的なユリネ効果の言い伝えでは、
けんかっ早い者たちが集まる場に、百合の花を置いておくと不思議と、喧嘩は起こらず。
アユの友釣りという、アユ同士の縄張り争いをさせることで釣るときは、百合の花が咲いていないところでしなよと言われます。
なぜかというと、アユ同士が闘争心が消えてしまい、
縄張りを犯したアユに対して喧嘩を仕掛けてアタックしないため釣れなくなるからです。
つまり百合の花の香やその波動は、人間以外のアユにも作用しているのですね。
本草綱目(ほんぞうこうもく)には、肺や気管を潤し、咳を止め、利尿を促し、精神を安定させる働きがあると記されています。
※ 『本草綱目』(ほんぞうこうもく)は、中国の本草学史上において、分量がもっとも多く、
内容がもっとも充実した薬学著作である。作者は明朝の李時珍(1518年 - 1593年)で、
1578年(万暦6年)に完成、1596年(万暦23年)に南京で上梓された。
日本でも最初の出版の数年以内には初版が輸入され、本草学の基本書として大きな影響を及ぼした。
(Wikipediaより)
もし「イライラがつづいてこころがダメージを受けているな」と感じておられる方がいたら、
部屋に百合の花を飾ったり、
ユリネを生薬として煎じていただいたり、
または私のように部屋に瓶にいれて安置しておくなどしてみませんか。
劇的なことがおこると過信せずに、気軽な気持ちで興味がわいたら試してみてください。
また精神の沈静作用は、心身ともに不可分です。
精神がおだやかになれば身体に緊張がほどけて、
無用な凝りがおさまることでしょう。
精神のいら立ちや苦しさ、恐怖、不安、さみしさ、等々のつらさが、
身体の凝りにリンクしている。
多忙な人が増えたいまの時代では難しい考えかもしれませんが、
人は心のさまざまな焦げ付きから気のエネルギーを消耗します。
気のエネルギー量も、余裕がある時点は問題は起きませんが、
気を使い過ぎてすり減らすとき、リラックスして休息をとりたくても取れなくなっていきます。
つねに、何らかの不安が脳内を駆け巡るので、そこと戦い続ける日々。
そうして{リラックスする}のが苦手になっていくのです。
本来は「休息法」が、人が持続可能な活躍には必須だと、私は考えています。
つまり「至高のリラックスタイム」を、人は欲していて、そこから考えを始めるべきではないかと。。
深い休息をとることで、心身が回復すると、心身に加わるストレスもへっちゃらな余剰エネルギーを得られます。
そこで得た余剰エネルギーを使って仕事をしていく暮らし方ができたなら。
身心の気をすり減らして消耗して尽きる寒さがやわらぎます。
または最適かつ強力な休息法を得られたなら、いつまでも元金といえる元気を元本割れさせずにやっていけます。
そういった休息法のノウハウにも、人により選択は違って当然ですが、
生薬の薬効も使えるでしょうし、整体院等の施術を受けるのもいいでしょう。
生薬では例えば「ホルモンのちから」という心とカラダを元気にするホルモンの解説本がありますが、
おそらくは生薬の薬効もそのホルモンのバランスを作用させるなどの仕事を一定量させる引き金になってるんでしょう。
生薬の含有成分の化学式をみているとき、そんなことを感じたことがあります。
元気の元本割れをしないで済ませられる休息法。
それは生理的にも一定の理にかなったものの考え方でしょう。
たとえば、百合の花やユリネを枕元において寝るということからはじめてみませんか?
こころの病によるものであるのか、お亡くなりになっていたことを知りました。
驚きとともに、深い悲しみを覚えます。。。
こころ、精神の緊張の糸を緩めるには、
心のホットラインのようなカウンセリングをしていただける電話があると、
そうしたニュースを報道した後に、アナウンサーは必ずといっていいほど付け加え、
そちらの電話番号をつたえていました。
ただ、コーチングを学んでいたとき、コーチングをコーチに受けるのも、
またはカウンセラーにカウンセリングをしてもらうのもつらくでできないという方がおられると聞いたことがあります。
自信を失い、八方ふさがりになった思いがのしかかると、対人支援を受けるだけの気力も起きない。
そのようなとき、効果がそのような状況の方々にあるかどうかわかりませんが、
気が付いたことを書かせてください。
商売を始めたときに、昔の人はいったものだそうです。
「あんたね、商売はじめるんだったら、店にさ、百合の花を飾っときな。
そうすると、店の人も、来たお客さんも穏やかな気持ちになるんだから。
そのほうが商売はうまくいくもんだよ」
そのようなアドバイスをいただくことがあります。
漢方の生薬のなかには、煎じて服用して薬効が体感できるものと、
百合の花のように香りによって精神が影響を受けて効果がでるものと、
たとえ瓶詰のなかに入れられていてもその生薬の波動のようなものが外側へと影響を与えるものとがあります。
中にはそれら効果パターンが複合するものもあります。
たとえば、
百合根は漢方では百合(びゃくごう)とも呼ばれるユリネ。
百合の根っこの、ゆり根です。
イライラなどを緩和させる鎮静作用があります。
上記写真は、私が施術をさせていただいている部屋の片隅に、こそっとおいてある【ユリネ】。
ユリネは、小さな割れにくい小瓶に入れて身につけておくことで、
それでも精神のイライラが収まるという強い作用を放つ生薬です。
そのことを知って、横浜中華街の漢方生薬が多数そろえてある食材店から買ってきたものを、食すことなくおいてあります。
一般的なユリネ効果の言い伝えでは、
けんかっ早い者たちが集まる場に、百合の花を置いておくと不思議と、喧嘩は起こらず。
アユの友釣りという、アユ同士の縄張り争いをさせることで釣るときは、百合の花が咲いていないところでしなよと言われます。
なぜかというと、アユ同士が闘争心が消えてしまい、
縄張りを犯したアユに対して喧嘩を仕掛けてアタックしないため釣れなくなるからです。
つまり百合の花の香やその波動は、人間以外のアユにも作用しているのですね。
本草綱目(ほんぞうこうもく)には、肺や気管を潤し、咳を止め、利尿を促し、精神を安定させる働きがあると記されています。
※ 『本草綱目』(ほんぞうこうもく)は、中国の本草学史上において、分量がもっとも多く、
内容がもっとも充実した薬学著作である。作者は明朝の李時珍(1518年 - 1593年)で、
1578年(万暦6年)に完成、1596年(万暦23年)に南京で上梓された。
日本でも最初の出版の数年以内には初版が輸入され、本草学の基本書として大きな影響を及ぼした。
(Wikipediaより)
もし「イライラがつづいてこころがダメージを受けているな」と感じておられる方がいたら、
部屋に百合の花を飾ったり、
ユリネを生薬として煎じていただいたり、
または私のように部屋に瓶にいれて安置しておくなどしてみませんか。
劇的なことがおこると過信せずに、気軽な気持ちで興味がわいたら試してみてください。
また精神の沈静作用は、心身ともに不可分です。
精神がおだやかになれば身体に緊張がほどけて、
無用な凝りがおさまることでしょう。
精神のいら立ちや苦しさ、恐怖、不安、さみしさ、等々のつらさが、
身体の凝りにリンクしている。
多忙な人が増えたいまの時代では難しい考えかもしれませんが、
人は心のさまざまな焦げ付きから気のエネルギーを消耗します。
気のエネルギー量も、余裕がある時点は問題は起きませんが、
気を使い過ぎてすり減らすとき、リラックスして休息をとりたくても取れなくなっていきます。
つねに、何らかの不安が脳内を駆け巡るので、そこと戦い続ける日々。
そうして{リラックスする}のが苦手になっていくのです。
本来は「休息法」が、人が持続可能な活躍には必須だと、私は考えています。
つまり「至高のリラックスタイム」を、人は欲していて、そこから考えを始めるべきではないかと。。
深い休息をとることで、心身が回復すると、心身に加わるストレスもへっちゃらな余剰エネルギーを得られます。
そこで得た余剰エネルギーを使って仕事をしていく暮らし方ができたなら。
身心の気をすり減らして消耗して尽きる寒さがやわらぎます。
または最適かつ強力な休息法を得られたなら、いつまでも元金といえる元気を元本割れさせずにやっていけます。
そういった休息法のノウハウにも、人により選択は違って当然ですが、
生薬の薬効も使えるでしょうし、整体院等の施術を受けるのもいいでしょう。
生薬では例えば「ホルモンのちから」という心とカラダを元気にするホルモンの解説本がありますが、
おそらくは生薬の薬効もそのホルモンのバランスを作用させるなどの仕事を一定量させる引き金になってるんでしょう。
生薬の含有成分の化学式をみているとき、そんなことを感じたことがあります。
元気の元本割れをしないで済ませられる休息法。
それは生理的にも一定の理にかなったものの考え方でしょう。
たとえば、百合の花やユリネを枕元において寝るということからはじめてみませんか?
2022年05月10日
五十肩等では、拮抗筋がリリースの狙い目
昨日は、主導筋と拮抗筋について、お話をさせていただきました。
たとえば、腕を横へ挙上する手順は。。。
(1)拮抗筋の弛緩:しっかり上腕三頭筋(上腕の裏側の筋肉)を意識して筋緊張をゼロになるよう弛緩させる。
(2)主導筋の操作:拮抗筋が弛緩し終えた後に主導筋の筋収縮をおこして手を挙上させる。
※ 拮抗筋と主導筋の両者が同時に筋緊張または筋収縮が起きた状態が力んでいるといい、
動きが外側に及ぼされず内側に溜まり凝りを生ずる原因を作り出す。
主導筋の三角筋後面(肩甲挙筋上部や棘上筋や肩甲下筋の凝りがある)が激痛だという五十肩。
通常ならば直感的に、激痛をおこす部位へと直接湿布や鎮痛作用のある軟膏などを塗ります。
ですがあまり成果が思わしくなくて、長々と尾を引いている。
そうしたことが継続しているときは、拮抗筋の筋硬化が著しく芯に食い込んでいることがあります。
五十肩なら、力こぶの出る上腕二頭筋の上腕骨を挟んで裏手にある上腕三頭筋のことです。
その上腕三頭筋の付け根の腋下の深部にボール状のちょっと大き目なスーパーボール大の筋の凝りや、
深く上腕三頭筋の奥をつまみ上げたら信じられないほどの激痛をおこす強烈な炎症を放つ凝りが鎮座している。
主導筋が屈筋群に占められ、対する拮抗筋が伸筋群に占められるような傾向性を把握できていれば見方がわかってきます。
主導筋の痛みがでたという場合、
セットになる拮抗筋が先行して硬化や委縮が慢性化してしこり化してでた主導筋の激痛。
もともと伸筋群のほうが屈筋群の筋の筋断面の2〜3〜4倍と太さが増しているもので、
伸筋群の凝りが入り込めば関節の異常な収縮が出てきます。
身体の前面にある屈筋群が硬化短縮するときの関節は、前方への一方面の詰まりが出る力が作用するのが主ですが、
伸筋群は筋断面が太いだけあってパワーが屈筋群の比ではなく、その筋力が関節全体を詰めて動きの間を奪います。
関節とは、必ず骨と骨の間にクッション性のある軟骨様の素材等が挟まれており、遊びの空間が作られているので、
骨同士といった硬さがある組織同士が当たって削りあうことが避けられています。
そして間がある部分には潤滑剤がはいっており、そのおかげでスムースに関節が動けるのですが、
その潤滑剤の役割をもつ組織が、伸筋群の硬化により関節の間を奪うことがでれば外へと漏れ出るのです。
そうなれば関節の遊びの間が消え失せて、骨同士が削りあう具合になる。
そこを避けようというプログラムが人体にはあるようで、そのときに肩甲骨を挙上・外転させて、
肩関節の骨の直接的な接触を防ごうとするようです。
絶妙な危機回避能力です。
ですがこれは緊急避難としてなされた、とっさのことであって理にかなった本来の動きではない。
処々に補正的な不具合を押し付けあってかなえられた状況です。
その結果が、五十肩、または四十肩、そして三十肩・・・。
ここまで申し上げましたら察していただけると思いますが、
「上腕三頭筋をしっかり緩めるようにするといい」のです。
ではどうやって上腕三頭筋を緩めればいいのか?
現実問題として、すでに五十肩等が厳しく感じられていれば、だいぶ上腕三頭筋が状態は悪化しています。
ハンドマッサージは、激痛で、奥にあるコリの骨化した本体に圧を贈るのは難しい。
それはセルフでのハンドマッサージでもそうですし、施術者のおこなうものでも、そう。
では、排酸棒を使ってみたらどうか?
これなら持ち手がしっかり握れて、芯の凝りに圧が効率よく届けられるからいいんじゃないの?
でもやってみるとわかりますが、痛すぎて、ムリ。 ^-^;
つまり接触が点で加わるのは、ハンドマッサージは手の硬い骨が点で当たって刺さるし、排酸棒も同様に先端の鋼が点で当たって刺さります。
そうやって刺さった点を動かす、動かされるのは拷問に使えるほどの激痛。
私自身がやってみて、そう実感します。
なので、私ならどうするか、というと。
次のようなアジアのほうではよく見られるような木製のマッサージ道具を活かします。
これらの形状を観ていただくとわかりますが、カーブがありますよね。
円柱形の腕のカーブ面に沿って作られているため、
使ってみるとちょうどいい感じにフィットするのです。
ハンドマッサージや排酸棒では点で刺さる感じの刺激が加えられまして、
さほど解けず激痛がひどかったのです。
ですがオカリナ型や四本足の動物型の木製マッサージ道具では、
患部との接触が線になり面になります。
点で刺さる痛みがないため、
これらを使う場合、かなりの強圧でも痛気持ちいい程度の刺激。
つまり。
「ハンドマッサージや排酸棒では、骨化した凝りがとけない程度の弱圧でしか刺激が加えられずに延々溶けてくれなかったじゃないの!」
から脱却できるんですね。
これもまた人間って、真剣にその凝りに対してリリースを模索すると、
手では難しくてできなかったことが、安心して気持ちいいほどを繰り返せば解けちゃうんですね。
人類の進歩は道具を作ったことから始まったという原点を思い出しました。
上腕三頭筋は、ベン石温熱器を使うとき。
セルフリリースでは、あまりいい成績が出ません。
というのも四本足の動物型木製マッサージ道具のような患部にフィットする把持力がないため、
腕のような細い部位は力が逃げるのです。
だから私が腕の施術をするとき、つまり他者施術でのリリースでは必ずベン石温熱器を2機同時に使います。
一台を主導筋の固定をするようにして、もう一台を拮抗筋を緩めるというように使うのです。
この時に二機をうまく連関して凝りの刺激に力が集約できるように操作するのが、うまいリリースができるコツなんです。
なので固定する側の一台も微妙に動かしてリリースの補助をしています。
ちなみに、肩周囲の問題を含まれていてという方は気づくかもしれませんが、
主導筋と拮抗筋を同時にベン石温熱器を当ててリリースをされると緩み方が非常に深いんです。
その理由の一つは、ホットストーンを使うことで60〜180秒ほど熱を患部に注げば、
3センチほどの奥までその熱が伝わって凝りの部位のゲル化が進むという特性を持っています。
だから腕は個人差はあるものの脚ほどまでは太さがなく、挟み込んで熱を注ぐことで通常は3センチほど届く熱伝導がさらに奥へとのばせる。
そこを利用して、熱で凝りを溶かして解いているのです。
腕は、人類は手を良く使い発達していて、あたかも脳とそれが直結しているもののような感じがあり、
加圧によるリリースは、その大事な腕をダメージを及ぼされて壊されるのではという感情面の緊張と、
脳とそれが直結しているといえるほど腕に入る神経の太さや量の多さから、基本、外圧からの刺激は非常に嫌うのです。
痛みがそれだけ強く出やすいということです。
ですが適温での熱刺激の場合、加圧リリースとは異なり、すんなり受け入れて、すんなり熱伝導が通りやすくあるため、すんなり緩められるのです。
結果的に硬化して骨化した腕の上層組織が緩まったなというところで、ざっくりとその緩んだ部分を拭いとるように、ベン石温熱器を使ったずり圧で解いていく。そしてまたベン石温熱器を使っての注熱をして、腕の中の幾層にも積み重なったしこり化した筋膜層を、着々、拭い去って正常な状態となる部位を増やしていくので。
オカリナ型や四本足の動物型の木製マッサージ道具では、熱刺激ではなくて圧刺激のみに頼るため、
おそらくは10年かけてつけた上腕三頭筋の凝りは1年かけて緩める計算になるでしょう。
一度や二度、やってみて効果がないと木製マッサージ道具をうっちゃるのは、間違いです。
特に慢性化した方々では伸筋の側の凝りが深く入った部位は、骨の骨膜への癒着が進行してますので、
その骨膜への癒着がはがれることがなければ引き連れの量はリリースで減少しても消えないのです。
ですが体調的に血圧がそんなに異常ではないという方、循環器に問題は含まれていないという方は、
お風呂でのそれらの木製マッサージ道具を使ってセルフリリースをしてみると効果的に肩の不調を改善できます。
イメージで言えば、インドネシアやタイなどで、湯上りに木製マッサージ道具を使ってもらったマッサージを受ける感じでしょうか。 ^-^)
※ 循環器上の異常がある方は、左腕とその近辺のリリースは、お風呂の中ではしないようにお願いいたします。
最後になりますが、
五十肩等での痛みが出る主導筋にあたる患部は、拮抗筋の症状がぬぐえれば、それで半減するか解消することが多いので。
施術をする先生たちは、すでに炎症が出て触れない患部を触るのは避けて、拮抗筋を緩めて様子を観察をしていきます。
拮抗筋を緩めて、それで問題が解消すればOKですし、そうならなければ、加えられる他の要因部位を探し出して、
ケアの範囲を広げていきます。
そうすることで患部の筋膜の膜状が線維化が進んで切れやすくなっている部位に圧をかけてダメージを与えるのは避けて、
段階を経て快方への階段を上るように進むことが通常です。
あまりに五十肩等のつらさがあるときには、キネシオテーピングを同時にもちいることで効果的な補助をあたえることもできます。
2022年05月09日
主導筋の動き出し前に、ぜったい、しておくべき操作とは?
http://bodywise-note.seesaa.net/article/487861915.html
たとえば、腕を横へ挙上する手順は。。。
(1)拮抗筋の弛緩:しっかり上腕三頭筋(上腕の裏側の筋肉)を意識して筋緊張をゼロになるよう弛緩させる。
(2)主導筋の操作:拮抗筋が弛緩し終えた後に主導筋の筋収縮をおこして手を挙上させる。
※ 拮抗筋と主導筋の両者が同時に筋緊張または筋収縮が起きた状態が力んでいるといい、
動きが外側に及ぼされず内側に溜まり凝りを生ずる原因を作り出す。
主導筋の三角筋後面(肩甲挙筋上部や棘上筋や肩甲下筋の凝りがある)が激痛だという五十肩。
通常ならば直感的に、激痛をおこす部位へと直接湿布や鎮痛作用のある軟膏などを塗ります。
ですがあまり成果が思わしくなくて、長々と尾を引いている。
そうしたことが継続しているときは、拮抗筋の筋硬化が著しく芯に食い込んでいることがあります。
五十肩なら、力こぶの出る上腕二頭筋の上腕骨を挟んで裏手にある上腕三頭筋のことです。
その上腕三頭筋の付け根の腋下の深部にボール状のちょっと大き目なスーパーボール大の筋の凝りや、
深く上腕三頭筋の奥をつまみ上げたら信じられないほどの激痛をおこす強烈な炎症を放つ凝りが鎮座している。
主導筋が屈筋群に占められ、対する拮抗筋が伸筋群に占められるような傾向性を把握できていれば見方がわかってきます。
主導筋の痛みがでたという場合、
セットになる拮抗筋が先行して硬化や委縮が慢性化してしこり化してでた主導筋の激痛。
もともと伸筋群のほうが屈筋群の筋の筋断面の2〜3〜4倍と太さが増しているもので、
伸筋群の凝りが入り込めば関節の異常な収縮が出てきます。
身体の前面にある屈筋群が硬化短縮するときの関節は、前方への一方面の詰まりが出る力が作用するのが主ですが、
伸筋群は筋断面が太いだけあってパワーが屈筋群の比ではなく、その筋力が関節全体を詰めて動きの間を奪います。
関節とは、必ず骨と骨の間にクッション性のある軟骨様の素材等が挟まれており、遊びの空間が作られているので、
骨同士といった硬さがある組織同士が当たって削りあうことが避けられています。
そして間がある部分には潤滑剤がはいっており、そのおかげでスムースに関節が動けるのですが、
その潤滑剤の役割をもつ組織が、伸筋群の硬化により関節の間を奪うことがでれば外へと漏れ出るのです。
そうなれば関節の遊びの間が消え失せて、骨同士が削りあう具合になる。
そこを避けようというプログラムが人体にはあるようで、そのときに肩甲骨を挙上・外転させて、
肩関節の骨の直接的な接触を防ごうとするようです。
絶妙な危機回避能力です。
ですがこれは緊急避難としてなされた、とっさのことであって理にかなった本来の動きではない。
処々に補正的な不具合を押し付けあってかなえられた状況です。
その結果が、五十肩、または四十肩、そして三十肩・・・。
ここまで申し上げましたら察していただけると思いますが、
「上腕三頭筋をしっかり緩めるようにするといい」のです。
ではどうやって上腕三頭筋を緩めればいいのか?
現実問題として、すでに五十肩等が厳しく感じられていれば、だいぶ上腕三頭筋が状態は悪化しています。
ハンドマッサージは、激痛で、奥にあるコリの骨化した本体に圧を贈るのは難しい。
それはセルフでのハンドマッサージでもそうですし、施術者のおこなうものでも、そう。
では、排酸棒を使ってみたらどうか?
これなら持ち手がしっかり握れて、芯の凝りに圧が効率よく届けられるからいいんじゃないの?
でもやってみるとわかりますが、痛すぎて、ムリ。 ^-^;
つまり接触が点で加わるのは、ハンドマッサージは手の硬い骨が点で当たって刺さるし、排酸棒も同様に先端の鋼が点で当たって刺さります。
そうやって刺さった点を動かす、動かされるのは拷問に使えるほどの激痛。
私自身がやってみて、そう実感します。
なので、私ならどうするか、というと。
次のようなアジアのほうではよく見られるような木製のマッサージ道具を活かします。
これらの形状を観ていただくとわかりますが、カーブがありますよね。
円柱形の腕のカーブ面に沿って作られているため、
使ってみるとちょうどいい感じにフィットするのです。
ハンドマッサージや排酸棒では点で刺さる感じの刺激が加えられまして、
さほど解けず激痛がひどかったのです。
ですがオカリナ型や四本足の動物型の木製マッサージ道具では、
患部との接触が線になり面になります。
点で刺さる痛みがないため、
これらを使う場合、かなりの強圧でも痛気持ちいい程度の刺激。
つまり。
「ハンドマッサージや排酸棒では、骨化した凝りがとけない程度の弱圧でしか刺激が加えられずに延々溶けてくれなかったじゃないの!」
から脱却できるんですね。
これもまた人間って、真剣にその凝りに対してリリースを模索すると、
手では難しくてできなかったことが、安心して気持ちいいほどを繰り返せば解けちゃうんですね。
人類の進歩は道具を作ったことから始まったという原点を思い出しました。
上腕三頭筋は、ベン石温熱器を使うとき。
セルフリリースでは、あまりいい成績が出ません。
というのも四本足の動物型木製マッサージ道具のような患部にフィットする把持力がないため、
腕のような細い部位は力が逃げるのです。
だから私が腕の施術をするとき、つまり他者施術でのリリースでは必ずベン石温熱器を2機同時に使います。
一台を主導筋の固定をするようにして、もう一台を拮抗筋を緩めるというように使うのです。
この時に二機をうまく連関して凝りの刺激に力が集約できるように操作するのが、うまいリリースができるコツなんです。
なので固定する側の一台も微妙に動かしてリリースの補助をしています。
ちなみに、肩周囲の問題を含まれていてという方は気づくかもしれませんが、
主導筋と拮抗筋を同時にベン石温熱器を当ててリリースをされると緩み方が非常に深いんです。
その理由の一つは、ホットストーンを使うことで60〜180秒ほど熱を患部に注げば、
3センチほどの奥までその熱が伝わって凝りの部位のゲル化が進むという特性を持っています。
だから腕は個人差はあるものの脚ほどまでは太さがなく、挟み込んで熱を注ぐことで通常は3センチほど届く熱伝導がさらに奥へとのばせる。
そこを利用して、熱で凝りを溶かして解いているのです。
腕は、人類は手を良く使い発達していて、あたかも脳とそれが直結しているもののような感じがあり、
加圧によるリリースは、その大事な腕をダメージを及ぼされて壊されるのではという感情面の緊張と、
脳とそれが直結しているといえるほど腕に入る神経の太さや量の多さから、基本、外圧からの刺激は非常に嫌うのです。
痛みがそれだけ強く出やすいということです。
ですが適温での熱刺激の場合、加圧リリースとは異なり、すんなり受け入れて、すんなり熱伝導が通りやすくあるため、すんなり緩められるのです。
結果的に硬化して骨化した腕の上層組織が緩まったなというところで、ざっくりとその緩んだ部分を拭いとるように、ベン石温熱器を使ったずり圧で解いていく。そしてまたベン石温熱器を使っての注熱をして、腕の中の幾層にも積み重なったしこり化した筋膜層を、着々、拭い去って正常な状態となる部位を増やしていくので。
オカリナ型や四本足の動物型の木製マッサージ道具では、熱刺激ではなくて圧刺激のみに頼るため、
おそらくは10年かけてつけた上腕三頭筋の凝りは1年かけて緩める計算になるでしょう。
一度や二度、やってみて効果がないと木製マッサージ道具をうっちゃるのは、間違いです。
特に慢性化した方々では伸筋の側の凝りが深く入った部位は、骨の骨膜への癒着が進行してますので、
その骨膜への癒着がはがれることがなければ引き連れの量はリリースで減少しても消えないのです。
ですが体調的に血圧がそんなに異常ではないという方、循環器に問題は含まれていないという方は、
お風呂でのそれらの木製マッサージ道具を使ってセルフリリースをしてみると効果的に肩の不調を改善できます。
イメージで言えば、インドネシアやタイなどで、湯上りに木製マッサージ道具を使ってもらったマッサージを受ける感じでしょうか。 ^-^)
※ 循環器上の異常がある方は、左腕とその近辺のリリースは、お風呂の中ではしないようにお願いいたします。
最後になりますが、
五十肩等での痛みが出る主導筋にあたる患部は、拮抗筋の症状がぬぐえれば、それで半減するか解消することが多いので。
施術をする先生たちは、すでに炎症が出て触れない患部を触るのは避けて、拮抗筋を緩めて様子を観察をしていきます。
拮抗筋を緩めて、それで問題が解消すればOKですし、そうならなければ、加えられる他の要因部位を探し出して、
ケアの範囲を広げていきます。
そうすることで患部の筋膜の膜状が線維化が進んで切れやすくなっている部位に圧をかけてダメージを与えるのは避けて、
段階を経て快方への階段を上るように進むことが通常です。
あまりに五十肩等のつらさがあるときには、キネシオテーピングを同時にもちいることで効果的な補助をあたえることもできます。
2022年05月09日
主導筋の動き出し前に、ぜったい、しておくべき操作とは?
孤立した筋肉は、ほとんど見当たりません。
多くの筋肉は、直接動かす方向の動きをだす主導筋と、その主導筋の骨を挟んで裏手にある拮抗筋がセットになっている。
その主導筋と拮抗する拮抗筋がどのような動きのルールをもっているのでしょうか?
母の介護の後のこと。
私は、一度こっぴどい五十肩を患ったことがあります。
きびしい神経に刺さる痛みで、涙が出ました。
右手が肩より高くまったく挙げられませんでした。
傷ついたサルが温泉にじっと浸かって湯治をするかのように、
遠赤外線ドーム型サウナとベン石のホットストーンの力で、
ぐったりしつつ治した記憶があります。
同様に、肩の痛みを覚える方もおられると思います。
他人には、五十肩でイタタタタっといって苦悶されても、
外見上は包帯を巻いているわけでもなく、痛さがことのほか伝わりづらいのが切ない。。。
五十肩の場合、
基本、その症状が出た側の起立筋の深層筋まで至る癒着が見受けられます。
こちらが本体ですから、こちらの状態が根深い芯に至ったなら解くのも一苦労です。
通常は、起立筋の深層筋部分の癒着が腎臓のある高さの位置にひとつ深く潜った凝りが形成されることが多く、
同時に肩甲骨の周囲の筋肉(棘上筋・棘下筋、肩甲挙筋、菱形筋、そして最重点が肩甲下筋)とその近辺の起立筋の後屈をともなった硬化が出てきます。
こちらの体幹の異常な委縮という脊椎間を通る神経にも影響する身体上の危機が起きているサイン。
なので、ここを丁寧に解いていくことがファーストステップ。
五十肩が出ている側の肩甲骨の可動域が悪化しているのですが、よく観察していただければ、
同様に患部を持った側の肩のある側の腸骨が動けなくなっていることもよくみられる現象です。
この場合、胴体の基底部である骨盤の仙腸関節のずれが先行して頭骨(後頭骨部)を変位させて、
第一頸椎がずれと関係して胸鎖乳突筋および斜角筋の張りが強まり、その影響も五十肩に載せられ付加しているので。
そうなると、こちらのリリースがファーストステップ前のプレステップといえるかもしれません。
つまり体幹部の委縮が胴体との接合部の肩という腕との接合部に出てしまったということが、
五十肩、四十肩等では見られるケースが多いようです。
その意味で、この症状が出ているときには脊椎全体の詰まりが内部に隠れていることが多く、
肩の痛みはきついんですが、そこ以上に速やかに対処していかなければならないのがこちら。
体幹部の委縮は進行し続けていくようであれば、
胸郭部(肋骨、肋軟骨、胸骨、胸椎などで囲まれた鳥かご状の部位)が動きが狭められて、
その内側に入る心臓や肺などの臓器に対して圧迫等の負担を強いるなどの状態がでてきます。
これによる心臓の動きの低下が与える循環器の問題や、
呼吸筋の活動を妨げる肺の動きの低下が与える呼吸の問題は、
大きな健康上のストレスを強いていくことになるでしょう。
こちらのほうも結果がやがてあらわれてきますから、
注意してみていく必要があります。
それに、これらの体幹部の根幹からきた五十肩は、
こちらの体幹の委縮が内在している間は、
いくら肩だけを対処療法的にケアしても症状は再燃していきます。
ちなみに一度五十肩を患った後に、それが二度と出なくなるということのしくみとして考えられるのは、
痛みが出にくくなるような今までとは違う筋肉を利用して動かすという技を見出したおかげで、
同じところの痛みが出なくなったということがあるのです。
ですが実際は肩関節の直下にある腋下の凝りを診れば、
比較的大きなスーパーボール大の筋が幾筋も錯綜して癒着が進んでいるものを見つけ出すことは容易です。
つまり、症状が出なくなったとか症状が軽減したということは主導筋を変更して痛みを感じにくい使い方を学習した結果、
ありえるのですが、、、。
そのスーパーボール大の筋の凝りがある部位に接したところに腕の神経と動脈が通っております関係上、
それら神経という電気ケーブルと動脈という管を圧して機能発揮させるときに思わしくない状態がある。
なので、五十肩になったときには、可能であれば整形外科、または見識の深い整骨院や鍼灸院などに一度お世話になるほうがいいでしょう。
それにより自身では気づけなかった貴重な現状を教えていただけると思います。
五十肩も放置しすぎると、肩甲骨と肋骨の間いある肩甲下筋の癒着が進みます。
こちらが進むと肩甲骨の骨膜と肋骨の骨膜が触れ合わんばかりという位置に近接し、
リリースが痛みがひどくなりすぎて復活がなかなかしづらいことになっていきます。
私の所ではそこを少しずつちょっと痛いですが〜と声がけしつつ解くのですが、
結果、痛いことばかりすると恨まれてしまいます。
ただここが動かなければ肩甲骨より上の首や頭部に必ずと言っていい悪影響が加えられます。
首の筋もずれた位置で延々固定され続けてますし、
胸鎖関節下のごろっとした凝りは増え続けることになりますし。
あとは腱鞘炎のでる腕の凝り部分が肩まで筋伝いに牽引痛を投げていることもあります。
最後には、腕を持ち上げるときの原動力となる筋を観察しましょう。
主導筋と拮抗筋です。
腕を挙上するときに三角筋・上腕二頭筋を使うやり方で挙げるとすれば、こちらが主導筋。
上腕二頭筋は、力こぶが出る、そのコブの部分ですね。
対して、三角筋や上腕二頭筋の上腕骨を挟んで裏手にある上腕三頭筋。こちらが拮抗筋です。
主導筋に力を入れることで手が挙上すると考えるのが通常ですが、
ボディムーブメントについて学ぶものは、主導筋の操作は拮抗筋の弛緩が先行してよい動きになることを知っています。
つまり。
手を上方へと挙上する動作をする主導筋の裏手にある上腕三頭筋の筋肉が緊張していないかを調べます。
緊張していればそこを先に弛緩させる操作をします。
それから主導筋の三角筋等に力をいれることでスムースに手が持ち上がるのです。
ときどき起こりえることなのですが、
拮抗筋としての上腕三頭筋が委縮緊張したままの状態で主導筋の三角筋等の力を入れることで、
肩の痛みを増長させてしまい五十肩のつらさが倍増しておられるというケースです。
三角筋を使って上に手を挙上させようとしたとき、無意識に同時に上腕三頭筋にも力を入れてしまい、
手を持ち上げることができないようブレーキを踏んでいる状態を指します。
運動としても発力が外へ向かず内側へこもり効率が悪い状況。
それにもまして、五十肩がさらに痛く感じるっていうのは生きた心地しませんよね。
主導筋の動きに先んじて、拮抗筋が脱力する。
それで拮抗筋が主導筋の動きを妨げないことがスムースな動きを可能とする原則です。
この原則について。
いわれてみれば、そういうものだなと思えますよね。
できましたら実際に
「拮抗筋を緩めて〜、そっから、さっと主導筋を動かす!」
という筋操作を、身体の様々な筋肉上で主導筋と拮抗筋を見つけていただいて、
やってみてください。
そして身体にその動き方を学習させていきましょう。
筋肉の凝りが確実に減る動きの質に転換できたことにもなりますし、
慣れて、さっと無意識にそれができるようになると、楽しいですよ。
余談ですが、五十肩の方ですでに拮抗筋の上腕三頭筋がゴリゴリに凝りがはいっていたならば、
主導筋の激痛がする三角筋や肩甲骨裏手の筋、または首の斜角筋の深部などを解く前に、
かならず腕を挙上する上腕三頭筋を先行してマッサージを加えてほどくようにしてください。
通常、拮抗筋が身体の裏手にあるならば、身体の裏手の筋は筋断面が太くたくましいため、
こちらのマッサージは一般の方がなさっても、直感的にやりすぎて多大な負担を強いることはすくないでしょう。
特に慢性的な10年、20年選手の肩こりなどであれば、上腕三頭筋に芯の凝りが入りこんでるケースが多くあるため、
その場合は、なおさら丁寧に拮抗筋のリリースをしっかりなさるべきでしょう。
腕の筋肉のリリースは、全身のどちらの筋肉以上に痛みがキーンと脳に直行して激しいものですから、
自分のペースでやさしく時間をかけて、そして繰り返して少しずつリリースさせて凝りを減らすこと。
そうすることが大切ですよね!
多くの筋肉は、直接動かす方向の動きをだす主導筋と、その主導筋の骨を挟んで裏手にある拮抗筋がセットになっている。
その主導筋と拮抗する拮抗筋がどのような動きのルールをもっているのでしょうか?
母の介護の後のこと。
私は、一度こっぴどい五十肩を患ったことがあります。
きびしい神経に刺さる痛みで、涙が出ました。
右手が肩より高くまったく挙げられませんでした。
傷ついたサルが温泉にじっと浸かって湯治をするかのように、
遠赤外線ドーム型サウナとベン石のホットストーンの力で、
ぐったりしつつ治した記憶があります。
同様に、肩の痛みを覚える方もおられると思います。
他人には、五十肩でイタタタタっといって苦悶されても、
外見上は包帯を巻いているわけでもなく、痛さがことのほか伝わりづらいのが切ない。。。
五十肩の場合、
基本、その症状が出た側の起立筋の深層筋まで至る癒着が見受けられます。
こちらが本体ですから、こちらの状態が根深い芯に至ったなら解くのも一苦労です。
通常は、起立筋の深層筋部分の癒着が腎臓のある高さの位置にひとつ深く潜った凝りが形成されることが多く、
同時に肩甲骨の周囲の筋肉(棘上筋・棘下筋、肩甲挙筋、菱形筋、そして最重点が肩甲下筋)とその近辺の起立筋の後屈をともなった硬化が出てきます。
こちらの体幹の異常な委縮という脊椎間を通る神経にも影響する身体上の危機が起きているサイン。
なので、ここを丁寧に解いていくことがファーストステップ。
五十肩が出ている側の肩甲骨の可動域が悪化しているのですが、よく観察していただければ、
同様に患部を持った側の肩のある側の腸骨が動けなくなっていることもよくみられる現象です。
この場合、胴体の基底部である骨盤の仙腸関節のずれが先行して頭骨(後頭骨部)を変位させて、
第一頸椎がずれと関係して胸鎖乳突筋および斜角筋の張りが強まり、その影響も五十肩に載せられ付加しているので。
そうなると、こちらのリリースがファーストステップ前のプレステップといえるかもしれません。
つまり体幹部の委縮が胴体との接合部の肩という腕との接合部に出てしまったということが、
五十肩、四十肩等では見られるケースが多いようです。
その意味で、この症状が出ているときには脊椎全体の詰まりが内部に隠れていることが多く、
肩の痛みはきついんですが、そこ以上に速やかに対処していかなければならないのがこちら。
体幹部の委縮は進行し続けていくようであれば、
胸郭部(肋骨、肋軟骨、胸骨、胸椎などで囲まれた鳥かご状の部位)が動きが狭められて、
その内側に入る心臓や肺などの臓器に対して圧迫等の負担を強いるなどの状態がでてきます。
これによる心臓の動きの低下が与える循環器の問題や、
呼吸筋の活動を妨げる肺の動きの低下が与える呼吸の問題は、
大きな健康上のストレスを強いていくことになるでしょう。
こちらのほうも結果がやがてあらわれてきますから、
注意してみていく必要があります。
それに、これらの体幹部の根幹からきた五十肩は、
こちらの体幹の委縮が内在している間は、
いくら肩だけを対処療法的にケアしても症状は再燃していきます。
ちなみに一度五十肩を患った後に、それが二度と出なくなるということのしくみとして考えられるのは、
痛みが出にくくなるような今までとは違う筋肉を利用して動かすという技を見出したおかげで、
同じところの痛みが出なくなったということがあるのです。
ですが実際は肩関節の直下にある腋下の凝りを診れば、
比較的大きなスーパーボール大の筋が幾筋も錯綜して癒着が進んでいるものを見つけ出すことは容易です。
つまり、症状が出なくなったとか症状が軽減したということは主導筋を変更して痛みを感じにくい使い方を学習した結果、
ありえるのですが、、、。
そのスーパーボール大の筋の凝りがある部位に接したところに腕の神経と動脈が通っております関係上、
それら神経という電気ケーブルと動脈という管を圧して機能発揮させるときに思わしくない状態がある。
なので、五十肩になったときには、可能であれば整形外科、または見識の深い整骨院や鍼灸院などに一度お世話になるほうがいいでしょう。
それにより自身では気づけなかった貴重な現状を教えていただけると思います。
五十肩も放置しすぎると、肩甲骨と肋骨の間いある肩甲下筋の癒着が進みます。
こちらが進むと肩甲骨の骨膜と肋骨の骨膜が触れ合わんばかりという位置に近接し、
リリースが痛みがひどくなりすぎて復活がなかなかしづらいことになっていきます。
私の所ではそこを少しずつちょっと痛いですが〜と声がけしつつ解くのですが、
結果、痛いことばかりすると恨まれてしまいます。
ただここが動かなければ肩甲骨より上の首や頭部に必ずと言っていい悪影響が加えられます。
首の筋もずれた位置で延々固定され続けてますし、
胸鎖関節下のごろっとした凝りは増え続けることになりますし。
あとは腱鞘炎のでる腕の凝り部分が肩まで筋伝いに牽引痛を投げていることもあります。
最後には、腕を持ち上げるときの原動力となる筋を観察しましょう。
主導筋と拮抗筋です。
腕を挙上するときに三角筋・上腕二頭筋を使うやり方で挙げるとすれば、こちらが主導筋。
上腕二頭筋は、力こぶが出る、そのコブの部分ですね。
対して、三角筋や上腕二頭筋の上腕骨を挟んで裏手にある上腕三頭筋。こちらが拮抗筋です。
主導筋に力を入れることで手が挙上すると考えるのが通常ですが、
ボディムーブメントについて学ぶものは、主導筋の操作は拮抗筋の弛緩が先行してよい動きになることを知っています。
つまり。
手を上方へと挙上する動作をする主導筋の裏手にある上腕三頭筋の筋肉が緊張していないかを調べます。
緊張していればそこを先に弛緩させる操作をします。
それから主導筋の三角筋等に力をいれることでスムースに手が持ち上がるのです。
ときどき起こりえることなのですが、
拮抗筋としての上腕三頭筋が委縮緊張したままの状態で主導筋の三角筋等の力を入れることで、
肩の痛みを増長させてしまい五十肩のつらさが倍増しておられるというケースです。
三角筋を使って上に手を挙上させようとしたとき、無意識に同時に上腕三頭筋にも力を入れてしまい、
手を持ち上げることができないようブレーキを踏んでいる状態を指します。
運動としても発力が外へ向かず内側へこもり効率が悪い状況。
それにもまして、五十肩がさらに痛く感じるっていうのは生きた心地しませんよね。
主導筋の動きに先んじて、拮抗筋が脱力する。
それで拮抗筋が主導筋の動きを妨げないことがスムースな動きを可能とする原則です。
この原則について。
いわれてみれば、そういうものだなと思えますよね。
できましたら実際に
「拮抗筋を緩めて〜、そっから、さっと主導筋を動かす!」
という筋操作を、身体の様々な筋肉上で主導筋と拮抗筋を見つけていただいて、
やってみてください。
そして身体にその動き方を学習させていきましょう。
筋肉の凝りが確実に減る動きの質に転換できたことにもなりますし、
慣れて、さっと無意識にそれができるようになると、楽しいですよ。
余談ですが、五十肩の方ですでに拮抗筋の上腕三頭筋がゴリゴリに凝りがはいっていたならば、
主導筋の激痛がする三角筋や肩甲骨裏手の筋、または首の斜角筋の深部などを解く前に、
かならず腕を挙上する上腕三頭筋を先行してマッサージを加えてほどくようにしてください。
通常、拮抗筋が身体の裏手にあるならば、身体の裏手の筋は筋断面が太くたくましいため、
こちらのマッサージは一般の方がなさっても、直感的にやりすぎて多大な負担を強いることはすくないでしょう。
特に慢性的な10年、20年選手の肩こりなどであれば、上腕三頭筋に芯の凝りが入りこんでるケースが多くあるため、
その場合は、なおさら丁寧に拮抗筋のリリースをしっかりなさるべきでしょう。
腕の筋肉のリリースは、全身のどちらの筋肉以上に痛みがキーンと脳に直行して激しいものですから、
自分のペースでやさしく時間をかけて、そして繰り返して少しずつリリースさせて凝りを減らすこと。
そうすることが大切ですよね!
「正しい骨格の位置におさまっている整体」と「右脚つま先側を軸にした歪体パターン」
施術の前にチェックするとき。
横断面または横断線をみています。
細かく観ればチェックラインは無数ですが、
大まかなところでは、以下の3つの横断線。
目高
肩高 (肩甲骨烏口突起部で観ます、またはそれが見つけづらければ肩峰で観ます)
骨盤高(上前腸骨棘(※)の左右の位置で観ます。実際に上前腸骨棘を触り左右の高さを比べてください)
※ 上前腸骨棘
3つの横断線が整体であれば、地面に対して水平位置にあります。
対して歪体であれば、
地面に対して水平位置とはならず傾斜がおこります。
上図では腰椎からL字となって曲がっている、側弯の初期段階またはひとつのパターンを例示してあります。
※ 右足のつま先側に軸をとられた状態だと考えてください (このパターンが比較的多くみうけられます)
目高 : 頭部が若干右に倒れているため、右目が下がります
肩高 : 右肩が高く、左肩が低くなります
骨盤高: 右の上前腸骨棘が下がり、左の上前腸骨棘は通常の位置に留まっています
これら横断線または横断面の傾斜をみれば、歪体の症の進み具合が把握できます。
たとえ施術者のお客様であっても、その場での、自己修正を試みても補修は困難。
このような横断面の傾斜が自分にあるとわかっていても、
内部骨格上のゆがみは多くの関節上のずれが折り重なって表現されており、
同時に筋の詰まりが腰部や肋骨部や首筋の一方に特に委縮という形で入り込むので、
その委縮部を無理やり伸ばそうとしても多数の委縮した筋を一時期にそれらの委縮量を考えて補正し維持するのはムリ。
だから頭では歪体パターンから整体の横断面ラインに補正するよう試みてもうまくいかないのです。
そのように内部骨格上の中心線で測るよりも、これら3点のラインごとに、
傾斜やずれがどのような意味を持った歪体の症状となるか、
同時に分別しながら把握することができるので細やかなチェックができているのです。
また上図、右手の歪体パターンは一例にすぎません。
たとえば、骨盤高がこないだまで右が下がっていたのが左右平行になったとして考えられるのは、
<改善した>か<さらなる悪化で脊椎にS字歪体パターンへ進まれた>かの2つです。
この場合、他の肩高のラインがきれいに整えられているといった理想形に慣れているようなら改善が推測され、
肩高や目高のラインがちぐはぐしているようならS字歪体となったと推測いたします。
というようにひとつの横断面ラインだけでチェックすると見落としがちになるものも、
複数の横断面ラインをもちいて総合判断することで、推測の精度を上げていきます。
こうした3つの横断面ラインをみる視力が増していくことで
人体を幾何学的な形状として把握するセンスを身に着けることは大切です。
見慣れていくと確実にささいなずれからも違和感をキャッチすることができるようになり、
その違和感を持ったところから理解の範囲を高めることができるようになります。
そして、。。。
先日、お客様に「すご!整ってるじゃないですか〜」と、
私が施術前のボディチェックのときに声をかけたのは、
前回の施術のときの横断面ラインの傾斜度を記憶しており、
そのときと比較して改善されていただけではなく、
整体状態の横断面ラインに近似していたということです。
整体となれば、幾何学的に美しいシンメトリーな図形が筋骨格によりえがかれ、
その内側から、オーラや波動といえるかのような何かが外向きに発せられます。
なのでそのときは横断面をみる以上のことで、すばらしい身体上の進展があったんだと伝わってきます。
本人的にもそれはわかるものの、変化した脱皮したときはすばらしいと気づく感動があったものの、
数時間もすればその状態がその方の普通になるのです。
本人的には「これ、ふつう」っていうことで、すでに次に伸びる勝負へと目を輝かせているのです。
2022年05月08日
硬化した筋肉の裏には、日陰者になっている筋が。 そちらの筋の活用を前向きに取り組めば、硬化した筋は正常に蘇るでしょう
昨日は男性の新規のお客様でした。
感謝いたしております!
アフターフォローのお客様のお体の状態は私の頭に強烈に情報が書き込まれています。
皮膚の下の世界がリリース対象ですから、施術をしているときの作用からリターンがさまざま起こり、
そこから新たに内側がより鮮明に判明していく。
そうして気づいてきた情報を元にして、施術の次ではさらにこの部位の核心を変えることとしようと。
個別で具体的なプランをたててお客様のお越しいただく前にシミュレーションを何度となく繰り返します。
それが新規のお客様がお越しいただけるようになり、
まっさらなところから体内の皮下情報をメモには書ききれないほどの量をキャッチしていくに際し、
真新しさを感じています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
話が変わりまして。
人体の状態をみるときに基本面で分析的に観察し考察を加えることを、
昨日、ブログで書かせていただきました。
カンタンなおさらいでは、
基本面の3パターンは次の通り。
矢状面(左右で分ける)
前額面(前後で分ける)
横断面(上下で分ける)
たとえば矢状面のこと。
身体の左右に対し、真ん中の脊椎が通る重心ラインを正中矢状面と呼びます。
その正中矢状面に対して、左右の筋の硬軟がバランスが取れているならば、
もし仮に左右が硬さがあったとしても一様の整えられた状態となります。
側屈と呼ばれる脊椎のゆがみパターンは、その場合はさほど生まれません。
ですが、たとえば左側は筋が軟または正常程度の感触であるが右側は筋が硬で左側の硬さの2倍以上、
部位によっては5倍か?!と思えるほど、左右差の含まれている方もおられます。
基本的な筋肉の生理的なルールとして、
筋肉は使えばパンプアップして膨張し、
使わなければ廃用性萎縮と呼ばれるような筋収縮が起きて軟化します。
その廃用性萎縮が過度になれば、虚脱と呼ばれるような力が抜けて入りづらい筋肉へと変質することもあります。
なので、本人の自覚があってもなくても、筋の凝りが著しく存在する部位においてみれば、
まずもってオーバーワーク気味に使い込んでいる結果があらわれたとみることが正解です。
人体は、使いもしない筋肉部分に大切な血液という、人間社会で言えば現金を湯水のように投入することはせず、
使いもしない使用頻度が低下しているところだったらそこに貴重な現金をどっと投資しようなんてしません。
インフルエンザのような病気になって一週間寝たきりになると、
筋肉隆々のアスリートでさえ、筋肉が軟化して力の入れ方がよくわからないという状態に陥ってしまいます。
なので凝っているところは、
本人がその凝りを創っている自覚的な動作が認識できていれば、それは当然だと受け止めることができます。
そうなると、そのムリ・ムダ・ムラの入った動作や姿勢がどのようなシーンでどのように負荷を身体にかけているかを、
より具体的に観察を進めていきます。
そして一定量、その観察により情報がストックできたとしたら、
現状に対して的確性の高まった対処がとれるよう、自身で調べるなり、先生に聞くなりするでしょう。
自覚的な運動の認識がないままに、筋肉を誤用していることもあります。
多くは本来使うべき筋肉を使わずに、
他の本来それを使わなずに済ませる筋肉を使ってしまうことで、
凝りが進んで芯に入ることがあります。
というのは、本来的に、その運動はその筋肉で対処すればタフにいけるという理想の連携であれば、
その動作を終えたとき、うまく力を引いて、後の影響を残さずに済ませることができます。
対して、本来的には、その運動にはそこの筋肉で対処すべきではないというときもあります。
それは本来使う筋肉が使えてないことが原因で、その仕事が得意な筋肉が使われずに、
その他の本来はその仕事をするのは苦手で負担がぎっちりかかる筋肉を無意識に本来の筋の代用としてもちい、
同時にそれを過度に強く負担が根っこに滑り込むようにして必死に苦手な動作を下請けした結果があらわれます。
その結果とは、、、
本来その運動や仕事を為す理想の筋肉なら、10の負担で済んで、寝れば回復できるものを。。。
本来その運動や仕事がぎこちなくしかできず苦手な筋肉を使ったなら、理想の筋肉より2倍か3倍、時には芯に凝りがはいるときには10倍も、
負担を加重して蓄積していくのです。
それは実は、本来その仕事をすべき筋肉を使わずに代償した別の筋肉をもちいたときには、どえらい負担が増しまたときに起きる現象にも似てることが起きてます。
たとえば、10キロの重さの手提げバッグを2〜3時間持ってあるいたとしたら、いざ、よっこらせと、その荷を下ろしても手はそのバッグの持ち手を握っていたときのまま。
ぎっちりと固定していて、なかなかその縛りがほどけないということ、ありますよね。
それと同じようなことで、きつい負荷がかけられた筋肉には、その仕事が終わっても、あたかもその仕事をし続けているかのような余韻が続く。
別の考えでは、またその仕事をさせられるだろうというときをみこして、そこで培った誤用により固めた筋を使える道具だと判断し、その部位の筋硬化を解こうとしないまま、それ以降、いつづけるという場合もあります。
それらは多くの場合、無自覚に本来使うべき筋肉以外の部位で対処したため生じるというのがバイオメカニクスにて筋の動作を読む過程で見当がついてきます。
それは10キロの重さの手提げバッグを長時間漏った後にそれを降ろすとき。
手がバッグの持ち手を持った形に固まっていたら、固定された指をギューッと伸ばしたり手をぷるぷる振ってみて、
短期でねばりついた筋膜の癒着部をリセットしようと、誰もが務めるでしょう。
そうすることで、そのときについた運動神経系のバッグの握りのプログラムもリセットされるわけです。
ですが無自覚のうちに、そのような誤用による筋の緊張しっぱなしが起こると、
自覚的な硬化した筋のリリースをおこなうことは、ほとんどなされません。
そればかりか過剰に本来使うべき筋肉じゃない部位をつらい状態で使う使い方を学習してしまいます。
運動神経系のプログラミングが、体内に滑り込む。
そしてそうして獲得したその筋を使えば使うほどつらさを再燃する筋の始動をさせる癖がついていく。
すると、「なんだかこんなところの筋肉を、つかってるつもりないけど、硬いぞ!?」という凝りを体内に忍ばせてしまうのです。
そうした凝りのパターンは、無自覚のうちに自動的に起動させるようなスイッチが、{姿勢、運動パターン、こころ、イメージ}など、
さまざまなものと紐づけされているものです。
ただ自分の潜在意識上のとらえ方とすれば、以前、その部位の筋肉を筋緊張させて耐えたからやってのけられたという成功行為として、
その凝りの作成プログラムを獲得している善なるものだと受け止めているようです。
けっして、何らかの間違っている筋肉の操作を自分はしているなんて思えません。
そういった沼にはまっているのだろうか、、、と
私どものような運動神経系のミスプログラミングが、芯の凝りをこさえるものだと考える、
ムーブメントを大事にするボディワークをする者は、考えます。
すると、いま、足を一歩前にだすという歩くときの動作をする。
その瞬間に、「ちょっと待てよ。この脚の出し方、誤用、入っとるんじゃない??」という眼で探索し、
さまざまな他の足の出し方を試してみてよりよい動きに改めていきます。
そうしていくことで、一か所の体の部位の同じ場に、同じように重ねて凝りを積み上げることもなくなり、
徐々に長年かけて得てしまった凝りの多層化した皮を一枚、一枚、それをめくって減らすことができます。
私はかなりの部分、そうやって自分の体を徐々に徐々に脱皮させてきました。
なのでそのようなやり方は、身体の凝りが逆戻りすることがない、
恒久的な改善を約束してくれる貴重なアイデアが詰まっていると確認できています。
もしそういった動き方の改善が自身の身体内部の凝りとの関連があるのだろうかと興味を持った方がいれば、
ぜひ、フェルデンクライス・メソッドのATMセッション等をなさる先生方の門をたたいてみるなり、
またはそのような書籍に当たってみるようにしていただければよいことがおこることでしょう。
たとえば、もし身体の左右の半身の右側だけが全身通してなんだか硬すぎだというようなことが判明したら。
そしてそうなってしまうよう自覚的に身体運用をおこない操作をしていないようなとき。
ときとして、右側が酷使される背景に、左側の半身を使い忘れているか、不用意な鉄壁なカバーをしていたりというケースもあるでしょう。
つまり、使い過ぎている筋の裏には、使わないで済ましている筋があって。
そこの左右を等量使えるように使いきりの筋の用法をもってアンバランスを修正するというアイデアがあってもいいでしょう。
おもに施術を受けていると、
「あっ、なんで、そんなところに、がっつり硬くてでかいこりがあるんだ!?」ということには気づかされますが、
使われていない筋や使い損ねている筋で、まぁまぁの柔らかさがあるようなところにはリリースの時間をかけづらいのです。
すでに深層筋までリリースが進んでいる方の場合は、実際は使われていない筋を活性化させるような賦活の刺激をいれるという圧法があり、
そちらをもちいて全体のバランスをより前向きへとトータルで変えるのですが。
施術をし始めのことであればがっつりと硬い部分のリリースに、そこの対処は終始します。
だからこそその硬化した筋の裏に、陰陽の陰に当たる日の目が当たらない部分の利用を見出すよう努めてくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。
感謝いたしております!
アフターフォローのお客様のお体の状態は私の頭に強烈に情報が書き込まれています。
皮膚の下の世界がリリース対象ですから、施術をしているときの作用からリターンがさまざま起こり、
そこから新たに内側がより鮮明に判明していく。
そうして気づいてきた情報を元にして、施術の次ではさらにこの部位の核心を変えることとしようと。
個別で具体的なプランをたててお客様のお越しいただく前にシミュレーションを何度となく繰り返します。
それが新規のお客様がお越しいただけるようになり、
まっさらなところから体内の皮下情報をメモには書ききれないほどの量をキャッチしていくに際し、
真新しさを感じています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
話が変わりまして。
人体の状態をみるときに基本面で分析的に観察し考察を加えることを、
昨日、ブログで書かせていただきました。
カンタンなおさらいでは、
基本面の3パターンは次の通り。
矢状面(左右で分ける)
前額面(前後で分ける)
横断面(上下で分ける)
たとえば矢状面のこと。
身体の左右に対し、真ん中の脊椎が通る重心ラインを正中矢状面と呼びます。
その正中矢状面に対して、左右の筋の硬軟がバランスが取れているならば、
もし仮に左右が硬さがあったとしても一様の整えられた状態となります。
側屈と呼ばれる脊椎のゆがみパターンは、その場合はさほど生まれません。
ですが、たとえば左側は筋が軟または正常程度の感触であるが右側は筋が硬で左側の硬さの2倍以上、
部位によっては5倍か?!と思えるほど、左右差の含まれている方もおられます。
基本的な筋肉の生理的なルールとして、
筋肉は使えばパンプアップして膨張し、
使わなければ廃用性萎縮と呼ばれるような筋収縮が起きて軟化します。
その廃用性萎縮が過度になれば、虚脱と呼ばれるような力が抜けて入りづらい筋肉へと変質することもあります。
なので、本人の自覚があってもなくても、筋の凝りが著しく存在する部位においてみれば、
まずもってオーバーワーク気味に使い込んでいる結果があらわれたとみることが正解です。
人体は、使いもしない筋肉部分に大切な血液という、人間社会で言えば現金を湯水のように投入することはせず、
使いもしない使用頻度が低下しているところだったらそこに貴重な現金をどっと投資しようなんてしません。
インフルエンザのような病気になって一週間寝たきりになると、
筋肉隆々のアスリートでさえ、筋肉が軟化して力の入れ方がよくわからないという状態に陥ってしまいます。
なので凝っているところは、
本人がその凝りを創っている自覚的な動作が認識できていれば、それは当然だと受け止めることができます。
そうなると、そのムリ・ムダ・ムラの入った動作や姿勢がどのようなシーンでどのように負荷を身体にかけているかを、
より具体的に観察を進めていきます。
そして一定量、その観察により情報がストックできたとしたら、
現状に対して的確性の高まった対処がとれるよう、自身で調べるなり、先生に聞くなりするでしょう。
自覚的な運動の認識がないままに、筋肉を誤用していることもあります。
多くは本来使うべき筋肉を使わずに、
他の本来それを使わなずに済ませる筋肉を使ってしまうことで、
凝りが進んで芯に入ることがあります。
というのは、本来的に、その運動はその筋肉で対処すればタフにいけるという理想の連携であれば、
その動作を終えたとき、うまく力を引いて、後の影響を残さずに済ませることができます。
対して、本来的には、その運動にはそこの筋肉で対処すべきではないというときもあります。
それは本来使う筋肉が使えてないことが原因で、その仕事が得意な筋肉が使われずに、
その他の本来はその仕事をするのは苦手で負担がぎっちりかかる筋肉を無意識に本来の筋の代用としてもちい、
同時にそれを過度に強く負担が根っこに滑り込むようにして必死に苦手な動作を下請けした結果があらわれます。
その結果とは、、、
本来その運動や仕事を為す理想の筋肉なら、10の負担で済んで、寝れば回復できるものを。。。
本来その運動や仕事がぎこちなくしかできず苦手な筋肉を使ったなら、理想の筋肉より2倍か3倍、時には芯に凝りがはいるときには10倍も、
負担を加重して蓄積していくのです。
それは実は、本来その仕事をすべき筋肉を使わずに代償した別の筋肉をもちいたときには、どえらい負担が増しまたときに起きる現象にも似てることが起きてます。
たとえば、10キロの重さの手提げバッグを2〜3時間持ってあるいたとしたら、いざ、よっこらせと、その荷を下ろしても手はそのバッグの持ち手を握っていたときのまま。
ぎっちりと固定していて、なかなかその縛りがほどけないということ、ありますよね。
それと同じようなことで、きつい負荷がかけられた筋肉には、その仕事が終わっても、あたかもその仕事をし続けているかのような余韻が続く。
別の考えでは、またその仕事をさせられるだろうというときをみこして、そこで培った誤用により固めた筋を使える道具だと判断し、その部位の筋硬化を解こうとしないまま、それ以降、いつづけるという場合もあります。
それらは多くの場合、無自覚に本来使うべき筋肉以外の部位で対処したため生じるというのがバイオメカニクスにて筋の動作を読む過程で見当がついてきます。
それは10キロの重さの手提げバッグを長時間漏った後にそれを降ろすとき。
手がバッグの持ち手を持った形に固まっていたら、固定された指をギューッと伸ばしたり手をぷるぷる振ってみて、
短期でねばりついた筋膜の癒着部をリセットしようと、誰もが務めるでしょう。
そうすることで、そのときについた運動神経系のバッグの握りのプログラムもリセットされるわけです。
ですが無自覚のうちに、そのような誤用による筋の緊張しっぱなしが起こると、
自覚的な硬化した筋のリリースをおこなうことは、ほとんどなされません。
そればかりか過剰に本来使うべき筋肉じゃない部位をつらい状態で使う使い方を学習してしまいます。
運動神経系のプログラミングが、体内に滑り込む。
そしてそうして獲得したその筋を使えば使うほどつらさを再燃する筋の始動をさせる癖がついていく。
すると、「なんだかこんなところの筋肉を、つかってるつもりないけど、硬いぞ!?」という凝りを体内に忍ばせてしまうのです。
そうした凝りのパターンは、無自覚のうちに自動的に起動させるようなスイッチが、{姿勢、運動パターン、こころ、イメージ}など、
さまざまなものと紐づけされているものです。
ただ自分の潜在意識上のとらえ方とすれば、以前、その部位の筋肉を筋緊張させて耐えたからやってのけられたという成功行為として、
その凝りの作成プログラムを獲得している善なるものだと受け止めているようです。
けっして、何らかの間違っている筋肉の操作を自分はしているなんて思えません。
そういった沼にはまっているのだろうか、、、と
私どものような運動神経系のミスプログラミングが、芯の凝りをこさえるものだと考える、
ムーブメントを大事にするボディワークをする者は、考えます。
すると、いま、足を一歩前にだすという歩くときの動作をする。
その瞬間に、「ちょっと待てよ。この脚の出し方、誤用、入っとるんじゃない??」という眼で探索し、
さまざまな他の足の出し方を試してみてよりよい動きに改めていきます。
そうしていくことで、一か所の体の部位の同じ場に、同じように重ねて凝りを積み上げることもなくなり、
徐々に長年かけて得てしまった凝りの多層化した皮を一枚、一枚、それをめくって減らすことができます。
私はかなりの部分、そうやって自分の体を徐々に徐々に脱皮させてきました。
なのでそのようなやり方は、身体の凝りが逆戻りすることがない、
恒久的な改善を約束してくれる貴重なアイデアが詰まっていると確認できています。
もしそういった動き方の改善が自身の身体内部の凝りとの関連があるのだろうかと興味を持った方がいれば、
ぜひ、フェルデンクライス・メソッドのATMセッション等をなさる先生方の門をたたいてみるなり、
またはそのような書籍に当たってみるようにしていただければよいことがおこることでしょう。
たとえば、もし身体の左右の半身の右側だけが全身通してなんだか硬すぎだというようなことが判明したら。
そしてそうなってしまうよう自覚的に身体運用をおこない操作をしていないようなとき。
ときとして、右側が酷使される背景に、左側の半身を使い忘れているか、不用意な鉄壁なカバーをしていたりというケースもあるでしょう。
つまり、使い過ぎている筋の裏には、使わないで済ましている筋があって。
そこの左右を等量使えるように使いきりの筋の用法をもってアンバランスを修正するというアイデアがあってもいいでしょう。
おもに施術を受けていると、
「あっ、なんで、そんなところに、がっつり硬くてでかいこりがあるんだ!?」ということには気づかされますが、
使われていない筋や使い損ねている筋で、まぁまぁの柔らかさがあるようなところにはリリースの時間をかけづらいのです。
すでに深層筋までリリースが進んでいる方の場合は、実際は使われていない筋を活性化させるような賦活の刺激をいれるという圧法があり、
そちらをもちいて全体のバランスをより前向きへとトータルで変えるのですが。
施術をし始めのことであればがっつりと硬い部分のリリースに、そこの対処は終始します。
だからこそその硬化した筋の裏に、陰陽の陰に当たる日の目が当たらない部分の利用を見出すよう努めてくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。
2022年05月07日
身体の外見を読むツール、基本面(矢状面・前額面・横断面)を見抜く目を持とう!
昨日、浅草方面へ出かけまして。
浅草神社の掲示板に、川柳教室、巫女舞教室、こどもの歌舞伎教室のチラシが貼ってありました。
月一回程度のものですが、
コロナ禍が全盛のときには見られなかった教室の生徒募集です。
こんなところでも楽しいゴールデンウィーク、With コロナを感じたこの頃です。
ということで、整体を学ぶ教室では最初に教えられる必須な基礎をひとつ。
動きや姿勢を判断するツールには基本面の把握があります。
矢状面(しじょうめん):体を左右に分ける面。
前額(冠状)面:体を前後に分ける面。
横断(水平)面:体を上下に横断して分ける面。
たとえば、矢状面。
矢状面で、左右を真ん中で分けた面は、特別に正中矢状面と呼ばれます。
ですが矢状面自体は線引きのしかたにより無限に存在するわけです。
左の外側の矢状面とか、正中に近い右側の矢状面などと、いう具合ですね。
それは同様、前額面でも横断面でも正中面はひとつだけ設けられて特別な扱いをしますが、
線引きのしかたにより無限に存在するというのは変わりありません。
これは座標軸で観察するようなものとも言えております。
特に施術では( X、Y、Z )という数値設定を仮に設定して人体上の起点を作ることで、
たとえば、Aさんの姿勢の特徴を把握するときに、
矢状面は左重心極端な側方、前額面は前で特に頭部が前方、横断面は骨盤部や肩部が斜して写っている。
などのように気づいた点を基本面に紐づけて整理してみていきます。
お客様に直接数値上の変化をお伝えすることはないのですが、
かならず数値化するようにしております。
※ 私の個人的な傾向ですが pやmm ではなく、寸や尺のほうで測っています。
人体を観察する基準として、
基本面を念頭において当てはめ考慮しない直感の見立ては、施術前と施術後の変化の基準があいまいとなります。
すると内部で起きた変化の「微差」を見過ごします。
この基準点となる基本面を複数、お客様の身体に描いていきます。
それには重要な点がいくつもあって、それらの点と点を結び絵を私の脳内に描いた結果が透過した骨格位置が見える絵が現れたり、
臓器の位置が見えて来たり、といったようにみえてきます。
でもさ、鈴木さん。
触ってみたらわかる手を持ってるんだったら、別に基本面なんて見なくてもいいんじゃない?
と同業の先生に突っ込まれたことがあります。
たぶんこちらの先生の方が多くの先生方の感想だと思います。
矢状面を10本引いて、前額面を10本引いて、横断面を10本引いて、、、とかいうのは、
けっこうやっていて脳がパンパンになるほど集中力が必要ですから脳疲労の原因になるし、
そこまでしなくても、ある程度は人体を把握するという面においては可能です。
ですが基本面を使うのは一定の立位姿勢ばかりではなく、
手を挙上したときに手の向きはどちらに向くかという点で、手のみに矢状面をつかって屈曲位置の状態を見分けることもできますよね。
一見するとわずかだけ矢状面の向きが違うと読めれば、その方の肘関節の位置の補正が必要だとわかりますし、
運動の様子を観察するときにも、基本面を胴体だけではなく手足や首頭部につけて、それを表現することができます。
こういった運動によるダイナミックな体動変化こそしっかり精密なメジャーをもちいて観察しなければ、
一瞬にして身体の誤用が内に隠れている点を発見して、どの程度のそれが矢状面上の腕の補正が必要かなどと言葉がでてきません。
自身の身体についてなら何となくこれぐらいというのもいいでしょう。
でも、武井壮さんならそんな曖昧なことはしないだろうと思いますし、
ましてや他者の身体をみてどうしてほしいかを伝えたいならなおさら曖昧な表現は混乱させるだけで結果を残せないでしょう。
そのようなときに互いに矢状面、前額面、横断面のようにそれぞれの向きをどうやってもちいるかの表現が容易にできるなら、
いう側も的確な内容が伝えられますし、受け取る側もやってみた結果がでて腑に落ちます。
なので実は施術を習う者以外でも、身体の操作を精妙になさりたいかたは、自己動作の良し悪しを判断するときのツールとしても使えますし、
たとえばゴルファーのプロの身体操作を連続写真で読むときにも、四肢などでどう基本面が変わるかを分析し認知して見えてくると、
そのゴルファーの傾向が見えるようです。
またそうやって基本面での正確な把握が認識できるまで分析をすると、不思議なことですが、動きのコピーがだいぶんしやすくなってきます。
おそらく脳内のミラーニューロンも、基本面というとらえどころがしっかりと認識できてくると、より正確で迷いなく動きのコピーができるんでしょうか。
それはもちろんバレエなどのダンスでも、同様です。
あと、、、
余談ですが。
今の時代、写真があればリアリティあるフォトリアリスティックな
3Dモデルをパソコン上で描いてくようなことができるように!?
私自身、まだ、写真一枚でなんでこんなのが描けるのかって、
理解が追い付いてません。 ^-^;
Photorealistic Monocular 3D Reconstruction of Humans Wearing Clothing - CVPR 2022
なんだか便利な時代になってきましたね
浅草神社の掲示板に、川柳教室、巫女舞教室、こどもの歌舞伎教室のチラシが貼ってありました。
月一回程度のものですが、
コロナ禍が全盛のときには見られなかった教室の生徒募集です。
こんなところでも楽しいゴールデンウィーク、With コロナを感じたこの頃です。
ということで、整体を学ぶ教室では最初に教えられる必須な基礎をひとつ。
動きや姿勢を判断するツールには基本面の把握があります。
矢状面(しじょうめん):体を左右に分ける面。
前額(冠状)面:体を前後に分ける面。
横断(水平)面:体を上下に横断して分ける面。
たとえば、矢状面。
矢状面で、左右を真ん中で分けた面は、特別に正中矢状面と呼ばれます。
ですが矢状面自体は線引きのしかたにより無限に存在するわけです。
左の外側の矢状面とか、正中に近い右側の矢状面などと、いう具合ですね。
それは同様、前額面でも横断面でも正中面はひとつだけ設けられて特別な扱いをしますが、
線引きのしかたにより無限に存在するというのは変わりありません。
これは座標軸で観察するようなものとも言えております。
特に施術では( X、Y、Z )という数値設定を仮に設定して人体上の起点を作ることで、
たとえば、Aさんの姿勢の特徴を把握するときに、
矢状面は左重心極端な側方、前額面は前で特に頭部が前方、横断面は骨盤部や肩部が斜して写っている。
などのように気づいた点を基本面に紐づけて整理してみていきます。
お客様に直接数値上の変化をお伝えすることはないのですが、
かならず数値化するようにしております。
※ 私の個人的な傾向ですが pやmm ではなく、寸や尺のほうで測っています。
人体を観察する基準として、
基本面を念頭において当てはめ考慮しない直感の見立ては、施術前と施術後の変化の基準があいまいとなります。
すると内部で起きた変化の「微差」を見過ごします。
この基準点となる基本面を複数、お客様の身体に描いていきます。
それには重要な点がいくつもあって、それらの点と点を結び絵を私の脳内に描いた結果が透過した骨格位置が見える絵が現れたり、
臓器の位置が見えて来たり、といったようにみえてきます。
でもさ、鈴木さん。
触ってみたらわかる手を持ってるんだったら、別に基本面なんて見なくてもいいんじゃない?
と同業の先生に突っ込まれたことがあります。
たぶんこちらの先生の方が多くの先生方の感想だと思います。
矢状面を10本引いて、前額面を10本引いて、横断面を10本引いて、、、とかいうのは、
けっこうやっていて脳がパンパンになるほど集中力が必要ですから脳疲労の原因になるし、
そこまでしなくても、ある程度は人体を把握するという面においては可能です。
ですが基本面を使うのは一定の立位姿勢ばかりではなく、
手を挙上したときに手の向きはどちらに向くかという点で、手のみに矢状面をつかって屈曲位置の状態を見分けることもできますよね。
一見するとわずかだけ矢状面の向きが違うと読めれば、その方の肘関節の位置の補正が必要だとわかりますし、
運動の様子を観察するときにも、基本面を胴体だけではなく手足や首頭部につけて、それを表現することができます。
こういった運動によるダイナミックな体動変化こそしっかり精密なメジャーをもちいて観察しなければ、
一瞬にして身体の誤用が内に隠れている点を発見して、どの程度のそれが矢状面上の腕の補正が必要かなどと言葉がでてきません。
自身の身体についてなら何となくこれぐらいというのもいいでしょう。
でも、武井壮さんならそんな曖昧なことはしないだろうと思いますし、
ましてや他者の身体をみてどうしてほしいかを伝えたいならなおさら曖昧な表現は混乱させるだけで結果を残せないでしょう。
そのようなときに互いに矢状面、前額面、横断面のようにそれぞれの向きをどうやってもちいるかの表現が容易にできるなら、
いう側も的確な内容が伝えられますし、受け取る側もやってみた結果がでて腑に落ちます。
なので実は施術を習う者以外でも、身体の操作を精妙になさりたいかたは、自己動作の良し悪しを判断するときのツールとしても使えますし、
たとえばゴルファーのプロの身体操作を連続写真で読むときにも、四肢などでどう基本面が変わるかを分析し認知して見えてくると、
そのゴルファーの傾向が見えるようです。
またそうやって基本面での正確な把握が認識できるまで分析をすると、不思議なことですが、動きのコピーがだいぶんしやすくなってきます。
おそらく脳内のミラーニューロンも、基本面というとらえどころがしっかりと認識できてくると、より正確で迷いなく動きのコピーができるんでしょうか。
それはもちろんバレエなどのダンスでも、同様です。
あと、、、
余談ですが。
今の時代、写真があればリアリティあるフォトリアリスティックな
3Dモデルをパソコン上で描いてくようなことができるように!?
私自身、まだ、写真一枚でなんでこんなのが描けるのかって、
理解が追い付いてません。 ^-^;
Photorealistic Monocular 3D Reconstruction of Humans Wearing Clothing - CVPR 2022
なんだか便利な時代になってきましたね
2022年05月06日
「硬くなった筋肉」・「短縮した筋肉」とは?
身体を動かすことで人体は緩みます。
先ほどGWに若者4人が車で出かけた帰りに渋滞にあった映像が流れていました。
すると運転している男性が「腰が痛い〜」
みなさまも、そのような経験、ありませんか?
映画館で3時間以上の長編映画を観たときも、
身体がガッチガチになって、外に出たときに軽くストレッチをしている人も見かけます。
身体は活動の停滞状態があれば、すぐ硬くなるんだということがわかる事例です。
身体を動かすことで古くなった筋膜が新たな筋膜へ置き換わるのが自然です。
ですが不活動が続くことがあればどうなるか?
古くなった筋膜がうまく新たなものへと置き換わることが遅れたりとしづらくなった結果、
筋膜内へ線維化したたんぱく質が蓄積していきます。
こうしたたんぱく質を含んだ筋膜は筋繊維に対して徐々にきつく絡みついていく状態に陥ります。
こうなったとたん筋膜が伸び広がったり筋膜の持つ外圧をはじいて筋繊維を守る弾性力が欠けはじめるのです。
先に申したように、大渋滞に巻き込まれて座りっぱなしの男女若者も、
GW旅行での行き帰りの時間でも軽度なこの現象がおきています。
ですがこうした不活動の裏には一定姿勢で部分的な筋の使い過ぎが隠れていますね。
それも含めてストレッチ等で復活してもらいたいところですね。
これが生理学的にいうところの「硬くなった筋肉」・「短縮した筋肉」の実態ですね。
ただ長期間にわたり一定の運転姿勢を続けるタクシー運転手やバス運転手になると、
腰痛が職業病とされるほど、多くのドライバーが同じような症状に苦しみます。
ミクロの目で観れば、筋膜の広がる性質や弾性力が戻れなくなるほど、
たんぱく質が線維化で置き換わった筋膜の質が悪化してのこと。
筋繊維がつねに筋膜にぎゅうぎゅうと締め付けられている状況だというわけです。
こうなると筋の縮みによる制限も一過性のGW渋滞にはまった若者の比ではありません。
複雑な作用のもとで筋の柔軟性は減少するか失われていき、
筋膜の線維の絡まり方が筋の形状を記憶した合金(形状記憶合金)のように、
よくし続けてきたままの筋の状態へと筋膜の絡まりで作り出してしまうのです。
慢性化した職業病や首凝り腰痛肩こりなどの症状では、
明らかに筋膜の線維化が筋膜の広がり伸びる性質を奪い押せば跳ね返すような弾性力が低下して塊と化していきます。
そうした筋膜の中に納まった筋肉は、ぎゅうぎゅうに絡みつく筋膜の繊維状組織に締め付けられているため、同様に動けなくなるのです。
私がする施術での筋膜リリースは、正常な筋肉のパッケージができなくなった筋膜を緩めるというのが狙いです。
繰り返しますが、
硬くなったり短縮している筋肉とは、
筋膜の新旧の置き換えがしづらくなった過程で古いたんぱく質が線維化して筋膜内に残っていき、
筋膜が筋繊維や筋肉に絡みついて締め付けるような状態を引き起こしているんです。
そしてこのような慢性的な職業病といえるような状態や慢性化した長期間にわたり筋膜線維が筋を締め付けているとどうなるのか。
筋膜の繊維質の線維化が進んで弾力性は欠けて、血液がその筋や筋膜組織へと送り込まれることに対し制限を課す虚血性状態に陥ります。
時折、私が慢性化した筋膜の癒着をお持ちのお客様に、
「この現状で強い圧をかけたなら、ぷちぷちと筋繊維がちぎれて、損傷したそれは二度と元に戻りませんので。
今回はこのままにして代謝が上がって血が患部に流れて状態が好転するのを待ちましょう」
という場合があります。
通常、お客様への圧は、ほぼほぼ90%筋膜組織の弾性力で受け取ってくれているから筋繊維がちぎれることはないのです。
それが筋膜状態の質が劣化すれば、
虚血性状態にて伸び切ったり固まり切ったりの筋膜は筋繊維を守る力がほぼ失せています。
だから施術者がそのような患部に圧をかければ、もろくなった筋膜が壊れたと同時に内部の筋肉も容赦なく引きちぎられます。
筋繊維は、柔らかくもろさのたんぱく質からなる組織。
だからこそ筋膜の弾性で筋繊維に加えられる外圧から身を守る仕組みがあります。
ですがパリッと割れて壊れる板ゼラチン状に変質した筋膜の硬化状では、もう筋繊維を守るなんてできてないんですね。。。
なかなか筋膜の状態を読むことは難しいのですが、虚血性状態に陥って居れば、
その際、その部位への水分の代謝が減りもちもち筋ではなくぬめりが一部見えている点と、
熱代謝が阻害された冷たさを感じられることが特徴です。
ただ全身から総合的に見ていくことができなければ特定は難しいでしょう。
このような条件下では施術は受ける側も慎重になったほうがいいでしょう。
同時にストレッチやヨガ、または自己マッサージでもこの条件下に陥ればダメージの進行が改善より勝ります。
昔は湯治場という、薬効成分の高い湯屋に通い詰めて体をほどいていく養生法がありました。
個人的には筋膜はコラーゲン組織で組成されているため、
熱を適度適量あたえることで筋膜のコラーゲンのゼリー状からドロッとしたゾル状に変質する性質があります。
極力はこのチキソトロピー効果により細胞質基質の硬く冷たい部分を液状化させて筋膜の膜組織を柔らかく弾力あるものに変えることが有効です。
※ これが以前から私が体がしんどくなる(=筋膜が線維化が進み筋がシバかれてつらくなる)と、
傷ついた動物が温泉で傷や病を癒すように、
長時間スマーティという遠赤外線ドーム型サウナに入って筋膜の線維化が消えるという回復をじっとまっていたわけです。
このような筋膜リリースをするための基礎として押さえておかなければならない知識も、
20年前は筋膜関係の生理学的な学術書は和書で私が知る限り見当たりませんでしたが、今は普通に書店で手に入ります。
先人の解剖生理学研究者たちの愛のこめられた本はすばらしいですよね。
先ほどGWに若者4人が車で出かけた帰りに渋滞にあった映像が流れていました。
すると運転している男性が「腰が痛い〜」
みなさまも、そのような経験、ありませんか?
映画館で3時間以上の長編映画を観たときも、
身体がガッチガチになって、外に出たときに軽くストレッチをしている人も見かけます。
身体は活動の停滞状態があれば、すぐ硬くなるんだということがわかる事例です。
身体を動かすことで古くなった筋膜が新たな筋膜へ置き換わるのが自然です。
ですが不活動が続くことがあればどうなるか?
古くなった筋膜がうまく新たなものへと置き換わることが遅れたりとしづらくなった結果、
筋膜内へ線維化したたんぱく質が蓄積していきます。
こうしたたんぱく質を含んだ筋膜は筋繊維に対して徐々にきつく絡みついていく状態に陥ります。
こうなったとたん筋膜が伸び広がったり筋膜の持つ外圧をはじいて筋繊維を守る弾性力が欠けはじめるのです。
先に申したように、大渋滞に巻き込まれて座りっぱなしの男女若者も、
GW旅行での行き帰りの時間でも軽度なこの現象がおきています。
ですがこうした不活動の裏には一定姿勢で部分的な筋の使い過ぎが隠れていますね。
それも含めてストレッチ等で復活してもらいたいところですね。
これが生理学的にいうところの「硬くなった筋肉」・「短縮した筋肉」の実態ですね。
ただ長期間にわたり一定の運転姿勢を続けるタクシー運転手やバス運転手になると、
腰痛が職業病とされるほど、多くのドライバーが同じような症状に苦しみます。
ミクロの目で観れば、筋膜の広がる性質や弾性力が戻れなくなるほど、
たんぱく質が線維化で置き換わった筋膜の質が悪化してのこと。
筋繊維がつねに筋膜にぎゅうぎゅうと締め付けられている状況だというわけです。
こうなると筋の縮みによる制限も一過性のGW渋滞にはまった若者の比ではありません。
複雑な作用のもとで筋の柔軟性は減少するか失われていき、
筋膜の線維の絡まり方が筋の形状を記憶した合金(形状記憶合金)のように、
よくし続けてきたままの筋の状態へと筋膜の絡まりで作り出してしまうのです。
慢性化した職業病や首凝り腰痛肩こりなどの症状では、
明らかに筋膜の線維化が筋膜の広がり伸びる性質を奪い押せば跳ね返すような弾性力が低下して塊と化していきます。
そうした筋膜の中に納まった筋肉は、ぎゅうぎゅうに絡みつく筋膜の繊維状組織に締め付けられているため、同様に動けなくなるのです。
私がする施術での筋膜リリースは、正常な筋肉のパッケージができなくなった筋膜を緩めるというのが狙いです。
繰り返しますが、
硬くなったり短縮している筋肉とは、
筋膜の新旧の置き換えがしづらくなった過程で古いたんぱく質が線維化して筋膜内に残っていき、
筋膜が筋繊維や筋肉に絡みついて締め付けるような状態を引き起こしているんです。
そしてこのような慢性的な職業病といえるような状態や慢性化した長期間にわたり筋膜線維が筋を締め付けているとどうなるのか。
筋膜の繊維質の線維化が進んで弾力性は欠けて、血液がその筋や筋膜組織へと送り込まれることに対し制限を課す虚血性状態に陥ります。
時折、私が慢性化した筋膜の癒着をお持ちのお客様に、
「この現状で強い圧をかけたなら、ぷちぷちと筋繊維がちぎれて、損傷したそれは二度と元に戻りませんので。
今回はこのままにして代謝が上がって血が患部に流れて状態が好転するのを待ちましょう」
という場合があります。
通常、お客様への圧は、ほぼほぼ90%筋膜組織の弾性力で受け取ってくれているから筋繊維がちぎれることはないのです。
それが筋膜状態の質が劣化すれば、
虚血性状態にて伸び切ったり固まり切ったりの筋膜は筋繊維を守る力がほぼ失せています。
だから施術者がそのような患部に圧をかければ、もろくなった筋膜が壊れたと同時に内部の筋肉も容赦なく引きちぎられます。
筋繊維は、柔らかくもろさのたんぱく質からなる組織。
だからこそ筋膜の弾性で筋繊維に加えられる外圧から身を守る仕組みがあります。
ですがパリッと割れて壊れる板ゼラチン状に変質した筋膜の硬化状では、もう筋繊維を守るなんてできてないんですね。。。
なかなか筋膜の状態を読むことは難しいのですが、虚血性状態に陥って居れば、
その際、その部位への水分の代謝が減りもちもち筋ではなくぬめりが一部見えている点と、
熱代謝が阻害された冷たさを感じられることが特徴です。
ただ全身から総合的に見ていくことができなければ特定は難しいでしょう。
このような条件下では施術は受ける側も慎重になったほうがいいでしょう。
同時にストレッチやヨガ、または自己マッサージでもこの条件下に陥ればダメージの進行が改善より勝ります。
昔は湯治場という、薬効成分の高い湯屋に通い詰めて体をほどいていく養生法がありました。
個人的には筋膜はコラーゲン組織で組成されているため、
熱を適度適量あたえることで筋膜のコラーゲンのゼリー状からドロッとしたゾル状に変質する性質があります。
極力はこのチキソトロピー効果により細胞質基質の硬く冷たい部分を液状化させて筋膜の膜組織を柔らかく弾力あるものに変えることが有効です。
※ これが以前から私が体がしんどくなる(=筋膜が線維化が進み筋がシバかれてつらくなる)と、
傷ついた動物が温泉で傷や病を癒すように、
長時間スマーティという遠赤外線ドーム型サウナに入って筋膜の線維化が消えるという回復をじっとまっていたわけです。
このような筋膜リリースをするための基礎として押さえておかなければならない知識も、
20年前は筋膜関係の生理学的な学術書は和書で私が知る限り見当たりませんでしたが、今は普通に書店で手に入ります。
先人の解剖生理学研究者たちの愛のこめられた本はすばらしいですよね。
2022年05月05日
筋肉内部の配管工と電気技師
ここ最近の施術にて、
「 だいぶ本格的に緩んできたから、
いまは痛感がダイレクトに感じられだした状態かもしれません。
だから圧の掛け方を、より感覚が戻ってきた右側は弱めますね 」
ということがありました。
実際、いままで棒状かっさでゴリゴリッと深層の撤去が不可能かと思えていた凝りを解くにあたって、
そこで与えていたリリース圧の20分の1ほどの圧に減圧しての施術をさせていただきました。
それでも十分、いまだかつてないほどするっと筋がほどけるのです。
だからいつもの10倍の気づかいを上乗せして、
圧の深さや方向そして質、
お客様の呼吸のタイミングを読みながらのワークでした。
ちょっとでも圧が強いとシビアな鋭いうぅ!という痛みがでるので、
そこは神経上、ここでの状態下でのその痛みは芯に影響がきて残る痛みです。
この場合は、痛みを下げることとリリース個所の厳選によるショートアプローチが効くのです。
ちょっとこの状態はすごいんじゃない!?と内心思いました。
^−^
よく体の使い方に疑問を持ち、自己理解を深めて行かれ続けた結果がでてのことでしょう。
うれしい限りです。
左半身は軸として使われておるため、
そちらには右半身のような痛覚神経の鋭敏さはなくて、
痛覚麻痺はあるものの。
それでも以前の様子と比較したら、その麻痺による感覚低下が大幅に減じられていました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
家をつくるとき。
水道工事のような配管工事に電気を通すための電気工事が必要です。
配管と電気が通っていない家を作ったら住みづらいですからね。
筋肉組織内にも、家の建築と似たような配管工や電気技師が働いています!
筋肉の作動は生活に欠かせない水(液)を供給する配管があります。
つまりここでは血管やリンパ管という栄養や免疫に関係する液を流す配管が設定されています。
あとは皆様も自宅では電気を使ってテレビを視たり、冷蔵庫を働かせ、煮炊きするIH機器を作動させたり、照明をつけますよね。
電気が配線されていてできることは生活に欠かせない。
人体も同様に筋肉の薄い膜の内側に、
筋肉をどう動かすか指示命令を受け、筋肉の状態をモニターして情報を中枢へと送ります。
それは電気仕掛けの神経という中枢神経へとつながる電気ケーブルが敷設されています。
特に骨格筋はよく運動をするため、筋肉の内部には、多数の血管やリンパ管そして神経があるのです。
筋肉内部を通る血液を流す配管は毛細血管と呼ばれ、太さは5〜20μmといった細いものです。
成人男性の血管を一列に並べたら、赤道を2.5周する長さでそのほとんどが毛細血管です。
太い配管は曲げに強さがありますが、
髪の毛よりも細い毛細血管は圧迫により格段に詰まりやすいんですね。
筋の凝りのため完全に詰まれば組織が壊死して困りますので、
たとえば半分は通ってるが半分の疎通は阻害されたような不調が起こります。
凝りが初期段階であるか慢性化したかにより疎通の阻害状態は変わりますが、
多くの場合において凝りの慢性化はより重く疎通の阻害を引き起こします。
すると血液をあたえられなくなる毛細血管は徐々に滅して減少していきます。
では次に筋組織内を通る電気工事をおこなって通した電線。
この神経は血液という酸素を含む液があって初めて働きます。
血の供給を受けて神経が働いているときは順調に機能します。
ですが血が滞れば神経の働きが鈍るのですね。
筋肉内の電線も維持できなくなると感度が悪くなってきます。
血流悪化は、人は冷えなどから感知することもありますが、
どちらかというと、漠然とした感じ方しかできません。
特に施術を受けているときに、そこは血行が悪いなとか思えることもないでしょう。
ですが神経の痛覚状態は、感度の良し悪しはダイレクトに脳に届けられます。
神経がしっかり働けるほど血流が戻る筋の凝りがなくなった方にとって、
これからがある意味正念場です。
それは身体の内側からのどのように体の姿勢動作を為してほしいかと、
本能の声が聞ける体になってきたという点です。
いくつも積層された身体操作の誤用のパターンはだれしもあるもので、
そうした誤用から作り出した凝りから縁を切って、
芯の正されたさらに自然体といえる赤子が自らの内側の体全体の道具を余すところなくもちいて
本能の作用を受けて立とうとする姿に近づく道が開けてきます。
実際の話、すでにだいぶん神経状態がよくなっているところをさらに磨きをかける場合、
身体操作の繊細さや合理性に気づいた方ですから
立派に自身のいまの状態に必要とするものへの気づきが得られるでしょう。
えてして自分の内側から着想した身体知を得たならば、
人は良く変わり改善もするし変化が現れますが、
たとえ先生であっても他者の言葉を得ただけでは、
人はそれをうのみにして変化するようなことは本能的に避けるため変化は起きません。
身体上の姿勢や動き方からきた変化は、
よい変化であればそれをよしとして受け入れていけばいいですし、
悪い変化であってもそれがなぜ不具合があったか気づいたときに強烈な良い変化を産み
それを一気に受け入れて化けるたたき台だったとわかるはずです。
ただひとつ。
神経の麻痺が改善するためには酸素の供給が鍵になるため、横隔膜が正常に働かなければ神経が機能しづらいということ。
横隔膜は上下動することが大事だといわれていますが、
横隔膜のその層の部位に静電気のようなものが帯電し蓄電しているかのような層があると
ヨガのテキストで読んだことがあります。
横隔膜の背側に付着した部位にあたるところ。
骨盤の前後屈が強く起きている方の傾向としては、
ちょうど腎臓の裏手当たりに深くまで起立筋や大腰筋の凝りが入り込んでおり、
そこに横隔膜の付着があって引き連れをおこされてしまっていることがおこります。
骨盤底筋が上下動しなければ横隔膜はそれに従って上下動して腹式呼吸の代謝をおこす仕組みなので、
そこからもその問題が見透かされます。
立位のそのものの自然体の姿勢にて、
骨盤底筋が地面と並行位置になければ、
その人がほんらいなさるべき呼吸の深さ・充実さが得られていないといえるでしょう。
なぜかといえば、この状態が一番スムースかつゆったりと大きさをたたえた腹式呼吸が自発的に起きるからです。
上図の右のモデル仕様に骨盤底筋と横隔膜がいれるようにすることで腹腔内の呼吸による適度なマッサージ圧が
腹部内部の代謝促進によい作用もなすことといわれております。
ここからは長々しい余談ですが。。。
ただ、、、こうなるべきだというのはカンタン。
じつのところ私もまだまだ骨盤の前傾度合いがきついんです。
少しずつ私も自己修練をして、改善を積み重ねていってるところです。
長年かけてなった状態だからこそ、
そうなったあとはずれた状態になじみ過ぎています。
そこに異常さを感じ取れなくなってきてしまい、
気づけば理想形に窮屈さや違和感を覚えていく。
そのような沼にずっぷりはまり切ると、
どうしても誰かにあなたはそのような沼にはまってますといわれてもわからなくなりますし、
なんて失礼なことをいうやつだ、と逆恨みだってしたくなるのが人情です。
ものごとには言い方を工夫することが大事なので、
やんわりと気分を害さないよう事実に基づいた資料を提示して説明できればいいのですが。
できれば横から撮影した全身骨格レントゲンがあれば、
一目瞭然なんですが。。。 ^-^;
というのも、昔、私が整体の専門学校に通っていた当時、
レントゲン撮影を動画でとって骨格やその動きをみるということをやってまして。
それを私が自身のものを録画でみたとき、
「ありゃりゃ、こりゃ大問題だぞ ー−;」と絶句したことを覚えています。
胴体、首、手足の関節が不用意なところで曲がっていて、
椎間板が詰まっているところがいくつも目につきます。
あからさまに分度器で骨盤傾斜角をチェックしたら、
なんだか他の講習生よりも成績がわるくて、
「自分って体が弱いってこんなところからもわかっちゃうのね・・・」
と悟ったのです。
なので、レントゲン撮影の素材からくる説得力はすごいぞと信仰しており、
ときおりお客様に
「横から全身のレントゲン撮影の写真をお見せできれば一発でわかると思うんですが・・・」
という説明力のなさからきた言い訳にも似たことを言ってしまったこともあります。
お客様の概要からできるかぎりの骨格状態の情報を探り出して、
脳の中でスケルトン像を描くものの、
実際はレントゲン撮影した素材の絵と似てはいるが非なるもの。
そのようなことが多くあります。
それは深層筋が骨以上に強く塊化した場合、
それが骨か筋かが見当がつきづらいためグレーゾーンを含んだ絵になるからです。
単純に言えば、
上図の右の骨盤底筋と横隔膜が並行位置にあるものは血管や神経が理想的な活躍をしている傾向が強く、
上図の左の骨盤底筋と横隔膜が並行位置にないものは血管や神経が理想的な活躍をしていない傾向があります。
たとえば左側の骨盤底筋と横隔膜が斜めッている立ち方をなさる方の場合、
膝裏(特に利き足側は顕著に)に大きなボールや団子上のこぶのような凝りができていますから。
そちらを触り、発痛があるか、痛みの度合いや鈍痛か鋭利な痛みかなどを聞き分ければ、
どの程度、その骨盤底筋の問題が深刻かが察しが付くものです。
そういうのも骨盤底筋と膝内側にある半月板を含む膜状のクッション部分も、
双方、地面に対して並行位置にあるという関連性があるのは変わりのないもので。
たとえば右側の膝内側の半月板を含む膜状クッションの凝りが裏にできた出っ張りと、同様左側の膝内側のそれの両方を調べることで、
骨盤底筋の上下左右の斜めり方やねじれの傾向が推測できるので重宝します。
骨盤底筋部分はさすがに施術する部位としては対象外とするような場ですから、
そこを膝裏(および足裏の足底腱膜も合わせて)で遠隔をもって調整をおこなっていきます。
実際、自身で自分の骨盤底筋を必死になって調整しても、数歩歩けば元通りになってしまうものの、
膝裏や足首や足裏の足底腱膜での調整を加えると、骨盤底筋の地面に対しての水平性が長期にわたり維持されます。
それは施術にてお客様のアプローチをしていても、
そのようにいえるようだと感じております。
膝裏を通る血管や神経が、膝裏にできる凝りに圧迫された関係上、足裏への血液や神経機能の発揮に問題がおそらく生じているようで、
そこをうまく調整してあげなければ、施術のもちが一気に悪くなるんですね。
膝裏に大きなしこりをもっているお客様からは、
「いたたたぁたぁ!!」といわれるものの笑顔でごめんなさいとごまかしてリリースをしてしまうのですが、
この文の冒頭ででたお客様の膝裏の凝りは、やや大きさはあるもののやわらかめのグミのような状態で血管の圧迫をする様子は見られません。
このお客様も以前は、「いたたたぁたぁ!!痛いのは嫌いです!」という感じでしたのに。。。
そして、もちろん、立ち方は上図の右側の姿勢で立たれていました。
「健康は腸から!!」 {寒天粉と麹のチカラ}
私事で恐縮ですが、
最近、腸活として型が整えられてきました。
寒天粉による食物繊維量の充実と
麹による酪酸菌効果の期待の2本立てです。
ひとまずはこれでどうなるか、試してみたいと実験中です。
ベースは、自炊により野菜等をいただくこと。
特に八百屋さんへ足を運ぶことが多くなりました。
お手軽に使える小松菜やほうれん草など青菜野菜が好み。
そこを基本とするのは当然のことですが、、、
ただ昨今の野菜は昔より食物繊維の量は少なくて、
どうしても食物繊維の摂取の補助が必要と考えました。
そこでとりやすさも考えてダイエット効果に秀でた寒天粉末もあわせていただきます。
以下が私が読んだ寒天健康法の本。
「かんてんぱぱ顆粒 30g」を愛用してました。
長野県伊那は、寒天を作るときに最適な気候で、
こちらで作られた寒天は良質。
かんてんぱぱは、その長野県伊那にあるメーカーです。
1日5〜10グラム程度が摂取量の限度なのですが、
そうなると30gは数日で使い切ります。。
そこで国内製造 寒天粉末 1kg ( 粉寒天 寒天粉 ) 厳選された海藻 100% [06] NICHIGA(ニチガ)を購入。
一応、長野県伊那で製造しているという点と、
¥4,242といった圧倒的な安さで選びました。 ^-^;
1キロあると、圧巻です。
寒天粉は効率よく食物繊維をとれるものの、
過ぎたるは猶及ばざるが如し。
過剰摂取はお腹がゆるくなるなど厳禁です。
だからかなり持つでしょう。
他の健康は腸からの言葉にかなうものとして、
ヨーグルトメーカーで9時間かけて「米麹」から甘酒をつくり、いただいております。
麹菌は60度を大きく上回ってしまうと殺菌されてしまうため、
発酵にいい温度管理を自動でしてくれるヨーグルトメーカーはありがたいです。
【健康雑誌 ゆほびか】をみたら、麹は、なんと酪酸菌と関係があるとのこと。
酪酸菌についてお知りになりたい方は、以下のサイトがわかりやすいです。
酪酸菌大百科 -酪酸菌の秘められた力- | アリナミン製薬
https://rakusan-labo.jp/
https://rakusan-labo.jp/contents/cont03.html
そうきいたら米麹をせっせといただくよう、健康への投資と考えるようになりました。
甘酒のなかに麹菌が生きているか?
ひとつ注意が必要な点があります。
通常、市販されている甘酒は、
出荷するときに滅菌させて長期保存をするため加熱処理しており麹菌が死滅しています。
なので麹菌がもつ人体に対して益する効果が実質激減していると言わざるを得ません。
だからでしょうか。。。
私が自宅で米麹から自作した甘酒の疲労回復効果は、
いくつか他の疲労回復に良いとされる漢方やドリンクに比べても負けてません。
いま、正規のご予約をいただくようになって筋疲労は著しくアップしているため、
甘酒には助けられている実感があります。
いずれ、種麹を購入し、下記の本にあるような自家製麹造りを試みたいと考えています。
他、発芽玄米の話と飛びますが、
今月号のゆほびかにて。
私が発芽玄米に興味を持ったときアドバイスをいただいたIさんが推奨してくれた著者の医師の鶴見隆史氏が寄稿しておられました。
そこで私は発芽玄米作りについてお客様とお話をするときに、
発芽したらOKといってしまいましたが。。。
【17時間水につけることで、玄米のもつ消化に係るデメリットがなくなる】ため、
安心していただけるとの記述がありました。
玄米をいただくときに知っているかどうかで玄米が毒にも薬にもなるというのは
健康が損なわれるか増進するかといった天と地の違いとなるかもしれません。
お腹の調子はお陰様でいいのです。
今年の夏の目標として。
究極の地産地消とはこれだ!ということで、
自宅で下記の映像を真似て野菜を栽培したい。
https://youtu.be/bad0OPKW6HM
"庭は必要ありません。小さな壁を緑豊かな野菜の庭に変えて、家族に提供しましょう。" を YouTube で見る
地植えできる畑がほしいところですが、そこはムリなため、
壁面利用で狭小地での栽培アイデアは興味をそそられます。
うまくできるか?
2022年05月04日
立ち方の型で、できればちゃんと頭に定着させておきたい姿勢筋のこと
昨日の施術にて。
ピラティス等の動き方のセッションに通われているお客様から質問が投げかけられました。
「先生ごとに、どうやって立つことという指示が違ってて、選べません!」
なっとくです。
理想的な立ち方ですが、それは人それぞれ違ってきます。
それは股関節の関節の組み合わさり方などは顕著なもので、
大腿骨と腸骨のうす状関節と大転子の組み合わせなど、
誰一人として同じ形状ではありません。
たとえばドイツの人体模型メーカーですが、
実際の人骨から型を取って作成しています。
それぞれに生前の型を取った方の名がつけられているのですが、
男女の違いははなはだしいものの、
同性同士でも大腿骨の長さや大転子の大きさ、腸骨の凹ッとしたうす状関節のへこみの大きさや深さなど、
誰一人として同一形状はないので。
「良い立ち方はこうだ!」という、
ひとつの決まった型によって固定できるものではないようです。
そうした自身の特徴を深く理解できていないまま、
立ち方のノウハウが先行するという場合。
言われていることは頭では理解できたが、身体が受け付けない。
はじめは、いきなり新しいことを身体に取り入れたときに起きる軽いショック状態だろうと思っていたが、
腰や膝や首の不調がでてきた、、、これってなんか変だなとなったとき。
それは自分の体の中に備わった骨格や骨格筋というツールに、
まだ、知らない用法が含まれているのだろう。
そう考えることができるでしょう。
だがベースには、
画一的な部材を使って建てる建築物ではないため、
立ち方は、人それぞれでいい。
自信なさげに立つよりも、
堂々と自分なりに凛としていくのが正解だと思う。
気持ちの問題が姿勢を乱しもするし律することにもつながります。
いかなるときであっても微笑むほどの自信をみなぎらせてください!
私的には、つねづね、こういったものが大切だなと思ってます。
ただそうはいっても、、、
施術をうまく成立させるには、気持ちだけで押し切れません。 ^-^;
最低限、基準として守らなければならないルールはあるのです。
それは姿勢筋と位相筋。
私が立ち方をチェックするとき、身体を支える仕事に特化した姿勢筋を委縮させていないか?
凝りとはカンタンに言えば、姿勢筋という体を支えるために優れた筋パワーを持つ筋肉群を、
とっさの使い方で考えあぐねてそこを委縮させて、姿勢筋を使ってモノを動かしたり体を動かしたりしようとする。
本来、身体を支えるのが得意な姿勢筋ですが、ほんらい位相筋というアグレッシブな動きを担当する筋がすべきことを肩代わりしてしまうと、
超苦手なストレスフルな仕事をさせられてへとへとになってしまう。
そこから「凝り」の原石が生み出されます。。
だから動き方のノウハウというのも考えてみれば簡単で、全身にある姿勢筋と位相筋の別を正確に理解して、
うまくそれらが使えているかどうかを観て行けばいい。
たとえば大胸筋は姿勢筋に当たります。
この筋肉を委縮させる動きは、体全体の姿勢を猫背にさせる引き金となります。
だから大胸筋はのびやかに上下、左右に広げる、広がるイメージが維持されていること。
などの見方をしているのです。
だから数あるそれぞれの筋肉ごとに、これは姿勢筋、これは位相筋、分類わけをします。
そしてどの姿勢筋も委縮しっぱなしっていう凝りがある状態でなければ、
おおかたはそれでよい姿勢であるということができるでしょう。
私が施術前、そして施術後に、軽く状態を触ってチェックしているのも、
ひとつには姿勢筋と位相筋をうまく使い分けができる状態か、そうした状態に落ち着いたかをみているのです。
昨日のお客様には、かなり様々な身体操作の知識や知恵を満たされている方ですから、
「ボディナビゲーションムーブメント」という良書内に姿勢筋と位相筋が解説してありイラストがあるので、
そちらを参照していただいて、姿勢筋が委縮しておらずのびやかにゆるやかに広がる感じがよい姿勢だから、と説明させていただきました。
要は、姿勢筋ごとにチェックしていただいて、それを委縮させるパターンを持った筋使用がない状態になっていただければ、
どのようなムーブメント等の先生でも、さして文句が出るようなことにはならない。
おそらくその状態でも問題ありありだという先生がおられれば、その先生の姿勢作りが個性的な部分が多分に含まれている。
そこは習う生徒さまが自分でそれを受けとるかどうか。
ときどきどう考えても、それって変だよねということを、私も後で気づいて恥ずかしくなることをいってたことがあります。
もともとが成長曲線が著しい先生方には、そういったことがよくあるものなので。
そこの渦に巻き込まれないためには、人体の生理学的な範疇で確定的な条件内の姿勢筋と位相筋のことを、
頭に入れて身体操作を自ら判断し構成する参考にするとよいでしょう。
ただこの本のイラストだけだと表層筋のみの参照に留まるためイメージは描きづらいところもありますが、
カラーで描かれた全体像がわかるイラストを、他の本では見たことがないので貴重な資料といえるでしょう。
もし姿勢筋や位相筋のイラストを参照したいなっていう方がおられましたら、
施術のときに私に気軽に声をかけてください。
ピラティス等の動き方のセッションに通われているお客様から質問が投げかけられました。
「先生ごとに、どうやって立つことという指示が違ってて、選べません!」
なっとくです。
理想的な立ち方ですが、それは人それぞれ違ってきます。
それは股関節の関節の組み合わさり方などは顕著なもので、
大腿骨と腸骨のうす状関節と大転子の組み合わせなど、
誰一人として同じ形状ではありません。
たとえばドイツの人体模型メーカーですが、
実際の人骨から型を取って作成しています。
それぞれに生前の型を取った方の名がつけられているのですが、
男女の違いははなはだしいものの、
同性同士でも大腿骨の長さや大転子の大きさ、腸骨の凹ッとしたうす状関節のへこみの大きさや深さなど、
誰一人として同一形状はないので。
「良い立ち方はこうだ!」という、
ひとつの決まった型によって固定できるものではないようです。
そうした自身の特徴を深く理解できていないまま、
立ち方のノウハウが先行するという場合。
言われていることは頭では理解できたが、身体が受け付けない。
はじめは、いきなり新しいことを身体に取り入れたときに起きる軽いショック状態だろうと思っていたが、
腰や膝や首の不調がでてきた、、、これってなんか変だなとなったとき。
それは自分の体の中に備わった骨格や骨格筋というツールに、
まだ、知らない用法が含まれているのだろう。
そう考えることができるでしょう。
だがベースには、
画一的な部材を使って建てる建築物ではないため、
立ち方は、人それぞれでいい。
自信なさげに立つよりも、
堂々と自分なりに凛としていくのが正解だと思う。
気持ちの問題が姿勢を乱しもするし律することにもつながります。
いかなるときであっても微笑むほどの自信をみなぎらせてください!
私的には、つねづね、こういったものが大切だなと思ってます。
ただそうはいっても、、、
施術をうまく成立させるには、気持ちだけで押し切れません。 ^-^;
最低限、基準として守らなければならないルールはあるのです。
それは姿勢筋と位相筋。
私が立ち方をチェックするとき、身体を支える仕事に特化した姿勢筋を委縮させていないか?
凝りとはカンタンに言えば、姿勢筋という体を支えるために優れた筋パワーを持つ筋肉群を、
とっさの使い方で考えあぐねてそこを委縮させて、姿勢筋を使ってモノを動かしたり体を動かしたりしようとする。
本来、身体を支えるのが得意な姿勢筋ですが、ほんらい位相筋というアグレッシブな動きを担当する筋がすべきことを肩代わりしてしまうと、
超苦手なストレスフルな仕事をさせられてへとへとになってしまう。
そこから「凝り」の原石が生み出されます。。
だから動き方のノウハウというのも考えてみれば簡単で、全身にある姿勢筋と位相筋の別を正確に理解して、
うまくそれらが使えているかどうかを観て行けばいい。
たとえば大胸筋は姿勢筋に当たります。
この筋肉を委縮させる動きは、体全体の姿勢を猫背にさせる引き金となります。
だから大胸筋はのびやかに上下、左右に広げる、広がるイメージが維持されていること。
などの見方をしているのです。
だから数あるそれぞれの筋肉ごとに、これは姿勢筋、これは位相筋、分類わけをします。
そしてどの姿勢筋も委縮しっぱなしっていう凝りがある状態でなければ、
おおかたはそれでよい姿勢であるということができるでしょう。
私が施術前、そして施術後に、軽く状態を触ってチェックしているのも、
ひとつには姿勢筋と位相筋をうまく使い分けができる状態か、そうした状態に落ち着いたかをみているのです。
昨日のお客様には、かなり様々な身体操作の知識や知恵を満たされている方ですから、
「ボディナビゲーションムーブメント」という良書内に姿勢筋と位相筋が解説してありイラストがあるので、
そちらを参照していただいて、姿勢筋が委縮しておらずのびやかにゆるやかに広がる感じがよい姿勢だから、と説明させていただきました。
要は、姿勢筋ごとにチェックしていただいて、それを委縮させるパターンを持った筋使用がない状態になっていただければ、
どのようなムーブメント等の先生でも、さして文句が出るようなことにはならない。
おそらくその状態でも問題ありありだという先生がおられれば、その先生の姿勢作りが個性的な部分が多分に含まれている。
そこは習う生徒さまが自分でそれを受けとるかどうか。
ときどきどう考えても、それって変だよねということを、私も後で気づいて恥ずかしくなることをいってたことがあります。
もともとが成長曲線が著しい先生方には、そういったことがよくあるものなので。
そこの渦に巻き込まれないためには、人体の生理学的な範疇で確定的な条件内の姿勢筋と位相筋のことを、
頭に入れて身体操作を自ら判断し構成する参考にするとよいでしょう。
ただこの本のイラストだけだと表層筋のみの参照に留まるためイメージは描きづらいところもありますが、
カラーで描かれた全体像がわかるイラストを、他の本では見たことがないので貴重な資料といえるでしょう。
もし姿勢筋や位相筋のイラストを参照したいなっていう方がおられましたら、
施術のときに私に気軽に声をかけてください。
2022年05月02日
姿勢筋と位相筋の対と関係を読んで施術をすることが、骨組みをそろえ整えるためには必須というお客様もいます
多くの「前後屈」が強くなっているケースでは。。。。。
{姿勢筋}が過度な委縮があらわれて、
{位相筋}は虚脱した伸びて力を失っていきます。
たとえば膝の重篤の故障があらわれている方の場合。
私がいままで施術させていただいたお客様の割合からみれば、
多くの割合で過度な前後屈が内在しております、
この場合、正直に言えば、すでに姿勢筋が強く委縮し続けており、
不安定さを身体に施術という外圧をあたえることでカラダが今までの立ち方を変えて
立位のバランスが変わる。
それは別な言葉で言えば、不安定になって立つという状態です。
そうなるとそういったぐらつきを押さえ込んで立たなければならなくなるため
姿勢筋の委縮が5割増しとかさらにそれ以上の{姿勢筋の緊張}が現れるのです。
だから施術を受けてもかえってカラダがよくなりません。
それどころか、未熟な技術で施術を受ければかえって悪化します。
重篤な膝の故障を起こしていれば、すでに体内へと多大な骨格筋のアンバランスという負の遺産があるので、
そのような負の遺産は崩壊しやすくて手を付けるのは容易ではありません。
慎重さがあったとしても、息を詰めるような緊張をもって脳でそこで生じるリバランスの落としどころを見抜くことが大切。
巧妙に仕込んでいるんです。
身体を壊さないような安全性を優先にしつつ、
現状を変える仕組みについて。通常はアライメント調整や部分修正をすれば済むところですが、
そこに留まらない計算が必要になってくるようです。
そのとき施術をする者が姿勢筋と位相筋の動作の違いを理解して解く目があるかどうか。
そこに計算のための鍵のひとつがあります。
それも重要なカギで、それを持たなければ、多くはぎっくり腰や仙骨痛のようなことが急性ででてきたり。
好転反応とはいえないものが現れてきます。
なので姿勢筋と位相筋の読みがあるかどうかで、
その後がどのような放物線を描いて、よくなるか、現状維持か、急速に悪化するのか。
変化してくることがあるのです。
先日、膝の重篤なお客様がおられ、膝で問題があるというのは、多くの割合で骨盤が内部で大きな前傾となる部位があり、
姿勢筋と位相筋のバランスをミリ単位で整えていかなければということがあります。
ただ力まかせに操作をしようとしても、すでに姿勢筋が骨化に似た硬さがあれば、
甘い操作では変化がなく、微妙な変化では症状悪化の歯止めにもなりません。
膝が状態が悪化すると、全身の関節の詰まりが強まって呼吸力が半減していきます。
どっかで断ち切らなければ、ずっとその大変さが続くのです。
すでに進行が末期となっておられたため施術で解決できる範囲を超えていたのですが、
私自身ができることをみつけ、
解き方を、または対処し対応する方法を相当に考えて、
日進月歩でやり方を見出して変えて進めてきたのです。
そしてコロナ禍で私が施術を完全休業していたときに、
お客様が膝の手術に踏み切って、
膝痛の呪縛をなくすよう歩みを進められていました。
それから施術の対応として範囲内といってよい状態と変わり、
私の手で感じたことでは、施術をさせていただくたびに積み重ねて解く部位の深さが着々と改善へ積む経験へと変わりだしたこと。
施術前で立ち姿を見たとき、
横から見た骨で立つラインが見えていました。
姿勢筋がよみがえってきた状態が維持できるよう、
お客様本人が見出せたという印です。
^-^
これが見えて、いままでは手術後の膝周り周囲は負担をかけたくないため触らずにいました。
手術側の脚の芯がどれほどまで状態がしんどいものかはわかっていましたが、
見極めなしで姿勢筋が使っていない状態で先走り手術後の脚を解きすぎれば、
かえってさらに姿勢筋が2〜3割増しで縮んでしまわれて一気に悪化へと舵を切るのです。
なので毎回、つとめて笑顔でねちねち、ねちねちと、
立ち方や歩き方など、他のお客様へのアドバイスの3割増しでいってきました。
すでに足腰がきびしくいたみがあるという状態だとわかっているので、
深刻さが突出していなければ、こんなねちねちいわずに待つのですが。。。
そういったことがあって、
お客様本人が姿勢筋を立派に使っている姿をみて感動でした。
これで安全に膝周りというお客様がずっとずっとつらく思い続けてきたところを、
以前のセーブをかけていかざるをえないリリースという最大の難点が消えたところで手技をさせていけました!
それ以前の施術をしてきた個所とは、全く違う、核心部を含めたリリースです。
姿勢筋と位相筋の違いをマッサージを含めた手技療法ではあまり深く解説してないような気がします。
多くのテキストをみても、そう。
この差異をしらなければ恐れが抜けないような気がします。
このたびのような膝に重篤なダメージがあるお客様の場合、
特に姿勢筋と位相筋の特性の違いと相互筋として対になるものの組み合わせが読めなければ難しい。
正直に言えば、カンペキに私どもはお客様の状態を読み切ることはできません。
慎重さを持って対したとしても限度があるので、
それがつねに恐れにつながります。
施術をすることで、未熟な自分の手でかえってお客様の体を悪くさせやしないかという恐れがある。
だから少しでもその恐れを軽減させるために、
お客様を正面から明るく見つめることができるようにするために。
お客様の体内の骨組みを想像して見いだしていき、
その骨組みがなぜそこに置かれているかというテンセグリティの姿勢筋と位相筋のバランス関係を察知するといいでしょう。
それができてくると、この筋の一本のどこを解けば、他の広義で言う関連筋群がどのような状態の変化へとつながるかが見えてきます。
筋肉と神経の状態が理想の立体構成の骨を組み立てるのです。
そこが見えてこないと、特に重篤な膝、腰、首等の問題を抱えておられる方の施術は、
巧くないことが起きやすいようです。。
ずっとお客様には、計算が難し―とか愚痴ってしまい申し訳ありませんでした。
どういった計算をしてるかなどは、まったく解説することなく、ぶつぶつ言ってたので、
さぞや怪訝な感じであったことでしょう。
^−^;
お客様の様子をみて、よかったなぁ。
こころから、そう感じました。
また他のお体の状態が重篤ではないお客様の場合は、
ここまで熟考して解き方の計画を立てなくても、
外圧という施術作用をあたえられても大丈夫。
みずから変化に即応してリバランスしていき、
新たな姿勢を、とくに改善された居心地のいい姿勢を体験したら、そこで得た体験知を持って、
新たな姿勢を構成しようと。
おのずとしていってくれます。
筋肉の伸び縮みがうまく起きているようなゴム弾性がしっかりあるようでしたら、
関節のずれからちょっと掛け違っていたところを正すような程度のことで、
身体の状態を芋づる式に変えることができます。
じつはこの芋づる式に身体を変えるときの読みに姿勢筋の連携性が関与してきます。
ただ、二足歩行する人間なのですが、
その実、四足歩行の生き物としてそれをとらえなければわけがわからない点が出てくるでしょう。
そうした見立ての拡張解釈をする視野を育てるのも大事なのだろうなと思う次第です。
USB接続のベン石温熱器をつかったセルフケアでは、より使い勝手を良くする工夫を
ベン石。
日本でのユーザーが少ないのが不思議なほど、
つかわれてきた歴史と科学的なケア用品としての成分成果が公開されている石はありません。
前漢代に編纂された黄帝内経という中医学の古典であり、
今なおその高い信頼性から学ばれ続けている書にベン石をもちいられ成果を出していた記録がある。
中国ではセルフケアグッズとして、美容に、凝りのリリースに大活躍しているベン石温熱器
USBタイプで給電する10センチ前後で握りやすい小型ベン石温熱器は、
ポーチなどにいれて、ちょっとした合間に使うことで、
特に女性たちの利用に喜ばれています。
顔の表情筋の動きがよくなり表情豊かに魅力的に。
ベン石からの熱の効果的な浸透で目じりやほうれい線などのしわをなくし、
首凝りや顎周りの凝りを解消させてくれる。
疲れ目のときには数分目に当てればすっきり。
その成果は、他の美顔効果の高いといわれるグッズをしのぐ面も多いため、
アメリカでもビアンストーンという名でメジャーになって著名人にも使われています!
私も疲れ目や首凝り、そして顎関節関係のリリースにヘビーユースしています。
これで助けられているところも多いんです。
USB接続タイプのベン石温熱器には、以下のようなタイプが発売されています。
ただ一考すべき点があります。
ケーブルは温度調整機能付き3.5メートル。
つかってみるとわかるんですが、
セルフケア用途とすればケーブルが3.5メートルって長すぎなんです。
そして温度調整機能が付いているんですが、
アバウトな温度調整なので、あまり温度設定の意味がない。
そこを新しい使い方を求めるためひと工夫。
機動性を高めるため、
私が持つ最小のモバイルバッテリーにつなぎ、
ケーブルの長さをショートにして
温度調整機能をさっぴいた自前のDC端子ーUSB:端子ケーブルに接続。 ^-^
胸ポケットにモバイルバッテリーをいれて使っています。
温度調整ができないため、
熱くなりすぎたら接続を抜くのですが、
ケーブルの太さが細く、
ほどよい熱発力でちょうどいい軽さ。
扱いやすさは10倍増で価値が飛躍増と実感です。
ベン石温熱器を個人輸入で手に入れている私のお世話になっている施術家の先生方もいます。
もし興味がありましたらDC端子ーUSB端子ケーブルを手に入れて使ってみてください!
日本でのユーザーが少ないのが不思議なほど、
つかわれてきた歴史と科学的なケア用品としての成分成果が公開されている石はありません。
前漢代に編纂された黄帝内経という中医学の古典であり、
今なおその高い信頼性から学ばれ続けている書にベン石をもちいられ成果を出していた記録がある。
中国ではセルフケアグッズとして、美容に、凝りのリリースに大活躍しているベン石温熱器
USBタイプで給電する10センチ前後で握りやすい小型ベン石温熱器は、
ポーチなどにいれて、ちょっとした合間に使うことで、
特に女性たちの利用に喜ばれています。
顔の表情筋の動きがよくなり表情豊かに魅力的に。
ベン石からの熱の効果的な浸透で目じりやほうれい線などのしわをなくし、
首凝りや顎周りの凝りを解消させてくれる。
疲れ目のときには数分目に当てればすっきり。
その成果は、他の美顔効果の高いといわれるグッズをしのぐ面も多いため、
アメリカでもビアンストーンという名でメジャーになって著名人にも使われています!
私も疲れ目や首凝り、そして顎関節関係のリリースにヘビーユースしています。
これで助けられているところも多いんです。
USB接続タイプのベン石温熱器には、以下のようなタイプが発売されています。
ただ一考すべき点があります。
ケーブルは温度調整機能付き3.5メートル。
つかってみるとわかるんですが、
セルフケア用途とすればケーブルが3.5メートルって長すぎなんです。
そして温度調整機能が付いているんですが、
アバウトな温度調整なので、あまり温度設定の意味がない。
そこを新しい使い方を求めるためひと工夫。
機動性を高めるため、
私が持つ最小のモバイルバッテリーにつなぎ、
ケーブルの長さをショートにして
温度調整機能をさっぴいた自前のDC端子ーUSB:端子ケーブルに接続。 ^-^
胸ポケットにモバイルバッテリーをいれて使っています。
温度調整ができないため、
熱くなりすぎたら接続を抜くのですが、
ケーブルの太さが細く、
ほどよい熱発力でちょうどいい軽さ。
扱いやすさは10倍増で価値が飛躍増と実感です。
ベン石温熱器を個人輸入で手に入れている私のお世話になっている施術家の先生方もいます。
もし興味がありましたらDC端子ーUSB端子ケーブルを手に入れて使ってみてください!