2022年04月28日

科博の宝石展と常設展示でみつけた鈴木梅太郎博士の米ぬか栄養成分標本、

施術の話ではございませんが。


数日前、
上野国立科学博物館 特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」 https://hoseki-ten.jp/
観てきました。

アメジストドーム.png
巨大なアメジストドーム

科博らしい宝石について学べるパネルが多数紹介され勉強になりました。
地球から生まれた貴重な宝石たちが、これほど集められた展示会はめずらしいです!

ネフライトはあったけど、
シュンガイトもベン石もなかった。
想像はついていたが、残念でした。 ^-^;
個人的に強烈な印象に残ったのは、
ただペリドットにしては信じられないほど3cmほどか巨大な方形のペリドットがあって驚愕!

巨大なセレナイトは、これが部屋にあれば聖なる天使が訪れそうな信じられない力を感じます。

写真撮影不可なコーナーでは、
歴史的に貴重な輝きを持った皇帝や皇女が実際に身に着けていたものは見ごたえがありました。



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それから科博の常設展へ。

功績を残す著名な博士の偉業を紹介するブースがありました。

そちらの中にビタミン発見の博士、鈴木梅太郎博士のブース。
鈴木梅太郎.png


そこに米ぬか成分標本。
米ぬかの栄養の基本となる成分を、
成分抽出してくれる作業員と博士のツーショット写真がほほえましい。
ビタミンB1を発見し脚気治療に貢献なされました。

鈴木は1910年(明治43年)6月に東京化学会において、
ニワトリとハトを白米を飼料として飼育したときに、脚気の様な症状が現れて死に至っていること。
それが糠、麦、玄米には脚気を予防しつつ治癒させる成分が含まれることを報告しました。
特に米ぬかの有効成分に強い感心を抱き、その成分を抽出することに尽力したのです。

実際に米ぬかの成分を標本にした貴重な展示物がありました。

「おぉ〜 すごいもんがあった」

米ぬか成分標本.png
米ぬか成分標本

米ぬかだけで、上の写真のような多くの栄養素を含むんですね。

昨今、コメ食離れ傾向となっていますが、
これから麦の輸入品高騰となるでしょう。
自給率が高いコメが必然的に選択されることになるのでしょう。

最近では鈴木梅太郎博士が脚気の治癒につながると推奨した「米ぬかをまとった玄米」をいただく方も増えていますよね。
健康を考えれば、そのような傾向が幸いすることもあるでしょう。
そのように期待しています。


また、米ぬか標本の隣には農産物成分標本もございました。
農産物成分標本.png
農産物成分標本


健康を保つために必要な栄養。

一般的な書中の食品成分表では、
文字と化学式で栄養素が表現されています。

そんな栄養素が標本となると、
色や様子が観察できます。
栄養素が単体で目に見えるのは面白いですね。
それぞれが色が異なります。
その栄養素の色がわかればそこから個性を感じとるでしょう。


昔にアプライドキネシオロジーを勉強していたとき。
自身に足らない栄養素を、筋反射テストでチェックするような試行をしておりました。
でも私には、いまいち、コンスタントに正確な反応が得られていたとは思えませんで、
実際の施術の場で使ったことはありません。
ただ筋反射テストをするときに、こういった栄養素の標本サンプルを手に取ってテストできれば格段に反応精度があがるような気がします。

正確な体内の栄養状態を調べたいときに血液検査になると、
医療機関に出向く必要があります。
ただ最近では尿検査によって必要な栄養素がわかるそうなので、
そうした数値データ化されたものがあれば説得力が増すでしょう。


そういったことを言えるようになるための礎を築いた博士たちを感じ取れて、
感謝の気持ちで略歴パネル等を拝読させていただきました。 ^-^

posted by スズキ at 13:48| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする