このブログをお読みいただきたい方:
■ 漢方の生薬として知られるシャクヤク栽培を始める方
■ 今季、花粉症に悩んでいる方
個人的なことで恐縮です。
以前からシャクヤクには興味があったんですが、
本格的な薬用のシャクヤクは一般では手に入らないため、
せめて、観賞用でもいいからないかなと思っていました。
薬用のシャクヤク適用
鎮痛鎮痙薬,婦人薬,冷え症用薬,かぜ薬,皮膚疾患用薬,消炎排膿薬とみなされる処方に配合されている.
薬用のシャクヤク配合される主な漢方処方
温清飲,黄耆建中湯,葛根湯,桂枝湯,桂枝茯苓丸,柴胡桂枝湯,四物湯,芍薬甘草湯,十全大補湯,小建中湯,小青竜湯,加味逍遙散,当帰建中湯,当帰芍薬散,薏苡仁湯 等
「葛根湯」という漢方薬は、風邪の引き始めに使われますよね。
ドラッグストアでも容易に手に入り風邪薬の代わりに利用しているひともいるでしょう。
そこで先日、武蔵小山のフラワーショップで「シャクヤク(ラテンドール:多年草)」の苗が400円ほどで購入。
いつか薬用のシャクヤクが手に入ったときのための栽培の予行演習ができればと考えています。
おうちでカンタン 手作りシャクヤク。
おいしく?育ってほしいと願うこの頃。
薬用のシャクヤクは、3年すると根が太くなり薬効が期待できます。
観賞用のシャクヤクにも、幾分かは薬効があるものだろうか?
それもそうですが丈夫にきれいな花を咲いていてほしいですね。
シャクヤク愛好家ですね。 ^-^;
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話が変わりますが、花粉症。
みなさまは、花粉症って大丈夫でしょうか?
私も去年、花粉症にさいなまれて、胸腺周辺をゴリゴリベン石でリリースしてその症状を消した記憶があります。
さいわい、私は今年、花粉症対策を意図してしておりませんが鼻水や目のかゆみ等でておりません。
花粉症の初期は、水のようなさらさらした鼻水がでる寒証から症状がはじまります。
そのタイミングで効く漢方として花粉症の初期でよくつかわれるのは、小青竜湯(ショウセイリュウトウ)です。
小青竜湯の配合生薬には、
シャクヤク、半夏(ハンゲ)、 甘草(カンゾウ)、 桂皮(ケイヒ)、 五味子(ゴミシ)、 細辛(サイシン)、 麻黄(マオウ)、 乾姜(カンキョウ)
というように、
気づかないうちにシャクヤクのお世話になっている方もいるでしょう。
寒証に対抗し熱を補う生薬がずらりと並んだなかのひとつにシャクヤクも位置するんですね。
ただすでに慢性鼻炎がある方でねばった黄色の鼻水が出たり匂いがわからなくなるようなら小青竜湯は最適ではありません。
また鼻水がでずに鼻づまりがきついときにも。
身体の症状が異なれば、それぞれ状態が違う。
それは遺伝的な状態は変わりづらいが、
仕事や学校などの活動や生活にかかわる環境、
体調の良否も日々刻々と違いがあって当然です。
変わらずそのままというのは幻想です。
その日のその時の状態を受け入れよう。
だから漢方薬って丁寧な仕事をしていただける専門性のある漢方医に診ていただいて
処方を受けたときにのみ効くと考えていいでしょう。
私が去年、花粉症の初期の症状が出たときは漢方のお世話にならず、
独自に花粉症について。
整体的にみるざっくりしたところでは、
・胸腺等のアレルギーを起こさないようにする免疫物質を全身に送るベースポンプとなる胸郭の作動の正常化。
肋骨が動きやすくなるような胸骨部の肋軟骨の靭帯群と腋下の肩下にある腕の筋による詰まりを解きました。
・尾椎から後頭部まで延びる<起立筋群>の正常化。
こちらの筋群の硬さが強まっておれば脊髄神経部位のノイズが胸腺や肺など免疫系の基幹となる部位に問題をおこします。
同時に起立筋群の緊張が強ければ交感神経が優位なスイッチが入りっぱなしになります。
交感神経が優位な状態は気血の流れが偏りがでてしまいアレルギー等の反応は強く出るようです。
これらの調整を適切に自身に課したため、
花粉症のつらさはすっきり憑き物が落ちたように消えました。
ここからは起立筋の上端を見た仮説なんですが、
ある程度の初期の花粉症なら改善は見込めるなと感じますが、
私が去年11月から2カ月間、初期の副鼻腔炎をわずらったときに気づいたのですが、
頭部の頭頂骨部の側頭の一部の部分が起立筋に筋の影響の関連が高いようです。
実質起立筋の上端がここに現れているのではないか。
そのような考えに至りました。
特に頭蓋骨の縫合部を詰まらせて頭骨のそれぞれのパーツごとの動きが制限され、
それにより副鼻腔の内部の圧迫へつながりその場の血行等悪化をうながし、
花粉を吸いこんだときのアレルギー状態を引き起こすようなケースもあるのでは。
ベン石温熱器およびベン石のかっさを使ったリリースをしていくときに、
頭部の最大の筋力を誇る顎関節関係の硬化委縮状態も同時にリリースをするとよりよいのですが、
この頭頂骨部のトリガーポイント化した部位の癒着がはがされたときに花粉症対応の成績がいい。
実際は他にもみぞおちや腹直筋、腹横筋の張りの異常な強さや、頚部筋肉の斜角筋・胸鎖乳突筋の硬直委縮その他の胸郭の動きを抑制させて免疫を低下させる多く見受けられる問題がわかって手当てをしておられなければならないなど、
それらの状態が思わしくない方には同時にみていく必要があるでしょう。
あとは血の酸化と体内細菌群のバランス系。
こちらは私には直接的な検査ができない項目ですが、
整体的な身体状態の調整と同時に改善したほうがよいというケースも散見されます。
花粉症が発症するという事態、身体の免疫系の状態が乱れていて体外からの侵攻が容易な状態だといえるでしょう。
そのようなサインです。
きびしく体外からの花粉症やウイルスを含め抑止できるよう対抗策が必要だろうと思います。
人体の根幹を守る抑止力としての免疫を乱している。
そのことを花粉症という症状はわからせてくれているのだろうと、私は思います。