2022年02月14日

生薬で乱れある経絡の経を正すというやり方  <<薬物帰経とは!?>>

このブログをお読みいただきたい方:

■ 生薬により経絡の調整をしたいと考えている方





人体に12本の経絡があります。

それらの経絡に乱れがあるとき、どのような調整のしかたがあるでしょうか。

たとえば、鍼灸院にいって、経穴に鍼を打っていただくのも有効な手段です。

その他には?


中薬や漢方を使って経絡の経の改善を促す手もあるのです。

これを薬物帰経と呼びます。


たとえば、手の少陰心経という経絡が乱れていれば、中薬の黄連(おうれん)を使えばいい成果が得られるというもの。

下図にその内容を記しますので、経絡と中薬との関係理解のための参考にしていただければ幸いです。



薬物帰経表.png
(上記の表の画像を、クリックするとシーサーの画像表示ページに飛びます。
  そちらに表示された上図の表画像をクリックすると 
  横幅 1000の大きなサイズの表を観ることができます)



※ あまりききなれない生薬名が多くて面食らうかたもおられるかもしれません。
  とりあえずこういう表があるということを記憶していただければ十分でしょう。

  ちなみに、附子はトリカブトという猛毒をもつ薬草のこと。
  これなどは一般の方には薬事的に手に入らないので、処方していただかなければなりません。

  他はだいたい手に入りますから、同業者の方で生薬による経絡の調整に関心があれば、
  自己責任原則のもと試してくださいね。

  私も自分に乱れがちな経がありますから、そちらに対応した中薬を選び、成果がどうでるか。
  楽しみに試してます。
posted by スズキ at 14:12| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする