2022年02月08日

左肩の不調がなかなか改善しないというお客様に、これ、どうだろうか。。。

このブログをお読みいただきたい方:

■ 保母さんをなさっておられる方

■ 肩の不調が慢性化している方

■ 棒状かっさを購入された方




こんにちは。

お客様のひとりに、左肩の不調がなかなか快方に維持しづらいという方がおられます。

私もたしか母の介護のときの後遺症で左肩がにっちもさっちもあげられない。
あげると、ビシッという神経を突き刺す感じをともなった激痛を体験したことがあります。
でも左手を使わないわけにもいかないし、、、。
つらいものでした。。

対処にひたすらスマーティにはいり、首関係のリリースと胸郭の動きを付けていきました。
念入りな数日間をかけて徐々に、徐々によくなっていって軽快したことを覚えてます。


でもスマーティは高額で、短時間の利用で治るものじゃない。

おそらくは肩甲骨と肋骨を結ぶ大円筋・小円筋などの周囲の筋肉や骨膜への癒着の根深さがかかわった左側の肩の不調の可能性が高い。

もちろん私自身、そこは定石として押さえて施術をおこなっていますが、
この部分は激痛ポイントなんで、強く圧しすぎれば酷なことになります。
肋骨と肩甲骨の間といった、骨と骨の狭間が隙間がなくなるよう癒着しているため温熱でもリリースが難しいのです。

そこが施術で解こうとしても癒着が進み過ぎた方の場合にはいっぺんでリリースできる量が限られてしまうネック。


お客様の職業が保母さんですから、
1歳児や少し体が大きくかさが増してきた子も、片手でむんずと左側でして、
右手は使えるようにしておくというスタイル。

落とすことができないお預かりした子供たちですから。
かなりしっかりホールドして、そこに気をはって緊張しているだろう。
だから他の保母さんでも腰痛バンドと肩の痛み軽減ツールなどが必須という方が多い職業です。


左肩の不調原因を推測すれば、日々のお仕事で生じる過労性の炎症が起因したものだろうから、
一端リリースしただけでは済まない。
特に肩の炎症癖が定着するような保持のしかたが根付くなら、
痛みがでてしまいそうな手や肩や首の使い方が、無自覚のうちにしてしまうよう働いている。

そうであれば、日々、疲れを蓄積しないよう仕事後にクールダウンする感じで、
日々、この棒状かっさを使ってセルフマッサージをするとどうだろうか。。

施術を受けに来ていただくことでもリリースはできるが、


なので、、、施術だけではなく、セルフでの日々の改善方法にいいものはないだろうか。。。


いま、思いつくところは、

棒状かっさを使って自重で脇の下をぐりぐりと刺激するやつ。

棒状かっさを腋下でぐりぐり.png

これでちょっと角度を工夫して腋下から肩甲骨を後方へと押すようにすると大円筋が緩むようになる。

自重でやるからつかれない。

自分でやるから危険なところまでは加圧しない。

もしお客様が代用できそうな棒があればそれでもよい。




ということで、どうにかならないだろうか。。。


個人的にやってみた感想では、
棒を当てる角度を調整すると肩甲骨にうまく当てることができる。
だがけっこうこれが肋骨と肩甲骨の間の肩甲挙筋もねばりついてたら痛みがあるんですが、
自分で自重を痛みを余裕で我慢できる適量のみ与えるだけでも効く。


数日後に、おいでいただくお客様なので、
とりあえず実際に棒状かっさを使ってどんな感じかを試してみてもらう予定です。


posted by スズキ at 15:01| Comment(0) | エクササイズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする