2022年02月03日

舌診アプリって、世にあるんですね。

このブログをお読みいただきたい方:

■ 舌診に関心がある方

■ 中医学診断に関心がある方

■ 自身やご家族の未病を調べたい方




昨今、NHKでも、
東洋医学 ホントのチカラ - NHKhttps://www.nhk.jp/p/toyoigaku-honto/ts/WKV4Z1715P/
内容は、
西洋医学では手が届かない症状への解決策として、
世界中で注目を集める東洋医学。
科学を駆使して効果が確認されはじめた最新の治療法やセルフケアをたっぷりご紹介します!


という番組を放送しています。

東洋医学の市民権は、セルフケアの分野に適しているとされ、
今後も増していくことでしょう。



そういうことで、自分でも東洋医学を専門レベルで学びたいという人も増えたのでしょう。



『 本当に教育を受けた人とは、
  学ぶ方法と変化する方法を学んだ人である
 』
           (カール・ロジャーズ)

私には中医学は独学で師匠や先生はいません。
専門書、DVD、関係するホームページなどが学習のためのリソースです。
昨今は、それらが強力な武器と言えるような内容ですから不自由ないです。
ホームページ上では、中国語の関連する記事も、Google翻訳で読めますし。。。



私の知り合いの中医学の勉強法に取り入れているのは、
宮廷女官チャングムの誓い」という韓国の伝説的な医女のドラマをリソースにしているみたい。
それぞれが工夫してますね。





中医学を学ぶ目的は、人それぞれでしょう。


私のねらいは、、、、、
未病の状態を知ることにこだわりがあります。

中医学の興味深いところは、症状が現れる前の【未病】を知ることができる。
血液検査や画像診断で観てグレーゾーンにもなっていないものであっても、
それぞれの臓器等のバランスが芋ずる式にくずれていく前進のときです。
目立った症状としてはあらわれてないが、脈や舌を視ると異常が見て取れることがあります。

特に糖尿病の手前の数値であるなど慢性的な病的な傾向がある状態では、
状態がよくなったり悪くなるなどと推移するなかで。
徐々に状態の悪化が進行していたとしても、いつもの自身の身体の不調が当たり前になると、
その不調の深さが行き過ぎてはならない一線を越して病になるか、それともまだ未病かというラインが実感しづらくなるようです。


そのようなときに「おや?なんか変だぞ。。。」と気づくことで、
さらに情報を探索して状態の観察を進めていきます。

得た情報を総合して検討することで中医学の「証」という膨大なパターンのひとつにたどり着く。
証がでなければ治療はできないので、これがとても大事なことです。

定期健診を受けて、
「早期発見できて大病にならないですんだな」ということがあるが、
そういった方の多くは、ほっと胸をなでおろし、
これから病に対して積極的に付き合っていく闘志がわいてくるもの。
前向きな取り組みもできるような心でいられます。
そこに計り知れない価値を感じています。

中医学の四診は、そのような定期健診ではありませんが、
しっかり観れるように訓練を積むことで道は開けます。
予防の革新となり、大病による医療費を削減。
そのような場面が多く見受けられる将来が訪れますように。。。





昨今の科学技術の発達には目覚ましいものがあります。
たとえば、舌診をネットで調べると、
東洋医学の舌診をいかして手軽に健康診断をしていくという試みが、
すでになされているんですね。



舌の写真を撮るだけで、健康診断ができるアプリが発売。
https://social-design-net.com/archives/1983/



舌の絵


たぶん、舌診はアプリ化しやすそうだというのは、
舌診を学んだ方は一度は考えたと思いますがどうでしょう。

舌の写真からは、多くのカラダの内側に潜む情報を伝えてくれています。
「えっ!そんなことが、舌のコケとか、色とか、形状とかでわかるものなのか」
と私は、舌診で実際に人の舌を観察して驚きました。
かなりの高い精度でその人の体の内側の状態を伝えているのです。
そして舌診をするための見方について、多くの貴重な資料がある。
ならば状態の情報を吸収して数値化や判断するような判定をする技術にデータベースをのせて結果を出力させれば、、、。
舌診の本を時間をかけて必死に読んでも、判定がしづらい舌があるのだが、
そのような案件の意見を聞かせてくれる心強いパートナーになるはずだ。

または薬膳を学ぶ人たちは舌診を主にチェックするようだから、彼らにもいいのでは?

私はそう考えはしましたが、私にはアプリ化する技術も費用もなくて、
あったらいいなという夢で閉じてしまっていました。





でも、世の中には、あるもんなんですね。

中医学の先生とAI等のテクノロジストがタッグを組んで、
後世に残る大きな仕事へとつながったわけです。

ただこちらの海外の大学で開発されたアプリが日本語化されてつかわれているという情報は、
私の手元にはないので、もしかしたら、今後に期待ということなのでしょうか。



もし体を知るための診断としては精度的に未熟だという結果であったとしても、
今後、AI技術をいかして今後も生のデータをディープラーニングさせ
判定の精度が向上して信頼に足るものとみなされれば。

すばらしいことです。





最後に、余談となりますが。。。

カール・ロジャーズ氏。
アメリカ合衆国の来談者中心療法を創始した臨床心理学者。
現在では当たり前の来談者:クライアントと呼び、それまでの患者という呼び名を拭い去ってくれた人です。
いまのカウンセリングのひな型は、ロジャーズ氏によるところが大きいといわれています。
いまもアメリカでの最も影響を与え続ける心理学者の一人だと断言できる人物です。

そのようなロジャーズ氏がいうには。

「人は他の人から理解され、わかってもらえたと思えたとき、ココロに”ある変化”が生じます。
それが真に自分に向き合う力となり、みずからを成長させていきます」


と語っています。

独学のむずかしさや、先人がいないものの学びをするときは、
先生という他の人から認められ理解されないままという状況です。

人とのかかわりがないまま、
たんたんと前進することはどんなひとでも苦手なのです。
よほどの自己の胸の内に燃え盛る火がないかぎり頓挫しがちです。
そうカール・ロジャーズ先生はおっしゃっておられるのでしょう。

だからこそ独学で得た知識や情報をアウトプットしていき、
他の人からの共感的理解が得られるよう、努めていくことは大事。

無理やり共感させるのは本末転倒ですが、
ブログ等でひとりの方にだけでもOKですから、お読みいただけることがあれば。
そして私の場合は施術のときに「鈴木さんが書いてたブログのあのグッズはさぁ
といっていただけると、まさにココロに”ある変化”が生じさせてくれた瞬間ですし、
そうしていただいた恩人です。

そんなこんなの感謝の気持ちも込めてブログを書かせていただいております m__m

お読みいただき、ありがとうございます!
posted by スズキ at 13:22| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

棒状かっさは、人体の凸に凹でフィットするからスグレモノマッサージができるんです!

こちらのブログをお読みいただきたい方:

■ 棒状かっさを購入したか購入の検討をしておられる方

■ 比較的に安価で効率のいいマッサージがしてみたい方



下記の私のブログを読んでいただいて、
木製の棒状かっさを買いました!」という方から連絡をいただきました。

2022年02月02日
背面のリリースって苦手だという人、いませんか? そのような方にお勧めの かっさがあります! その形状は。。。。。

http://bodywise-note.seesaa.net/article/485450787.html

木製かっさ4本そろえ.jpg


すりこ木のようで、中ほどにアーチ部分が設けられた面白い形状ですね。



お寺のお坊さんがすりこ木でごまの油がでるまでゴマをするとき。

どのようにして擦っているか、ご覧になられたことはありますか?

それぞれのお坊さんごとに流儀があると思いますが、
私が訪れた僧院で軍手をしていました。

宿坊に宿泊する方々30名ほどのゴマ豆腐を作るためです。
すりこ木は短くなっています。。

ゴリゴリゴリゴリ、とリズミカルな音を立てて。




そのすりこ木と様相は似てるんですね。

すりこ木も棒状かっさも握りやすさが大事です。
『握りやすくするポイント』
できれば軍手をして棒状かっさを使ってください。
一工夫するなら軍手にゴムのすべり止めが貼られた商品がありますから、そちらがよりよいでしょう。



そうしていただくだけで、マッサージ効果は4〜5倍跳ね上がります(個人的な感覚ですが、まじめにそう感じます)。
なのでもし棒状かっさを購入なさった方がおられたら、
ぜひ、軍手にすべり止め機能がついたものを手にはめてセルフマッサージをしてみてください。




こちらの棒状かっさの優れた点は、
体の凸の部分にフィットするような窪み凹があるから胴体や首、脚部などの凸面をフィットしてとらえることができるのです。


私はストレッチポール、ランブルローラー、様々なフィットネスやセルフケアをすることのできるツールを持ってますが、
胴体へのフィット感がでるようなアーチがあるグッズじゃないんですよ。


そうなんです。
人体の胴体の側面などはかなりのアーチ型なんですが、
ストレッチポールやランブルローラーじゃ、一点のみが強烈に当たって痛いし骨折の危険がある。
つまりアーチが強い面を対応させるには不適応なツールです。
そこに不満をもったことがある方、おられませんか?



市中で視られるセルフマッサージ用のグッズって、そういうのが非常に多いんです。



それに対して。
中国式のかっさ等は、凸と凹の組み合わせで人体が構成されているなら合理的にその凸と凹にフィットしマッチするようなケアができるべきだという思想が入ったものも多く存在しています。


一見すると、棒にアーチの面を彫ったちょっとした工夫に見えますが、
このアーチが人体の凸を凹でフィットさせて安全で効率的にきつい凝りを癒してくれるわけです。
※ 一般の棒状かっさには。アーチが2つのパターン彫られています。
  長いアーチ面は、フィット面積が大きくなりやさしい加圧になり、
  短いアーチ面は、フィット面積が狭まり強い加圧になります。
  体側は長いアーチ面を用いて広めにフィットさせるのがポイント。
  首後ろは短いアーチ面のほうが的確にフィットします。
  首後ろを長い広いアーチでかっさすると、圧がぼやけて効き目が感じられないかも。。。

棒状かっさ.png



■ 腸脛靭帯のセルフマッサージでリリース


腸脛靭帯という靭帯が太ももの外側位置にあります。
セルフマッサージをしようとしても力が入りづらく、
ランブルローラーやストレッチポールでは一点に力がかかって危険な圧になります。

それは脚部という筒状の円筒形だからそうなるのです。

円筒形状にフィットさせることができる棒状かっさは、
ランブルローラー等では当たりが悪い円筒の部位でも、
じつにフィット感ありありでリリースしてくれるので。

昨日、同業者の先生が腸脛靭帯が凝っててといっていたが、
こういう手もあるぞと教えてあげればよかった。 ^-^;
というように施術者でも、この腸脛靭帯は解きづらいところになるのだが、
そこも楽々、リリースしていけるというスグレモノマッサージツールです。




あとは棒状かっさ。
梃子を使うことで【鼠径靭帯の詰まりや凝り】を劇的にリリースしてくれるスグレモノマッサージができます。


棒状かっさの丸みをもった端の部位を使って梃子で解きます。
この鼠径部はてきとうなやり方で加圧をかけすぎると、鼠径靭帯がダメージを帯びて再生不可能になるのです。
だから安易に手出しをしてはよろしくない部位のひとつですが、この鼠径靭帯が硬くなって代謝の不良を呼ぶ。

つまり脚部という筋肉量が多い部分が、歩いたり走ったり立ったりすることで、熱を発生させ、その熱を胴体等全身に回して体を温める。
それが温活の必須ですが、鼠径靭帯は座り続ける生活だったり、大腿直筋で歩く方だったり、身体のねじれがあったりすれば、
かなり危険なほどパツパツに切れそうになるほど強いテンションを持った状態に陥ります。
そうなると脚部で温めた熱を血に熱転写して全身に回そうとしても、緊張しすぎの鼠径靭帯の締め付けにより、
血行が停滞して血の巡りが悪くなるのです。
するとカラダの深部も冷えてきます。
そこから虚証がはじまるのです。

鼠径靭帯の詰まりや凝りを解く。

それをせずに、血行を良くする薬膳等を食しても、うまくその食材の力を活かせないようなケースになります。


そのようなとき。

ベン石温熱機があれば、ゆっくりじんわりと硬く変質した鼠径靭帯を熱で融解させて緩んだころに加圧して解くのがベスト。

ベン石温熱機を持ってない!という場合には、棒状かっさの丸い端を鼠径靭帯に当てて、鼠径靭帯の流れに沿って摩擦熱がでるよう圧します。
このやり方は修練が必要ですが、
ほぼほぼお坊さんがすりこ木でゴマをするのと同じ手さばきでOKです。


てこの原理を活かすには、支点を完全に固定して微動だにせずが必須です。
支点がぶれたら作用点の力が死にます。
死ぬだけでなく、イメージにそぐわないところへの加圧となるため危険です。
まずは自分のふとももの内側を使って練習してから、鼠径靭帯のほうに移行しましょう。


( 作用点ー−−支点ー−−ー−−−−−−−−−−力点




※ これできれいに鼠径部の凝りが消えてくれた方、いますから。
  できればまったくのマッサージをしたことがなくてという方は、
  ちょっと危険部位だから控えるようにしていただいて、
  私と同業者の方などは、意外に前傾で仕事をすると鼠径部の凝りはでるのでやってみてください。







posted by スズキ at 10:58| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする