2021年12月15日

骨盤前傾(左側)と骨盤正常(右側)の違って見えるところ




前後彎曲と正常 1 PING.png

【骨盤前傾の度合いをセルフでチェックできるポイント】


1,骨盤の前傾があれば、腸骨上端と肋骨下端の開きが狭まります。

骨盤が前傾しているケースでは、腸骨の上端と肋骨の下端のスペースが狭まります。

ただしい骨盤の位置では腸骨の上端と肋骨の下端には握りこぶし大のスペースが空きます。
それが骨盤前傾のときは、その傾斜や腰椎椎間板の狭まり方にもよるが、
腸骨の上端と肋骨の下端に指が1〜2本ほどのスペースしか空いていません。



前後彎曲と正常 2 PING.png

【 骨盤の前傾が正されると、年齢に関わらず身長って伸びるんです 】


2,骨盤が前傾すると、身長が低くなります

上図をご覧いただくと、
左図の骨盤前傾状態は、右図の骨盤の正しいものより頭部の頂点の位置が低くなっています。

私どもがお客様の施術をしているときに、言葉がけをするときがあります。

「身長があとだいたい○○センチくらい伸びるような気がしますよ」

これは見方を変えれば、骨盤前傾の傾斜度を読んで、どれくらい頭頂部が低くなっているかのイメージが把握できるということ。

施術を定期的に受けに来ていただいているお客様に対しては、
どのようなペースでどれほど骨盤の前傾状態から脱却できているのか。
その変化が手にとるようにわかる。
そういったときは、伸びる背丈の量を少し抑え気味にいいますが、
確かに伸びてってると健康診断で言われてうれしかったというひとが出てきます。

posted by スズキ at 17:00| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

筋膜リリースのボディワークの真骨頂。 体軸の正しき垂直を得て保つためのサポートが得意なんです。

以下の2枚の身体の垂直性を表した画像を御覧ください。
左右の絵の違いを、よく観察していただけましたら幸いです。


アライメント.png

骨盤のアライメント3.png


詳細説明は省きますが、
アライメント(体軸の垂直性)が構造上乱れずにまとまっていることが健康の基本と考えています。



それは、たとえサプリや漢方や心理学や様々な健康増進を試みるためになされることも、
体軸の垂直性が崩れていては、人体という構造体が支えの力が弱い脆い状態にあります。
そこからの不具合は見過ごしていいものではありません




構造体の弱さをたとえるなら。。。
1000年の月日を立ち続ける五重塔には心柱がある。
心柱とは、五重塔の中心を上下に貫く大黒柱。

五重塔という建築物は大黒柱が重力線に貫かれた垂直さがあれば強度が高く、
地震や風雪や嵐などの殴りつけられるような外力がかかっても、
心柱がしなって力を逃し、倒壊しづらいように作られています。
こちらが通常の強い構造体で構成された五重塔です。

ですが、もしその大黒柱が、
くの字に曲がり、傾斜して設置されているなら、どうでしょう?
嵐や台風の風雨に、地震にあえば倒壊の恐れがあります。
それどころか外力の作用などなくとも、
くの字に曲がった柱自身にかかる屈曲の内角にかかる圧が高ければ、
くの字の曲がり部位に亀裂が入り、やがては柱が分断されて倒壊することになるでしょう。
こちらは問題の弱い構造体で構成された五重塔です。
地震や台風のある日本では、1000年、垂直設計に誤りがある状態の木造の建築物が持つわけはないのです。
早々に、ふしぶしに様々なトラブルや問題が多発することとなり、
それを大黒柱の垂直性事態が改善なされずに対処するなら大変な作業を強いられるのは目に見えています。



それでは。

あなたの大黒柱といえる脊椎の連なりは、いかがでしょうか?


強い構造体の五重塔のようでしょうか。

弱い構造体の五重塔のようでしょうか。





以前、五重塔での説明ではイメージがわかないという方がおられましたので、ダメ押しの例えを続けさせてください。

雑誌や新聞紙を廃棄するときに紐でくくって回収場所に持っていきます。
そのときの紐のくくりが丁寧に上下の際が揃えられ安定的にしばられたらもっていきやすいですよね。
対して、そのときの紐のくくりが弱かったり重ねた本の上下がいくつもずれたまましばられたなら
運んでいく途中でバラバラになるかもしれません。
垂直軸が正されていなければときは、
内部の位置がずれることとなります。


紐でのくくり方が悪い状態を人体ではどういうことかと考えてみましょう。
お腹の中にある内臓が正しい位置にいられません。
すると手足の付け根のコリがあらわれてしまう。
そういったコリの部分にはリンパ節があリます。
そして内側に血管や神経も通っていて、
その通りを停滞させることにもなります。
やがては自律神経にも影響の色濃く出る経脈にも異常をきたします。

こういった状態が健康体であるといえるわけがない!



私は、そう思いますが、どうでしょうか?



ボディワークのなかでも筋膜リリースは。
当初、骨格上の構造体を正しき場所に配置させるというのが、
主なシゴトでありました。
そのように導くことにより、
上記で述べたような内臓部のズレや血やリンパの液の流れの阻害を和らげることにも意識を向けます。
それによって、その方自身が持つ、自然治癒力を発揮しやすくするという考えです。




骨盤の傾斜状態をチェックすると、体全体の構造体としての強度が見えてきます。
(実は頭の位置と傾きが骨盤の傾斜にリンクしていて、対面した瞬間に骨盤の前傾度や左右の傾斜や回旋などのおおよそがわかっています)

骨盤のアライメント2.png

それぞれの骨盤の矢印の方向を観てください。

まずは左図ですが、
前傾した骨盤では腸骨が前へと傾斜していますね。
それにより脊椎の腰椎椎骨部は前方へ過剰な反りが出てきます。
チェック方法としては、尾椎の位置が体軸の垂直線から後方にずれている点。
または腸骨と下部肋骨との隙間が狭まり、指の太さ1〜2本ぶんにとどまっているかもしれません。



少しだけ詳しく様子を観ていこうと思います。
骨盤底筋の上に内臓を立てに積みあげることもできず、
腰椎の前反による消化器等を腹の前に押し出している。
骨盤の上に要領よく内臓を置くエリアが上下にしっかり確保できている右図の正常な骨盤とは違っています。
内臓は全体的に下垂(胃下垂等は顕著)しますし、
へそ周囲が硬い状態となり腹診で問題ありとされるでしょう。
骨盤底筋の緊張が強いようなら横隔膜の作動も制限されてしまうので、腹式呼吸が理想的にはできなくなります。
その他。。。


実際には長年かけて芯にはいった抗重力筋の凝りの異常は本人は、それに対して気づきづらい傾向にあります。
バレエ等の体軸の正しい垂直性を意識しなければ成り立たないことをなさっておられる方は別ですが、
起立筋含め体幹を立てて垂直を保つための筋肉群は、カラダの前面にある触覚神経等の感受性の10%も持ち合わせておらず、
自身では気づかないまま強固な起立筋の内奥部の萎縮があっても、そのことに慣れ親しんで、違和感を感じずに過ごしています。


芯に入った抗重力筋(カラダを重力に抵抗して立たせるための筋肉群のこと)は、異常なまでの緊張が深部にあっても気付かない。
ただ抗重力筋の表層筋部分に凝りがあると、それは張りとして不快感を感じることがあるのですが、
中間層より深い部分は特に感受性が弱くなるよう作られているため、現実的な不具合を含んだ状態でもそれに気づけないのです。
それにもまして体の前面なら自身の目が届く範囲ですが、
背中になると目が届かない疎遠なところという印象が無意識に持たれがちのようです。


私が施術の前後でお客様に立ち方をお伝えするとき。
正常な骨盤の位置へとポジションを変えるように導いています。


ですがお客様の背中の起立筋や骨盤を囲む臀筋などが萎縮したままでは、
正常な骨盤の位置になるためには苦戦するでしょう。
それができたとしても不完全な立方という状態です。
それも一瞬芸で終わり、姿勢は元あった不具合状態の通りへと崩れるでしょう。

そういうこともあるため、理想的に立つことが叶うような筋肉の状態への手助けを受け入れることが確実な成果を得るためには、
効率の良い場合が出てきます。
自分の歯を自分でドリルをもって治療するのは歯医者さんでもむずかしいのと同様に、
自分の目で観て、指で触って、状態を正確に確認するのがむずかしい自分の背中の抗重力筋をただすために、
ボディワーカーの施術を受けていただくこと。

そうしていただくことで、状態の改善への時短かつ確実に上に向くステップを踏めるということがあります。



これは施術をする先生の施術のPRのようになってしまいましたが、
もし、背中の深層筋を緩めることができる先生を見つけた方がおられれば幸運だと思います。

その意味は、下部肋骨の11番・12番のような骨折しやすいところに根付いた凝りの根深さが誰にでもでてしまいやすいもので・・・。
あとは胸椎と肋骨の隙間の凝りは、側弯が傾向としてあれば根強いし、その部位へいたる隙間に入って解くことは困難です。
最近私も刮莎型のべん石温熱器のおかげでアプローチが進むようになりましたが、指先等ではまったく歯が立たないのです。
それに腰仙関節部分や頚椎第一などの詰まりが、もし、根深いものであったならば、そういったさいのリリースは、
ときに容易なものとは言えず、危険性を適宜十分に配慮して手を尽くすものとなります。
ちなみに骨盤が前傾してそれが慢性状態であれば、仙腸関節のズレも含みますが、同時に仙腸関節以上にときとして根深い位置に隠れた腰仙関節には、多くの施術をなす先生方も苦慮することがあるでしょう。

私もべんせき温熱器を使う前に腰仙関節に当たっていたときは、強めの圧を用いての90秒以上の持続圧をかけるようにしていました。
それでもだいぶリリースは起きるものの、戻りが感じられて不満があったことを思い出します。
対して、いまは、腰仙関節部分に事前にべん石温熱器で患部に注熱しておき、解くべき組織に柔軟性を高めていくようにして、
圧をかけるときの痛みや不快感の軽減をはかりました。そして患部への特別な注熱のやり方を研究して成果をだせるようになってから、
このような大事な部位への施術成果が後々まで続く期間が跳ね上がったのです。



実は、その跳ね上がった改善によって、一部の施術パートを割愛する事ができていました。

以前は施術中に仰向け寝のタイミングで背中にホットストーンの敷石をしていたことがあります。
それは背中側の起立筋や骨盤を深く緩められた状態に変えるために最高に効率がいいことがわかったからです。
最近ですが、その背中の起立筋群へのホットストーンの敷石を割愛しているのは。
理由はシンプルです。
現在、リピートしていただいているお客様の施術をしており、
すでにそのお客様は幾度か背中の起立筋が深々と熱が通って、
骨盤を正しいポジションにもっていけるようになっています。

昨今のべん石温熱器の使い勝手が大幅に改善したからということもありますが、
それだけではありません。

そのお客様自身が立ち方を自身で真摯に模索すればそれがかなう能力が持てた。
それは何度もの施術をお受けいただけていて、
毎回、毎回、深くカラダの芯に施術前とは違うよう変化なさられたからです。
なので、もう背中のホットストーンの敷石は、このアフターフォローのお客様には必要なしと判断できたときに、
それを割愛していたのです。



立ち方を変えることとは、いままでの強固な習慣性から抜けるという難易度の高いものであり、
なかなかそのところとの戦いに勝利することはむずかしいのですが。。。
そのようななかでも、

私がお客様に対して直接言葉で「かなりカラダが安定しましたね!」というときには、
私の力を借りて垂直に骨盤や脊椎を立たせることもできますが、
自力でそのような方向へと向かおうとしている様子が伺えます



 ^^)



posted by スズキ at 16:03| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

久々すぎの皮脂腺内の老廃物をデトックスしました (遠赤外線サウナ<スマーティ>を利用して)

一昨日前と昨日。

遠赤外線が多量に照射されるスマーティという、
お一人様用サウナに入ってみました。



私の自宅にある、こちらのサウナ。



体内には重金属がたまってるらしいです。
重金属は皮脂腺にも蓄積し、皮脂腺からの汗とともに体外へと重金属は排泄されるようです。

で、こちらのサウナに入って、がっつりと汗を多量にかくと、
通常の蒸気で温められたサウナではかけない質の汗が出てくる。
それがまさに皮脂腺から重金属を伴って体外に排泄される汗なのです。
(※ 【岩盤浴】も<遠赤外線を体内へと放射できれば>皮脂腺からの汗が出ます)

まぁ、皮脂腺からの汗を観ても重金属等がキラキラして目に見えるわけじゃないので。
フジカというスマーティのメーカーが出しているデータを信じるしかないわけですが。

皮脂腺からの汗は、通常の汗とは違う質の汗であるのは確かです。
スマーティに入って先程、汗を染み込ませた大量のタオルを二槽式洗濯機で洗濯をしていたら、
洗濯槽の水は粘り気が強まりにごりがでし、洗濯用洗剤が入った水でさえねっとりして来ます。
皮脂腺の汗を吸わせた衣服を洗濯しなければ、こういった洗濯槽の水は観たことがありません。


不摂生後に体内の酸化度が高まっているなら、重金属等もたまってやいやしないか?
重金属以外には排泄すべき老廃物や排泄物も皮脂腺内の液に溜まります。
もちろん老廃物や排泄物は酸化していて、
体質的に細菌やウイルスが大量増殖するときには、そうなるための餌が必要で、
それがそういった酸化による濁りなのです。


カラダの症状に重症度が高い方のスマーティでかいた汗を観たことがあります。
がんを患っている方の汗です。
そのときの汗の粘度や濁りや色は、健康な方の汗とは異なる質であったと感じました。
私自身から出た汗の様子は、そこまでの汗ではなかったものの、
いままでスマーティに入ったときに流した汗とも異なると思う。



私の急性副鼻腔炎という、いままで体験したことがなかった免疫が低下した状態が見えた気がします。



こういったことは、スマーティのような機器を利用しなければ体内の現状を把握することができませんよね。
そういった機材は一般的に自宅にあるという方は少ないものの、がん治療を目的として購入なさる方は多く、
体質改善の目的で定期的にご自宅ではいっている方も少なくないようです。




■ 皮脂腺内の重金属を含む排泄物のデトックスをするためには


まずはスマーティに入る。
汗のかきかたや汗の質をチェックすれば、
体内に蓄積された皮脂腺内に停滞した老廃物や排泄物の様子がわかる。
それがわかれば、適量、スマーティに入って、徐々に汗の質が変わる。
その汗が、粘つき濁った皮脂腺の汗から離れた状態になるまで入ると。
肩や首、背中の張りやコリがめっきり減少しているのがわかるだろう。

相応の観察力がなければ見えてきませんが、わかれば体内の状態が読めます。
中医学診断にはないチェック法ですが、体質を変えるデトックスとなります。
断食や食事法など様々なデトックス法がありますが、
皮脂腺内の重金属を含む老廃物のデトックスは、’
たぶん盲点のような気がします


スマーティに入って、存分に皮脂腺からの汗を排泄したら出てくる汗の質が変化していくのです。
その変化は言葉で言うのはむずかしいですが、臭い、色、濁り、粘度、などが明らかに変ります。
それで「皮脂腺内のデトックス、完了!」として受け取る事ができます。



二槽式洗濯機に入れた皮脂腺の汗を吸ったタオル。
そこに染み込んだ汗の様子が洗濯時の水に現れて、よくそれを観察するなら、
体内に含む老廃物や排泄物の様子の変化がわりますから。
それも自分で洗濯をするときには、
有益な体質を知る観察対象にしていいでしょう。

本当に通常の汗染み汚れ以上に、皮脂腺の汗の汚れは落ちないんです。
なので通常は一度のすすぎで済むが、2度、3度のすすぎをする時も。

体内では全身に分布する皮脂腺が脂溶性老廃物や重金属をためて体内の血管内など
代謝ルートにそれらを流して体内で悪さをさせないための隔離層が皮脂腺です。
だからある程度の量の老廃物の隔離はしていて当然でしょう。
ですが長い期間をかけて皮脂腺内にて隔離する量を超えた老廃物が蓄積したら、
皮脂腺内での隔離で間に合わない分は、体内の代謝へと回ってしまうのです。

それは大変に酸化度の高い老廃物です。

ウイルスや細菌は、そういったものを餌にして増えるわけですから、
それらの増殖の歯止めが現状の免疫では効かなくなる事も出てくるはずです。

そうなってしまう素地が、多くの細菌やウイルス等の影響による体調不良を起こした方々にはあるようです。


強烈な遠赤外線を浴びることができるサウナ等で、
定期的に皮脂腺内のデトックスを。

お勧めです!
posted by スズキ at 11:57| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする