2021年12月31日

「日本で手軽に購入できる、べん石製のかっさはありませんか?」という、お客様からのお問い合わせに対しての回答

昨日、ブログで「べん石かっさは日本で買ったほうがいいでしょう!」と、お勧めさせていただきました。


2021年12月30日
私が「頭皮が柔らかくなりましたね〜」といわれて、よろこんだ、わけ。

http://bodywise-note.seesaa.net/article/485011428.html


それに対してmailで問い合わせをいただきました。


べん石で、検索をかけたけど、なんだか買うのが不安だと言われまして。

お勧めはないか?」ということでした。



かっさは形状が工場が制作したロットの関係で、
色や形状などそれぞればらつくことが通常です。
だからこそ自分のための唯一の一本となるわけです。

多くはそういった感じなので、お勧めするといっても、
製品自体に個体差があって、それが当たり外れになるため勧めにくいのがカッサです。

もしかっさを使ったことがない方が、いきなりかっさの置いているショップに出かけてみても。
使いづらいものかどうか、手にとってみても初心者ではポイントはわからない。
パワーストーンを商っているショップでも、販売中のかっさを自分に試しているということは少なくて当てにならない。

ならばネット通販では商品の写真があるが、正直、あまり当てにならないことも多いのです。
下手をしたらヤフオクとかの、地味で飾りっ気ない写真のほうがわかりやすいかも。
変に装飾された写真を信用すると、、、。
実際、手にして、「あれっ、、、こんなのだったか」と。
落胆することが私は多く経験していますので。


かっさはエッジが一見写真でみると丸くみえても鋭い細さが痛みを感じさせます。
それは必要な痛みではなく体表の浅い表面を削る、よくない痛みのときもあります。
サイズが小さすぎて力が入らないし握りづらいなど。。


それを手にして使ってみてもしっくりこなくて、セルフケアで快適じゃない。
それがたたって使うのも面倒であきらめたという人もいます。




ただ私が感じるところでは、
唯一、勧められるかなという商品はひとつだけあります。


それは私が施術中に実際につかっているカッサなんです。

ベン石 ロング型 箱入り かっさ.png

これで頸部の凝りをリリースしていました。
4本を同時に使っています。
一本では頸部はうまくリリースができないのです。
たとえば胸鎖乳突筋を解くとき、押えとして一本を筋の固定としてもちい、もう一本をリリースように動かす。
そのようにすると2本の加熱されたかっさがリリース時の筋の凝りを軟化させ、リリースの負担が大幅に減少します。
またうまくもてるような訓練が進めば、かっさ2本で押え、2本で動かすというようにすると、強固でびくともしない壁が動き出します。
本当に、人によって首の底の筋の硬さは、石より硬いので。
このかっさを同時に4本使うような作業をしなければ、どうやっても解けなかったところを溶けるようにしてくれた相棒です。

また、今回自分自身の頭皮のリリースにもこちらのカッサを使いました。
カッサのアークの内側を使って、2本重ねで持つと、頭のサイズ感にぴったりだったから役立ちましたね。
※ 頭のサイズは人それぞれなので、このカッサが頭部頭皮のリリースに万能だというわけではありません。


サイズもロングタイプで手に握ったときの力の入り具合もいい。
ちょっと大きなサイズゆえにフェイシャルでは、細かな部位をアプローチするのはテクニックが要りますが、
腕や肩や首、足から腰、お尻周りなど、大きめな筋肉に対してパワフルにリリースをかけられるのがこの商品のいいところです。

それになにより、かっさって本当に個体差が大きくて変なものを掴まされることが多いのですが、
こちらの商品は化粧箱に入って送られてきて、
サイズがどれも正確に同一。


そして写真通りで、手にしたときからオイルが軽く塗られている艶ある美品でした。

なので、こちらなら勧められるかなと思います。




アマゾンリンクをつけさせていただきましたが、
私はたしかこちらの商品を販売する販社から直接買った記憶があります。

1本はAmazonで買って、他は販社でまとめ買いしたほうが安かったので。
たしか販社からは1800円前後で買った気がする。
それを考えると、今は、だいぶ安くなってますね。

これから手にできる人はラッキーだと思います。
posted by スズキ at 15:21| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月30日

私が「頭皮が柔らかくなりましたね〜」といわれて、よろこんだ、わけ。

年末になり、美容室。
賑わっておられます。



私も数日前に髪を切っていただきました。

カットの最中に、
鈴木さん、頭皮が柔らかくなりましたね〜」とお伝えいただきました。 ^^)



一ヶ月前の急性副鼻腔炎、、、となったとき。
3ヶ月間、この状態が収まらず副鼻腔炎が続けば慢性副鼻腔炎となります。
そうなることに、よほど恐怖心を抱いたのでしょう。

自分のできることはなにかを熟考した上で実行しました。
そのひとつに「頭蓋骨のパーツの位置を正す」課題がありました。

やり方はお客様にさせていただいてるリリース法を自分に時間をかけて適応するだけですから、
私には目新しいものではありません。
ただ、左側側頭骨を左頬骨の下を通る咬筋を緩めて解くには、
そこに至るまでの前段階のリリース手順があります。


そのひとつが頭皮部分の下にある頭蓋骨と頭皮が癒着を徹底して解くことでした。

頭頂骨と頭皮は癒着なく、はがれているのが正解です。
その適度な距離感。
それが頭蓋骨全体の骨のパーツごとの必要な動が起こすにはいるのです。



下図のように頭部は縫合と呼ばれる関節部により噛み合わされていますが、
実際はそれぞれの小片となる曲面を持った骨同士が寄り集まって球状に見えています。

頭蓋骨の縫合部分でわけた.png



頭皮が頭蓋骨に癒着があって硬ければ、小顔矯正等をしても戻りやすいといわれますが、
それは頭頂部の冠状縫合、矢状縫合、ラムダ縫合が、
呼吸のたびに大きな開閉により頭蓋骨全体の骨のパーツを巻き込んだ
伸長と収縮の動作をする元になる機動力を持った部分になるからです。

頭頂部の縫合png.png



これらの頭皮の下にある縫合が硬ければ、頭蓋骨の骨の正常な呼吸によるリズミカルな動きが起こりえません。

だって、図を見たら直感的にわかりますよね〜。
頭頂の縫合は大きさではかなりな量を占めていますから、
側頭部の縫合部も、頭頂の縫合の動きに付き従うしかない影響が生じているのです。



だから左側側頭骨のズレが元になっている左側の副鼻腔炎。
そちらをもたらすような副鼻腔の鼻からマイクロスコープで覗くとわかる狭窄につながっているところを変えるには。。。

徹底して頭頂部の冠状縫合、矢状縫合、ラムダ縫合の部位を緩めてからでなければ、変化改善の量は少なくなります。
それでは必要量の副鼻腔の穴の狭さを解消できないので意味がありません。



ただし、たとえばカッサで、頭部の凝りを解くならゴリゴリ!ゴシゴシっ!って強烈に圧して摩擦をもって緩めていたのですが、
そのやりかたでは頭部の骨の骨膜に頭皮の組織の両コラーゲン組織が冷めて代謝が失せた状況で癒着したままのところは、
なかなか緩まないようです。
理由は簡単で頭頂の骨にある骨膜、骨膜はセンシティブで感受性高い組織であり、強めの圧をきらい、
多少でも強ければ頭皮を逆に固めて頭部を外部刺激から守ろうとする反応が反射的に生じているからです。
だから通常は、セルフケアで解くには痛みが少なく感じる程度に控えめにして、
長期間定期的にそこのマッサージを繰り返すことが良しとされています。

圧刺激が攻撃性の高いものと、皮膚には感じ取られ、強力な圧を防ごうとする皮膚抵抗が起こります。
それが頭部という致命傷を受けやすい部分なわけです。
当然、他の部位にも負けず劣らずの強固なガードをして自己防衛するわけです。


ですが、そんな1週間も2週間も時間をかけていたら、
慢性副鼻腔炎に移行することにもなりかねません。

そこで頭部にべん石温熱器の熱刺激とべん石のヘッドを巧みに使った並行ずり圧をかけてリリースしまくりました。

適度な温度でのべん石温熱器の熱刺激は、かえって頭皮のプロテクターを緩めさせて頭皮の柔軟性を取り戻させることが容易となります。
ましてやべん石が持つ痛みの感じ方が少なくてすむ作用。
つまり炎症ある神経組織の興奮を下げる力が偉大ですから。


こちらのべん石温熱器のおかげで、以前はカッサでこするような痛みが強くて耐え難い激痛ポイントだったはずが、
さほどの痛みもなく心地よく頭皮が頭蓋骨との散在する癒着ポイントをうまく剥がしてくれる事になりました。
リリースに長い時間はかけましたが、3日間でほぼ解き終えることができて、そのときのリリースされた状態が、
一ヶ月ほど経過した髪を切りに行ったときにも維持されていたということでしょう。





ただひとつ、ここにひとつだけ反省点があります。

急場で必要だったとはいえ、
急激な変化を過剰につけたという点です。
頭部に鍼をして全身に渡る他の部位を緩め調整するという頭鍼があリます。
頭は全身の経絡の流れが収まる終着点・出発点でもある。
だから影響が大きく出る場合があります。

私には眠気やだるさという反応がメイン。
それ以上にはならなくてホッとしました。

通常、頭頂部の癒着を剥がすには、
べん石温熱器の利用をしてというときでも、
3日で一気に解くよりも、一週間かけて日々少しずつ解くべきでしょう。
または状態により、その解くべき期間は長短が変わってきます。
私の状態の場合、期間をかけたほうが良かった。。。

そこは反省点です。






最後に、余談となりますが。

上記の頭頂部等の頭部縫合部分が癒合して動きがギクシャクし始めると、
どういった事が起きるか。
ひとつあげておきますと、
血液、リンパ液の次に挙げられる体液のひとつに脳脊髄液という液があります。
こちらの脳脊髄液は、脊髄神経等、自律神経系の神経に栄養となる液で、
脳の硬膜と軟膜の間に作られたものがたまり、
それが頭蓋骨の縫合部が拡張収縮する際に、
それが脳脊髄液を脊髄伝いにカラダのそれを必要とする組織へ送り出す仕組みがあります。

頭皮が硬さが強くなってきて、頭頂骨等の動きが制限されるような状態ということは。
水泳をするときのゴム製キャップの強い締め付けがあるような感じが四六時中になるということです。
そのような状態に陥れば、どうなるでしょうか?

頭部の軟膜と硬膜の間には、排出すべき脳脊髄液がたまり始めます。
どんどん脳脊髄液が溜まって、軟膜下にある脳を圧迫することになります。
もともと脳は脳脊髄液という液にぷかぷか浮いているしくみであったものが、
いつしかその脳脊髄液が脳を圧迫し始めて血流等の代謝の異常を強いていく。

同時に起きていることは、
本来は脳脊髄液が流れてきて活発な動きをしたかった脊髄神経等の自律神経たちが、
それらの栄養源である脳脊髄液を得られる量が減少することになっている。
そこから生じるのは、自律神経系への脳脊髄液の供給減少による働きの鈍りです。




そしてこういった脳脊髄液の減少は、急激に起これば異変に気づきますが、
時間をかけて徐々に悪化が進むため、脳圧の上昇や自律神経の異変などは、
ほとんど自覚することもなく、その状態になれてしまっています。

でも、わかってみると気になりますよね。



なので美容師さんに、頭皮が柔らかくなったねと言われたのは、上記の諸々のことをわかった上で、嬉しい限りでした。 
非常にうれしい指摘をいただき、ありがとうございます! ^^)




中国人女性には、伝統医療として根強い人気があるべん石療法ですが、
一部の海外の芸能人の女性が美容ツールとしてべん石を購入して、セルフケアにも使ってるようですね。
そのような内容の記事を読んだことがあります。
アメリカ等ではビアンストーンという名前で、それは呼ばれています。

私も、セルフケアではかなえることができる範囲を超えたことが、
べんせき利用でできていることに驚いてます。
日本には、アメリカ等の芸能人たちが受け入れたような波は、まだ来ていませんね。

でも私が考えるには、
現代日本人の多くが、虚証といわれるような冷えが強まってきている傾向にあります。
その冷え「寒」を中和するには「熱」を効果的にカラダに足らない部分に取り入れる。
非常にパワフルな作用を期待できるのがべん石ですから、
うまく日本人にも受け入れられればいいなと願っています。




ただべん石温熱器は高額だし中国からの個人輸入も面倒だからなぁ、、、となるわけで、
そのときはべん石でできたカッサなら、パワーストーンや天然石をあつかう店に、
置いてあるところもあるようなので、そういったところからかっさを入手するというのもいいでしょう。
加熱して頭皮のリリースを試してみるという手もあります。





ちなみに中国からかっさを入手しようとするとき。
べんせきは割れやすいので注意が必要です。
ただ、、、私はやすさにつられてしまいますから、
多少のリスクは承知の上で注文してます。

が。

昨日、包丁型のべん石かっさを注文しましたら。
不思議なことが起きました。
先方のショップから「いま、ものがないようだから、別の倉庫を確認させてる」と丁寧な連絡をいただいて、
このショップなら安心だから追加注文しようかなと、頷く。

一ヶ月ほど納期が延びたが手元に届いてホッとしたところ。

袋には「Gua Sha (かっさ)」が入ってると書かれているのですが、
でもやけに袋が軽い。

開封すると、11粒のプラスチック製白いビーズが送られてきました。



笑いを届けてくれて、ありがとう。 



kassa.jpg

・・・・・ということは、よくあります。
人間、慣れるとちょっとやそっとじゃ驚けなくなりますね。
次はどんなんだろう?
と中国ショップのしでかすことをたのしむ余裕も出てきます。


それから中国ショップの担当の人ののらりくらりの応答を気長に待つと、
そのうち意中の商品が、だいたい、届きます。

ですがそんな気長に待てる方以外は、
中国からの入手より値ははりますが、
日本のショップから手に入れるようにしたほうがいいかもしれません。

^^;
posted by スズキ at 12:19| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

書籍紹介:『健康食品・サプリ[成分]のすべて 第6版 ナチュラルメディシン・データベース日本対応版』メディカルハーブの効果効能を過去の有力論文に基づいて解説!

昨日、散歩で品川神社へ。
もう古札などがうず高く収められていました。
オミクロン株の流行りから、初詣の混む前に、神社でお参りをしようという方が年々増えていますね。




メディカルハーブ。
それってほんとうに効くっていう論文があるの?研究は進んでいるの?

そこは調べておく必用があります。
最新情報は英語版の論文でチェックするしかないのですが、
以下のような本に和訳された出版物も刊行されています。



品川神社から歩いて3分の北品川駅近隣品川区立品川図書館にもある、
「館外持ち出し禁止指定」の貴重本です。

もし皆様も調査に必用なハーブなどあれば、
こちらの図書館まで館内で白黒10円コピーをなさると良いでしょう。
もちろんお近くの蔵書として持っている図書館があれば、そちらで。
ただし2017年発刊や2019年発刊など、図書館によっては発刊年が古いものもあります。
年々情報は新たなものとなりますから、できるだけ新しいものを手に入れるようにしましょう。
※ ちなみに目黒区立図書館では2017年度版を蔵書していて貸出可なようです。
  ですが情報として少しでも新しいものを選びたいですよね。


健康食品・サプリ[成分]のすべて 第6版 ナチュラルメディシン・データベース日本対応版 単行本 – 2019/7/6
日本医師会/日本歯科医師会/日本薬剤師会 (監修)


医師・薬剤師 すべての医療従事者 必携の書!
ダイコンからGABAまで、約1200の食品・サプリ・ビタミン等を収載 安全性、有効性、医薬品との相互作用などを網羅

■安全性
使用法ごとの安全性レベルを記載。副作用による健康被害、アレルギー、妊娠中・授乳期についても。
■有効性
トータリティ・エビデンス(ネガティブデータも含め総合的に判断する手法)の観点から症状ごとの有効性レベルを6段階で評価。
■医薬品との相互作用
相互作用とは、摂取した健康食品・サプリメントが、医薬品の主作用や副作用に影響して 医薬品の効力や副作用が増強したり減弱したりする現象。
発生頻度と重篤度などからリスクを「高」「中」「低」の3段階で評価。
■ハーブおよび健康食品・サプリメントとの相互作用
他のハーブおよび健康食品・サプリメント等と飲み合わせた場合の相互作用を記載。
■使用量の目安
臨床試験の結果や一般的な使用を踏まえた目安量を記載。


1400ページのボリューム。


出版物だとすれば、和訳から編集など通していますから
情報価値としてはタイムラグが数年以上というものです。
そこはいたしかたないところ。
ですが私もしてみたのでわかりますが、
ハーブの種類によっては何千件を上回る論文があり
英語版の論文でそれをサイトからチェックするには
膨大な時間・労力が費やされるのです。

そこを省いていこうというなら、下の書籍をチェックするといいでしょう。

私も、アシュワガンダ、ホーリーバジル、つぼくさ(ゴツコラ)などはこちらの本で調べました。

こちらの本で調べると、
各ハーブにより書かれる項目は異なりますが、
・別名
・概要
・安全性
・有効性
・医薬品との相互作用
・ハーブおよび健康食品・サプリメントとの相互作用
・使用量の目安
などの情報が掲載されています。


読み進めれば、あまり知られていなかった効果があることがわかることもあります。
ゴツコラって、こんな有効性があるんだ!とか、驚いたことも。



安全性や有効性を立証されているかどうか、明言してくれます。
メディカルハーブは科学的に効果があるといいきられているものは少数ですね。

ですがそのハーブの成分が掲載され、どのような作用、そして副作用があるか。
そこをつまびらかに解説してくれています。
作用について解説する情報はネットで検索するとでてきたとしても、
副作用について過去のデータを集めて検証の上明示してくれてはいないものです。

・医薬品との相互作用
・ハーブおよび健康食品・サプリメントとの相互作用

といった、すでに服用している薬やハーブや健康食品等と、
主成分がかぶってしまうと想定外の副作用が出やすいです。
それが強くなれば健康上の危険が生じます。
そのようなこともありますから、
すでにお医者様にかかっておられ薬が処方されている方は、
医師に相談すべきと言うことができるでしょう。


・使用量の目安

使用量が過不足があると、
不足すれば効かないし、多すぎれば副作用が出ますから。
使用量を十分把握しておかなければなりません。

たとえばアシュワガンダは、筋肉増強剤のように安直な誤認から、
過剰量を服用しすぎて肝機能異常を起こしたという過去の事例があります。
ですが通常ありえないほどの量を服用すればカラダをこわすのは、
常識的に考えて想像できる範囲内です。



それにアシュワガンダは使用量の目安以内であれば、
安全性を高く認定されたアダプトゲンハーブです。
使用上の容量や注意をよく守ってお使いくださいというのは、
お薬と同様と考えるといいでしょう。

ちなみに、、、アシュワガンダって?
という日本人が、ほぼほぼでしょう。
よろしかったら以下のBBC制作の映像をご覧ください。
(やはりBBCニュース。コロナウイルス感染を避けるための人との距離を置いたり、ネットでのインタヴューがメインなんだ・・・)

https://youtu.be/Govl2FUGTUw
Is ashwagandha the new super herb?
アシュワガンダはアダプトゲンです。多くの人が、おそらく無限の健康上の利点のために「スーパーハーブ」と呼び始めているハーブのカテゴリーです。 その最も有名な影響は、ストレスに反応する身体の能力の強化です。 ソビエト連邦の研究者は1940年代に最初にアダプトゲンという用語を作り出し、アシュワガンダはアーユルヴェーダの癒しの伝統で何世紀にもわたって使用されてきましたが、このハーブは近年米国でますます人気が高まっています。 それは機能しますか?
という内容です。



メディカルハーブの場合、
製薬会社によりサプリメントに加工されているものは、使用量の目安が書かれていますが、
乾燥ハーブをそのまま購入したようなときは、丁寧に使用量の目安など書かれていることはまずもってありません。
乾燥ハーブを販売する者の義務として、一般的な使用量の目安を表記した紙を添付していただけると、ありがたい。
アシュワガンダの過剰摂取は、サプリでか、ハーブを煮出したのかはわかりませんが、
使用量を販売者が明記して知らせることが義務化されれば、
問題は減少するでしょう。


それに、、、。
作用のみならず副作用がセットで知らされなければ、
使用上、不都合が出たときに対処できないはずです。


ほんと、生薬を含めメディカルハーブの部類に入る商品を販売する方々には、
情報がつまびらかにされていないためギクシャクする現状を感じてもらって。
そういった課題を解消するための攻めの販売として、
上記本の内容をプライドを持って伝えてもらって。
使い物になるハーブとして紹介してもらいたいですね。
posted by スズキ at 07:04| Comment(0) | アダプトゲン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月29日

【漢方】についてやさしく解説する番組です! 『きょうの健康 いま注目!東洋医学のチカラ 「正しく知ろう!漢方薬」』

Tverをチェックしていましたら、
『きょうの健康』で東洋医学の漢方について取り上げられていました。

「・・・以前、見たな、これ。。。」
と、覚えがあるので再放送でしょうか。
ですが内容的に違和感がでるようなものでもなく、
再度、視聴できてよかったなと感謝した次第です。

最近では漢方薬の需要が多くなり、
街のドラッグストアや医者による漢方方剤の処方など、
活用の幅が広がってきています。

漢方薬は、一般的に誤解をされやすい点もあります。

たとえば、
西洋医のお薬は食後というのが一般的だが、漢方薬は食中か食前の空腹時に取ること。
西洋医のお薬と比べれば漢方薬は副作用が少ないといわれるが、そうとは限らないので注意も必用。
漢方薬は、服用するときのタイミングがわかってないと、効いたり効かなかったりということも。
漢方薬は高く付くという印象があるが、いまは以前より保険適用内の漢方薬も増えてきたため医者に処方してもらえれば安上がりに。
その他、、、。


きょうの健康
いま注目!東洋医学のチカラ 「正しく知ろう!漢方薬」 NHK Eテレ・東京 12月27日(月)放送分 1月3日(月) 20:45 終了予定

https://tver.jp/corner/f0073845

漢方は、私達の生活するなかで、
これから多くのシーンで取り入れられるでしょう。

こちらの番組では漢方薬について、わかりやすく解説していただけております。
健康を維持する目的で漢方を取り入れようという考えをお持ちの方には参考になるでしょう。

posted by スズキ at 22:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

書籍紹介:『NHK出版 不調を食生活で見直すための からだ大全』 食生活を科学的に徹底研究できる本です!



NHK出版 不調を食生活で見直すための からだ大全

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からだのどこかに不調を感じていらしたら、ぜひこの本を手に取ってみてください。

消化器、呼吸器、循環器、内分泌器、泌尿器、感覚器、脳、骨。頭のてっぺんから足の裏まで、からだの各部位の機能をわかりやすく解説。不調の原因や対処法をていねいに説明し、症状の改善が期待できるレシピも多数収載しています。また漢方や生薬の基本、アレルギー、ダイエット、ウォーキング、ストレッチ、ツボ、スキンケアなど、からだに関係するコラムも多角的に掲載しています。病院や薬だけではなく、家庭でからだをよりよい状態にしたいと考えている方に向けた、決定版の一冊です。

監修 池上文雄(千葉大学名誉教授)/樫村亜希子(千葉大学医学部附属病院 総合診療科 医員)/加藤智弘(東京慈恵会医科大学 付属 総合健診・予防医学センター センター長)/川俣貴一(東京女子医科大学 脳神経外科学講座 教授・講座主任)/松田早苗(女子栄養大学短期大学部 食物栄養学科教授)


第1章 食べること
第2章 息をすること
第3章 血が巡る
第4章 脳を使う
第5章 五感で感じる
第6章 体を支える
第7章 体を浄化する
第8章 体を守る
第9章 体を整える
用語解説/索引

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『生薬』のについて調べる一助として、こちらを手にしたのですが、、、
そういう本じゃなかったんですね。

『不調を食生活で見直すための からだ大全』は、
大判サイズで、美しいカラー写真やイラストが多く、
記事が豊富で情報量がてんこもりです!
生活を送る上で必用な生理学的な知識が掘り下げて、
カラダの仕組みにうなづける博学にもなりますし、
体質にあった食材や料理などのおすすめも多数。

中医学基礎についてまで解説してあるのです。
生薬や漢方についての理解も深まるでしょう。


すでに家庭の医学的な本をお持ちの方もおられるでしょう。
ですが食からこれほど綿密にカラダの知恵を伝えてくれる一般書は見たことなかったです。

施術の専門書では、ソフトカバーの本でも7000〜15000円以上という感じでして、
こんなに内容が充実した本が2800円+税というのにオドロキです。存分にもとが取れる良書です。


書店に足を運ばれるときがあれば、
ちらっと、このぶあつい本を覗いてみてくださいね。



食材のみの知識がほしいという人には『NHK出版 からだのための食材大全』という別書もあります。
こちらの本は、調理師や栄養士などのお仕事をなさる方には、きれいな写真でうつくしいレイアウト本として、
多数の食材を解説した良書だと感じました。
ですが私には、ここまでは。。。^^;
posted by スズキ at 09:53| Comment(0) | 書籍紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月28日

セルフマッサージやランブルローラーでケアを、安心にできるというときとは。。。どんな状態のときですか?



以前も同様なことをブログに書かせていただきましたが、
筋膜の癒着が進んだことで起きる筋の「凝り」について。

他にも凝りが生じて脈管が圧迫され、液の流れが停滞することで老廃物等の滞留が起きます。
本来は体外に排泄すべきものですが、それが内部に滞留するスポットが生まれるのです。
そのようなスポットでは老廃物から強い酸化した液が出てしまわないようにパッケージをする機能があります。
その袋状に閉じ込められた老廃物の存在も炎症を持っており「凝り」となっています。
施術中には、シンプルな説明で筋膜の癒着という言葉を繰り返していますが、
実際に筋膜の癒着部と老廃物を氷嚢のような収縮性ある袋に詰めたものとは、
触ってみると違う感触があるのですね。

この老廃物を体内に取り置くための場が凝りになります。
老廃物中のニカワのような粘性の高さがそのようにさせるものですが、
カラダとしてもうまく体外へと排泄できなくなっている老廃物がカラダの脈管を占めることは危機的状況で、
それを避けたい希望があり、そのような老廃物をうまくスポット的に閉じ込めるようにするメリットがあります。

ただそのような老廃物の蓄積部位は、健全な組織とは言えませんね。
本来はあっては不都合を引き起こすような病んだ状態のまとまりです。
体内の浄化システムに乗ることができなくなった「病的な組織」です。

このような組織によりカラダは弱化させられてしまうわけです。

そしてこの病がカラダの皮膚の表面近くにあるときは、浅い層に病がいる状態です。
そのときは体内の奥に位置する生きるに重要な部位にまで病が影響しないものです。
たとえば自身でおこなうセルフケアのマッサージにより、容易に病的な老廃物は流れ浄化が進み、正常かしてくれるでしょう。



病位.png


皮膚近くの表面といった浅いところに病があるとき。
このような病的組織の量は、当人の生活様式や注意の仕方と現状の老廃物のたまりによる凝りによりますが、
日々、うまくメンテナンスをしてあげることで、カラダの状態の機能性は保たれるでしょう。
それは比較的、たやすいセルフマッサージや注熱などで対処できるはずです。

そういった状態に至った人は、自分のカラダのメンテをすればリターンが大きいですし、
病が深いところに潜っていないという確認ができていることもあって、
「あなたは、もう、セルフマッサージやストレッチ等でのケアが、いい感じに効くような人ですね!」
という屈託ない笑顔の言葉が私の口から出てきます。


ですが図にあるように、浅層にいた「病的な組織」は、徐々に時間と負の蓄積の進行によって、
徐々に体内の芯へと潜り始めていきます。

病的な組織へ、多年に渡ってケアが届いておらず、骨近くや内臓近くといった深層へと老廃物を含む病的組織が浸潤してしまうと。。
このようになった状態に至ってしまうと、ちょっとやそっとのセルフマッサージ等でケアしても、
すでに一般の方にはケアの手が届きづらい病が潜る(もぐる)ところまできています。

病の位置(病位)が浅深の位置で言えば深く入ったというところ。
この病が深く入った状態とは、それをセルフケアで除くことが困難ですし、
セルフケアで皮膚の表層が柔んだとしても、奥に進行した病は変わらず深部で勢力を増そうとしているまっ最中です。
するとこのままの深層の病を放置するなら、後々が健康上、やっかいなことになりかねません。

そのようになっているときには、その方の現状にふさわしい、病の位置を少し考慮したケアの方法を伝えております。
業界でもセオリー通りのやり方は決められていないため、ケース・バイ・ケースで、できる範囲のことをお伝えします。

そのときはセルフケアの意味合いは、体内の奥に沈んだ潜りの病を増やしていかないようにという思いがあるので、
ワタシ的には、ついつい、あれもこれもと、多くのことを言ってしまうケースが多くて。
いくらなんでも多く言い過ぎたのではと、反省することも多々あります。


ただ、、、
それが、いつしかカラダの奥に沈んだ潜りの病が見受けられなくなると、
セルフケアも効きがよくなるし、その効果の持続性も高まってきます。
浅層にある凝りを減らすといった目的でのセルフケア中にも、
意外に余裕がある感じでケアができるのが特徴のようです。

そうなると、自分のカラダの現状の状態、課題、傾向などが、
冷静な観察力によってからめとるようになって、
「だったら、もうちょい、こんなようになりたい」と希求切望すると、
脳がそのときの願いを聞いていて、持続継続的に徐々にそちらへと自分の身を導き変化させてくれるような。
そのようなことが起こりだします。

カラダの中にコリや浄化されない不浄な組織が多いようでは、
そちらの雑然とした気の通りが阻害される状態に惑わされて、
なかなか脳にはストレートに希望が通らないのです。

それがいつしか深層にあった病という気血水を滞らせる元凶が退散すると変わるのですね。


私は、そうなって化けていった方々を、何名様も見させていただきました。

実際はおとなになってから、カラダの芯にまでもぐりこんだ病を抜くのは、
口でいうほどやわで楽なことじゃないのです。
骨の硬さと同じか、それ以上の硬度にまで変わっているものだから、
そうそう、一般の方にはそちらの存在があっても感知することが難しいと思います。

恥をかきますが、
私が今も今とて、年々、リリースできる深さが増し続けているというのは、
今まではその方の骨とおもっていた「骨らしきもの」が、パラッと剥げて消えていくとき。
「あっ!これって、骨じゃなかった。。。」と驚愕を持って気づくのです。

その気付きは「べん石温熱器とホットストーン」の登場により、大幅に加速しました。


それもあって「べん石って、とてつもないな。」と感じて、手当たりしだいに砭石関係の道具を中国から仕入れ続けています。
べん石温熱器の患部に当たるべん石のヘッド部分の形状が変わると、最適な部位のリリースができるようになります。

包丁は、ペティナイフもあれば、刺身包丁、出刃包丁、中華包丁など、
様々な形状やサイズでそれぞれ異なる材料に対して最良のカットができるよう工夫されていますよね。
べん石温熱器の場合も、まったくそのとおりで、腕を解くにはこれ、顔を解くにはこれ、鎖骨下を解くにはこれ、などなどと、
最適にその目的の部位を解けるよう特化した道具が用意され販売されているのです。
べん石温熱器のメーカーは、中国の整体師に使用アンケートを取って、どのような機能がほしいとか、
様々な希望を吸い上げて次のべん石温熱器のシリーズにに活かすといった製品の進化をしています。

それで出刃包丁でりんごの皮むきをするようなこともなく、ペティナイフでサクサクむけるのできれいにむけます。
それと同様なことが、私の施術中におこなうことがかなっているのです。




・・・・・すいません、べん石愛があふれすぎて、脱線しました。^^;



つまり、いったん芯にこびりついた病的組織がまとわりつくと、それは長年かけて蓄積していくものも多く、
軟性が失せて水分量も大幅に減少していってしまうことにより、骨か病的組織なのかが判別が付きづらくなります。

ただそういった状況でも、しっかりそのようなものが棚卸しされて在庫処分が進むに連れ、
骨の粗面が触れるようになります。
粗面は腱が付着している部分のざらついたところですが、施術者の指でなければわかりづらいと思いますが、
注意深く見ていくとそれが現れてきだします。
そこへたどり着くと、筋の腱部がゆるいとき、その筋肉全体は同様に緩まることを意味しておりますので。
そうなると「あっ、だいぶん、芯に入って凝り固まる部分が処理が進んでるんだな」とわかります。

ただしもちろん、全身くまなくそのレベルになれれば申し分ないですが、それはそれで日々、凝りを作るのは生理的な現象でもあるので。
完璧にそれが消え失せて赤ちゃんレベルになるというのは幻想で、そこを求めすぎるのは極端で実がないように思います。
それよりも深層の凝りが大きく消えた人の場合には日々作る凝りを緩めるのは楽にできるのです。
ならば、毎日じゃなくてもokなので、ちょっと筋肉が張ってるなとおもったら、
それを「覧なかったことにしよう・・・」と思わずに、笑顔でセルフケアによる対処をするように心がけてほしいのです。



また、深層に病位が潜っているような方の場合。
私は、できることならお近くのよい治療院、施術院等がありましたら、見ていただくことを勧めたいと思います。
私は、中医学の本などを勉強することで病位について考え出したので、おそらく中医学の先生等であれば、
このようなイメージは伝わるだろうと思います。
または東洋医学を長年に渡り実践されている先生のところなどに足を運ぶのも良いでしょう。
※ 東洋医学の先生は、人気のある先生が腕があるかというと、異なることもありますので。
  注意深く丁寧に連絡をして探すのがコツです。

こちらの芯に入った病的な組織は、セルフマッサージやストレッチ等でなくせる範囲を超えているでしょう。
賢明に日々を過ごしセルフケアによる努力を積まれたにも関わらず、
気づけば浸潤した病的組織の量は削られ減ることもなく増えていて。
それにより健康を阻害するようなことがおきることがよくあります。

そういったこともございますので、
セルフケアが、自分を知り、自分を活かすためには必須といいつつも、セルフケアだけでは足らない時もあります。
セルフケアをしていて、専門家でなければ見えない自身の現状の深みの部分の様子がわからないまま時がすぎると。
正しく深層へと潜った病的組織と向き合えないことで、深層の病的組織の量が増えていくならば、惜しいでしょう。

posted by スズキ at 17:24| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

 施術者にも役立ちます! 書籍紹介:『図説マルマ ヨーガとアーユルヴェーダをつなぐインド秘伝の身体論』

私が施術で修復部位を探すとき。
役立てているインド発祥のマルマ療法があります。


マルマ療法のマルマの詳説は、膨大なページ数を必用としますから概要にとどめます。
マルマは人体の「急所」と呼ばれ、他の場所より繊細でとても傷つきやすい部位です。
頭頂のアディパティから会陰のヴィタパなど51ほどのなかの22ポイントが、
私が勉強した『改訂アーユルヴェーダとマルマ療法 』という本に解説されています。

マルマ.png

マルマが損傷した箇所や度合いにより致命傷に至り、健康維持を超えた生命の維持にも関わります。
マルマは治療点としても重要で、
マルマが傷ついた後にその部位が自然治癒が進まずに悪化した状態が継続し進行することがあります。
本来、各々のマルマには重要な機能が割り当てられています。
ですが損傷状態が維持され悪化する箇所は、予定された機能が果たすことができなくなります。
同時に、マルマは痛みがとても強く感じられ耐えづらい部位として訴えられる場所でもあります。



人体の見立てをするときにマルマは役立ちます。
対処は人体の要所に散在するマルマを、ヨガやマッサージ、ハーブ、等で改善させます。
アロマセラピストならば、ハーブを使ったアロマ療法にもよく対応しており、
各マルマに対して利用するハーブの種類等、紹介されています。
マッサージ、指圧、鍼のような対処法も紹介されていますが、
私はほぼ現在はべん石温熱器の利用でそれを効果的に代用しております。
実際の話し、べん石温熱器の利用をするまえもマルマ療法は存じ上げていましたが、
使い勝手がいい反面、おもったほどの施術上の治療効果が上がらなかったのです。
損傷したマルマ位置は皮下の浅深が見つけ出せなければ成果が厳密です。
そこを見抜けて、体内に浮くピンポイントのマルマに効果的な緊張を緩める操作をしなければなりません。
単なる適当にマルマポイントを擦るだけでもOKというのでは、その部位の患部はそこから消えることはありません。
その程度のことでは損傷はいつづけるのです。。


それがべん石温熱器の場合、圧刺激と同時に強く人体深部に振動する熱刺激を通しますから、
マルマの位置が見定められずにいても浅深の層の全体をひっくるめる刺激が行き渡ります。
だからものすごい効率よくアプローチできるわけで、
まさにべん石温熱器である程度の温度の高さを維持させたままマルマの位置をさするだけ。
それは誰にだってできる程度のことですが、それでも以前のハンドマッサージの4〜5倍(※当社比)、
効果が跳ね上がるのが興味深いところです!

施術を受けている方には、
「そういえば、マルマ図の上にべん石温熱器を乗せてじーっとして熱を注がれていたな」と身に覚えがある方もいるでしょう。
マルマの違和感がある部分では、私が手をその患部の皮膚の上に置いておくと、
チリチリとかチクチクとかピリピリとかビリビリとか違和感を感じます。
その感覚を捉えてからその部位の奥を手で触り探索していく過程で、
べん石温熱器の熱を90秒注ぐとか、そのときに円を描くとか、押し引きして波状の圧刺激を加えるとか、
どのような手で固定して炎症を持続して持ち続けている部位に揺さぶりをかけるかを感じ取っていきます。

すると・・・注熱90秒で、あとは何もしないのがよい、とか、
患部が骨のヘリにまで達して神経にこびりついてしまいやすい位置でもあるから注熱のときに揺動刺激を合わせようとか、
つかめてきます。
患部と真剣に全力で対峙するには、最適化したやり方をすべきですから、ただべん石温熱器をもってこするだけではないのですが。
でも「べん石温熱器を一般の方にもたせて、マルマ図を手渡し刺激する箇所を加熱したべん石温熱器で90秒ほどずつ軽擦してください」
といってやってもらうと、プロに負けないほどの冷え切った患部へ代謝が回復して治癒サイクルに乗るような改善が見られるのです。

ちょっと、、、驚きですよね。



改訂アーユルヴェーダとマルマ療法 (GAIA BOOKS) 単行本 – 2009/3/20




ここしばらく、大きめな書店にでかけていなかったのですが、
先日、髪を切りに行った帰りに渋谷東急本店のブックファーストによったら、
以下のマルマの本が出ていました。



図説マルマ ヨーガとアーユルヴェーダをつなぐインド秘伝の身体論 単行本 – 2021/8/5

マルマとは「ダメージを受けると即死に至る臓器、急所」。アーユルヴェーダでは、マルマは治療ポイントとして扱われ、その位置は秘伝とされている。本書では、サンスクリット原典と解剖学を照らし合わせ、マルマの位置を特定。また、ヨーガ、アーユルヴェーダ、インド古代武術とマルマの関連性、マルマと混同されがちな経穴との相違点を解説する。ヴェールに包まれたマルマの全貌が今明らかになる……。
ヨーガ、アーユルヴェーダ、アロマセラピー、マッサージ、鍼灸、統合療法を学ぶ人、必携の書!



ちょっとマニアックな本だから、図書館にはないだろうと思いましたが、ありまして。
いま、お借りして読ませていただいております。

著者であり書中のイラストを書いておられる伊藤 武氏のイラスト。
人により好き嫌いに分かれるイラストの画風ですが、多数描かれたイラストを拝見すると、
印象に残りマルマ療法への理解が深まったと感じています。


もし整体をなさっておられる先生等で、人体の急所が治療点になるという理解を深めようとか、
インドのヨーガやアーユルヴェーダを学ぼうという方々には、役立つ内容でしょう。
興味がありましたら、ぜひ、チェックしてみてくださいね!
posted by スズキ at 10:48| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月27日

合理的に、自分の体質にあった生薬のゴールにたどりつくには? やっぱり、舌診がいいでしょう!!


プロ野球選手が、
一本のノックを受けたらその球筋から自分が受けた直後にもっといい捕球の仕方がなかったかを確認し、よりよい送球するにはどうすればいいか。
そのレベルの作業を千本つづけてノックを受ける。
するとじわじわと効いてきます。
カラダが勝手に反応してよりいい捕球法を探索する目が育ってスムースな動作ができるようになります。





中医学の診断も同じことのようです。

たとえば。。。

薬膳を学ぶときに、中医学の舌診を勉強して、
カラダの状態を知る手立てとしておられるようです。

サンプルとして、私の舌を診ていただいたとき。
舌の中央に縦の多少堀の深さがあるシワが見えます。

舌のひび割れ.png

現在の私が「血虚」であることをあらわしています。
体内の血液量が理想より少ない状態なのです。
一時的にキズ等で損傷し血が体外にでたときも「血虚」の症がへと振れるわけですが、
そのような状況は思い当たりません。

そこで過去の私について質問をされるならば、
私の舌の亀裂状のシワは幼少期から継続しています。
器質的に私はカラダが虚弱でしたから、
血虚からきた体質だったからとも言えそうですね。

血虚だけが問題じゃなくて、他にもバランスの乱れが私の中にはありますが、
血虚の状態を改善させるような血を補う『補血作用』をもった生薬は、
私のカラダのバランスを向上させるにはいい作用が出てくるでしょう。

すると、、、
先だって中華街の店で買い求めた「芍薬(しゃくやく)」は、補血作用が強いものです。
ちなみに芍薬には「白芍」と「赤芍」がありますが、調べてみたら補血作用があるのは、
「白芍」とのこと。たまたま白と赤とどちらを買おうか迷って「白芍」を買いまして。
または中華街で店にたまたま置いてなかった「当帰(とうき)」その代表格です。
あとは「地黄(じおう)」」や「竜眼肉(りゅうがんにく)」などもあります。


昨今では書店で中医学から漢方生薬の良書がどっさり売られていますから迷う程です。
贅沢な悩みです。
ただ本さえ買わなくてもいい時代なのかもしれません。
舌の状態から、血虚等の気になる傾向を洗いざらいチェックアップしていったあとで、
どのような症状を持った状態かを舌診のテキストで判断します。
本を見ながら人の舌を診る千本ノックを必要とするものですが、
あとはネット検索をすると、必要な生薬や漢方名が出てきます。
だから取り立てて生薬名や漢方名は覚えてなくても構いません。
かえってテキストを見なくても僕は大丈夫だからとうろ覚えで、
「たぶんこの生薬でいいだろう」というのは、よくありません。
後で調べてみると<記憶違いだ>という事が出てきます。

なので、とりあえず舌を見せてもらって正常ならば問題なしで、
笑顔で「素晴らしい!」とほめたたえるといいでしょう。
バランス良く本人の好み優先でカラダを滋養するもので、
いっきに強い作用が生じるものではなくじわじわと変えるものを主体にしたメニューを考えればいいのでしょう。


芍薬という生薬は作用が強いことで知られています。
私も「白芍」を手に入れて、自身の体質上の補血作用が大事とおもって、
お茶に「白芍」の小片を入れるようにしてます。
芍薬が薬になるまで、5年の月日がかかるようですから、高額な生薬です。
それもあって、自分のカラダではちょっと量的に少なすぎる小片の摂取に落ち着いています。

補血作用を芍薬にたのみ、
血流を促進させる目的でシナモン。

シナモンは、町中のスーパーでたやすく手に入り、値段もこなれてますから。
少し多めにいれるようにしての紅茶などを自宅で楽しんでいます。

私の舌の状態は血虚だなって舌診でわかれば、
ちょっとお値段がはりますが、芍薬の一種の「白芍」をスープにいれてあげようとしていただければ、
これって、私にマッチしたすてきな薬膳になります。

そう考えてみたら、やはり舌診て役に立つと。
改めて感じますね。
私自身、脈診メインで勉強していて舌診の学習時間は、脈診の半分もなかったので。
これから折を見て、再度学習してみたいなと思いました。





ちなみに舌診せずに、問診のみで私の体調を推測したなら、
補血作用がある生薬が有益な状態だということにたどりつけないことが多いでしょう。

すると、どうなるか。。。
他の一般的な滋養強壮に良さそうなカラダによさそうなものをとるよう指示されます。
それも効果がないわけじゃない。
だが、症状を改善できる鍵穴に、
丁度あうことは期待できません。
効果が鈍いまま、ときが過ぎます。。。

最悪、問診の技術が未熟であれば、
術者が思い込みが間違った方向へと患者様の言葉を誘導をしだすことがあります。
するとまったく効きが悪い生薬にたどり着くか、
現状のカラダの状態では摂取が薬にならず毒になるときもある。
悪影響の作用を生じさせる生薬を勧める事も出てくるでしょう。
これは健康雑誌等で機能性ある食材を勧めるときなどでも起こります。
本の中のタイトルに引き寄せられて、
自分は冷え性で、これを食べなきゃ!という方もいるでしょう。
そのようなとき、舌を見せてもらうと、舌の色が寒を示さずに、熱にバランスが傾いているときって、普通にあるのです。
つまり、自分で考えている体質とは異なる状態であったということです。
昨今の良書には体質を判断できるようなチェックリストが掲載されたものもあるが、
そのリストで得られた答えと舌診で調べた結果と異なることがあります。
質問のチェックリストでの答えが正解で舌診も正解ということもありますが、
それらの結果が異なる事も出てきます。
そんなとき舌診は、リアルに画像のままチェックできる便利なもので誤りを含む要素が少ないので、
単純に不採用にはできないものです。
ちなみに、舌診前に舌苔を観るときにじゃまになる色素沈着をおこすみかんやコーヒーなどは避けてください等の、
守って欲しい心得はあります。
人の体調は、日々変わります。
朝と昼と夕でも変わります。
精神的な緊張、肉体的な緊張がそのときにどう作用するかでも体調は刻々と変化しています。
舌の厚みに体内の水分量が出ることもあるので、舌診をするときの患者様の状況は把握する必用もあります。
正確に舌診したいときには、そこをしっかり申し伝えて診断に及ぶ必用があります。




そうした上で舌診を身に着けたら、
合理的に効き目がある野菜等や生薬がわかっています。





ちなみに、私の脈をみて(脈診)血虚だとは見抜けないと思います。

相当に繊細な脈をとる技術があれば話は別ですが、10年選手でもない限りむずかしいかもしれません。
一昨年前に脈が飛ぶ状態になったときがありましたが、そのようなレベルで状態が悪化していれば、
その血虚に脈診でたどり着けるかもしれませんが、現状の私はそこまでの血の異常を脈では出て見えてはおりません。



そのような意味合いで、舌診だと簡単にその人物の状態へとたどりつけるものもあるし、
反対に舌診ではわからない脈診でわかることもあるので。

それらが相互に見立てられて総合判断することができればいいでしょう。
舌診は、舌診の専門書を片手に舌サンプルの画像が分類された表を持って、
該当する状態を当てはめるという舌診の千本ノックをすると見えて来ます。



ただ残念なことに、
脈診は、先生から直伝じゃないと自信を持ってできない部類の診断法です。
私自身、本やビデオじゃまったくダメでした。
良質な脈診講座に縁をいただく幸運があって、
はじめてお客様の脈を診れる様になったので。

脈診の独学は、正直にいって困難です。


対して独学でも学びやすい舌診なら十分に実用でいけると思います。
だから薬膳の専門学校等のテキストには、
脈診のことはささやかな解説に留められ、舌診を主に教えているのでしょう。

合理的に考えて、それが正解と思います。

posted by スズキ at 23:08| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月25日

メディカルハーブのなかでも優れたハーブとしてアダプトゲン認定された『アシュワガンダ』のお話です

注意:施術の話ではありませんので、
そちらにのみご関心ある方には申し訳ありません!


ただ、数多くあるメディカルハーブのなかでアシュワガンダが持つ日本での取り扱われ方の妙。
そのことは多くのメディカルハーブの研究者にとって疑問符をつけられて、これほど訝しいことはないと囁かれるハーブです。
健康面での有効成分に優れていることで知られるハーブなのだが、日本は規制したハーブがあるのです。


それって何?

そのような興味をもった方は、読み進めてくださいね。 


アシュワガンダ』というハーブがあります。
アシュワガンダは主にインドや中東、アフリカに分布している常緑低木。


アーユルヴェーダ系のハーブやメディカルハーブの研究をしている方は、
たとえば以下のようなサイトでアシュワガンダの概要をお知りになるといいでしょう。

c️ ALLOEH, Inc. 
の アシュワガンダ該当ページ
https://alloeh.jp/articles/241


アーユルヴェーダでは、もっとも有用性の高いとされ、3本の指に入るほど優れたメディカルハーブとして根や、橙赤色の果実は医薬的な目的で使用されてきました。
ただ、根と実をもちいる流れが変わってきているようです。





世界でも多くの研究者がアシュワガンダに含まれる有効成分の主要なものによりもたらされる抗酸化作用、免疫力の向上、精神の安定、それから抗癌作用なども含め論文が発表されている。

インドにとどまることなく、アメリカ、ヨーロッパでも広く取り入れられる有益なハーブです。
アシュワガンダは、有効性が高いのみならず安全性の面においても認められている。

それは『アダプトゲンハーブ』と研究者により認定があたえられたことからもわかります。
この認定の理由には『利用して安全性が高く効能もすばらしいハーブ』だとされたという意味がある。
こちらがアシュワガンダに対しての世界的な評価です。



洋書ですがアシュワガンダ_【英語】Ashwagandha を単独で取り上げる本は、Amazonでも数十冊以上。
洋書のアダプトゲンハーブの本も多数有り、そこには筆頭にアシュワガンダが紹介され詳しい解説があります。
たとえば、、、




そのような稀有なメディカルハーブにもかかわらず、
日本において、こちらのアシュワガンダは観賞用では流通しているものの、
メディカルハーブとしての位置づけでは取引が禁止されています。
世界的にアシュワガンダについて規制をかけている国はネット上で調べても見当たらない。
そして日本がなぜアシュワガンダを規制する必要があると判断し通達を出したのだろうか。
そこに至る経緯に対し明確な規制理由を述べられた文章も見当たらないのです。


メディカルハーブとして流通しているもののなかには、
アダプトゲンハーブとされていない利用の際に副作用で苦しむようなものもある。
アシュワガンダを大量に服用して肝機能障害を起こすことがあるといわれます。

ただし甘草・リコリスはメディカルハーブの代表格だが、
大量に摂取すれば強烈な副作用がでる場合があります。
そのことは私どもにはよく知られています。
そのような甘草はネット通販で簡単に手に入るのです。

医師に処方していただいたもの以外は、
利用者は自己責任原則で注意深さをもってもちいるもの。
そのような判断を甘草には当てはめているのだが、
アシュワガンダには当てはめられないというのだろうか?



理解し頷けるデータの提示と論拠を提示して禁止されたならばわかります。
ただ日本以上にメディカルの面においても規制がきびしいドイツなどでは、
普通にアシュワガンダを健康増進のためのハーブとしてもちいるものです。
アメリカもアシュワガンダを規制することはないため、
アイハーブのような米国通販サイトからアシュワガンダのサプリを個人輸入して利用する人もいるほど。

日本のアシュワガンダ研究の現状はわかりませんが、
各国からアシュワガンダ研究の報告は増え続けている。
アシュワガンダについて研究が進んでいない日本が、
研究の進んでいてそれを有効にもちいている国を差し置いて規制をした背景に、何があったのか?


アシュワガンダの含む主成分がすぐれてなにかと似ていたために問題があったのだろうか?

そのようなことがまことしやかにささやかれる事になってしまうのです。




アシュワガンダの有効性について本では【不老長寿の科学 (現代生命科学とアーユルヴェーダの融合による健康長寿の実現) 】という本にも書かれています。










アシュワガンダは、
数年前の本の内容ではアシュワガンダの有効成分は根にのみ含まれると書かれていました。
根に含まれる有効成分の量や質は大変優れて含有しているのは確かなことです。
それによりかつてはアシュワガンダの根にのみ有効成分があるのだといわれていましたが、
近年は根に加えて葉の部分にもそれが含有されているという研究成果も公表されて来ています。


ちなみにアシュワガンダの根が太く育つまで3年の月日が必要となります。
日々かわいがって育ててきたプランターに植わるアシュワガンダ。
それを引っこ抜いて根を切り出して乾燥するのは精神的にしんどい。
私にはできません。。。


ですが昨今は上述したようにアシュワガンダの葉にも有効成分が含まれているならば、
葉を少しずつ採取して利用することもできるでしょう。

検索語に『 アシュワガンダ 葉 』で検索していただければ、
葉にも有効成分が含まれるとの研究成果を示すPDFも見つかります。

すでに一部の化粧品等にアシュワガンダの葉から抽出したエキスが使われているようです。


ちなみに私がアシュワガンダの葉にも有効成分が含まれていると知ったのは上述した書籍、不老長寿の科学 (現代生命科学とアーユルヴェーダの融合による健康長寿の実現) のおかげです。
こちらの本にアシュワガンダの有効性を語っているページがあり、
根と葉をもちいると書かれていました。

そのとき『えっ?アシュワガンダだから根だけだよね。葉は、使えないんじゃないの?』と思いました。
ただ家で育てるアシュワガンダですが、その実が鼻のいい野生動物にごっそり食べられるという事態がありまして。
実への毒性はないだろうとわかっていましたし、実にもなんらかの有益なものがあるのだろうと感じていました。
でもアシュワガンダはナス科の植物で、ナス科の葉をいただくという発想が私には
植物栽培をしてきたゆえのくもりガラスをもったせいで、葉は食べては腹を下すのではないかと危険視していました。
アシュワガンダの葉を食べに来る毛虫等は一切見えなかったのも、その葉にはなにか寄せ付けないものがあるのだと。

で、不老長寿の科学 (現代生命科学とアーユルヴェーダの融合による健康長寿の実現) の本で葉も有効だと知り、
誤記じゃないかと疑ってネットで検索したら、、、。
私が昨今のアシュワガンダ論文を見逃して時代遅れだったことを知り、恥ずかしい思いをしたばかりです。


アシュワガンダが、メディカルハーブとして日本での規制が解除されれば。
自宅でアシュワガンダを栽培してフレッシュな葉を自身の健康維持にもちいることができるようになります。
そうなると助かる者も出てくるでしょう。


【観賞用アシュワガンダの栽培をしたい人へのアドバイス】
※ 種入手は、鮮度がいい傷んでないものを手に入れよう!

ネットの通販でも、観賞用の植物としてアシュワガンダは手に入るかもしれません。
興味があれば、育ててみるのもいいでしょう。
ただ以前はアシュワガンダの苗は、観賞用として普通に販売されてたようですが、現在はアシュワガンダの苗を販売するサイトを開くと売り切れていることがほとんどのようです。
アシュワガンダの種は手に入る可能性はあります。

ただ入手先は注意を要します。
管理がわるい種の取引をする通販サイトでも扱っていて、そちらから希少植物として高額を支払って購入したが発芽しなかったとのこと。
私はゴツコラの種をその種をうる通販サイトで手に入れて、発芽率ゼロだった経験がありますので。
なので、やっぱり〜とうなづきました。。。
このような業者が、希少性植物を扱うところにはでてきやすいのです。。。
ワクワクして育てているのに、こうなっちゃったら。。。頭の痛いところですよね。

アシュワガンダを栽培している人なら種を持っている者もいます。
発芽率がいい新しく傷んでいない種を手に入れるといいでしょう。
ちなみに、私はヤフオクでアシュワガンダの種は入手しました。
posted by スズキ at 17:12| Comment(0) | アダプトゲン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月24日

抗生物質、使い方ってむずかしいものだそうです。。。

施術の話ではありません。

たまたま私自身、抜歯後に抗生物質を処方され、朝昼晩食後2錠ずつで総計6日服用いたしました。
その後、お腹がぐるぐる、いきなり便秘になって、お腹の調子が悪くなリました。
勝手に(抗生物質、恐るべし!)と、目が点になっていたところ、急性副鼻腔炎。

これって、どういうことだろうか?

私は抗生物質について素人以下の知識しかなく、
感染症予防のために服用した抗生物質に腸内の善玉細菌(ビフィズス菌など)も抗生物質により滅菌されたのか。
急性副鼻腔炎になってから腸内環境を整えるというR-1やヨーグルト等を手当り次第利用して様子を見ました。

ちょっと古い本ですが、以下の本を参照しました。


− 抗生物質に代わるもの
補完・代替療法と、自然薬へ切り換える必要のある人へ究極の良書。現在抗生物質を多用しているが、思わしくない人への福音書!
抗生物質の効果と安全性を正確に知り、それに替わる自然療法も掲載。

抗生物質に頼らずに生活するためのポイント7
1使いものにならない免疫組織が増加するのを防ぐ。
2“フレンドリーバクテリア"の自然発生を守る。
3免疫組織が強化され、どのような感染症も問題としない。
4子供達の免疫組織を充分にきたえる。
5恐るべき耐性菌への警戒と留意点。
6良性の細菌と悪玉細菌への対応。
7抗生物質の誤った処分に注視する。
その答えは、本書の中にあります。




・・・今更読んでみてもという状況下でしたが、
自分の身に降りかかることは、真剣に読めるものです。


それでも急性副鼻腔炎の状態悪化は防ぐことができませんで、
他にできそうなことを徹底追及。

頭蓋骨の骨の位置をパーツごとに変えていくという作業もしましたし。
余談ですが、そのときに頭皮部分を都合、頭皮と骨部分の接触をほどき緩めていったので、昨日、髪を切ったときに美容師さんから頭皮ゆるいねと伝えていただけました。
顎関節周りや頸部も同様に。

あとは腹部を腹診でチェックして状態を確かめてどの臓器に難ありか、
そちらを見定め、4段階ほど優先順位を決めて、胃・脾、肺、肝臓、小腸大腸などを収める。
シゴトを続けながらだから、リリースの量が多くなりすぎてカラダの変化が大きすぎれば危険が伴います。
体内の代謝をあげるという目的は達成できても、変化させる量が限度を超えてしまうと、
体内の廃棄物が処理できなくなり目が開けられなくなるほどのだるさからシゴトができなくなる。。。
鼻をかみつつの申し訳ないことですが発熱があるわけではなく、風邪を引いているわけでもなく。
そして脈診等でのセルフチェックより病状の把握ができているため、心理的余裕があります。
思考力事態は保てていて冷静な計算もできますし、体操作も思うようにさばけています。
ただ、やはり鼻をかみつつの施術はお客様に対して失礼なことです。
反省しきりです。ごめんなさい。





現在、急性副鼻腔炎は改善して鼻等はなくなり、
改めて抗生物質について調べています。

私も病気や怪我などを患えば、また、抗生物質にお世話になることもあるでしょう。
その備えとして、以下に挙げさせていただいた本を図書館から借りて読ませていただきました。



私の考えでは、
基本、西洋医のお薬も、ケース・バイ・ケースで命を救う大切な健康維持のための武器。
症状に対処する力が強いものですから、その運用は経験と知識が豊かな医師におまかせするわけです。
もちろん感染症予防のために活用される抗生物質についても、そのように考えるわけです。

ただ、、、
以下の【99.9%が誤用の抗生物質〜医者も知らないホントの話〜】のような本では、
なかなかシビアなことが書かれていたり。




抗生物質は多くの国で間違った使い方をされているが、日本においてそれは顕著であり、ほとんどが誤用の抗生物質すらある。必要のない症状に漫然と処方されているため耐性菌が増え、抗生物質を治療の切り札とする感染症に使用できずに患者が亡くなることもある。つい足し算の医療をしてしまう医師、医師まかせにして病院ブランドや薬にしがみつく患者の双方の態度に警鐘を鳴らしつつ、臨床医学のよりリッチな世界観へと読者を導く。





人体で我々の健康を守っている微生物と、土壌で農作物の健康を守る微生物。
抗生物質と農薬で、人体と土壌の微生物に無差別攻撃をつづけた結果、
アレルギー病、アトピー、うつ病から肥満まで、
人体と農作物に多くの病気を生んできた。
本書は、この無差別攻撃に終止符を打ち、
人体と土壌の微生物たちとの共生がもたらす福音を描く。




私は日頃から抗生物質を常用しているものではありませんから、
ここまで考えなくても、、、と思いきや。




★一度でも抗生物質を使った人は要注意! 発酵食品のとりすぎに潜むワナ
「食後、異常におなかがはる、ガスがたまる、眠くなる」
「すぐ甘いものが欲しくなり、買い物に行くと、知らず知らずかごにパンや甘いものを入れている」
「頭がボーっとして集中できない」
というかたはいませんか? さらに、
便秘・下痢・腹痛、慢性的な皮膚トラブル、頭痛、関節痛、記憶力の低下、倦怠感、抑うつ、肛門や陰部のかゆみ、生理前の不調
などの症状に悩まされていませんか。それは、あなたの「おなかのカビ」のせいかもしれません。
実は、どんなに健康な人でも、おなかのなかにカビはいます。このカビが、さまざまな理由によって、異常にふえることがあります。すると、上記のような症状が起こってしまうのです。
おなかのカビがふえる理由として、特に重要なのは以下の3つです。
1:「抗生物質(抗菌薬)」の乱用
2:発酵食品のとりすぎ
3:日本の気候と住居
このように、日本人は特におなかにカビが増殖しやすくなっています。
本書には、おなかのカビのチェックリストから、自力でカビを退治する方法まで網羅されています。病院の薬ではどうしても治らない不調を抱えている人にお勧めです。



と。
★一度でも抗生物質を使った人は要注意!とのことです。








ハーブから作る抗生物質
薬剤に耐性のある細菌への対処での天然の選択肢
耐性菌に最も有効なハーブを詳しく解説。科学的リサーチを包括的に概説。多数のハーブ薬作りを説明。


個人的にはアロマセラピストへの良書を多数発行しているフレグランスジャーナル社(出版社)からでているこちらの本が、気に入りました。
著者はビューナー,スティーブン・ハロッド氏。
ハーブ療法の有益性の一般の人々への周知の促進において、最も影響力のある人物の一人であり、14冊の著書を著している。ニューメキシコ州に在住の方だそうです。
ハーブの種類によっては耐性菌にも負けてないっていうのが心強く感じます。




そうかと思えば、どのように抗生物質を使えばいいかを、医療関係者向けに解説してある良書もあります。

こちらの本は専門書レベルだったため、理解する段には至りませんでしたが、
分冊されて詳細な解説がなされてます。

抗生物質を使えば悪いことが起こるという印象を植え込まれる本を幾冊も目を通して、
最後の締めに手にした本でして。

しっかりした利用の根拠を持って処方していただけるときにはメリットがあると認識でき、ホッとしました。



posted by スズキ at 09:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月23日

まずは体内の断捨離と言える瀉法(しゃほう)からはじめよう。

せんだって、知り合いの方から
『断捨離してます!ただ子供のものもたくさんあって難航中です〜』

そのようなmailをいただきました。


子供の持ち物を承諾なく捨てることは許されませんし、
ひとまずは自分のものをきっちり断捨離、頑張ってください!

私も定期的に、どかっと書類や衣類や廃棄しますが、
また数ヶ月も経過すれば増えてきてしまう。。。
だから施術のときにお客様が私の部屋を見て、

『あっ、以前より、スッキリしてませんか?』

とおっしゃっていただけるときがあります。
必ずといっていいほど、
{以前より|という前置きをいただきます。


とほほ、、です。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

部屋の整理整頓とものの処分とは、印象が違って感じられるかもしれませんが、
中医学で治療をするときに、次のような考えがあります。

補法【ほほうう】、瀉法【しゃほう】

針の打ち方で、鍼灸には同じツボに針を打つ場合でも、正気を補う操作「補法」と、邪気を除く操作「瀉法」があります。

漢方でも、体内の状態で足らない生気を補う「補法」となる処方をすることもありますし、体内の毒素をデトックスする「瀉法」もあります。

養生食として、自分の体質上、問題ある気質の状態を正常化するために適した生薬をいただく習慣をもつ「補法」的なアプローチもあるし、
かっさでカラダの皮膚をこすって痕をだしたり、カッピングで痕がでるような治療では、主に体内の毒素をデトックスする「瀉法」もあるでしょう。




こちらを無理やり部屋の整理整頓的なイメージに例えるなら、どうなるか?


気には流れがあります。

その流れがスムースに循環するようであれば、その場にいるものの気を高めます。
その流れが妨げられて循環に支障をきたせば、その場にいるものの気が障ります。


断捨離断行は、
部屋にある必要なものと不要なものを判断し、
こんまりメソッドでいう『ときめかないものや明らかに不要なものを処分』すること。
ときめかないものやストレスを自分へ与えるモノや散乱したものたちがあるときは、気の流れが障る状態です。
極端な言い方ですが、生活に邪魔で邪気を出すものを見つけて「瀉法」のごとく片を付ける。
すると邪気がその部屋から抜けていき、しだいに清浄な気の流れがその場を満たしてくれるでしょう。
しっかり邪気を抜いた部屋にしたときに、気の流れの循環を促進させるものを置くのはいいですよね。


もし部屋に邪気があるものが散乱しているにもかかわらず、
気の流れを良くするという開運グッズを手に入れて据え置いたらどうなるでしょう。


・・・・・。


どんなに優れた開運グッズに頼っても、邪気を出すモノに勝てるわけがない。

単純ですが、そうなんです。


だからこそ、まずは自宅の部屋を断捨離。
部屋のなかの気の循環を整えます。
そうすると運気が上がるといいますが、部屋の気流の通りも関係することで、
人体は神経に電気が通って動くからくり人形のようなものです。
だから断舎離するだけで心も落ち着き体調も良くなり始めます。



体を治すための手順も、部屋の断捨離と同様な進行の仕方をイメージすることがあります。

カラダが元気がないときは、強烈な強壮剤を、どーんといっちゃって、
足らない正気を補って元気になろうとするものです。

気持ち、わかりますよね。


ですが、体内という自分の内部の部屋が雑多で乱れた状態にあるなら、
邪気を生むものを断舎離できないままの部屋に最強の開運守りをおいたとしても、
お守りの正気は邪気にうっちゃられて気の循環は乱れ続けたままになります。

あまりにも邪気が強く内部にはびこっていたときには、
強烈な生気を発する強壮剤的なものを送り込むことで、
停滞しすぎた気の流れを推し進めるようにもします。

ですがそれはやりすぎれば諸刃の剣。

決して邪気を生む正体を断捨離で排泄できたわけでなければ、
一時的には体調の回復があったかのようにみえたとしても、
やがて取り入れられた正気は部屋中に満ちた邪気と手を結び混乱を収めるには至りません。

だからなすべき手順は、まずは邪気を発生させるものを断捨離して処分排泄することです。

ケース・バイ・ケースですが、
カラダのこの部位は補法を先行し、この部位は瀉法でいく、というような対応もしますが、
基本的には瀉法という邪気を内部に発生させ続ける毒として影響をもつものを断舎離する。
瀉法が真っ先に頭に浮かびます。
そこに気がつかないときには、
あとでしっぺ返しが手痛くやってる。

無理やり栄養を高め気を高めるものを与えたとしても、
邪気が強くなった体内を浄化するにはおよばなければ。
それもまた邪気に飲み込まれて邪気の子分になります。

たとえれば、それは断捨離前で雑多になる部屋に、
招き猫やお守りや御札やクリスタルやお香を炊いても、
なんだか効きそうにない。。。のと同じようなことで。
余計に部屋の整理のじゃまになるだけなんですよね。。。



そのようなことを臨床治療をなさる民間医の先生方はよくご存じです。


昨日、たまたま漢方を勉強している方と話をしたときに、
まずは何をしようかということが話題になっていて。

補益より瀉益を先にすると安全でその後にスムースにカラダが変えられるようだから、瀉を考えてみたら?
と助言させていただきました。
邪気を出すものも体内には多様な形態で居座っています。
それらの存在に気づかなければ断捨離はできませんから、
広い視野でチェックしていただければと願っております。



余談ですが、
私が連日3せんだって、知り合いの方から
『断捨離してます!ただ子供のものもたくさんあって難航中です〜』

そのようなmailをいただきました。


子供の持ち物を承諾なく捨てることは許されませんし、
ひとまずは自分のものをきっちり断捨離、頑張ってください!

私も定期的に、どかっと書類や衣類や廃棄しますが、
また数ヶ月も経過すれば増えてきてしまう。。。
だから施術のときにお客様が私の部屋を見て、

『あっ、以前より、スッキリしてませんか?』

とおっしゃっていただけるときがあります。
必ずといっていいほど、
{以前より|という前置きをいただきます。


とほほ、、です。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

部屋の整理整頓とものの処分とは、印象が違って感じられるかもしれませんが、
中医学で治療をするときに、次のような考えがあります。

補法【ほほうう】、瀉法【しゃほう】

針の打ち方で、鍼灸には同じツボに針を打つ場合でも、正気を補う操作「補法」と、邪気を除く操作「瀉法」があります。

漢方でも、体内の状態で足らない生気を補う「補法」となる処方をすることもありますし、体内の毒素をデトックスする「瀉法」もあります。

養生食として、自分の体質上、問題ある気質の状態を正常化するために適した生薬をいただく習慣をもつ「補法」的なアプローチもあるし、
かっさでカラダの皮膚をこすって痕をだしたり、カッピングで痕がでるような治療では、主に体内の毒素をデトックスする「瀉法」もあるでしょう。




こちらを無理やり部屋の整理整頓的なイメージに例えるなら、どうなるか?


気には流れがあります。

その流れがスムースに循環するようであれば、その場にいるものの気を高めます。
その流れが妨げられて循環に支障をきたせば、その場にいるものの気が障ります。


断捨離断行は、
部屋にある必要なものと不要なものを判断し、
こんまりメソッドでいう『ときめかないものや明らかに不要なものを処分』すること。
ときめかないものやストレスを自分へ与えるモノや散乱したものたちがあるときは、気の流れが障る状態です。
極端な言い方ですが、生活に邪魔で邪気を出すものを見つけて「瀉法」のごとく片を付ける。
すると邪気がその部屋から抜けていき、しだいに清浄な気の流れがその場を満たしてくれるでしょう。
しっかり邪気を抜いた部屋にしたときに、気の流れの循環を促進させるものを置くのはいいですよね。


もし部屋に邪気があるものが散乱しているにもかかわらず、
気の流れを良くするという開運グッズを手に入れて据え置いたらどうなるでしょう。


・・・・・。


どんなに優れた開運グッズに頼っても、邪気を出すモノに勝てるわけがない。

単純ですが、そうなんです。


だからこそ、まずは自宅の部屋を断捨離。
部屋のなかの気の循環を整えます。
そうすると運気が上がるといいますが、部屋の気流の通りも関係することで、
人体は神経に電気が通って動くからくり人形のようなものです。
だから断舎離するだけで心も落ち着き体調も良くなり始めます。



体を治すための手順も、部屋の断捨離と同様な進行の仕方をイメージすることがあります。

カラダが元気がないときは、強烈な強壮剤を、どーんといっちゃって、
足らない正気を補って元気になろうとするものです。

気持ち、わかりますよね。


ですが、体内という自分の内部の部屋が雑多で乱れた状態にあるなら、
邪気を生むものを断舎離できないままの部屋に最強の開運守りをおいたとしても、
お守りの正気は邪気にうっちゃられて気の循環は乱れ続けたままになります。

あまりにも邪気が強く内部にはびこっていたときには、
強烈な生気を発する強壮剤的なものを送り込むことで、
停滞しすぎた気の流れを推し進めるようにもします。

ですがそれはやりすぎれば諸刃の剣。

決して邪気を生む正体を断捨離で排泄できたわけでなければ、
一時的には体調の回復があったかのようにみえたとしても、
やがて取り入れられた正気は部屋中に満ちた邪気と手を結び混乱を収めるには至りません。

だからなすべき手順は、まずは邪気を発生させるものを断捨離して処分排泄することです。

ケース・バイ・ケースですが、
カラダのこの部位は補法を先行し、この部位は瀉法でいく、というような対応もしますが、
基本的には瀉法という邪気を内部に発生させ続ける毒として影響をもつものを断舎離する。
瀉法が真っ先に頭に浮かびます。
そこに気がつかないときには、
あとでしっぺ返しが手痛くやってる。

無理やり栄養を高め気を高めるものを与えたとしても、
邪気が強くなった体内を浄化するにはおよばなければ。
それもまた邪気に飲み込まれて邪気の子分になります。

たとえれば、それは断捨離前で雑多になる部屋に、
招き猫やお守りや御札やクリスタルやお香を炊いても、
なんだか効きそうにない。。。のと同じようなことで。
余計に部屋の整理のじゃまになるだけなんですよね。。。



そのようなことを臨床治療をなさる民間医の先生方はよくご存じです。


昨日、たまたま漢方を勉強している方と話をしたときに、
まずは何をしようかということが話題になっていて。

補益より瀉益を先にすると安全でその後にスムースにカラダが変えられるようだから、瀉を考えてみたら?
と助言させていただきました。
邪気を出すものも体内には多様な形態で居座っています。
それらの存在に気づかなければ断捨離はできませんから、
広い視野でチェックしていただければと願っております。



余談ですが、
私が連日3日続けて遠赤外線サウナにはいり、皮脂腺からの汗がでたものを洗濯をしたとき。

てっきり1日ぶんのタオルは皮脂腺のねっとりした液が排泄される量は多いだろうと察していました。
そして2日目は少し少なくなっているはず。確かに、少し少なくなっているようですが、まだ多い。
洗濯機の水が、なんとも言えないネットリ感がある。。。
おそらく3日目になれば、もう、一定量の皮脂腺のデトックスが終わるだろうと思っていました。
それは過去、そのような実験をして、状態変化を観察していたからです。
ですが、この度は、急性副鼻腔炎をこっぴどく患っただけあって、体内の酸化度つまり邪気の量が多かった。

3日目のタオルの皮脂腺からの汗も、いつも以上にネットリ感があって、恐ろしくなりました。

えっ、、、。
食生活、改めなきゃダメだな。

と、がっくり肩を落としました。


皮脂腺からの汗を出す部位にも排泄されるべきものが蓄積して邪気溜まりができます。

こういったものは皮膚という外気と内気を交換するフィルターの状態を傷害するもので、
悪化はとても見えざるところで問題ありなのです。

他にも邪気を人体はいくつかためる場があります。
あまり知られていない場もあるのですが、それぞれ先生方は臨床でそこを理解し、治すときに利用しています。

posted by スズキ at 13:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月22日

蛭子能収さんファン、必見!!【きょうの健康】あの人の健康法 「認知症になってもオレはオレ」(12月23日(木) 20:45)放送終了予定


太川陽介・蛭子能収の名コンビ。
といえば『 ローカル路線バス乗り継ぎの旅 』

蛭子能収さんの姿は、彼が認知症になったと報道されてからテレビの映像からみることはなくなったように思います。
非常に寂しい気持ち。

それが Tver で、健康番組の【きょうの健康】をチェックしていたら、蛭子能収さんが!


あの人の健康法 「認知症になってもオレはオレ」 NHK Eテレ・東京 12月16日(木)放送分 12月23日(木) 20:45 終了予定

漫画家、蛭子能収さん。昨年、認知症であることを公表した。家の中でトイレを探して迷子になったりと症状はあるものの前向きに仕事にも取り組んでいる。介護する妻への思いや、これからの目標を聞く
https://tver.jp/corner/f0086909



蛭子能収さんが「ギャンブルなんてやってる場合じゃないですよ」といっていた言葉の重みに、いまの生活の変化を感じました。

彼がどのような生活を、いま、送っているのか。
どのような人に支えられ、
なにを楽しみとするのか。


明日(12月23日(木) 20:45)でご覧いただけなくなるので、ぜひ、蛭子能収ファンの方は御覧ください!



認知症の発症後は、脳の内部が器質的にダメージを受けて起こることであり、改善を図るお薬もありません。
医療機関での認知症の治療は、現在の症状の悪化を防ぐ対処が主となります。

ですが現在のコロナ禍では、
認知症を患った方々の症状が進行する傾向にあるといいます。
脳へのダメージを進まないように対処することが求められますが、
コロナ禍では人に合うことや病院への通院も制限されているため、
脳への刺激が大幅に減少した結果、認知症の症状が進む人が増加しているといいます。

認知症を患われた方に対して、本人やご家族、大変な時期を過ごされているだろうと、
私の頭の中で想像するなかでは、明るくなれることは、思い当たりませんでした。

私が蛭子能収さんらしいアナウンサーとのやり取りや日々の生活の様子の映像を番組中で見て、
認知症を受け入れて一日一日を大事にすごされている印象を得て、
認知症を患ったあとの生活に、明るさを、、、感じ取りました。







posted by スズキ at 09:56| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月21日

カラダにべん石温熱器を当てたとき。体内に熱がどのように広がり届くのかのイメージ図より

中国語の書籍だが丁寧に熱を当てる場を図示してある実践的な本があります。
べん石療法の実践本.png


上記の本より下図の雛形は、いただきました。

熱を通すイメージ2.png



熱を通すことのサンプルとしてイメージが少しでももてていただければうれしいです。



凝りはコラーゲンの固まったイメージ出たと得られることがあります。
詳細に見ると、筋肉の凝りが起点となり、複雑な液の停滞が病を引き起こす状態へと陥っているときもあるのですが、
そのような専門的な点はさっぴいて、ざっくりした熱の入るイメージを感じとってください。


A 首を挟み込んで注熱

  熱を注ぐことで、凝りの周囲の代謝は良くなり緩みだします

B 胸腺部を挟み込んで注熱する

  免疫力を高める

C 熱は厚みのある起立筋内を通す
 
  熱は3〜4cmか、状態によってはその熱の伝わりは長短する


D 腰椎、骨盤など骨を温める

  骨を加熱して骨膜を緩める
  骨膜は筋膜と同等かそれ以上にセンシティブでたるみや緊張があると骨の並びに異常をきたします

E 内臓を温める

  緊張をした内臓の硬さや内臓の周囲の組織との膜状の癒着部を緩める




○ 注熱をすることで、加圧力はセーブしてもリリースがしやすくなる。
  加圧の強さによりリスクが増大することもあるので、
  加圧の力を落としてもリリースがかなえられるのは安全上、嬉しいことです。



また中医学では病が表(おもて)にある、とか病が裏にあると表現することがあります。

病の体内への侵入を許してしまうと、
病がカラダの内部の皮膚に近くにいる病の状態が浅いところにいるか、
病がカラダの内部の骨や臓器近くまで病の状態が深いところまで沈む。


病の位置は悪化でもぐる2.png

こちらはざっくりとした、なんちゃってのイメージ図です。


ここにこの概念をお伝えしたのには理由があります。

筋膜の癒着とは、このイラストと似てるところがあるからです。

しこりの悪化の進行による浸潤化は次のようになっています。

カラダの皮膚近くにある表層筋がはじめに張って行く。
その張りが凝りへと状態を変えつつ、
徐々に表層から中層、そして深層へ。
癒着部は内部へ入り込んで行きます。

この時点では慢性的な凝りが内部に入り込み、
骨の近くを通る血管やリンパ管等の脈管系を圧迫して流れを停滞させたり、
凝りが起立筋部位にできることにより自律神経系に異変が起き出している。
凝りが引き金になって、呼吸を浅くさせることもあります。

そのような凝りの深部への進行と病の位置の進行とはシンクロしているケースが散見されるのです。


完璧なシンクロといったわけではありません。
ですがそのシンクロ理由は意味のあるもので、
凝りが代謝の滞留を引き起こし、組織の栄養を、免疫を供給されることを妨げて、
老廃物を溜め込み酸化した病を引き起こす環境を作り上げていくからです。

なのでときとして凝りの進行が病に先んじるという場合も見られるのです。
(ここは興味深いことですよね)

病や凝りが表にあるか、それとも悪化が進み裏にはいったのか、、。
それは私たち施術をおこなうものには、見て取る事ができ方法があります。
一般の方が見えないものを知る知恵や知識を学んできたからできることです。
一般の方でも手先で患部を触って感じることもできますが、それだけではダマサれる仕組みがあるのです。
ダマサれずに正解を観るには中医学の脈診や他のいくつかの高度に人体内部を感じ取る技術が必須のような気がします。
もちろんレントゲンやCTなど取り放題なら、脈診しなくてもわかるでしょうが、私はそういった機材を扱えないもので。。。

私は中医学診断のトレーニングをしていくことで精度高くカラダの内部を観る技術が身につけられました。多謝です。


その凝りができている位置が表にだけあるのか、裏にのみあるか、または表に裏に同様にあるのか。

それを知ってべん石温熱器の温度の高低を決めていきます。

ただ温度に対しての敏感さから耐性が個人個人違ってきますから、高めにする設定はむずかしいんですが、。。。
実のところ裏に入ってしまった場合は低温を注いでも改善は見受けられません。
べん石温熱器の発する熱のパワーが砭石全体を覆い尽くして見違える力をもって抑えたい。
でも、私も熱には案外弱くて水ぶくれができやすくって、、、でもそこを耐えて、、、というのがしんどくて。
自分に対しては責任上、実験台になってリスクや成果のデータを集めるには犠牲になるところはなるしかない。
ですがそこがけっこう身にしみて辛いなと思える第一人者なわけで、
、、、お客様に対しては、よりよくなるかもしれないしこらえてくださいねとは言えずにいます。 ==:
なかには熱くても耐えるからと気を利かせていっていただけることもありますが、
お客様の状態をつぶさにチェックすると大丈夫かどうかの大体の察しが付きまして。
大丈夫そうだろうと感じたら、恐る恐る前進してカラダを書き換えることに集中し、
ダメだろうと感じたら、いさぎよくもうちょっと待とうと勧めるようにしています。

でも、正直にいえば、一度でも早々に、その重大な患部が取れた状態を体験してもらい、
本人にその状態でい続けたいと言った、モチベーションを抱いてもらいたい。
そのためには注熱の温度設定を理想的に患部の緩む状態に設定したいところ。
でも、、、本当にそれで一律にしていくことに、なんら問題はないだろうか。



注熱の温度設定をどうしたらいいか、、、悩ましいところです。


ちなみに、なぜ悩ましいかというには理由があります。
患部がひどく血に滞りがでてしまえば熱をその場は欲しくてしかたがない。
そんなときに感じる熱さは、まじめに激アツなんです。
熱を与えてくれて自分を救ってくれるものをひたすら待ってたので、
質のいい熱が与えられるとそれを逃してなるものかと吸い尽くそうとすると激アツになって驚くのです。
そして十二分に熱が吸い込めて、その凍った患部が解けて流動する力に満ちたとき、
うそのようにぽっかぽかで気持ちいい感じです。
むしろそれは心地いいものだと感じられていく。

そのような熱量加算による内部上の変化のプロセスが生じることがあって。
扱いがあんがい悩ましいですね。



ただお客様の患部を変化させる熱源は、べん石温熱器の電熱発生エンジンからのみにあらずです。
それにも匹敵し、ときにはそれ以上のパフォーマンスをかなえるのが、
並行面で2本、数本の筋が癒着が進んだ場合、そこへのリリースをかなえるために修練を積んだずり圧です。

病が皮膚の表層にあるのか、または3センチ中に入ったか、4センチ入ったか。。。部位別の状況全体を把握するのには時間をかけます。


じつは察しのよいお人は、もしやとわかったかもしれませんね。


筋膜をもっとも合理的かつ効果的に剥がすずり圧をかけるとき。
凝りの根を見抜いた状態での筋膜リリースをしなければ解けないか解きづらいか。。。
といった問題が現れてきます。

簡単な例えでいえば、タブレットの新品を買ったときに、ディスプレイに保護シートが貼ってあったとします。
そのシートを剥がすときにどのような剥がし方をするでしょうか。
それのやり方のノウハウは筋膜をほどくためのずり圧にも生かされています。
シートの端っこには、保護シートを剥がしやすくするようなめくれやすい取っ手部分がついていて、
そちらをつまんだまま、剥がれる方向を見定めてそちらに向けて引っ張る。
それと同様に体内の筋膜の癒着部にも剥がれやすい部位が見つかることがあり、
そこを捉えて動かしずり圧を適度にかけて剥がれやすいところめくれ上がらせたり、
シワシワでたわむようなめくりやすさが強まる状態に置いて上げればいい。
そういったお膳立てをすると、ほぼ自動で後々までその部位はほどかれてはまたほどかれてというような状態への移行を選択したという反応も出てくるケースが有るのです。


またばかげたことですが、タブレットの新品のディスプレイをかけるほど削って削って保護シートを剥がす人もいないと思いますが。
病の位置、筋膜の癒着した位置が正確に捉えられて、しっかり保護シートのはがせるきっかけになる取っ手を見つけられないものには、
ミルフィーユ状に多層化したしこりに適切な剥がしがおこなえず、ディスプレイを傷つけて削っていたり、まったくはがせてなかったり。

そうならないように凝りの深さ、位置、点の形か、線の形か、または面か。
点であっても点在が散見するのか、一点なのか。
線であっても線はストレートか、曲線か、浅深の変化があるか。
面であっても面は○か■かコの字か、浅深の変化があるものか。
そこが読めてずり圧の軌跡を先にイメージで出してシミュレーションしないと、
筋膜が解けるようなずり圧は生まれないのです。

だから病位の深さを知り、凝りの位置の深さを知る。

それが見えてる先生かどうか。
それは2〜3、手の起き方を見させていただければ嫌というほどわかるのです。
上手い人は、よくコースを読んでますね。
下手な人は、あまり中が見えておらずに、変な黒い力でそこの組織を乱します。

その上で、病の位置の高さをキープしたまま癒着したシートを剥がすような方向へと精密な機械以上に動かし続ける。
ずり圧の、圧をかける力の強さが大事。
絶妙に病の位置を察知して、癒着面をなぞるよう一定の剥がれが起きる病の位置の高さをあわせて剥がしていくのです。
ここがいい加減に強すぎたり弱すぎたりしたら、解けるものも解けません。
一発で解けなくて残念がるだけではなく、
じわじわとダメージを与えてしまう可能性が見え隠れしていることに気付かねばなりません。

繊細な抜き方がむずかしさを感じますが、
それが癒着が剥がせだす感覚がつかめるとシゴトの素晴らしさを堪能することとなります。


不謹慎な言い方と思われそうですが、オモシロイです。
皮下の見立ては鋭い観察が経験として折り重なると、
的確にどこにどのようなことがおこっているかが察知できるようになります。
その察知をもとに、さらに手で触れてみていくことでイメージを集めて行く。
するとかつては見えずにグレーゾーンだったから、
力の入れ具合を抑えていくしかなかったわけですが、
見えてくるに従い安定して、いまのはこの流れで正解よねと安心して解ける。

ここからがようやく筋膜の癒着部との太刀打ちができだしてオモシロイんです。



お客様に対してのずり圧は、そのような理解を元にして問題なくいけます。

すると熱の与え方が複数になるわけです。

べん石温熱器の電気による発熱が熱源のひとつです。
ずり圧による大きな摩擦熱が、さらに加算されるもう一つです。

この2つをうまく組み合わせることでの総合的な筋膜リリースの作用が、


1+1=2


となると思いきや。。。そうではなくて。


1+1=3〜4


のようにべん石温熱器の熱とずり圧の熱が絶妙に合わさるようにすることで、
だいぶ化けますね。



冷えて固形化した筋膜の癒着という部位のリリース。
これは一般の方々がなさっておられるマッサージ器具でほどけると言われてそうなものも、
私には正直に見ていて、解いた痕が凸凹に乱されたアスファルトのように別の形に固まっているような情景が浮かぶものが多いように感じます。具体的にはなかなかいえませんが、私がもっているローラーをかけるようなものも、正直、汚い仕上がりだが解かないよりはいいと思って使っています。。。
私の施術では、そのような凸凹をなくしてきれいに仕上げるよう、手を抜かないようこころがけています。
それがあって、持続性高いリリースにつながり、その後の定着にいい影響を及ぼすようです。



べん石温熱器へ加えられた新たな改良からは、摩擦熱の加算が数倍へと跳ね上がるように生まれました。
そしてその変化は他の先生にも確認していただきました。

だから
1+1=5
にもなったような手応えを感じ、
ひとり、これで前進できるって、
うれしくて仕方がなくなりました。


うまく病の位置を捉えて、その層にジャストなずり圧を、またはときには波状圧や回転圧をかける。
そのような変化に飛んだべん石温熱器のアクションが、デフォルトの持ち手では無理だったのです。
工夫した持ち手では、そこができるようになってきました。
そのおかげで、以前に私が独自に扱ってきた真鍮製スティックを用いて患部をほどくために開発した技術の大半が流用できます。
そういった埋もれさせてしまった技術が、再浮上してくれたことは、寄り道がムダではなく価値があったことだったとわかった。
そこも他人にはわからないほどの嬉しいところです。
当時は当時で必死にやってきたわけで、
それをすべてお蔵入りにするときには。。。
多大な費用と研究労力をかけた手前、呆然としてしまったわけで。



来年は中頃くらいに、施術の受付再開をと考えていますが、
それまでに機材の全体の改良を済ませて、使い方をブラッシュアップしようと思います。

これで病位を読み人体断面の浅深を自在かつ的確に捉えている施術がかなえられれば、最高です。
複雑な絵をべん石温熱器という絵筆で描くような動きの練習を積んで自在にできるようになれれば。。。
そこに筋膜のリリースをするための合理的な絵画から解答があらわれるように思います。

posted by スズキ at 20:40| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

先日のわたしのブログコンテンツ「備えあれば憂いなし。 自分のお腹って? 〜 なるほど、私のお腹って、こういう状態なのね 」の補足

先日のわたしのブログコンテンツ「備えあれば憂いなし。 自分のお腹って? 〜 なるほど、私のお腹って、こういう状態なのね 」(http://bodywise-note.seesaa.net/article/484885622.html)の補足です。

なんで、腰の後ろの凝りを解けた解けたと喜んでいるか?

不思議がっている人もいたのかと思います。

なので、それはなぜかという、私が喜んだポイントをお伝えできればと考えて、書かせていただきます。




【施術】といっても、施術をなさる先生方ごとに得意とする対処法が違うでしょう。

たとえば、カイロプラクターやオステオパスなどでは高速スラストを得意とする方もおられますし、
(高速スラストを使われない先生方も多数おられますので、ここではたとえということで了解ください)
鍼灸の先生方なら経絡を把握し経穴を鍼やお灸で治療なさったり、
指圧の先生であれば丁寧に狙いを定めて血液を止めてから一気に力強い流れで血の通りを改善なさったり。

長い歴史を持つ歴代の偉人といわれるような先生方がやり方を見つけて技として磨いてきたものを受け継いできたものです。

私には直接的に技術を教わるような伝承された施術法がありません。
ボウエンテクニックは、習いましたが半落ちこぼれでしたし、
整体の専門学校はでても、そのときに教わった技術は故あっていっさい現在使っておりません。

そのため『施術の型』がありません。
施術を受けるお客様にとって不安になるところと思われますが、
型がないなら自分の視点で創造した型を模索することで手応えをだすことができるよう努力が求められます。

『施術の型がない』というのは考えようではとらえどころがないように見えるのですが、
同時にそれは制限や制約がない自由さがあります。
自分が見出した危機感や価値観を元にしたこだわりから、それは生み出されます。
そのおかげでべん石温熱器にたどり着きました。
それを自由な発想で使いこなす特訓中です。




先日、べん石温熱器の利用によりお客様へのずり圧が’、
いままで私自身が見たことがない成果が現れて驚きましたというブログを書かせていただきました。

べん石温熱器の人体内部の固着したトリガーポイントを緩めたり瘀血がたまりだす部位を適宜適量流してくれるポテンシャルの高さ。
そこが私が驚いた成果が見えた不可欠な要素です。
ただそれを使いこなすためには施術の基礎や入門が十分な基準を満たすものでなければ、
相当なリリースができるという状況は事故をおこすような心配なところがでてきます。
そういったこともあり、切れ味鋭い包丁は注意深く使わなければならないと感じます。
(※ 使い手が身体操作法を身に着けて精密にそれを活かす技量は必須です)


腎臓裏手の凝り.png

右腰部の腎臓裏手には、多くの方々が非常に強い緊張から厚みと癒着が進んだ起立筋があります。
ただその部分には肋骨の11番・12番があります。
それらは仮肋の支えを持たない骨折が起きやすい(遊離肋)です。
遊離肋の骨折を避けるため『垂直圧』や『斜めに徐々に刺し込む圧』なども、
やりすぎたら骨折させてしまうリスクが高い危険な部位なのです。

だが困ったことに、
腸骨の前傾がきつくある度合いに比例し、
そういった右側遊離肋骨の上にかぶさる筋肉の凝りが強固で軟部組織とは言えない様子に変わります。

それも上図ではわかりづらいかと思いますが、この遊離肋の上にかぶさる筋肉の層は、
その上下に位置する部位の筋肉同士の層状の積み重ね以上に筋肉が覆いかぶさります。
そのような筋層が多層化している部位であって、その多層化した筋肉がことごとく癒着が進むことが見受けられるとき。
この部位の硬さは骨の硬度を抜く者が見受けられる。
最近ではデスクワークが長時間になってこの部位を固定させすぎて、骨のような硬さまで達する方が増えてきているようだと言われています。

ではこのような上図の黄色っぽく描かれたエリアが硬さが量が増しすぎたときの不具合とは。


胴体の側彎曲や前後彎曲ねじれ(左右の腎臓の位置がずれている)
腰の異常短縮状態からくる腹部の上下の圧縮による腹部内の内臓の圧迫により機能制限、
横隔膜の引き連れによる腹式呼吸の制限、背骨全体の動きの抑制、
腎経に影響を与えることにより、その腎経に属する大腰筋の異常な硬さの保持(大腰筋が背側につく部位に硬直が進み腹部大動脈、腹部大静脈に圧迫を加えて脚部への血流を悪化させる)
等々の問題が起きているものだからリリースが必要なところだ。

ここが解けなければ、上記の不具合はあり続けるどころか、姿勢の問題が起きたままが修正して切り離せないなら、
凝りは増え続けるものだと考えてください。

強靭な筋群で遊離肋を骨折させないように守るよう進化した多層化した筋肉をことごとく固めて、
その遊離肋は柔軟性ある軟部組織の筋層が外部の初撃から守れず骨折という形に傷つきやすい危険な状態だ。
だから施術でのテキストや講習の一般的なものでは、
この遊離肋の上にある筋が硬化が著しくあったとしても、強い圧はかけてはならないとだけ書かれている。
発想として、危険を犯してまでは解くようなことはせず、制限された効果であったとしても安全を優先する。
それは教習生などに施術中の事故をおこさせない配慮としては、十分に考慮されたものと言えるでしょう。
施術を習うときに教官に「君、まったくダメだ。お客様の遊離肋を骨折させるぞ!馬鹿者!!」と言われる。
激しい口調でいわれれば、もう、、、そこを解くようにやっていこうという気にはならなくなるはずです。

ただひとつ、問題があります。
「じゃ、この部分を他にどうやって解けばいいの?」っていう代案は書かれていないのが普通。

そのままでいいのだろうかと訝しくかんじているのは私一人だけではないはずです。
本気でお客様をよくしようという考えを削ぐものである一方、
力量がなければ手出しはお客様に迷惑しかかけることができないということもわかる。

遊離肋が骨折する危険な場は、肋軟骨や肋骨、鎖骨のように骨折しやすい場の代表だというのはよく分かるのです。

よほど安全を保ちながら対処できるやり方を見つけ出していかなければ、
問題なくその場を改善するやり方を届ける事ができません。


※ 私自身、実際に他の施術の先生と研究したり対処を聞いていく、
  書籍を読み込んでやっていくなどしても、
  その部位のダメージの進行を食い止めること事態も難しく、
  回復へと言うステップへ押し上げることはなおさらもってむずかしい。
  そのように思えました。
  もちろん私がまだまだ他の勉強不足で私が知らないだけなのかもしれません。



だったらセルフワークの一環で、ヨガやストレッチをして対処しようと思う方もおられるでしょう。
ある程度の柔軟性が見られるようならば、それもいいでしょう。
ただ先だって私の施術をお受けいただけました方の場合、かなり芯まで凝りが入り込んでいます。
それにここまでの硬さでは自らがストレッチ等しても
脳が、この部位に弱さを感じて動かしたくないというブレーキをかけてしまうから。
芯まで凝りが進んだ場合は運動系のリリースの仕方では対処も、ほぼできない。
もしこのようなストッパーを、無理に無視して突っ走れば、自損事故が起きます。
ときどきバレエを大人から始めた方で、頑張りすぎてこちらの遊離肋を骨折する方がいます。
そうなるのも生活上困ることがありますので、あまり無理のし過ぎはなさらないほうがいいのでしょう。




だから、解くのが厄介。




『遊離肋を危険に合わせない一定圧をかけてその圧の重さをキープし続けながらのショートストローク:ずり圧』であれば、安全は確保されている。
だがこの遊離肋上の筋膜の癒着は点ではなく面となるためずり圧をかけるときに’、その圧の重さの調整が点より面が遥かにむずかしい。
遊離肋上の筋膜の癒着が骨レベルの硬さを持てば、圧の重さをそれにみあう適量をだすことは、通常のやり方では非常にむずかしい。

ちなみに通常、脊柱起立筋部分の上下をロングストロークを用いて圧をかけることが多いようですが、
ロングストロークでも起立筋のある程度の柔軟性がみられれば行けると思います。
ですが起立筋の硬さは部位ごとに強弱が段層にあり、
脊椎が側弯する(前後左右の彎曲)ような彎曲がでているならば、
ロングストロークでは長期に渡る柔軟性をもたせるようなことはむずかしいようです。
※ 施術とは複合的な技を繰り出していく総合ですから、ロングストロークでは絶対できないというわけではありません。




ただ腸骨の前傾等の歪みの度合いに比例して、
遊離肋部の硬さや筋肉の癒着の深さは複雑な段が多層に見えるものとなるため、
ひとつの面となる筋の癒着層をしっかり捉えて絶妙な一定圧を保持し続けて筋膜の癒着層を剥がすショートストロークのほうがリリースには有利でしょう。


そんなようなどうやって現状の状態を合理的に解くべきかの方法論について、
私も、以前から取り組むべきものだと承知していましたが、
絶妙な一定圧を保持し続けるショートストローク、
それも線ではなく面の癒着を対処するなど、
技術的に難しいのです。

施術の基礎教練をうけたことがない方々には、
具体的にどうむずかしいかは、実演上体験してもらえなければわからないと思いますが、
私が認識するなかでも8つほどのクリアしなければならない課題があり、
その半分は素手の技でどうにか対処もできるよう対応できたのですが。
残りの半分をかなえてくれるような窓口対応をしていただけるのには、
このたびのべん石温熱器の工夫を待たなければならなかったのです。

先日の同業者の先生の右側の遊離肋の上にある強固な凝りを解けるものじゃないだろと思いながら、
いつも以上にしっかりした圧をかけることができるべん石温熱器さばきを見ていたのです。

・・・あれ、あれ、あれれれれ!
遊離肋の上にある強固な凝りの3割が一気に緩んだような気がするけど。。。
これって一体どういうことなの?


私のところへ施術を受けに来る前に、カラダを本気で緩めようと遠赤外線サウナにしっかりはいって全身をゆるめてきたといっておりましたから。。。
そのおかげだろうか?!

そのように思いましたが、私が新たな工夫をしたべん石温熱器を手から離して、
デフォルトのべん石温熱器を当ててみたら、、、まったく、リリースが起きなくて響かなくて。

解かれている先生にも自分の体でそのふたつの違う圧のべん石温熱器から、発見されたようです。
そしてやはり、同業者でべん石温熱器を触って手にとって自分のカラダの改善に生かしている先生ですから、
圧の質がまったく変わったねって気づいてもらえました。
その使い勝手は別物に変わったと言えるでしょう。
そこからどのような成果が上がるようになるのか。

それはこれからということなのですが、
というようなエピソードがあって、新たな工夫をしたべん石温熱器を一人ですごいよ、これはと狂喜乱舞?してたのです。


まだ新たなべん石温熱器の設定はバージョンアップさせていける点もあるでしょう。


遊離肋は、安全性をさらに担保できる状態でリリースの量は増すでしょう。







もしかしたら、いずれ胸椎と肋骨とのV字の谷間となる隙間に入り組んだ癒着部の層を、
合理的に緩めるようなことが可能となるかもしれません。
この部位の癒着も落ち窪んだ凝りの癒着が棘突起を支え維持する靭帯とまとわりついてそこも癒着が進んでとなると、、、。
ここも物理的にリリースがしづらい場所であるのです。
今度は胸椎の棘突起の上端の骨が無理したら欠ける恐れがある部位です。





また余談ですが、施術の安全性を語るにはべん石温熱器の熱の秘密があります。

べん石温熱器は、実は熱を一定量を与え続けていくと非常に冷めづらい状態で安定する瞬間があります。
これは別段、私以外の方が言っているわけでも、中国の書物に書かれているわけでもありませんが、
私自身の身を使って繰り返しおこなう人体実験上で見つけたものです。
その状態では人体の筋の凝りが、たとえ衣服の上からでもよく解けだしますし、骨膜や靭帯への熱の伝わりのいい、
神秘的に私には感じられている熱の発し方をする状態があります。

このとき以外の場合は、べん石も玄武岩と同じ程のリリースです。
私は実力の3割ほどしか発揮できていないような気がしています。

とてもときづらいような部位を解くときには、この温灸状態に設定が合うまで待ちます。
私はべん石温熱器のヘッド部分の温度を見るときに、自分の手で触ってみるのですが、
熱すぎるとあちちっとなりますが、ちょうどいい発熱の安定した状態ではうっ!となります。
手の熱が強く感じる肘の内側で温度をチェックするようにしているので、
そこでは熱すぎではあるんですが、まぁ、、我慢すれば耐えて耐えられる。
その温度の点を作り出すことで、解く難点といえる硬化の進んだ部位を事前に注熱して代謝を起こさせて柔軟度を高めて解く。
そうしたことをしているので解かれるときのお客様の痛みが軽減するということと、解かれる部位の量が多くなるということが噛み合います。

そうして硬化した筋が注熱されてゆるっとなってから、ずり圧をかけて緩んだところをきっちり取り除く。
これを5回ほど繰り返すことで、以前では痛すぎのトラウマになる部分が、段々と解けていくわけです。


時間は、かかりますよ〜。


ですが、そのリリースの質を私自身が目の当たりにすると、
がんばって長時間の施術にお付き合いいただいても、
施術の刺激で無理が減って成果の置きのいいような。
かなりお得なことが起きてきていると思います。





いまはあらたなべん石温熱器への改良をするためのものを中国から取寄中で、
一器だけしか、あらたなべん石温熱器はできていないのです。

年末か来年早々には、あと10器のあらたなべん石温熱器をつくることができる手はずになっています。

そうなれば多種に渡るべん石温熱器が、そろって一気に使い勝手が変わることで、
施術成果が何割か増すようになるはずです。

そうなったときに、胸椎と肋骨の隙間のV字の谷部分の後天的な側湾を作る部位のリリースがしやすくできればと目論んでいます。 
ただやはり実際にべん石温熱器を仕込んで手にしてみないと、細かい所が見えてこないですね。

施術の型がない私には、安定的な型から計算できる8割とその他の2割が揃ってやってみるようなことはできません。
計算がつくのは2割で、わからない部分が8割でどんどん試していきます。
そのため寄り道が多く、きびしい失敗もあります。
自分流だから基準が厳しくなり、お客様に見せられないものが大半。
ただそうしてスピード感を出して変わって留まらないほうがいい。
型がなかったから、感性と勢いでやってきましたが。
施術の第一番目は私の体が用いられイメージの穴を埋めたり、細かい修正点を見つけ出して対応していきます。

今回のべん石温熱器の場合、熱い目にしこたま見舞われてきました。 ==:
痛みとは違った刺激かつショックですが、注熱による筋膜リリースの可能性の飛躍。
そして瘀血の対処に手を出すには、このべん石温熱器の神秘的な人体に吸収のいい熱質が生きてほしいと願ってます。
posted by スズキ at 12:42| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月20日

腕の緊張と緩和 特に緊張がうまくできるようになったら緩和を心がけましょう!



個人的なことでしたが、
自分なりの<手の内>を作ろうとして練習していました。

第一に小指側の<尺骨>を体幹方向へ引き寄せる。
次に人差し指側の<橈骨>を体幹から離れた方向へ押し出す。
最後に<上腕骨>を外旋させる。

この操作を手でおこないます。
慣れたら足へも応用を利かせます。


これを日に200回ほどおこなう。

すると手の操作の感覚は増したが、
体幹部を含めて手の筋肉全体を緊張させることばかりに意識が使われていった。
それにより腕の脱力が下手になっていったことが否めません。


なので、ここで修正を。


独自のやり方なので、あまり参考にならないかもしれませんが、書き記させてください。


まずは手の内のやり方と同様のことをなします。

右手の肘を伸ばして、下から45度くらいの高さ、体側の横の位置に置きます。
その状態で、小指側の尺骨を体幹方向に向かって引きつけます。すると多少、小指の第三関節から内側へ30度ほど曲がるかと思います。
次に、人差し指側の橈骨を体幹から離れた遠位方向へ引き離します。すると人差し指は向かう方向へと伸長します。それは肘の内側が上方へ向く力と腕と胸の付け根の前側が前に押し出される力により人差し指側の橈骨の伸長が叶えられます。そしてこのとき右腕は肩関節部をピボットとして動きの中心として、そこから先の腕部分が肩の高さまで自然に引き上げられているかもしれません。
その状態から上腕骨を外旋させ、肩甲骨の外側をより浮かせるような位置に移行させます。

ここまでは、通常の手の内の操作と同様で、それを少し詳しく書かせていただきました。

この状態の右肩甲骨部を含む右腕全体を、いったん、上方へと持ち上げてから脱力をさせたいのですが、
右腕を右腕の筋肉を使って挙上させるようにして持ち上げては脱力はむずかしいことに気づくはずです。
右側の腕を持ち上げるときのやり方は、左側の広背筋を収縮させて左側肋骨部を縮めさせていくことで執り行います。
左肩が下方に左側肋骨部や左腹の外腹斜筋が縮むにつれて、右肩は上方へと持ち上げられて行きます。

それは左右の手でシーソーをするようなイメージです。
右側を持ち上げたければ、左側を重くして下げると勝手に右側が上がるという感じですね。

※私がこの操作を初めてした頃は、左側肩甲骨の周囲の筋肉、特に左側前鋸筋と左側肋間筋が、イテテテっとなるほどつる感じでした。
 ただ慣れれば問題なく稼働できるように変わりますので、心配せずトライしてください。

この状態で右手が上方に持ち上がったときには、右手先などが上方へ向かって吊り上げられた感じです。
息を吸う感じにすると持ち上がる操作がより自然に感じられるかもしれません。

そしてその右手を吊り上げているイメージの糸を、プツッと切って、手、前腕、上腕、肩、肩甲骨を共に一気に自由落下させるのです。
『ドサッ』という音が響く感じになるでしょう。
そのときは先程吸った息を一気に「はぁ!」と爆発的な短く力強い呼気を出すようになるかもしれません。


以上が右腕全体の脱力方法です。
それを左右を逆にして左腕もおこないます。

武術などをしておられる方は、この体幹の伸長と収縮を使った呼吸操作のなかに爆発勁(ばくはつけい:爆発的な力を一気に発する発力方法)にも近いものを感じる方がおられるかもしれません。
この、ドサッという脱力落下のスピードを操作することで、筋肉の収縮により力を外に発するときの、何倍もの速度で瞬間に到達する力が発せられるので、私は施術中にはこの操作で圧をかけることもあります。
筋力でグイグイ押すやり方では、患者様の皮膚抵抗でブロックされて効かないという事態もおこりますが、この脱力による発力では抵抗させる間合いを削ってきますから、押された瞬間に圧は芯に来て、皮膚抵抗を起こす皮膚表面をすり抜けています。


施術のときに、
普通の筋肉の収縮の力で与えられた力への抵抗の仕方は、人は本能的にどうやって防ぐかをしっているのですが、
この爆発勁のような寸勁かつ瞬時に芯にくる力の質には慣れていないので。
施術をするときに、私がそれとなく使うやり方です。

そちらを、ことさらにオーバーアクションで、
腕を持ち上げて吊り上げて、吊り下げて、急にその糸を切って自由落下させるというものに転用して、
腕の全体を脱力させるやり方として表したものです。



以上のやり方は、文章だけではわかりづらいかもしれませんが、
絵を描くのが複雑でうまく描けそうな気がしません。 ++:


なので。
もし、やってみたいがわかりづらい、デモみせてほしいという方がいたら、施術の前後でデモしますので。
気軽にお声がけしてください。

posted by スズキ at 16:13| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

備えあれば憂いなし。 自分のお腹って? 〜 なるほど、私のお腹って、こういう状態なのね 



「基本的に、言うだけ言って言いっぱなし。
 責任を取らないの他人からの話を信用するな!」


健康関連の書籍のタイトル。
たとえば、
【 絶対治る!〜○○療法 】

とか。

絶対っていう言葉はありえない。
ダマシて気を引くやり方ですが、
ケース・バイ・ケースで療法の認知度を高めるためには欠かせないこともあるのでしょう。

成果と実績の実態がともなえば、それも周知されてのこっていくためのきっかけとなります。

昨日、知人より伝統療法でもそうした周知をしたが実績を出せたため
いまも伝承され人々の暮らしに役立ち続けるものがあると教えてもらいました。
そういった療法をつたえる先人の努力の仕方は、多方面に渡るものですね。




そのように感じました。




昨日の施術でのこと。

さっこん、お腹の凝りを自覚しておられる先生がおいでになられました。

べん石温熱器にグリップテープを巻いたものを利用する特訓をしてきて、そして成果を臨床で活かす機会となりました。
グリップテープを使った使用感はべん石温熱器は、羽の生えた鳥のよう。
直接的に施術成果に反映していくこととなりました。

グリップテープも、何でもいいというわけではない。
グリップテープを多種類を同時に買って最適で最高のものを探索していたので、そこもよくわかりました。

デフォルトでのべん石温熱器の癖のあったダメなところが拭われたときに、
それは金色に輝く絶妙な化け物になったと言えるでしょう。
そのことは施術を受けてくれた先生に、それを実際手にとってもらったら、

『えぇ・・・。べん石温熱器、買って届いたままの物は、不都合ありで使えるもんじゃない。
それに比べて、こちらのグリップテープを巻いたものがすぐれているのは私にもわかる!!』

そのような評をいただきました


施術臨床上使ってみて、いままではとけなかったところまでリリースの手が及ぶのです。

私自身、自分自身に使ってみたところ以上に出る成果を目の当たりにして、
右側腰椎部位の凝りの発生からくる側湾が余裕で解けてすっきり、背骨が整えられる状況に驚きました。

ここまでの変化はこの選りすぐったグリップテープでしかいくことがなかったのです。
他のグリップテープでは、このリリース状況の半分以下解けるかどうか。。。
ただそれでもグリップテープなしの倍以上は軽々解けてのことですから。。。

お客様も、嬉しい。
私も、興奮気味です。
自分の思ったイメージ通りのリリースが目の前に展開される驚きから、
神様ありがとうございますという。。。
不思議なほどの感謝がこみ上げてきました。



そのような施術時間のなか。
施術を受けていただいている先生は中医学に関心がでておられている方で。
中医学では『腹診』という、お腹の凝り、張り、水のたまり、熱、臓器の腫れや位置の異常など。
現状をつぶさに観察していくことで、いまのお腹の状態からどのようなことが体調的にいえるのかを知る手立てがあります。


ときとして人が自分から腹診を学ぶ意識がなければ、
現状の腹部の内容を知れば不安と恐怖におののくことも出てきます。

たとえばへその周りに瘀血がたまりだす部があり、そこに手をあて冷えがあるということを嫌います。
そうなっていれば後天の気をへそから取り込んで元気を増す力をえて生きていないのがわかってしまう。
そこが行き過ぎると気の減少から自律神経等の神経系の働きの低下が現れだしていくことですし、
なにかと厄介なことになることも起こりえます。
※ 昨日の先生のお腹がそういったところにあったというわけではありません。

基本、施術のときにそのような状態であったとしても、その事実を解説するにも時間もかかりますし、
それ以上にネガティブな気分を増長していかれて暗い影を気持ちに落としていくようなことはしたくないのです。
それは施術をなさっておられる先生に対しても、それぞれ別々のジャンルでのエキスパートですから、
『腹診っていわれても詳しくはわからないよなあ』ていうときは話せずにスルーすることになります。




施術で腹部を他者に触れられるときなど、
そちらの先生のように自身のお腹の状態をリアルタイムに感じ取ろうとします。

もちろんそちらの先生も、自分のカラダの状態を私が腹部を触る越しに情報をかき集めている。

プライバシーのためお腹の状態の詳細はおつたえできませんが、

お腹のココが固まってたり水がたまってると、
腹診ではどういう名がつけられるか興味が出てきます。

私が中医学のテキストをお渡しすれば自分でこれが当たりだという絵を見つけ出しました。
するとテキスト中の情報を記憶するアンカーにもなりますし、
体験から観察していくことでテキストに書かれない印象深い点を見つけ出せます。
そういうものは多数あるものですからね。

体験中の今を大事にすること。
それで目が鋭く尖っていきます。

自分が病むというのも、つらいものです。

ですが分析的にものが見えだして膨大な中医学等のノウハウを的確に使えるぞってわかったなら、
そこから先が、気持ちいい息を吸っていけることになる。

どうしてそうなっているかってわかるほどになるまでは、
体育会系のような千本ノックをうけて、その一本ごとの打球をどうこれを取ればいいかを確かめながらカラダに覚えさせることが入ります。
実際の球を受けてカラダや脳にやり方をきっちり思考して教え込むほどに、
次の新鮮なノックされた打球に対しての反応精度が上がっていきます。

千本ノックをうけたらわかると思いますが、
それらノックは一本たりともまったく同じ力で打たれて同じ方向に向けられてなど機械でした打球のようにはならない。
千本の打球は、一本ずつそれぞれが違った打球です。
だから同じとり方を反復練習しているわけではない。
別々の球のとり方の対応力を増そうとがんばるのが千本ノックだと気づきます。


じつは施術で人の腹をチェックしていく腹診も、
こういったことと同様だと言えるでしょう。
同じ症状の人は事実上、いるわけがなくて。
すべての人の腹は個性的で状態は異なります。ユニークです。
ただ先人が工夫してわかりやすく見分けやすくする努力から、
『この状態は胸脇苦満ということにしよう』と定義しました。

実際は、一見すると胸脇苦満という腹診で分けたものにすっぽり当たるものでも、
細部の実態をみていけば千人以上の胸脇苦満の人がいたとしても全員違うトラブルが入っています。

そこをわかって独自の複雑なメカニズムを徹底的にしっぽを捉える事ができる。
すると単純に胸脇苦満だから、、、この漢方薬が効くはずというのも、別のものを処方することができてくる。
そんなことになるのだろうと想います。



実は中医学の本でも漢方の本でも、、、
同一内容を比べて串刺しして読んでいけば、
あの本ではこう言ってるけど、この本では別のことを言っているということが多々ある。
それはその本を著した先生ごとの臨床が注ぎ込まれたもので、それぞれがそれぞれ正解。
でも本を著すときに情報を載せるページの制限もありますし。


だからテキスト中の内容がどんなことを言っているかと同時に、
自分が体験した状態の記憶とお客様が体験してそのときの様子をお伝えいただいた情報。
そこでの肉付けがあると具体的に使って効くような自信につながる力が増して行きます。

ここがテキストを読み込んでいくことと同時に、実地で観察することも大事だと言われるところです。



そして自分で腹診を学ぼうと思って自分を客観視して興味深く探ろうとしていくものの殆どのものは、
他人頼みから離れて自分頼みができるようになるので。
自分を知ってよりよく操る成長が現れてきます。

そういった素地を日頃から養成しようとすると、本格的に問題が発生したイザというとき。
迷宮にはいらずにひょうひょうと生き残ることがあるようです。




昨日は、そんなことを先生と話をさせていただいてました。

『備えあれば憂いなし、だよね。
 備えなければ憂うしかなし。
 
いざというときに先生を見つけようとしても、
腹診の勉強をしなくては、デキル先生は見抜けない。
カラダが病んでから学び始めようとしても、
病んでから学ぶには険しい道だし遅いだろう。

 そうならないように、いま、備えよう』



それぞれ学んでいるもの同士という場合でなければ、
このような会話が成立しづらいとは思います。




私は母ががんで他界したときにその異変を見抜けなかった悔しさが、中医学を学ぶきっかけとなりました。

先手を打って中医学を学んでいて腹診が上手にできるようになっていて、
母の腹を触って異変を見つけて、早めに別の道を勧める事ができたら。
そう願っても、もう遅いのですが。

後手に回る反省をせずに済むように動けるよう、
賢明になっていければと望んでいます。

そういった悔しさをあっさり忘れるものは、いつまでたってもなにも成長しない。
意地でも明日は探し出す目を持つという人は悔しがって伸びることもあります。

反省して明日の行動を正せるように、まずはなりたいですね。
posted by スズキ at 14:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月18日

香って安らぎ。 サンダルウッド製かっさ


体内にある老廃物は、
通常はゴミの収集を定期的にしてくれることでたまらないような私達の暮らしと同じように、
たまりすぎないように廃棄する浄化のしくみがあります。
そういった作用の正常機能しているときは綺麗なまま。

しかしカラダの酸化や凝りによるリンパ管等の圧迫による流れの停滞により、
体組織が作り出した捨てなくてはならない老廃物がすれられないままになる。
そうなって皮下にたまりだしても、自分ではカラダが凝ってるなと感じるが、
リットル単位にそういった老廃物が皮下の隅々にたまろうとする姿は、、、。
あまり気づけませんよね。

でも、、、体内にはそういった「おけつ」をためて封印するといった、
苦肉の策で設けていたスポットを、そこかしこにこさえている人がいます。



私は意図的にはかっさ療法をしているつもりはありませんが、
体内に蓄積しているおけつとのにらみ合いは、いつもしております。



<かっさ療法>とは。



カラダの皮膚をかっさの道具でこすることで
皮下組織に蓄積している「おけつ(老廃物のようなもの)」を、
皮膚の上からこするようにして体内に循環させるようなルートに乗せる療法です。

べん石包丁型かっさ.png

おけつ」が蓄積した組織の上にある皮膚をかっさでこするようにしたら、
ピンク、赤、紫、黒のような様々な色の痕が浮き出てきます。

皮膚が容易に破れて真皮の下に滞るリンパが吹き出ることもあります。


皮下に不純物が蓄積しているわけではないという方は、
病的な状態を示す紫や黒の痕がでることはないでしょう。


たとえばべん石温熱器の圧ですが、
皮下組織に「酸化したおけつ」といった老廃物がたまっていない人の場合、
ずりむけたり、赤黒いマークが出るといった状態になることはありません。

ピンクか赤いマークがでることはあるのですが、
それは早々に引いていきます。

ただ紫や黒のような痕は、多くのおけつが蓄積しているところなので、
そこから少しずつ滴るように老廃物であるおけつを廃棄ルートにのせ、
徐々に処理して浄化するような仕組みになるため当分の間は色が残ります。


なんで、一気に、紫や黒の痕が消えないのかというと、
おけつ事態は排泄物といえるもので、それは数ヶ月や数年単位で体内に貯められて、
そこに隔離されて来たものです。
だいぶん、汚いものなんですね。
それをリンパ管のなかに流してリンパ節というごみ焼却炉のような処理施設で浄化の処理をしていくわけです。
ただそのようなリンパの流れに一気に粘りつく流れが滞らせられるようなコールタール状の液を流したら?
確実に、そのリンパ管は詰まりますよ。
それにより免疫力が一気に途切れて、その身を滅ぼすことになります。

施術では、外圧をかけることで瘀血の流れを促進させることもできるのです。
急性でこさえた瘀血のたまりは、さっさと流して終わりにさせるものですが、
そこを意図的にやりすぎないようにセーブをすることがあります。
慢性的に何年、何十年の単位で体内に瘀血を蓄積させているときには、
一気に瘀血を体内の処理へ回しすぎると不具合が確実に現れて来ます。
それはカラダの一部の部分に袋状に瘀血を隔離して、体全体への悪影響を与えないようにしていたところを急激に障ることになります。
魚や水中生物が豊富に住む清流に、いきなりへどろ水を流してそれら生物を住めない環境にするようなことをしてしまうと、
どういったネガティブな状態が後々まで続くのか、想像してみてください。
施術を学ぶときの注意でも、やりすぎ禁物ということは口を酸っぱくしていわれていますが、そういった理由からでもあります。



そうならないようにするための仕組みで、
自分のカラダが受け付けられる量を範囲に、
徐々に時間をかけて体内の不純物を浄化処理していくのです。


さほど「おけつ」の状態が悪化しておらず量的に少なければ、
痕は早々に消えることになります。
悪化して酸化が進みおけつの量が多ければ、
処理に時間をかけるわけです。







かっさに興味をもったお客様からの質問をいただきました。


「かっさはべん石のものがいいのか?」

という質問です。



上記の写真にあるようなべん石の刮莎を熱を加えて温めてこすると、
非常に効果的なかっさ療法がおこなえるでしょう。


それは確かです。

ですが多くの方がべん石のかっさを地面に落として割ってしまって。
破棄するという人が多いんですね。
私も、それで何個か割っています。
けっこう高いものなので、ショックですよ〜。


けれども「べん石ばかりがかっさではありません!」


かっさの器具の選択肢としては、他にも様々なバリエーションがあります。

べん石以外のパワーストーンでつくられたもの。
私はローズクォーツや黒曜石などのかっさももっています。
それぞれに特徴的な効果をもたらしてくれます。
黒曜石のかっさも割れやすいんですが、
べん石のかっさほどじゃないんですね。

そして私は持っていないのですが、
水牛の角を磨いた刮莎」も人気が高く、多くのプロも用いています。


そして通常のカッサとは異なる形状の、
穴が空いて持ち手となる木製かっさもあるんです。

持ちやすいだけじゃありません。
サンダルウッド製、つまり白檀の香りの木製カッサです。



Timagebreze こすりマッサージャー、スクレーパー、理学療法、緩い筋肉と経絡、マッサージ機、スパボード、ボディケアツール

木製カッサ.png

現在、私は上記の木製カッサを注文しています。まだ届いていませんがたのしみに待っているところです。


サンダルウッド(白檀)の香りがカラダに対する作用として、
血流促進効果による冷えの改善とこもった熱を発散して冷やす効果、そしてむくみを改善する働きがあります。
下痢や膀胱炎といった腸や泌尿、生殖器系の熱性の不調に効果的です。


カラダをこちらのかっさでこすると香るアロマ効果で、冷え性対策になるようです。
それに鎮静効果も期待できるそうです。




べん石は、すぐれた治療系のパワーストーンですが、アロマ効果はありませんから。 ^^;
その点をおもしろく感じ、自分用にまずひとつ。とりいれてみたいと思っています。


べん石温熱器よりも、こちらの木製カッサは安価ですね。
持ち手がついていることで力の加える調整のしやすさなど期待できると思う。
それに木製のほうが落としても割れません。
長く愛用したいならそこも大事なポイントなんですね。


かっさ導入検討をしている方がおられれば、
選択肢のひとつに加えてみていただければと思います。


posted by スズキ at 13:28| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

筋肉をゆるって、ゆるめてくれる漢方を、生薬から煎じて試して観た!  ら、、、、。

直接的に筋肉へ圧をかけて緩めたり、トリガーポイントのブロックを解除するわけやないですが、
生薬には筋肉をゆるめてくれる作用をもった凝りがある方にはすばらしいものがあります!

効果があらわれる人には画期的な成果が現れるので、
一度は試してみよう。

試して体質にあっていると感じたら、使わない手はない。
体の内側から全体の気血を整えてくれてというのは、
患部に湿布を貼るより根本的なことも。



たとえばそのような筋肉をゆるめてくれる漢方には、
昨日に紹介した芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)があります。
(他にもありますが、私が手に入れた生薬をつかってみたところで観ていきましょう!)

生薬の【甘草(リコリス)】と【芍薬】を煎じた漢方薬。

漢方薬というと、伝統的ではあるが科学的ではないと思われる方々もいます。
ですがそこは勘違いです。

生薬内の成分を抽出分析して化学式がわかります。


リコリスサポニンの化学式.png
甘草(リコリス)の成分の一種

成分分析をして含まれる化学物質を調べ、
その元素の構造から基準になる「人体に対してどのような効果があるかの働き」が読み取る事ができます。
生薬に含まれる多数の有効成分がわかれば、その生薬の人体への働きの全体像が見えてきます。

ふしぎと化学式が図式化されたものを見慣れていくと、
この図式ならこのような働きや効果が期待できそうだ、、、と察しが付いてきます。



今回、うれしい芍薬の入手記念の実験として。

甘草(リコリス)と、
白芍(芍薬)はすり鉢ですりつぶして、
ふたつの生薬の粒を揃えて成分が出やすくしてみて煎じてみました。


漢方の解説書通りの効果が実感できるでしょうか?


芍薬に甘草が合わさったものです。
甘草は、<あまい草>と書かれている通り、甘さを感じる生薬です。
多くの漢方薬に入っており、カラダを緩めて薬を受け付けやすくし、
同時に飲みやすさを増してくれるというものです。
こちらが半分入ってるので飲みやすいんですよね。


私は芍薬甘草湯は、今日はじめて試したのですが、
おいしくいただけました。

私のカラダの張り具合の変化ですが。
いわゆる肩こりというより、
背部の肩甲骨周りの張りがあったのです。

肩甲骨部分を巧みに使うトレーニングを、
意図して一日にゆるーく3時間していますから張ってきます。
これはべん石温熱器の巧みに使うための基礎練習ですが、
手がしびれて冷たくなってしまう原因になって辛いところです。。


セルフマッサージ等を試みて緩めるよう改善をはかったが、
細かい改善はあったが根本の緊張が抜ける事はありませんでした。
緩めてもまたトレーニングで固めてしまってを繰り返していたので、
すっきり感が味わえないわけで、、、。

そちらがすっきりと緩んでくれたようです。

芍薬甘草湯は、秘伝の漢方じゃなく定番の漢方ですが、
煎じたての力強さは口当たりの瞬間にも伝わってきます。



オモシロイ!



【 生薬の入手法 】
■甘草(リコリス)は、Amazonで簡単にネット通販で手に入ります。大津やなどから。
■芍薬の生薬はAmazonでは手に入りません。いきつけの漢方を調合してくれる漢方薬局があればそちらから入手しましょう。
 または薬膳食材として中華街等の食材店にて手に入る場合があります。

・香港などの漢方薬局では、漢方薬を簡単に作ることができる生薬をひとつの袋にパッケージしたセットが売られてます。
posted by スズキ at 10:06| Comment(0) | アダプトゲン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月17日

筋肉をふんわりやわらかにする漢方ってあるんですか? 炎症痛も軽減してくれると、画期的なんだけど。 ならば芍薬と甘草を、自宅で煎じてみませんか?

さっこん、漢方薬のコマーシャルが多くなってきましたね〜
ももいろクローバーも笑顔で漢方薬に出てますから。
日本の漢方薬が市民権を得ている感じ、つたわってきます。



先日、品川駅の近くにある『ニホンドウ漢方ミュージアム ( https://www.nihondo.co.jp/shop/museum/ )』にでかけて、
多種多様な生薬のサンプルが展示してあるものを観てきました。
無料で入ることができるので、関心がある方は足を運ぶといいでしょう。
生薬そのもののサンプルを目の当たりにして観察すると印象に強烈に残リます。
本や映像から学ぶことも知識を増やすために必須です。
同時に個性が際立っている生薬の実物を観察するのは勉強になりますね。

ただ漢方ミュージアムは、完全密封した瓶の中にある生薬を観るシステム。
すると、、、
■生薬のかおりが匂ってこない(これ大事!)
■生薬のサンプルが相応に古くなり変色している可能性があるものが見受けられる(鮮度として若干利用不可のものかと思えるもの)
■そして。その生薬を手にして料理して実食することができません!!




昔、私が漢方について勉強しようとしたとき、生薬を手に入れるときにネットで手に入れることもできるが、
少し購入ハードルが高いものでした。
なので他の場で、手に入れることはできないかと考えて探し回っていた頃、
中華街の食材店に、中華の薬膳でよくつかわれるものがおいてあることを知りました。




そのようなところをカバーするために
昨日12月16日。
漢方(生薬単体も)や食養生に関心をもっている方と、
生薬や薬膳の素材を買いに{横浜中華街}へ足を運びました。(おつかれさまでした!)


数店舗の中華食材を小分け販売している店を、まずは下見でどのような商品があるかを徹底チェックしました。
店ごとに品揃えがかぶるところが多いいものの若干異なります。
そして同時に生薬の相場もわかります。

購入は定番の生薬と食養生用食材
( 枸杞子、松の実、朝鮮人参、甘草{リコリス}、白きくらげ、
  はとむぎ、くるみ、なつめ、霊芝、緑豆、黒米、白芍{芍薬}、干しエビなど )



一部、買ってきた生薬の写真を載せますね
生薬1.png生薬2.png


甘草枸杞子などは手に入りやすくなったが、
ちょっと通常では手に入りづらいものもある。

霊芝は、カットしていないものが手に入りました!
かおり、わるくないなぁ。でも、ちょっとサルノコシカケ科のきのこ。
やすくはなかったのですが、これは飾りたい!!

朝鮮人参。
カットしてあるもの、少し大きめなもの、上写真のような根っこの先のもの。
様々用意され、最安価が根っこの先っぽだがそれでも安くはないのですが。
いずれ、根っこの先じゃなくて、カットしてあるものを手に入れて使いたいなぁ。

なつめ。
愚かしいことですが、
私はつい昨日まで、「なつめやし(デーツ)」と「なつめ」が同一のものと勘違いしてました。
同行した先生に『(なつめやし)と(なつめ)は、科が違う別物だよ〜』て教えてもらいました。
食べてみると非常に似ている。。。だが、科が違っていたら効能は別物。
はずかし〜。


あと、店に当帰の棚があったのだが、商品が売り切れで手に入らなかった。。。ザンネン。
こちらは欲しかった。。。


うれしかったものもありました。
白芍という芍薬(シャクヤク)が手に入ったこと。

たとえばAmazonで生薬の状態でのシャクヤクを手に入れようとしても、検索に引っかかってこない。
漢方薬として調合されたものが出てくるのみ。
メジャーな生薬でありながら入手しづらいもののひとつです。


では芍薬(シャクヤク)って、漢方でどういったポジションになっているものか?


筋弛緩作用が強く発揮されることで、
婦人科系の痛みや不快感を癒やすことは知られることです。

芍薬甘草湯。
これは芍薬と甘草を一定分量を混ぜて煎じて得るシンプルな漢方。
芍薬甘草湯は、腹部・筋肉・関節の緊張を緩和して、鎮痛します。


芍薬も甘草も強い筋肉の痛みを軽減するような筋弛緩作用がある。
ですが芍薬と甘草を別々に煎じて、別物として摂取したとしても、
筋肉痛が画期的なほど癒えてしまうことはない。
ちょっとマシになったと、鋭い人は感じるかな?
程度のこと。

ですがこの芍薬と甘草を合わせて煎じることで、
その筋弛緩作用が1+1=2ではなくなります。

3倍以上のパワフルさに効果が飛躍しますから、
こうなると筋肉が硬化したり引き連れるなどの状態を強力かつ速やかに癒やしてくれます。
そうなると、それほど体感覚の変化に鋭くなかった人でも、
「あれ、これ、いい!効いてる」ってわかっちゃうのです。


そのような芍薬について語っているYou Tube映像を見つけましたから、
関心があればご覧くださいね。


漢方エビデンスナビ・芍薬(しゃくやく)の作用について



このたび中華街で甘草と芍薬(白芍)を同時に手に入れてます。
だからこちらの2つの生薬を煎じて芍薬甘草湯を自宅で作れる。
つくりたてが最高にビビッドに漢方って効いてくる感じがある。

それ以上に、漢方薬の醍醐味は生薬を煎じているときに蒸気とともに揮発してあたりに有効成分が散らばる場にいれる。
これは韓国ドラマでホ・ジュンという医者が活躍するテレビドラマがあったが、
多くの病人が雑魚寝に近い状態で屋内にいるというシーンで、印象に残っていたことがある。
「生薬を煎じるときにでた蒸気に含まれる成分を吸わせるのだ。それで病人はよくなるだろう」
といった。
カラダを横たえていた病人たちは、ホ・ジュンの言葉の通り、漢方薬として煎じたものを飲ませることができなかったものも、よく治っていた。
たとえば炎症を和らげるための湿布薬は皮膚に貼ると薬効が経皮吸収するもので、
すると直接的に炎症ある患部の直近に貼られたところから速攻で炎症部に効いてくる。
そのような効き方があるんです。
多少うろ覚えだが、大筋は揮発した蒸気中に生薬のエネルギーが患者の皮膚から(消化器を通さずに)血に入り、
気に乗って効率よく全身をめぐるということだった。
最大のパワーをもった状態が煎じる前の生薬です。
それだから煎じはじめで揮発させたとき、生薬の作用やエネルギーがお湯にも溶け出しますが、
それが蒸気にも溶け出し含まれているのです。

通常は漢方薬はカラダに取り込むときに服用のとき液や顆粒になった薬剤を経口から飲みます。
それでは消化器の胃に入ります。
そこで消化されるのです。
すると漢方の成分が、変質変容する部分も現れます。
漢方の力をだいぶ減らすことともなります。




つまり。
甘草と芍薬を自宅で煎じるときに出る蒸気を、
体全身で浴びよう!


そのときに最も強い筋弛緩作用が現れて筋肉の炎症を和らげてくれる。
もちろん、その蒸気を浴びたあとには、
芍薬甘草湯が手元に残るわけですから。
その後にそちらもいただけてお得です。


余談ですが、強烈な凝りをカラダに秘めた方がおられました。
かなり筋膜リリースでは研究に研究を重ねてきた私でも、必死に施術をさせていただいても、どうしても返り討ちにあっていました。
その方が、たまたまむくみを医師に訴えたときに筋弛緩剤が処方されたそうです。
そちらのお薬を服用なさっておられたときに、私の施術を受けに来ていただいたとき。
いつもでは施術の下準備の鎧落としで四苦八苦だったものが、
信じられないほどリリースが進んで驚いたのです。
「するっ!するっ!」と他のお客様のように奥へ奥へとリリースできました。
その後、そちらのお客様はお医者様から処方された筋弛緩剤を取らなくなりました。
それでも、するっ!するっ!とリリースできた状態はほとんど維持できたことがわかりました。

そんな貴重な教えをいただいたこともあって、
漢方でも筋弛緩作用が得られないかと調べていたことがあるのです。


なかなか難しいことかと思いますが、
ボディワークのような施術や動きのレッスン等を受けるとき。
芍薬甘草湯を自宅で生薬から煎じて、
筋弛緩作用を全身の皮膚から経皮吸収してみるといいかもしれません。
本人も「えっ!?いつもと施術を受けていても違う感じなんですけど」となって、
カラダの改善が一気に駆け上っていけるかもしれません。

※ 効果が大きいため、一般の方では、そのカラダの変化に追いついていけないかもしれませんので。
  実施の際は、かかりつけのお医者様等のアドバイスを頂くようにしていただきましょう。






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追伸:薬膳スープつくりました

薬膳スープ.png

買ってきた【なつめ、霊芝、朝鮮人参、松の実、枸杞子など】の生薬をいれた鶏ももスープをつくっていただきました。


出汁等は入れず、具材から出る澄んだスープで味は薄め。
鶏ももの甘みなどがほんのり。

やさしくカラダに染み入るよう。

その日の夜は、いつもの3倍も深く寝れた〜と実感しました。
定期的にいただくことができれば滋養強壮がはかれるのもうなづけます。


今回知ったのは、
霊芝の石づきをカットしていれました。固くてこれは煮込んでも食べられません!
朝鮮人参の根は、煮込むとやわらかなかんぴょうのようで、そのままいただけます。
あとは枸杞子は、煮込むとフルーティーになっておいしくなるので気に入ってます。
posted by スズキ at 18:08| Comment(0) | アダプトゲン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月16日

とにかくセルフで効果絶大、ヘッドマッサージで、頭皮を軽く(べん石温熱器の利用)



べん石温熱器の活用で頭皮がやわらかくというのはかなえられてきたのです。

そこをさらに進化させたい。

で、かんがえたのは、一点で加熱するよりも二点で同時がいい。

いままでは、二点の頭皮への熱刺激をするために、二本のスティック型のべん石温熱器を利用。

べんせき.png
すると両手をフルに使う必要があります。

そこを片手でもできるようにと考えました。




ちょっと小さめなべん石温熱器を2本、手に入れました。

こちらだと片手で2本、もてるんですよね。

そして頭部に当てようとすると、頭部曲面をそれぞれがとらえてくれて最高にフィット感がいい。
首後ろ、頭皮部などは、感覚としてはただ手を首や頭に乗せるだけの感じだけど、
3分ものせておけば、信じられないほど当たっていた部分が緩められているんです。
じっと当てているだけのつもりでも、呼吸するときの動き、ちょっとした動きが作用してリリースができ、
それが2本のべん石温熱器のヘッドがフィットする感じが強いほどしっかりしたリリースが起こるんですね!

hasamikomu.jpg
posted by スズキ at 10:07| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月15日

骨盤前傾(左側)と骨盤正常(右側)の違って見えるところ




前後彎曲と正常 1 PING.png

【骨盤前傾の度合いをセルフでチェックできるポイント】


1,骨盤の前傾があれば、腸骨上端と肋骨下端の開きが狭まります。

骨盤が前傾しているケースでは、腸骨の上端と肋骨の下端のスペースが狭まります。

ただしい骨盤の位置では腸骨の上端と肋骨の下端には握りこぶし大のスペースが空きます。
それが骨盤前傾のときは、その傾斜や腰椎椎間板の狭まり方にもよるが、
腸骨の上端と肋骨の下端に指が1〜2本ほどのスペースしか空いていません。



前後彎曲と正常 2 PING.png

【 骨盤の前傾が正されると、年齢に関わらず身長って伸びるんです 】


2,骨盤が前傾すると、身長が低くなります

上図をご覧いただくと、
左図の骨盤前傾状態は、右図の骨盤の正しいものより頭部の頂点の位置が低くなっています。

私どもがお客様の施術をしているときに、言葉がけをするときがあります。

「身長があとだいたい○○センチくらい伸びるような気がしますよ」

これは見方を変えれば、骨盤前傾の傾斜度を読んで、どれくらい頭頂部が低くなっているかのイメージが把握できるということ。

施術を定期的に受けに来ていただいているお客様に対しては、
どのようなペースでどれほど骨盤の前傾状態から脱却できているのか。
その変化が手にとるようにわかる。
そういったときは、伸びる背丈の量を少し抑え気味にいいますが、
確かに伸びてってると健康診断で言われてうれしかったというひとが出てきます。

posted by スズキ at 17:00| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

筋膜リリースのボディワークの真骨頂。 体軸の正しき垂直を得て保つためのサポートが得意なんです。

以下の2枚の身体の垂直性を表した画像を御覧ください。
左右の絵の違いを、よく観察していただけましたら幸いです。


アライメント.png

骨盤のアライメント3.png


詳細説明は省きますが、
アライメント(体軸の垂直性)が構造上乱れずにまとまっていることが健康の基本と考えています。



それは、たとえサプリや漢方や心理学や様々な健康増進を試みるためになされることも、
体軸の垂直性が崩れていては、人体という構造体が支えの力が弱い脆い状態にあります。
そこからの不具合は見過ごしていいものではありません




構造体の弱さをたとえるなら。。。
1000年の月日を立ち続ける五重塔には心柱がある。
心柱とは、五重塔の中心を上下に貫く大黒柱。

五重塔という建築物は大黒柱が重力線に貫かれた垂直さがあれば強度が高く、
地震や風雪や嵐などの殴りつけられるような外力がかかっても、
心柱がしなって力を逃し、倒壊しづらいように作られています。
こちらが通常の強い構造体で構成された五重塔です。

ですが、もしその大黒柱が、
くの字に曲がり、傾斜して設置されているなら、どうでしょう?
嵐や台風の風雨に、地震にあえば倒壊の恐れがあります。
それどころか外力の作用などなくとも、
くの字に曲がった柱自身にかかる屈曲の内角にかかる圧が高ければ、
くの字の曲がり部位に亀裂が入り、やがては柱が分断されて倒壊することになるでしょう。
こちらは問題の弱い構造体で構成された五重塔です。
地震や台風のある日本では、1000年、垂直設計に誤りがある状態の木造の建築物が持つわけはないのです。
早々に、ふしぶしに様々なトラブルや問題が多発することとなり、
それを大黒柱の垂直性事態が改善なされずに対処するなら大変な作業を強いられるのは目に見えています。



それでは。

あなたの大黒柱といえる脊椎の連なりは、いかがでしょうか?


強い構造体の五重塔のようでしょうか。

弱い構造体の五重塔のようでしょうか。





以前、五重塔での説明ではイメージがわかないという方がおられましたので、ダメ押しの例えを続けさせてください。

雑誌や新聞紙を廃棄するときに紐でくくって回収場所に持っていきます。
そのときの紐のくくりが丁寧に上下の際が揃えられ安定的にしばられたらもっていきやすいですよね。
対して、そのときの紐のくくりが弱かったり重ねた本の上下がいくつもずれたまましばられたなら
運んでいく途中でバラバラになるかもしれません。
垂直軸が正されていなければときは、
内部の位置がずれることとなります。


紐でのくくり方が悪い状態を人体ではどういうことかと考えてみましょう。
お腹の中にある内臓が正しい位置にいられません。
すると手足の付け根のコリがあらわれてしまう。
そういったコリの部分にはリンパ節があリます。
そして内側に血管や神経も通っていて、
その通りを停滞させることにもなります。
やがては自律神経にも影響の色濃く出る経脈にも異常をきたします。

こういった状態が健康体であるといえるわけがない!



私は、そう思いますが、どうでしょうか?



ボディワークのなかでも筋膜リリースは。
当初、骨格上の構造体を正しき場所に配置させるというのが、
主なシゴトでありました。
そのように導くことにより、
上記で述べたような内臓部のズレや血やリンパの液の流れの阻害を和らげることにも意識を向けます。
それによって、その方自身が持つ、自然治癒力を発揮しやすくするという考えです。




骨盤の傾斜状態をチェックすると、体全体の構造体としての強度が見えてきます。
(実は頭の位置と傾きが骨盤の傾斜にリンクしていて、対面した瞬間に骨盤の前傾度や左右の傾斜や回旋などのおおよそがわかっています)

骨盤のアライメント2.png

それぞれの骨盤の矢印の方向を観てください。

まずは左図ですが、
前傾した骨盤では腸骨が前へと傾斜していますね。
それにより脊椎の腰椎椎骨部は前方へ過剰な反りが出てきます。
チェック方法としては、尾椎の位置が体軸の垂直線から後方にずれている点。
または腸骨と下部肋骨との隙間が狭まり、指の太さ1〜2本ぶんにとどまっているかもしれません。



少しだけ詳しく様子を観ていこうと思います。
骨盤底筋の上に内臓を立てに積みあげることもできず、
腰椎の前反による消化器等を腹の前に押し出している。
骨盤の上に要領よく内臓を置くエリアが上下にしっかり確保できている右図の正常な骨盤とは違っています。
内臓は全体的に下垂(胃下垂等は顕著)しますし、
へそ周囲が硬い状態となり腹診で問題ありとされるでしょう。
骨盤底筋の緊張が強いようなら横隔膜の作動も制限されてしまうので、腹式呼吸が理想的にはできなくなります。
その他。。。


実際には長年かけて芯にはいった抗重力筋の凝りの異常は本人は、それに対して気づきづらい傾向にあります。
バレエ等の体軸の正しい垂直性を意識しなければ成り立たないことをなさっておられる方は別ですが、
起立筋含め体幹を立てて垂直を保つための筋肉群は、カラダの前面にある触覚神経等の感受性の10%も持ち合わせておらず、
自身では気づかないまま強固な起立筋の内奥部の萎縮があっても、そのことに慣れ親しんで、違和感を感じずに過ごしています。


芯に入った抗重力筋(カラダを重力に抵抗して立たせるための筋肉群のこと)は、異常なまでの緊張が深部にあっても気付かない。
ただ抗重力筋の表層筋部分に凝りがあると、それは張りとして不快感を感じることがあるのですが、
中間層より深い部分は特に感受性が弱くなるよう作られているため、現実的な不具合を含んだ状態でもそれに気づけないのです。
それにもまして体の前面なら自身の目が届く範囲ですが、
背中になると目が届かない疎遠なところという印象が無意識に持たれがちのようです。


私が施術の前後でお客様に立ち方をお伝えするとき。
正常な骨盤の位置へとポジションを変えるように導いています。


ですがお客様の背中の起立筋や骨盤を囲む臀筋などが萎縮したままでは、
正常な骨盤の位置になるためには苦戦するでしょう。
それができたとしても不完全な立方という状態です。
それも一瞬芸で終わり、姿勢は元あった不具合状態の通りへと崩れるでしょう。

そういうこともあるため、理想的に立つことが叶うような筋肉の状態への手助けを受け入れることが確実な成果を得るためには、
効率の良い場合が出てきます。
自分の歯を自分でドリルをもって治療するのは歯医者さんでもむずかしいのと同様に、
自分の目で観て、指で触って、状態を正確に確認するのがむずかしい自分の背中の抗重力筋をただすために、
ボディワーカーの施術を受けていただくこと。

そうしていただくことで、状態の改善への時短かつ確実に上に向くステップを踏めるということがあります。



これは施術をする先生の施術のPRのようになってしまいましたが、
もし、背中の深層筋を緩めることができる先生を見つけた方がおられれば幸運だと思います。

その意味は、下部肋骨の11番・12番のような骨折しやすいところに根付いた凝りの根深さが誰にでもでてしまいやすいもので・・・。
あとは胸椎と肋骨の隙間の凝りは、側弯が傾向としてあれば根強いし、その部位へいたる隙間に入って解くことは困難です。
最近私も刮莎型のべん石温熱器のおかげでアプローチが進むようになりましたが、指先等ではまったく歯が立たないのです。
それに腰仙関節部分や頚椎第一などの詰まりが、もし、根深いものであったならば、そういったさいのリリースは、
ときに容易なものとは言えず、危険性を適宜十分に配慮して手を尽くすものとなります。
ちなみに骨盤が前傾してそれが慢性状態であれば、仙腸関節のズレも含みますが、同時に仙腸関節以上にときとして根深い位置に隠れた腰仙関節には、多くの施術をなす先生方も苦慮することがあるでしょう。

私もべんせき温熱器を使う前に腰仙関節に当たっていたときは、強めの圧を用いての90秒以上の持続圧をかけるようにしていました。
それでもだいぶリリースは起きるものの、戻りが感じられて不満があったことを思い出します。
対して、いまは、腰仙関節部分に事前にべん石温熱器で患部に注熱しておき、解くべき組織に柔軟性を高めていくようにして、
圧をかけるときの痛みや不快感の軽減をはかりました。そして患部への特別な注熱のやり方を研究して成果をだせるようになってから、
このような大事な部位への施術成果が後々まで続く期間が跳ね上がったのです。



実は、その跳ね上がった改善によって、一部の施術パートを割愛する事ができていました。

以前は施術中に仰向け寝のタイミングで背中にホットストーンの敷石をしていたことがあります。
それは背中側の起立筋や骨盤を深く緩められた状態に変えるために最高に効率がいいことがわかったからです。
最近ですが、その背中の起立筋群へのホットストーンの敷石を割愛しているのは。
理由はシンプルです。
現在、リピートしていただいているお客様の施術をしており、
すでにそのお客様は幾度か背中の起立筋が深々と熱が通って、
骨盤を正しいポジションにもっていけるようになっています。

昨今のべん石温熱器の使い勝手が大幅に改善したからということもありますが、
それだけではありません。

そのお客様自身が立ち方を自身で真摯に模索すればそれがかなう能力が持てた。
それは何度もの施術をお受けいただけていて、
毎回、毎回、深くカラダの芯に施術前とは違うよう変化なさられたからです。
なので、もう背中のホットストーンの敷石は、このアフターフォローのお客様には必要なしと判断できたときに、
それを割愛していたのです。



立ち方を変えることとは、いままでの強固な習慣性から抜けるという難易度の高いものであり、
なかなかそのところとの戦いに勝利することはむずかしいのですが。。。
そのようななかでも、

私がお客様に対して直接言葉で「かなりカラダが安定しましたね!」というときには、
私の力を借りて垂直に骨盤や脊椎を立たせることもできますが、
自力でそのような方向へと向かおうとしている様子が伺えます



 ^^)



posted by スズキ at 16:03| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

久々すぎの皮脂腺内の老廃物をデトックスしました (遠赤外線サウナ<スマーティ>を利用して)

一昨日前と昨日。

遠赤外線が多量に照射されるスマーティという、
お一人様用サウナに入ってみました。



私の自宅にある、こちらのサウナ。



体内には重金属がたまってるらしいです。
重金属は皮脂腺にも蓄積し、皮脂腺からの汗とともに体外へと重金属は排泄されるようです。

で、こちらのサウナに入って、がっつりと汗を多量にかくと、
通常の蒸気で温められたサウナではかけない質の汗が出てくる。
それがまさに皮脂腺から重金属を伴って体外に排泄される汗なのです。
(※ 【岩盤浴】も<遠赤外線を体内へと放射できれば>皮脂腺からの汗が出ます)

まぁ、皮脂腺からの汗を観ても重金属等がキラキラして目に見えるわけじゃないので。
フジカというスマーティのメーカーが出しているデータを信じるしかないわけですが。

皮脂腺からの汗は、通常の汗とは違う質の汗であるのは確かです。
スマーティに入って先程、汗を染み込ませた大量のタオルを二槽式洗濯機で洗濯をしていたら、
洗濯槽の水は粘り気が強まりにごりがでし、洗濯用洗剤が入った水でさえねっとりして来ます。
皮脂腺の汗を吸わせた衣服を洗濯しなければ、こういった洗濯槽の水は観たことがありません。


不摂生後に体内の酸化度が高まっているなら、重金属等もたまってやいやしないか?
重金属以外には排泄すべき老廃物や排泄物も皮脂腺内の液に溜まります。
もちろん老廃物や排泄物は酸化していて、
体質的に細菌やウイルスが大量増殖するときには、そうなるための餌が必要で、
それがそういった酸化による濁りなのです。


カラダの症状に重症度が高い方のスマーティでかいた汗を観たことがあります。
がんを患っている方の汗です。
そのときの汗の粘度や濁りや色は、健康な方の汗とは異なる質であったと感じました。
私自身から出た汗の様子は、そこまでの汗ではなかったものの、
いままでスマーティに入ったときに流した汗とも異なると思う。



私の急性副鼻腔炎という、いままで体験したことがなかった免疫が低下した状態が見えた気がします。



こういったことは、スマーティのような機器を利用しなければ体内の現状を把握することができませんよね。
そういった機材は一般的に自宅にあるという方は少ないものの、がん治療を目的として購入なさる方は多く、
体質改善の目的で定期的にご自宅ではいっている方も少なくないようです。




■ 皮脂腺内の重金属を含む排泄物のデトックスをするためには


まずはスマーティに入る。
汗のかきかたや汗の質をチェックすれば、
体内に蓄積された皮脂腺内に停滞した老廃物や排泄物の様子がわかる。
それがわかれば、適量、スマーティに入って、徐々に汗の質が変わる。
その汗が、粘つき濁った皮脂腺の汗から離れた状態になるまで入ると。
肩や首、背中の張りやコリがめっきり減少しているのがわかるだろう。

相応の観察力がなければ見えてきませんが、わかれば体内の状態が読めます。
中医学診断にはないチェック法ですが、体質を変えるデトックスとなります。
断食や食事法など様々なデトックス法がありますが、
皮脂腺内の重金属を含む老廃物のデトックスは、’
たぶん盲点のような気がします


スマーティに入って、存分に皮脂腺からの汗を排泄したら出てくる汗の質が変化していくのです。
その変化は言葉で言うのはむずかしいですが、臭い、色、濁り、粘度、などが明らかに変ります。
それで「皮脂腺内のデトックス、完了!」として受け取る事ができます。



二槽式洗濯機に入れた皮脂腺の汗を吸ったタオル。
そこに染み込んだ汗の様子が洗濯時の水に現れて、よくそれを観察するなら、
体内に含む老廃物や排泄物の様子の変化がわりますから。
それも自分で洗濯をするときには、
有益な体質を知る観察対象にしていいでしょう。

本当に通常の汗染み汚れ以上に、皮脂腺の汗の汚れは落ちないんです。
なので通常は一度のすすぎで済むが、2度、3度のすすぎをする時も。

体内では全身に分布する皮脂腺が脂溶性老廃物や重金属をためて体内の血管内など
代謝ルートにそれらを流して体内で悪さをさせないための隔離層が皮脂腺です。
だからある程度の量の老廃物の隔離はしていて当然でしょう。
ですが長い期間をかけて皮脂腺内にて隔離する量を超えた老廃物が蓄積したら、
皮脂腺内での隔離で間に合わない分は、体内の代謝へと回ってしまうのです。

それは大変に酸化度の高い老廃物です。

ウイルスや細菌は、そういったものを餌にして増えるわけですから、
それらの増殖の歯止めが現状の免疫では効かなくなる事も出てくるはずです。

そうなってしまう素地が、多くの細菌やウイルス等の影響による体調不良を起こした方々にはあるようです。


強烈な遠赤外線を浴びることができるサウナ等で、
定期的に皮脂腺内のデトックスを。

お勧めです!
posted by スズキ at 11:57| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月14日

「べん石温熱器の購入をついでにしてほい」というついで買いをお願いされたときに、快諾できないで申し訳ないです。その理由は。。。

「べん石温熱器、僕もほしいから、注文、代わりにしておいてよ」と頼まれることがあります。

日本国内の医療品取引ができるショップでのついで買いだったら「OK!」と、代金を立て替えて注文しますが。
それが中国国内のショップとの取引になると、事情が違ってきます。
申し訳ないことですが、快諾できずに口ごもっていることがあります。


そうしてしまう理由は。。。



単なる私の被った取引トラブル、グチのようなものとなりますが。。。2ケースほど、あったことをお伝えします。


【 CASE 1 】

中国からべん石温熱器やめずらしい形状のべん石のかっさを購入しています。

届くことが多いものの、残念ながらということもだいぶあります。

注文を受け付けましたという連絡をうけて、楽しみに待っていた。

すると「在庫ないからキャンセルする」と連絡がきました。
在庫ないなら仕方がないと思い、購入を決めたサイトに再度アクセスすると、
私が注文したときの倍の値段に価格を変更して在庫ありとされていた。

どうやら中国のショップは、もっと高値で日本人なら買うだろうと反省した。

それで受注している私の注文をキャンセルで蹴って、新規価格で勝負に出たようです。


品物を向こう側からキャンセルしたのだが、
注文時に支払った代金が返却されない。。。

聞く耳をもたない取引相手とのやり取りは
感情をすり減らすだけで無益になるだろう。

忘れよう・・・。



【 CASE 2 】

新型のべん石温熱器を中国国内のショップへ注文をした。

それから3週間経過した。

すると、商品は出荷したものの税関が通らなかったようで送れなかったという。
そのときの商品はどこにいったかわからないそうで、もしかしたらつくだろう、というが。
他で取引しているショップからは、通常、正常に送られてくるので「おや、おかしい」と。

中国のショップからは「再発送するから、しばらく待つように」と連絡がありました。

そして再発送したものと、もともと届くはずだった両方の商品が届いたときは、
両方をお収めくださいという。

そろそろ1年経過しましたが、まだ収められずにいます。。。


きっと先方に、もう忘れられているのだろう。
だったら負けじと私も、
忘れよう・・・。




そんな取引経験が普通にあるのです。

日本だったら、ありえないことも、ときどきあるんですね。


そんなことがあると、気軽についで買い注文をしてあげるのが難しくて。。。
そうしてあげても、
取引がうまく行かなければややっこしいことになるに違いない。
高額なべん石温熱器なわけですし、
届いた商品が初期不良だというときもある。
注文した機種とは違うものが届くこともあった。
アフターサービスはないものと考えたほうがいい。
メールでやり取りするうちに、高額の修理見積もりを持ちかけてくる。
だったら新たに買ったほうがマシだ。。。

そこまでいくと、中国ショップとついで買いをしてあげた方の間に挟まれて、ややっこしいことになる。

私がトラブルにあったときは、
最後には、感情をすり減らすのはもってのほかと、
「忘れよう・・・。」で、そこのショップをブラックリストに載せて再注文はしないようにするので終わる。
そうやってあきらめて次に進むわけですが、
ついで買いを頼んだひとには承服し得ないという想いに駆られることもあるだろう。


そうなると、私が板挟みになって、ほぼ責任が重くのしかかってきますよね。


私も、べん石温熱器のすばらしさがなければ、
なんだかややっこしいことになるのはゴメンだと思ってしまうでしょう。

ただそういった面倒があっても、べん石温熱器って手に入れたくなるほど魅力的。
他に同様なレベルで働く機材は私の施術ではありません。

これがなくては、今の私の施術は、もう、成立できません!!

いずれ、べん石温熱器の気の停滞を流せるようにし、瘀血(おけつ)の蓄積に揺さぶりを有効なパワーが体内を駆け巡る。
そうなることでカラダの内部の書き換えができる有益なツールとして扱えるようにまで、その機能を引き出すのが夢です。
そうできたら体内の病巣に、やさしくも力強く作用させる事ができるでしょう。
日夜、その可能性を見出すべく研究しているところです。






最後に。
すでにべん石温熱器をもっている先生方もいますから、
その先生方からでる完動の中古品が故障リスクもないですし、
中国からいれると3週間以上の待ちがでてきますが即納入してくれるでしょう。
だからヤフオクやメルカリ等で先生方が出品していたら、狙い目だと思います。
posted by スズキ at 19:28| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

べん石温熱器の孫の手。「棒灸」にまねて

べん石温熱器。
先日は、べん石温熱器の持ち手の柄に、
テニスやゴルフなどで利用される滑り止め効果を狙い「グリップテープ」を巻くといいとお勧めいたしました。
キネシオテーピングでべんせき温熱器を巻く.png

グリップテープはもう、私には必需品です。




セルフケアをべん石温熱器ではどうもちいるか。
背中とか、一人きりでは手が届かないところがでてきて口惜しい。
べん石温熱器を自身で購入したお客様や先生から質問が来ることがあります。


私も、自分の背中などをピンポイントで温めるときは、孫の手のようなものが必要だと思っていました。



そこで、お灸の世界には「棒灸」があることに着眼。


棒先にお灸効果のだせるヘッド部分をもうけて、背中等にもお灸をすえるというものです。
操作がなれてみると、背中に灸をするにも手首には無理な負担がかかりづらく、快調に思ったところに熱刺激を届けられます。
具体例は下図のようなものですね。

棒灸.png


ならは私も自作しようとかんがえ、
武蔵小山のダイソーにでかけまして。

すべての階の、転用・流用できそうなものがないか、検討しました。

たとえば、キャンプのときに料理をつまみあげるような「トング」はどうか。
脳内シミュレーションでは悪くない選択だと思いましたが、持ち手の長さがもう少し欲しく断念。
工具売り場で、ものを挟み込んでグリップし固定できる製品があり、こちらはべん石温熱器の柄を固定するのにいい。
だが意外に大きさがあり、その点が、ネックになるとボツ。
他も多く見て回ったのですが、商品かごに入れるほどのものはなかったのです。

出直そう思ったのですが、トイレ掃除のトイレスポンジを買う予定を思い出し、
そこで「トイレブラシ」を見つけました。
形状と軽さから、もしかして使えるかなと。
でもトイレブラシじゃかっこ悪すぎだろうと失笑。

ただもともとトイレスポンジかトイレブラシを買う予定だから買って帰りました。


結果。
かっこ悪過ぎとの批評の声も聞こえてきそうだが、
未使用トイレブラシにスティック型べん石温熱器をつけた試作機が誕生。



べん石温熱器に棒設置.png

棒部分はシリコンシートを巻きつけて、どこでも持ちやすく、滑りにくくした。
べん石温熱器のヘッド部分に出っ張りがある機種を選び、そこを引っ掛けて安定した圧をかけ続けられるようにした。
固定には、試用で輪ゴムを。ただ輪ゴムだけでは不安定すぎますし、劣化が早々に起こるので、
リュックサックの背負子の部分同士を胸の前で止める紐があまっていたため、こちらを転用ししっかりと固定した。
そういった工夫を足し算して作りました。



お手製の棒付きべん石温熱器の使用してみた感想です


施術者がお客様に対してべん石温熱器をもちいるときには現在のべん石温熱器のままの形がいいのだが、
一転して自分で自分の背中にべん石温熱器の刺激を加えようとすると握りづらく、押さえもききづらい。

そのような悩みが、これで一気に解消できた!!


トイレブラシが軽くて持ちやすい。それを扱うのには力もいらず、楽しくなるほど、快適に使える!


べん石温熱器では強圧させなくてもいい。
目的の場に軽く密着させて当てておくだけでいい。
そうなると軽いのが正義だと思えるほど、
使っていてストレスない。
トイレブラシの全長が41センチ。
長さがあるため、背中側のカバーできる範囲が広いのもありがたいものでした。


総評として
人に見せるのは恥ずかしいが、実用面では優れている。
特に頭部刺激が楽、首の後への刺激も楽、背中の刺激もまぁまぁイケてる。
当初の予定を大幅に超えるほど、使い勝手が素晴らしい。




これでセルフケアにべん石温熱器が使える部分が大幅に広がりました。
スティック型のべん石温熱器をお持ちの方々は、
ぜひ、騙されたと思って作ってみてくださいね!!




posted by スズキ at 10:29| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ようやく急性副鼻腔炎、消えました 。 お客様には、たいへん、ご迷惑をおかけいたしました。

みなさま、お元気でしょうか。

私ごとですが、先月に左副鼻腔に対し急性副鼻腔炎を患いました。

日に日に改善がみられていきました。

ただ朝方に目覚めると左の鼻だけが詰まっていることがありました。
鼻をかむ回数は減り続けましたが、
副鼻腔の内部的にまだ細菌がくすぶっているのでしょう。

慢性副鼻腔炎のお客様から「副鼻腔炎はしつこい!」とお伺いしていましたが、ほんとですね。



ただここ5日間は寝起きの、左鼻の詰まりも消失。

ここに至るまで11月初旬から12月中旬という長い時間がかかりましたが、これで無事におさまったようです。



今回の急性副鼻腔炎では、多くのことを気づかせてくれました。

・体質が酸化傾向にあったこと
 食事を見直さなければならない(現在、見直しを断行中)


・抗生物質の服用で免疫が急激にさがったとき、一番弱いところに症状がでる。
 気候の乱高下で体調を崩し風邪ぎみだった下地があれば、それでも引き金になる。
 8年ほど前に耳鼻咽喉科医院で調べられて状態の不具合は聞いていたが、真剣にそのときに対策をとらなかった後悔があった


・慢性副鼻腔炎のお客様のために調べていた対策法があり、
 慢性期に入っている方に対しては非常に残念だがそれでは不十分な対処ですが、
 急性期の副鼻腔ではまだ細菌の感染により根を下ろした状態が浅く、幸いにして効いた。

 ※ 1.経絡を調べ、異常経絡から改善すべきものを知る。肺にくわえ胃、脾、肝など。
     
   2.定番の膀胱経、起立筋上にある兪穴から気を加える。べん石温熱器などべん石がフル活用。

   3.お薬は市販薬も含め用いませんでしたが、免疫向上のためビタミンCのサプリのみ、いただいておりました。

   4.あとは、よく休息をとるのみ、心がけていました。


・自分で脈診等から情報を適正にキャッチできて、どの程度の病状で、なにを原因と考えうるかなどを判断する事ができていた。
 それは大海原を航海するときに羅針盤をもっているようなものであり、進む方向や進む距離など、わかりなが進めたこと。
 中医学の先人の知恵に守り教えられたことで、気持ちの焦りが膨れ上がることがなかった。
 精神的余裕は大きなアドバンテージとなり、休息をとるときに心配なく休めたことは大きい。

 ※ だれもが中医学診断の基礎・入門をなさっておれば、カラダからの情報が見える化できる。
   正体が見えなければ不安が増強するが、見えていればするべきことがわかって粛々と積極着手できる。
   そういうシーンが得られることもあるのでしょう


   知は力なり、見えてなければ行動がぶれますが、見える化が行動を最短にしてくれるのです。

   ただそういった知識を体調の悪くなったときに本を見て勉強するのでは遅い。
   中医学診断の全体像をかいつまんで学ぶだけでも多大な時間がかかるのです。
   健康状態が良好なときに一通り学び、頭に叩き込んでおくべきだと痛切に感じました。
   あらたに中医学の教科書を読み込んでいきたいと、モチベーション、急上昇しました。

   いざというときのセルフヘルプに、中医学診断は頼もしい。実感しました。


   ただ、忘れてはならないことですが、
   ブリキのおもちゃがこわれた部分や仕組みがわかったとしても、
   ドライバーで分解してペンチ等で問題箇所を曲げ伸ばしして修理が行われるわけです。

   中医学診断がよくできて状態がどうなっているかが見えていたとしても、治療に繋げられなければ役に立ちません。
   今回はべん石温熱器などの「べん術」が、治療としてフル活用できる状況にあったことが勝因でした。
   「知と技の組み合わせ」これがあってこそ、効いてくるんですね。





   余談ですが。
   中国や香港、アメリカ等では中医学等を取り入れるようなセルフヘルプの工夫がなされています。

   理由は日本のような健康保険制度がある国が稀で、病院にいくとすべて自費です。
   ちょっとした風邪で数万円が請求されます。
   さらに重い病状であれば、医療費負担はかさみます。

   アメリカにいる同業者の知り合いは緑内障をわずらってます。
   いつ何時、手術が必要になるかわからないため保険会社と緑内障手術時にかかわる契約をしておられ、
   毎年、多額の保険料を支払っています。
   興味深いところでは、ベテラン医師が手術を担当してくれる権利を得るには保険料金が高くなる設定があります。
   医師になりたてで手術経験がないか少ない医師が担当につくときは安めの保険料が設定されているそうです。
   知り合いはいざというときに手術でミスられてはたまらないということで、多額の保険料を払い続けています。

   そういう環境で生活するには、セルフヘルプが重視されておりますので。
   健康維持や促進のための効果が高いとわかったものには敏感で、大勢が積極的な取り組みをして行くわけです。



   私ごとですが、急性副鼻腔炎を患ったとき、病院にいって治療を受ける選択肢もあって、
   そうすることで安全・安心・効率的な治療を受けられるでしょう。
   ですが中医学等を学びセルフヘルプで対処している他国の方々に習い、私も勝算は感じつつも、保証なし。
   病中に頭をフルに使って最適な対策を順序立てて組み立てて、それらを実行へ繰り出し続ける。
   

   最悪の急性副鼻腔炎にかかった1〜2週間を乗り切ったあとは、不安な点もみあたらず順調に上向き続けました。

   そういった幸運な結果に終わりありがたく感じております。

   また施術中は、気を張っていつもと変わりない仕事を心がけておりましたが、
   途中でティッシュで鼻をかむようなお見苦しいことを見せて、ご心配をおかけいたしましたお客様に対し、
   こころからお詫び申し上げます。

   日頃からの体調管理、それができてないからこうなったという失敗例を自らブログでさらしたというのも、
   今後、同じようなことを起こさないようにするという誓いの意味で書かせていただいておりました。
   それらお見苦しいことをお見せいたしまして、大変申し訳ありませんでした。



   ボディワイズ
   鈴木政春
posted by スズキ at 09:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月13日

「べん石の概説」と「べん石が活かされるようになってからの施術上での対応力の飛躍があった」といううことについて。

■ べん石って?

書棚前のべんせきのプレート.png
<<書棚前に飾られたべん石の円形プレート>>


最近、私のブログにべん石温熱器のことが多く取り上げられています。

ずっと前にべん石とは、、、と解説を書かせていただいた記憶があるのですが、
私も、それが3年以上前のことで、どんな解説をしたか忘れるくらいですから。

それで改めてべん石の概説をさせてください!



【 べん石の解説 】

中国の伝統的四代医術の一つで、針灸、刮痧、按摩などの前身です。
今も中医学の古典でいて学び続けられている「黄帝内経」に、
べん石を当時の有用な治療道具だと語られていることからも、
医に対しての接点が深い特殊な石と言えるでしょう。

ベン石は産地が中国山東省泗濱のみ。他の地域では産出されません。
その理由は、かつて泗濱に隕石が落下した際に、地表の石を溶かし隕石の成分が混じったものだからです。
隕石に含まれるチタン、クロム、マンガン、亜鉛、ストロンチウムなど、多種の珍しい元素を含んでいることが判明しています。
(ベン石の成分を分析を中国科学院地質研究センターがおこないました。調査上のデータはネット上にも一部公開されています)
べん石以外の鉱石では、そのような人体に含まれるものと同様の多数の微量元素を含むものは存在しないと言われております。
べん石が唯一。


ベン石が身に当てられ肌が擦れたときに、
微量元素からの人体に共鳴する周波数帯によく馴染み、
他には人間の耳には聞き取れない超音波をふんだんに発生しております。
そして特殊といえるような遠赤外線を発し、人体の芯を温めてくれます。

上述したべん石の持つ人体に影響する作用により、
べん石を身に付けることにより、血液循環と新陳代謝、細胞の活性化を促進する効果があるといわれています。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



■ 以下は私の個人としてのべん石温熱器を含め、べん石への感謝と効能の実感について

私にはべん石以外のパワーストーンは、効果効能を語られても実感できないというものも多いように感じます。
ですが、べん石は私個人の体験に限ってのことで語らせていただくものですが、
そうした効果効能について明らかにすぐれた力を発揮する様子が見られているのです。

それは施術上で実際にべん石はべん石温熱器として、刮莎型等の多数のべん石の道具をもちいるようになって、
明らかにべん石を使っていなかったときには比べられないほどお客様のお体の変化改善を見つけられています!



べん石温熱器の利用をして、いやぁ〜、これほど優れたツールって、いまだかつてあっただろうか?
私はお客様以上にお客様の変化を客観視しています。
お客様のお体の変化改善を目の当たりにして、熱狂しているのです。

べん石に対しての信頼性を深めています。
べん石以外のパワーストーンの効果効能通りに語られている迷信のようなものではない。
黄帝内経にて、医に馴染むのがべん石だと語られているからといったプラセーボではない。
その優れた実用性の実感が、他のものとは一線を画するものなのです。
それで惚れ込んだため、べん石の製品を多数入手し調査してきました。
かなりの出費だったが、それぞれがかっこいいと唸るような使い勝手があって、
施術の引き出した、あらたなべん石を手に入れるごとに続々と増して行きます。



私は、べん石にかかわって施術のやり方を一新させて再構成させてきました。


べん石による温灸効果と超音波にかかる興奮しすぎた炎症を弱める力。
それにより頸部の芯(裏)に入り込んだものに手をのばすことができた。
腋下の上部肋骨の周囲の強萎縮という炎症部への効果的なアプローチが叶えられた。
他にも、以前なら一切有効な手段がなかった重要でいて危険な部位に手が出せるように変わってきた。
どちらの治療院へいかれてもうまくいかず、
私のほうへ足を運んでもそこそこだったお客様がいました。
そのようなお客様に対してべん石による深部の動脈血の流れを停滞させた部位までリリースができて、
体質が安定していくような、うまく改善ならされるようなお客様が、大変増えていった。




べん石がもちいることができるようになって、目まぐるしく私自身の施術法が変身を遂げています。
その変身の旅は今も続いています。

それはべん石を用いていなかったときは深層筋を解くよう志していますという努力目標として可能な限りを解いてきました。
それは創造的にリリースの深さはかなりあったため同業の先生方も多数訪れてくれていたことからもわかります。
ですがべん石をもちいるようになったときからカラダの芯にまで温熱効果が優れて深層筋部分に届くようになり、
まさにかつての手や他の道具では裏に入った病巣にまで手が届かなかったところにまで影響を与えられるようになってきた。
わたしも最近はそうできることは当たり前のようになってきているのですが、
それができるようになったときは、ただただうれしい、ありがたい、ありがとうってべん石の登場を感謝していたんですよ。


どこぞの鍼灸の先生に「鈴木くんは、筋膜を解くんだろ?なんで、あんた、深部の凝っているところを解かないんだい?!」と言われたことがありました。
その言葉に対して、異業種故にわからないこともあるのだろうと、
あまり細かいことまで説明をすることなく、やり過ごした事がありました。
ただ、たぶんに悔しい思いがわいてでた。
「いつか、絶対にみていてくださいよ!」と心に誓いました。

こちらの鍼灸の先生がいっていた理由を簡単に説明させてもらえば次のように変えさせてください。
日々、自身の脳と能力をフルに使ってたとしても、筋膜リリースの素手での用法では、骨と同様かそれ以上の硬さになる筋膜の癒着を多数持つお客様の場合。
そちらを無理やり骨化した筋膜に容赦のない圧をかけるようなら、激痛で卒倒するわけです。
お客様が是非に解いてと言われても、未来に続くトラウマにあうことになるので、
厳しすぎないほどのことでしかアプローチをすることはできないのです。
そのような部位は、他の筋膜リリースをする先生方もはじめからリリース対象外としている。
それは筋膜リリースの教科書的な存在の書に、そのようにせよという指摘がある。





でも私自身、お客様たちの、主たる体質を狂わせる原因がそこにあると確信していましたから、
お客様の急所でそこはリリースの対象外だから触れられないといった説明をし続けたくはない。
だが広くやり方を他の先生や本や、さまざま探り続けて、自分でも自分のカラダで実験しても、
私が納得できるレベルのところまではたどり着けていなかったのです。悔しいですね。非常に。。。


いまなら、べんせきの温熱器を意図的に血管部分に配置して全身へ温熱が行き渡るようにしたり、
直接的に骨化した患部に注熱して軟化させて解けた部分を要領よくほどいていくことを繰り返す。
するとお客様は、さほどの痛みがないまま、いままででは手が出せなかったコリが引いていくんです。

他の筋膜リリース用のツールはすべて試して骨化は対応がさっぱりダメだったのが、
べん石温熱器の登場で対応する実行力をえられたときは。


一山越えられてホッとしたんです。
重かった肩の荷が降りた気もした。



その後のお客様たちの全体の体質上の向上と安定は、みな、等しく底上げされていく事になりました。
それを観て、ひとつ、やり切れた感じがうれしく感じられたんですね。


※ もちろんべん石でも、それの使い方の吟味と研究は年がら年中の研究が入らなければただの石です。
  ずっとお客様が次回お見えになられるまで、その都度その都度、具体的にこのべん石を、
  どう、そのお客様に活かすかを想像し、想定して、静かな夜にべん石を持ちながらシミュレーションをしていました。
  べん石は、いままで私が手に入れてきた独創的な施術のノウハウに乗っかり、息をし始めた感触をえたときに、
  お客様のお体の急所でむずかしい部分への応対ができ夢のように感じました。
  急所とは見方を変えてそこを直せれば最高の治療点だから、そこに手を出せることの意味は大きいのです。






気の流れを良くしてくれる石と言われています。
少し眉唾ものだとおっしゃられる方もいるかも知れませんが、
上質なべん石の腕輪をつけたら、腕につけているにも関わらず脚や膝の痛みが軽減した人がいます。

それはべん石の気が手首の経絡部から入り込み活発になって全身を駆け巡る。
それで手首から離れた足等の遠位の炎症が軽減したという理由だと推測されているのですが、
そうした経験をしているものが多くおられます。
これって、経絡体質の人は特によく実感なさるようで、興味深く感じますね。


なので日頃から健康への配慮でべん石のバングル(腕輪)をしている方もいるんですよね。


私も赤色のべん石バングル(腕輪)をもっています。
日々、身につけているわけではありませんが、がんや他の重篤な症状をお持ちのお客様の施術をするときには身につけています。
重篤な症状をお持ちのお客様に対する際には、気の高低の流れの原則で、多くの気がお客様へと流れていくことになり、
施術後に気虚の状態へと陥り施術者が体調を崩すことがあります。
私もケース・バイ・ケースで身につけていることがあります。
がん等のお客様でも、多くの気を他のものからもらうタイプの方と、そのようなことのない自己完結型のタイプの方がいます。
そこは見分けるチェック・ポイントがあるんですよね。

ちなみになんでべん石のバングルをつけるといいかというと、
簡単にイメージを伝えれば、元気という気が目減りしたものを、いまもべん石内にいる隕石の気の力が補ってくれる。
隕石が地球に落ちたときに燃え尽きず強烈なエネルギー体と変わったものの影響を、含まれる微量元素などからも実感できるわけでしょうか。
不思議に思えるかもしれませんが、私もべん石のバングルにお世話になることがあります。


べんせきのバングル.png


ちなみに、べん石には、上図のような赤褐色のカラーと黒色のものの2色あります。
赤褐色と黒色と、どちらも優れた気の循環を促進させる力があるといわれてますが、
血の循環を促進させたいっていうときは、赤褐色がいい作用がさらに増しましになるという人もいます。

個人的には、黒色のべん石が好きなのですが、写真のようなタイプの装飾品バングルは赤褐色のものしかないので。
黒色のバングルは、少し小粒のチップ状のものや、ビーズ状のものなどがあります。
ビーズのべん石は実験用に4キロほどの重量の量を買って所有しているのですが、
ビーズには糸が通っておりひとまとまりにでき、体調が問題が出てくるときは、
このビーズをホットアンポで加熱してカラダに密着させるようにします。

このブログ記事の上方の写真にあるべん石の円形プレートを加熱し、
胸郭前部や腹部に設置することもあります。

そうすると信じられないほど多量の汗をかきながら睡魔に襲われて寝てしまい、
その後に、体調のモードがクリアになってくれた実感があります。




posted by スズキ at 01:31| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月12日

「セルフワーク(自己治療)をしていれば、それでだけで十分ですか?」 それはケース・バイ・ケースだと思いますが、セルフワークやセルフケアには、盲点が入ることがあるので注意も必要です

「セルフワーク(自己治療)をしていれば、それでだけで十分ですか?」

そのようなご質問をいただくことがあります。




私の身を持っての個人的な見解ですが、
人は自信を持っていればいるほど、慢心し満身創痍になったことが数知れません。
そうしたことで悟ったことがあります。

セルフワークには、向き不向きがあるんです。
たとえカラダの使い方やコンディションを観る素養があったとしても、
それを自分一人だけの見方だけでは活かすことはむずかしい。
相応に慎重にいこうと心がける私でも、セルフワークに傾倒しすぎたとき、足をすくわれるときがあるのです。




身体操作のノウハウを学んだから、大丈夫と思っていた。
でも自分では自分のことがよく見れていないんですよね。

セルフ・ケアだけで過ごしていた結果、
ドツボにはまった。
そこからどうにかそこから抜け出たあとに自分を客観視すると、
自分の目だけでは視野が狭くなっていたことに驚かされます。


ただ私がドツボにはまっていたときと同じようなことをしている人がいて私がその方を観たなら。
「おやぁ〜。偏ったヘンなことをしてるんだけどなぁ・・・」
と倒れやすくなってぐらついている様子が手にとるように見えてしまう。
それでも自分のことになると自己邁進がわずかにでもあれば盲点が出てくる。
全体を俯瞰して観るのに、施術の仕事では慣れていても、自分自身に対してはそれを見過ごしてしまう。
だから実態把握を正確につかめなくて徐々に妄想上の自分を見て方向を観て、
修正が効きかずおかしな乱れが出てしまうのです。

セルフケアとは、現状の自分の状態にあわせて施すものです。
昨日の自分と今日の自分。
人体のコンディションは、日々変わるのが普通です。
まったく同様ということはないのです。
同じだという感覚は、そんな気がしているという思い込みの為せる技です。



たとえば、自分の状態を日が当たりよく見える状態で「客観視すること」と、「欲張ってやりすぎない」こと。
セルフケアは定期的におこなう頻度の調整をしながら、弱めな刺激を与えるようにします。
たとえば、整体院に通うのが月イチだとすれば、週イチで弱めなセルフケアを繰り返し行うことがよいといいます。
そのようにすることで安全で戻りの少ない効果的なケアにつながることもあるでしょう。
それが施術後にカラダがうまく調整されたあとを維持し促進するときは、なお、成果が高いでしょう。
それをそうわかっていたとしても、気づいたらやりすぎな刺激を与えていたという初歩的ミスをしていたり。




そういった自分の知識や知恵が活かしきれてない。

その要因を、コーチングのコーチを引き合いに出して説明させてください。



コーチングで著名なすぐれたコーチが、
セルフコーチングだけでとある会社運営を進めていたら初歩的なミスをして経営が立ちいかなくなる事がありました。
もしその優秀なコーチが、他のコーチにコーチングを受けていたら起きなかったミスだと言われています。

「自分が何をしたいのか?」

「それはどうすればいいのか?」

それらを具体的に他のコーチに引き出してもらっていたら、
経営に躓くどころか、さらなる発展さえ期待できた上り調子での状況下で起きた、
唐突と驚かれる方々も多くおられたことでしょう。私も、その一人でした。。。
ただ、おそらく経営に失敗したそのコーチ自身が、いちばん、なぜ、こんな事になったのか?と信じられなかったはず。

一人だけの視点で進むときには、
こういった事案はベテランコーチでさえよく聞くことです。

ベテランコーチが、自分でセルフコーチングだけで進めていこうとすると、
自分だけの視野や視点に限られた狭い見方、見たい傾向にとらわれすぎて、
生き物のように変わっていく変化についていけなくて実態と離れてしまう。

するとベテランコーチなら陥るはずがないと笑える単純な自嘲するようなことで、
壁を作って動けないという事態に陥っている人も、まま、見れることなのです。
なので彼らは定期的に知り合いのコーチにコーチングを受けて、
そのようなおかしな状態から抜け出していく堅実な方もいます。

私は、合理的に自分が描く成功に最短で届きたいならそうすべきだと思って疑いません。

こちらはソリューションフォーカストアプローチというコーチングのセッション内容となりますが、
問題を明確化してそれに対して何を為すべきかに絞って真剣に問い続けるコーチが目の前にいると、
容易に「自分がいったいなにをしたいのか」と<俯瞰視野>が得られます。

コーチによりなされるシンプルな問いかけですが、
大富豪や大企業の経営者や起業家が受けるコーチングセッションは、ほぼ、こういったコーチングだけなのです。


このようなコーチングを受けることで失敗が回避されたり、早々にミスに気づいて修正できます。
そうできないでいたら小さなミスの火種が、気づいたら大火事になってしまう。
それは上述した著名なコーチがなさっておられたとある会社の場合もそうだと言えるでしょう。
慢心が入りやすいセルフ・コーチングで自分を導きすぎた結果だと、私達もそれを貴重な教訓として受けています。

そしてセルフ・コーチングと同様な失敗のが、各個人のセルフ・ケアやセルフ・ワークに起きやすいのです。
ストコーマとか盲点とか、または盲点が、セルフ・ケアやセルフ・ワークにも入り込んでしまいやすいので、
気づいたらすべきことじゃないやり方と冷静になればわかるはずのことを、しちゃっていてた。
そうなると頑張っても成果はでないし、むしろ悪い結果があらわれてきて、さぁどうしようと。
迷宮に入って出てこれなくなっている。



これは、施術をする先生たちでも、ときどきか、頻繁に起きることだと言えるのです。
別にそれは、その先生の勉強不足というわけではなく、セルフワークにつきものの盲点が為せる技なのです。


そういったところを、私達、施術をするものは、他の施術家の施術を受けるときに実感します。
「あっ、自分の体の歪みってそうなってたのか、背中だとちょっとわからなかったなぁ」とか、
そのような気づきがあればセルフ・ケアの仕方は自ずとより実情にあったやり方に変えられます。
そうした過程を受け取ることができたとき、違いが出てくるのを知っていますから。

そういったことがあり、コーチがコーチ同士でコーチングを依頼して自己メンテするように、
施術者もそうすることが自分のカラダの質を維持して底上げできる必要なものと知っている。

同業の施術をする先生や動き方を教えてくれるボディワークの先生に積極的にお世話になる機会を得ているんです。
そのほうが自分のカラダを健やかにいつづけるケアになりますし、
他の先生から得たアドバイスを大切にすれば自己成長へ向かう契機にもなるでしょう。



ちょっと長い回答になりましたが、
私の個人的な考えですが、
セルフ・ケアは、全体の自分をわかっていなければ、
間違ったところに手を出したり、あっていてもそこばっかり手を出してしまうことも。




相応にすでにカラダの状態が安定しておられる方で、
目的が現状の維持でしたら、セルフケアで自分のカラダを触れて気づきを増す機会としていただければいいでしょう。

目的が現状を維持からさらなる発展にまで考えている方なら、ぜひ、施術をお受けすることをお勧めします。
施術を受けるには費用がかかります。
それに自分にあった施術院や先生を見つけるのは、並大抵の大変さじゃありませんから。
そこが見当がつかなければ、セルフケアを積極的に取り入れて行きましょう。
ただそれには私が自戒しましたように、少しでも自己を俯瞰して自分の現在のカラダに適したやり方を選択してください。





ただあまり現状のカラダの状態が安定しておられない方であれば、
目的が体質の安定とするならば、セルフケアは不向きだと思います。


特にテレビや雑誌等で聞きかじりのセルフケア方法は、あなたのカラダの状態、条件に適切に沿っているわけではないため、
負担がかかるようなケアの方法を勧められていることもあります。
たとえば、体幹の脊椎の並びに不安定さが強い状態の人に対して大腰筋を一生懸命に鍛えようとか、絶対やるべきではない。
そのような個人のあなたの体調を見えていない情報にやられてしまうと、
それでさらにカラダが悪化しても責任は一切、取ってくれないでしょう。
一時期、そのようなセルフケアをなさって左側大腰筋にへその脇や鼠径部などの部位が鋼のような硬さにしておられ、
ギックリ腰になって私のところへ紹介でお見えになられたお客様が、7〜8名おられたことを覚えております。
大腰筋をカウンターストレイン等で効果的にリリースできる先生も少ないでしょうから、私のところへおいでいただけてよかったのですが。
あまり大腰筋について知られていなかったころでは、多くの施術院ではその硬化した大腰筋が見えていなくて四苦八苦した方々もいました。
なので体調が現状で低迷している自覚がある方は特にセルフケアの仕方には、そうして大丈夫という裏付けをとってからにしましょう。

また施術院に通うには、多額の費用がかかりますから躊躇されるところですよね。
私は自腹で他の施術家の先生に見てもらうことがあるから、それもよくわかります。
ですが、十分なケア能力を持った施術家でさえ、
セルフケアをミスって、おかしいなぁ・・・と生活がおかしくなるほどのダメージをためるもの。
自分を自分で助けることには、多くの臨床を積んだ先生の見立てなどを聞くようにして、
間違った方向性に進まないような担保をしてからセルフケアに励むようにしたほうがいいでしょう。
そのようになさっていただいたほうが、いい道標をいただいて、迷宮に足を踏み込まずに前進できるでしょう。





以上、あまり具体的なお答えとはなりませんでしたが、参考にしていただけましたら幸いです。

posted by スズキ at 10:29| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

べん石温熱器の持ち手の柄の部分が滑りやすい・・・。 じゃその対策に、グリップテープを巻いてみてください!!うれしいことがたくさんでてきますから、ぜひ。 ^^)

またべん石温熱器の専門的なことになって、申し訳ないです。
べん石温熱器を持っていない方には、あまり関心がない記事かもしれません。。。
ですがべん石温熱器の購入を考えている方や既に持っている方々は、ぜひ、お読みください。
これをするだけで、かなりべん石温熱器のパフォーマンスが上がるはずです。



私がべん石温熱器を、「これ、ものすごくいいから、だまされたと思って使ってみな!」って言って、
使い出した施術家の先生もいます。
他には効果的なセルフケアの方法を真剣に考えていて私が使うべん石温熱器にヒットして、使い出した一般のお客様がいます。





たとえばでございますが、
いままでのマッサージ成果が倍増したぞと喜ばれているって報告、たくさん受けてます!!

施術の専門知識はないお客様がセルフケアをするにしても、簡単なレクチャーを受ければべん石温熱器を使ってみると、、、
いままで悩み続けてきた顎関節の痛みが消えた(※ 個人体験談より)とか、
きびしい生理痛だったのがうそのよう(※ 個人体験談より)とか。
私も副鼻腔炎が、べん石温熱器の効果的利用で収まったんです。
その他、なんで、なんで!?っていうような成果が。
驚くような成果がでてるんです。

もちろんお客様のセルフケアでは、そのような成果がでるには、
あなたの体質ではどのようにべん石温熱器を使えばよいか、
同時にどのべん石温熱器の機種が必要なのかなどがわからないと暗礁に乗り上げるでしょう。

ですが、少しずつ私のワーク中にべん石温熱器を自分の手で握ってゴリゴリと凝った肩に押し当てたら気に入ってしまって。
私どもの一定のしっかりしたアドバイスを得た条件の上、
そういった実例も聞いているうちに、それはすっごい気持ちいいことになりそうだって感じた人に、
こちらのべん石温熱器の導入が始まってます。





そして、そして。
施術家が使えば「鬼に金棒」です。

施術家の先生には私は笑顔で気軽に
「いいよ〜、これって、ハンドマッサージの5倍はリリースができちゃうっていう実績。僕は、まじめに感じてるし、事実そうだと思うよ」
と言います。
もともとホットストーンを使ったマッサージはハンドマッサージの3倍、リリースができると言われてるのです。
それだけ冷えて硬直した患部が温熱で緩みを得てからリリースを受けると、効率的にカラダの奥まで緩ませられることは知られています。
ただ通常はホットストーンを使ったマッサージでは、持ち手がついていない石で握りにくく力を容易に狙って患部に熱を入れたりマッサージでハンドリングが難しいこともあるんです。




それがべん石温熱器の場合は、はるかに使い勝手がいいんです

(1)持ち手があってハンドリングが巧みにできて力が入れやすい

(2)電熱で加熱しているため、ホットストーンが徐々に冷めて冷たくなることがない。ホットストーンが冷めると、温めた石に取り替えなければならない手間がかかりますし、常に予備の石を温め続ける手間もかかります。助手がいてほしいって思えるほど、これって厄介で面倒なんですよ

(3)べん石温熱器には、カラダの部位にジャストフィットした各種べん石のヘッド部分の形状が異る温熱器がシリーズとして取り揃えてある。そのため手の指や肘等での圧が、実質、かけられないという部位が人体には多くあるのですが、そこを画期的にカバーしてアプローチできる。ここはかつてべん石温熱器を私が施術で使っていなかった当時の厳しすぎるフラストレーションを、確実に減らしてくれている。
現在も入手したべん石温熱器の使い方の応用を進め、同時にべん石温熱器の新機種を続々と導入しています。
それによって、かつては「こんな部位は患者様のカラダに問題があってもアプローチできるわけがない」という場所も、日々刻々と、そういった部位が消滅していってる。




(1)のように持ち手があるのがべん石温熱器の特徴でいいところなんですが、
ただデフォルトのままで使うと、一般のお客様の場合は特にべん石温熱器でパートナーのマッサージをしてあげてると、
< つるっ! >って手からべん石温熱器がすべって落っことしてしまうケースがあります。


それは、けっこう頻繁に起こっているようで、
奥様がご主人の背中にべん石温熱器を当ててマッサージしてあげていたとき、
つるっと手をそれが離れて、、、運悪く、ご主人の頭にゴチン!とあたった。
重さのあるべん石温熱器の機種をもつユーザーでして、
その後、ご主人はしばらくは背中のマッサージを奥様から受けるときは、
バレーボールで味方がサーブを打つときに自分の後頭部を手で隠して守るような仕草をするようになったって言います。
おそらくかなりな衝撃を受けたんだろうということは想像することは容易でしょう。。。


でも、この< つるっ! >って手からべん石温熱器がすべって落っことしてしまうミスを、
私も一度、お客様に対ししたことがあります。。。
たいへん、申し訳のないことをいたしました。
私の使っているべん石温熱器は、ゴムを巻きつけるなどして滑り止め措置をしています。
それでも不十分だったのでしょう。
それからは、とにかく過剰なほどお客様の体の上には落とさないようにと細心の注意を払い続けており、
そのことがかなりな疲労を上乗せする負担へとなっていることを感じていました。





そこで何かいいてはないかと考え続けてまして。

これはおそらくべん石温熱器のユーザーならば、等しく思っておられることと思います。

べん石温熱器が送られてきたままの持ち手の柄が、
ニスで仕上げてあるせいで滑りやすい点と、
私の手には持ち手の柄が細くて力を伝える操作上でロスが生じている場合があるのです。

以降は、そういった悩みを共有している方々へのメッセージとなります。



せんだってはべん石温熱器の持ち手の柄にキネシオテーピングを施した写真を公開いたしました。

デフォルトのままよりかはキネシオテーピングをしたもののほうが握りやすさは増しました。
ですがサラサラとしたキネシオテープの表面はグリップするときに、デフォルトよりは力が入りやすくても、
でもまだぎゅっとしっかり把持できたグリップ感触が薄い状態です。



そこでテニスラケットや釣具の竿、ゴルフクラブや鉄アレイの持ち手などで活用されているグリップテープを試しました。
Amazonで購入しました。

そちらを巻いてみた一例が下図です。

べん石温熱器の持ち手にグリップテープ.png

べん石温熱器の持ち手のしっくりくる度合いですが、
片手で持てるタイプの右側にある温熱器もいい感じ。
ただもしかしたらもう少しグリップテープが薄いほうがいいかもしれないと、
私には思えました。
グリップテープの厚みがある分、べんせきのヘッド部分を押し当てたときに、
ガツッといく切れ味のよい当たり具合が軽減しているのです。
この切れ味のいい当て方ができると、べんせきのヘッドを当てて移動させて、
その動きをさらに変化させるような特殊な使い方を私はいたします。
身体内部に位置するコリがある筋肉が多数の筋にまたがっていると、
一筆書きでもするかのような、こういったヘッドの当て方ができると魔法のようにホロッとコリを消せるときがあるんです。
こういったときに、わずか1ミリの半分ほどでもヘッドの部分が計算からずれればダメですね、コリは消えません。
これがグリップテープの厚み(厚さ:0.6mmのテープだから1.2mmの厚みとなります)ぶんだけ計算が狂うのです。
このグリップテープの厚みを計算して使っていく必要が出たという修正は生まれたものの、
これはどうにかすることができるでしょう。

たぶん、お客様にとって、べんせきのヘッドが当たったときに、
グリップテープを巻く以前より当たりがソフトになって快適度が増したという人もでてくると思います。
それはお客様にとって負担を大幅に減少させるような、朗報となるでしょう。


あと特筆することがあります。
もう一つの、映像に写っているのが両手で持って使うかっさ型のべん石温熱器です。
こちらは正直言いまして驚きました。
使い勝手のよさが倍以上に跳ね上がりました!
うれしいです


新たな機材を導入したり、設定を変えるなどした場合、
必ず真っ先に私自身のカラダに当てて様子を観察します。

そのときにかっさ型のべんせき部分が当たるところの的確さ、それに力の入れられ具合など、
ほしいところに、まさにきっちりとその圧が来てくれます。

グリップテープを使う前も、実用上さまざまな工夫を乗せて使ってきて、まぁまぁ合格点と思える感じに収まってきたのですが。
その概念が、くるっと書き換えられました。
グリップテープを使う前は、両手でしっかり持たなければ微妙な持ち手の滑りを嫌って使えない感じでした。
それがグリップテープを巻きつけたあとは、片手でもサクサク使いこなせる小回りのよい機材に変わりました!
あと驚いたことには、両手で持って圧をかけたときには、持ち手を握ったときの安定性が半端なくよいもので、
患部への力の配り方でいえば、グリップテープを巻く以前より簡単にさらにしっかりした力をかけることも容易で、
それに小気味いい操作性が加えられて、精巧な施術がさらにしやすいことになった。

他にも持ち手の柄が長いべん石温熱器の機種がありますが、
そちらも片手でも使えるようになったし、両手で持てば力の配りもたやすくアップも少なくも加減ができるし、
小気味いい操作もできることによる施術精度がアップすることとなりました。



ということなのです。

なので、ぜひ、とりあえず私経由でべん石温熱器を使い出した方は特に、一度、グリップテープを持ち手に巻いて使ってみてほしいです。


グリップテープを持ち手に巻いて使ってみて。
それでべん石温熱器の<つるっ!>て手から滑って落下防止につながります。
それはべん石温熱器の落下による故障を防ぐことができる。
それ以上にセッションを受けておられる方の上にべん石温熱器を落としてしまうリスクも大きく減るでしょう。
そしてグリップテープを巻いたべん石温熱器を使った施術をするほうが、施術者自身にも負担を軽減してくれるはずです。
私自身、負担軽減を実感しています。




色分けされたグリップテープを使う利便性アップとして。
べん石温熱器の各種類ごとにグリップテープを色分けするとどれがどのべん石温熱器かが一目瞭然ですね。
多数の似たようなサイズ感のべん石温熱器の機種を持って仕事をすると、
どれがどの機種かは柄を観ただけでは直感的にはわかりませんが、
グリップテープを色分けすると直感的に選べるようになります。

べん石温熱器の色分け.png


最後に付け加えるなら。
グリップテープには、多種多様な製品が用意されています。
ドライタイプやウエットタイプ、
ディンプル付きやライン上のデコボコの凸があるもの、
それに素材の違いや厚みなど、いくつか種類があるので、
自身の施術スタイルに合わせてグリップテープを変えれば。
それで、安定した利用精度がぐんっと増して来るでしょう。

ちょうどそれはプロゴルファーやプロテニスプレーヤーには、それぞれお気に入りで愛用しているグリップテープがあるそうです。
彼らがそれにたどり着くまで、いろいろとっかえひっかえ試してみた結果、自分の手に一番しっくり来たものが残ったといいます。
べん石温熱器のグリップテープも、スポーツのプロ選手と同じと考えていただくと腑に落ちるでしょう。
posted by スズキ at 01:16| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月11日

漢方・漢方薬の薬日本堂の品川本店で、漢方ギャラリーを拝見してきました

日は薬膳、漢方に関心がある方と、
品川駅の近く港区高輪にある

漢方・漢方薬の薬日本堂 
https://www.nihondo.co.jp/

へ足を運びました。

通常、漢方薬局ではサンプルとしてちょっとおどろおどろしい生薬が陳列してありますが、
そのような薄暗い雰囲気ではなく、女性に好まれるような明るさです。

こちらではネット上ではオンライン漢方相談など行っていますが、
対面で漢方相談をしてくれています。
私どもは漢方の相談をしていただきたくでかけたわけではなく、

『 薬膳レストラン10ZEN 』https://10-zen.com/

というこちらの漢方薬局のエリアに併設されたレストランで昼食をいただきました。

私は「薬膳カレー2種類」を頂きました。
ポークカレーは辛いぞ〜と店員さんにいわれて、注文のときにちょっとひるみましたが、
まったく酸味がありカレーとは別もので香辛料が効いたシチューのようなものかと感じ、
もう一つのチキンカレーは普通のカレー屋さんのカレーでしたがこちらは普通にカレーでからかった。。。

ご飯は、セルフでおかわり自由、白米と玄米があります。


食事が終わったあと。
店内には、おおくのきれいな箱に入った漢方薬、漢方関係の本、そして漢方の成分がはいった美容に良い化粧品などをざっと拝見。
こちらでは買い物をすることもなかったのですが、お店の方が試飲用のお茶を勧めていただきました。
(何も買わなくって、ごめんなさい〜!@)

こちらには「漢方ギャラリー」と称し、<生薬がガラス瓶に詰められて展示>されています。
最近出版されている漢方の本は、生薬の写真が多数掲載されたものも多く出てきております。
本で生薬のイメージは、おおよそ二次元の世界レベルではつかめるようになりました。

ですが実物のサイズ感が伝わる展示物を目の当たりにしたほうが、理解や親しみがわきますね。
30センチ以上のガラス瓶サイズに入れられた立体の生薬を観ると、
そこに植物であった茎や根、たね、またはきのこやタツノオトシゴなどの原型が伝わってきて、
感動は大きいものです。
その展示物を観ながら、下にある解説プレートを読むと、その内容の記憶もよく残りますね。
すでにカラカラに乾燥した展示品ではあるものの、生薬、つまり生きた植物や菌類や動物を生かした薬という感触が伝わってきました。
なかには石膏(せっこう)という鉱物もあるので、こいつは生きてないだろうと思うわけですが、そこまで硬いことは言わないで。。^^;

個人的に、
やまいものスティックのうつくしい白さ、
芍薬(しゃくやく)の花の美しさに似つかわしくなく思えたたくましい生薬部、
そしてセミの抜け殻が瓶に狭しとつめつめにされたものなど。
観ていて楽しめました。

これら生薬の展示物を観て、うちにもほしいと真剣に渇望したのは、私だけじゃないだろうと思います。

もし漢方に興味がある方がおられれば、
ぜひ、一度、足を実際に運んで見てくださいね。







ささっと生薬の展示物をみたらでてくるつもりでしたが、
こちらでは漢方スクールも運営しておられ、
中医学の基礎となる要点がまとめられたパネルが多く展示してあったり。
観ていて勉強になります。

また漢方スクールでは勉強後に資格認定試験を取れるようで、
そちらのスクールの受付では特別にそちらの学校で使われているテキストを拝見させていただくことができます。
(※ 受付の方に、スクールのテキストを見せてくださいというと、持ってきてくれます)
私とその日に一緒に行かれた方は、こちらのスクールの関係の方のYou Tube映像を観ておられ、
目ざとくスクールのテキストを見せていただいてました。

治療編というテキストがあって、そちらは私もちらっとみせていただきましたが、
四診のほうは漢方関係では舌診がメインなのでしょうか。
こちらのテキストを観ると、脈診や腹診等のページはあまりに薄いように感じました。


いろいろと勉強になりました。






漢方薬をたのしんで生活に取り入れて豊かさを実感してみたい。
それには本を読んでるだけだと「体験」がないんです。
体験から学ぶものは身になるが、本からだけの学びは身にならない。
だから漢方の仕組み・からくりを体験学習する機会を増やすようにすると、
単に漢方医の言いなりにならないで良くなるのでしょう。
もちろん、頼りになる漢方医がいてくれるのは心強いのです。
ですが、自分があるていど物を知っているから頼りになる漢方医だと判断できるのでしょう?

ただ盲信すればいいわけではないのです。
自身が関心を持って理知的に優れた気質を持つ先生かどうかを判断ができるようになれたときほど
合理的な着眼点で先生の力量を射抜いて見抜かなければなりません。

調子よく、ただただ知ってそうな人に尋ねればどうにかなるというものじゃないようです。

カラダ、健康関係の先生方は、多くが平準化した力量で誰を信じても同じというわけではないようです。
それは中医学の先生、漢方の先生においてもそうだと私は、あることで実感させられた事がありまして。


焦らずに時間をかけてコツコツとやっていくこと。
そこを耐えられないで避けて通るのが普通なんです。
でも、そこを一個、頑張れると自分が得意技を勝ち取れるものなんです。

ほんとうにややっこしいことを申して恐縮ですが、そういうものなんです。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



また、余談ですが、それから人形町の小網神社へ足を運びました。
最強の厄除けの神様にお守りをお授けいただくためにです。

行ってみると、昔と変わって、きれいに垢抜けた感じになってました〜。
おどろいたのが、かなり多くの参拝者がおられ、
女性グループ、男性サラリーマン、カップル、親子。。
お守り等を販売する巫女さんが2〜3名で切り盛りなさっておられたことです。
人気の神社なんですね。

小網神社.png
posted by スズキ at 14:34| Comment(0) | アダプトゲン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする