2021年08月31日

バコパの摂取をしたときの【 抗ストレス作用 】って?  ( 一個人としての感想より )

バコパ・モンニエリ

バコパ.jpg


こちらの記憶力アップで知られるアーユルヴェーダ系ハーブは、
5000年の昔からインドでは親しまれています。
インドではブラフミーといったインドで信仰される創造神の名を別称でつけられるほど、
稀有なメディカルハーブです。


と、いわれても。。。


バコパについて「それって、どういったもの。摂るとどんなメリットがあるんですか?」と質問をいただきました。



わかさ生活というサプリ会社の運営するサイト
 わかさの秘密(あらゆる成分の情報がここに) < https://himitsu.wakasa.jp/ > 】では、
バコパ・モンニエリについてコンパクトにまとめられて解説しております。
有益な研究論文を抜粋して成果を示すことで信頼性が高く感じられるでしょう。

こちらのサイトは基本リンクフリーとのありがたい方針で、
下記URLがバコパの解説ページとなります。 

https://himitsu.wakasa.jp/contents/bacopa-monniera/

こちらのURL内の解説が、わかりやすいから、ぜひ読んでくださいと、
問い合わせられた質問には回答させていただきました。 




ちなみに海外ではバコパのハーブ単体を詳細に解説する本が出版されているメジャーといえるハーブのひとつです。

Brahmi (Bacopa Monniera): Activities and Applications of the Versatile Ayurvedic Herb

こちらのバコパのみを紹介する本のページ数が232ページのボリューム感で、
私が調べた他のメディカルハーブを大きく抜くような充実ぶりで、
その下地に科学的な実験で検証した結果の論文数が大変に多いことも
読者へ伝えるネタが尽きない要因となっております。




バコパには記憶力アップ成分以外にも、

(1)抗ストレス作用

(2)抗不安作用

の効果を表す成分が含まれています。



上述したわかさ生活のサイト内でもネズミを使った実験で、
抗ストレス作用がバコパにあるのだろうという論文の内容抜粋がされています。


その作用はネズミだけに限ったことではありません。
人間にも、もちろんそれは高く作用するのです。


人は負のストレスや不安を感じる環境に置かれた場合。

たとえば胃潰瘍や大腸の過活動など、身体的な器質上の異常をきたすことがあります。

ストレスを感じる仕組みは、ストレスを感じたときに出る「ストレスホルモン」と呼ばれるコルチゾールの影響から。
コルチゾールは ストレス に反応して分泌されるため、
抗炎症作用、血糖値上昇、副腎疲労、不眠症やうつ病とも関係があります。

コルチゾールの分泌量が適正量範囲内に収まっていればよいが、
人によりその分泌量が多い傾向があると、うつのような症状があらわれてきます。
それだけではなくこの状態が継続的となれば人体の組織の老化が速まるのです。


ならばコルチゾールの分泌量が多めに分泌されてうつの症状がでてるなら、
バコパに含まれるフラボノイド系成分の作用で過剰分を削って適正量になるようにしよう!

フラボノイドとは、植物に含まれている色素や苦味、辛味成分であり、 ポリフェノール の大分類のひとつです。
ということで、バコパはこのフラボノイド系成分がたくさん含まれてるので、「驚くほど苦い」のです!
「良薬は口に苦し」を地で行きます。

余談ですが、特別な土を作って育てたバコパの鉢がありまして、そちらが野生動物が好んで食したものですが、
このバコパが苦みがはんぱない。。
だがそのバコパを途中でカットして数日も水草として育てると、苦みが半減かそれ以下に減ります。
つまりフラボノイド系成分が滅してしまったということとなり、
私がそのカットしたものを摂取しても吐き気や心拍数の急上昇といった強い反応は起きることがありません。
そのことからバコパのフラボノイドは水溶性だとわかりました。
土からカットしてすぐのバコパ(←これが貴重品なんですね)を摂取するのが、
もっともワイルドにフラボノイドを摂りいれることになっている。
その点からそれが抗ストレス作用が高いものだといえるでしょう。


アーユルヴェーダではメディカルハーブの多くが鮮度が命と申します。
フラボノイド成分も、バコパが生き延びるために科学的に作り出した産物です。
ですから、生きているときがもっともそれを強く出しているさなかなのです。

メディカルハーブがなぜ人にも効く成分を作り出したかという本を読んだ時、
人のために作り出そうとしたわけじゃなく、その植物自身が自身の身を守る、
生きるために作り出したものだという。

たとえば、ハーブの中にも、動物を死に追いやる毒を作る植物もあるが、
それもまた身を守り生き残るための戦略。
トリカブトのような猛毒も、人は漢方の薬のひとつとして取り入れたが、
トリカブトにとっては、そんなことをされるとは想定外だったのだろう。

植物が生き残り戦略上、有効な成分を体内で生成ができるよう進化し、
人が勝手にそれを感謝して搾取?させていただいているものなのです。
だからすでにその植物が死に絶えて数時間も経過してしまったならば、
有効成分を体内で消費する仕組みはしばらく生きてはいるが、
すぐにその成分を生成する働きは止められてしまう。

その意味でも、鮮度抜群のバコパを摂取は、、、
ちょっとそれに体が慣れるまできついんですが、
改めて調べてみても甲状腺に問題があるとか、
一部の摂取をしないほうがいい人はいるが、
他の人にとってもともとこれを摂っても危険な副作用があまり起きる心配はないようだ。



すいません!
抗ストレス作用から成分云々と横道にそれました。



私が、バコパの摂取を始めたところの変化ですが。
(私個人のことなので、他の方がどうであるかという一般化できるものではありません。その点をご了承ください)

これって「抗ストレス作用」だろうかと思える点がありました。


ストレスが大きくかかった状態下では、決断が鈍ることがあります。

人は、これから得るものを手放すより、すでに手に入れたものを手放す方がつらいといいます。
すでに手に入れた大切なものを手放すときに、脳内の痛みを感じるエリアが活性化して不快や不安を感じさせるのです。

最近、施術を受けに来ていただいたお客様から、
「あれ、施術する部屋、広くなった?」といっていただけたことがありますが、
部屋の中の物の断捨離が進みました。 

以前も行ったがなかなか捨て切れなかったものが散在していたのですが、
バコパの摂取と同時に
手放す手前に聞こえてきた
「それを捨てちゃ後で、困ることになるかもよ」という声が、
「シーーーーン」と鎮まったまま。

実際に手放してみると「困ることになるかもよ」という心の中でのささやきは、
不安を過剰にあおって身動きをとれないよう縛り付ける足かせにすぎなかった。
自分の内側にわき起こる不安をあおり自己否定から自らを傷つける声を、
コーチング・バイブルという本のなかでは「グレムリン」といいますが。
その「グレムリン」がおとなしくなり、冷静な気持ちで自分がありつづけます。

コーチングでは、たとえばそのグレムリンを黙らせるために、
コーチがクライアントの意思を強化するよう勇気づけをすることもあるでしょうし、
主観的に否定が先に入りすぎたため公正な全体が見渡せない状態を抜けるための視点に導くなどしていきます。


個人的にはバコパの摂取でモノの断捨離はスムースに進みましたが、
さらに大変な岐路に立つような際に現れるグレムリンの対処は、
さらにコーチングの手法でセルフケアしていくよう合わせ技にすればいいのだろうと感じています。




・・・・・




昨日、テレビでですが高田馬場でご高齢の男性が、隣に座る20代ほどの若者がマスクをずらした?のをみるなり、
大声でその者を罵倒し胸ぐらをつかんだというニュースが報道されていました。
そのときのシーンが映像に残されており、視聴して震撼しました。

電車内で喉が渇いて水を飲みたくなったときには、
私もマスクをずらします。

ご高齢の男性には、そのような行動に出てしまうほどの、
高濃度なストレスが胸の内に燃え滾っていたはずです。
目の前の若者に対しての怒り以前に、層の厚い恐怖や不安、憤りが溜まっていた。
だからココロの奥で「グレムリン」は狂気するほどけたたましく騒いだのでしょう。



さすがに、そこまでハードなストレスフルな状態をバコパの摂取でどうにかなるかといえば、
「まぁ、無理だろう」と思ってしまうわけですが。


バコパの摂取も、ココロがそうなるだいぶ手前のところにいたならば、
私のように、無駄に不安をあおられ過ぎず、それがかえって冷静で適切な行動へと進むことができる。
不安により焦りが生じたときの行動は、凡ミスもでて後悔もするわけですが、
焦らずもっと楽な気持ちで行動を打ち出したほうがいいプレーができるもの。






バコパの摂取を、少しずつ我が身で試すうちに、そんな気がしています。





人間は危険を避けて生き残ろうとする性質があるため、
黙っていてもふつふつと不安やストレスは勝手に溜まるようにできています。
それが元来持つ野生で生き残りのための脳のしくみであり、傾向だったのです。
自らの内側にストレス対象への戦いで生き残る自信が多ければ、不安も少ないですみます。
逆にその戦いにすでに傷ついたなららば、不安は恐怖という別枠の反応として煽られます。

でも、いま、都会に住む者は、もう。。。
人間はクマや虎やライオンや狼などの捕食動物に襲われることはありませんね。
それは対人関係という別の対象へと主戦場が移り変わったのでしょう。


それを乗り越えるために、しあわせだね〜、ありがたいね〜、感謝だよ〜、
と口に出してストレス値の感度を調整しコルチゾールの分泌量を適量にしていくわけです。
実際、言葉によりストレスが軽減されて意識の力が高められたとき、
コルチゾールの分泌量がコントロールできたという実験もなされているのです。

「しあわせだね〜」とか「ありがたいね〜」そのような言葉は、
極論すれば、口から出まかせでもいい。
不安の数をしのぐほど口に出して、脳がそうだねと反射的に返答するようになれば<人生の達人>です。

コルチゾールの分泌量のコントロールは、シンプルです。
バコパがなくても大丈夫です。




でも、せっかく世の中に、そういったインドで5000年前から使い続けられてきた効きそうなツールがあるんだったら。
まぁ、一度、自分の身体でどういったものか、反応を体験してみたくなる人もいますよね。


もしお客様がこちらに施術にお見えになられたとき。
バコパに興味があれば、空いたペットボトルをお持ちいただければ、
バコパをカットしてサンプルとしてプレゼントしています。


基本、水草ですが露地でも育つ丈夫な植物です。
特に、現在の高温な時期はよく育ちますよ〜。
それに小さな花が咲いているのもみれます。



ただ苦み成分のフラボノイドがたくさん入っているため、
ためしに口にして「苦い〜」と苦痛を覚えたくない方は、
IHaarbアイハーブやAmazonなどで、
バコパのサプリは容易に手に入りますのでそちらを試してみてください。 ^-^
posted by スズキ at 15:19| Comment(0) | アダプトゲン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月30日

インディアンヘッドマッサージとは、インドのマッサージ法で、アメリカインディアン由来ではありません。 ^-^ あとバコパ摂取報告、

インデアンヘッドマッサージという言葉を数日前のこちらのブログで小さく書かせていただきました。

2021年08月27日
合気柔術の朝顔の手の操作をヒントにしたシャンプーで頭部のリリースが進むと、決断力が増す?!

http://bodywise-note.seesaa.net/article/483124973.html


「インデアンヘッドマッサージって?」という疑問を持った方がいて、
アメリカインディアンがしていたヘッドマッサージのことかと誤解された可能性が。。
ほんと、紛らわしいんですよね。

私も、はじめそう思った口です。 ^-^;
「アメリカインディアンの、あのトサカのような髪飾りを乗せたら首凝りとかするのかな?」と。


ですがこちらインディアンヘッドマッサージ(Indian Head Massage)は、
インドのアーユルヴェーダ医などでもおこなわれるマッサージ法のひとつです。


YouTubeにアップされている〜インディアンヘッドマッサージ(Indian Head Massage)〜のデモ映像を貼り付けておきますね。




https://youtu.be/mJ5owBLUOi4
Indian Head Massage Demonstrations


映像をご覧いただくとわかると思いますが、
ヘッドマッサージといっても始まりは首の裏面に、
その下部に当たる上部胸郭エリアを含めたマッサージから始めます。

頭部の凝りは、頭皮等の部分的な凝りで成り立つわけではないのです。

首凝りや背部の凝り、または前胸部の凝りが頭皮を引き下ろし「牽引による張り」が頭部の凝りを起こす主たる原因になります。
まずは頭部をいきなりアプローチする前に、首や背部をほどくような手技を念入りにすること。


それがこちらのデモ映像をみると伝わってきますね。











私がインディアンヘッドマッサージに、いま、着眼しているのは「脳の認知力低下を防ぐ手のひとつとして」です。


アルツハイマー型認知症は、
神経細胞の老廃物アミロイドβが脳内に溜まり神経細胞が死滅していきます。
一度死滅した神経細胞は、決して元通りになることはないので。


そして、やはり。。。
軽度認知障害(MCI)の期間でも脳内にスムースな血行を妨げられれば、
神経細胞の老廃物といわれるアミロイドβが排泄しづらくなるそうです。



「だったらアミロイドβが脳内に蓄積して脳神経を死滅させないためには、
 脳への血流を促進するインディアンヘッドマッサージも役に立つのではないか?」
という目で、セルフワークとしてインディアンヘッドマッサージを取り入れることができないかと試しているところです。




また、他にも先だってブログで書かせていただきましたように、
バコパという脳の認知力を高めるハーブも試しています。

コロナで施術が少なくなっているいまであれば、
バコパの容量をどのくらいがよいかを試せます。

ひどい目にあうとわかっていても多少のムチャをして、結果を観る。
副作用的にもどうなるものか。
効能について詳細に書かれた本はあるのですが、
ネガティブな情報についてはあまり書かれてない。

そしてそのような情報があっても、日本人に試してどうなるかというデータはないはずで、
日本人の体質を持つものが被験者になってみる必要があります。

それもあってバコパを摂取しようとしているのですが、
ひとつ、驚くような気づきがありました。


バコパを栽培する鉢を、10前後に分けて、どれがもっとも良質な薬効を得られるような成果物をもたらすことになるか。
その試験をしていたら、野生動物がとあるひと鉢のみ食すという様子を見て、たぶんこれが薬効が強いといえそうだと。
そう考えたことがあったと数日前のブログに書かせていただきました。

以前は、その厳選されたもの以外の鉢から採取したバコパを摂取していました。
それはそれで、自身の左手の脈と頸動脈の脈状をモニターすることで、
その上がり具合に驚かされることがありました。


多様な条件で育てられて成長するバコパのなかで。
野生動物が選んだもの以外の鉢のバコパは、
苦い野菜程度の感じといったほどのものでしたが。。。

野生動物が厳選したバコパの鉢のものを摂取したところ。
まったく別物のような反応を私自身の身体が起こしました。

苦みの味が格別に濃かった。
咀嚼してとるようにしているのですが、吐く寸前でした。
臓腑の奥へ落ちたとき、どーんという入って落ちた感じと、
胃の底をぐいっとつかまれるほどの違和感が現れました。

多少、空きっ腹でとったのが悪かったのかもしれませんが、
ムリを承知で15センチのバコパの弦を食す実験のつもりが、
必死になって1/4を摂ったとき、
カラダの奥の声が「それ以上はやめておけ」と聞こえました。
こんな適量の探り方もあるのかと、初めての体験でした。



バコパ.jpg
( コーヒーカップに入った摂取断念したバコパ  )




別の鉢のバコパを摂ったときとは、
あまりに摂取直後のカラダの反応の違いが大きくてビビりました。。。
やむなく当初の15センチのバコパを食すのは断念しました。


そして摂取後の15分経過したころから、
抗ストレス作用によりココロが落ち着き、
視力がパッと明るくなってきた感じです。
カラダがスッとして力みがさらに抜かれた感じに、
自然にいざなわれていったような体験をしました。


その後、数時間、胸やけ状態は続きましたが、
他の体調面と精神面も好調になったと感じる。
かなりいいですね。



これは特別な鉢以外のバコパを摂取しても、
ここまでの変化は感じられませんでしたし、
もちろんバコパのサプリを摂ったときもこれほどのことはありませんでした。


この反応を感じて、
はじめてバコパがメディカルハーブと思えました。 ^-^;

改めてメディカルハーブといわれるハーブも、
その育て方でまったく違った作用のものとなることを思い知りました。



私の頸動脈の流れを抑制させる首凝り状態の条件の悪さから、
すでにアミロイドβが脳内で排泄できずに溜まっている量は少なくはないと考えられます。
幼少時に首が斜していた子供でしたから。
それに施術業でカラダが前傾した作業が長時間続き、
体裁きがまずいやり方の期間が15年以上続きました。
それらの期間内、頸動脈の問題が出てたと思います。


カラダが40代以降、50代を過ぎると加速してコラーゲンの生成量が減少した結果、
脳内の血管が弾力が落ちて血行等の停滞がおきるため、
アミロイドβが脳内に溜まりやすいのですし、
できれば私は以前の幼少時から蓄積したそれを処理するべきでしょう。

規定量以上の量を摂って、そのリスクを観るという実験は断念して、
バコパの適正量は脈の変化等から見つけ出せるものでもあるため、
そちらをモニターして適量を見定めていこうと思います。


ムリして多量に摂っても、気分が悪くなって吐くと思います。
そうなるすれすれを狙うというのも、けっこうキツイですが。

脳の健康によいとされるアーユルヴェーダ系のハーブとして、
バコパの力を垣間見れて、うれしかったですね〜。



とりあえずゴツコラ(和名:つぼくさ)が、いま、鋭意栽培中で、
ストックが増えたらそちらもあわせていただくようにしてみて。
体内のコラーゲン生成量を増量させて、同時に髄の状態の健康を図りたいと思っています。



「インディアンヘッドマッサージ」も「バコパの摂取実験」も、
頭部のなかにある脳の健康を増すための一助となるかどうかの検証です。

時間ができたいまだからこそ、
様々な試みとして挑戦し取り組むことができます。
たとえ今すぐ結果があらわれなくとも、
私のいま、もっとも関心があるっことです。

そこにかかわり続けられること自体、
しあわせだと感じています。



そのようなことが強く感じられる、この頃です。
posted by スズキ at 13:14| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

半年前の施術はかなり痛かった記憶があるが、今回はさほどじゃなかった。とのことの理由


「筋膜のリリース」といっても、
そこには、どれだけの「量」の癒着がほどけたかのみに着眼するだけではなく「質」にこだわる視点も出てきます。

ならば、
筋肉の繊維の流れの整列、深部・中部・浅部と多層化された筋膜深さのバランス、患部周囲のリンパや血管神経との関係、靭帯や腱や関節の間に挟まるクッションなどを整える作業などなど。
捉え方を細分化して検証していけば、
それぞれの先生方において、それぞれの筋膜のリリースの結果は別物になってあらわれるものです。



つまり「筋膜リリース」とはざっくりとしたお題目のようなもので、
それを取り扱う先生ごとに、用途や用法が違ってきて、取り扱う項目分けの別もでてくるのだと思います。
その視点で探り続けることで、独自のおもしろいアプローチ法に各々の先生方は着手していくのでしょう。



施術者が自分なりの課題を持って創意工夫をして解決して結果を得ることで、
より人体のあるべき姿へ近づけようとしています。



ただそこには他の先生との比較もあるが、
他にひとりの施術者が時系列上の深化の変遷もあらわれてきます。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



一昨日前の顔見知りでお世話にもなっている方への施術にて。

背中等の圧をかける手技で、
半年以上前の前回に受けたときと、
今回受けたときでは感じ方が違うといっておられました。

前回の施術をさせていただいたときも、
・背中へのホットストーンの敷石利用、
・ベン石温熱器とベン石スティックの利用
・その他の当時の最新の工夫

熱が筋膜の慢性化した癒着した部位は足らなくなっており、
筋膜のコラーゲン組織が冷めて収縮性を失い硬直しています。
なので熱を患部にあたえて冷え取りをなして正常な暖かさを担保させることで、
代謝が滞って神経系も含めた過剰な緊張の張りにより痛みが発する防衛反射を緩めることもできる。

以前からお客様に「筋膜リリースをするときは、麻酔がほしい」と苦笑まじりに言われていました。

麻酔は私には使えませんが、熱を一定時間患部にあたえて代謝を起こさせることにより、
実質、麻酔ではないがパンパンにつっぱらかって触れられたら即激痛という状態を脱するよう下準備はさせていただいております。

それができたため、以前にも増して深層の部位にまで筋膜の癒着部をリリースすることができるようになったのです。

その時点で、私の手技後の感触では、以前より4〜6割ほど増した感じでしょう。
手間暇時間がホットストーンの設定や研究にかかりましたが、
十分なお客様にも私にもよろこばしいリターンをえられたと思います。



この下準備がなければ、今おこなっている頚部のリリースはできないので重要なこれからの施術の基礎となりました。






今回の施術では、別にもいくつか取り組んで伸ばした施術上の工夫があります。


たとえば、

【ボウエンテクニックの仙腸関節の詰まり等をゆるめるテクニック】

背中のリリースの前に、ボウエンテクニックの講習会で学んだレッグロックを使った非常に効果的な仙腸関節の調整をしていた点。

仙腸関節がずれた状態であれば臀部の筋緊張からくる腰部や脚のハムストリングスなども引き連れて神経が過剰に高ぶり続けます。
それを効率よく適切に仙腸関節の異常をチェックして数手の手技で緩めていきます。
すると腰背部全体に変化が起こります。
施術でうつ伏せでいれば、胴体を垂直に立てて体幹をキープする必要がないにもかかわらず、
いったん仙腸関節の異常が生じると寝て体幹部を緩めて弛緩させていいにもかかわらず緊張が抜けなくなります。
その状態に陥っていれば、横たわっても立って緊張し続けているときと同様な筋が使われ続けてしまいます。
非常に無駄なロスが多い作業を、無意識に手放せない体になっていたのです。
寝つきが悪い人、寝ても身体が復活しない人などの多くはこの状態でしょう。

施術終わりの直前にも、仕上げとして再度、このボウエンの仙腸関節のリリースが必要かどうかチェックしています。
この仙腸関節部のリリースをラストに挟むことで、いままで施術後に頭がくらくらするような状態に陥りやすいお客様が、
それがさほどおきなくなるという狙いもあります。
この仙腸関節を解くときに腰仙関節も調整を同時にしていて、
それにより後頭骨と第一頸椎の隙間を根から調整し施術後のふらつきを減少させるかほぼ起きないように仕上げています。



【あとは・・・】

専門的なことを描きすぎても得体のしれないブログになると同業の先生に指摘されて、
詳細の解説は割愛させていただきますが、

・皮膚の連結をとらえて関連する周辺を含めてリリース

・リリースの患部周囲に影響範囲を限る固定点をもうけることで部分リリーススポットがクールに解けるように

・いままでの垂直加圧とずり圧から、患部へかける熱量が格段に伝えよく強烈に作用されるスクリュー圧へ

・特に四肢を通して四肢およびそれに関する胴の部位において、
 四肢を持って関節を正常位置につなげる操作を丹念におこない、いっきに深層部のゆがみの変化を起こすこと


などがおおものといえる、ここ半年に施術課題として取り組み臨床まで落とし込めた点です。
これらはすべて<お客様に対しての痛み等の負担が軽減するかまったくないようなリリース法>なのです。
筋膜の癒着部を安全にリリースできる伸びが増すことにもなりました。


このような新たなこころみを有機的に施術に取り入れたことで、
一昨日前のお客様には以前の施術との変化を感じたのでしょう。



ただ今回のお客様のコンディションは、ココロが安定し、以前よりも過緊張で起きるゆがみが少ない状態だったし、
左脚部大腿部が左側腸骨の上前腸骨棘を下方に落とし込んで左右屈や前後屈などを起こし腰椎のねじれを作っていたが、
そこのリリースに丁寧な対応を股関節や足首、膝、脛骨腓骨、その骨間膜などから鼠径部の問題など1時間半かけた。

この部位は急性とはいえない昔からの癒着が表層にあらわれ炎症もあらわれている。
今回はこの部位のリリースが丁寧におこなうかどうかで、
施術後の状態が天地ほどの差が出るといえるような違いとなる。

これですっきり左右の骨盤の傾斜を消せるまで微調整をするのに時間をかけたものの、
寝ている状態と意識はあって耳は聞こえていて周囲の様子は察知するがカラダが寝ている状態を行き来しておられまして。
それによって、
「今日は脚はあっさりとしか解かなかったね」という、言葉が。^-^;

慢性の凝りと急性の凝りが左脚部の前に溜まって炎症の強い部位があったのですが、
その部位をアプローチするときに、寝ている状態と特別な意識状態を繰り返していました。


カラダが寝て意識がある状態に移行するのはボウエンテクニックの特徴です。
その意識状態になると時間の経過感覚が消え失せるので、
それででた言葉だったのでしょう。

おもしろいですね〜。

またこの意識があるがカラダが寝切る状態のときに、身体内部の微調整が自動でおこなわれます。
カラダの部分部分が、ぴくぴくと微痙攣をおこして凝りを自らほどいていく、良質なリリースが起こされている。

その様子を観察しつつ施術は進められました。



それらが総合されて、
今回の施術は彼にとって痛みや負担がないまま終わり、
ちょっとあっけにとられた様子が見受けられました。


ちなみに半年前のそのお客様の身体は、肉体的なストレスも蓄積していたかもしれませんが、
それ以上に肩の力が緊張として抜けなくて上半身が実になって下半身が虚というアンバランスがあり、
上半身の筋に入り込んだひどい炎症が、脇や前胸部、首、喉、その他にそこかしこに散らばっていたのです。
その部位がリリースされるとき痛みがひどかったんですね。
急性の炎症は、一円玉ほどの重さの圧をかけられても激痛なんです。

それが今季は彼の仕事上のストレスが急激に消え去ったおかげか、
上半身の凝りを貯めるようなプロテクター筋のショッキングな塊が消えてました。
それが本人には気づかないうちに起きていたことで、
それもあって、より痛みの抑えられた施術となって感じられたのでしょう。



めでたし、めでたし。 ^-^
posted by スズキ at 11:34| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月29日

半年前の施術と昨日の施術で感じた変化のフィードバックから「首以外は痛みなくあっけなかったな〜」とのこと。

昨日の施術で。

お客様という側面もありますが、
定期的に外食等を申し合わせ互いの情報交換をさせていただきます。

昨日、10枚に及ぶ過去からの運転免許書を持ってきてくれました。
過去からの自身の顔の位置、肩の位置等がそこにあらわれています。

彼の仕事に活きると思うのですが、
物事のアバウトな把握にとどめず、
「正確に」そして「細密に」かつ「実証的に」。

自身の身体に対してもそのような感性が活かされています。
自身が施術を受けて感じたことをフィードバックをしてくれるのです。

前半、今回は左脚部前が硬化が強く左側腸骨前方が下降し、
それが全身の左右屈に影響を与えている。
それをリセットさせるため、1時間半をかけ左脚前側を精密なリリースをしていった。

そのとき彼は、寝息を立てていたときと、意識はあるがカラダが寝ている状態でして、
そうなると時間の経過感覚が消え失せてます。

それもあってさ「らっとした施術でしたね」と。 ^-^;

前回の施術では彼のカラダの芯に軸ずれをもたらす起立筋群を含む膀胱経の左にきびしい状態があった。
そのためそこから派生した急性用で負担影響が出た部位を各適切に解き進めていく。
そうなると急性の緊張しっぱなしによる凝りが大半を占めるため痛みの表れが出てきた。

だが今回は、痛みは、とある一部を除き、ほぼなくてかえってそのことに当惑していた?

私が
・「朝顔の手の操作」を施術に活かす、
・ボウエンテクニックの手技でもちいる「ムーブの変形」を多用する
・その他、経絡の特別な性質をもちいた扱い方
それらにより癒着した筋膜のリリース深度が深まっただけではなく、
お客様への圧の当たりの感覚は変化が起こっている。


ただ一部を除き痛みがなかったという、一部とは。。。


それは「頚部」のことです。

頚部脈管.jpg

前回の彼の施術では頚部はリリースをしていたが、
それは半年以上前の施術であり、
それ以降に急速に研究が進んだ上記にあげた朝顔の手の操作やムーブを使ってはいなかった。

それでは頚部の深層に変化を加えるのは危険がある。
その時々の私が安全に施術で解ける範囲内のことを施術の現場でもちいてますので、
以前は経静脈に筋が癒着が進んだ部分を解放するまでにとどまっていたのです。

肩が右に上がり、首が右へと曲がり続けているため、
頸椎の椎骨内を通る椎骨動脈の右側の詰まりがでている。
主だって椎骨動脈は、椎骨のそれぞれの頚椎椎間板の詰まり等の位置ずれに影響されることにとどまらず、
後頭骨が下方に食い込んで第一頸椎のずらしを作ることで悪影響を及ぼします。

頚部の横に主要頸動脈がありますが、
左側頸動脈は斜角筋および胸鎖乳突筋、肩甲挙筋と首の横に位置する筋の根深い凝りが影響して血流を部分的に停滞させている。
頸動脈の血管を首の骨化と言える硬さに変わった筋肉が圧迫してもいますが、
長い年月をかけたデスクワーク中心の労働をなさっておられる方の多くには。
さらに、首の骨化した筋に頸動脈の脈管が部分癒着しているところがあります。

それに首は神経が点在しており、それら神経が首の筋膜に癒着が進んでもいますので。
そこが特にリリースには不快さが跳ね上がる影響が現れるものとなり、ムリができない。

そのような現状把握は、脈をとることが慣れてきたおかげで、以前より以上にできています。
いまは朝顔の手の操作で精密な方向や力の加減で目的の筋を把握し、
ボウエンテクニックのムーブで患部状態を直前の状況把握をまさにおこなったという状態検査とリリースを一体化させたことができています。
リリースをおこなうのは私の指ではありません。
頚部の筋膜リリースには指先はなじまないのです。
だからもちいるツールとしてたどり着いたのが、
ベン石温熱器と加温されたベン石スティックで、
首をリリースする前には首から腰部にまで延びる起立筋群を30分以上ホットストーンの敷石で加温させ緩めておく下準備をするのです。
このようにしておくと交感神経優位の状態が落ち着き、副交感神経へとスイッチが入るため、
首のなかの癒着をはがすときにお客様への頚部へ触る際のショックが大きく軽減できます。


私の記憶では、彼の頚部の施術をした前回のとき。
頚部のリリースにベン石温熱器とベン石スティック、そして起立筋部のホットストーンは用いていました。

それにより初めて経静脈という頸動脈に比して浅い部位に位置する血管の圧迫部を外すことができたのです。

ただそれより奥に位置する頸動脈はその動脈周囲にある神経の絡みつきもあり、
その部分を検査とリリースが一体化できたものでなければ解くのはできません。
そういったところであったため、
首に内包した凝り状態の前回は中間層にまでリリースを進められたという状況。

そこより奥まで手技の圧や手を伸ばせば、
それでは雑味のある手圧によって与えられた衝撃により頚部の頚椎ずれが人為的に引き起こされ、
障害が出てしまうことが推測されます。

頚部は、マジメに他者圧迫が入れば危険な結果を引き起こす筆頭です。
一時的な意識障害(気を失う)やその後に継続し続けるむち打ち症に似た悪影響が残されます。


ボウエンテクニックのムーブを朝顔の手の操作でおこなうという工夫を重ねることで、
患部の現状把握の密度を高め、それと同時に施術をするという流れをもたせることで、
障害リスクを削ることができ、首の癒着した筋同士や血管の癒着部のリリース深さを増すことができるようになりました。

その結果、首の筋肉が、気管支を強く圧迫していた気道の悪影響を低減させることもできましたし、
首前は舌に関する筋が複数配置されており、それらの快方も進ませることができました。

それらは以前の私の技術で触れば災いがでるため、ダメージがあるなとはわかっても触らなかった個所です。
触れなかった個所といってもいいでしょう。

というか、通常の整体院ではこのような部位のリリースをするという概念がないのです。
頚部が解かれて変わったという口コミを得た同業者の方からの問い合わせが、
おかげさまで徐々に増えています。



考え方として、そういった難易度の高いところに手を出さなければいい、、、という意見もあります。
作業の手間もかかりますし、下準備として陰の研究には膨大な労力を惜しまないようにする必要もあります。
そればかりではなく、手技の性格上、深刻なダメージを含んだ首という、
すでに壊れかけた組織か壊れた状態といえる筋の動きが影響がでて、
頸動脈等の脈管や首の神経などに手技は触りが出てしまう危険もあるので、責任問題へと及ぶことも考えられます。

ただ大阪府知事 吉村 洋文氏がコロナ対応で、
「できない理由をさがすのではなく、できるための理由を探すんだ」と言ってましたが、
私にとって施術の勉強でもそのような考えが必要なこともあるのです。


実際に頚部リリースをさせていただくようになり、
どのような部位に凝りが頻出して、それにより各人がどのように影響しているのか。
それらは施術の教科書にないようなことが判明してきて、それがわかることで次に進める。
そのような良質な研究の繰り返しで理解深度がでてきています。



昨日の彼の場合。
数十年もの期間、コンピューター関係の第一線で働かれている。
システム設計とシステムエンジニアとしての立場もあります。
それはデスクワーク中心ということで、
その業種についたときの免許写真から彼の首のゆがみが現れました。

だからすでに首の芯に入る筋のコリの癒着は動脈の脈管にべったり。
数十年もかけて癒着を進めて深めている場合は、
そのような組織は凝りが常態化して慢性的にその周囲の組織との間が近接し、
本来はあるべき油が刺してあって組織同士の間仕切りが失せてしまいます。

本人的に、それに不具合を感じる人もいれば、
不快さに慣れてしまって不具合さえ感じられない麻痺が進んでいる人もいます。
後者の麻痺が出ている方のほうが、癒着化が進んでいる状態としては深刻です。

ただ最近では、
携帯電話(スマートフォン)を持って歩き見る人が増えていて、
この場合には手でスマートフォンを持ち上げ続けることから、
長時間のデスクワーク以上に斜角筋や肩甲挙筋の凝りを創り
頸動脈の脈管との癒着が進みますので注意が必要でしょう。



彼の場合、特に左が厳しさがあって、声帯隔膜への引き連れる影響が出ている。
そういった、前回の施術では触れられていなかった場所のリリースにも入って、
そのときに頚部の炎症部の麻痺が進んで痛み等の不快さが失せたところに痛覚がよみがえると。。。

別にそれほど痛さもないだろうと油断した炎症の麻痺したところへ血流が出始める。
すると「えっ!?なんで、なんで、なんで。なんで、こんな痛いわけなの!!」と、
あわてさせられるというところがあります。



今回の彼が感じた痛みがでたところは、こういった炎症が麻痺したところが感度が戻った首でした。


強烈な炎症があるのみではなく、骨以上の硬さにばけているため、かなり圧の制御を繊細にします。
圧が弱弱しければ患部には変化の兆しは見えません。
もし筋肉の長さや緊張度を調整するゴルジ繊維の誤動作程度なら、頚部のカウンターストレインで、
それは十分にやさしい負担のない調整で済ませることができます。
ただすでに数十年も硬くしたまんまでそこの組織に栄養を送り老廃物を破棄する代謝が理想を下回っている場合。
そして組織同士の隔てを作る潤滑油が抜けきっているときには、
触れ合気をかけて対処するという、痛み具合を低減させる工夫を取り入れて発痛のコントロールをしたとしても解けません。



解かないままですませるか、解いて先に進むか。



その判断は施術を受ける本人に任されるものですが、
過去からの免許書の写真を持ってきて、この首の状態を改善したいと真剣に取り組んでいるというのですから。
解かないですませていいですかという話にはなりません。 ^-^)



施術のはじめ前に、右肩甲骨が外旋する位置ずれが常態化しており、
そのままの位置にとどめれば首へのダメージ影響は再発する恐れが大きいとして、
それを食い止めるためのノウハウの一環として、右手で朝顔の手の操作の練習をしてねと勧めました。

あとは左脚部の腓骨脛骨の動きが起きていないことにより、全身への左右のずれが生じてましたから、
その点の意図的な操作ができるように頑張ろうということで、やり方を。
ただ、手の練習はどなたでもできるものでしょうが、足は、、かなり難易度が高いので。
こちらを彼がどう変化させて新たな意図的に選ぶ理想の下脚部の操作を身に着けるのか?

そこは興味を持って見つめていきたいと思いました。




私の個人的に受けたフィードバックとしてのうれしかったところは、
施術後に以前はカラダに負担が感じられたが、
前回よりも、リリースをされた筋膜の層は深まったにも関わらず
今回はそのようなこともなく「あれ?」というほどだといいます。


細かいところまでしっかと感じ取れる彼からのフィードバックは、
私には想定内のことでもありましたが。。。
ですがここまで施術上の負担が軽減してあっけなかったといわれるとは思ってもいなくて。


少しずつこれで万人受けしそうな施術になってきたなと感じられ、
おもしろいところへ落とし込めてきたなと。
その適切なフィードバックに感謝して、
さらに技を磨こうと考えました。
posted by スズキ at 21:17| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ココロを大きな心配事やマイナスのストレスで満たさず、他のもので満たすと。カラダにも変化が見受けられた、という話。

半年ペースで施術をさせていただいたり、
渋谷等であって仏教の話などをさせていただいている方がいます。

昨日は、その方の施術。



プライバシー保護のため詳細はつたえられませんが、
長年考えていた転職を果たし次の会社に移る前の、
いま務める会社での長期有給休暇の消化中とのこと。

コロナの影響下での転職は募集会社の数も減り、
応募人数は増えているようです。
転職時期として大変だったと思うのですが、
就活で面談中の会話で自身の性格に合致した会社が気に入り、
そして先方の会社もそう感じていただけて相思相愛関係に。
内定がえられたそうです。


10年近くの月日を転職にかけて、
妥協せず会社を選び続けてきた。
我が居場所を見つける前向き姿勢に、彼らしさを感じました。
人一倍、繊細かつこだわりの強い御仁で、
その者がこの浮き立つような笑顔です。

おめでとうございます!
事前に転職したと聞いていたら、
ささやかな贈り物を用意したかったですね。
それは今度、といたしましょう。


彼は、これが『 運だ 』と言ってました。
いい表現だなと感じました。


ラジオをたまたま聞いていたら職を得る大変な時期が今だとのこと。
「一件の単発パートの募集に、100名の応募がある時期」と聞きました。
手に職を持っていたり、知力や戦略に長けた適応力を持つものでもない限り、
就職や転職に動くには難しい時期。



それは変わらないが、どんな大変な時期であっても、ツイてる人はいるものです。
ツキといっても、棚からぼたもちではありません。

十分準備をした者が身から放つ人を引き付ける厚いオーラによりもたらされたもの。
そういった者が「運を味方」にしだすと強い。

そこをまざまざと見せてもらった。
いい勉強になりました。



彼が感じていた今までの会社でのつらい部分と言えるメンタル部分のストレスが消え、
これから自信を持って力を出し切ろうと気合の入る場を得られたためか。

施術前のボディチェックでみると、
身体状況は、いつものカラダのゆがみパターンが軽減されていました。
仙骨尾骨部に複雑な捻じれや前後屈といえそうな大胆なずれを付けて、
それを手放しづらかった身体的特徴も、おおよそ半分以下へ収まっていた状態。

シンプルに、メンタルとボディの相関を感じ取らせていただけました。




エドガーケーシーの言葉がメールで送っていただけるメーリングリストでは、
本日は以下の言葉でした。


(問)この人はどのようにすれば心配事をなくすことができますか?
(答)心を何か他のことで満たすことだ!


コロナの影響で多くの人々や社会がたいそうなつらい状態に陥り、自身へその災いが訪れる恐怖心を持たないものはいない。
そのようなときであれば、多くの方々は、コロナ前とは違う歪み方を示す時期でもあります。
それを私は読み取ることで、肺経や心経などに置ける気の停滞を解除させて通すようにするのですが、
この方には、そのようなことをすることはありませんでした。

というか、いつもなら胸郭の狭窄ぎみとなった変位個所があるので、そちらに時間をかなりかけて手を尽くすのですが、
そのような胸郭のつぶれ気味となっているかつての部分が自動的に復活しているかのように良好。
回数を重ねてリリースを加えても変換に抵抗を感じた個所でしたが、
そうした理由の一端をみるようでした。

彼にとって多大なストレスフルな仕事の場で、その身に感じ続けてきたことを物語れます。
ココロのつらさを軽減させるために、人は無意識のうちに呼吸の制限をさせる部位に凝りを作り出し、感情を麻痺させる対処をするのです。
彼には10年弱という長期にわたる心身への負担とその蓄積であったのだろう。。。




そういった、身体の胸郭前部の閉塞したような詰まりが改善していたところからも、
彼がこれからの職場環境や仕事についてポジティブなかかわりでがんばろうという気持ちがあるとわかります。
そういう気持ちでいるおかげで、身体が喜び、活気づいています。


心を心配事で満たさずに、他のことで満たすことの大切さを教えてもらいました。



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posted by スズキ at 14:45| Comment(0) | 心理的なこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月27日

合気柔術の朝顔の手の操作をヒントにしたシャンプーで頭部のリリースが進むと、決断力が増す?!

私がいま、自室で頭頸部のリリース法を考えるとき、
以下の等身大の頭部人形を前にして研究を進めています。

頭部人形.png



頭頸部の情報は、頭蓋仙骨治療や頭鍼、その他の施術法のテキストから、
解剖学的な基本は「プロメテウス解剖学アトラス 頭頸部/神経解剖」という詳細極まりない本のページをめくって、めくって。
それらを頭にいれるときに、平面的な図表ではイメージがつかめなかったため、
かつて購入した頭部人形をもちいながら手技を練習していました。






こちらは私が頭部と頚部にある経穴や経絡を立体的に学び取るために購入したものです。
頭部はすべての経絡が伸びるという他の部位にはない唯一の不思議な重要ポイントです。

ベン石温熱器】で、温熱とベン石の筋を緩める優れた力により
頭頸部のリリースをしていくことで効率的な対処ができる技術は身に着けられました。

それはそれで頼もしいものですが、
セルフケアで頭頸部、ここでは特に頭部を緩めるにはどうすればいいか?

ベン石温熱器を持っていれば話はカンタンです。
以下の4ポイントに熱すぎて我慢する必要はないのですが、
ちょっと温かいから熱いの中間くらいの温度でベン石温熱器で加温します。
患部が柔らかければ2分ほど。硬ければ5分ほど。

頭部をベン石温熱器でリリース.jpg


・顎関節の上(咬筋部)
・側頭部(含む側頭筋)
・後頭骨下方
・頭頂部


そうすると、頭部でも特に硬さが強く食い込む靭帯部分が緩んでくれます。
この靭帯部は不用意に強く圧すると腫れたり傷ついたり痛みが強く出たり、
それに頭部の水平軸や垂直軸が狂うようになって悪影響が残るものです。

一般の方でも、各種のベン石温熱器を所有しておられるならば。
ムリなこすりつけなどしなくてもベン石温熱器の持つ筋膜を強力に緩める地の力だけで、
ベン石温熱器の加温したベン石のヘッド部分を患部にフィットするように密着させておくと。
それでしっかりしたリリース状態が後々まで保てますし、
自宅でそれが繰り返しできるならばそれを3日ほどの間隔で2〜3週間もおこなえば。
それだけで頭皮、頭部の顔のこわばり、頭部の主要靭帯部分のリリースなどが効果的に行えるのです。

やってみると簡単ですが、これだけでもかなりな改善が期待できるのです。


疲れ目、首凝り、片頭痛、顎関節のずれ・噛み合わせ改善、頭部がちょっと締まりが出てくる(小顔効果)などですね。


ただ、めったにベン石温熱器を自宅に、それも頭部形状に密着できるいくつものベン石のヘッドの違いをもつものを用意し、
それをその方の負担部分が深層まで緩んでくれるまで繰り返し、繰り返しリリースをかける必要があります。

元々、頭部の凝りも、カラダの他の部位の凝りと同様に、
その部位を凝らせておいた方が自分には有利だという条件下で生活しているものですから。
必ずと言ってよいほど、一度や二度の不定期なベン石温熱器を使ったリリースだけでは戻るんです。

わたしが頭部の矯正について学ぶため、日本で出版されているそれについての関連の本をすべて目を通すと、
「私が一度それを改善させたら、改善状態がずっと続く」とうたっているように聞こえる主張を目にしたが、
それは、そういったケースでくくれるものばかりではありません。

人の姿勢や行為や行動は習慣性を帯び、筋肉を通し表現されるものです。
自身にとって筋肉の凝りは、寝れば治る程度のものであれば問題ないが、
寝ても100%元に戻るほどは緩まずに、徐々に凝りが蓄積するときは。

過剰に一部の筋の凝りが作られることによって、
なんらかのメリットを享受しているものですので。

たとえば、本来使うべき筋肉ではない部分を代用して使っていたならば、
それの使用は「緊急避難」的に、とりあえず、動けなきゃしょうがないじゃないかという背景がある。
その背景が繰り返されるならば、本来使わない部分の筋だがそれを代用として繰り返し固めておく。
それは凝らせて固定させたほうが利便性を感じられるというところまで進んだ場合には、
その代用の緊急避難的に他をかばって固められた筋の硬化は速やかにおこるものです。

そういった習慣性のある身体の誤用が起因しているものは、
施術という他者による一時的なリリースでは恒常的な緩み状態を得られるまで持っていくことは難しい。
できることといえば、深層筋部まで凝りを掘り進めることは至難の業だがそれをできたとして、
その状態に持って行ってから、身体の誤用についてともに観察をして改良法を自己討議して見出す必要がある。

個人的に、そこが最良の落としどころと信じていますので、そこを勧めたいのですが。。。



それにはまずどうにかして、硬化した頭皮、咬筋、側頭筋、後頭骨上の筋(特に下端)を緩める必要がある。



ベン石温熱器のような、戦場にバズーカ砲のような強力なものを持っているなら心強いわけです。
それを持たず、丸腰でドンパチする戦場に送り出されたとするなら、素手で戦っていくしかない。
前者は施術院でのケアですが、ただ、3日間の間隔で施術院に通える人は多くないでしょう。
ならば後者の素手で戦うやり方で、立派に戦えるようにするしかありません。




お客様に理美容で働かれている方がおられます。

だいぶ前のことですが、
お仕事で、負担がかかるところの改良点は?というお話をしました。
すると「シャンプーが、大変です」とおっしゃられました。



そのお話を聞いて、自分でも他者へのシャンプーってどうするのか?
私の自宅にある、上部の写真になっている頭部人形を使いシミュレーション。
シャカシャカと頭部に指先を均一に当てようとするが、うまく当たってるのかどうか・・・・?

やってみても、できているつもりにはなるが、おそらくできてないのだろう。

こちらのお客様が、シャンプー技術が容易ではないという意味に対して、
十分に私のなかで咀嚼ができていないなかで時が過ぎたのですが。。。


ずっと、そのときに聞いた「シャンプー技術」について自分なりの解答を考えていました。


野生の直感で、このお客様は大事な私の盲点を突いて教えてくれているのだろうと思えたので。

他者へのシャンプーのし方は、頭部人形を使ってトライしてもうまく気持ちよくできないのですが、
その代わり、自分自身へのシャンプーのし方に頭部の主要部をリリースする手技と合わせる工夫を加えてみた。
そこまではいままでもトライしてきたところだったのですが、
合気柔術の朝顔の手の操作の練習を自分の頭に向けておこなうという点を付け足してみたところ、
突如として、そこの有用性が化け飛躍したのです。


両手を使い、一方を固定とし、一方を動かすという部分を強めなリリース。
両手を使い、両方を同期させて、または先に動かして先導させてからもう一方を追随させて大きく動かす、広域に及ぼすリリース。
両手を使い、左右の頭部を同じところを同じタイミングで刺激を加えるリリース。
などですね。


やりすぎて頭部の髪が抜け抜けになるのは、一時的なこととして、あきらめるしかないのです。
真の理想的な落としどころとして、頭部の血行が倍加したらその後の改善もあるかもしれない。
そこに期待を持って。


ただ、朝顔の手とそれを活かした操作での頭部のリリースをしだしたら、
ベン石温熱器なしでもこんなに緩むんだと驚くほどの成果を実感しました。

上記の4つの側頭部・咬筋・頭頂部・後頭骨下端などの主要部はベン石温熱器の成果がたいそうなものなのですが、
自身の朝顔の手の操作で頭部に触れ合気をかけると、それら4つの主要部以外の所の凝りも平均にしっかり解ける。

私の頭部は自分で状態はわかっているところですが。
頭頂の弱さがあって、そこにあるクラウンチャクラと呼ばれるような部位が、
左側に持っていかれるような流れがあります。
それは頭蓋骨の左側への全体へのずれとなり、
脳内の脳脊髄液の流れを悪化させています。

それが元で、脳内に排泄できない血液が溜まりパンパンになると脳圧が上がり、そうなると、どうなるか?

様々なネガティブなパターンが表面化するわけです。


それには身体的な面では、脳内に廃液できない脳脊髄液が血液を通す血管をつぶして老廃物が溜まっていくわけで。
そこから認知症の初期状態といえるようなごみが脳内の神経部にダメージを蓄積していくことになるわけで。
私自身の、頭部の条件からすると、
マジメに
「ゴツコラ、ホーリーバジル、バコパなど脳内の老廃物を強制的に洗浄してくれるものが必須だし、それだけで十分かどうかは不安だ・・・」
と感じていました。



それは頭部のずれを大きく潜在させる力を持った肩甲骨周辺の筋群が硬さが芯に入っていて、
その部分が、自身へのストレッチやストレッチポールやランブルローラーなどのエクササイズでは、
まったく手の届かないエリアで触れられもせずにいる。
これはヨガやバレエなどで十分に体を柔軟に仕上げておられれば別だが、
私だけの問題というより、デスクワークをしている人たちの多くが肩甲下筋、
菱形筋、小円筋、腋下の骨化したほどの凝り等の問題を内在させています。

実は、自身の頭部に正確な手法で朝顔の手の操作を繰り返していったら、
肩甲骨に関係する深部の筋が驚くほど緩み始めたという現象が起きました。

「えっ?!これは期待してなかったけど、こんなに緩んだのは初めて。すごい!」

そう、みずからうなってしまうほど。

この部分が緩むことで頭皮や頭蓋骨のずれへと改善のアプローチをしたとして、
その良好な状態が初めて保たれるのですから!


それ以来、ようやく自分らしい考えがもてるようになった気がします。







そんな、一例を。。。



知人から、一方的な問題で私への非難をする手紙で送ってきたのですが、、、。
以前なら、相手の現状の体調や精神的な状態も思わしくないだろうからと勝手に察することで、
自分が悪者とされたままでいいと白旗を振って詫びるばかりで「わかりました」といったでしょう。

その場をしのぐための言葉ですが、弱いココロの自分が現れて、
そのものに引きずられて巻き込まれてしまうことが、
かつて何度もありまして。

痛み眼にあってきました。


そのパターンに慣れてしまうと、
相手からの一方的な非難を真に受けて
「まぁそういったところもあったな。。。」と自分を納得させようとして自己主張を思いとどめます。




ですが最近にもその知人からのグサッとくる呪いの手紙が舞い込んだのですが、
私の頭部に入り込む血流が以前よりもグンと増えて良化してきたら、、、


このコロナの状況は誰もがつらいときです。
先の読めない物語がつづくのはお互い様で、
手紙を送ってきたもののみの悲劇でもありません。


普通に自分の状態がつらいというのであれば問題はないのですが、
3年前以上も前のことを延々と恨み続けているといわれても。。。
ただ、その知人は押しの強い、念の強い人だから、
こちらがなにか言おうとしても返り討ちにあい、
なぜかこちらが追い込まれる。



それは相手の一方的な思いをちぎっては投げちぎっては投げと、
悪感情の渦に巻き込まれていて、自身の冷静さがかき乱された状況です。


以前ならそれで、後々まで苦しむことがあったのです。

ですが。
そこで被害者づらしている知人に非がないかというと、そうでもない。
元はと言えば、その当人が蒔いた種でトラブルが生じていて、
私はその火消しを当時、かってでたに過ぎなかったことを思い出しました。

ただそういうことは知人はすべてスルーして被害を受けたというばかりですから。
本人はそう思い込んで、疑う隙は持ち合わせていません。
理詰めを一掃されて感情の石をぶつけられるのも、痛いものです。

そしてひるんだ瞬間、こちらの負けで、際限なく石をまたぶつけてくる。




そうなると、こちらも、嫌な気持ちになってビビるわけです。



ですが、頭皮の柔らかさが増してきて脳内の血流量が増えた、いまの、私は。

知人が非難の矛先を向けてきても、
冷静に車同士の事故の責任の割合を出す保険会社のようなそろばんをはじいて自責と他責の割合が明瞭に見えています。

私はそのような計算が反射的にできずにいて、形勢が悪くなっている居心地の悪さを感じて、折れるのみでした。
それは私にとって素直に納得できることではなく悔しいことで、
数日は眠れなくなるんですね。


でも、今回は気迫負けせずバッサリと私の感じたことを返答できまして。
すると知人がどう感じたかはわかりませんが、ねちねちした物言いでこちらの気を劣化させ続けるゲームをしてきません。


私がはじき出した「自責と他責の割合」を述べて、
相手が聞き入れる耳がありそうと思えば素直にいうべきですが。
人を非難するのは得意だが、人から耳の痛いことをいわれるのは嫌い。
嫌いなことをされると、それがまた、後でこちらへの非難するネタにされる。
面倒なので私が思い描いてはじき出した「自責と他責の割合」の説明は割愛しました。


こうする感覚は、その知人との長い付き合いで培われた偏狭なかかわりの末、
いままでの私には欠けていた部分でした。
以前は、そういう答えが出せずに苦汁を延々に飲み続け、
それで何日も眠れない。


でも、公平性が見えていない一方的な考えの主張なら、取り合わないでいい。
それがもとで何かが起きたとしても、それは致し方がないと割り切る。



そのような結論を得て、逃げずに決断した対処を即座に実行。
脳が働きだしたいまは、公平に自他を観たらこんな割合だからと計算。
それができると私ばかりがまずかったっていうわけじゃないんだから、って。
こちらを悪者と叫ぶ人の声を真に受けてしまうこともなくなりました。


普通に、クールじゃん。


この年になっても、いろいろと対人関係で悩み続けているわけです。
ですが、そこが収まってくれそうなカギに頭部の締め付けが減ることが、
もしかしたら私の場合には関係するのではと思えてなりません。



もちろん単純に大脳の決断を下す脳部への血流が増しただけではないかもしれませんが、
合気柔術の朝顔の手の操作をもちいた頭部のセルフワークで、
頭部の凝りを1/10に減らし、肩甲骨周辺の深層を緩め上部肋骨の変位が理想位置へと修正がかかりだしたとき。
その知人との感情面の冷静さを取り戻せたように感じます。

心因性の問題としてココロの弱い対応を改善したいとやってきたり学んだアプローチ法も多数でしたが、
今回は自身の窮屈な頭部の圧迫を改善したことで解決の糸口を見いだせたように感じました。
逆に言えば、これってココロの心理面のアプローチでここまで急にさばさばした感じになれるかどうか。
そのような感じを抱かされるようなことでした。



私の場合は、という限定されたところではありますが、
もしかしたら、頭部や肩甲骨周辺やその深部の凝りに、
脳疲労を引き起こし決断力が鈍るようにする秘密があるのかもしれない。



左側頸動脈で脈を診ると、私の以前の血流状態と比して1.3倍ほどの、脈の大きさを感じます。
もともと私の左側頸動脈の脈圧は、決して強く脈を打つものではなく、弱かった方ですから。
そこに将来的な認知症発症のリスクを感じていました。
そこがよくなっていくのは、とてもありがたい。



物事は決断に及ぶには、脳に十分な血流が必要です。
その量が欠けると結論が出せても、行動への決断ができず、また思考して堂々巡りの問いに苦しむことになります。

今回の頭部を自身で改良するシャンプーというセルフケアをするまでは、
だいぶ脳内での堂々巡りが起きていたのでしょう。



決断が急に増せば、弊害や失敗もあるでしょう。
ただ、自分らしく、自分の納得感がある行動が取れた末の失敗ならば、
それにより後悔を引きずることとはならず、
後々にいい学びに結びつくように感じます。


以前はリスクを恐れすぎて動かないという消極的な態度をとるようなことも、
前向きにそれをとらえて伸ばしていこうという視点で考えやすくなりました。





シャンプー効果、恐るべし。 ^-^




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当分、この自作の朝顔の手の操作での自身へのシャンプーを続けてみて、
頭皮がつるっとなって毛が抜けて丸坊主にならなければ、
やり方の概要をブログ等で伝えられればと思っています。


ブログでの文章や絵で伝は、頭部にどのような圧がかけられるものであるか、伝わらないでしょう。
そこには限界がありますし、すでに朝顔の手の操作ができている方と、これからの人でも違います。
朝顔の手の操作は、私の感覚では奥が深いものでカンタンなスキルじゃないと感じています。

まだ私はこのシャンプーのやり方について未熟さが目立ち、
インデアンヘッドマッサージ等を参考にするなどで
練って磨いて輝かせる作業をしていこうと思います。
まだまだ、研究途中なので。 M__M






今後、数年で多くの認知症を発症するといわれ、それがコロナで大きく跳ね上がるだろうと認知症の専門医が申されていました。
認知症も、体全体が良好な底上げがなされて、難が遠のくということですから、十分自身の日常生活を重んじていただきまして。
他にもできれば、
このようなシャンプーのやり方や、
あとは脳内への血流量を増やして脳神経を活性化させる有効成分を含むハーブの力などももちいてみて、
認知症にならないよう生活を送れるならばと願うところです。




余談ですが、以前、頭部のリリースに関心ある方がベン石温熱器を自身で購入なされ、
その利用で経絡や経穴、筋肉等へのセルフワークを成功していってくれればと願っていたのですが。
それは「機材購入の足かせ」も強くて。。。
実際にベン石温熱器を買ってセルフワークをなさって改善したという報告は、
3名の方からいただいたのみに留まります。 ^-^;;;(当然のようにその3名様は、私と同業者です)



対して合気柔術の朝顔の手の操作は。
技術的には高度なもので熟練するにはハードルは高いものですが。

素手とシャンプー(私はトニックシャンプー利用中:お手持ちのシャンプーで十分でしょう)で準備はOKですね。

その面で言えば、とっつきやすいでしょう。
なので、気軽に試していただけるはずです。





そして。。。

ひそかに、私は、今回の私に起きた突如としての対人関係上の「決断力のアップ」が、
私の器質的な脳機能の低下した部分を補ってくれたもので、
そこが認知機能の改善に飛び火するのではと、期待しています。


脳神経系は連鎖してダメージを受けた部位を補うことができますし、
そういう補完をするには潤沢な頭部への理想量の血が必要となります。



物忘れが多発しだして認知機能の低下段階を過ぎた認知症は、
進行を遅らせる薬はあっても、すでに脳の器質が異常をきたしたところは根治させる薬はありません。
その意味でいえば、脳へごみを貯めないようにするための土場を作る努力を若いときからできれば安心だと思いませんか?


先日の先生の話では今後も認知症を発症後に、
脳を元通りの状態に復活させる薬は。。。
なかなかできるものではないといわれています。


日常生活にしみこんだシャンプーをする行為で、
日々、頭部の凝りをケアできる習慣を皆様がつけていただければ。
いいなと考えてます。


私が朝顔の手の操作をここ数か月でまじめにやり始めたころでは、
最初は疲れて果てるほど眠くてだるくなるような好転反応が出っぱなしでしたが、
そこをがんばって乗り越えていくと。。。

私自身も、やや笑ってしまうんですが、私の肩甲骨周辺の筋肉のしなやかさや柔らかみは、
「なんか、、、これ、どうしちゃったの!」
とにんまりできる、かつてないレベルに到達しました。


ここまでの柔らかさと化すことは想定外のこと。
おそらくこれからも、今まで蓄積してきた根っこの生えた凝りを、
ちょっと必死な感じのシャンプーをするたびに、着々とおろすことができるでしょう。


上半身の筋肉の凝りが大幅減少して、
肩こりや首凝りが低減するという、
そこ狙いで、興味を持ってシャンプーをというのもいいのかもしれませんね。




posted by スズキ at 17:13| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月26日

合気柔術の朝顔の手という手の操作の練習にあわせて、足を手と同様の朝顔の手に模した操作法の練習をしたほうがしあわせになれることがありました。

個人的な身体操作の訓練ですが、
朝顔の手という特別な手の操作を練習してきました。

少しずつ手の動きは慣れてきたのですが、
不思議なことに「足がつる」という現象が起きてきました。

「これは、いったい??」

不可解なところですが、少し前に雨がちで運動不足が続いたからからだろうと。


ただ、どうも変で、歩くと以前の疲れとは比べ物にならないほど足腰背中が疲れる。。。


手の動きを大きく変えて定着しだしたころに起きたことですから、
もしかしたら手の動きと、足の動きを同期させなければならない。
そのための訓練が必要とされているのだろう。
そう感じて、足の操作を手に模してみました。

以下の手順は守ってください

1. 腓骨を上方へ引き上げる。小指側が同時に持ち上がる感じで外旋し始め、ある程度の所で腓骨と小指側の足部を固定します。(2.をするときも固定です)

2. 脛骨を下方へ踏みしめる。親指、人差し指を伸長させるようにする。

3. 腓骨と脛骨を意識して前方側を押し広げ隙間をあけ解放する。足裏の湧泉というツボの位置が上方へもひきあがる感覚とし、それと同期して横隔膜が上方へ押しあがる反応が起きるかもしれない


という手順で、いくつか足の裏の手の内を繰り返し練習していくと、
足がまったくつらなくなりました。
同時に背中等の得体のしれない不調が、めっきり軽減しています。
グラウディングの感覚が、また一歩、先に進めた感じがしました。



私はてっきり手がある程度、動きが正常化すると足部もそれに同期する性質があるから、
自動で足部の動きや動作も書き換わっていくものだと思いました。
それもあって、お客様には、手の操作を、まずは大事に練習しましょうとのみ、お勧めしていました。

その甘い見通しは、手の朝顔の手という手の内の作り方は、
多くの合気柔術の教練書などにも解説してあるが、
足の朝顔の手が語られているものはなかったというところからでした。

その点に置いて、私から手が操作できることがまずは大事で、そこを!というアドバイスで、
私と同様な症状が現れている方がおられましたら、大変申し訳ありません!!!

同様の操作で、足部の操作をトレーニングをなさってみてください。
私のように手のみに操作の改善が、2か月内日々数時間の操作の工夫と練習をするようにすると、
短期に大幅に筋経や経脈の流れも変わっていきます。
それに足の同期が追い付いていかなかったのです。

そういうときには、手だけの操作の練習に限らず、
足も、特別に操作の練習をしてみるといいでしょう。
手の動きに同様な手順ですから、手ですでに動きの要領を磨き身に着けていれば難しくはないはずです。



余談ですが、バレエ等をなさっておられて足の操作がすでに巧みにできておられれば、
私のような足のトレーニングをしてもいないのに足がつるようなことも起きないでしょう。

足裏について、バレエをしている方々には、上記にあげてある 1.〜3. は定番です。
足首から先を動かすときに使いますね。
なじみがあると思います。


posted by スズキ at 10:19| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月24日

健脳ハーブとして、ゴツコラ同様、バコパもすばらしい! だけどその意中のバコパを手に入れるのにはハードルが多少あるみたいです。ご注意を!

先日、「バコパは〜」といった脳のサプリとして、
非常に優れたハーブがあるとブログでお伝えいたしました。


2021年08月06日
健康な脳を維持してIQを高めるハーブ『バコパ』のご紹介
http://bodywise-note.seesaa.net/article/482801404.html

2021年08月10日
暑いですね〜 そして私には脳機能の維持改善の研究に熱が入ります! 😂
http://bodywise-note.seesaa.net/article/482860647.html



インドのアーユルヴェーダでは、バコパというハーブには、以下のような効果が認められているという。

・皮膚病
・貧血
・糖尿病
・歯痛
・粘膜の症状
・強心剤
・血液浄化
・熱を下げる
・蛇の噛み傷の修復
・便秘
・流産予防
・胃腸障害(特に煙草による影響)
・美容効果
・精神病
・不眠量
・てんかん。


昨今では成分分析で「認知機能を向上」させる成分が含まれているとされ、学術的研究も進み論文数が増え、注目が集まっております。


アーユルヴェーダ系のバコパは、和名:<オトメアゼナ>またはブラフミとして一般に知られている<バコパモニエリ>のことです。


大量のバコパ.png


その<バコパモニエリ>について詳しいことを調べたい方がおられれば、
以下のアメリカのほうの英語のサイトのほうが多数の研究論文情報が掲載されています。
ですがわかりやすい日本語で読みたいというならば、
日本の以下のホームページにある
「MEDICAL HERB RESEARCH」より、<バコパモニエリ>で調べてください。

アーユルヴェーダ系のハーブとしても最も知られ、
広く寄り添ってもちいられてきた特殊なハーブであることがわかると思います。



日本メディカルハーブ協会
https://www.medicalherb.or.jp/



そのような有用性の高い成分が含まれたバコパは、
たとえば以下のようなサプリにもなっていおります。


ハイパー バコパ 60粒入り バコパエキス 19200mg配合 国内製造 脳 サプリ ひらめきサプリ 約一か月分 健康サプリ 栄養補助 ハーブサプリメント 栄養補助食品 bacopa 植物サプリ バコパモニエラエキス BACOPA スコアアップ 脳 サプリメント バコパ サプリメント

私がAmazonでバコパのサプリにどんなものがあるかチェックしていたら、
バコパ(ステラ)というまったく違う種の植物の写真が載せられてたので驚きました。。。

たまたま写真を引っ張ってきてページを作った方に知識がなかったのだとおもいます。


「あらまぁ、サプリ販売者がこんな初歩的なミスをするほど、バコパって知名度がないんだ ^-^; 」


バコパを口に入れるもので、
間違ってステラのバコパを食す人がでたら、アレルギー反応等の問題を引き起こすのかな。。。
そう、想像しだしたら「さすがに、これはひどいなぁ」と思いました。

物事にあまりうるさいことを言わない私ですが、
これは速攻で販売者に写真を差し替えたほうがいいと指摘の連絡を。


ちなみに、アメリカ等のサプリの積極的に取り入れる国では
アーユルヴェーダ系のバコパの知名度は高いためこのようなミスは見たことはありません。



ただ日本では、
バコパモニエリ について販売する側が誤解をしているケースもあるようです。

バコパモニエリを水草として購入しようとして、「ウォーター・バコパ」という別種類を買っている人も。。。
「ウォーター・バコパ」では薬効は期待できませんし、食したときの副作用等も文献としてみられません。
もし生のバコパモニエリを手に入れたいという人がいれば注意がいります。


メディカルハーブを目的のものを手に入れたと思ったものの、実際はまったくの別物だった。
初歩的な「ミス」ですが、これは信用を大事に考えればやっちゃいけないことの最たるもの。
薬草と毒草を見分ける図鑑のようなものが出版されていて、
意外に薬草とうり二つの毒草が存在するものですから。

たとえば、「よもぎ」というよく知られたハーブは、「トリカブト」という伊達政宗が毒殺されそうになったときにもちいられた劇薬と似ています。
トリカブトも薬として使うことがありますが、それは用法やもちいる分量などを間違えれば、薬が毒となってしまう危険な植物です。
そのようなケースは少なくはありません。。。


だからバコパモニエリは、
それをよく知る者でなければ、
不思議なトラップがかけられたハーブとして間違えて栽培させられてしまうリスクを背負うこともあるようです。

何を隠そう、私もステラバコパを花屋から買って帰ってきた一人ですから。
一応、花屋の店員さんに、アーユルヴェーダ系のハーブとして使われているバコパですか?
と尋ねたのです。
ですが後から勝手なことを思えば、
その店員さんはそのような質問を受けたことがなかったのか、
「これは間違いなくバコパよ」ときっぱりと押しが強い言い切りだったので、
変だとは薄々感じながらも購入しちゃいました。

あとで意中のバコパを手に入れたときは、笑うしかありませんでした ^-^;;)


そういったこともあるので、
ひとまずは信用あるサプリメーカーのバコパの商品を手に入れたほうが、バコパ利用には安心なのかもしれません。


私も最初はそのようなバコパのサプリを自前で購入してしばらくとってみたことがあります。

イメージしたほどの期待がかなえられるほど、脳がリフレッシュした感じはなかったのです。
ただゴツコラのサプリを摂ったとき以上の何かを感じたというところもあって、
バコパはお薬と表現してよさそうだと感じたことがあります。


でも自宅で栽培しているバコパモニエリを、生のフレッシュな状態でここ2週間ほど継続的に摂ると、

「あれ、、、たぶん、これって以前より私の脳の働きがいい感じがするぞ」
と、感じ取れるようになりました。

大量に購入したモリンガの粉を耳かき程度を食べると気分がおかしくなる私ですが、
生のバコパモニエリは、ちょっと苦みがあるんですが、私にはあまり不快な苦みではなくサンドイッチに挟んだり、
サラダに混ぜる、時間がないときは水洗いをよくしてそのままいただくというのでも問題なくいけています。


バコパは生育のしやすさなど、育ててみて実感できました。
ゴツコラ以上にたやすく育てられる。
なので私の中では、
バコパが健脳ハーブとして、多くの人に広まればいいなと考えるようになってきました。



個人的なゴツコラ愛は、はんぱがないものですから、そちらの栽培は力を注いでますが、
バコパは育てられる環境をしっかり調整することで、知らぬ間に大量に育つ感じです。
特に今の暖かい気温のときは、その生育状況は目を見張るものがあります。


インドでもバコパのある地方では、どこにでもある身近なハーブとして親しまれてもいます。


もし健脳のためのハーブに関心がある方は、
バコパも、ゴツコラ同様に調べて体験してみるといいでしょう。

認知機能の低下するリスクが高い日本人の体質では、
いざというときに、それを試用して用法や用量などを知っていたならば。
自分の身を助けるようなこともあるでしょう。



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【追伸】2021年8月26日:バコパを自分も育てたいが、どうやって手に入れたらいいのか?という問い合わせメールをいただきました。

たとえば、水草を販売しているアクアリウムショップ。
そちらで、店員にウオーターバコパではなく、オトメアゼナというバコパモンニエリが欲しいのだが、と言ってください。

または、下にAmazonのショップのリンクをさせていただきましたが、
発根していて定着が確実という、初心者にも育てるときに失敗がないようなものも容易に手に入ります。




ゴツコラは、ちょっと入手にてこずりますが、バコパはそこまで入手が難しいっていうわけではないので。
その点は、バコパは生の健康増進食品としてもちいるために自主的に調べようと思う方には入手ハードルは低く、育てやすいハーブです。

posted by スズキ at 17:59| Comment(0) | アダプトゲン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【 コロナ禍のメンタルヘルス 】の対応参考のため、公開講座で考えを学ぶ

コロナ禍のいま。


「病気になったらどうしよう」
「今の仕事ができなくなったり、解雇されてしまうのでは」
「外出制限やテレワークで在宅時間が長くなり、生活環境の変化に適応できない」
など。。。

 新型コロナの感染拡大の影響による不安や恐怖などによって、心身に様々な反応が生じます。



そのようなときには、
たとえばネットで【 コロナ禍のメンタルヘルス 】と検索していただければ、
有益な対処法をアドバイスするページなどが見つかります。



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一昨日前に、品川区立図書館にいくと、次のような公開講座のパンフ。
とりあえず、参加申し込みをしました。



立正大学審理学部公開講座
( オンライン開催)

『コロナ禍のメンタルヘルスを考える - 心的トラウマとしてのコロナ -』

https://www.ris.ac.jp/psy/news/2021/0704.html
(上記立正大学心理学部 URLに パンフPDFがあります)


■ 開催日時: 9/18(土曜日) 15:30〜17:00
■ 申し込み方法: 品川区ホームページの電子申請ページからお申し込みください
■ 対象:16歳以上
■ 定員:300名
■ 受講料:無料



なんとなく気分の落ち込みや気力の低下、倦怠感などなんとも言えない心身の不調に悩まされていませんか?

コロナ禍は、私たちが考えるより心に大きな影響を与えています。

「心的トラウマ」という視点から理解することで
コロナ禍におけるセルフケアのヒントがきっと見つかります。

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とのこと。


忘れずに参加して、学ばせていただければと願っています。
私同様、「コロナ禍のメンタルヘルス」の講座に関心がある人は、参加申し込みを考えてみてくださいね。






人はいま。

現状でおきている事態に加え、
未来には未知なる要求や欲求が詰まっていて、
そこからくる不安や焦りをコントロールしたくなります。

それが思うようにできなくなったとき。

感情がカラダの変調を引き起こします。



--- 問題も解決の方法も自分のなかにある ---

それは私自身の信念です。

徹底した考えを整理していく過程を経て、それはみつかります。
整理していくためのきっかけとなる質問から回答を積み重ねる。
そのような過程でコーチなどの出番が役立つことにもなります。


「 自分にどうしてこのような体験が生まれたのだろうか? 」



仏教でいう『縁起』を思い起こそう。
すべては関係性の上に起きています。
無縁ではなかった。。。

そこで思いもよらない回答をインスピレーションで得られるまで、
記憶の扉を開くようにすることが求められることもあると思います。。。


不安や焦りの感情をしずめるための発見は、
他者まかせにしていれば、
自らがコントロールできるところを求められず、動揺は収まりません。
そうなれば回復スピードが鈍って楽になるまで時間はかかるでしょう。
偉い先生の知恵頼み、他者の依存に傾倒しすぎるべきではありません。


心的ストレスを低減できるよう工夫して、
疲れた感情を治めてパフォーマンスアップ。
そのうえでの不調のケアをしていきたいですね。


私はそう考えています。

ただ自分の内側にある考えに気づくために、
他者の考えや意見を聞きすんなりうなづけるものは、
大概がすでに自身の内側でもやもやした未整理の状態が整えられたときです。
まったくの未知のアイデアや概念は、違和感が強く出てしまい使えません。
そのような意味もあって、公開講座の受講もいいのでは? ^-^
posted by スズキ at 05:04| Comment(0) | メンタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月23日

肩のこらないようにするには、腕は『回内』か『回外』か?

たとえば、デスクワークや編み物をするとき。

集中して長時間の座り作業をしていると肩が凝ります。
肩が凝る度合いを下げるよう工夫をしたいでしょう。

そんなときに肩コリを低減させる動作解析をすると、
<腕の使い方>にもポイントがあります。


腕の制御.png



腕を内側に回すことを『回内』といいます。

腕を外側に回すことを『回外』といいます。




良い姿勢をキープするには腕が『回外』していることが大切です。

図で言えば右側ですね。

肘を『回外』させ、手首は『回内』。
そのときに肘を少し下に落とす(下方に押す)ようにするといいでしょう。
すると肩は、なで肩へ。

肩関節、肘関節、手首関節ともに、関節のはまりがいい。



対して。
上腕が『回内』すると、脇があまくなる状態。

図で言えば左側ですね。

上腕が『回内』したら肩が上に持ち上がり、前へと巻き込む。
肩、肘、手首の関節ともに、関節のはまりが悪い。
肩が前に巻き込むと呼吸がしづらく息があがります。
それで血中酸素量が減ることになり、
血行が悪化し筋肉中の乳酸が排泄しづらいため凝りが進みます。

これは肩こり間違いなし。





腕を回外させるときの胴体ですが、
胴体部分の上端の両肩と下端の骨盤の左右が、ともに内側にしわになって縮んだりつぶれることのないようにすること。
張りや広がりを感じるボックス状に保つことが、同時に求められます。



あと注意点は、腕の回外について、自分では上腕や肘を回外しているつもりでも、
肩甲骨が肋骨に密着・癒着があれば十分にそれは達成することができません。
そのようなときには、まずは肩甲骨が肋骨からはがれるようなエクササイズを先行するとよいでしょう。
または肩甲骨が肋骨に癒着する度合いが強ければ、鎖骨下に大き目なしこりができてしまっているため、
ここは一般的にはセルフケアやセルフワークでのリリースが起きづらく、変化が期待しづらいでしょう。
場合により、施術などで他者の操作を受けることを検討してもいいのかもしれません。
posted by スズキ at 16:30| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月22日

初、東京都薬用植物園、拝観してきました。 あと、栽培環境による薬効の差異について。

東京都薬用植物園』という薬用植物園としては大規模な薬用植物園があります。

東京都薬用植物園 - 利用のご案内
http://www.tokyo-eiken.go.jp/lb_iyaku/plant/kaienbi-kyuenbi/



場所は西武鉄道拝島線の東大和市駅から、ほぼ真ん前。

・入園無料。

・開園時間帯は時期により開園時間帯が変動するため、
 その点は気を付けてほしい。8月のいまは16:30で閉園。

・園内が広い。
 その日は薬用植物に関心がある同行者がいたのだが、
 雨続きでなまった脚が障害しつつの探索で難儀されておりました。


ただ現在はコロナの影響で、室内展示場は閉まっていて残念。


室内受付エリアにパンフレットが多数置いてあります。
かならずこちらによるようにしたほうがいいでしょう。

・写真で見る絶滅危惧植物
・東京都薬用植物園案内
・東京都薬用植物園 四季の薬草
・身近にある有毒植物
・ご存知ですか 栽培が禁止されている植物があります
・家庭園芸、ちょっとした注意で楽しく安全に(一枚のぺら)
・東京都薬用植物園 見ごろ情報 (2021年8月13日現在)



■ 麻の葉が拝見できる都内唯一の植物園


「麻」「ケシ」の家庭菜園では栽培不可の植物が
薬用植物園として都内では唯一、一般に観察できる。
私は初めてこちらで「麻の葉」が見学できました。

「麻」は日本では神聖な植物とされています。
茎はリネンとして衣服等に、麻布(あさぬの)や麻紐などにされ、
実は加熱等の発芽防止処理をほどこされたあと食用に。
葉は、他国では鎮痛の薬剤用として積極的に栽培されもちいられているものの、
日本では『ご存知ですか 栽培が禁止されている植物があります』というパンフに書かれているように、
大麻の所持・栽培は違法です。
1〜3メーターに育った大量の麻の葉がしげる姿が観察できます。
個人的に、麻賀多神社という神社を崇敬していて、
麻の葉がこちらの神社の紋にもちいられていたため、一度実物を観たかったのです。

その隣には「ケシ」という植物の栽培地があります。
ケシも、ご家庭で育てていいものと育ててはならないものがあり、
こちらではご家庭では育てられない種も。
ただ時期的に、現在はケシは植えておらず、
耕運機的なもので翌期栽培を目指して整備中でした。

こちらは厳重に監視されているエリアで、麻やケシは間近で観察はできません。




■ 有毒植物も多数


『トリカブト』等の有毒植物など、
「下薬」とされもちいるのも慎重にというものも多数間近で観察できます。

漢方薬では、
「上薬」「中薬」「下薬」のようにわけます。
「上薬」は、日常もちいていくことで身体を健康な状態へ養生をかなえられるもの。
「下薬」は、ある目的の症状を抑えるために<毒を煎じて薬とする>といえる強い毒性を持つもの。
「中薬」は、それらの中間に当たる。

クリスマスローズという家庭菜園で人気の根強い有毒植物はたくさん植えられていました。




■ こっそりとツボクサ(=ゴツコラ)


あと『ツボクサ』、ありました!

こちらは温室内に30センチ大の鉢植えに、
こじんまりした葉が多数生い茂り、ランナーのルートも見えます。
が、存在が隠れて見過ごしそうな雰囲気。
ネームプレートも、ツボクサの葉に隠れて観えません。 ^-^;



他に一見では見切れないほど、大量の貴重な植物に圧倒されます。



ただバコパやアシュワガンダ、ホーリーバジル等のアーユルヴェーダ系ハーブはございませんでした。 ^-^;



セミのなきごえのけたたましい、夏が感じられたひと時を過ごすことができました。
薬用植物に関心がある関東圏の方々には、お勧めの学習スポットです!




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




ここからは薬用植物園から離れるのですが、
いろいろ私自身、薬用植物を育ててみたのですが、
いまいちどのような環境でそれらを育てれば最良の薬効がありそうか、、、。

そこがわかりづらい。
科学的な成分分析をする検査技術があればいいのでしょうが、
そのようなこともできないでいます。

ペンジュラムでダウジングしたり、オーラメーターをもちいるにしても、「問いかけ方」が難しい。

どうもそこに手詰まり感を感じていました。


そんなときです。
栄養の最上級を嗅ぎ分けていく野生動物が、
あきらかに「これだ!」というようなメッセージをあたえてくれました。


そのことをとらえたとき、私には腑に落ちるところがあり、改めて感じました。

人間である私には嗅ぎ分けることができなくなったものも、
特定の野生動物には速さと段違いの正確さを持って選別していく。


たとえば、ミミズコンポストで、団粒構造の土をつくっていますが、
ミミズが大好きなきゅうりをあげたとき。
いつもならよろこんで種のある部分から食べていくのだが、
一切、手を付けないきゅうりが残されることがあったのだ。

農薬などがかかっておればガタイの小さいミミズには致命傷になるためよく洗うのだが、
そのきゅうりはおそらく内側にまで農薬が入り込んだものだったのだろう。
私にはそんな危険な食物がスーパーでは売られていることが把握できていない。

考えると、野生動物として生き残りを果たしてきた生物には、
そのような危険なものを除外し、自身が取り入れたい食物を効率よく選別する。



たとえば、
屋上に8パターンの栽培環境を変えてバコパを育てています。
水分量、土、肥料量、混植パターンなどを変えているのだが、
どれもバコパであろうと感じられて質の良し悪しが見分けられない。

そこで途方に暮れていたわけだったのだが、
そんなときに野生生物(※みみずではない)は、
そのなかのひとつの株のみ手を付け、他は見向きもせずスルーする。
小憎らしくなるほど、奴らはセンスがいいのです!!

一番食いつきのよいものを食べられないように完全密閉したときは、
次点となる効能のよさそうな活きのよいものを早くすぐに見つけて食していく。。。
そうやって効果順位が決められていくのです。。



これは当初の私には想定外の選別方でしたが
その野生の嗅覚・味覚で見立てられたこたえを尊重しようと思いました。



栽培環境の最適化が決定的に採取後のそれの質を決めている。
そういうものだろうと想定して実験をしていたのだが、
その想定は正しいもので、
そのようなこだわりが力強い上物を手に入れるには必要だ。
そう考えると栽培地が最適地でよく考えられて栽培されたかで、
外見的には同種の植物の成果物であっても、内容的には別物。

そんなことがリアルに起きていた。
それが手に取るようにわかった瞬間でした。

つまり、ある種のハーブではこれこれに効果的と効果効能が語られているとしても、
栽培環境や状況の作り方により、
効果が10割引き出せるものと、半減かそれ以下の生薬が混ざって市販されている。
そのことをご理解いただいたうえでなければ、期待する薬効を取れるかどうか判断するときに迷いが生じるでしょう。

ある人は、幸運にも効果の高い生薬を取り、
ある人は、不幸にも効果の低い生薬が届けられたならば。。。

だから特定の生薬には、今年は当たり年とかいって、効きのいい年があるんです。

誠実な商いをしている商店から入手しなければ効果が高いものを目利きしてくれて、
それを手にすることが難しい。
効果度の差異に気づいている多用して治験をするものにも、
上質なものが容易く手に入るものではないと薬学部卒の方から聞いたことがあります。

そんな指摘から上質のものを自作したいという発想で、
手間を惜しまずの実験をしてきました。


そういったこだわりと必死さから
私はこの時点で「バコパ栽培について自信」を持てるようになり、
私にはそれがいずれ自身の強みにできるものだろうと感じました。


あと数種のハーブを同様に上質なものを栽培採取できるよう実験が進行中です。


ちなみにバコパは、認知機能を高め、抗酸化作用があり、
アーユルヴェーダ系ハーブ医に貴重とされ効果的にもちいられる植物の一種です。


posted by スズキ at 08:52| Comment(0) | アダプトゲン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月21日

思考や感情由来でカラダをゆがませてしまった沼にはまると、抜けられないって、なぜ?

人間関係上の問題から、心身に異常をきたす方も少なくありません。
お客様からのお話で、職場、身内との人間関係の悩みなど、。。

たとえば、
「『非難すること』にたくさんのエネルギーを使っている組織や人」の存在があります。

そういう組織や人は、だれも責任を取らない有害な文化を作り出します。
物事が計画通りに進まないのは他の誰かの責任、誰かの失敗ということになります。




その行為でどのような結果を作り出したいでしょうか?





たとえが悪いかもしれませんが、
政治の世界でいうならば、与党を非難ばかりしている野党のようです。
良策や良案をもって自らの進む道を指し示そうとしてくれていません。
こうなったのはすべてが与党の責任だしそちら様の失敗だという。

相手以上に考えぬいた形跡が見える代案は提示することをしない。
それで野党の伸びしろや実力を、どうやって知ればいい?
非難する役割と割り切ってそこにばかりエネルギーを消費して、
自らが責任を感じ建設的なことへエネルギーを割いていない。


そのようなシーンを国会での討論などで拝見するようなとき、
「与党も与党だ、だが野党も相変わらずだ」と感じるのです。


これは人に対しても同様です。
人を非難することばかりにエネルギーを使いすぎているものは、
「こうなったのはあんたのせいだといい続ける」ものです。。。

100歩譲って、そこに相手の失敗があったかもしれません。
だがいつまでも過去のことにしがみついて、
相手が至らないと非難することにたいそうなエネルギーを費やすならば。
そこでなにが起きているかといえば、
自分を建設的な力で満たし変化させ、
向上発展させる責務を放棄しているのでしょう。

自分では責任を取らない、自分には責任などない。
すべてはあなたのせいだと責め攻撃したり、恨んだり。


非難されても、政治家は肝が据わりさほど動じません。
野党からの非難が集中される国会答弁は、慣れている。
うまいことその場を切り抜ければいいだけのことだと。

もし野党が冷静で与党を上回る深淵熟慮した建設的な大案をだされるようなら、
そこは慣れていない与党が、真剣に自身の立場に危機感を感じることでしょう。






ですが人と人との人間関係上の問題で、
ただただ非難することに多大なエネルギーを割き続ける人がいたときは大変です。

対象が「人がいい」といわれるような人だとすれば、
一方的な暴力的ふるまいだということに気づかず、負のエネルギーに巻き込まれていく。

たいてい非難するものの主張は偏狭なもので、
なんでそんな一方的見解で非難し続け、
自己正当性を押し出せるかが信じられないものです。
自身のやっていることを棚上げにできるものじゃないと、
この非難しっぱなしという荒業はなしえないので。

そんな相手の非難押しにのまれ、
びっくりしたり動揺したそぶりをみせたらエンドレスで責めていいという許可をもらえたと勘違いして、
どえらい災難が身に降りかかってくるようになる。



上司のパワハラ行為の裏に、こんな図式があれば、
きびしいことになりましょう。。。
または親から、子供から、パートナーからなどと三親等以内の身内からも。。。
きびしいことになりましょう。。。



そのような人間関係の直下にいるときは、
無意識に相手からの攻撃から身を守ろうとする反応が肉体に生じます。
引っ掻き回される苦痛のしんどさから逃れようとするために、
腰、肩、首などが自己防衛パターンで固めて感受性を麻痺させようと歪みだします。
それは何例も似た状況で苦しんでいる多くのお客様を観させていただけば、
それぞれのお客様に共通しているゆがみパターンが現れて見えるものです。

この腰と首の縮み過ぎたままといった椎間板を削るような変位パターンを私が見るとき。
「人間関係で重々しいものを背負っている人なのだろうか?」と直感します。
後で親しくなって話を聞けば、やはりそうだったということが大半なのです。



非難に多大なエネルギーを割く友人、職場、親類縁者にいるときには、
施術だけで持続できる一定以上のゆがみの改善成果が出しづらい。
施術直後、一時的には改善してみえるが、
しばらくすると施術直前のときのゆがみへと自らが戻ろうとしだします。

カラダをゆがめて、自分の感情面での感度を鈍らせる麻痺をわざと起こさせている。
人間関係上の苦痛を感じるときの脳が感じる打撃個所は、
物理的にバットで頭や背中を殴られたのと同じ場所が反応している。
だから第二第三の非難にサンドバッグ状態とされる苦痛から避難逃避して安定して生きるために思い当たった方策として、
自らの身をゆがめて呼吸や血行等の代謝を落として、身を固めて痛みに耐えられる姿勢のまま暮らし始めます。

そうした場当たり的で自分の身をおとしめるような対策を、
人はとっさのときにやってしまいます。
そういった嵐が早々に過ぎ去ればいいが、
継続して巻き込まれれば自分の身をゆがめて身体感覚を劣化させることで、感情面の感覚ボリュームを下げる手が定着します。
100%の感受性であれば、100%の苦痛を感じますが、
50%に感受性を落とせば、50%の苦痛で済ませられます。
後者の耐えられる。。

だから自らカラダのゆがみを作り出して、
感受性を自己調整するというやり方に手を染めるときがでてきます。

そこにいったん逃げ込むと、独力ではなかなか復活できません。

なぜかというと、
襲い掛かる怖ろしい苦痛を低減させる技を獲得して身を守れるようにしたんですから、
それは自分にとってはあったほうが50%の苦痛が減った幸せを感じられるものです。
そうしたゆがみをなくせば、再度、100%のボリュームで苦痛が襲い掛かります。
そのことを無意識的に知っているため、ゆがみあるカラダが安息の安全地帯と感じてしまっている。
だから外的な圧をかけてゆがみをリセットしたとされても、
それはドンパチする戦場に襲い来る矢を避ける盾を奪われたに等しいことと感じるでしょう。

厄介ですが、
必死になって盾を探し、
ときには以前よりも強力な盾じゃないと不安に感じ始める引き金にさえなるケースもでてしまう。

すでにお客様が、パワハラや身内関係のトラブルを自覚的に把握できていればいいのですが、
そこの気づきが至っていないときには、施術での制御は屈筋群を緩めすぎずに伸筋群の再生を主にするというやり方で、
更なる感受性を落とさせることがないように気づかわなければなりません。






また、言いにくいことですが、
未成熟で自らが非難にばかりエネルギーを使い続ける傾向がある人にも、
特徴的なゆがみ方が観られるのです。

自分に建設的な改善をなすための力を発揮する方策があることに気づかぬまま、
相手の行為や行動にばかり責任を持って対処しろという気持ちでいるならば。
こちらが思ったように変わってくれない相手へのいら立ちや虚無感ばかりを感じることもあるかもしれません。
嫌がる他者を自分の思ったように操れると思うのが愚かなこと。
自分の常識は相手の非常識でしょうし、立場が変われば見方や感じ方が変わることに気づいていない。
それでは話がかみ合わないでしょう。

相手とのやりとりに歯がゆさや失望が生まれます。
自分の思い通りに動いてくれない苛立ちや失望があります。
そしていくら言っても自分に相手は変えられない事実が突きつけられ、
そんな無力な自分を魅力的な人と評価できないものです。
そういった焦りが、さらに他者を非難する行為がエスカレートへ。
建設的な思考が及ばない脳の使い方が、火に油を注ぐ感じに空回りし続けるでしょう。

結局は、みずからの建設的な想像力を発揮せずに、
相手に対しての依存心や依頼心が跳ね上がるばかり。

知的な行動を楽しみや快感と感じる人間の性質からは、
遠のくばかりでしょう。


そのような考え方で沼にはまると、
姿勢分析をするときの観察として。
地に足のついた立ち方ができず、ある人は骨盤が捻じれつつのめってしまう。
「胸椎がひねくれる」ような<特徴的なゆがみ>を内包していきます。
胸椎は、ゆがみが起きにくい構造上の特徴がある部位ですが、ここが施術家でなければわからないと思いますが、
心臓をざわつかせて落ち着きを減らすような負担を四六時中作り出していく自閉パターンを持ってひねくれんです。。。


24時間寝ても覚めてもやむことのない、他者非難に気を持っていかれる感情エネルギーのロスは、
実際に自身の身体エネルギーの枯渇へと舵を取ります。
これも、、見方がわかれば、判別できる可能性があります。




これらは。

人間が「思考」により、自分のカラダの変位を創造している一例といえるでしょう。
このときは「思考習慣」を変えられたときにのみ、カラダは素のままに戻るのです。
そうした胸郭パターンを書き換える「鍵」を、自分だけが握っていたわかり、
考え方に建設的な変化が生みだすようアクティブなコーチング思考などの習慣づけを徹底して行うと。

カラダの芯も書き直されていくように感じました。

これは私自身の感じたところでもあります。





最後に余談ですが。
Tverでテレビドラマの『ひねくれ女のボッチ飯』をたのしんでみてたんですが、
こんな感じのひねくれ方はかわいいんですけどね〜。
ドラマは最終話を迎え、しあわせ感があるエンディングで。
ひねくれ度が治って終わったような感じです。 ^-^ 

posted by スズキ at 16:41| Comment(0) | 心理的なこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月19日

脛の脛骨と腓骨に挟まれた筋肉、前脛骨筋・後脛骨筋等の緩めていいところまでの下準備にこぎ着けたこと

昨日の施術にて。

コロナのなかですが月一度の定期的に
アフターフォローの施術で、ここ半年以上受けていただいているお客様がおられます。

私の施術をお受けいただいているお客様のほとんどの方々が、
東京品川の私のところへとお越しいただく際に、8割方のお客様は1時間以上の時間かかります。

こちらのお客様は東急線沿線にお住まいで、おいでいただく移動時間が最もかからないお客様です。
「私は、おそらく鈴木さんの所へくるのにも一番近いのでは?」とおっしゃっていただき、
足を運んでいただいておりまして、、、感謝いたしております。



これから書かせていただくことには個人情報にかかわり
詳細を書かせていただくことはできないことをご了承ください。

ただ、とてもうれしいことがありました。 ^_^)


私は手(や頸動脈)の『脈診』をさせていただいても、
お客様から口を開いてぜひわかったことを教えてとおっしゃられない限り、詳細をお話することはありません。

問題はない「平脈」という理想の脈状の場合は「大丈夫ですよ〜」の一言でいいわけですが、
脈管の硬さが硬かったりぐにゃぐにゃしていたり、脈が速かったり、脈管が太く大きくなったり細く小さくあったり、
他にも様々な状態を読み込んで、それらひとつずつに背景となる問題ある状態が隠れています。


たとえば、たいしたカラダの問題がなくて既往症がない基礎疾患がないといわれる人の脈を診てみると。
おっしゃられるとおりに問題がないようなケースもあります。
ですが、繊細に脈状を読むと、気血津液の基準が下がってたり行き過ぎていたということが見えてきます。

私が脈診を学びだした段階で、多くのお客様や元気な知人等の脈診をして気づいたことですが、
バイタルサイン測定も大事ですが、そこにあらわれない状態が読み取れるって便利だなと。

そう感じたものです。

そして元気な知人という中には同業者の整体やカイロプラクティックの先生方が過半数だったため、
左右の脈の差があるのはおそらくこういうことで、気の送りが弱っているので肝臓が、
そして脈を診るにも強めに脈管部を押し込まないとわからない沈脈なのだから、、、
などと知っていることを様々な同業の方で、私がまだ脈診の修行の身とわかっているとのことで。
脈を診て、そこからわかることを解説するのにも40〜50分かかってしまったことがあります。

それを施術中にするようになると、施術の手技をする時間を削られてしまいそうだから、
よほど知りたいという申し出をいただかない限り、私自身の胸の内で得た情報を参考とさせていただいて、
それを手技に活かすということに徹底しています。


昨日お越しになられたお客様は、自身の血液循環の様子がたぶん何らかの問題があるだろうということを、
いくつかのわかりやすいエピソードを交えてお話をいただいておりました。

私が脈をみると、そのような傾向が見受けられております。


それもあって胸郭の拡大固定の改善や起立筋部位の深部にわたっての凝りが骨化したような状態を、
そして首の頸動脈では左右の脈が別物さ加減がかなりの強さにわたっていたところから頚部のリリースが、
そこは私の内心、早急に推し進めて解いていければ安心できるのだが。。と思えていたところがあります。

循環器上の血の巡りの悪化が、カラダの皮膚近くの冷たさでとどまっている場合はいいのですが、
それが特定の血流がその人にとって滞りやすい臓器に血の巡りの悪化が起こると、
それが続けば厳しいことも起きるようですから。

私は脈をさりげなく観させていただくのですが、
半年以上前のときにはあまり脈でわかったことについて詳細解説をしたくない点がありました。



ただ、それが昨日、お見えになられたときの、左右の鎖骨がベストポジションでした!
左側が末端がXp、右側がYp、かなりの強い位置の変位があったかつてのことを、よく覚えています。
腕の脈も「えっ、平脈???多少、軟脈で沈だが、今までのことと比べれば、非常にいい成績だ!」


内心、私はそのことに感動していたわけです。


いままでならば腋下の凝りが何度解いてもかつての強い凝りが、解かれた凝りの下から現れるということを延々繰り返し、
蓄積した癒着し骨化した筋膜の在庫を削りとって、削り取って、、を繰り返してました。
お客様にとって、これはかなりの苦痛をともなうことなのです。
よくがんばられました。

そのような前段階を経て、
昨日は案の定、腋下の凝り続けていた部位が緩みをたたえた状態で保持されていました。
それにより鎖骨の外方の末端、肩鎖関節部分が正しい位置に、私が姿勢を修正する前にいてくれたのでしょう。

一ヶ月の期間を通して、この状態を、お客様の自分の身体を愛する思いを実らせて、
とてもやさしさを持って手をかけてこられたことがわかります。


年齢が進むにつれて、体内のコラーゲン生成の量が減少し、体内水分量が減り、代謝力は減じられるのです。
他、様々な理由から、一定以上の年齢が過ぎたときには、
「現状維持」が主たる目的になり「確実な改善曲線を描きだす」という変化を、その身であらわされることは少ないのです。

たとえば60代半ば以降のお客様が一般的な施術院で施術を受けて改善したといってみても、
それは施術直後に視られる一過性のことで戻りが強いものです。

カラダのゆがみが元あったゆがみに近づいていくというのも、
そのようなゆがみを付けておいたほうが動作のミスを補正するプロテクターとして有利だったり安心だったりするなどの
補完作用が強力に働きますから。
ゆがみは自ら無意識下で作られて極力の現状維持という、自分にとっての安心感ある親しんだ状態へ戻る。

そこのしくみを熟知していれば、お客様自身が確実に改善された状態を意図して維持し続けたことがわかります。
ゆがんだ体でいるほうが、何も考えないでも体をそれなりには支えてくれるものなので、
思考を放棄したところでの楽さはあるのです。
お客様自身が責任をもって自身の身体の改良に着手して、
自分の身体に気づき、セルフケアもしていたといいます。


また、今回は右肩が柔軟で状態が良かったが、
左肩が凝りがありました。
それについて、本人から「私、バックなど荷物を左肩にひっかけて持ち上げるからかしら?」という発言が。。。

私が、そのようなところを見つけて指摘をすると、
人は、人情的にも「いやいや、そればかりじゃないだろうからもっとよく観なさいよ」という気持ちになる。
素直に聞き入れてみたい自分と、そうでもないという自分があらわれてバトルをすることがよくあるのです。
それが、自分でとりあえず正解かどうかはさておいて、仮説を打ち出してそれを検証するという手順を踏んで自己観察が始まると。。。
自分が述べた言葉には、ストレスなく自信をもってあってたら勝利として喜び、
そのプラスの感情は一瞬で賢明な動作や姿勢、所作の選択をするよう脳内のパターンを強力に書き換えてくれるのです。


なのでバックを左ばかりじゃなくて、右にもかけたら、左の肩の凝りは減るかどうか検証してみたくなる。
そうなってくれたら、私はそばで、ほほえんでいれば十分です。


そのようなところも、みずから試行していかれる姿を、帰り際のバックの肩へのかける様子で見せてくれました。 ^-^
ありがとうございます!


そのような以前とは違った安定した身体状況を見て、
いつもなら、かなり念入りに解き続ける定番の個所は解く必要性が大幅に減じられました。

そこで昨日は、前脛骨筋・後脛骨筋といった腓骨と脛骨の間にある骨間膜や筋肉を、非常に時間をかけてリリース。
この部分は手技で靭帯性関節ストレインや施術者の指だけで解くなどは、
ほぼできないといえるほどの硬化が進んでいたもので。
ムリに圧をかけて行けば、骨間膜に傷がつく恐れがあります。

ただ、ありがたいことに、ベン石温熱器の小型のもので加温し緩めた状態を作ってから、というノウハウを独自に開発。
そのうえベン石ではかえって芯に届かせづらいところへのリリースには「排酸棒」で。
それにより精密に傷つけないよう解き進みました。

この部分のリリースは、マジメに後脛骨筋の硬化が数十年以上の慢性化した凝りなので。
そこへのアプローチは、改善成果があらわれづらい。
それだけじゃなく、脛骨と腓骨の隙間に入り込んだ前脛骨筋の後面と後脛骨筋の前面ほど掘り出すのが難しい場所はない。
「排酸棒」を使えばいくばくかのリリースのしやすさは得られるでしょうが、
それでもほとんど解けてはくれないはずです。
それはなぜかというと、脛骨と腓骨の隙間が狭く、そこにリリースが起こるように手をあてがったとしても、
深い部分に癒着が沈殿している状態で、そこには圧等を届かせられることは難しいだろう。

ムリにここを解こうとすれば、脛骨腓骨の、腓骨に対して変位が起こされて、リリースどころか、
カラダのゆがみが助長されてぎっくり腰になって終わりということに陥ってしまう場所ですから。


ただし最近、このようなリリースが不能だよと言ってしまうしかなかったところにも、
リリースのメスを入れることができるよう、私の手の使い方を磨いてきました。
それと頼もしいこのようの場のリリースにも対応できる、本当に便利な施術道具のおかげで。
着々とその場所のリリースを進行させていくことができました。

そして、もしお客様のカラダの状態が芯がまだ硬すぎるという時点では、
この前脛骨筋、後脛骨筋のリリースは痛みが強く出すぎてできないのだ。
それがすでに積み重ねられた施術での筋膜リリースの量により、
血液循環が非常にスムース化されていける傾向に導き出されて。。。

並大抵ではない慎重さで、私も息を止めてミリの半分の精度でこの場所を強圧することで解いていきました。
この部位だけで1時間以上時間をかけて多層化された癒着の層を、着々と解いたため、よい仕上がりになった。
特に前脛骨筋の緩さは、私にもこのお客様のこの部位の硬さは、十中八九かなり昔に作られた慢性化過ぎる凝りで。

このような条件下では、弱い圧では、筋膜をはがしリリースして緩めるには、あまりにも意味を成しません。
だから、時間をふんだんにこの部位のリリースにかけようと腹を決めて、
骨化した筋膜の解けるやり方を30年以上研究した成果をつぎ込みました。

そのときにお客様から「第二の心臓につながる部分を解いてくれてるんですね!」と。

まさに私の意図として、脛骨と腓骨を別々に動かすためという目的がひとつと、
もうひとつがお客様のおっしゃられた「第二の心臓」の活性化を目論んでのことです。

よく、よく。
施術者の意図をよくわかっている方です。


かつての施術でも、当然、この前脛骨筋のリリースは試み続けました。

ですが胸郭の状態が拡張し固定しているという胸骨や肋骨、肋軟骨がことごとくずれている点が、
そのお客様が被る悪影響に直結しているものでしたから。
胸郭部分が硬化が強すぎて呼吸筋が理想量からだいぶ削られた状態でしか代謝されておらず、
血中酸素量に問題があるというのがわかる。

この部分が復活して血中酸素量をあげられるほど呼吸筋の活躍を目の当たりにできて、
凝った筋内部に酸素を持ったさらさらな血が入れなければ。。
どのみち、前脛骨筋のリリースをお客様に痛みをこらえてもらって解いたとしても。。
即座にまた骨化が現れていたちごっこがはじまるだけです。

そのようなところは解くための準備がなされてから解くべき。


この前脛骨筋等の部分のしこりの入り方は深く、昔に高めのヒールを履いたことがあったのでしょうか?
脛骨と腓骨の二つの骨が一体化しており、別々の動き方を拒んでいます。
この状態では
1. 大腰筋が使えてない
2. 呼吸がしづらいまま
3. 腸骨の正常な動き回転が起きない
その他、いくつもの制約や制限が加えられる状態です。


そのようなところですが、
まさに機能が前脛骨筋と後脛骨筋への深層へリリースが進められて正解のところまできました!



私的には、この前脛骨筋等は、ずっとやむを得ない気持ちで、脛骨と腓骨の機能が削られてるけどしかたがないし、
第二の心臓として、足先まで流れた血液が、ふくらはぎのミルキングアクションが、ほぼほぼうまく活用できずに、
足先へ流れた静脈血を心臓に戻す力が減少しているのをわかっているから解きたいけど、
いまは我慢して、そこに至る基盤を整える突貫工事を徹底するしかないとしてやってきました。
(※ ミルキングアクションとは血管に作用するふくらはぎの筋肉のポンプ作用の事です)

また首凝りの芯が骨化したほどの癒着があるときには、前脛骨筋等は解きすぎれば、
首へ危険な状態に陥るリスクが非常に増すので。そのような点も考慮しなければといてはならないかと思います。


そして、そこにようやく、安全で、そしてどうにかリリースが耐えられるような状態に下地を作れて、手を伸ばすことができました。

そして施術の最後に軽くだけさりげなく左右の脈を診させていただきましたら。
先ほどは沈脈といった力が失われた虚証に陥っていたものでしたが、
それもすこやかに平らかになってバランスが安定していることがみることできました。
左右の腕の脈の状態が、かなりちぐはぐしていたところも、均衡が取れてきている。
いい感じですね〜。


^-^



お客様が、自身の身体の状態をどこへ落ち着かせたいかで、
施術での手助けのし方は変わって、関わり方もでてくるものですが。
私の感じでは長きにわたる施術の道のりが、報われたような気がして。

お客様も幸いですが、私もこれはと思えるようなうれしいことでした。



posted by スズキ at 15:16| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月18日

排酸棒をつかったらセルフワークでボウエンテクニックの手技が効果的に実践できた!

セルフワークでボウエンテクニックを。。

ボウエンテクニックの手技について、知らない人は、ごめんなさい!!
効果的に少ない刺激でカラダの状態を改善できる施術手法とお考え下さい。 m__m


独り暮らしの人にとって、
他者への施術法を学んでも活かしようがない。

私には、わかる。。。
私の立場が、そうだからです。


私の場合。
長時間の施術は施術をする私の頚部の硬化が著しくなり、
みずからの頸動脈や気管支を詰まらせる。
食道まで圧迫感を感じはじめたら、マズい状況だ。




まぁ、、、深層筋をリリースするという手技は、
通常、長くても90分で終了させて休養を取らなければならないのだから。
それが常識で、間、かならず20分は休むことが必要だから、
そこを目をつぶってやっています。

だから苦しむようなことになっても、
そこは承知の上です。

私が深層筋の施術の修練は今年で終わるでしょう。
その道理がわからなければ具体的な次が見えない。

私はそのような知識やノウハウを携えて、
ボウエンテクニックのようなソフトな手技、施術へ変更する予定でいます。
長く充実した施術ができるスタイルへと
移行する道を模索しようと考えています。


それはハードな施術をする先生たちの皆さんは、
高齢になれば現状維持の施術は難しいことですから、
避けては通れない路ですが。

私は、深層筋をリリースできて見えることがあって、
そこが得られたらボウエンテクニックのような
ソフトな手技に移行しようと。
施術をはじめた当初から考えていました。



だからこそセルフワークでも
ボウエンテクニックの手技に真剣に取り組めれば、
自分自身と向き合う時間となるでしょう。


自分の手掌でボウエンテクニックの特徴であるムーブという刺激を加えようとしても、
自分自身に向けておこなおうとすると、思うように刺激がまったく入ってはくれない。
自分の手ではできない手技が多すぎて、どうにか工夫をせねばと考えていた。


そうして、ようやく一つの回答が得られました。


「排酸棒をつかえばいいじゃないか!」




両手で一本ずつ排酸棒を持ってボウエンテクニックのムーブを自分に施すと。。。

「あっ、これ、ボウエンテクニックになってるじゃん!」


カラダの状態からボウエンテクニックだけでは補えない箇所もあるから、
そこも排酸棒を活かして独自の深層筋をリリースする手技をおこなうと。。。

排酸棒を思いついた当初、ここまでうまくはまると思っていなかったほど、
カラダが楽になっていく。


ボウエンテクニックは。
手技としては経穴を経絡ラインをとらえつつ刺激をおこなうようなもので、
うまく刺激が入ると、どうしても自力で緊張が抜けずにこわばっていた肩や首や腰などが、
どさっと思い重しをおろせたかのように緩み、落ち着いた場所へと移動していく。

人は、カラダの緊張を無意識に必要なものとして作り出した場所に置いては、
みずから緊張していると気づけずにいる。
そういったところは、ストレッチやマッサージ等でぐいぐいとかのびーとかしても、
緊張の糸が張りっぱなしで硬化が抜けないのです。
加重な負荷をかければかえって神経の緊張は増し、
一時は楽に感じても、しばらくするとさらにきつくなって身を縛ることに気づくはずです。

そういうのは、よくないですよね。



そういったものを効率的に抜いてしまうのがボウエンテクニックの手技のいいところ。
自律神経系でいえば交感神経が優位になりすぎているため抜け出せない筋硬化部分が、
交感神経のスイッチが切れてリラックスして復活モードの副交感神経へと移行する。
それは目には見えないが、大切な治療モードの神経系の移行が起こっているのです。


排酸棒をもっておこなうボウエンテクニックのセルフワークでも、
そのような神経の緊張が抜けてクリアになる状態を体験できました。
それを感じた瞬間、これは自身へのセルフケアと勉強にいいと実感。


小一時間、セルフワークでボウエンテクニックをしてうとうとしていたら、
首筋の凝りが半減かそれ以上に。
芯の凝りがリセットへ向かってくれました。

ボウエンテクニックの場合は、首にかける圧を少なくしながらも効果が出せるときがある。
慢性的な凝りと化した人は、すでにその部位が骨化していて、
それでの対処は効果的ではないので筋膜を深層までリリースする直接圧が妥当だが
私の場合は、急性でできた首凝りですから。
芯の部分は柔らかみがあるので、ボウエンテクニックの手技でも対応できるのです。



posted by スズキ at 11:10| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月17日

体内のアドレナリンの量を減らすような暮らしのなかの安らぎのときが、コロナ後の自身を守ると思います

施術をする者の眼でみて、コロナ前とコロナ中のいま。

カラダの凝りの場や状態が、私が見るところでは根深い変化が起きています。

カラダの理解が深い人がアフターフォローの施術を受けにきてくれていることが多いため、
その方々のカラダ内部の変化変容がダメージとして蓄積するとしても定量化できたら少ないはずです。

私もカラダの使い方のいい方法があって、、、、とか、
カラダのここが硬いよとか、こんなゆがみのパターンですねなど。

定期的に自身の身体を客観的に見つめることが、
行き先が加速度的にスリップダウンするリスクを低減することになるでしょう。



同業者の施術者との会話で、
「カラダの歪み具合が激しくなったり、施術をしても塊がきつかったり。
 そうかと思うと、かえって筋肉が衰えておられるなどで、
 施術の成果がうまく持続できなさそうな人が増えていってるのです」とおっしゃられています。





個人的な思いですが。。

できることなら、
ご家族で生活なさっておられるお客様の場合。
自身が簡単な施術を覚えてご家庭でメンテナンスできるようになってほしいです。。。



コロナ中は強い緊張感からアドレナリンがでているので代謝が無理やり上がるよう仕向けられています。
ですがコロナ後にほっとしたとき。
そのアドレナリンを出して無理やり過剰に走らせて、カラダの内側の主要な命をつなぐ余剰ストックを削り続けています。

そのときに起きる反動は、少なくないでしょう。



私の知る方が話を聞かせてくれたことですが、
大手の会社ですが、かなり身を削り精神もストレスフルで大変な仕事内容な会社に勤めていた方が無事に定年退社すると。
会社で日々、怒られ怒りつつアドレナリンをドバっと出し続け、
それが定年後にひっそりしたとき。
いきなりアドレナリンを出さなくていい急ブレーキを踏んだら、
過半数が数年以内に大病をして他界しているとおっしゃいます。


そのようなことが危惧されるだろうというと、
知り合いの施術家も
「そうなんだよな・・・」と。


実はいきなりアドレナリンを止めるのではなく、
徐々に徐々に減らすという曲線を描くようにして減衰させると。
それに身体の各臓器が徐々に順応して微調整をして落ち着いて落としどころを見つけて着地できます。
そうしたほうが、降りたときの衝撃が少なくて怪我をしません。



カラダに対して急激な変化がでたとき、
それを受け付ける許容力は、
人はあまり多く持ち合わせていません。
ここの認識、私たち施術をする者はよく気づいています。


アドレナリンはこころの不安や逃走や闘争の際に、
自動で勝手に体内で出されるものですから。
そんなところを冷静に計算していれるような余裕も持てない。
それが現状の日本です。
それは私も同様で承知しておりますが、敏感にカラダの変化に気づけていない方には、
実感はないかと思いますが、ぜひともそこにはきっちり注意を払うべきところです。


いまのアドレナリン量は見えてくるわけではないが、
セルフマッサージや瞑想等を生活に取り入れて不安感などをセルフマネージメントしていくこと。
そうすることでアドレナリンの排出量は少しずつ適量へと向かうそうです。

そういった時間を必要としていると思いませんか?





posted by スズキ at 19:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自主的な自身の身体を乗りこなすには『微差』を観る目と記録の蓄積・分析ができるといいでしょう

カラダの状態を自立させる強力な武器、
それに物事の変化を生み出す良策とは?


大きな変化にだけ気を取られれば『微差』が見えなくなります。

『微差』の気づきを積み重ねて、コントロール可能にすること。


『微差』とは?



冷静で客観的な計測ができることが必須。
主観はその日そのときその気分で伸縮し、
ゆるやかな情報として受け取ることもできるが、
多少扱いづらいという点がありますから。

まずは客観的な計測ができることが大事。



変位の長さの計測にはおおざっぱな計測器のメモリーでは、意味が半減します。
5p単位よりも1p単位。
1p単位よりも5mm単位。
5mm単位よりも1mm単位。

のように、徐々に小さな単位長さの変化を観て把握し記録をしつづけます。


筋肉の硬さなどをみれる施術者や診る訓練をしたことがある者であれば、
筋硬化の部位と硬さの度合いも細やかな単位で把握するようにしていきます。



私は自身の身体のリリースをするときではなく、
トレーニングをするようなとき。
そのときに単にプッシュアップをするとか、
なんとなくの日々の歩き方を見続けるときも、
必ず微差を見つけていくように気づかいます。

原則として、
このような微差を敏感に感じ取れるような経過観察ができるならば、
なぜこのときはあのようなカラダの変位が起きたのかが効果的に理解できる。
そのような位置づけができるから、
ハードな施術上で自身に負担がかかる無茶を自身の身体に課したとしても、
どのようなことが自身の身体の中で起きているかが明確に理解することができています。

微差の変化がどのようなときに起きたかの原因を感じ取る。
それがやがては「あの時の状態に自身を近づけるにはどうすればいいか?」など、
自身の身体をどのように運転し運用できるかが明確に把握できてくる。
自信を持ってコントロールすることができるから、
ムチャをしても安心して元の場所へと戻る道を歩むことができる。
微差を日々とり続けるからこそ「帰り道」を知っているんですね。
帰り道を引き返すこともできると同時に、未知な道を進むための予測や推測に使えるのです。


そのときの微差を計測するメモリーが大雑把な技術であれば受け止めや対応に自信がもてない。

この状態では自身を十分なコントロール可能な状態といえる自信が持てないのです。。。



対して微差が見えるようになるならば!
独自の自身の身体への挑戦を安全かつ効果的に手を伸ばすことができます。

いつものあなたを取り戻そうとすることができ、
理想のカラダで暮らせる方法を見つけるためのツールになるでしょう。






ちなみに客観的に自身の状態を診るために、
施術をするものも意図的に施術家に自身の身体をみてもらいにいきます。
そこで継続的に見てもらっている先生の眼で、
どう自身の身体の状態が変わっているのかを教えてもらうようにしています。

カラダには背中などの自身では物理的に視認しづらいところもあり、
客観視を拡張し益する良策です。

個人的な考えですが、
ボウエンテクニックの手技は、特にカラダの接触(アセスメント)が左右に均等に与えられるため、
それを受ける者にとって、
「おや?右の腰と左側では、硬さが違って感じられたけど。。。」
のような、違いが発見することができます。



一般の人もボウエンテクニックは比較的に簡単な手技の部分は身につけやすいでしょう。
取り入れて家庭内で、友達間で、
受ける者がカラダの客観視がなされるようにサポートしてあげられるといいでしょう。

そういった意味で。
一般の方が施術を学んでやってあげるというのはいいアイデアだと思います。
一般の方が深い見立てができないところで、定型の手技を施すだけでは、大きな変化はない。
でも取り組んでみて、受けたものが他者からの手技の圧という特別な刺激を受けるときには、
自身で自分の身体に触れるときの数十倍にも及ぶ気づきが得られるという特徴があります。
そのときに感じた情報の発生は、
施術を受けた者の脳に刻まれます。

そういった情報を意図して取りにいきましょう。
それが「健康の礎になる」という先生もいます。



特にこれからはコロナの継続で、
施術院に足を運ぶことができない状況の方もいます。
たとえば、同居する方が基礎疾患を持っておられるなど、外出して自分がコロナウイルス感染を避けたい。

そのような方が、施術を受けなくてもいいようになったほど体が改善しているわけではないのです。。

実際、コロナ前とは急変した生活環境や運動による基礎代謝の確保等、様々な状況、
それに加えて精神的なストレスが上昇しております。
それにより、多くのお客様に「以前では見られなかった変位状態パターンが見られる」ケースがでています。

特に精神的なマイナス感情を下地にしたカラダの変位パターンは曲がった状態で定着しやすく、
本人はそのような身体への微差が膨れ上がって大きな変化へ化ける姿に気づけないでいます。
これは一般的に物理的な施術では、施術されてもすぐにまた元のゆがみに戻る傾向も強い。
筋膜レベルでの深部のリリースが手を打てればいいが、そうではない場合には、
不思議なほど施術効果の持続が短期に終わるのです。

だから通常以上に気を付ける必要が出てきます。


そのようなときこそ、微差の発見ができる目を持ってほしいのです。

微差の感知する目を持って継続的な記録がなされるならば。
健康なときに戻る「帰り道」を知ることができます。

posted by スズキ at 18:33| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月14日

数日前、勉強を兼ねてボウエンテクニックのセッションを受けにいきました!(型の稽古と魂入れ)




私は、いずれのことですが
ボウエンテクニックをベースにした施術へ移行するイメージを持っています。
そのときにアーユルヴェーダ系ハーブを生かしたいと考えています。
ここ数年、そうするための下地作りをしています。

成果や成功はたまたま生まれ出るものではなくて、
構想をねって充分な準備をへて力を蓄えたあとに訪れるものでしょう。
楽しく学ぶばかりではなく、常に自身を高め続ける挑戦を繰り返していきます。
人に奇妙に思われることもしていきますが、その底辺に潜む本質をつかむには、
いつのときも練習や裏場面では四苦八苦の連続です。
ですが気がつけばそれで、以前では想像していな方ところまで、
階段を登れたことに、かなったあとにのみ実感できるでしょう。


そのような四苦八苦の課題のひとつに、
自身の「ボウエンテクニックへの魂入れ」があります。


で、ボウエンテクニックは、数年前、講習会で習って、プラクティショナーに。
https://www.japanbowen.com/practitioner3
上記のボウエンテクニックのホームページ内に、ボディワイズってありますよね〜。
習ったときから時間はだいぶ経ちますが、こちらの講習会の受講は、
他の施術家養成セミナー等よりも私には印象深いものがありました。





ボウエンテクニックの手順や型はテキスト通りで、一通り頭に入れ、
そのとおりに自身の体が動くように修練する型稽古。


大切です。
気持ちだけでは施術は成り立たない。
強力な知的なバックボーンがあって効くわけです。


私がひとりでの稽古では気づきの限界があります。
限界というより「偏り」が生まれて盲点ができる。


それもあって、2日ほど前、
ボウエンテクニックの講習会を受けた施術家の先生のところへ、
ボウエンテクニックのセッションを受けるために予約して伺いました。
{ M先生、ありがとうございました! }



丁寧なセッションをしていただき、
アセスメント(検査のこと)の手順や大事さ、
手技の間を開けることと間を開けたときの施術者の位置についての配慮など。
私が見過ごしたり、手薄になっていることに多くの気づきをいただきました。


そしてボウエンテクニックのセッションを受けてから、
そちらの先生のご厚意により次のセッションまでの時間の開けていただき、
ボウエンテクニックについて話をする時間を設けていただきました。


そのときにボウエンテクニックを受けていたとき、
講習会を受けてよかったと思えた点について話が出てきたとき。


私が感じていた、講習会中の「不可思議なシーン」があります。

常識的?には、ちょっと信じられない。

講師が講習室にいるとき、
セッションをしていたら。。

講師が、講習生にセッションをデモしてるときに、
非常に大きな反応が出るのです。

反応が出やすい人に手技を施すとそれは顕著なのですが、
講師がおこなうわずかな数回のベーシックな手数だけで、
講習生の多くは反応が出るのです。

ここでいう「反応」とは。。。
施術者が{なんらかの方法}で、手技を受けた者が、自己の体内の不具合の発見を促す。
その結果、ときには施術をして間髪をおかぬタイミングで目に見える形で反応がでたり、
数日をかけて身体の状態が変わり続けていくことを言います。
反応は、具体的には体の一部が律動的、または不規則に微痙攣や動きを持って
身体の歪みやつまりを解いて、滞っている気の流れを再開させるよう自己調整をしだすのです。

講習中の観察された反応がリアルタイムに出現するシーンが散見された。

これほどの反応って、容易に出るわけない、と思えるほどの目に見えて驚けるほどの反応です。
自己調整が終われば勝手に微痙攣などは止まる。




「カンタンと形容したくなるような手技を持ってこれがなぜ起きるの?」




そのシーンを観た所見ではありえないことが起きていると思えたのだが、
それがあまりにも繰り返し繰り返しふつうのコトのように起きています。

それは講師が、施術を実際にしたわけではないが、
講習室に彼女がいるときには、講習生がなす手技でも反応が出てしまう。


講習会で観た風景は、私がそれまでおこなってきた自身の施術の概念を根底から覆すほどのインパクトが有りました。
その根底にある仕組みはわかりませんが、
その事実があるのは他の講習生も目撃しています。
または自らがその反応の体験者で、
反応後にはだるさとともに快適さを取り戻せた感じになることも味わったわけです。



私が足を運んでボウエンテクニックをしていただいた先生も、
ボウエンテクニックの講習会を受けたとき。
私と同様なことを感じておられた様子です。



ボウエンテクニックの手技の型を身につけることは大事。
だけど、それだけでは、講師からボウエンテクニックを教わった反応は現れない。


誤解を避けたい気持ちもありますが、、、
自分が一番しっくりする言い方で言えば、
仏師が仏像を作り終えたときに僧侶が「魂入れ」をします。

まだ私のボウエンテクニックの手技は、魂が入っていない。
そこを痛感しており、それがボウエンテクニックを全面押しできない理由。

ただしその講習会に参加できて、持って帰ったものを研究素材にして、
私が感じた謎な部分に、メスをいれ「自分なりの魂入れ」をしようと考えています。


ただひとつボウエンテクニックの講師に似た人を知っています。
私の母ですが、おそらく施術技術はさほどもないはずでしたが、
よく奇跡に近いようなことを起こしてました。

10年手が上に挙がらなかった人が、一度で挙がってみたりというのはよくあることでした。。

そして母が他界する7日前程の頃。
癌によるつらい腰痛がでてきたため、
私は母の患部に気を当てることで、いくらかでも苦痛を軽減できるようにと努めていました。

が、そのときに改めて気づいたことは、直後に自身の死のお迎えを前向きいに受け入れる人で、
「政春(私のこと)、私がちょっと気を当ててあげようか」と、言って手をこちらに向けた。
私も、2時間睡眠が5ヶ月続いて、ヘロヘロ〜だったので見かねられたのでしょう。


そのときに私が体感させていただいたものは、
母の手先から温かいものを感じたどころの感覚的な熱ではなくて。
私が母の右手の労宮がかざされた瞬間に、
見えない圧に座した私が後ろにのけぞるほど飛ばされていました。
物理的に私の額部分がポンッというより、ドシンっとつっぱられた感じ。



私は驚きましたが、母は笑ってました。
「私は気が強いのよ!(か細く弱い声ですが、こう言って得意げ)」



私も相応の気が出る方ですが、完敗です。
母と私は考え方のベースが異なっており、
施術に対して慎重すぎの私と人に対しておおらかで愛情深い母。

慎重過ぎになると因果律の流れを想像し、
その流れから逸脱するようなことはない。
それ以上もなく、それ以下もないように。

それが
ちょっといい加減なところがあるのだが(ワタシ的に言うと)
それでも最低限の手技で結果を出せるような工夫を積んだ母は、
目の前で人が治る不思議を、何度も何度も観てきた。
そこには何をどうするからどうなったという因果律ではなくて、
別の意識や自信があるのか施術に対しての緊張がない。
性格が誰にでも笑顔で声をかけて、
仲間に好かれて面倒見も良かった。
母がいくところは、ぱっと華やいでいた感じです。



私は未だに施術前はド緊張することもしばしばですが、
それではよくないと気づいて、微修正を掛けています。
でもそれだけじゃ、いまも、抜けきれない。

人は、身体的な能力差は思ったほどはないもので、
「考え方」や「意識」、「気の持ち方の積極性」などが
自身のこれからなすことへの表現を決めるのだと思います。
そこに力に違いが産まれるのかもしれません。
施術者としての資質にかかわることと感じて、
やってやろうじゃないかと思う、この頃です。



今となっては不可能ではあるが、
母がボウエンテクニックを学びおこなったのならば。
手技を受けた人たちの反応が出たのかもしれません。
観たかったですね〜。



余談ですが。。。
反応が安定的にだせるようなセッションができるようになれば、
私はそちらへ施術をシフトさせるときと思います。
先日の「施術の稽古」をお客さまにつけさせていただいたとき、
「施術の(型)稽古」でしかなかったと思います。
それが魂入れができるような施術のやり方をお伝えできるようになれればと願ってやみません。




私が目指す施術の落とし所は、
紆余曲折しながら学び研究してきた集大成として。
いままでどおり、華やかさはなくて地味なままの活躍で結構ですが、
自身の施術へ魂入れができた実感を得られるよう、やっていきたい。

こういうことは、
私には施術の入門書や専門書を紐解いてみても、学び取れません。
人との貴重な関わりから学べるもの。


人との交流を避けなさいといわれるコロナかのいまですが、
施術の原点に立ち返って、人との交わりの大切さを痛切に感じています。
posted by スズキ at 17:35| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月10日

暑いですね〜 そして私には脳機能の維持改善の研究に熱が入ります! 😂

こんにちは。
ボディワイズの鈴木です。

今日は、、、暑いですね〜。

うちの部屋の2階の室温。
午後3時過ぎに35度に達しました。

階段部分が少しだけ天然の熱風ですが、風が通るので、
そちらでブログを書いています。

36度の体温と同じ室温になったら、クーラーかけたいと思ってるのですが。
すれすれの35度でキープして、16時半には34度に落ちてきました。
そして風が涼しくかんじられるようになりました。


いつもなら素直にクーラーを掛けてるんですが、
台風が去ったおかげで湿度が多少下がって。
湿度が高いと、一瞬でバテるのですが、
50%ほどの湿度なら暑さにどれくらい耐えられるのか?
興味を感じて実験中。





何十年も前の個人的な話で恐縮ですが、
大学に通っていたとき、学費を稼ぐ必要があって警備員のバイトをしてました。
蒲田からバスに乗り羽田空港の方へ。
海老取川という河川の橋の上から、船に向けて通ってよーしといった旗を振る。
そのときも、暑い夏。
橋の上ですから、木陰などの日除けはなくて、
1週間もしないうちに作業員さんに「おい、おまえ、どこの国のやつだ?」と。
いわれた瞬間はショックだったものの、
そういわれるのも無理のない日焼け状態でした。
当時、ドラッグストアに日焼け対策グッズが並んでいなかった。

当時の私は体力がまったくなかったので、
暑さは息の根を止めるほどのきつかった。。。
バイト帰りの蒲田駅で熱中症でふらついて意識が消えたこともありました。


そして、いま。
いまも、この暑いさなか、屋外で移動や作業、仕事をしている方がおられます。
田畑での農作業や配達や外回り営業、、、。
ほんとうに大変なことで、お体をお気をつけいただき。
どうぞ、なるべくの暑さ対策をしていただいて、乗り越えて行きましょう。
頑張ってください!






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




ここで話がガラッと変わります。 m。。m


先日、高齢者の生活するホームで介護士として働いている方と連絡を取り交わしていたとき。
認知症の入居者の方も引受けているホームだそうで、
様々なご苦労をお伺いしました。
プロの介護士でも、認知症の方の介護は心身が削られるから逃げたくなると言いますから。

介護の心得もないままの一般の人なら、なおさら、です。



私と同業者の男性の先生で、私より少しだけ若い方なのですが。。
彼のお母さんが半年前に認知症を発症し、
今、その先生が仕事の合間をに介護をしておられるそうです。
公的支援も受けているそうですが、介護者との関係がうまく行かないことがあるようで、
最小限の公的サービスを受けるにとどめ、極力、彼と彼の奥さんが付き添うようにしているといいます。
数名の介護士の方と連絡を取らせていただいて話を聞くと、
一般の高齢者の方の介助は大変だが、それをしのぐ苦労があるそうです。

私が一年ほど前にその同業の先生とお会いしたときは、
ガタイのいい体力自慢の男性という印象でした。
ですが足腰がしっかりしたお母さんで夜に幾度も徘徊で警察にも届けを出して探してもらうとか。
あまりに予想外のことを目の当たりにすることが頻繁で、
いつしか彼が睡眠薬なしでは寝れないほど精神的なダメージにあえぐことになっているといいます。


私のブログを彼が観ていて、バコパやゴツコラなどがアーユルヴェーダでは記憶や認知の力を取り戻すハーブで、
化学的成分からもそのような事が言えるということに興味を持ち、足を運んでくれたのです。



いつか私も自身が認知症になりたくないという思いもあって、
脳の機能停滞を改善させる手立てを打ちたいと考えています。

資産家であれば介護士の働いておられる有料ホームにも入れますが、
そうでもないような私では、生きていられるうちは生計を立てるための仕事を続けなければやっていけません。


それに仕事は施術をするしか能がないもので、もし、わずかに脳機能の停滞が生じても良い施術は無理です。
不安定な切れ味を失った施術をわざわざ受けたいというような人など、私は絶対にいないと思います。
だからわずかな記憶力の減退も、そしてものを急激に思い出せなくなることも恐怖なのです。

施術をする仕事は、人様の身体に影響をあたえるという仕事です。
それは脳がお客さまの身体の現状に興味を示して、つぶさに深々と把握できてできること。
一般の方が、10の発見を自身の体になさるとすれば、
私どもでは、20も30も、またはそれ以上の発見をして、そのなかから部位的に関連する事項を割り出して結びつけてみたり、
ミリ単位以下の位置ずれや、温度や磁力場の状態や。
意外にも中医学の診断のノウハウも持って使いますが、筋膜リリースではそれ以外のノウハウが大量に吸収し処理できなければ。
ライブの施術から、今何が必要でどうすべきかなどは、直感的に脳へとひらめきとしてくることのように感じることもあるが、
要するにそれは徹底した意図して大量な情報を貪欲にとってこれたときしか、その直感というものは当てにならない。
このような情報収集は、施術を始める前にすればいいわけじゃなく、施術の一手を打って、身体の局面が変われば、当然として、そこには別の身体がでてきて、その刷新された身体の状態を情報として改めて吸収してわずかなお客さまには気づかないような点を見逃さずに獲て、次の一手という手技をすることの、繰り返しですから。

そしてその手技もテキストに掲載されているままの手技ではそのお客さまには合わないという場合も多いため、
独自にその人にあうようにアレンジするから施術効果が出るわけだし。
それ以前に、私どもの観察にはお客さまの身の安全性確保という、事故を起こさない担保をいれてのこと。
首のなかの頸動脈、気管支を障らないことや第一頚椎をずらさないようになど、それらがどこにどのような場で深さで位置していて、
様態がどうであるかなどの機能や働きなどの様子を観ながら推測し続けて、像が私の脳内に主要部を正確に描きだせてきたときに、
実際の施術・手技に移ります。
そこの配慮ができないならば、テキスト通りの手技で済ますしかないでしょう。
そうなると現状でお越しいただいているお客さまが期待しているような身体上の改善は、ままならないというのは、
私が所有する施術の専門書をお客さまが御覧いただくことでわかるでしょう。

たとえば、喉の気管支まで達する筋膜の癒着が骨と同じ程の硬さかそれ以上の硬度をもった状態で生じたようなときにどう取ればいいかなど、
書かれたものは観たことがないです。
やり方の基礎は自分でジグソーパズルのピースをひとつずつ集めて完成の絵柄が見えるようにしていきましたが、
それを運用する場合に、患部ばかり観ているものではなく、皮膚の表層から中層や深層まで追って熱や硬さや血や気の量を読んでから
患部との対角や、全身とこの患部との関係、経絡上ではどう働いていくかなどが一部の見立てです。


、、様々なものを、比較的に短時間で処理して描き、修正して、細密な絵に仕上げていきます。
それができて、そのお客さまに役立つ仕上げができるのです。

ということであって。
長期記憶も削られるのは痛いところではあるが、
数分前の重要事項の短期記憶ができないようになったら、
私は施術をすることはあきらめるしかないと考えています。


ただ、、単に引退するというだけの問題でもなく、
自転車操業中の業務の廃業は、失うものとして生活の糧がなくなることも意味していて。

頼りがいのある会社組織にお世話になれる場合はいいが
(といってもいろいろと現役中に天引きされているわけですが )
組織に属さない人は、私と同様な危機感を持っている人も少なくないようです。



実は、、、ここ2ヶ月ほど朝顔の手の練習を丹念に最近しているんですが、それがなされていないときは、
左頸部ではなく、左頸部の奥の奥に嫌な頸動脈を圧迫する脳への悪影響を強いるようなものが見えていたのです。
数年前にその部分の状態悪化となったときには、丸々一年間、仕事を休まざるを得ませんでした。
それもおかげさまで手の使い方の練習や患部やそれに応じての施術研究の段階が一歩ずつ上へと進むと、顕著にその硬化が半減してきました。
でも、これでも認知症予備軍に片足を突っ込んでいるでしょう。
正確に言うと右の前頭部脳の脳梗塞が起きそうであると、自己の状態と医学書等を見比べて予見していたわけで。
そこの対処をどうすればいいかなど、自らの身体がどうなっておさまるかという結果も合わせての頭部や脳、そして脳の状態の維持と改善を狙った研究をしていたところがあります。
ゴツコラやバコパなどの脳機能を改善させるというハーブを調べて、自らの身体で実験しているのも、
手技だけじゃ難しい体質面を根底から変えなければというアイデアから、私が直感的に気になってしかながないものを実践し
その効果を引き出そうと考えてのことです。

ゴツコラ等のハーブを実用しなかった以前の私の身体は、いつ頭部が不幸に襲われるかわからないという、
両足が泥沼にはまったような感覚でしたから、これでもだいぶ希望の光も見えてきたわけです。


ただゴツコラはある程度の量をとらないとならないというのが、自身の体を観ての感じることなので。
私の鮮度抜群でげんきなゴツコラの栽培をする力に、いろいろなものがかかってくるのでして。



あと私が以前、長野の方でゴツコラを栽培している方にメールをさせていただいたことがあるのですが、
日本人で認知症になった方へゴツコラを適宜適量とってもらうようにして成果が出たということを述べておられるのは彼だけでして。

日本人の体質は、他国の方々とだいぶ変わってきているので効きが悪くなるだろうという極端なケースが多いのが特徴だと思うので、
実際、どこまでゴツコラで認知機能が低下したお母さんが認知症になられた方にゴツコラを差し上げて試してみるようすすめるとしても。
おそらく虚症にいるお母さんの体質からは、ホーリーバジルなどを陽の気の強さがあり血流を促進させる質をもったものと適宜合わせていかないと思うようにならないと推測するのですが。。
そういった課題は、まだ私で試してない現状。

そこらは私自身、まだまだ自身での利用実験が半年続けられて、量を多めに取るなどしても危険はなく安全でより効きがいいといった性質もあることがわかるなど。
ごくごく、私の身体限定での理解を深めるというステップを進行させているところで。


とりあえずは少量のゴツコラを野菜だということでお母さんの味噌汁の具材にいれるよう勧めるとどめました。
スイッチOTCのような、現状、服用しておられるお薬との競合で効果が相殺されたり、行き過ぎるなどのリスクがあるため、
無理はしていただきたくないという考えがありまして。

そこのことを理解してくれたようで、
いまはまだ日本人の体の体質に合うかどうかの実験段階だということを承知の上
もし、なにか成果があったら、鈴木さんに、まっさきに伝えたいといって。

少量のゴツコラ(夏の暑さでゴツコラが枯れたため)と、なぜかバコパは驚くほど増えたのでてんこ盛りの水草を渡しました。
それらは使うかどうかは自己責任といったことでお願いし、最も日本語化された資料性があるといえる信頼に足るバコパとゴツコラの情報のリソースページをつたえ精読するよう勧めました。

多めに渡してあげたバコパは、金魚鉢にてひとまず繁殖させて、こちらは分量が私も読みきれないので、もうちょっと使用を控えていただくようにお願いしました。
iHerbには、バコパの抽出物がサプリになったものがあるので、そちらのほうが計量がしやすいので、そちらならば今のうちから摂取しても、少量からゴツコラと合わせてという組み合わせでいいのではと思います。
バコパの摂取方法が、、、チャツネにするというのはみつけて作ったものの、そのチャツネをどこまで量を食べていいのか、、、??
そこまでは書かれてないんで、人柱になって、私自身が自分自身での失敗談を語れるようにならなければと思っています。



首の塊が強く頸動脈が圧迫されていやすいといった悪影響が下地にある日本人が多いためハーブでの認知機能がよくなるものというのも、認知症になる前の段階の軽度の状況までのような気がするのです。。。。。
大腿直筋等の屈筋群を使って深層部の血流を悪化後退させる日本人の独特なあるき方を、もし彼のお母さんがしているようなら、ハーブのみで充分な成果が出るとは私には思えません。
それもあってお母さんの斜角筋を、とりあえずはカウンターストレインというオステオパシーの手技を、
日々、少しずつ繰り返してコリを緩めて、頸動脈が圧迫されている部分を緩めてもらうよう助言させていただきました。

それらをしていったとしたとしても、
なので過度にこれを取ればどうにかなるという思いを抱くようであれば、
後に襲ってくる落胆の度合いが強いものとなるでしょう。

アルツハイマーでは脳内で排泄できなくなった老廃物が蓄積して脳に変質が起きているものですから、
そのような場合にその変質した部位は塑性することは、やはりあまり期待できないと思います。

あるとすれば、脳への改善が期待できるハーブや血行の促進で、変質していない残りの部分に活性化が起きるような奇跡的なことが観られるかどうかなのかもしれません。
ただ、そういったことが日本人に起きたという事例がないかと、手当たりしだいに調べてはいるものですが、見つかりません。
そうであれば効果の高さ云々以前にリスクの底が見えていないということでもあるのです。慎重にならざるを得ません。



とにもかくにも、私同様に慎重派の彼にさまざまな試行錯誤をしていただいた末に、
願わくは少しでも彼のお母さんの認知機能の改善が現れることを祈ってやみません。



数ヶ月前に、認知症に効く薬が開発されたというニュースをテレビで見た記憶があります。
どのような手段や方法であっても構いませんから。
認知症になられたお母さんも、そしてその息子夫婦にも。生活の質が上がるような結果が得られるといいなと願っています。


posted by スズキ at 16:55| Comment(0) | アダプトゲン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月08日

対人関係によるココロの状態が、カラダの変位(ゆがみ)にあらわれるときもあります

人間関係の問題について。
人が感じるストレスの多くが人間関係上の問題に起因するといわれています。

そんな人間関係上で感じたトラブルや問題から、
心身への負担が蓄積することもあるでしょう。

そのようなケースでは、
たとえば三角筋あたりのプロテクター筋と呼ばれる筋肉に、
特徴的な凝り方がみられるため、施術中に気づくこともあります。

肋骨が拡張したままで縮むことがないような方のときにも、
特殊なスポーツをしていないかぎり、
何らか過呼吸になるような人間関係上のつらさを感じたことがある場合があります。

過去の感情が影響して、現在の体型の変位を作っているパターンには、
他にもいくつかの特徴的な読みができるときがあるのです。


そうであれば心身一如として、ココロがカラダの負担原因ですから、
ココロが複雑で重い思いを背負い続けていたら、
カラダが複雑で重い変位を作り出すということ。


そうなると施術でカラダがメンテされても。

その改善成果は一過性のものでしかない。

ときには筋膜内部に過去のココロの傷(トラウマ)がレコードされていて、
その部位が解放されたときに過去の感情が癒されたということもあります。
ですがそれが必ずすべての人に起きるということはありえません。

ココロが大本でカラダに現れているならば。
大本のココロの変化に挑むことが早道です。



アドラー心理学のアドラーは次のことを述べています。

『 健全な人は、相手を変えようとせず自分が変わる。
  不健全な人は、相手を操作し、変えようとする。 』




正直に言えば。
私も不健全な人の群れに埋没していると、自覚することがあります。

そのようなとき。
悪感情の想念がわき起こるたびに、
自身の呼吸が乱れて気がすり減り、
免疫が下がる危機的状況に陥ると。

そんな自身の危機的状況を感じて、
さらに相手が小憎らしく感じます。

そのような怒りや恐れや悲しみがなりやまないとき。
マイナス感情が自身の経脈を遮断して身体的なバランスも乱していく。

三角筋が硬化して肩が上がれば恐怖から自分の身を守ろうという反応で肺経という経絡の気の流れに異常がでてますし。
のような感じで、
相手に感じたマイナス感情ごとに、経絡中の気の流れが停滞する現象が起き、それは経筋の虚脱を呼んで姿勢異常が生じる。
そのようなところにココロの問題がカラダという見えるものへのバランスの乱れといった変位につながるのだろう。


そのような心身一如でココロの乱れがカラダの姿勢に現れているとわかると。
自身を全身姿見の鏡に映したとき、現状が手に取るようにわかることがある。



相手が悪い・足らない・問題があるのだと感じたとき。
相手を操作し、変わるよう仕向けねばと策を練るか、距離を置きます。
相手の存在感や影響力の幅にもよりますから、
一概に距離を置くという選択が悪いわけではないのです。
専門のカウンセラーも、要注意な人間関係で対抗が困難となれば、
たとえ近しい身内でも極力合わないようにしたほうがいいと勧めます。
人を悪気なくサンドバッグのように打ちのめしてしまい、
それを当然で正当だと信じ切っている人もいる場合です。



そこまでの深刻レベルではないとき。

相手はそのままでも一向にかまうことなく、
自分を変える挑戦を、あらゆる手で繰り出していくのです。

それが健全な人の、輝く成長の階段を進む姿なのでしょう。




アドラーが実際にそのようなカウンセリングをしているか、
参考になるような体験資料を探しています。
posted by スズキ at 11:02| Comment(0) | 心理的なこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月07日

コロナの生活により「認知症患者は2025年に700万人を突破。65歳以上の5人に1人」という厚生労働省の予測が、さらに悪化傾向がみられるとのこと。。

NHKきょうの健康。
朝4時にやってるんですね。
早い時間に寝て4時起きして観ていました。

視た番組は。。。

先どり きょうの健康
「コロナ禍 認知症にご注意を“鳥取発!家でできる予防術”」
発症すると症状の悪化が進み、完治させることができない認知症は、予防することが大事になる。鳥取県で始まり、認知機能改善に効果を上げ、全国から注目を集めている認知症予防プログラムがある。体を動かしながら頭のトレーニングも同時に行う「運動」と、頭を使って指先を動かし脳に刺激を与える「知的活動」を組み合わせ、家でも手軽にできる予防術を紹介する。


です。


厚生労働省は2015年1月、「認知症施策推進総合戦略〜認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて〜(新オレンジプラン)」を発表しました。
そちらには、「平成37(2025)年には65歳以上の認知症患者数が約700万人に増加」という<2025年の認知症患者は、2012年の約1.5倍に増加する見込み>が指摘されています。


鳥取大学教授 日本認知症予防学会理事長 浦上克哉先生がおしゃられるには、
コロナの生活により「認知症患者は2025年に700万人を突破。65歳以上の5人に1人」という内容が「3人に1人」と大幅に変わるだろうと予想されているようです。



{アルツハイマー型認知症・血管性認知症・レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症}が発症後には、完治はできません。

発症前に、どう手を打つか。

アルツハイマー型認知症は、
神経細胞の老廃物アミロイドβが脳内に溜まり神経細胞が死滅していきます。

ただ軽度認知障害(MCI)の期間を経て発症することになります。
軽度認知障害(MCI)の主な症状は、記憶障害(物忘れなど)です。
その他の症状はなく、日常生活や社会生活には支障がありません。
この軽度認知障害(MCI)の方は、認知症患者の1.5倍から2倍いると推計されています。
そのままにしていると<5年間でおよそ半数の人が認知症を発症する>といわれています。


軽度認知障害(MCI)は、
積極的にカラダを動かし脳を使うことで、
約6割の人が正常な状態に回復できます。


それは2016年から鳥取県と日本財団の共同プロジェクトとして開発された{とっとり方式認知症予防プログラム}により、
鳥取県の軽度認知障害(MCI)患者136人を対象に実証実験が行った結果から導き出されました。

鳥取県公式サイト「とっとり方式認知症予防プログラム」
https://www.pref.tottori.lg.jp/item/1198192.htm



運動の効果として、脳の神経細胞を活発に働かせる。神経細胞を元気にする神経栄養因子が分泌されて認知機能を高める。
知的活動により、頭を使って指先を動かすなど脳に刺激をあたえる活動。記憶力、注意力、思考力、判断力、計算力など。
知的活動は楽しいと思えるものを続けることがポイントで、
それにより気分が良くなるホルモンや神経栄養因子が分泌されて弱っている神経細胞を活性化させる。



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以上が番組を視てメモした内容です。





ステイホームがつづく、いま。

認知症介護の現場や医師から、
すでに発症している患者の4割に症状の進行が見られるといわれています。

医師が認知症患者のもとへと医療訪問できればいいが、
そのようにできる十分な対応ができないのが現状です。


小池百合子都知事は、役職上、強くステイホームを呼びかけます。
それにより人との会話機会が減少し、
多様な運動機会も減少していくはず。

テレビを見る、ネットで映画鑑賞など、
「身体活動をあまり伴わない受け身」の印象が強い過ごし方が多くなるなら。。

そのことを考慮すれば、認知症患者の発症人数が厚生労働省の発表よりも、
悪化傾向をたどることも推測できるようです。



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ここからは個人的な考えですが、
ステイホーム中は、特に中高年者は軽度認知障害(MCI)の5年の認知症発症の猶予期間が短期化するリスクが高まるようです。
極力、自宅でぼーっとテレビを視たり、ネットサーフィンを楽むばかりで時間を過ごさないように心がけましょう。
緊急事態宣言中の東京都などは、人が外出してインド型デルタ株に感染するものが減るよう、
強く押し気味に「ステイホーム!ステイホーム!ステイホーム!!!」とシンプルに怒り顔で訴えています。

ステイホームを要求されて外出が難しくなったときの過ごし方は、
各人まかせで、どうぞご自由にということですが。。
コロナでの心的ストレスは気を停滞させて、自宅内での運動のやる気がでない人もいるようです。



でも、いまは正念場。



鳥取県公式サイト「とっとり方式認知症予防プログラム」
https://www.pref.tottori.lg.jp/item/1198192.htm

こちらに紹介されている運動活動、知的活動をみると、
私がしてみれば「すでにマズい」ところが見えてくる。。
(※ 「とっとり方式認知症予防プログラム」を実践する高齢者のテレビ映像から、
    急にやれと言われると戸惑うほどの「脳トレ風景」が見られます )



私は予防医学に寄与するハーブを研究中です。
そのなかでも脳の認知機能を向上させるものは、
最大の関心事で時間とお金と労力を割いています。
それは特に軽度認知障害(MCI)という物忘れが続くとき、
悪化を防ぐ成分が含まれるハーブです。

いざとなれば、そのようなハーブをもちいることも有効でしょう。

ですが他にも、いま、取り組むべき軽度認知障害(MCI)期間中の過ごし方をどうプログラムし、実行するのか。
そこも忘れてはならないことを番組を視て痛感しました。


いまの時間に賢明な取り組みをすることで、
コロナ後の生活をスマートにしてくれるものと考えています。
posted by スズキ at 06:22| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月06日

健康な脳を維持してIQを高めるハーブ『バコパ』のご紹介

アーユルヴェーダ系の脳の健康を増進するためのハーブには、
ゴツコラ(和名:つぼくさ)』と『バコパ=Bacopa monniera (Brahmi)』があります。

バコパといわれても、ご存知ない方も多いと思います。
アクアリウムをなさっている方は、水草のウォーターバコパとか、聞いたことあるかも。
その種の別ものなんですがバコパ・モンニエリという水草がそれです。

アーユルヴェーダ系のハーブとして、
ブラフミーという創造神の名を冠するほどの重要視のされ方は、
ゴツコラと同様です。

インドの南側がゴツコラがブラフミーで、北側がバコパをブラフミーとするといった、
地域による違いがありますが、
どちらのハーブも健脳に秀でた成分を持っていることが、
成分分析からわかっているのです。

バコパは、「バコサイト」という成分がそれに当たります。



ゴツコラは、
インド以外にもミャンマーやタイ東南アジアでは野菜として食べられており、
私も実食実験中です。

食パンに、ゴツコラとケールの葉を刻んだものを乗せて、
マヨネーズ、ケチャップ、マスタードでサンドしていただいてます。

慣れてくれば、これはもう、健康どうのこうのという以前に、日課的な食材。
ただ日に当たりすぎたゴツコラは葉がゴワゴワと硬くなって食感が悪くなる。
育てるときに、水加減もですが日の当たり方も計算しないとなりません。
おいしくいただくには、そこ、重要です。




ただバコパは、あまり食しかたが見つからず、チャツネにというところまで。
インドで食材として使われる特別なレシピもあって、
一般のスーパーマーケットでは手に入らない食材を。
どうにか入手してバコパを少量採取してすりつぶし、
作ってみたのです。

なかなかの出来ばえ。悪くない!!


それでカルディで買ってきた市販のチャツネに混ぜて食してみました。
バコパは苦さがあるはずですが、それをチャツネの他の要素が吸収し、
さほどの違和感もなくいただくことができます。
おそらく特別なレシピ通りのほうが理にかなった効果が得られそうですが、
一般の方がバコパを利用するには、こちらでもいいのでは。
ただし私もバコパの論文を多く目を通し、ゴツコラ以上に、
こちらは使用容量や適した用い方をわかって利用すべきだと断言できます。

海外にはメディカルハーブを科学的に研究実験して論文として紹介するサイトがあり、
ゴツコラの有用実験による有益性の証明となる論文も多数あります。
ただバコパはそのゴツコラの論文数を、大幅にしのいでいます。
多くの科学者にとって極めて重要な研究対象とされていますし、
もちいることによって益することや、
そればかりではなくリスクについても語られています。




以前にバコパのサプリを摂ってみて自分の身体で変化を見たのだが、
生の鮮度高いバコパのハーブを摂ったとき。
そのときの身体に感じた変化は別物でした。
あえて個人的反応なので詳細には書きませんが、
サプリを摂って「なんだ、こんな感じか」という感想が、
鮮度の高い自家バコパを摂ったときは
「なんだ?!これは」という印象に変わったのです。


アーユルヴェーダ系の医療に携わる先生のなかには、
なるべくハーブは鮮度が高いものをもちいるべきだと強く主張する方がいると聞きます。
アーユルヴェーダ医の伝統としてもそうなのですが、
やはり、そこは実食実験をしてみることで納得です。

サプリのほうが均質な成分含有量ですから、
もちいるにも分量をサプリの個数でわかりやすい。
そういったメリットはありますし、手軽さがいい。

ですが効果の高さを強く欲しているときには
アーユルヴェーダでもいわれるような
鮮度の高いハーブをもちいるといいでしょう。


私にはゴツコラが野菜的な食しやすい位置づけにあり、
大胆に葉の枚数を10枚や20枚といただいてみたとしても、
常識の範囲内であれば益すれといえど害となる心配は少ない。

ですがバコパは私にはメディカルな影響が強く感じられるため分量を控えめにして試しています。




なので、食材のゴツコラは、いくらあっても消費する自信があります。
『ゴツコラ』は日照りが強く日焼けで枯れたものが多く出てしまって。。。
いうなれば、育て方をしくじりました。。 -.-;
それで食せる冷蔵庫内の在庫に限りがでてきたので。
プランター内の根だけのゴツコラが育ってくれないか、生育待ちです。
成長すれば育ちは速いのがゴツコラの特徴で、どうにかなるでしょう。





問題は『バコパ』。

なにが問題かというと、育成環境の最適化を見るため、
無作為に違った場所にどんどん植えていったところ。
他の害虫もバコパは見向きもされなくて、外敵なし。
ゴツコラも害虫が着きづらいハーブですが、
ときどき青虫にやられるときがあるのです。
それがバコパを観察すれば、
どんな害虫もそっぽをむいてます。

よほどの日陰でもなく、水が十分あればどこでも育つ。
栄養分を与えなくても、水分と日の光があれば十分です。

そういったことがわかりました。

その結果。

うちで育ててしまったバコパの一部を写真で紹介させていただきます。

大量のバコパ.png

バコパとカキドオシ.png

バコパ入り水槽.png

想定していたよりも格段に育てやすかったし、
いまの温暖な時期が伸び盛りということもあって。

私一人では、はるか消費できない量に増え続けています。


皆様がバコパを試そうと育てようと考えたときは「増えすぎ注意!」です。
特に、いまの外気が30度越えであれば、
驚くほど増えるので気を付けてください。

せっかく増えたとしても、
うちでは寒い時期が来れば枯らしてしまうしかない。
これもいい勉強になりましたが、かわいそうなところです。。



あとは上述いたしましたがゴツコラは、食材としていけるものですが、
バコパは事前に十分な情報を得て咀嚼してからもちいてください。
そうなさったほうが賢明です。
そうすることで有効性を引き出すこともできますし、
強い薬効はかえって人によっては受け付け難いところもあります。

いわば漢方薬の生薬的に言えば、
ゴツコラは常食して養生を益する「上薬」となりますが、
バコパは常食は難しさがあって摂るに判断が必至な「中薬」にあたるといえるのでは?

そこでバコパをうまく使えるようマネージメントができるようであれば、
バコパは手に入りやすく、すばらしい健康な脳をキープするためのハーブと言えるでしょう。

アーユルヴェーダ医も、
バコパのハーブを認知症等の脳の障害を持たれた方の改善や
頭をよくしたい学生たちの救世主?としてもちいているのです。
だから、これだけバコパのハーブが大量にあって活かせたら、
どれだけの人が助かることでしょう。。。



※ ただバコパはアーユルヴェーダ系の知識や脈診等の技術などもないと太刀打ちしづらいので、
  一般の方が試すにはハードルが高いという点があります。


  それもあって脳の健康を推すハーブとしてゴツコラのみではなくバコパも知っていましたが、
  バコパについてご紹介することは控えめにして、
  だれが食べても問題の起きづらく益することが多い
  安全面が確保されたゴツコラ(和名:ツボクサ)を紹介していました。

  ゴツコラが、個人的にかわいくてしょうがないというのもあるんんですが。
  

  





ここからは余談になりますが。

健康な脳をキープするために、有用なハーブをもちいたとして。。

実際には頸動脈にハードな凝りができてしまい、
脳内へ送り込む血液量が減り、同時に使い終わった静脈を通して心臓へ返す血が出ていけなくなる。

母が生前に医師から「あなたは首の血管はしっかりしてますね。認知症にはなりづらいと思いますよ」といわれたそうです。
おそらくそのお医者様は経験則上、首の頸動脈や経静脈へかかる圧迫等による血流の阻害が、
なんらかの脳へ与える障害につながるのだろうとわかっておられ、
母には大丈夫だって言ってくれたみたいです。


一週間ほど前の施術で。

以前の私なら5回ほどの施術回数をかけなければ
首にできた急性の凝りをリリースするような状態が、
背中の起立筋のホットストーンの加熱やそのほかの下ごしらえを丹念に行ったうえで、
ベン石のスティックをもちいて首にできた凝りをリリースさせていただきました。
特別な凝りのリリースに適したベン石のスティックでもありますが、
手掌の使い方が少しずつ身について、
肘の位置を空間固定できるような練習と手先を尺骨と橈骨の動きで制御するというやり方で
精密に意図した量の圧と方向性などと対応ができるようになった点が大きく寄与しています。

お客様の凝りのでき方が、かなりの強烈な緊張状態下であったことが想像できる様子で
深くは器官のところへと根が入り込んでいたため、
どこまでのリリースができるかは、わかりません。。


お客様は自身のその数か月前からの不調原因がそこであると気づいておられ、
急性でできた凝りは神経が麻痺していないため痛みがほんとうにつらいが耐えてくれました。

そのおかげをもちまして、
私が予想していた以上に首の主だった血管の頸動脈を圧迫していた筋の凝りを解くことができました。

状況がやんどころない不良姿勢をせざるを得ないことが原因でしたから、
通常では凝りができるようなことが想定されない部位の骨化した筋です。

非常にこれはしつこくて、その後にずっと残り続けるという可能性があります。
深層筋をリリースする私たちは、そういうようなかつてできた強烈な緊張下のような感情が入る場合は、
凝りが残って動脈まで圧迫して阻害が続いてしまうといった、後々に響くケースをみつけることがあります。

そうなると通常の生活をしていてよい姿勢をすれば自動的に解けるというものではありません。。。
その緊張したもとで作り上げたやむにやまれぬところの凝りは、
自分がそれを作るよう強烈に命令をしてこさえた凝りです。
すでにその緊張した状態が終わったとしても、無意識下の操作でその強烈な凝りを維持し続けたいとするのです。


だからそういった凝りを解くときには、
なぜ、そのような凝りを創ったのか?
凝りが今後あり続ける不利益を冷静に感じ取れるようなリリースが済んだ状態になり、
「やっぱり、この凝りは絶対、作りたくないわ!」
と、ピシッと、ぴしゃりと思えるところに立つことです。


だからどうにか首を触ったときの血管が硬く細くなったところから抜け出せたのをみて、
私も、ほんとうにホッとしました。


そして私が首をリリースしているとき、お客様は。
不良姿勢を強いられるなかでも、
ちょっとでもリストをうまく固定できてカラダにかかる負担が軽減できるよう工夫したいと。
いろいろと考えを巡らせていたといわれました。

なんと、たのもしい!


自らを救うのは、自分への思いやりとやさしさです。

正直に言えば、私がこのお客様の立場であれば、
そのような冷静さはなかったでしょう。。


このお客様が施術中に耐えながら、
気丈に自らが対策を練っている姿から、
二人三脚で今回の凝りは対処できたと感じました。



脳への血流が阻害されて、
新鮮な血が脳神経にあたえられる量が減ると、
生理的な現象として精神的にはネガティブな方向という「身を守る」という対処傾向が強くなります。
普段、明るいキャラの自分がなんでこんな気持ちになるのか。
不安定な感情に戸惑うという人もいるといいます。

こちらのお客様は、根から屈強な方で、まだまだ大丈夫といえるのかわかりませんが、
日頃から頸動脈等の圧迫から脳への血流が阻害された状態が進んでいる人では。

いきなり急性での首凝りの増加によって、
脳への血行がさらに停滞するのは手痛過ぎます。



ただ、コロナの状況から整体院に通うのも屋外へ出る感染リスクもあるから躊躇せざるをえません。
それに首の芯の凝りがリリースできる施術をしていただける先生を見つけるのも、
難しいと同業の先生も言っております。





そんなときに対処的な対策ですが、
ゴツコラやバコパなど、
みずからの脳を健康に守る力を取り入れていただけることをお勧めしたい。
そういったときのサポートツールとしてもちいられればと考えています。



すでに西欧では、そのような研究は進んでいます。
私が施術上の大切な心の師と考えているアメリカ在住のボディワーカーで、
ハーバリストとして役に立つ植物の研究もしている先生がいます。
ハーブの薬効を生活に活かして暮らすスタイルは、
保険制度が日本のように手厚くない分、真剣に取り組まれているのだといいます。


その点を見ていくと、アメリカ等の西洋で進んだものが数年後に日本にも。
というわけではないですが、
日本でも公的年金支給の先延ばしや保険料の値上げなど、
高齢者となって医療費をどう捻出すればいいかを考えるのは、
そう先のことではないだろうと思います。


日本人の脳の血管を含め循環器のすこやかさを保てるような、
できるところでの援助をすることで、
先々のリスクが少しでも低減すれば何よりだと思えてなりません。



バコパは、まだここ1週間の試用になっているので、
なんともいいがたいところはありますが。

実際、私がゴツコラを食す実験をここ2か月し続けてみて。
体調も、自分で脈診や舌診、バイタルを測ってもいい状態。
危険なことは感じたことがありません。
その意味で食材なんだな、という実感が増したわけですが。


ゴツコラは、いずれお客様に流行ってほしいなと願っています。
これだけを摂れていればすべてOKという極端な話じゃありません。
ただ緊張度が増すとき姿勢の乱れは誇張されて首の凝りが同時に奥へと入り始めます。
そのような精神的な緊張により筋の左右差が生じて骨格上の構造がずれているときは、
本人的にはあまり実感できるようなずれた理由が思い当たりません。
ですが脈診で慣れた手を頸動脈に当てて、手の脈と同時に診れば、
何かの問題がありそうだというのがわかるでしょう。
そのようなときに、サポート役としてゴツコラ等は役立つようです。


・・・そして今回の施術で、ある程度のところまで頚部の凝りがとれなければ、
首の状態と血液の流れをお伝えして、
ご自身で左手の腕の脈と、右首筋・左首筋の脈の様子を触れてチェックしていただいて。
必要であればゴツコラというものがあるからと紹介しようかどうしようかと、
施術中に骨化がきつすぎて解くのが難しくめげそうになったとき考えていました。

脳への血流量は増しますし、美白にも、美肌にもいいしと。
脳の血流量が増すことで、ストレス値が低減してくれますから、それによるメリットは大きい。

ですがゴツコラでは、速攻で効く感じまではないので、
そこまでこれを推しても、かえってがっかりさせるのでは。。
など、施術途中でベン石のスティックを温めなおすときに立ち上がったとき、
いろいろと考えあぐねていたのを思い起こせます。


長い余談となりました。 ^-^;
失礼いたしました。
posted by スズキ at 14:11| Comment(0) | アダプトゲン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『貯金』を取り崩すように、貯めた筋肉の『貯筋』も崩しがちの、いま。できる『貯筋キープ』対策に役立つ食べ方の参考書に!

先日、お客様との会話です。


「貯金を取り崩しての生活を余儀なくされる昨今。

 貯金と同じ音だけど筋肉を貯めるほうの貯筋も、
 いま、取り崩しているのがきになりますよね〜」


有事ですから、そこを乗り切るまで。
できることを試して、がんばりましょうと話が結ばれました。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


貯筋の減少が加速すれば。
代謝不足による免疫力低下が引き起こされます。
そこを断固とした意志をもって阻止したいですよね!!


貯筋を、日本人は失いやすいということは
一昨日前に、私が書かせていただいたブログにて紹介させていただいた本に書かれていました。
私には衝撃的なワードでした。。。

2021年08月04日
書籍紹介:『本当は健康寿命が短い日本人の体質』 日本人は代謝力が弱い傾向から血が冷えて血中脂肪が固まり詰まりやすいんですって!?
http://bodywise-note.seesaa.net/article/482767608.html



本当は健康寿命が短い日本人の体質

こちらの本の著者、寺尾 啓二氏のほかの本も読みたくなり図書館で予約。




予約できたのは、3冊。
そのなかの旧作となる2冊は昨日、借りてきました。 



日本人の体質に合った本当に老けない食事術





一生モノの美肌になる! 最高の食べ方図鑑




日本人の体質に合った本当に老けない食事術が出版されたのが2018年
一生モノの美肌になる! 最高の食べ方図鑑が出版されたのが2019年


両方の本を読み比べると、解説内容が同じところも。
後書は美肌をめざすといいつつも、
アンチエイジングや免疫力が整うことも美肌の決め手ですから。

前書が文字や図版が詳細な言及をされております。
読むのにも歯ごたえがある硬さが信条のような実直さ。
もちろん老けない食事についても書かれて参考になります。

後書は文字解説にも分量があって手抜かりはないが、
各小項目ごとに見出しがついてまとまっていて読みやすい。
それに親しみやすいイラストやカラフル図表がバーンと目に飛び込んでくる。
眺めるだけで、たのしい!

個人的に、この本、気に入りました。^-^




勝手な推測するに、後書が出版されるときの出版社の編集サイドでは、、、

「前書の内容を一般の人にうけるようにしましょう。
 かわいいイラストをバーーンと。
 要点になる用語をビッグにして。
 なにを食べれば美白系になれるかを、すっとわかる感じで!」


などと、話し合われたのでは?



最新作の下の本も図書館で予約させていただきましたが、
おおよそ3か月待ち。


最新科学で証明された 超効率的に筋肉をつける最高の食事術

ご紹介文は、
コロナ禍で自粛が続くなか、「コロナ太り」や「運動不足」を気にしている人に読んでほしい、
正しい運動と栄養の知識が満載!
「スポーツならテニスがおすすめ」「プロテインを摂るなら、キウイフルーツとαオリゴ糖も一緒に」など、
健康・ビューティー・スポーツパフォーマンスの目的別に、
最新の研究データをもとにした運動法や栄養の摂り方をわかりやすく解説していきます。
イラストや図解を豊富に掲載した楽しく読める一冊です。

とのこと。


現状の日々が、運動不足により、貯めた筋肉を削っていく私たちには、心強いですね。

ただ最新本は、図書館から予約ですと手元にするまで時間がかかります。
本書が『最高の食べ方図鑑』の内容とかぶっているところが多いのがわかりますので。
早めに図書館で借りたいという人は、『最高の食べ方図鑑』のほうを予約するのも手です。
posted by スズキ at 12:14| Comment(0) | 書籍紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月05日

探索モードで気づきを増して、身体の変容も!

探索モードの説明のためにコーチングの話から始めます。

コーチにクライアントが話をするとき。
コーチは、クライアントの話し方が<報告モード>か<探索モード>かを聞き分けていきます。



■ 現状確認と現状維持の【報告モード】

クライアントにとって、当然として知っていること、わかっていることをつたえる。
クライアントの頭に描かれた知識や情報を、整理してつたえてくれている様子がわかる。
言葉選びをしたとしても、よどみなくテンポよい発言がある。

語るときに私は知っている的な口調が挟み込まれているので、
クライアントの答えは報告モードにとどまっていると判断できます。

ひとつ、クライアントが知っていることのをコーチが確認できるが、
すでにクライアント自身はわかってることを語るのみですから、
クライアントが気づきを得ることが期待できません。

正直に言えば、クライアントのなかに意識の変化をわずかにでも生み出したいなら、
報告モードで言葉が返ってきたときには、
「もろ、失敗した〜」と反省することも。




■ 成長飛躍の【探索モード】

クライアントにとって、考えてもみなかった虚をつく質問がだされたとき。

たとえば、知っていることを単純に報告するのみではとどまらず、
それを元に想像を膨らませた解釈をなすように迫られたときです。

いまは答えを持っていないが、
直感を使った返答を試みたり。。。
または物の見方の視点を変えて
<俯瞰したり、ミクロの眼で見たり、客観したり(ポジションチェンジ)>
などの考えるときのツールを使い新たな思考の領域に足を踏み入れます。
そのときこそ自身を書き換えて飛翔させる気づきが生まれるのでしょう。

無条件に信じ込んでいた「今までの自身の常識」を再構築し続ける。
そのような探索を深める質問がだされ、
感じたままの返答や気づきを得た答えを持って探検をうながします。

食べたことのない食べ物をどうやってしればいいか。
それは一度、試食でもいいからそれを食べればいい。

コーチから、実際に体験知を得てから報告してほしいと、
「行動」という挑戦が課題として出されるのです。

こういった行動は、行動変容を起こしやすいのです。
今までの自分のものの見方が変わります。
条件反射的に思い込んでいたことから抜け出せるようになります。


そのような探索モードでサイクルで、コーチングセッションの回数が重ねられると。

コーチング的な考え方が、少しずつ身についてくる。

「この問題に対して、
 いままでの僕なら感情が先走って物事の本質までたどり着かなかった。
 でもコーチだったら、こんな質問を投げてくるだろう。
 するといつもの自分では気づかなかった得難い本質へといざなわれる。
 ちょっと不思議だが、そんな思考ができるようになってきた」

このようなクライアントにコーチング的な見方が身についた状態を『内在化』といいます。




このような内在化が進むにつれて、
メンタルトレーニングでコーチがいなくても自分主導で成果がだせるまでなるとき。

その人の、真のタフさが浮かび上がってくるでしょう。

そのとき人間関係上の問題をカウンセラーにアドバイスを受けた以上に、
自分が納得感がもてるような変化を手にすることができることもあります。



・・・かく言う私も、内在化を促進するような取り組みをはじめたときが、
第二の誕生」と強く感じています。





ここで施術の場に、場面を変えていきましょう。



たとえば、私が施術をさせていただいているとき、お客様に以下のような質問をするとき。

「いつもとは違ったところが、かなり凝りが強まってる状況ですね。
 もし、なにかこのようになった理由を思い当たりましたら教えていただけますか?」

これはお客様自身が、明らかに自覚的に思い当たることがあれば、報告モードです。

「いやね、そうなんだよ〜。
 仕事で、いつもと違った姿勢をとり続けたんで、そのせいだと思うんだよな」

この場合は、これはこれで私には役立つ情報をもらえたのでうれしい。
そこはコーチングじゃないですから。 ^.^;




これがお客様が、凝りの原因が皆目見当がつかないというときは、探索モードです。

「う〜ん。。。どうして、こうなっちゃったんだろうなぁ。

 (目線が天井をむく。30秒ほど空間を凝視)

 もしかすると、あっ!!
 あの、、、引っ越しの手伝いをしたとき、いつもと違った姿勢でがんばったからかな。
 でもさぁ。3カ月も前のことだから関係あるかどうか・・・ 」

となると。

そのとき、どんな姿勢をしていたの?
どれくらいの時間、費やした作業だった?
それは労働負荷としてどれくらいの強さ?10段階で評価してみて!

といった「現場検証」といわれ当時の状態をつぶさに思い出してもらう質問を送り、
どうしてお客様自身が凝りを創ったかが納得いったそぶりが見えたとき。


「じゃあ、もしも現状の凝りをつくらないで済む工夫を、
 引っ越しを手伝っている自分にアドバイスするなら?」


と質問を送ります。

時にはそれでものすごい勢いで、そのお客様の動き方が変容することがあるのです。
動き方の変容が起きると。
一時的に、ちょっとの間だけ、動き方に意識を向けて変えるだけではない。
その後に、長くその人のなかに留まりつづけるのです。

動き方の注意をつたえただけでは一時的な認知にとどまり、
それが意識に残ることがすくないことを知っています。
そのようなものを私は望んでいるわけはありません。

この一言で、できるだけ長くお客様の意識のなかにピンでとめて、
とどめていただきたいという場合。

動き方はテクニカルな基礎や素養、そして体の状態が整ってのもの。
動きの変容に至るようなはなまるでここ大事だよといったとしても、
その個人差もあって意識にとどめてもらうことが難しいこともあります。。





余談ですが。

動き方を考えるとき、感じるとき。
報告モードでは、斬新なイメージは起こりようがない。

私も、それはやっていて面白味もないですね。


なので探索モードといえるような問いかけから、
疑いようもない思い込みという誤認を除く導きを得られるようにします。

報告モードで自分の常識ばかりに終始していては、表面ばかり見て本質を見逃すでしょう。


で、最近、もっともお気に入りの探索モードで気づきを伸ばしていることはというと。。。 


前足感覚が腕を活かす.jpg


人間は二本足で立てるようになったとき、腕は前足から変化したものです。
ただし、いまも前足として腕を使わなければ、ときとして大きな身体上の不具合が降りかかるようです。
ですが、前足の操作が生きた腕や手のさばきができると、腕のみならず、全身にその好転がおよびます。





死ぬ前に、このことに気づけて、まじめにラッキーでした。^-^
そう実感しまくるほどのことがあります。


健康長寿のハーブを進んで研究してます。
ですがそれだけで十分だと思ったことはないんですね。
いまなら健康寿命を語るには、まさに腕に前足操作が加わること。

ここがはなまるポイントです!

そう言い切りたい。



相応にカラダが整えられていないと、
カンタンには理解しづらいことだと思います。
だからすでに相応の身体操作ができてる人は、
即、なーるほどとなりますし、
そうではないならば、
ちょっと修練が必要。


でも、これは体得し体現できたとき、納得必至。


特に私が実感した身体の状態について気づいた恩恵は、
心臓の負荷を減らしてくれた点(体感では半減以上に軽減)と、
頸動脈の圧迫が軽減してくれた点(セミが鳴くような耳鳴りが止んだなど)。
この2点の循環器系の改善は、健康寿命を高めるためには効いてきます。
私の場合、右の頭部に気になるものがありこの2点が優れて感じます。

実際的には、施術が立て込んでいたときなら、
この腕に前足操作を入れるという大変化は、
私には耐えられない場面もでてしまったことでしょう。
そのようなことがなく順調に変化を探索モードでの問いを持って進められたのは幸運でした。


ただし現状では、
まだ肩甲骨がまったくうまく動けてないんで。
いまだに研究中で、伸びしろがある。

そういったゴールのだいぶ手前であっても、
結構な恩恵を身体的、精神的に感じ取れて画期的です。

posted by スズキ at 18:20| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月04日

書籍紹介:『本当は健康寿命が短い日本人の体質』 日本人は代謝力が弱い傾向から血が冷えて血中脂肪が固まり詰まりやすいんですって!?

戦前、日本人の平均寿命は欧米諸国よりも短い傾向がありました。
その後に平均寿命が大きく伸び、短命な国から一気に平均寿命が「世界一の長寿国」。

国力は、それが大きな飛躍、躍進へと向かうことへ。


しかしながら「健康寿命は短い」と呼ばれるような不名誉な国でもあります。
その健康寿命を短くしている最大原因は脳血管疾患にあります。



食糧事情が悪く、死因が結核など栄養不足であった戦前はコレストロールが不足していたため血管が切れていましたが、
今はその逆。
戦前に摂取が不足した動物性たんぱく質と脂肪をとったことで、栄養上の不足は補われ長寿となりましたが、
コレステロールが過剰となり血管が詰まり、脳血管疾患と心疾患になりやすい傾向が顕著に表れました。

そこに至るキーは、
欧米人と比べると、『日本人は代謝が低いため血液温度は低い』のです。
血液温度の低さから血液中で動物性脂肪が固まりを作り出しやすい要因。

それによって健康寿命を大幅に削る現状にあるといいます。



以上は下記の本の第一章を参照し書かせていただきました。



本書にはデータをともなって、日本人の体質傾向を踏まえて健康寿命を改善させるためのお勧めできる食生活にとどまらず、
ロコモティブシンドロームを踏まえた日本人の筋肉量が減りやすい性質から膝なん骨がこすれての膝の痛みについて、
または免疫や抗酸化力等々にネックをかかえるという側面があることを語っています。。。
欧米人のヘルシーは日本人の毒になる!といった目から鱗が落ちる内容も。


実際問題、私が人種を超えて施術をさせていただくときに気づくことがあります。
西洋人の施術をさせていただくと、
日本人の施術をしたときにはなかった反応がでることです。

日本人のほうが筋膜をリリースが難易度が10倍高いといえるほど、てこずります。
10倍というと大げさと言われそうですが、
がちがちの日本人はリリースにも気の通りが細心注意をしても、
気の推動作用が弱すぎて気血のめぐる力を復活が起きづらいのです。
施術を幾度も受けていただくうちに、このような気を押し出して送り届ける力が強まるため、
リリースがどんどん楽に、そして深部まで解けるようになって、徐々に西洋人ポイ体質と言えそうな傾向になりますが。

西洋人では、がちがちで身動きが取れなさそうな不都合を訴えてくるお客様でさえ、
何度も施術を受けてきたかのような気血の巡る力の復活が起きるのですから。。

それを初めて体験した西洋人の施術では驚きでしたが、
数名も繰り返せば、日本人の体質上の問題が奇異であるかのように感じられてきました。
総じていえば昨今の日本人の体質上の問題は、年々より強まっていると感じられます。




西洋人は施術者として対応させてもらうと気分よく、
さぁーっさーっと凝りが容易に鎮まります。
そこに代謝力による血の暖かさがどうであるかが絡んでいるとなると、
納得でてきます。

筋膜の凝りが強く出る日本人体質上の凝り方は、
西洋人の比ではないほど、その組織が冷えており、
その凝りをリリースしてみたとしても代謝により軟化した組織が血で満たされづらい。

私は施術をするときに、そのような血の通りの悪さがあることを見越して、
患部に血を送る血管の圧迫部を緩め気血を患部に送れるように仕上げますが、
西洋人の施術で驚いたことは、そのような下ごしらえをせずに、
自身の代謝力で凝りが軟化したら数分せずにしなやか筋に落ち着けているのです。。




もちろんそれは西洋系の方でも個人差の違いがあるでしょう。
ですが日本人が生きた環境とは異なる環境を経て行きつがれて生き残った遺伝子といえる、
進化発展の土場の違いを感じられるほどのあきらかな性状の違いを感じざるを得ないのです。


それが日本人の身体を診たときに、
皮膚感覚では感じていても代謝不足から血の温度の低さや筋肉量の減りやすさからくる問題が潜んでいるなど、
日本人の体質がどのようなものといえるかが本書を読み進めるうちにわかりだしうなづけました。
単なる自身の思い過ごしではなかった。。。



代謝力が低い日本人として体質上都合のいい面と悪い面があります。
単純に代謝力が高ければすべてが解決といった、
バランスが考慮されない考えは危険です。



ですが昨今のコロナが影響するときでは、
なおさら代謝力が下がりやすいのは事実。

精神的な緊張は交感神経優位の維持が常態化して、
代謝力を低減し、内臓諸器官や組織へと血を送り届けづらくなる傾向にあります。
そうであることに注視して個人の意思で代謝をあげるための工夫をし、
生活の中で積極的に取り入れている人なら、どんなときでも大丈夫です。


いまさらながらに血管の詰まりがでやすい日本人体質の特徴から、
いまの時代背景を考えつつ暮らす配慮ある生活を心がけるべきでしょう。

健康寿命を短くすることが、、、本人もつらいことです。
健康寿命が短期化して、寝たきりや介護が必要になることが70歳以上の高齢者に、
医療費等の公的な支援という生涯医療費の半分以上が使われています。
超高齢化社会では、政府は働けるものは働き続けなさいといいますが、
健康寿命が尽きた人にまで労働を強いるよう鼓舞することもできないでしょう。。


これからも多く起きる血管系の問題。。。
たとえば、
がんも血液不足が必須要因です。
血がリンパ液を作る材料となり、血の流れが滞りがちなら免疫力低下は起こります。
脳梗塞やアルツハイマー型認知症などにも、頸動脈等の脈管系の機能不全という血管の異常が要因です。




「抗酸化力を上げて対抗」することが鍵になります。




個人的な興味から、
特別なハーブにより脳血管もとより、体全体の血管の詰まりや血管自体のコラーゲン組織の若返りなど、
関心を持って育てて調べ続けています。
研究がだいぶ明るくなってきました。


現状の日本人の代謝が不良となりがちな体質を、
西洋人のような筋がリリースが起きやすくなるような幸運が舞い込むようにできるならば。
すばらしいですよね。

施術でできることもありますが、
そこでできないことは別の手で補完していかなければ放置されるということ。
そうはしたくない気持ちがあります。
posted by スズキ at 07:06| Comment(0) | 書籍紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする