2021年02月19日

シッティング・ディジーズで、便秘や下痢に??? 大問題でしょう

一昨日前、
下記ブログを書かせていただきました。

2021年02月17日
シッティング・ディジーズ・・・糖尿病になるリスクが最大90%上昇! がんや心臓病になるリスクも5倍です!
http://bodywise-note.seesaa.net/article/480072379.html


座り続けることで体調不良となるケースを「シッティング・ディジーズ」と呼びます。

糖尿病やがんや心臓病のリスクが上がるといわれると、おだやかではありません。。。


もちろんそれだけが問題のすべてだというわけではありません。



いまの生活様式で、「シッティング・ディジーズ」といえるような生活を送る人たちには、
「便秘」や「下痢」に困っている人も出てきているそうです。


座り続けるときに、カラダの左右差が腕の使い方次第で出てきてしまって上半身が捻じれたりする。
それが骨盤にずれを生じさせてしまって、、、というのは、よく聞くことです。

もう少し具体的に見てみると、
第3腰椎、第4腰椎、そして第5腰椎がねじれが入ったり。
そして後屈したり前屈、つまり後ろにそれらの椎骨が引っ込んだり前に出っ張ったりする状態になっていく人も見て取れます。

施術をするものは、その下部腰椎あたりをチェックして、
その変位の進行具合を見ています。
最初は後屈して後ろに出っ張る感じが、
後ろに出っ張りすぎだすことでその周囲の組織がダメージを負うことがないようにするためか、
逆に前に第五、第四腰椎が出っ張りだしている。
この状態を診ると「進んできてるな」と思います。

姿勢均整術という施術本によると、
第三腰椎は、大腸と小腸の鼓舞。
第四腰椎は、大腸。
第五腰椎は、小腸。

というような関係があります。


これらの部位がゆがみが進んでしまうことで「腸相が悪化」すると、
血の濁りが高まって体液の酸化度が増していくようです。

腸相を改善させることで、大腸内の憩室をつくらないようにできるはずです。


腸相の悪化は、排せつ物の再吸収を図るため血液中にごみを多く取り入れることになるでしょう。
それは体質の悪化を意味するといえるでしょう。

それだけではなく、酸化した組織は筋膜の癒着が起こりやすく、はがれづらいという傾向があるようです。
物理的にコラーゲンでできた筋膜という膜組織は、血行悪化が進んだ冷えた状態下で粘性が弱まるので、
それは容易に想像がつくことでしょう。







すこし話が脱線しますが。。。

古代ギリシャの石にして哲学者:ヒポクラテスはホリスティック医学の視点を持った先駆的存在で医学の父と呼ばれ、
「体液医学」を提唱していました。

ヒポクラテスの、エーテル・空気・火・木・地の5要素で森羅万象を説明できると考えて、
人間の個性は< 血液・粘液・黄胆汁・黒胆汁 >という4つの体液によって決まるといいます。


ヒポクラテスは、
感覚<視覚・嗅覚・味覚・音など>を手掛かりに患者をよく観察し、
病歴を書き留め、結果を見ながら治療するよう教えたといいます。
そして症状を押さえ込むのではなく、相手全体を対象として、
ハーブ・新鮮な空気・運動・入浴・食生活の改善などによって体が自ら治ろうとする力を高めるように促したそうです。
ハーブに関しては400種類ほどのハーブを用いた記録がのこされています。
ハーブのなかには体液を浄化するためのものや、消化を促進させるものなど、
薬効をわかって利用していたところも。
うまくハーブを体液の改善にももちいていたという記録は、ほんとうに興味深いことです。

中医学や和漢などの漢方薬を想起させられますね。




話は戻ります。

シッティング・ディジーズ状態の生活以前は、快調トイレだったが、
それ以降が急におなかの調子が悪くなったように感じだしたときは。


4番5番の腰椎のかるい後弯のような初期段階なら、
歩くようにしたり、ランブルローラーやストレッチポールなどを使って、
腰部の椎間板の詰まりをほどくよう習慣づけていただければ幸いです。

もともと人体は、朝起きたときと夜寝る前の身長が違う生き物です。
活動で筋肉を使えば筋収縮を加えられて関節部が縮んでいくというのは生理的な現象。
それは寝て副交感神経が優位になったもとで、復活できるようになっているものです。

それが一時的にシッティング・ディジーズになりやすそうな生活様式になったため、
復活がしづらくなっているだけなので、復活できるような後押しをしてあげれば十分です。




ただし以前から不調があって、それに輪をかけてしまったという場合。
それですでにかなり腰椎の5番が前にずれて固定されているようであれば、
足の大腿部やその内側の大腿神経や、それと鼠径部当たりの詰まりが強まっているかもしれません。
それにより腸骨の位置がずれたため腰椎の位置が理想位置からずれざるをえなくなっているのです。

実際のみなさまのカラダのコンディションを見させていただかなければはっきりしたことが申し上げられませんが、
そのようなときには大腿部のリリース、右利きでの急性期あれば、右外側大腿部、左内側大腿部あたりを念入りに。
それで元にもどる可能性があります。
場合によって、またはやり方によっては結構痛みが出やすいかもしれませんが、
気になる方はトライしてみましょう。


^-^
posted by スズキ at 16:53| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

筋膜の癒着をリリースするときは、末梢神経も視野に入れて

筋膜リリースとはいうものの、、、。

体内では筋肉が層をなして折り重なるように位置しているものが多い。
そして隣り合った筋肉が機械的な衝撃を受けたり恒常的な使い過ぎでリセット休憩がなければ、
筋肉をウインナーソーセージの皮のように巻き付いている筋膜が単独で委縮したり、
となり同士の筋の筋膜が癒着してくっついたままになってしまったり。
そうなると筋肉が張ったり、炎症痛を感じたり。

癒着の軽度ならば寝れば自然にリセットされます。
だから考えすぎるより休む方がいい。

ですが長年にわたり不調があって慢性化した状態が悪化したり、
神経系にまで響くような衝撃が傷害により与えられたりすると。

単にその筋肉が機能が停滞するのみではなく、
その筋肉が関節をずらして可動域を悪化させたり骨組みをずらしてしまう。
すると姿勢筋にかかわる筋肉が癒着すれば姿勢バランスが取れなくなり、
動作するための筋肉が癒着が進めば動きのバランスが取れなくなってしまう。

それだけでもなくて、筋肉の硬化が引き起こした脊椎のずれから脊髄神経の出入り口の神経根を圧迫したり、
末梢神経が動揺するような緊張を強いられるような状態を作られたりもします。

筋肉同士が筋膜を通して癒着するように、
その筋膜は血管やリンパ管、神経、骨膜、内臓などとも筋膜同士の癒着同様に癒着するのです。


私が筋膜リリースをしているとき。
お客様には筋膜同士の癒着をリリースしているようにみえていたとしても、
実際は内臓部の癒着を診ていた、末梢神経系への癒着をほどいていたなどなど。




たとえば内臓が他の組織と癒着をするようであれば、
重篤な状態でなければオステオパシーの手技テクニックのひとつ【内臓マニュピレーション】。



フランス人のオステオパシー系の巨人ともいわれるジャン=ピエール・バラル先生の著した本があります。

そして筋膜の異常が生じている周囲やその内側に含まれるところなどに
神経系の問題が引き起こされることもあります。
そちらは【末梢神経マニュピレーション】という上述のバラル先生が著した本があります。


内臓系は直接的に内臓の形状や位置、そして機能制限されたものを動きを誇張させるなど。
簡単な手技ではありませんが、私には直感的にわかりやすいです。

ただ末梢神経系は、私には部分的に神経の管を触れて状態を診やすいところもありますが、
難敵といえるでしょう。
神経の管と血管では、脈動があるかどうかで違いを感じられます。
でもかなりしっかり深部層まで筋膜の癒着を緩めなければ末梢神経の状態が追えないです。
私だけが、そうなのか???

と悩んだ末に、友人の施術をする先生に聞くと、
「神経ってあんまり筋肉と関係ないんじゃない?」
と危機的状況を感じられる返答が。 ^-^;

お〜〜いっ。

神経系が問題ありのままだと、苦労して筋肉同士の癒着を解いても戻りやすいようです。

末梢神経が引き連れることで、さまざまな神経筋骨格障害といった障害がでているわけなので。
できるだけ神経の怖い異常もみていくようにしたい。
末梢神経の障害パターンについては【末梢神経マニュピレーション】の本(42ページ)に書かれております。
私はこちらの本を手にする前までは、神経組織周囲の組織にしか認識できておりませんでした。
これにより血管に影響を与えて血行異常から、筋やその他の組織への問題を引き起こすということです。
本書を見て、他に「軸索」や「ミエリン鞘」のような問題もあると。
専門的過ぎるためこの場では軸索等の解説はいたしませんが、
「えっ、そうだったんだ」と理解が進むのは確かでしょう。

ただお客様に神経系についてのご質問をいただいたときは、
神経組織周囲の組織について解説するようにしています。
それは私が自身で神経の障害を直感的な理解をしたのと同様なところまでは、容易に理解できるでしょう。

末梢神経の異常が血管に影響を与え、血行の異常が末梢神経の異常をつくるときも。
まさに気血一致で、血の流れと気の流れは一致しており、気の流れと神経の電気的エネルギーのありようが関係していそう。
そのような気にさせていただけます。


ただカラダの内側で深い部分の動脈管はその上にある筋がゆるゆるになってくれてないと触れないように、
体表付近に位置していない神経も、そういうものなのです。
深々とした位置に在する神経がよれていたり、ぎゅっーーっと強いけん引されたままであったりした状態。
そのような神経の上の鉄の壁のようになった部分はどのように解けばいいのか。

【末梢神経マニュピレーション】や【クリニカル ニューロダイナミクス】など参考にする本がありますから、
そちらを読み込むことで適応できる手技を選択できることもあります。
(※ 個人的に【クリニカル ニューロダイナミクス】は、何度か読んでみてはいるものの、
   私には自分がその手技を使えているイメージが思い描けずにいます。
   手技の実演写真点数も多く、いい本だと思うのですが、
   カラダの内部にある神経がこちらの本を読みイメージしようとしても触れられてない感じで。
   私の読解力のなさもあって残念です。
   なので私が使う末梢神経系のアプローチは【末梢神経マニュピレーション】になります)


ちなみに私が自身の左側の手や足等の脈が弱化するという部分を解放する手技を徹底したとき。
「深部の神経を触れてわかるようにまで解く」という基準がありました。

末梢神経マニュピレーションで紹介されている手技は、
施術者がお客様に施すリリース法が紹介されており、
セルフリリース法はございません。

なので部分的にゼロプロマッサーで対処を選択しました。
ゼロプロマッサーで神経に狂いが生じている部分を緩めたものですから、
「うぎゃっ」と小声をだすようなことになりましたが。
どうにかやり抜いて神経の短縮して蛇腹化したり、
引き延ばされたストローのようなところを手直しすることが、
自ら片手で触りアプローチできるまで。
ゼロプロマッサーをフル活用しました。

ちなみにゼロプロマッサーには、多数、ヘッド部分がゴムでできており、
そのヘッドがオプションで販売されています。
私は5種類のヘッドを購入しております。
オプションのヘッドを複数買っていたため、
最適なヘッド選択ができてよかったですよ〜。


このパワフルリリースができるツールがなければ、
内側上腕皮神経の修正が思うようにできなかった。

最近、ぜんぜん施術ではゼロプロマッサーは使っていなかったのですが、
自分の左手側の脈圧弱化のリリースに、これほど役立ってくれるとは!

最高です! ^-^




私の左手側の脈圧弱化の要因をつくった筋膜の癒着のような深刻な進行がある個所では、
多くが末梢神経障害もあるとみて神経の緊張したり吊られた状態を含めて解くように。

そこまでの詳細な視野の深化や広がりをもって観ようとすると、
施術の専門書でなければ有益な情報が記しておりません。


カラダ的に不具合が根深いケースでは、その深い視野があって対応できることもあるので。

posted by スズキ at 15:50| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする