2020年07月20日

血圧計でわかる『脈圧』と、中医学が指す『脈圧』の違いとは?

■ 血圧計で、血圧を測ったことはありますか?

血圧の上下と脈拍数が表示されます。
上の血圧は「収縮期血圧」といい、心臓が収縮したときの血圧です。
下の血圧は「拡張期血圧」といい、心臓が拡張したときの血圧です。

心臓が拡張収縮することで、血液を全身へ送っているのです。

血圧の正常値は、一般的に最高血圧が140mmHg以下、最低血圧が90mmHg以下とされます。
それ以外の数値は「低血圧」と「高血圧」といいます。
正常血圧と高血圧の間を「境界域高血圧」と分けられます。



血圧の上下の差のことを「脈圧」といいます。
脈圧から血管の状態を知ることができます


適正な脈圧の差は40〜50mmHgです。
血圧上下の差が大きいということは、
血圧の上下のうちどちらか、もしくはその両方が平常時とは違う働きをしている可能性があります。


これが一般的に言われている『脈圧』です。

血圧計で脈圧チェックすると脈管の状態がわかる.jpg

血圧計で、先ほど私の血圧を計測してみました。
ちょっと体がだるいから異常かもとおそるおそる計測しましたが、

上が 126 で、下が 77 でした。

すると「脈圧」は 126−77 = 49 になります。

なので40〜50mmHgの間に収まっています。

ほっとしました。 


ここまでが西洋医の言う指標としての脈圧です。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


中医学にも脈診に『脈圧』があります。

ただ西洋医の『脈圧』とは概念上の違いがあります。

脈を診るときに、
橈骨動脈のなかを流れる血管内の正気をチェックします。

(※ 正気=天地人に存在する正しい気。 「邪気」と対になることも)

指先の感覚のみに頼るしかない数値にはあらわれない橈骨動脈内部の現状を見ていくのです。

脈の位置.jpg


橈骨動脈の脈管に触れ、脈を診るときに指先につたえられる情報のひとつとして、

・【平脈】 脈管が硬すぎず、さりとて軟らかすぎない状態
・【実脈】 正気が過剰にあるため脈管がパンパン
・【虚脈】 正気が虚損( 気力や体力がだんだんと弱くなっていくこと。活力がなくなっていること)しており血管がスカスカ


の3つのうち、
どれに当てはまるかを読み取ります。


中医学脈圧.png

【平脈】と呼ばれる適度な硬さと軟らかさの『バランスがとれた状態』が理想です。

バランスの取れた感覚という状態を、
言葉で伝えることが難しいものです。

脈診講座に通う前の私は、3冊ほど脈診の本を買いあさってみましたが、
結果、指先で感じるバランスと乗れた感覚という状態を感じているのかどうか。
そこまでは本に掲載してある比喩表現等で読み取ろうとしてもわかりませんでした。

ですから、硬軟の基準を知るには実際に脈診ができる人に手ほどきを受けて、
「この状態は、平脈だよ」とか
「これは正気が弱って気血が足らないから、虚脈だね」など、
実地で事例を具体的に触りながら理解するしかないと感じました。




たとえば、
ちょっと触っただけでは「実脈」のような脈管の太さを感じられても、
脈管を押し込んだら血管の内部が血や津液が足らず「スカスカ」で「実脈とは言えない」こともあります。

この場合は私でも、どうにか触ればわかりますが。。。
さらに見分ける難易度の高いものも多数、あります。。





脈の断面が太ければ『大脈』とされ、そこから細分化して識別するのは難易度が高いです。
・正気が充実
・熱が過剰(実熱)(洪脈)
・気が不足して(気虚・気脱)脈が一定の太さに収められないためにか膨張する脈もある(孔脈・散脈)←スカスカは駄目なんだね!


脈の断面が細ければ『細脈』とされ、そこから細分化して識別するのは難易度が高いです。
・血が不足している(血虚)
・血も気も不足している(気血両虚)
・湿が多く(湿滞)血液量が圧迫されて減っている脈(濡脈)



などと脈診で脈に触れても、
これはどのような脈と分類されればよいか、
脈を診てもわからないことも多々あります。

脈診力の優れた一部の先生は判別できるのかもしれませんが、たいていは至難の業。

だから問診、舌診、腹診、その他いくつもの診断基準となるものを中医学では用意してあり、
同時に他の診断法で診ていくことで、
「この脈は、〜脈だ」とわかることがあります。

他の診断法が補完があって脈診結果が導き出せることも多いのです。





もうちょっとだけざっくりとした簡易な診方をするとなれば、、、。

たとえば、脈拍を脈診で感じ取り、
その陰陽の特徴を読むだけでもいいでしょう。


陰陽の陰:一般に引っ込む感じのもの、ひっそりしたもの、遅いもの
陰陽の陽:一般に押し出る感じのもの、動くもの、速いもの


のような印象に分かれます。


まずは自分の脈を取りながら、
自分の脈拍から「陰か、陽か。またはちょうどいいか」を感じ取りましょう。

脈拍が、90回以上の場合、数脈(さくみゃく)といい、陰陽のうちの陽です。
脈拍が、50回以下の場合、遅脈(ちみゃく)といい、陰陽のうちの陰です。

それは時計を見ながら脈拍数を計測すればわかります。

ですが他は、触った際の感触が頼りです。
脈拍を診るときに脈を触った瞬間に引っ込んだ感じか押し出される感じか、
またはひっそりと動きの少なさを感じるか行動的に動くものか。

それらは「ファーストコンタクト」で、慣れれば感知できてきます。

おそらくは数名の脈診の先生がいたら、同じ結果を告げるでしょう。


ただこのような場面でも脈診講座の先生の手ほどきがなければ私にはその基準が立たずに、
いつまでたっても診断と呼べるような使い勝手の良さは感じられませんでした。

だから目の前に、中国に本場中医学を学ぶために留学された先生がおられて、
その手つきやしぐさを見せていただき、
私たち受講生の脈診結果の正誤をつたえていただくトレーニングを受けさせていただけたのは貴重な体験でした。


おかげさまで、
陰陽という「ネガティブな」とか「ポジティブな」という印象が触れてすぐ見えてきます。



人間の手先の感覚は、鋭敏な検査器具以上の働きをすると工場の熟練工の様子を見ると疑うことはありません。

元来、人間には鋭敏に状態を感じ分ける力が備わっており、
必要に応じてそれが発揮されるということなのでしょう。




脈診も、それと違いません。




  私は過半数を受講後、仕事の都合により中途で講座を辞めております。後日、機会を見て再受講する予定です。
  脈診講座は、中医学をすでに学んだ方々の受講がほとんどで、正直に言うと私には追い付いていくのがやっとです。
  丁寧な講習ですがレベルが徐々に格段に上がっていく感じで、難易度は、かなり高いと思います。
  中医学の基本全般が理解がなければちんぷんかんぷんで、絶望的。歯ごたえがありすぎです。

  でも、少しずつでもわかりだすと、人体の見え方や見える視野が変わるというのは本当です。
  わかりだすまで、愚直な勉強を頑張れる人じゃないと。
  中医学は身にならないと、痛感しました。
  恥ずかしながら、私は、いまだに身になるには至っておりません。

  ですがこれからも、また時間を見つけて中医学の基礎を学ぶ勉強をし続けます。



  脈診を専門的に学んで、施術に活かすというまではしなくてもよい方の場合は、
  ここまで細部にこだわらず、日々、自分の脈を診る習慣をもっていただくのが何よりです。

  たとえば、

  ・脈が浮いてるか沈んでるか、

  ・脈管の形状が硬軟いずれにあるか、

  ・脈拍のテンポはどうか、

  ・脈の強弱はどうか。


  この4つを注視して微差を読み取れるようになるだけで、
  中医学的な視野に立った身体内部の内科的な情報をキャッチできるでしょう。

  日頃のセルフチェックの一助となります。
  そして私どもに、いつもの脈状が変化した要項をお伝えいただければ、
  体の中でどのようなことが進んでいるかを理解する助けになります。
  するとケアするべき場所の焦点を絞ることができて施術の精度もあがります。


  なので脈を診て4つの状態を感じ分けられるようなトレーニングコース。
  これはまじめにできないものかと、考えているところです。

posted by スズキ at 20:18| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『どんなときも、自分の機嫌は自分で上げよう。』

☆ 今回のブログ内容は、施術やカラダ関係のことではありません ☆ m__m;





みなさま、お元気でしょうか。
今日は暑いですね!

昨日、日が暮れかけて池上本門寺まで5〜6キロ、散歩しました。
ようやく待ちに待ったセミが、徐々に鳴き始めました。
直に、梅雨が明けます。


散歩の帰り。
旗の台の飲み屋街を素通りすると、
密閉を避けるため店のドアが開いています。
楽しそうにマスクなしで大声で陽気に語る人たちで満席です。

その陽気な会話が怖ろしいものに感じさせられる。
清潔すぎる潔癖症が普通化されることが、
感染予防行動になるんですね。。。






移動自粛後に、新規感染者が一か月前の10倍。
感染経路が不明な方が増えるような質の悪い、第二波が来ました。


「飛沫感染がない」といってたのは誰だ?!
それはもう過去の話です。


先行きのわからない感染の広がりは、
心理的な負担を増すばかりでしょう。





そんなときにこそ、思い出す教訓があります。


多数の本も出版なさっておられる斎藤一人さん。
その音源は、YouTubeに数多くアップされています。

去年の1月頃。
母の介護中、母とともに斎藤一人さんの音源を、喜んで聞いていました。
「私が思っている通りのことよ、まさはる、よく聞いておきなさい!」
母が深く神妙にうなづいていた音源があります。


【斎藤一人】「宇宙のちからを巧く使う人間は何をやっても成功する」(22.57分)

あまりに母が感じ入っていたようですから、
音源をmp3に変換しダウンロードしました。
残念ながら、いまはネット上にはないようです。





講演テーマは、
「上機嫌で生きるのが周囲へのサービス、自己の徳にもなるし、そうし続けるのが修行なんだよ」です。



『人間は「不幸なこと」を考えるようにできています。



 不幸は感情です。
 不幸は沸き上がるものです。


 人が「不安」や「不幸」を感じるのは、< 本能 >です。
 万が一のときを考えて緊急に備えるために、不安感を持つのです。



 冬が来ると食べ物が乏しくなるから貯めなくては、とか。。。
 それにより生き延びられたから自然なことです。

   (私談 指をナイフで切って怪我をしたとき、「痛み」を感じます。
       痛みの苦痛から不安感を与え、不安が早急に対応をさせるきっかけとなる仕組みですね)



 不安や不幸を感じる人が隣にいると、<伝染>するのです。


 「不安感は伝染します」

 不安感の伝染は、お心当たり、ありませんか?

 人は社会的な動物で、不安感ある人がそばにいれば安心できなくなります。
 これもまた人のもつ本能のひとつ。

 機嫌の悪い人がいたら周りが迷惑します。
 同様に「不安感」を振りまく人がいたら迷惑するのです。





 それに対し「しあわせ」は意思です。




 ご飯を食べるときも、何も感じずに食べればただの白米。
 「ほんと、おいしいね〜このご飯は!」と上機嫌でいえば、
 それがしあわせに変わるんです。


   感謝だったり、
     感動だったり。

 意思で上機嫌になる言葉を添えて、
   しあわせな笑顔をになりなさい。


 自分で自分の機嫌を取りなさい。

 他人に自分の機嫌を取らせるんじゃ、ダメだよ。

 自分で自分の機嫌を取りなさい。

 しあわせで上機嫌な姿を周りの人に見せること。
 それがいちばんの修行だよ。』




上記が斎藤一人さんのメッセージ。

  自分で自分の機嫌をとる人の所には人が集まる。
  奇跡が起こるんだよとも、一人さんはいってました。

  その言葉に母がうなづきつつ、私をちらりと見ました。


  その後の母は、自ら手本をみせてくれました。
  他界する数分前までも、
  介護に来てくれた初見の女性に手を合わせて、
  感謝の感情をつたえていました。
  入浴介助をしてくれた女性の手を握って
  必死にジェスチャーで「ありがとう」。

  上機嫌を貫き通しました。
  強烈なモルヒネで痛み止めが使われて、
  声も出ないし意識がないはずですが。

  今まで人に接していたままのことだから、
  それが自然にできてしまうんでしょう。




話を戻しますね。

ひと月前に感染者数が減ってきて安心したのちの急拡大。
そんな不安のなかだから。




「不安」は<慎重な生活>に活かして対応しましょう。


近い将来の予測がつかない不安。
それに押しつぶされているとき。

そんなとき、自分で自分の機嫌を取るんです。
それが命がけで一生を貫いて取り組むべき修行ですと、
母が伝えようとしてくれたから。
私は、特に肝に銘じなければと感じています。






たとえ現状の生活状況で、
「政府が割引していただいても、旅行している場合じゃないよ・・・」というときでも。



東京は「Go To Travelキャンペーン」対象から外されました。

ですがひと月ほどの時間をかけて、
今まで私が考えた施術のノウハウをデスクワークで設計図を書き下したら。

伊豆七島のひとつ「式根島」に、しばらくの間でかけようと思います。

今年の2月くらいに、竹芝桟橋に車ででかけたリアルな夢を見ました。
伊豆七島のどちらかに訪れることになると感じたのですが、
具体的にどの島に行けばいいかがわかりませんでした。

それが先日、お客様の会話で「式根島にいこう!」と腑に落ちました。
(S様、ありがとうございます。m__m)



このようなときに、式根島への旅行を馬の首の前にニンジンをつるして、ご褒美にできる。


ひとり気ままに自然を楽しもう!

それができることが、
本当にありがたいです。
posted by スズキ at 14:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

私がお世話になっているフェルデンクライス・メソッドの先生の第5弾!!と第6弾!!「忙しい人のためのフェルデンクライス 楽に椅子に座って立つ 」(YouTubeにて)

お世話になっているフェルデンクライス・メソッドの先生が、
新たに2本、ATMセッションをYouTubeにアップしてくれました。


フェルデンクライス下町 東京
https://www.facebook.com/Feldenkrais.shitamachi/


私の仕事は施術一辺倒ですが、こちらの先生。
多様で多彩な活躍をしておられます。

いまのコロナでフェルデンクライス・メソッドのFIやATMを
直接指導できないところを埋める意味も含め、多忙な時間を割いてATMセッションをアップしてくれました。

感謝です!

一本の映像を企画して制作するのも、
徐々にフェルデンクライス・メソッドのATMセッションをYouTubeにする回数を重ねて、
やり方がわかってスムースになってこられたでしょう。
ですが少なく見積もっても半日はかかりますし、
レッスンテーマ決めから時間をカウントすれば。。。

頭が下がります。


セッションのコンテンツテーマは、
東京在住の私たちは{ ステイホーム & 在宅勤務 } の続く今。

座るときの骨盤のあり方、肩のあり方。
センスがそこに現れます。


注意を払いたいですね。



動きの質の向上を妨げる最大の要因は、
パターン化した姿勢や動作の繰り返しにより、
新たな改善の糸口を見いだせなくなることです。

座る姿勢で動きを伴った観察をうながし、
自身に合った座り方を見つけ出してください! ^-^





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


https://youtu.be/bBvOHruYHls
忙しい人のためのフェルデンクライス(約22分)その2 楽に椅子に座って立つ 5





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






https://youtu.be/bWH2Z1gy7oc
忙しい人のためのフェルデンクライス(約32分)その3 楽に椅子に座って立つ 6


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
posted by スズキ at 10:29| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする