2020年07月07日

肩甲骨を下方回旋するにも3本の筋肉をつかうんですね

筋肉の役割は?

一般的には下記の5つ。

■ 筋肉の役割1【動作を生み出す】

■ 筋肉の役割2【熱を産生する(体温の維持)】

■ 筋肉の役割3【姿勢の維持】

■ 筋肉の役割4【外部の衝撃からカラダを守る】

■ 筋肉の役割5【体内の物質の貯蔵・運搬】


それぞれ非常に興味深い。

たとえば、
熱は筋肉量が大きい面積を占める脚部が動くことで発熱し、
足から心臓へと帰る静脈内の血流により熱が全身へと運ばれます。
日々、散歩などで規則的に足を使い体全身を温めることがで体温を上げ、
免疫力維持促進につながるのです。



でもやっぱり、直感的に感じるのは、
骨に付着している筋肉が収縮したり弛緩することで、「骨を動かす」ことでしょうか。



たとえば、
肩甲骨を下方へと動かす操作にかかわる筋肉」です。

肩甲骨の下方回旋静止画.jpg




菱形筋、肩甲挙筋、小胸筋の3本の筋肉により、
肩甲骨が下方回旋できます。



肩甲骨の下方回旋.gif
上図の肩甲骨の動きです


それぞれの筋肉が過不足なく適切な量の筋制御がなされることが、
うまく肩甲骨が動くことをかなえるのです。


どの筋肉が凝って緊張しっぱなしになったとしても、
正常な肩甲骨の動きはかなえられないのです。


ですがデスクワーク中心で生活を送り猫背が常態化すると。。。
菱形筋は伸び切ったまま。
肩甲挙筋は緊張して引きあがりつづける。
小胸筋は肋骨にへばりついて骨膜との癒着を強める。
などのような状態に陥りがちとなります。

それにより楽にスムースに骨を動かしたいが、
どれかひとつの関係する筋肉、または複数の関係する筋肉が硬化委縮したままとなって、
理想的な骨の運びができません。


そして体中の骨は、ほぼ単独で動くというものは少ない。

肩甲骨を下方回旋で動作させるのが3本の筋肉が協調的に協力した動作を要求されたように。

さらに複雑に複数本の骨を動作させるときは、
拮抗した筋肉の操作や関節をまたいだ骨同士の兼ね合いから、
非常に多くの筋肉が一挙手一投足に使われることとなります。

協調的に、協力的に。



うまくいけばすばらしい体裁きで体も軽々動作がすこやかです。



ですが、この動作に関与する筋肉の一部、または複数にわたり、
筋肉の柔軟性や弛緩収縮の作動のスムースさなどに問題があれば、
動けなくなる状態がやってきます。
そこを軟部組織でできた人体は、
他の筋肉を無理やり使って補完的な動きをしてカバーして動きます。


ただし、その補完的な動きは、やればやるほど
凝りをひどくするという特徴があります。
そしてそこから血行不良や、むくみ、免疫力低下まで思わしくない歩みが始まります。




筋膜リリースでは、そのようなカラダの骨がどう作動するかを考慮して、
うまく動けてない筋肉を見定めてリリースをおこなうのです。


それで協調的に、協力的に、それぞれの筋肉が骨を動かすようにしていきます。 ^-^

posted by スズキ at 10:24| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする