2020年06月25日

頭を{後屈・前屈・側屈・回旋}させて、揺らしながら、バランスコントロールをする:「後頭下筋」

皆様、こんにちは。


今日は、ついにもっともリリース上、やっかいだと感じざるを得ない筋肉のお話がでてまいります。
とっておきのリリースのハードルが高い筋肉があるんです。

脳への血流をよくするための関門部分をコントロールする筋肉。
ここをアプローチするようになったことが
最近、ゴツコラ(和名:ツボクサ)の実食実験をしていることと相乗して、
集中力を向上させる結果を生みだしてくれた。


そう感じさせてくれる、飛躍を感じる筋肉とは。。。?




パソコン仕事.jpg


上部頚椎と頭蓋骨を結ぶ深層筋にあたり、
物理的な押圧刺激が届きづらい筋肉があります。

カイロプラクティックや整体の手技で、
治療家がお客様の頭部をいきなり急速回転運動をさせて、
首がバキッと音がなるような手技を受けたことってありませんか?

私は、施術を自分がするようになる前に受けたことが、あります。 

複数の先生がいて患者がランダムに手のすいた先生に診ていただくという治療院で、
うまい先生と、危険なにおいのする下手な先生と、
技量が大きく分かれるような気がしつつ受けていました。

この首のスラストをされたとき、うまい先生ですと、
首根っこの後ろがすーすーと涼しげな風が入ってきて肩の力がさっと抜けた。

今考えると、それはかつて私の姿勢が悪く、首や頭がかなり前方に出ていて、
しょっちゅう揺れていたような状態だったように記憶しています。
すると「後頭下筋」という筋肉が凝りがひどくなって
環椎(第一頸椎)と後頭骨の必要な隙間が詰まってしまうのでしょう。
それで後頭骨あたりが下方にずれると、
脳内に通じる後頭部にある動脈管が圧迫されてしまいます。
すると血液が足らないから{脳の栄養不足、脳の酸欠}が起こります。
一生懸命勉強しても、おバカだったという理由の一端でしょう。
それが施術を受けると脳内に血流が届き、脳の正常な活動ができたためか、さわやかな気分になれたのです。

体全身が軽く感じて、なんだってやってやろうという、開放的な意識になりました。

ただ、その快適さは、長くは続きません。
首をスラスト調整された翌日には、
すでに、どんよりし始めて、数日しないで元に戻る有様でした。。。



後頭下筋(こうとうかきん)は、
短背筋のうち、後頭部の最深層に位置する筋肉です。


まずは下図を観察してみましょう。

後頭下筋後ろから見た図1.jpg


ごらんいただいてわかるように、後頭下筋は一本の単体筋ではありません。
「 大後頭直筋」、「小後頭直筋」、「上頭斜筋」、「下頭斜筋」の4部にわかれて構成されております。

非常に短くて小さな筋肉です。


■ 後頭下筋の<起始>は

大後頭直筋 第二頚椎の棘突起
小後頭直筋 第一頸椎の後結節
上頭斜筋  第一頸椎の横突起
下頭斜筋  第二頚椎の棘突起


■ 後頭下筋の<停止>は

大後頭直筋 後頭部の下項線の外側部
小後頭直筋 後頭部の下項線の内側半分
上頭斜筋  後頭部の上項線と下項線の間
下頭斜筋  第一頸椎の横突起



■ 後頭下筋の<作用>は

頭の前後屈・側屈・回旋の動作をコントロールする
(前後屈、横揺れ、上方回旋、傾ける)




第一頸椎は、頭部へ流れる血流の調整弁の役割を負っております。
後頭下筋が第一頸椎に起始部と停止部を持つ筋肉を持つでけではなく、
第二頚椎と後頭部を結ぶ筋が硬さの追い打ちをすることになると。
こちらの後頭下筋を過剰に使いすぎて癒着が進めば「深刻な頭痛」を引き起こすこととなります。
脳内への血流が減ってしまいます。
頭部を正常に活動機能させるために不十分な血液しか送れなくなると、
頭部に血が足らなくなった非常事態をつたえるための虚血性頭痛は激しい痛みを感じる場合が出てきます。
三半規管が狂った状態でめまいが感じられ、めまいの気持ち悪さから嘔吐する方もでてきます。
それは後頭下筋の緊張が強い側にでる片頭痛となることも多い。



それでは、どうにか、その不都合を改善したい。


ただ後頭下筋部分を手技でリリースする場合。
この部位は弱い刺激を与えただけでも時として激しい反応がでる個所として三本の指に入る部分です。
それゆえに、正直にいえば、あまり一般の方が不用意に触ったりもんだり、
マッサージ器具でぐいぐい押したりは、感心できない場合があります。

むろん、元々がそれほど加重なストレスが溜まっていない方に対してなら問題はありません。

だがすでに三半規管に異常が達するほど、後頭下筋が委縮硬化していたり骨化が進んでいれば、
触診が正確にできない状態で状態を客観視ができていないままの無計画なアプローチは危険です。

特に自分で頭を急激に回旋させてバキ!と言わせるようなことは、
なかなか繰り返せば繰り返すほどに、骨化した後頭下筋やその周囲の靭帯が破砕されて、
元に戻せなくなる器質的なダメージを背負うことになるので。

そしてバキッ!とまではいわせなくても、
力強くもんだり、叩いたり、突っつくような刺激も絶対にいけません。


私たちが触診をするときも、この部位はほんとうにやさしく行います。

第一頸椎は脳から脊髄神経が下りる極端に神経にとって重要な出入口部分です。
刺激が強ければ脊髄神経全体に外的衝撃となり全身がマヒしたり気を失うような事態も起こります。


たとえは悪いですが、プロレスラー。アントニオ猪木の延髄蹴りのような刺激を与えてはなりません。
あとあとまでそのときのダメージがむち打ちの後遺症のような形で残り続けることもあります。

第一頸椎部位の詰まりが気になって、血が頭に行かなかったり、
頭部に溜まった血が静脈管も圧迫されて循環しづらい状態の停滞感など、
つらい思いをするものですが、
腕の良い施術院で診ていただいて改善していただけばと思います。


めまいが起こるような片頭痛が後頭下筋の異常のため出ている方で、
すでにかなり長い年月がその不調状態で継続している人の場合。




上記にもうしましたように、
強い圧はかけられない敏感な場所で、
ダメージが蓄積している人には弱い圧では焼け石に水。

後頭下筋の骨化と呼べるほどの硬さが慢性化し方へのリリースは、
圧でのリリースではリスクが高すぎてダメでした。
オステオパシー系のカウンターストレインや他の中程度の後頭下筋の硬化なら解ける手技もありますが、
慢性化した人には、その手技をする前段階で、気分が悪くなったり、
首を物理的に後頭下筋を短くするポジションにもっていき維持する姿勢が痛みがでたり苦しすぎたりして、
それも使えない。
使ってある程度の成果はでるのですが、だとしても理想と思えるところまではたどり着けないのです。

他のやり方も、、、と様々なものを用いていましたが、
この後頭下筋ほど頭部の位置がずれたままではすぐにまたずれてしまうという筋もないのです。

そしてそのようなお客様への、圧刺激について、
専門家のなかでも危険極まりないから忌避事項として治すことはあきらめ、
不用意に触って事故を起こしてお客様に不利益を与えることを避けるというようにしている方もいます。
(それはその先生が腕が悪いというわけでもなく、慎重なためでしょう)






私もこの後頭下筋のリリースは、
最近はベン石温熱器を使った温熱対応で、外圧的刺激を避けてリリースできる手段を得られて、
徐々にこの部位へのリリースに自信がでてきた、、、という次第です。

私も自分自身にスモールサイズのベン石温熱器を使って、
一日に20分は、こちらの後頭下筋の硬化した癒着をはがすために温熱対応で緩めて血流を確保させたことでしょう。
3週間ほど、それを毎日することで、温熱対応であればセルフリリースもできるんだなと感じました。


後頭筋は深層筋.jpg


後頭下筋は、首の中でも深層筋です。
後頭下筋より皮膚に近い位置に僧帽筋、頭板状筋、頭半棘筋や、外側方向では胸鎖乳突筋など。
それらの筋肉の奥に後頭下筋は隠れています。
だから後頭下筋を解く前に、
中層、浅層にある僧帽筋、頭板状筋、頭半棘筋などの器質的柔軟性を先行して取り戻さなければ、
後頭下筋にアプローチはできないということです。



私がスモールサイズのベン石温熱器を使って日々、お客様に解いてほしいと考えている筋肉の筆頭が、
この「後頭下筋」なのです。

そして特にの特にですが、ご本人が気づかれないうちに「左側後頭下筋」に支障が出ている人が多い。
そのことを憂慮しております。




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こちらの「後頭下筋」。

首と頭の位置に対して、
どのようなポジションにすべきかが理解できていない方への施術やセルフケアでは、
ひとつ重要な考慮すべき点があります。



普段から、
自身が頭をどこにおいて立っていますか?
仕事をしているときは、どうでしょう?


下の2つある図の上図姿勢が常であれば、
「後頭下筋」が、すっかり解けるという状態に落ち着くことは、
あまり見込みはないでしょう。

強制的に外圧を用いて「後頭下筋」をほどいたとしても、
数日内にまた硬くなりだします。
そればかりではなく上図姿勢のままをとり続けようとする人の「後頭下筋」を深く緩めれば、
かえって危険な場合がでてきます。


この首の骨を前傾させて倒したポジションに首を置き続けた人のリリースでは、
解き進めること自体が難しいほどそれらを支える筋群が硬くなっているので
リリースしようとがんばっても、なかなか奥にある深層筋にまで、
刺激自体が届かないものですが。。。

ですが{ほどほどまでのリリースにとどめる}のが正解でしょう。



頭と首のポジション悪い.jpg



首と頭の位置を下図姿勢にする重要性を理解して、
「後頭下筋」がほどきます際は、
リリース後にこちらの姿勢へ移行してくれて、
首の筋肉に過重な機能的負担を強いないようキープするならば。


頭と首のポジション良し.jpg


徐々に時間をかけてベン石温熱器を使うなどで温熱対応をして、
凝り固まって冷えて血流が悪くなった干からびた組織に対し、
少しずつ血や体液を含ませる量を増やしていくのです。

またこの後頭下筋部分は繊細で敏感な部位であるため、
急激な変化を好みません。
好まないどころか、強いストレスと、変化を感じれば、
緩むどころかかえって、さらなる緊張を、そして筋硬化が起こり、
患者様自身、気を失いかねません。

たとえそれが後頭下筋がリリースされて柔軟度が増すという、
良性の刺激でさえも、急激な変化であれば好みません。


なので、慢性化した後頭下筋の硬化を持っている方の場合は、
施術院で一発で治すというのはあまり期待しないほうがいい場所です。
私には想像だにできない神業のお持ちの先生もいるのかもしれませんが、
この後頭下筋の凝りをつくる正体を知って、
そこの根っこを取り去らないまま後頭下筋を解きすぎるのは、
第一頸椎のずれを増す恐れがあるのでしたくないところです。



とりあえず、後頭下筋が骨化していたならば、
一定の距離を保ったままで固まっています。
その状態では頭部へ血流を送る動脈管が血を送れているのです。
それが後頭下筋やまたは後頭部付近の筋肉群が姿勢理解が進まないうちに解かれると、
かえって柔軟度を増した筋肉は、骨化していたとき以上に筋緊張力に富んで、
収縮することができるようになります。
そのときに、先ほどよりも頭部に流れる血液を送る動脈管を、
いつも以上に圧迫されるとき。
身体は非常につよい緊急事態反応を起こします。
その反応が起こると命がいくつあっても足らないようなことで、
それを起こすことは避けるべきです。




それゆえに、私が思い願うところでは、
ご自宅でスモールサイズのベン石温熱器を使っていただき
3週間ほど、一日20分ほど時間をかけて、後頭下筋の周囲を緩めてほしいということです。




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最後に。

私は、数年前、愕然としました。

2025年問題
の現実を知ってです。



着実にそのときは近づいてきています。
それはコロナウイルスの事態がおきる前よりも、
はるかに高い足かせをして歩かなければならないという状態にも陥りました。

医療制度も、これからの日本。
見直されるでしょう。
本格的な自助努力といえそうなセルフケア方法を、前倒しで学び実践なさることで。
そのときに備えていくよう努めたいと願っております。

そのようなところの選択肢のひとつとして、
私が学んで自信をもってお勧めできるものをお届けしたい。

そのように願って、
研究させていただいております。 m__m


それには生のツボクサの力が、キーになるというのは、私の直感です。
posted by スズキ at 14:18| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする