2020年06月20日

腰の筋肉が固まって股関節が痛み出すことって、あるんです!そしてここ、非常に解きづらいのです。でも、解けないと姿勢も歩きも変えられない、厄介な筋。それは「腰方形筋」です

街中での人物の観察をすると。

歩き方、立ち方、階段の上り下りなどを私が見させていただいて、
ときどき、股関節がうまくはまっていないような動きをしている人がいます。

股関節部分が歩くと痛みがでたり、
それどころか立っているだけでも痛い。
(腰裏の脇腹付近に手を添えている人です)
そしてなんだか、、、立っていると深く呼吸ができずに疲れてしまっていそう。。。


重症度の高い人はそれほどいないものの、
100名中4〜5人は、この方はつらそうだなと思える人がいます。




そのような方々の、股関節の痛みだした理由。



直感的に感じられる部分と、ちょっと離れた感じの部分と。

いろいろ見ていく必要があるんですよね。





臀部筋のコリ.jpg

大殿筋、中殿筋、小殿筋、梨状筋などの緊張やしこり化、虚脱などによる影響や、
上双子筋、下双子筋、外閉鎖筋、内閉鎖筋、梨状筋のような
大腿骨を外旋させるための筋肉などの緊張やしこり化、虚脱などを疑うのは常套手段です。

つまり臀部にある筋肉群を緩めることで、
骨盤や大腿骨のずれた位置への固定に由来する「股関節ずれ」を調整するということです。

これも大事ですよね!

股関節が痛かったり不調があれば、お尻の筋肉を緩めよう、股関節周囲をほどこう!
そのようなことを、よくなさるのでは?





ですが、それをやってみても、不調の様子が思うように改善してくれない。
股関節の周囲に付着する関係する筋肉を、
もっとぐいぐい解いて解いて解いて!!

そんなことを頑張らなければならないのでしょうか?



実は、こうしてみてもなかなか不調がおさまらない人も多いんですよね。



そういう方のパターンは姿勢を診てわかります。
骨盤が前傾してお腹の内臓が前に突き出すかんじの方です。
そして腰の裏側が詰まったような緊張が見受けられます。
腰辺りに私が手を近づけると、独特なチリチリした異常な電気的なノイズを受け取ります。

その不調原因になる筋肉とは。

専門の先生なら、もうわかっていることですが、
「腰方形筋」ですね。

起始、停止は以下のようになります。
「起始」が腸骨稜後部と腸腰靭帯。
「停止」が第12肋骨の内側半分の下面と腰椎1〜腰椎4の肋骨突起。

作用として骨盤を引き上げる(片側性)があるため、
この腰方形筋という筋肉がしこってしまい縮み続けると。
緊張したりしこり化した腰方形筋がある側の骨盤が上に引き上げられつづけるのです。


それで腸骨がずりあがったままで正常位置に戻れなくなるんですね。

腰方形筋による腸骨のずりあがりで大転子滑液包炎に.jpg


腰方形筋が緊張しすぎて腸骨稜線が持ち上げられると、
骨盤底筋が地面から水平にというイメージがなりたたなくなって、
内臓を乗せるバスケットが前傾して内臓が骨盤の骨に乗れなくなります。
内臓が前方にだだこぼれる感じになっていると、
泌尿器系の切迫感がでたり、
女性では生理不順や生理痛がきつくなったり、
大腸小腸の消化吸収が不良となったり。



で。

では。


腰部の腰方形筋が緊張しているならほどこう!
そのように思って、圧をかけてマッサージをしてみます。

すると、困ったことがおこります。。。

腰方形筋位置断面.jpg


腰方形筋の位置が起立筋群の奥にあるんです。



すると腰方形筋のトリガーポイントを見つけるのも困難です。
アプローチしたくて皮膚の上から押圧をかけてみても、厚みある起立筋に力は阻まれてしまう。

そして。
セルフワークでのマッサージをかけても、ストレッチをしようとしても。
あまり成果があがらないようです。


すでに数か月以上もこの部位に不調を抱えて慢性化した腰方形筋の硬化が著しい方のときは、特にです。。。。

また腰方形筋の硬さがある人のほぼ100%が、
起立筋も硬直して緊張がほどけていない人がほとんどですから。
起立筋を緩めるにも、ほんとうに一苦労するものです。
だから一生懸命、腰部を緩めようとマッサージをしても、
ほぼ、腰方形筋の凝りをほどくまでは手が行ってないので。


ずっと腰の裏の深層部で、腰方形筋の硬さは続いて、
骨盤のずれをキープし続けたままでいる。

そしてこの状態が続くことで、鼠径部にある鼠径靭帯が硬さがきつくなって、
脚部への血流やリンパの流れを悪化させて末端の冷えや静脈瘤などを起こすようなことに。
腰方形筋は、それらの症状からは遠方に位置する筋肉ですが。

テキストに書かれていない、いろいろな不具合を引き起こすように感じています。

そういったやっかいな腰部の深層にある腰方形筋。

ホットストーンの熱で、血液やリンパ液が届けられず冷えて枯れた状況の筋に、パワーを充電してほしいですね。




現在、ボディワイズで施術をさせていただいているとき。
仰向けで寝ていただく時間がかなり長いです。


実は、このときに腰部の腰方形筋の硬さを緩めるまで温めて、
そして血流を再開されて緩んだときに、
一気に起立筋と腰方形筋ともにリリースをかけているんです。




いつもの腰部の硬さのままであれば、
このような起立筋と腰方形筋を両方をアプローチして状態をかえようなんてことは、
まずもってできないような方の場合でも。

それが、かなりしっかりできちゃうんですよね。

ちなみに、お風呂の入浴でもだいぶ起立筋は緩むのですが、
お風呂の湯の力では起立筋の中層までを緩めるのがようやっとです。
お風呂ではホットストーンの熱の遠赤外線の4.5センチもはいるような熱の届きがないのです。

それでホットストーンをもちいると、結果がいいんですよね〜。




ちなみに長時間の腰部のホットストーンの加熱により起立筋がほどけた状態を作り出して、
その下の腰方形筋のコリ、つまりトリガーポイント部分が見えだしますから、
私どもはそれを的確に見つけだし、あたかも起立筋を素通りして圧をとどけるようにアプローチをしてるのです。



あとはこのようなひとつの大きな筋肉を素通りして深部の筋にアプローチをするときは、
普通のずり圧では、ダメです。
力が奥へと届きません!!

普通に起立筋をこすってるだけで終わります。。。




そこはさざ波を立てるような波状圧を加えたり、
起立筋を手で持ち上げて稜線を立ててから圧をかけたり。
工夫をしていかないと、「おぅ、いま、解けたね!」とはいかないのです。

そこまでのレベルはセルフワークでは対応できないところなのでしょう。


そのようなところを打破してリリースしてみようというときは、
ぜひ、施術をご用命いただけましたらと切に願っております。


プロの仕上がりは、なんだか違うよね、と感じていただけるように、
ベストをつくさせていただきます!!



posted by スズキ at 10:35| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする