2019年09月22日

腰部をホットストーンで緩めて加点して施術再開へ(施術再開間際の途中経過報告)

現在、緊急的に悩んでいるところ。

施術再開に踏み切れないところがあります。

深層筋へのアプローチが、
充実した形でできているかどうかです。

ベン石スティックを2本利用して、経絡線上を、または関連する2点以上を押さえて刺激を加えるようにする。
それにより経絡内部の気血津液のながれを改善させるというやり方で、
筋膜の硬化した部分が一点押しをすたときよりも意図した形で操作ができ、
改善率がいいというところまでは気づけてきた。

ただベン石のスティック状のものは通常の場合、温度は冷たいものである。
その影響で、リリースしたときの当たりのなじみが深まりがないような点に気づいた。
それを改善させるためにベン石のスティックやかっさプレートを一定本数を同時に暖めるような
袋状の電気のホットアンポのヒーターを自作しました。
過剰な熱さにはならないよう温度調整もできる。

アプローチをするためのベン石スティックの温度が変わるだけですが、
私自身が自分で冷たいベン石スティックで圧を施してみたときと、
熱を発するような状態のベン石スティックで圧を施したときでは、
皮膚に直接つけて刺激をしたときの反応の仕方が異なっています。

後者はここちよい温灸のようなエネルギーの放出をしてくれるのもいい。
とてもリラックスできて、
神経に関係する痛みが軽減することがわかる。

前者は患部からエネルギーを奪わないようになるまで
つまり摩擦熱を発生させられるまでは熱を奪い続ける。
そのときに人体がエネルギーを奪われないように皮膚抵抗を強めブロックをかけているようだ。

それは私自身がシャツなどを着た上で同様に冷たいベン石スティックと暖めたベン石スティックで、
同様にアプローチをすると、皮膚に直接というときよりも感じ方は顕著ではありませんが、
私には暖められたベン石スティックの刺激のほうがやさしく感じられた。


ただベン石スティックも、ベン石かっさプレートも、細かったり薄かったりと冷めやすいため、
セッション中にこちらを多用するシーンでは、ひっきりなしに取り替える必要がでてきます。
そのときにタイムロスがあったり、セッションに集中していたところを意識が中断される。
それだけではなくお客様は私が温度を確かめた後に使われるから大丈夫ですが、
私はけっこうやけどのリスクがあります。 ^-^;


それらの工夫をすることなく私が気に入った充電式ベン石温熱器が中国から納品していただければ、
大部分がクリアできるものかもしれません。

ただ充電ベン石温熱器以上に小回りがベン石のスティックを使ったときのほうがあるなとわかって、
寄り道したタイムロスも成果がでたと思いました。


ですがそうやって2点以上のツーポイントアプローチにより、
筋腱靭帯などの軟部組織をリリースするのは要領のいいところもあるが、
だが今まで通っていただいていたお客様はご存知の、
大きなブロック状の小石が詰まったツールをつかい、
いくつかのブロックを並べててこの原理で深層まで圧を入れるやり方。

そのダイレクトに深層部の筋肉まで影響をあたえる方法と比較すると、
まだ現状のツーポイントを押さえたリリースでは同等の成果があるとは見込めていない。


そこをどうにかクリアする方法、それも今までのやり方では、ほんとうに施術者にかかる負担がとんでもないものであって、
そろそろそこのやり方を卒業して、そのときのやり方のエッセンスから何らかのやり方を抽出して代替させること。

そこに、どう迫っていくことができるか。。。

やはり施術を受けるお客様の施術によって生じる変化の持続性や向上などが目減りしてしまうのもしかたがないと、
そこであきらめて施術再開の口を開くのがしにくくてやり方の工夫が実るのに時間がかかりすぎて悩んでいました。




どうしたいかということは、
明確にわかっています。


じゃ、どうしたらいいのか?



重い錘を今までのようなやり方でてこを利かせてリリースするという「その場・その場」のアプローチを迂回したい。


たとえば、最初に体の深部まで影響が受けやすい体に実態を変えることができればいいのです。

今までは、でん部および仙骨部分を、重いブロックでてこを使ってリリースをしてきました。
それによってその後のセッションを通して、深部まで緩みだす準備となります。
その操作をおこなわなければ、私の過去の施術上の成果は半減して深まる変化を与えることはできません。
タフにそこは研究に研究を重ねて、日々、そのやり方を練り上げて向上心をもってバージョンアップさせ続けましたから。


その仙骨のアプローチを、ブロックのない手技で代用してみて、
やはり成果が目減りするんですね。




だったら目線を変えていけばいい。
でん部(仙腸関節)のリリースはパフォーマンスが下がったとしても、
腰部を持続的な緩みを与えるような刺激を与えるという方法を加えることで、
腰部とでん部の関連的でおきる体全身のコリの持たせ方を軽減させればいいと考えれば。。。


これが正解かどうかという確証がもてないところがあるのですが、
現在、仮説検証しているところが、
腰部、特に腎臓裏手に温熱刺激をホットストーンで5分程度与えてからツーポイントの押さえを使うセッションをおこなう。
それにより成果を容易に積み上げられないだろうか?



腰は、体の要です。

手と足のこりが緩み、
もし仙骨部分にも熱が渡せれば首も緩みます。

骨格筋として活発に動くのが手足首ですから、
腰部がそれらの疲労の蓄積するスポットです。

そういえば、ボウエンテクニックも腰のアプローチをセッションのはじめにおこないます。

それにも増して腰部が緩みだすと同時に、腰とお腹は、コインの裏表の関係にあります。
腰を熱刺激で緩めれば、同時にお腹も同様に緩みだそうという変化が起こります。
お腹をリリースして内科系の問題部分を改善させようという前段階で、
腰をはじめに緩めて体の上半身と下半身の関係性を腰で分けて扱えるよう整理できてしまえれば。。。。


人体のムーブメント上の問題として、
私たちは四足の動作をして歩いている感覚はないと思います。
ですがいまだに私たちは手足のうちの手は前足として犬や猫のような四足で歩き進むことができていないと体が持たないんです。

四足の動物たちは、腰がまっすぐ伸びていない(腰椎の前湾がない)とそもそも歩けないのです。
それは人間がはいはいをするときに腰骨を下にたらすように曲げ落として進もうとすると、
確実に腰が痛くなるし、運動性能上高速で進むことはできません。

手足は腰部を含む中心軸が曲がらずに機能して前足(手)と脚が機能してくれるよう腰部を緩め腰部椎間板に余裕を持たせると。

運動器系の手足や首の筋肉群が要領よく緩んでくれる状態に移行させることができる。
私自身の体の状態設定の場合は、という限定的な検証が少ない状態ではありますが。
こちらの方向をベースにして、同時に腕と胸の付け根部分などにもホットストーンを設置し暖めていくなどすれば。。。


腰部に玄武岩の11センチプレートを左右に、
腕と胸の付け根部分にベン石素材のかっさプレートを設置。
温度と時間を実験的にどの程度にすればいいかを検証中です。



ただおそらくこれはこれで、
体の緩みを与えて深部への影響成果はあがると思いますが、
皮膚や筋肉への接触するときの接触面積が減少した点についてカバーできるような操作がないと、
ベン石スティック等で小さな点や線で与える刺激による痛みの軽減がかなえづらくなるはずです。



最後の最後に・・・
家のなかにある「いせごろた」の使えそうな石を見つけて、
やはり少し重さのある石を一時的にでも採用するしかない。

そのような見方とせめぎあっているところです。


現状、ワークベッドで施術をしているので、
「いせごろた」を置く場所もないですし、
容易に扱える代物でもありませんので。
あせらず、あきらめず新たな学びを増やすしかありません。






現状、見切り発車という申し訳ない再開となりますが、
9月25日〜26日に玄武岩の腰部に当てるホットストーンが新たに4本届きます。

そちらが届き次第、
こつこつと少しずつ再開をしていきたいと考えております。


施術再開間際の途中経過報告でした。
posted by スズキ at 15:28| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『CD-ROMでマスターする 舌診の基礎』を学び始めて感じたこと・考えたこと


CD-ROMでマスターする舌診の基礎」という本があります。

付属するCD-ROMには、具体的な舌の写真が掲載されていて。
舌診上ではどのような兆候に見受けられるかを観察していく。
そして次の画面でその解答が表示されるというしくみです。

多くの舌のサンプル数が掲載され、
比較的舌診は見方の基準がわかればすんなりわかるかと思ったら大間違いだと気づいた。

・舌のコケの様子(コケの色が白いとか薄いとか濃いとか部分的にはげているとか・・・)、
・舌の色(白っぽい、黄色、紅色、紫色など)、
・舌の厚み、(厚かったり薄かったり)
・舌の湿り気、(湿っていたり乾燥していたり)
・舌にできる亀裂のようなしわ(舌の中央部には自然な亀裂ははいるが、それ以外にもないか)
・舌の根元の色合い(黒くなって見えたら要注意)
・舌に歯型のようなでこぼこがないか
・舌の裏にある部分の緊張や色合い
などほかにも。。。

舌を意識してチェックしていくのです。
複雑なまでに分類した要素を汲み取り、
お客様の状態に照らし合わせて正確に見抜くことができるかどうか。

観察力を問われているわけです。


私は脈診よりも舌診のほうがわかりやすいだろうと、
ちょっとこちらはおろそかにしていたのですが。
やはり舌の見立ても簡単なものではなかったと、
徐々に思えるようになってきました。

中医学自体を理解していなければ、
なんら見立てられないという現実を突きつけられ、
甘くないんですよね。



CD-ROMには、舌と一部脈を診て、
現状がどうであるか?
それならばどう対策をするか?
その対策にみあった漢方薬は?

というところまで解説してくれている。


そして{舌チャート}という項目が用意されています。

寒熱実虚2.jpg

上図のどこにお客様の舌の状態が属するかをチャート中に置いて表現してみるのです。


図中にある真ん中の(平)という位置におれれば、申し分がない理想系です。

たとえば、それが(熱)に強く傾いていて、同時に(実)に強く傾けば、
(実熱)の位置にいると読めてきます。
そうなると行き過ぎた(熱)をどう冷まし、気血が過剰になっている(実)を削り調整すればいいか?
といった、考慮をしていくことで、おのずと適した治療法が見て取ることができるようになっていく。


または。
たとえば、それが(寒)に強く傾いていて、同時に(虚)に強く傾けば、
(寒虚)の舌マップの位置にいるわかるでしょう。
そうなると行き過ぎた(寒)をどう暖めて、気血が不足して(虚)となった部分を補えばいいのか?


というように、
自分の舌をチェックして、{虚実・温寒}のどこに自分がいるか傾向を把握する。
そのうえでバランスの取れた(平)の位置に導いていくため、
施術や漢方などを使って治療をしていくのです。


するとどうでしょう!

今まではあまり{虚実・温寒}の概念で見ていなかったところが、
そちらを参考にする見方が身についてくると。
(実熱)のお客様にたしておこなう施術の仕方と
(寒虚)のお客様にたしておこなう施術の仕方と。

体質がぜんぜん違うわけです。
すると私が普段している施術も体質の違いをより考慮しておこなうべきが妥当だと感じました。

最近では食生活がよく運動不足でも食べてしまう習慣がたたるような人も多くなり、
そのようなところからも消化器を過剰に酷使して疲れて機能をも弱めてしまう。
その場合の筋膜部の癒着の仕方には、そのような素地によった固まり方がある。
それは(寒虚)ではなく(実熱)傾向が強い。
そのような舌診で得た分類を意識して認識を深めてみると、
いままでは「筋膜の癒着」の傾向性というものとして理解と分類をしてきたが、
より見方が繊細になってきたと思える。

そしてもしかすると筋膜の癒着の位置や深さや質などに、
バリエーションは多々あるものの、
もしかしたら{虚実・温寒}など見分けがつく分類法と、
筋膜の癒着のパターンが関連がありそうだとしたら。

そうであれば中医学診断で証を立ててから筋膜の癒着部を探ってデータをためて関連付ければ、
やがてはそれで証をたてたと同時に筋膜の癒着パターンをおおよそ推測できるようになり、
それにより「見立ての漏れが大幅に減少」するのではないだろうか。



そのようなことを思ったりしました。



今は臨床から遠ざかっているので、
その検証をすることはできませんが、
十中八九、関係性があると思います。


ただ舌診がテキストでパターン化したきれいな絵で学んだ場合と、
実際の場で舌をみせていただいてチェックしようとしたときとは、
大幅に見分けることが難しくなって感じるもので驚きました。

posted by スズキ at 03:18| Comment(0) | 書籍紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする