2019年08月06日

軟部組織には、筋肉・靭帯・腱があります

以下の2つの画像を見てください。


左図と右図。
どちらが、解剖生理学的に正しい絵でしょうか?



前面・背面s.jpg〜〜〜筋・腱・靭帯.jpg


気づくかもしれませんが、
左図はほとんどが赤みがかっています。
筋肉・靭帯・腱の軟部組織のうちの
筋肉ばかりがあると仮定した絵をイメージし偽造したものです。




右図が正しいイメージですね。
筋肉・靭帯・腱の軟部組織のうちの
靭帯・腱の白身がかったところがあります。
腰のところには腰靭帯、
腹のところには鼠径靭帯や外腹斜筋腱膜や白線など、
それに手や足にも大きな靭帯や腱が点在しております。

もしかしたらこのように存在する靭帯や腱について認識があまりなかった人も多いのではないでしょうか。


左図の間違った筋肉図を自分の中に創り出して動き続けるなら。
体は疲労を蓄積し続けるでしょう。



靭帯や腱をあまり使えてないのならば、
自分の持っている「神からの贈り物」を未使用でありつづけるということです。
この部分を使えるようになったあとに、
実感できることは。。。



ほんとうに、もったいない!!!



そして靭帯や腱の使い方がテクニカルにわかってなければ、
その各人の動きによって差はでてくるものの、
その靭帯や腱をずらしたり傷めたり癒着を増していきます。

そういった靭帯や腱がずれたとしても、
自身の内部では筋肉がずれたというイメージを持っていて、
筋肉部位にばかりアプローチへ意識がいっていたならば。。。

実際に対処するアプローチ部位が適切ではない。
なかなか成果がでないんですね。
つまり新たな靭帯や腱を活かしたうごきができるような、
不思議な操作ができるのが当たり前の人体の機能ですが、
そこへと至るルートの開設ができていないのですから。。。

いつまでも、身体に筋に負担を蓄積させる当たり前の使い方に使い方が制限され続けてしまいます。

すると上方へ向かって改善の階段を登ることはできません。




実はこの度に施術を受付させていただいていて、
数名のお客様が半年以上も経過していてのこと。
体調的に厳しいのですといわれつつも、
上記の靭帯や腱が活かされている身体操作へと
脳の運動プログラムの書き換えがなされている人がおられまして。。。

そこに、「おぅ、すごいですね」と感心しました。

突然に母の介護で休業させていただきましたため、
7箇月以上という長い期間をあけて久々にお客様にお会いするとき。
厳しいお体の状況になってやいまいかと不安が山のようにあって。
申し訳ないことをしていて。。。

そういったお客様もおられますが、
ご本人は体が辛くてといわれても
私から見れば身体状況が良質となって痛みや不快感が強く正常に感じられているというお客様が、
そのところにちらほらみられたのです。

もし時間があれば、
このような方々には靭帯や腱を使う講習会を開いてお伝えできれば、
すごいことになるんだろうと思います。。。




そのようなお客様の身体操作についての変化は、
本当に人それぞれの進度で変わっていきますので、
それはその人の日々の生活や研究によって得られたものです。
その下地づくりは私も意識して施術で計算ををしていますし、
体の使い方を伝えようと努めています。
ですが外的に受け取るものとしては、
これはなかなかハードルが高いものなのです。






私が施術をするときに意識しているところですが。

お客様の体のなかにある靭帯・腱などをリリースしています。
ただそのリリースを行うときは私自身が施術者として、
靭帯や腱を使いつつお客様に触れるときに、
施術の成果は変わりました。



生理的に自他が肉体的にシンクロする性質があるんですね。
筋肉を操作して生み出した運動とは違った質の動きや働きで接せられたとき、
その動きに対して傾聴するという性質が人体にはあります。


この腱や靭帯の利用を意図して施術を組み立ている人か、そうではないのか。



それははっきりと施術成果に持続性があるかどうかでわかります。

それはおもしろいことに、
人に接触されたときには、
皮膚抵抗という抵抗力を持って相手から与えられた影響を低減させる作用があります。

それが靭帯や腱を活かした動きで相手に接したときは、
皮膚抵抗は生理的にある程度は起こるものの、
「おやぁ?この触れられた感触は読めないぞ」となります。


人は人に接触されたときに、
どのような接触圧が加えられるかを予測してそれに対応した抵抗をさせるという機能があり、
そのパターンをわかっています。
しかしそのパターンに当てはまらない接触を感じて力の方向ベクトルや力の作用を感じると、
その状態を聴きにいくという性質があるのです。

当たり前の力というところから脱していくので、
私も基本に戻って動きの操作を繰り返し学んで、
気を抜くと当たり前の力になってしまいがちなところを自制することが必要でもあります。



体力や気力がなくなると、
いざ靭帯や腱を使える人も、
筋力を使った動きに頼り出すので。
いい施術をするには、十分な休養も大切です。





あと、余談ですが、
靭帯や腱は、ほぼほぼコラーゲン組織でできています。

その部位が癒着へとつながるものではあるのですが、
このコラーゲン部分を融解させるには水分と熱量と方向性を計算しての攪拌という下準備があると緩みやすい。

そのためたとえば施術を受ける前に。
すでに水を十分に摂取する人があればいいのですが、
あまり水分を取らない人は、
施術前・後には水分を十分に補給しておくようにしたほうがいいでしょう。

熱中症になりやすい今の時期は、
体の内側の水分が汗で排出されカラカラになってしまいます。

その状態では筋膜も溶けませんし、腱や靭帯も動きが悪いんですね。





あと熱量を靭帯等の軟部組織部分に与えてからリリースをしていく道具としてハンディな温熱器 を購入したいと目論んでいるのですが。
もうちょっと、購入するかどうか考えてみます。。。
ベン石により擦るというのも熱を発生させるものですが、
電熱でべん石を温めてくれるというものがあるので。
興味あります。


posted by スズキ at 10:12| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする