2019年07月09日

耳鳴りで、腎虚パターンというのが、いまの私なのでしょうか

中医学での問診は、古典として10項目ほどのことを伺えばいいといいますが、今では月経帯下もその項目に入ります。



問診では、

・ どのような苦痛や違和感であるか
・ どうしたらより悪くなるのかやどうしたらより良くなるのか
・ 病気の勢いが増しているか、衰退しているか
・ 病気にともなう感情変化、あるいは今の気持ちを尋ねます


実際は問診項目も、詳細に時間をかけて聞いたほうがいいのでしょうが、
時間をかけても、聞いた情報から結果がどのような状態であるかわからなければ意味がありません。 ^-^;


知り合いの美容系の施術院ですが、無料カウンセリングをおこなうということ。

そのお店に来店なさるお客様は、小顔になるためには、むくみを改善させていくには、、、など、
容姿端麗となるためのサポートをするエキスパートの先生がおられるところですから。

いきなり、聞き覚えないような、「あなたは腎虚です!」とか言われても、
お客様はぽかーんとしてしまいそうです。
そこのところを求めている方は、人気の美容整体院にいくお客様ではないですよね。




でも、私のボディワークでは、
施術でのアプローチポイントの特定や、
体全体の読みを深めるためにとてもその情報は生きてきます。


たとえば、問診のときのひとつの項目に「耳鳴り」というものがあります。

それについて考察していきましょう。

「耳鳴り」といっても、なったことがない人には、
なんのこっちゃということでしょう。

私の亡くなった父は、耳鳴りを患って、
一人で「うるさいなー」と言ってました。
そのことを思い出します。。。
うっとおしいを通り越して、集中力を削ぐような段階だったんでしょう。




ただ、私もときおり疲れてきたりすると耳鳴りを感じます。
施術でコンを詰めて、、、倒れそうなときなどは、
決まって耳鳴りがして、頭がぼーっとしています。

そして数日前も、けっこう強いストレスを感じて、
そこから少し右の耳に耳鳴りを感じてしまいます。

血が滞って回らない、気が滞って回らないという感じです。




そこで中医学の問診の専門書で耳鳴りについて、調べてみました。


すると、
耳鳴りのときにお聴きするポイントは3つ、

・耳鳴りの表現
・耳鳴りのときにおこる他の随伴する症状
・発症時期

です。


では、私自身が耳鳴りになっていたときをチェック。

■ 耳鳴りの表現
どんな感じの耳鳴りか?

「潮騒や太鼓音のような音」か
「音が小さくセミの鳴き声のような音」か
の二つのパターンがあります。

私の場合、そういえば、小さなジーィという感じの音がするよな、、、。
となると、そこでわかるのが「音が小さくセミの鳴き声のような音」に該当しますね。
そうなると、

→ 気血両虚・腎虚に多い

という傾向があると判断できるそうです。
私は腎虚の傾向がありますので、、、納得もできますが、
気や血が両方とも足りてないとは、、、まさに、とほほです。


ちなみに、私には当てはまらなかった「潮騒や太鼓音のような音」のようなザーッとかドンドンという激しい耳鳴り音の場合、

→ 熱証で肝火・痰火に多い

という傾向があると判断できるそうです。




次に、
■ 耳鳴りのときにおこる他の随伴する症状

耳鳴りしているんですが、同時にどんなことがおこってますか?

「眩暈(めまい)・口渇」や
「急な耳鳴りで、頭痛・発熱・口渇などをともなう」など。

私の場合、そういえば、めまいはしませんが、少し朝方口の渇きを感じるよな、、、。
となると、そこでわかるのが「眩暈(めまい)・口渇」に、やや該当しますね。
そうなると、

→ 肝火、痰火に多い

ということになります。



ちなみに、私には当てはまらなかった「急な耳鳴りで、頭痛・発熱・口渇などをともなう」のようなときは、
カーと言う感じがして、ずきんずきんとした拍動痛をともなうとき、

→ 風寒の邪が耳部で化熱するか少陽に入る

という傾向があると判断できるそうです。




■ 発症時期

では、いつからでしょうか?

というのでは、急になったというときには、

→ 実熱か外感病に多い


とのことです。が、母の介護の過酷な日々に、小さな耳鳴りの不調を感じたこともあって、
そこを軽く尾を引く形になっていますから急になったともいえないよな、ということでしょう。



結果。

私の「耳鳴り」の問診結果としては、

「音が小さくセミの鳴き声のような音」から → 気血両虚・腎虚に多い

「眩暈(めまい)・口渇」から       → 肝火、痰火に多い


という情報が手に入ったということになります。



ということで、

気と血を貯め送る肝臓の勢力が低下している点。

腎臓がうまく活動しておれないという点が改善すべきですね。

そして精神情緒をつかさどる五臓の肝の気の流れが鬱滞して熱を帯びて肝火になるそうですから、肝気の流れをよくして肝火を鎮めること。


そこで漢方や食養生や、対応する経絡刺激等で改善を促そう!
という、、、のは、拙速です。 ^-^;


もちろんのこと、
問診項目に該当するものは耳鳴りだけではなく、
他にも多数引っかかりますから、それらも調べていかないと。。。
ちなみに他の代表的な問診項目として、

発熱、鬱熱、悪寒、冷え、汗、頭痛、胸痛、脇痛、胃痛、腹痛、肩こり、
背部痛、腰痛、口乾・口渇、むくみ、飲食、味覚、大便小便、
失眠、疲労、精神状態、月経、そして耳なりなどでしょう。


そればかりではなく望診、聞診、切診などの他の判断材料の要因もいろいろ調べていって総合判断していかなければ、
適切な行動にはいたらないのです。




奥の深いものですね。

学び身につくには、早くて数年かかるというのもうなづけます。
ほんとうにこういったことは、ちゃんとテキストを手にいれて触れていないと、
さっぱりわからないものです。。。。。
posted by スズキ at 16:58| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする