2019年04月15日

シビアな内容で申し訳ないです:末期のがんのときの、インシュリン注射の針を刺しても痛覚がないところから抜け出ようと考えた、たったひとつの理由

私の母は、私の施術がひと段落つく前はインシュリン注射の針をおなかに刺しても、
まったく痛みがないという状態でした。


それは血行が身体の皮膚や骨格筋等の末端に通らずにいるということで、
当然、体内の状況も押して知るべしです。
先だって、鍼灸師の先生もおっしゃっていたのですが、
末期状態になった患者さんは、どんなに鍼を刺しても痛いという感覚がないといいます。


母は、まさにその状態でした。


それは血管を流れる血流量が減少して痛覚の麻痺が進んでいる状態で、
そのような炎症が起きている下で、がんは転移が早まるといいます。


末期がんは、身体を死に向かわせるよう硬化萎縮が進んでいる状態に移行されていきますので、
その血行が抑制された状態を元に戻すには過剰と思えるほどの施術や温熱療法等のカンフル材的なものが必要です。
どうしても施術を受ける側やする側の負担を承知でそれをなすべきとやっていきます。
それは自身の母親だから、ある種の信頼関係の上でできることでしょう。

ただ筋膜の表層から中層部までのかたくなった鎧の部分が緩んできたら、
その奥の深層はボウエンテクニックのムーブを応用したソフトなテクニックのほうが安全と考えて、
徐々に使用する施術方法は適宜変えていきました。

いったん安定してきたようであればペースは落としてリスクテイクを減らすのがいいのだと思います。


母は、その腹部にインシュリン注射をしても無痛状態が続いたため、
そこから早く抜け出さなければならないと、
私は昼夜を問わず施術をしていたのです。




そこまでするには、ひとつだけ、願いがありました。

母のがん細胞の転移が脳に及ぶことで、
身内の顔や想い出のすべてを失い誰もわからなくなるということだけは避けてあげたいと願っていたのです。
私は、そうあって欲しいと切望してもいましたので。。。





現状は、今まで腹部に刺したインシュリン注射の痛みがちっとも痛くなかった状態が
痛みが感じられる状態までなりました。
「痛いな!!!こんちくしょー」となりました。

この時点で、
ようやく母の容態は多大に危険なゾーンから、
多少は抜け出せて安定した状態となりました。

なので昼夜を問わず施術を続けてきましたが、
抜け出せた先週半ばからは、施術時間やペースを落としています。

ただもちろん、これをもってがん細胞について、
施術で減少させられるようなアプローチできているわけではありません。

ですが身体の各部の末端までの血行が確保できるようなルートを通すことに注力し、
体内の炎症も遅まきながら徐々に収まってきたようです。
ですが進行のはやいたちの悪いがんなため、表面上は収まってきているに過ぎないものと思います。。。


それを自然療法で、少しでも母の身体の内側の負担が減少して、
「いま、たったいまの時間」を、苦痛のないように過ごしていただきたい。
そのため、ネットで里芋パスターがいいとかびわの葉温灸がいいとか、
さまざまなものを試行錯誤してやらせていただいている次第です。




ただ問題点のひとつに、
母に痛覚等の感覚がよみがえってきたときに、
母の体調が悪いことに本人が気づくこともでてきます。
痛感感覚が戻って体調の安定化とは裏腹に、
身体の負担に気づくときでそれらが悪化と思えてしまう。

そのときがきたら、事前につらいことになるだろうとは告げていたのですが。
あまりそこを念を押しすぎるならば、その後を不安に思い緊張が続くでしょう。
それも望ましい結果は生み出すことはできないと思いますから、悩みました。





私自身、いままで筋膜リリースという、骨格筋をたくみにリリースするという技術には精通してきました。
その場合、このたびのような事態は想定していなかったのです。

つくづく、そう思えています。
posted by スズキ at 01:44| Comment(0) | 母の自宅介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする