2018年10月04日

胸骨にある感情的心臓検査経穴って?

最近、胸骨部分(下図を参照:胸前の青く囲った骨部分が胸骨です)を巧みに使おう!
という掛け声をお客様へかけさせていただいています。

^-^

胸骨部分の操作については、
武学入門 武術は身体を脳化する〈新装改訂版〉
など他に多数著述なさっておられる「日野晃 」氏は、
武術愛好家やフォーサイス等のダンサーに関心が深い方々にはおなじみでしょう。


日野氏は、胸骨の巧みな使い方について詳しく著書等で紹介しておられます。
実際に書かれているとおりにまねて身体を裁いてみる。
するとある程度の身体の動きが出来上がっているものならば、
容易に身体的なパフォーマンスが向上してしまうのです。


とても実践的で面白いですよ〜。 ^-^



胸骨部分は身体操作の要のひとつの基準点にもなるほど大事な部分です。
そしてそれは胸郭全体のスムースな動きをつかさどる一端でもあります。

ただこの「胸骨」。

胸骨の骨の形状が各人ずいぶん違って見えるのです。
定型どおりという通例の標準形に収まるものではなく、
実にバラエティに富んでいます。

だから誰でもが等しく胸骨部分の操作をしてみても、
一定の成果や感じ方にはならないという場合もあるのです。


胸郭がうまく動いているかどうかの状態は、
胸骨や胸骨柄、肋骨や肋軟骨、それに胸椎などの骨関係を逐一チェックすることが大事になります。

特にそれは呼吸の呼気と吸気の動きにより十分な胸骨の動きがあるかどうかをみれば、
ある程度の胸郭全体のコンディションの良し悪しの全体が推測できます。

たとえば、胸骨上にある心臓の状態の良し悪しを壇中という経穴部分でみるのですが
それ以外にも呼吸の質も、胸骨柄部位に目をやれば免疫系の状態もみえてきてしまう。

下図の身体的心臓検査経穴と書かれた部分が壇中の経穴部位で、
こちらをある程度、身体を緩めて感覚を鋭敏な状態にして押されたとします。
すると心臓部になんらかの問題もなさそうな方は、
別に痛くもかゆくもなく、骨を触られた程度の感触を持つのみです。
それが心臓部分に難点となるような悪条件かにありそうなときには、
それはもうツーンと厳しい痛みや熱傷の痛さにも似た深いさが感じられます。
それもわずかな指先を壇中に触れるかどうかでも。


だから案外とそのような状態に陥ってしまっているときには、
リリースするのも大変なんです。
リリースされる側もアプローチされる瞬間。

「こんなに激痛があるなんて、この施術者、強圧してるんじゃなかろうか!?」
と思われてしまったり。
肋軟骨部分の間がつぶれすぎて状態が悪すぎるときなどでは、
実際に少しだけ強く押さねばならないときもあります。
ですが基本はなでる程度の軽い10円玉3〜5枚分の重さの圧しかかけません。

だって、ほんとうに激痛がくるところだとしっているので、
それ以上痛いとなると、
無意識に施術者へと攻撃が始まります。。。。

まぁ、少しくらいはぺしっとたたかれてもいいのですが、
本当に「トラウマになる」ほどの痛みの感じ方なのです。


実は・・・・このトラウマになるほどのというところは、
いいえて妙なるところがあります。

下図に描いた部分の剣状突起部分。
この部分あたりを感情的心臓検査経穴として
感情エネルギーのつまりや問題がこちらに集まって、
そのエネルギーの流れが滞られるという経穴ポイントでもあるからです。
それは「病気よ、さようなら」という本に書かれています。

胸骨をチェック.jpg




そういったセンシティブな部分は強圧は避けるというのが常套手段です。

かつてのトラウマを受けたときのシーンが突如として思い出されて、
実にいやな気持ちになりますから。
それはほんの些細な力で押してみても、そのような反応が出てくることもあるんです。。。


なのでその胸骨上のラインは刺激することは避けて、
その周囲の肋軟骨部分の変形した状態を戻すために、
関連する靭帯部分の骨のような硬さに変わっているところにアプローチを持っていくわけです。

赤ちゃんや身体の柔らかく正常な方々は、理想的な胸骨のムーブメントがおきているのですが、
現代で生活をする私たちの多くは、いつしかその生活の中で胸骨の動きを抑制させてしまっている。
それも気づかないうちに。

個人的には胸骨部分がしっかり動いて心臓の血液を送る力や酸素をしっかりとりこむ肺の力があれば、
だいぶ今の私たちが被ってしまっている体調不良部分も削られていくだろうと思っています。

私の施術では、少ししっかりこの胸郭周りを解いていって、
体調の向上をはかるように心がけています。

ただ、、、人によってですが感情的心臓検査経穴ポイントを触るときには、
ひやひやするときがあります。

そのような意味も含めて、胸骨部分はリリースのし甲斐のある部分ですね。





もし胸骨の動きをちょっと研究してみようかなと思ったら、
日野氏の本などから関心を深めていくのもいいかもしれませんね。

posted by スズキ at 15:39| Comment(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プルパで、肩周囲や脇下の徹底リリース! 成果、大!!

先日、当ブログでプルパについて書かせていただきました。

2018年09月28日
プルパの脊柱起立筋の一側ラインの硬化部と石のようなピンポイントしこりのリリースパワー ^-^

金剛杭プルパ .jpg

プルパでは、
・脊柱起立筋の一側ラインをリリースする
・ピンポイントのしこり部分のリリース
などの精密なしあげポイントのリリースを担当していただいております。

ピンポイントリリースでの立ち回りの器用さは、とてもいいですね。


身体の芯が硬化した筋肉が多すぎるときには、
プルパでのリリースでは力不足で適用外となるでしょう。

そこは今までとおりのやり方が必要となります。
錘を使いましたトラクションでのリリースや自作ていしんを使ったインパクト圧。
そちらの活躍する場は、身体の芯の硬さの状態によって使い分けが必要となります。


つまりそれは一本の四角い銘木を用意して彫刻をするがごとくです。

【ファーストステップ】
四角い長方形の木の素材に、これから掘り出す像のイメージを3次元的に描いた図をトレースして墨付けをして下書きをする。
それから素材の木に不要となった部分を荒削りに削っていく一次作業が始まります。
ざっくりとのこぎりやノミを使って取り除いていきます。
そうやって全体のフォルムを描き出していくのです。

【セカンドステップ】
その荒削りが終わると、
もう少し細かく大きめな彫刻刀でざくざくと切り出すのです。
そういった荒削りのフォルムから中間的なイメージ像が描ける状態にすすむのです。

【ラストステップ】
最終的に、より詳細に削りだすところを残したので、
そこで仏像なら慎重に顔の表情部分、手足の指先や衣服のしわなどを彫りだします。
臍の細い彫刻刀などを駆使して、
細部に魂をこめる。
ここが仕上げです。


彫刻に不慣れな方は、
いきなり素材の長方形の木に細かい作業をしてばかりに気が行く人が多いようです。
全体のフォルムを荒削りして要らない部分をとらないといけないのに、
そこをいきなり仕上げに使う細い彫刻刀で取り掛かっては仕事が進みませんよね。
手順を通していかなければ、すんなりとラストステップまでたどり着けないのです。


で、私の施術でたとえるならば
現状では、
【ファーストステップ】
「ボウエンテクニックのムーブ」を使い多様な当たりをつけていく。
ここで浅層部分の見立てをしていき、情報収集をするのと同時に、
患部の熱(冷えすぎやほてりや熱症など怪しいものがないか)を見たり、
ちりちりとするような静電気的な気のもれがないかどうかをみています。
そほのか望診といわれるような顔の表情や身体の左右差や重心の狂いなど、
検査をしつつ調べていきます。

【セカンドステップ】
浅層部分をとってそれよりも奥にある層に突入していく。
そのためには「錘を活かしたずり圧」や「自作ていしんのインパクト圧」が効きます。
これが彫刻で言えばほぞの幅がある程度の広さがある彫刻刀で形を作り出すときにあたります。


【ラストステップ】
「ディテールを描きこむツール」を利用して、細部に埋まりこんだしこり部分を解いていく。
これは印象の強い手先や表情などの作りこみとなるわけですね。
ちなみにそしてそこに至るまでの下作業が十分に済んでからでなければ、
このステップに熱心になってみても手順違いだとしか言いようがありません。
それは下準備としての前段階が整えられ完成してもいないまま、
次の工程に移っては、結果的に二度や三度の手間を費やすことになりますし、
なかなか思った完成に近づけたくとも思うに任せない。
非常に、リリースする側もされる側のお客様にもストレスの溜まることです。



今、主に通っていただいておられるお客様のには
ファーストステップとセカンドステップがお済になられた方が多くおられます。
相応の筋膜の深層筋は緩められていてきれいな整えられた状態の方がほとんどです。

するとより詳細なピンポイントにスポットで狙いを定めてリリースしていくための、
精密なリリースがかなえられるツールがそのようなお客様には必要であったのです。

そのような状況を打開するためのツールを捜し求めていたところに現れてくれたプルパだったんですね。。。
それはアクティベータでも、ゼロプロマッサーでもなくて、、、
プルパという大き目のていしんとして使われるインパクトの強いツールでした。



その活躍は、当初の私の思惑以上のものとなっています。


たとえば、
昨日の施術にて、
肩周囲の根の非常に深いしこりを内在して肥大化した状態を背負う形となった私との同業者の先生のセッションをさせていただいて。
まさにサードステップへ進まれた先生ですから、
ほとんど自作ていしんのインパクト圧を使うことも数少ない様子で、
プルパをフルに活用してのリリースをさせていただきました。
プルパと錘によるずり圧をメインのリリースに構成していき、
自作ていしんや私の自作していた長さのあるていしんでもカバーできなかった部分をプルパでリリースしていきました。

プルパですりすりしながら解くとき以外には、患部に先端部分を軽めに接触させてくるくると右回転させていく作業を多く使いました。
患部の先端を軽めに接触してくるくる回転させるときには左回転にするとリリースの作用ではない状態となりますので注意が必要です。
回転方法も、
ときには螺旋を描くようなイメージにしたり、
ときには回転の円の大きさを大中小に変えたり楕円にしたり、
ときにはより軽い接触に変更してみたり。

自作ていしんでのインパクト圧をかけるときもそうですが、
私自身が木刀での日々の素振りをしているので、
それが目的的に一打を的確に打ち込む気遣いにつながりますし、
その一打を作り出すノウハウもためられてきた素地があって効くことなのです。
それはプルパでも、木刀を握る際の特殊な「手の内」の作り方にも活きますし、
意外にシンプルなやり方のうちには詳細な設定力やそれをかなえる体裁きがあってこそ。

なかなかの集大成だなと思うところです。


そして昨日は、それらのプルパの操り方を最大限引き出して、
いつも何かとお世話いただいている先生の強い肩のネックポイントを持つ施術に当たらせていただいたわけです。

かなり途方もない時間をかけてリリースさせていただき、
お付き合いいただきました。

毎回、ひとりひとりのお客様用に、次回にはどのように現状をさらにモアベターにできるかという課題を設定して、
各人のお客様の次の施術に望むわけですが。

やはり肩部分。

前回は、自作ていしんを駆使することでリリースも進められたところではありますが、
そこをかすんでしまうほどのリリースを起こすにはどうすればいいのだろうか。。。
そのようなことを追い続けているから気が休まらない日々が続くわけですが、
そこへの答えを希求する念が深まっただけ結果は出てくるものだと事実、思います。

こちらの先生の右肩周辺。
すでに多年にわたる筋肉太り状態に陥っているコンディション。
なおかつ日々、ハードな多忙な施術提供をなさって作り出される肩の筋疲労の影響も大きい。
それにより肩の内部や周囲の内側には、
強力な硬さが関節をずれさせたり詰まりをつくりだす変位が起きてしまう。


それらがちょうどプルパの刃の並びをへらのように使うことで、
大胸筋部分の深層をきれいにリリースすることができていって。
ここがかなり肩全体のリリースに効いたところと思いますが、
施術終わりに先生の立ち姿を見たときに首がとても長くなって見えました。

つまり肩を乗せる肋骨部分の自由な緩みが理想に近づいたとき、
どさっと胸が肩の凝りで上に持ち上げられている制約が消えた。
つまり胸郭自体がきれいにあるべきところにまで下げられるようになって、
肩の問題とは胸郭との関連の深さが奥に潜んでいるんだなと痛感しました。


私が見ても、
このたびは、仕上がり具合に「にんまり」してしまいました。



また、余談ですが、
この脇下にできる大きなしこりたち。
これにより肺経の経絡等に悪影響がかならず起きてしまうもので、
それは免疫系の低下につながります。

たとえば乳がんになられているお客様の脇の下の状態を見ると、
脇下のしこりが大きく岩石のようになっていたり、
板状に張り付いていたり。
肩関節が閉じるようにしこりで圧着されていたり、
肩関節がそれによりずらされて肩甲骨があらぬところにいたり。

必ず施術上チェックを詳細にしていけば、
問題箇所が私の目に付いているものです。


ただこの脇下部分の深層部を緩めるためには、
手の指での刺激等では激痛で解けなかったり、
岩石の硬さにも似たほどの硬さで解き得ない。

この日の施術で先生にさせていただいたリリース成果やそのリリースの流れを経験させていただいて、
女性の乳がんにまで発展しそうな脇下のリンパの流れをせきとめ滞らせてしまう方々のサポートもできそうだなと思いました。

乳がんに実際になってしまわれる前の、
前段階の状態での処置を考えて私どもの施術を長年受けてこられる方がおられます。
私もこれは日頃、お客様がお仕事で緊張しすぎているなと思えるような硬さが出れば、
「痛くて、ほんと、ごめんなさい!!」といいながら、
状態が進まないようにきっちりリセットするようにさせていただいておりますので。

そのリセットをされた後には呼吸が楽になって肩こりや首の調子もよくなってきて、
なにか自分の身体にいいことをしたという充実感や実感を持っていただけ安心できるそうです。 ^-^
感謝いたします!!!

あとアドバイスとしては自身の体質が家系上がんになりやすいようだという方のときは、
日頃の脇の下へのヤムナボール等を使ったエクササイズをなさるのがいいでしょう。




そんなこんなで。


本来的な密教法具としてのプルパ本来の使い方ではないので、
作った方が私の使い方を見れば「おぃおーぃ」といわれそうですが、
密教も人様を助けるためのものであり、
私の使用意図もそうですから。


本来の使い方からはとっぴなへんてこな使い方をしていることも、
大目に見て欲しいと思うところでした。 ^-^
posted by スズキ at 11:04| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする