2018年07月23日

「下町でフェルデンクライス」のグループレッスンATMを受けてきました(一部訂正部分あり)

ご存知でしょうか?
フェルデンクライス・メソッド。

賢い身体操作法に気づくための導きをしてくれるボディワークです。

私達の身体操作の多くは、自ら気づかぬままに、
最も賢明な身体操作をしているとは言えないようです。

生まれてきたときは、身体操作のしかたは多くは白紙でした。
それが幼少時に、体の使い方の基礎を周りの大人の振る舞いをみたり、
自身でとりあえずやってみたりして学び取っていきます。
そうやって「自分にとっての体の使い方のやり方を獲得」してきました。

ただし周りの大人たちの身体操作があまり理合に合わぬもののようであれば、
他人から学ぶという真似て学習する方法はあまり気の利いた結果を生み出しません。

また本能的に身に備えられた野生型の脳からは、
地に足がついた理想的な動き方を獲得していたものの、
それがいつしか筋肉が量的に増えてきた過程で、
体のバランスを繊細に操作するよりも筋力を頼りにしてしまう。
利き手側や利き足側、またはオーバーユースとなった筋肉の筋硬化を生じさせていく。
いつしかぎこちない身体操作に陥ってしまいます。
骨格のバランス感覚を失い出すにつれて、
筋肉の連動連鎖した動きが起きなくなってしまうものです。

そんなこんなで、
自分の身体操作の自分なりの認知が完成していくのです。

するとどうなるのか。

気づけばいつの間にか体のそこかしこの筋弛緩の必要な状態でも力が抜けなくなった感覚が生まれていったり、
他方では筋肉を使わなすぎて廃用性萎縮が起きてしまうようになっていく。

そうなってしまうと、
たとえば、肩がこってしまったり、腰が痛くなったり、膝が問題が出たり。
体に不具合が生じてしまう結果が生み出されてしまうことにもなりかねません。

実際のところ、
そのような身体操作がぎこちなく作動したために起きた腰痛や肩こり首こりその他の筋骨格系疾患は、
いくら整体院等で患部を緩めていただくようなマッサージを受けても元通りの状態に戻りやすいのです。

そのようなことは避けて行きたいという強い意志を持って自分の体の操縦法を学びたいと思う者にとって、
フェルデンクライス・メソッドはとても優れた気づきを与えてくれる宝庫のようなセッションを提供してくれます。


個人的に、もっとも私が身体操作法として面白いなと感じたのは、
脳内のプログラミング講座のような「フェルデンクライス身体訓練法」という本の前半部分にあたる理論編でした。


フェルデンクライス身体訓練法

まぁ、私がこの本を手にしたときには、
ちょっとだけ、難解に思えてしまって。
約半年間以上は机の上に積読中でしたが。

読んでみて、脳に描かれた運動法の認知を改めて変わる可能性に惹かれました。
おもしろいなぁと実感した。

実際のエクササイズの方は、
たった一人でそれを成すのも難しく感じるエクササイズのように感じられて。。。
さらに1年以上は積読中になってしまいました。

私が好きすぎてという「センサリーアウエアネス」という愛読書があり、
それは自分の体との静かながらも明確なセンサーをフルに活性化させた禅の教えを通じた内容で、
同様な雰囲気をフェルデンクライス・メソッドからも感じ取れた。

そして後日知ったのですが、フェルデンクライス・メソッドを、
動く禅だと表するものもいるそうです。
ワタシ的には、深くそれに納得いたします。 ^-^


そういった興味を持っているものの、
実はフェルデンクライス・メソッドは、音声教材から学ぶところまでで止まっていて、
ATMと呼ばれるフェルデンクライスのグループレッスンの受講は、
記憶するところでは1〜2回受けたかどうかで縁遠い感じでした。


ただ、私の持っている身体操作の知識は体系化したところがなく、
ほぼほぼ私の脳内で散らばった状態でとらえどころがないときも。
お客さまにとって必要な身体操作への伝えたいことは、
長年かけて自分なりに、自分に対してならどう伝えれば伝わるか、
という視点で検討して、いろいろと歩き方や立ち方などの基本動作について見つめて積み立てていきましたが。

ですが、いつかはしっかりと。
体系化した身体操作の方法を学ぶ必要があると日頃から考えていたところでした。



そしてつい先日。
一年がかりで学んできたボウエンテクニックの講習会が終了したため、
施術系の講習会は、ここでいったんページを閉じてほかを詰め込みすぎずに熟成させる期間に入りました。

それでは日頃から身体操作について、
私の頭のなかの知識をリセットしてゼロベースに戻して、
身体操作の目的や仕組みについてなど再検証していきたいと思っていたところです。

それは体が十分に動ける今現在の自分の体の状態のときに、
十分な力を養成しておかなければならない。
これこそ、私自身が生きる、生き残るための具体的な、
優秀極まりない乗り物となるであろう。
そこは、ぜひ、欲しい。
必須アイテムですから!







そのようなことを密かに考えているおりに、

「下町でフェルデンクライス」
http://feldenshitamachi.blogspot.com/

さんとご縁が結ばれまして、
7月20日に、フェルデンクライスのATMを受けてきました。

^-^




亀有でフェルデンクライスの先生たちが集まり、
内容の濃いセッションをなさっておられました。

当日は、
メインでセッションをなさっておられる方は2名でしたが、
3名のフェルデンクライス・メソッドの先生が指導をなさっておられました。


前半のコントラバス奏者をなさっておられる女性のフェルデンクライスの先生のセッションでは、
不覚にも日頃の疲れがたたって、エクササイズ中に熟睡できました。。。
そのようなことも無理をさせないスピリットで許し認めてくれるのがATM。 ^-^;
たいへん、失礼いたしました。
とても歯切れよく、リズムよく聴きやすい声で、
細やかなATM参加者に対してのアドバイスがすばらしい。
さすが、音楽家!


後半の伝統的な宗教家をなさっておられる男性のフェルデンクライス先生のセッションでは、
いくつかのATMのCDや本などを見てきたが、
まったくもってお初の内容のセッションでした。
じつはフェルデンクライス・メソッド創始者のモーシェ・フェルデンクライスは1000以上ものATMの音源を残したそうだが、
現在はその音源が散逸して残っているのが550ほどであるといいます。
その資料はフェルデンクライス・メソッドの先生となると購入可能となるそうで、
その英語の音源を自腹で買って訳してくれてセッションをしてくれたという貴重な体験でした。
ありがとうございます!!



それにしても、
・・・えっ、550も、あるんだ!?

と、私はびっくり仰天の状態でした。



モーシェ・フェルデンクライスという身体操作の研究課題を追求心し続け、
すぐれた才能に満ちた人物を想像するのも、充実した思いがよぎってくる。

(大胆に部分的修正 2018年7月26日)

上記の私が書かせていただいた部分につきまして、
お世話になりましたフェルデンクライス・メソッドの先生から修正点のご指摘と、
さらなる良質なフェルデンクライス博士の仕事についての情報をいただきました。

A様、感謝いたしております!

教えていただきました文意をとらえて要点をお伝えしたほうがいいと思うのですが、
私同様にフェルデンクライス博士について深く興味関心を持っておられる方にとり
知りたくなるところもあるだろうと考えて、
お送りいただいた文章をほぼほぼそのままの形で掲載させていただきます。
m__m


【以下、青文字部分が引用文です】

鈴木 政春様

ありがとうございます。下町フェルデンクライスのレッスンについて書いていただいたこと、光栄でとても嬉しいです。

また私のブログのリンクもありがとうございます。

一つ私の説明が不足で、事実関係だけお伝えさせていただきますが、フェルデンクライス博士の遺したレッスンの全てが550だけというわけではなく、これはイスラエルで教えていた一つのシリーズついての事です。

まとめると、イスラエルの'アレクサンダーヤナイ通り'というところで、十数年間教え続けていましてフェルデンクライス博士自身が、録音していました。千以上のレッスンが教えられたそうですが、ただテープの上から新しいレッスンを重ね録音してしまった。家にたくさんそのまま積んであった、テープの保管状況。生徒がテープを借りて行って返していないとか、誰かが持って行ったりして失われた部分も多い。

というわけで、残った550のレッスンがテープ起こしされて、ヘブライ語でしたので、フェルデンクライス博士の死後、有名な弟子の内数人がこれを英訳してフェルデンクライスを教える人が使用可能な形で出版されたのでした。

まさにこれは相当貴重なものですよね。

ただ、フェルデンクライス博士が直接教えたもので残っているものはこれだけではなく、存命中に1970年代の三年間と80年代の二年間アメリカで教師養成コースを二回指導していまして。
最期に指導したコースは三年間中二年直接指導した後倒れて、弟子が引き継ぎ。
これらも音源と映像、テープ起しをされたものが手に入ります。

その他にもアメリカやヨーロッパでワークショップをしたものとか、いろいろ残っていますので、この前説明した550というのはその一部なのであります。

ただ、このアレクサンダーヤナイのシリーズは散逸して数が減ってしまっているとはいえ、内容が優れていて、量も圧倒的で、直接教えた記録そのままなので、臨場感もあり、フェルデンクライスの考え方を知る第一級の資料です。

私は徐々に読み解いている途中ですが、人にレッスンを教える時は、安易に簡易に改変したりせずに、出来るだけフェルデンクライス博士が教えたそのままを教える様につとめています。
もちろん、教える時にその資料を読むのではなく、レッスン内容を、この指示はどのような意図があるのかとか詳細に理解して、時に噛み砕いて教える必要があるので、先週来ていただいた時もそうですが、そのように準備して教えています。






ただフェルデンクライス・メソッドの良質なセッションを受けると、
体がゆるっとゆるみだします。

それにより一時的に体内の日頃に過酷な偏った体の使い方をしていた部分の奥の炎症部が、
ひょっこりと目を出すことがある。
ちょっとくらくらするとか、痛みがでてきたとか。
いくらかの好転反応とも呼べそうな状態となることもあります。

そのような場合も、必ず時間経過とともに治まってきますから。
安心してください。

対処としては、
たとえば横になれる環境ならば、
左側を下にして胎児のように丸まった状態でしばらく保持。
そうすると、比較的早く不快感も収まるようです。

ただ、私としてはお勧めとして、、、
できればそのような不具合を感じている自分自身について、
そのようなことなのだと正面から受け入れてみてください。
そうなさることで、改めて貴重な気づきが得られるでしょう。


そして最後に。

重ね重ね
「下町でフェルデンクライス(http://feldenshitamachi.blogspot.com/ )」のグループレッスンは、
勉強になりました。

身体操作や身体訓練法に興味がある方は、
ブログなどを覗いてみたらいいでしょう。 ^-^
posted by スズキ at 21:13| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする