2018年05月14日

「やる気がでない」状態からの離陸。

昨日の施術で非常に嬉しかったことです。

去年の10月からボディワイズに通ってきてくれているお客様の変化です。

こちらのお客様とお会いしたのは去年末当たりですが、
知り合った時期は、2015年ほどのメールでのお問い合わせからだったと思います。

そういえば、インターネット経由で施術を実際に受けていただける方のたいはんは、
この方のように、数年前くらいからメールでやり取りをさせていただいた方ですね。
そうなると事前にお客様の様子や人柄がわかっているので、初回にお会いしたとき、
私の対人緊張度が下がってくれるので、メールでの事前やり取りはほんとうに助かっています。 



お客様の状態については、プライバシーの観点から詳細は述べられません。m__m
ざっくりしたところでは、「どうしても疲れやすいし、集中力がつづかなくて・・・」といわれます。

確かに背中に大きな背負子を背負っているような重いものが、彼の背中の上方にあることが、
私にもありありと目視して目に映る感じなのです。
重心が腹に定まらず息苦しくなり、首の位置が前へ前へと押し出されていく。
浮ついた感じの立ち姿です。



ちなみに、つかれやすいとか、集中力がつづかない、意欲が減退するとか、、、。
施術院に通うお客様としては、よくある訴えのようにも聞こえてきます。

私が初回施術をする前に、お客様の体をチェックさせていただいたときの印象としては、
「大変そうな面」も体の主要部位の硬化萎縮した多くの筋肉から見つけたのは事実です。
特に精神的な課題が多くのネガティブな体への状態変化を及ぼすと、
なかなか復活することは時間がかかることになりますし、
私の仕事だけでは完遂するものでもありません。

極度に疲れやすくて、集中力がそがれるという場合には、
過半数に精神的なクリアすべき課題をお持ちのケースがおありのようです。

現代日本の生活環境は、ストレスが過剰に働き過ぎる傾向があるということは否めません。。。
その点が大きく深く脳のひだの隅々に刻まれているかどうかが、改善のしやすさに関わってきます。


精神的ストレスが大きいときには、
それだけで体をバランスを取って支え続けようとするバランサー機能を発揮させるセンサー筋が弱化して、
うまく体を支える作用が働きません。
それにより精神的ストレスがおありな方に「特徴的な姿勢パターン」に陥ります。
私どもはその特徴的な姿勢をパターン化して把握しているので、
そこで該当するかどうかをチェックしているわけです。 ^-^




生来的な呼吸器の機能が胸郭の問題から発揮しづらかった点を押して
受験勉強のような極度に必死にならなければというプレッシャーを背負い
体を固めてがんばってきたところ。
お客様自身が、そのようなところがあったと、ほぼほぼ現状把握ができていて、
私もおそらく「その通りの局面から現状に及んでいる」という面が少なくない。
そのように見受けられておりました。


外見上は体格もよく動けそうだからもっとがんばれと周囲に言われ続けてきたり、
自分でももっと動きたいが動けないというところに、
いらだちと切なさの感情がわいてくるものです。
そこから生じるストレスも、それは大きいもの。



大変だったろうなと感じました。



ただ精神的疾患がおきているわけでもないのは、
姿勢の様子や筋肉のコンディションからわかる。

そしてこちらのお客様の様子を見て、私自身は非常に明るく施術に取り組むことができました。
これはきっとうまく体が立ち直るはず」と、直感としても確信できた点も多く見受けられました。



丁寧に施術をして、体の状態を無駄な筋硬化を廃してしっかり体の操作の仕方を理解してもらえれば。
それだけでも対処は済むのだろう。
そう思えたところで、かなり自分勝手にほっとしていました。


ただもちろん数年以上も苦しむ状態がつづいた慢性的な身体にかかる問題であれば、
たやすく改善するということはありません。

急性でなにか怪我した状態で、そこを改善していくための施術をして欲しいというときは、
「まってました!このテクニックで一発です!」というものも、引き出しにいれてますが。
半年以上にわたって身体の辛い状態を継続経過すると、
その経年変化が現状維持か悪化しているようなときには、
ひとつの体の問題は、関連部位に多く影響を広げてダメージを蓄積させ複雑化しています。
その様子をタイムラインを歩くように観察しながら、
多層化した筋膜の地層にどのようなゆがみの力が埋設しているものかを推理推測していく。

そうやって、今日の施術でリリースしていいところの幅を見定めていきます。


慎重に対処をすることで、
不安定さを誇張させすぎて、かえって体に二次的負担を強いないようにするのです。
そこがおそらく一般の方や、たとえ私の同業者であったとしても、
私自身の施術法での特徴をしらなければどのような加減ですればいいのかわからないものでしょう。 
かなり難しい読みの連続になっていますから。



ただしすでに数年来の姿勢の歪曲状態が保たれたわけで、
骨の間際の深層に深く筋肉が伸び縮みを忘れた状態で動脈を圧迫して血行不良部位がそこかしこにありまして。

やさしーく、リリースをしていくようでは、ダメで、筋肉の硬化した部分の量を多く「ガツガツと取り払う」。
特に背中側の筋肉の厚みは、もしハンドマッサージ等で解こうと挑もうとしても、弾かれるでしょう。
おおよそ歯がたたない状態。 ^-^;
私自身、腕力は、昨今は非力ではない出力をしめせるようにもなりました。
ですが、まったく歯がたたないですよね。
お客様自身に極度の痛みが出る部位が多数筋肉の内奥に潜伏しているため、
肘やナックルなどで圧をかけると、当たりが強すぎて解けないんです。

実際的な話ですが、
私が工夫して自作していた重りをてこのように使うものや自作てい鍼も、
私自身が以前に肘やナックルでの圧をかけていたときよりも優しい負担で済まされるかどうかが採用基準になっています。

ただ自作てい鍼では、神経系に刺さるような痛覚を覚えるのですが、
そこはてい鍼のツボを刺激して修復する別法の技ですから。 


こちらのお客様も自作てい鍼をフル活用して、器用に多層化した問題部分の筋膜を毎回、着々ととリおろしていきました。


施術は、このように私の考えて組み立てた筋膜リリースの積み重ねで着々と進んでいくことができました。



そしてあとは、お客様自身の取り組んでいただきたい課題として、
ごくごく簡単なものではありますが、立ち方や歩き方の磨き上げ。
ここに磨きをかけていただけるかどうか。

それはこれまた解説無しでざっくりいえば、 ^-^;

骨を使って立つこと。
骨組みをどう並べるかで、骨格の強度は雲泥の差が出てきます。
もっとも立体的に。
そして上下左右の広がりを持たせるために伸筋利用を旨とする。
伸筋を伸びやかに使えなければ骨格の強度は非力そのものです。

立位状態にて伸筋モードに入った状態と、屈筋モードに入った状態の差を体感していただきたくて、
お客様に特定の指示をださせていただいて立ってもらうのですが。
伸筋モードになれば、足のかかとに根っこがはえたように強固になり、びくともしなくなります。
屈筋モードでは、逆にほんのささやかな力でグラグラです。


屈筋モードで体を操作する癖がある人は、
十中八九、各筋肉が連動連鎖してしなやかな操作ができなくて。
施術にて外圧を加えられて、体内の気血の流れが一時的に改善しても、、、。
屈筋優位な立ち方や歩き方で施術院の外に出れば、
基礎的な状態がすでにある程度整っているものでなければ、
早々に体の主要な大関節がずれだして動脈を圧迫しだすので。

その時点で改善回復基調がとどまってしまうものなのですね。

この点は、私自身、お客様を多く見てきているからこそ、確信できたところです。

少しずつでも伸筋モードに、身体操作を移行していただけるよう、
ひつこいな〜といわれるほど訴えかけること。確認してもらうこと。

ここが施術に欠かすことができない、重要な視点なのでしょう。


だから自身で自分体を操るための思考力を身につけてもらえるならば、鬼に金棒。
基本的な人体の仕組みがよくわかるまで、
トライ・アンド・エラーをいとわずに挑戦し続ければ、やがては安定的に体の改善は図られるものです。

そこにちまちまとこだわるのが、私の私自身への信条でもあるのですが、
同様な気風を持っている人かどうか。
なんとなく雰囲気でわかるものです。

^-^;

おそらくこのお客様は、そうだろう!

まだ年齢が25歳という、私の施術院に通っていただいているお客様の中では、
若頭的な年齢ですし、水泳をしてきた体つき、水泳をした人独特な筋肉の質が、
十分な体の改善を前向きに推し進めていく力になってもくれるでしょう。


もともと知的でこだわりのある研究熱心さが持ち味の素直なお客様ですから、
体の使い方について、課題として取り組み思考を深めてくれている頼もしさ。


その時点で、自身で「なにか体が変わった!」と気づいてくれるときも、遠い話ではないと感じました。




昨日のお客様の報告からは、
第一声で集中力が戻ってきているとつたえられました。

あれほどまでに、どうも、ぼーっとして自分じゃない、という状態から、
目力が違ってきていることも、見れば一目瞭然でした。



お勤めなさられている会社で推奨される資格試験の勉強もはじめているし、
自身の将来をも背負って英語の勉強をするためにスクールにも通いだすそうです。

そのようなことは去年の今頃は、会社の先輩から資格試験をパスしておけよといわれてもしようとも思えなかったそうですが、
いまは、ゴールデンウイークの休みを6月の試験に向けて勉強時間に当てたんですよとおっしゃっておられる。

これで、資格取得後は月給が2000円プラスされるようになるんだね!

おぉ! もろもろ、やったね〜。 ^ー^v



歩き方はいまも模索中だが体もよくなってきたし、
課題として仕事に必須な登山能力が増したりできれば、尚可だといいます。
そちらに向かって、備えようと言う心構えが嬉しいですね。
・・・というような考えに変わってきておられました。


昨日の身体操作についてのアドバイスとしては、
簡単な、頭-首-背部(=胸椎・腰椎・仙椎・尾椎)を一連にして動かすアレクサンダー・テクニーク的な椅子に座ったり立ったりの
チェアワークの真似事をしていただいたり。

施術が終わって立ち姿を最後に確認させていただく際に、
カメラで胸の上辺と首と頭が映る横からのスタガを撮影。

すると本人的にも、「なかなか悪くないな!」といえる写真が撮れていました。


お客様がお帰りになられる際、
うまく体力と気力をチャージできるようになってきた様子をみて「気をつけて帰ってくださいね!」と声をかけながら、
よかったと、、、ほっとしました。


それからこちらのお客様が施術を受け始めた当時に、一枚だけ撮影させていただいた立位の写真を引っ張りだして、
「おぉ! すごい、いい感じにかわってきたじゃないの!」
と、非常に口元をにんまりとさせつつ、うれしくなりましたね〜。




結果を出していくことは、プロの施術をするものとしては当然のことですが、現状の私自身の能力が限度です。

自分勝手なやつだといわれそうですが、
基本的に私は私が考えて納得したこと。
そこにだけに、今後もこだわっていくつもりです。



要領よく融通をきかせて他の施術技術を取り込んでしまえればいいのですが。

おおよそ、そこに安住してしまったとすれば、
私自身が、自作てい鍼を作り使い方を模索していけただろうか?
そのように思うのです。

他の施術者から吐き捨てるようにいわれたことがあります。
「そのような器具を素人が勝手にこさえて馬鹿げた使い方をして、
深層筋を緩めるのか痛めるのかわからんな」と。

別に私はこの施術者が私がしている仕事にさほど関心がなく、
自分がすごいといいたいという心理が働いて出した言葉とわかっているので。
不思議なほど少しも腹が立つこともなかったのです。

ただもし10年前の私が、今わたしがおこなう施術中の流れを見れば、
同様な感想を持っただろうかと、想像するに留まります。
自分がなにも知らないのに知ったつもりで話をしたがる。
そういった人間の性状を理解すれば、
さほど害がなさそうならばスルーすればいいだけですね。



ただ、結果として、もし自作てい鍼を原型から少しずつ進化せてこなければ、
実際問題としてこちらのお客様が、現状の体力チャージができるまでなっていたのか?

おそらく、自作てい鍼を用いた施術をして後と前とのギャップを考えれば、
「ムリだったろう」と、施術の全体を把握しきっている私だからこそわかります。。。



実際のところ自作てい鍼を駆使してのしごとは、
施術技術が確立していてどこかで学べるものではございません。
使用説明書が一切ない世界。

それゆえに試行錯誤の連続から夜も眠れず。
真鍮の丸棒を削り続ける日々だったり、
自作てい鍼をどう使えばいいかを考えたり。
施術者にとって不測の事態が一番怖いものですから
使用に非常に気を使い厳しい点もあって。。。

ついつい、なんで、自分は寝る時間を削ってまで、
こんなに手や首や腰をガチガチになるまで酷使して。
ついでに右脚の親指の生爪を再度はがしながらも、
甚大な負担を背負い込んでるのだろうかと割り切れない思いがよぎるときもあります。

ほんとうに芯まで体力的にギリギリまでいくときは、
こんなような弱さがでてきてしまうものですよね。



そんなときを過ごしている。
ただ、だからこそ。

この度のように、
お客様の深層部までリリースが深度をあげられて、
そのお客様の人生のあらたなページに貢献できたのかなと思えるようなとき。
結構、シンプルに解けば良いように施術最初は思えていたのが、
徐々にリリースが深まると「えっ!」「お〜やぁ、これは大変」というものも見つけだしては、
本人にそのようなものを連発して伝えれば、
自分の体って本当にひどいものなのねとしぼまれるといけませんので、
そこはさっさとリリースをしてという難事をつき壊して、力技で突き進んできました。
ガタイがなかなか良いところもあって、まさに、力技でやってまいりました。 ^-^

正直、それだから結果が出てきたよといっていただければ、
うれしくなりますし、やってきてよかった!と感情に火がつきますね。



初回の施術のときに感じたままの「きっと施術で深部の筋の緊張がとければ、それだけで大丈夫だ」というときを迎えられた。

よくぞ、がんばって、私の施術を受け続けていただけたと、感謝いたしております。 ^-^
posted by スズキ at 10:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする