2018年05月04日

多くの信頼に応えることは 物理的に不可能と考えて、あえてつきあいを少なくする。




多くの信頼にこたえることが、物理的にできるようであればいい。
ですがもしそれが物理的に不可能と考えたならば、
あえて付き合いを選び範囲を狭めてみる。

施術をすることを生業とさせていただく私が、
施術をする「目的」を、どこに設定するのか。

もちろん、目的は永久不滅ではありません。
ときおり、見なおして変化することもあります。

ですが今現在、現時点では、
あえてお客様との付き合いの範囲を狭めて、
狭めた範囲のお客様の信頼にこたえること。



お客様はそれぞれに異なるお体に対しての希望や課題があります。

お客様ごとのお体の課題に関しては、
同様同種の解決策を利用できるものもありますから、
一部分の知識や技術は使い回すこともできます。

「エビデンス」とも言われるような、
きっちりと再現性ある施術法もあって、
そちらを当てはめて改善がみごとに認められる。
そのようなケースのことです。

多くの方々に信頼して頂けるようにするには、
このようなエビデンスにもとづく確固たる技術を
多く持っていて提供できることも大きな鍵となるでしょう。


ただ私自身の現状の施術研究ペースでは、
ひとりひとりの具体的なお客様の課題を共有して
次の施術時に前回に感じた難問を改善させることに
膨大な時間を割り当てて研究して解決を図るのです。
その時間をかける量が、
ダイレクトに次の施術で課題解決をすることができるかどうかの
結果となります。

ですが簡単に解決できるようなものばかりではありません。
そうなると毎回の課題を取り残してしまったような気分で、
私自身、相当なプレッシャーを感じながら、
次にお客様のお顔をお拝顔するわけです。

そのようなサイクルで施術を続けているものですから、
つねに新たな課題をお客様から得て、
施術ヒントを見つけて新たな施術のやり方、
アプローチ方法を仕込んで次回の施術をさせていただいております。

その課題を解決するためには、
いくらでも施術スタイルも変えます。


もちろんお客様自身が、ご自身の体を管理する主体です。
施術者は、そのお客様が気づかない点や見方を指摘して、
さらに体の状態を改善していけそうな気持ちになれること。
そのような明るい気持ちになっていただけるように努めるものです。

単純ですが、このようなことをしていくのみでも、
相当な物理的時間を要するのです。

お客様とのお付き合いさせていただく範囲を広げすぎることが
ひとりひとりのお客様に信頼していただけるような成果をだせなくなる。

そのような可能性があるならば、
あえてお付き合いの範囲を狭め、
一人ひとりのお客様のことを考慮して施術を組み立てていこうと考えていまして。

結果として、
私が施術を少し教えている方がお勤めなさっている美容整体院での高い収益と、
私の経費で多くが削られた末に残った手取り収益の差が、
「これほどまで違ってくるのか!」となてしまってはおりますが。


そのようなときに、考え方ややり方次第で、
経営上の現状について思い知ることもありますので、
悩めるところもありますし継続してこのままを維持することが難しくなる時期も来るでしょう。


ですが個人的な信念となりますが、
自分に合った施術技術を将来的に使いこなせるための、
大切な修行をしているところだと考えています。
ずいぶんと長い下積み時代だと揶揄されそうですが、
独自に自分の頭で考えることを怠らず、
お客様を眼で見て、観察して、
そこから具体的な課題を見いだしていく姿勢には、
他にはない成長過程を必要とするものなのだと考えています。

私が、なにごとも安直さを嫌う性格で、
自分の理解しつくした技術以外は使いたくないので。
他を一部参考にさせていただくこともありますが、
そこはあまり多くせず自分で考えるところを8割以上に保つことにこだわっています。

なので施術技術の本を、買い揃えて学ぶことは好きではありますが、
結局は本を読んで学び取れて使いこなせるような施術技術なんて。

ほぼほぼもとからないんですよね。
最低でも、直接目的の施術技術を習えるようなセミナー等に参加しなければ、
使い物になるような技術の習得ができないというのが施術技術の本ですから。。。
もともと施術技術の本というのは、セミナー等に通った後に、
初めて深い内容が見えてくるものです。

私が学びたいと切望する施術系のセミナーの参加資格は
国試をパスした先生方のみに限定されたものが多いのです。
ただもし一般の方でも参加可能な場合でも、
大方のセミナー費用はかなりの高額ですから。
やはり結果的に指を加えて参加を見合わせる。
それに基本、あまり施術家の大家のような先生方には、
昔にずいぶんいやな思いをしてきたので。
そのトラウマが強烈で、あまりセミナー参加をしたいとは思えなくて。。。

ボウエンテクニックのセミナーを受けたのは、
施術系セミナー受講の30年ぶりぐらい。


そんなこともあって、独自の施術技術をあみだす路線にならざるをえないのですね。


そうなると、他の先生方がなさらない施術法のオンパレードになるものです。
だからこそ、他ではかんばしくなかったような施術成果も、
ボディワイズなら違った視点でアプローチしてくれているから
改善の可能性があるんじゃないかと期待していただけることもでてきますよね。

人は、自分の体の状態が悪化していくときや思わしくない状態である際には、
最大級に気にかかるものなのですが、
自分の体の状態が改善していったとしても多くは昔からそんな感じじゃないかなと思えてむとんちゃくなもです。
私も、自分が患者様側にたって体を直したときには、そんな感じをもつでしょう。

そういった傾向があるところなのでもかかわらず、
実際に、他院では少しずつの改善か現状維持であったお客様の症状が、
より加速して変化していく感じが体験できてうれしかったというお言葉をいただくことがあります。
もちろん変化の伸びしろは、いまだに多くあるという認識があってのことで、
「もっとがんばって施術をしてくださいね、期待してますよ!」
というメッセージが込められてのことでしょう。


私自身、そのような存在でありたいと、いつも強く願ってがんばっています。^-^


私どものところのような、
これ以上小規模に分割できない施術院では、
あきらかな自分にしかない強みがあるかどうかが生命線となります。

元来、他の先生がなさっておられることを同様に真似たとしたら、
いくらでも他院と代替可能なものとなってしまいますので。
営業力がない私のようなところは、
早々に廃業していたことでしょう。。。

そのような最期の迎え方だけはしたくないんです。







■ ここで話が、がらっと変わりまして。 ^-^


つい先日、妊娠出産をなされたお客様がご夫婦でお越しいただきました。

あまり詳細なことはプライバシーの保護のため申せませんが、
産後にお母様のお体の問題が生じたためのケアのためお越しいただきました。

ご主人は完全母乳育児中で、うまれたてのお嬢様を連れてこられました。
先だって生まれてこられたお嬢様を施術中にあやすという重要な任務をまかされて、
施術中の多くの時間、抱っこひもをつけて外を長時間散歩していてくれました。
そのおかげで、施術に私もしっかり集中させていただけました。
多謝です。

また去年に、別のお客様も女子の赤ちゃんをお産みになられ、
これで両者のお客様の赤ちゃんにお会いできて、
私もとてもうれしい心持ちでした。

そして両方のお客様のご主人が、
一生懸命に我が子を揺すったり、顔芸で笑わせたりする姿が、瓜二つです。
微笑ましく感じ「しあわせですね!」と。


そしてこのつい先日にお越しいただけたお客様のお体の状態を
メールでいろいろと事前に情報をいただいておりました。
それは私が、かつて出会った症状ではなかったのです。

一ヶ月後くらいにお越しいただけるような算段になって、
十分に調査する時間もいただいております。

おおよそ持っている本やネットで調べるのは当然ですが、
知人の施術をする先生方などのお知恵をいただいたり、
八方手をつくしては見たものの、
どなたも直接その症状について知見がなくて。

ほぼほぼ、これではボディワイズに期待をしていただいて
第一の課題に対してなんらの成果もなくお帰りいただくようになる。
それは避けたいということで、
まったく別ルートから関係が浅いものかもしれない知識や情報だが
とりあえずかき集めていこうというところに時間を費やしていきました。


するとヨーロッパ方面(フランス)では、
そのような部位のケアがなされているということを突き止められまして。^-^
(Google翻訳さまのお世話になりました m__m)
そこを突破口にして、
自分の持ち手となる技術を考慮したケアプランを立てていきました。


8日間ほどは睡眠時間を削り時間を確保して念入りに立てた施術の計画案です。
さすがに、これ以上は他のお客様の案件もあって。
厳しいところがあったのですが、どうにか成果が出せそうなイメージが、
私の脳内でシミュレートできる感じにまで持ち込むことができました。

おせわにいつもなっているお客様ご夫婦ですから
このような活躍の場をいただけたならば、
ぎりぎりのところまでねばるしかないですよね。 ^-^)



そして施術日、当日。
施術をさせていただいて、その後半時。

症状部分がどうなったのかを確認いただいたとき。
「あっ、なんだか、ずいぶんよくなったような気がします!」と、
その一言を聞けてホッと私も胸をなでおろすことができました。

やはり、脳内でシミュレートして改善できるイメージを持てたとしても、
実際のところはどうなるのかは、
まったく接したことのない症例だったから、
本当に成果が出るかどうかは不安でしかたがない。
だからかなりドキドキしたような心臓の具合でして。 ^-^;

こちらのお客様のお体について、
個性的なところをご本人以上に知り尽くしてもいると思えるほどの、
施術でのお付き合いをさせていただいておりますから、
それだけお客様の情報量が私の頭のなかにおさまっていて、
その現状把握しておれる知識がフルに活用できたのもありがたかったです。


あとは私がこのたびの施術でメインに使わせていただいたのが自作てい鍼でした。

お客様からも、「ほぼほぼ、メインでてい鍼をつかっておられるのですね!」と指摘されたほど。
こちらのインパクト圧を駆使して、問題部分と分析した箇所を精密なリリースをしまくりました。
そこが改善へのバックアップへと功を奏したものとなってくれました。

もし現在進行形で作り込んでいる自作てい鍼の力がなければ、
この度のお客様の症状の改善は見込めなかった。

そう考えられました。

考えるに、この自作てい鍼の研究こそ、
あえて多くのお客様の信頼をいただけないような
予約順番待ち制度を据えておかなかったら。。。

これほど短期間に研究の歩みを早めて
結果を出せる武器にはならなかったでしょう。

自作てい鍼研究に、
日々の施術を通じても必死に研究を繰り返してきてよかったです。
今まで自分がやってきたことが無駄じゃなかったんだとホッとします。 ^-^
いい時間を積み重ねていくことがなければ、施術成果は生まれません。

施術に偶然改善したというようなことは、一切ありえません。
すべての施術上での一挙手一投足は、経験や知識をフルにいかして、
考えぬいた末に決断した、一手です。
その決断の連続で施術は成り立つのです。

考えなしに適当な施術技を出すようなことをすれば、
大抵は現状維持もできずに悪化するのが落ちです。
それはお体に症状といわれるほどの、状態悪化があればなおさら、
偶然改善したなんてありえないのです。


私のこのたびの施術をさせていただく際の願いと目標としては、
お客様、そしてご主人にも、
「この症状って、どうやって改善させればいいかわからなかったんだけど、
 改善可能なものなのね!」
という気持ちになってお帰りいただきたかったのです。



日本のネット等の調べやすい文献等では、
「まれに勝手に治ることもある」と書かれてます。
私がお客様の立場であれば、
「ずいぶん、こころもとないことをおっしゃあれるものだな。。。
そんな不確かで不確実なものに期待をよせているだけでは
不安感は拭えるものじゃない」
と思えてくるものですよね。。。



だから改善可能な体験を少しでも身に感じられることで、
切羽詰まった感じを緩められたことになるのです。
それに少しでも私の施術が貢献できれば、なにより。



そのようなところに、私は施術をさせていただく際に、
とても大きなよろこびを感じています。





私の親も85歳と年老いてきて、
生活上の所々の問題がでてきそうです。
それにもいくつかの他にも流動的な課題がでてきていて。

どうしてもこれまでのように、
お客様のご期待に応える人数を絞り込みを強くし続けるのも
難しい面もでてきております。


ただ、、、私個人としては、
いろいろ大変な仕事上での側面も、人並みにあります。
(昨日も、同業者の先生の施術をさせていただきながら、互いにどうやって今後やっていくべきか、
5時間以上も討論していたような次第ですので。 ^ー^;)


ですが、数ある仕事に山積みされた課題があったとしても。
数日前のご夫婦でお越しいただけたお客様が、
笑顔でお帰りになられた姿を拝見出来たことがうれしくて。

のんきなやつといわれそうですが、
ほんとうに施術への強烈なモチベーションは、
すべてお客様からいただいて続けてこられたのでしょう。
そう感謝しながら、施術をさせていただいております。 




鈴木


posted by スズキ at 20:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする