2024年10月05日

東京駅丸の内前のキッテ内インターメディアテクの売店で見つけた解剖学良書【透かしてみるとミルミルわかる! ! 解剖学】は、いい!

個人的なことを書いてすいません。

昨日の休み、東京駅中にある「とんかつ寿々木」へ。
お客様がいってみておいしかった〜という行列必至の人気店です。
(Kさん、おしえてくださって感謝です!)

11時開店で11時30分ころに8名ほどの行列後に並ぶ。
だいたい30分ほどで入店でき、目の前が揚場でした。
2つの温度の違う揚げる波々と油がグツグツした大鍋。
どんな手順で揚げるかを、興味しんしんでみてました。
テンポの良い動作で揚場を回す若い方の手際のよさは、
観ていて気持ちがいいし楽しい気持ちになってきます。
見とれていました。
つかっている原材料の豚肉も見るからにおいしそう。
超多忙にも関わらず、
お客さんへこころがつたわる感謝の一言をかけてくれる。
その言葉を聞くとうれしくなり、
また来たい」と思いますよね。

合理的で考えられた揚場作業や声掛けをみて、
繁盛店になるべくしてなったと理解しました。
私は飲食業ではございませんが、学ぶことがありました。


食後その足で、
東京駅丸の内から徒歩1分キッテの2〜3階にある
東大所蔵品が多数展示される博物館 インターメディアテク へ。
入館料無料でみせていただける博物館です。
展示物は、
巨大なマッコウクジラの骨格標本はじめ、動物の剥製や、
数学上の関数を計算し描かれたオブジェの大群。
古びた生薬の標本。
古びた江戸時代の写真。
異国の仮面やモニュメントに、古い蓄音機から顕微鏡まで。
他ジャンルの展示物が見応えがあります。

帰り際、博物館売店で展示している本を眺めていたら、
次の本を発見しました!!


---------------------------------------------------------
書名:透かしてみるとミルミルわかる! ! 解剖学 
https://amzn.to/3ZTkkZw (Amazon該当ページ)
2021/3/25
金子 仁久 (著, 編集)

(出版社からのコメント)
東大医学部標本室勤務の解剖のスペシャリスト謹製!
「解剖学=暗記」だけじゃおもしろくない! もったいない!
実はとってもおもしろくて役にたつ解剖学の知識を、
東京大学医学部・医学系研究科 標本室勤務のスペシャリストが、
日本一ウザイ、いやおもしろく解説!
この本で、きっとあなたは解剖学が好きになる。
---------------------------------------------------------

この本、手に取った瞬間、
ほしいと飛び上がって喜びました。

体の内部情報を、
わたしにもわかるよう平易に書かれた本がほしい。
そうしたニーズの声に見事に応えてくれています!


最近、大型書店でも、広くよく売れる本しか置いてないためか、、、
本書を書店で見かけた記憶がありませんでした。
たまたま東大勤務の先生が書いた本だったから
東大所蔵品の展示される博物館にも置いてあり
目にする幸運な機会を得られました。
博物館内売店では本書サンプルが置かれるのみ。
その場で入手できなくて残念ですが、
いい本と知り合えてうれしいですね〜。


東京駅丸の内前のキッテインターメディアテクへ足を運ぶ機会があり、
もし解剖学に興味関心ある方でしたら、ぜひ手にとって眺めてみてください。
まじめにわかりやすさに驚くはずです。
【関連する記事】
posted by スズキ at 09:18| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月03日

風邪も引いてないのに咳が止まらない!

ここ数日、人体について勉強になりました。

ひとつは【咳嗽〈がいそう〉】の人のワークです。

咳嗽とは、ごほんっごほんの《咳》のことです。
一分に5回、10回の咳が連発し止まりません。
本人も当惑しながら、激しい咳の連発です。
私がみても痛々しく、くたびれ果ててしまっておられました。

ウイルスや細菌に感染した咳ならわかりやすい。
安静に体を休め免疫力の出番。
でもそうした咳とは違うようです。
全身の熱は感じますが咳をしすぎた運動のせい、
リンパ節の熱、肝臓や腎臓部の熱はありません。
脈を見れば左と右では、
左が沈脈ですが、右が健康な平脈で正常です。
ただすこし食物摂取がしづらい影響も見えます。

ワークベッドに横たわると咳は収まるどころか徐々に激しくなり、
当人の体力消耗も著しくなっています。

食事をしたとき胃に強い違和感があり、
痛みで横になるしかないそうです。
数日続き、困っていた様子です。


先だってボウエンテクニック講習会で再学習したやり方により、
それにてだいぶ凸凹した背中の凹凸が消えて平坦になっていた。
リラックス状態に向かっているのは確か。
だが、咳嗽は一向によくならず激しく咳き込まれます。
医者に行こうも鎮静しない。

こういった臨床は、各人、症状の発生原因は異なります。
・胃の不調がある(胃の下部が下垂し平べったくなり胃内停水も)
・胸の真ん中あたりに違和感がある《本人談》
・喉を触れると扁桃の位置がずれて声帯隔膜が緊張している
・咳嗽の引き金となる横隔膜に緊張があらわれている

その他の条件を総合して考えて、
私の頭が《見える化》作業をはじめます。

直接は喉の奥にある声帯隔膜へ異常な刺激が届けられて咳をする。
でも胃と横隔膜は接し横隔膜部位に障りを起こして咳がでるので。
口、気管、肺、横隔膜、胃、という順の下に行くほど強い筋肉群。
体の前面真ん中を通るフロントライン上におかしなところがある。
そうした絵を脳内に描きつついくつかの筋膜の癒着部をリリース。
でも、なかなか正解にたどりつけず苦戦。
結果、肝臓や大腸などの裏手に隠れた右の大腰筋の上端に強い硬結化した腱部分があらわれた。
この部位はみぞおちが狭く閉じて触れることが拒まれて非常に探りづらく、
ふにゃりとした胃に覆われ、そして胆嚢等の裏手に隠れている部分でして。
大腰筋上端の硬結化した部位にたどり着いてそれを発見するまでの前段階、
その処理が大変手間がかかりました。。。
その部分をゆるめたころから、咳が半減し落ち着きを取り戻したようです。
眠りに就かれたようなのでそのまま30分ほどいてもらいました。
後日、咳は時おりでるものの日常的範囲におさまり普通に生活できているとのこと。

これは胃経の経筋や流注をイメージし見える化した図を描けましたので、
その図式を元に対応することができた例です。
正確な見える化した図を描くための素材集めに筋肉群を緩めていき、
経絡と多層化した筋膜が肌感覚で実感できたときに解が描けました。
ただ正直に言えば、絶対の確証があるようなレントゲンやCTなどの
検査機器で画像診断では映らない筋肉・腱・靭帯等の軟部組織をあつかうため、
推測や憶測のオンパレード。
少しでもお客様から考えを導くヒントをもらおうと、
結構、しつこく、
「そうなんですね、なるほど!
 で、・・・他にはなにか気づいたことありませんか?」
とより多く深くお話をしていただけるよううながします。
お客様の判断で、自分の状態を表現するのには言う必要はないと考えている事柄が、
私の方につたわったとき見える化した図式のパズルが完成することがよくあります。
言う必要がないという信念を持つことを話すきっかけが偶然に訪れるのには
大変に時間がかかるときもあります。
そういうところは、いつまでたっても重要課題ですね。


で、話をもとに戻させていただきます。
激しい咳嗽の連続で体力消耗が著しい状態が長期続けば生活運営にも関わります。
〈8週間を過ぎた咳は慢性咳嗽といいます〉
あまり時間をかけることができない事案となります。
もしも私が経絡という筋肉連鎖を知る勉強をしてなければ、
脳内でお客様の状態を見える化した図が描けませんでした。
「申し訳ありません。私では対処ができませんので、他へいかれたほうがいいです」
と伝えるしかなかったでしょう。

経絡の勉強を流注部分や経筋もあわせて丁寧にすることって、
ほんとうに大切だと実感している次第です。


そして私は経絡図や経絡や経穴の本も読みましたが、
私の脳では本からはさっぱり経絡線の流れる深さや位置がピンときませんでした。
正直言えば、経絡治療がつかいものにならなくて独習は無理だとあきらめてました。
本当にそんな感じで落胆するしかなかったのでした。。。

ですが〈Acupuncture Master〉という
日本語表記対応の3Dで経絡・経穴の理解を深められるアプリを使いだしてから一転。
私の頭に経絡線の通り道が体表から体内まで収まりだして、
このたびの施術でえがいた見える化した図が描けるようになってきました。
日がな一日、〈Acupuncture Master〉でぐりぐり経絡モデルを回転、拡大縮小させて眺めます。
経絡の位置があたまにスッと入って無理なくイメージでき始めた時点で、
今回の咳嗽のお客様の見える化した図が描けるようになってきたようです。
もちろん中医学の基礎知識(中医学の基礎知識って百科事典)が、
頭に収まっていて手を出せるようなことも多々あります。
経絡の応用は、そうした基礎の上に立つものです
〈Acupuncture Master〉だけ観てればOKですとは言い難いのですが。。。
ですがそうした中医学基礎知識を臨床で運用するには、
やはりこの〈Acupuncture Master〉が学習の支えとなりました。


Screenshot_20241003-090535.png
(胃経ー人体皮膚部分を透明に表記し経筋を示す図ー)
私が〈Acupuncture Master〉で見て記憶していた図です。
胃経経筋の一部は腹部と喉までつながりがあることがわかります。
腹部の内部の引き連れる筋肉の緊張が、喉部位まで影響することがわかります。
今回は喉内部を下方に引き落とす作用をする腹部内部等にトラブルがあります。
喉や気管の問題ではないため、その部位に刺激を加えて緩めると、
さらに腹部の喉等を下方に引き下ろす力の影響が増して咳が更に酷くなります。
注意すべき点でしょう`
腹部内の喉や気管、声帯隔膜に影響する影響をとりのぞくのみで
快方いたしました。

見える化した図はプラモデルを制作するときの手順が具体的にかかれた書面のようなものです。
終着点を押さえ続けながら複雜な作業をどの手順で作って積み上げるかを割り振っていきます。
〈Acupuncture Master〉の3D図モデルの男性を、見える化する段階でベースとしてでてきます。
posted by スズキ at 09:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月30日

腹直筋がかたすぎると内臓を圧迫し続けるため、改善が必要です!

定期的にお通いいただいているお客様で、
遠方の長野県からお越しいただいている男性。
(不定期では大阪や岩手県からお越しいただくこともあります。。。)

早朝出立でお越しいただき感謝の念が絶えません。

私も最近、ワンドを使った施術の多用がたたって痩せてきましたが、
今日のお客様も同様な悩みをお持ちになられています。

しっかり食べているのに、肉がつかずに、痩せてきたスリム状態でキープしている。
スタイリッシュな印象の良さはあります。
ですがやや早めに眠気が襲うようなこともあり体力的に頑張りを効かせづらくなる。
臀筋の減少により椅子に長時間座ると、座面に当たった坐骨が痛みを覚えてしまう。

腎虚証は経絡上、調べればわかります。
腎は精(後天の精:生命エネルギー)を貯める臓器と中医学では考えられており、
腎機能停滞すれば精力的な減退などに響いて体力が持たなくなってきます。
私も基本、腎虚タイプで、こうした傾向は身を持って理解できています。

ただこちらのお客様のひとつとても気になる点がありました。
それは腹直筋の筋肉に柔軟性がほぼなくなっている点です。
腹式呼吸はみぞおちの硬さから困難ですし、
察するに睡眠の質が落ちる傾向にあります。
また腹直筋硬化が、腹部内に収まる消化器を奥へと強圧し、
それら臓器の機能を抑制しているようです。
通常、胃の状態を腹診でチェックするとき、
胃内を通る動脈の状態をしらべて活躍状況や胃の位置や形状を確認しています。
ですが腹直筋硬化が強すぎて背部の腹壁に胃が追いやられて癒着が進むことで、
胃の内部にある動脈の脈動の強さやリズムを調べようとしても、
脈のレスポンスを受け取ることができませんでした。
胃の位置は、状況から察するに下垂傾向が予想され、
お腹いっぱいご飯をいただくと、
多少ぽっこりする位置が臍下とのことです。
腹部内部のパッケージされた空間サイズは、
理想的なサイズより25%は削られている。
それは肋軟骨下端の狭さや、
骨盤内部の腸腰筋の特徴と、
腹直筋、腹横筋や腹斜筋、そして腰の筋肉の緊張によります。
腹式呼吸をすることが困難となり、
どうしても上半身の肩や肩甲骨周囲に重心が高止まりします。
重心が高止まりして固定された不安定であれば、
体側の胆経という踏ん張るような筋肉群が常に張る状態になる。
そうした傾向が確認できます。



そうした腹直筋におけるリリース手順として。
以前なら腹直筋硬化は、圧を手や砭石温熱器等でかけてみても、
腹直筋の直下が壁の硬さがない大腸や小腸のためリリース圧が逃げ、
想定するリリース量の十分の一も解けないものでした。
それがうまくワンドを用いて腹部の奥に圧を押し込むのではなく、
腹直筋の筋肉の層に圧固定してリリースをかけるようにすると
こうした腹直筋の筋肉の硬化も柔軟性を取り戻すことができます。


肋軟骨部分への骨化したような靭帯や腱部のコリを除去する際は、
ほんとうに耐え難い苦痛。。。。
ですがこの部分をしっかり緩めないままに腹直筋全体を解けば、
早々に腹部の張りが以前にも増していく結果に陥ります。
それは腹部の内部を更に強く圧して消化器や生殖器に対して
トラブルの引き金になります。
また下垂した胃内の胃液が代謝できずにガス化が進行すると、
横隔膜越しに心臓へのかけてはならない負担を強いることも。
それらを避ける下準備には骨以上に硬度がきつくなった
肋軟骨上のコリを緩めないと、、、。
私も自分で自分のその部位のリリースを試行したときの痛みを覚えており、
このときの痛み具合は強烈なものです。

お客様が、がんばってくれたおかげで肋骨の全体可動が理想に70%達し、
これなら腹直筋をリリースして大丈夫という安心安全レベル。
それでワンドをたばねたものを巧みに使うことで、
腹部の大腸や小腸へ達しない腹直筋の高さにリリース圧を固定した解き方をもちいて、
腹直筋のコリを取り除いていきました。
これも細心の注意をしながらの緊張の手技で、
特別な手の内を使う技術がなければできません。
(最近、細心の注意を緊張状態でリリースすることが多く、
 それで私の体力部分は削られて痩せだした次第です)



この作業。
以前はどうやってやればいいのか解答が得られずに、
考えあぐねていたものでした。
ハンドマッサージの達人ならリリースできるのかというと、
腹直筋の赤い筋肉部分の組織は緩められるのですが、
そこは一過性で緩むだけで、早々に固まり不調がぶり返します。
多くの他のマッサージではこの赤い筋肉部分の一過性の柔軟化が限度で壁。
私もその壁に打ちのめされ続けたひとりだからよくわかります。
腹直筋の白い腱組織に効いてくるアプローチでなければ、
一定期間以上の柔軟性を保持することはできません。
そこがワンドを巧みに使うことで対処できるようです。
おかげでまた少し、施術がうまくなりました。

そして腹直筋の白い腱組織を緩めれば
1〜2週間という一定期間の緩みが保持できます。
そのタイミングが、
腹式呼吸を取り戻して重心を腹部の丹田に作り、
身体の構造を安定化させる習慣を獲得できるチャンスです。
あとにつなげるためにおこなってほしい注意点をいくつか、
お客様にお伝えさせていただきました。


これから資格試験や仕事の繁忙期がどっとくるとのことでしたから、
息の詰まる環境が追い打ちしてこられる様子です。
そんななかでも、ベストパフォーマンスを可能にするには、
赤ちゃんのやわらかいお腹の動きができるような腹直筋がいりようです。

ご自身でできる範囲の注意力を傾けていただき、
腎虚から復調への道を歩いていただければと願ってます。


posted by スズキ at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月25日

ボディワイズより:2024年9月27日(金)午後 8:00 に10月予約表更新します!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ボディワイズの
  温和にボディワークメソッドのメールマガジン


           2024年9月25日(水)発行


◯ 2024年9月27日(金)午後 8:00 に
  10月の予約表を更新させていただきます

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



=========================
【コンテンツ】

(1) 10月の予約表更新のお知らせ


(2) ご新規のお客様へ。
    新規ご予約受付のご登録を
    『2023年10月末で休止』いたしております

=========================

 ---------------------------
(1) 2024年9月27日(金)午後 8:00 に10月の予約表更新します!
 ---------------------------

10月予約表更新後に施術予約の空き状況をご覧ください。
どうぞご検討のほどを、よろしくお願いいたします。


【ボディワイズ 予約表】
・ ショートカットURL https://bit.ly/3O7jW1d


 

■ ボディワイズ規定につきまして

□[1セッション]

施術時間: 2時間30分
施術費用: 15000円 (変更なし)


□[施術受付時間帯]は3パターン

(1)10:00-12:30
(2)13:00-15:30
(3)16:00-18:30




(2) ご新規のお客様へ

 新規のお客様のご予約受付を、
 ボディワイズ運営上の都合により、
 『2023年10月末で休止』いたしております。
 ご新規様、受付再開のおりは、
 ブログおよびメルマガでお伝えいたします。
________________




「・・・・・編集後記・・・・・」

お世話になっております。
ボディワイズの鈴木です。

10月の予約表更新、月末ぎりぎりになって申し訳ございませんでした。

ボウエンテクニックの講習会に9月20日〜23日まで、
4日間連続で受講し、改定のあった手技などを教わってきました。
ボウエンテクニックの手技の性格上、
やさしいこころをお持ちの先生が多く参加され、
終始なごやかに学ぶことができました。

若々しい理学療法士の男性の先生が
ボウエンテクニックの手技を受けたことなく受講しておられまして。
ボウエンテクニックを受けた人の特徴ですが、
講習生同士の施術中に受け手の患者役の方が、
ピクピクと手足が痙攣したり、
ベッドにべったりと背中がくっつくことを目撃したり
(その理学療法士さんいわく、
 一般的な手技ではこの短時間で
 ここまで背中がゆるゆるに変わり
 ベッドに背中が吸い付くことはないのだそうです
 なるほど〜、そうだったのか)
夢を観て寝ている状態に身体が移行しても
脳はきっちり意識があって周囲の音を聞いて自分は寝てないと言い張る人を目撃したり。
リラックスして催眠術を受けていて催眠状態でも
術者の声が聞こえるのと似た状態だと考えています。
目を閉じても周囲の音、風の動き、匂いなどに鋭敏になるようです。
身体は寝ても脳が活発に働く副交感神経優位状態になられますと、
さまざまな身体内部では自然治癒のちからが発揮されるものなのです。
自然治癒というよりも、
私のイメージでは身体の内側から調和の鐘が鳴り出す印象を受けます。

変化は、たとえば、
身体の中でつまった汗や尿や便がものがデトックスされたり、
身体の筋肉のこり部分に血流がどっと集まって開放に向けてくれたり、
古傷などがうずいてみたり。
修復活動が24時間から3日間ほどかけて順繰りに起こるのが
経絡や経穴を捉えたボウエンテクニックのミラクルさです。

ただこのようなことを書かれて聞かされてもても、
体験されないとよくわからないでしょう。
ボウエンテクニックジャパンのプラクティショナー登録者している
ボウエンテクニックのうまい先生にセッションを受ければ
受ける方の体調にもよりますが3〜5回の継続セッションを受けると、
それぞれの改善待ちの身体の部位が変化を身体で実感できるかもしれません。

ボディワークやセラピーに興味がある方は、
試してみて損、ないですよ〜 ^^



ボディワイズでは、ボウエンテクニックのメニュー対応はしていません。
興味ある方がいたら、ボウエンテクニックジャパンのサイトで調べるか、
私のボウエンテクニックの練習台に立候補していただくか ^^;
私の方に気軽にご質問、お問い合わせくださいませ。

私がわかる範囲で回答させていただきます。
講習会終わった直後がいちばんものごとを覚えてますから、
いまが問い合わせのチャンスですよ。


{おわり}


====================

ボディワイズ
鈴木政春

ブログ:ボディワーカーの夢とお仕事-つづく
http://bodywise-note.seesaa.net/

ホームページ
http://bodywork.s73.xrea.com/hhpp/top.htm
http://onwa.client.jp/pc/

メール:
sfcsfcsfc_2001@yahoo.co.jp


住所 :東京都品川区荏原5-16-18
TEL :03-5498-2220

====================
posted by スズキ at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 業務連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月22日

ボウエンテクニックの講習会、受講、2日目終了し3日め、目的の骨盤リリースの勉強ができるらしい

現在私はボウエンテクニックの講習会受講中です。

そして今日が3日め。
東陽町の会場です。

ボウエンテクニックの基礎を再学習させていただいております。
充実していますが、いくつもの手順がある手技習得がだいぶあって、
脳がオーバーヒートして、似た手技はごっちゃになりながらです。。

同時に参加している人には、
ボウエン経験ゼロに近い状態でも順調に習得していかれるPTさんなどもおられ、
感心するばかりです。


今回のボウエンの受講目標は、
臀筋の深層をリリースするためのヒントがいただけるのではと感じてでしたので、
あと今日、明日にそこが学べるらしいので。
なにかを掴んでこれればと願っているところ。

骨盤の調整法も、
自分だけで考えを巡らすと、
自分の範囲内でしか発想が制限されてしまいます。
別角度で見つめる機会を与えていただき、ありがたいなとかんじています。

posted by スズキ at 07:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月19日

頭蓋骨内での水のトラブルで、頭は大きくはならないと思いますが。いかがなものでしょうか

「餅は餅屋」と言えることがあります。
私が映像で中医学関係の勉強をさせていただいているコンテンツに、
頭蓋骨にトラブルが生じていると、
「脳の中に水が溜まって頭が大きくなる」という表現があります。


頭蓋は、15種22個の骨から構成されています。
構成された骨たちは縫合で接しており、
それらの骨は接したギザギザした縫合を境に、
歯車のように噛み合い連動して動きます。

(頭蓋パーツ図)
GridArt_20240919_151447066~2.jpg

頭蓋骨の精密調整をするオステオパシーやカイロプラティックの先生方なら、
脳の中には第三の体液と呼ばれる(脳脊髄液)を熟知しておられます。
映像で解説しておられた先生もそのことはご存知でしょうが、
ここで新たな専門用語は避けてわかりやすさを取った比喩と考えます。

ただ頭蓋骨にトラブルが生じれば頭蓋骨縫合部が可動できず、
頭は固定されるというように私は考えています。

練習なされば律動的に流れる脳脊髄液を手指で触り状態を観ることができます。
正常な頭蓋骨では血液の流れのリズムよりちょっと遅めな液の脈動を感じます。
頭蓋骨縫合部が境に各頭蓋骨は、呼吸動作により伸長収縮回転が感じ取れます。
非常に僅かな可動域ですが、物理的な作動が現れております。


正常な稼働を持つ頭蓋骨であれば脳脊髄液が頭蓋骨が伸長してためてから、
ためた脳脊髄液は頭蓋骨が収縮するタイミングで硬膜の下の配管を通じて送り出す仕組みです。


異常な頭蓋骨では正常な頭蓋骨で起きていた伸長収縮や回転の動きの量が減り、
縫合の上にある筋組織癒着の進むことが原因で、縫合部の骨膜癒着も見えます。

そうした状態になると
「脳の中に水が溜まって頭が大きくなる」ことがそもそもしづらくなっています。
蝶形骨上に位置して脳脊髄液の液に浮く脳に対し、
脳を押しつぶす力を持った加圧をしだします。

脳をぐっと押しつぶすなんて・・・
想像すると怖いですよね


「脳の中に水が溜まって頭が大きくなる」ほうが、
まだマシのような気がしてきます。


脳は多くの血液を必要とする神経の集まりで、
脳を押しつぶす加圧はそうした血流を阻害するおそれがあります。
脳が押されても多少ならバッファになる幅もあるので神経質になりすぎないで
生命維持部分は大丈夫でしょう。

ですが私達施術をするものには、手の脈と首の頸動脈など同時に取ることで、
頭部に脳脊髄液が溢れているため頭部へ血流流入が制限される様子を調べて。
これは苦しむところもおありだろうかと感じるときもあります。

自己の個体としての生命維持装置は、
《延髄》など脳の奥に位置しています。
対して判断力、集中力、決断力、思考力等の《大脳皮質》は、
硬膜と軟膜の間にたまる脳脊髄液のすぐ脇に位置しており、
頭蓋骨トラブルで脳脊髄液が溜まりすぎると影響が出やすいようです。



なのでよくおしゃべりをさせていただくお客様には口を出すことがありますが、
頭蓋骨の前頭部の形状がよくなってきてる状態をみて、
大脳皮質の働きやすさが増したと感じて喜んで観ていることがあります。
するとお客様からも
「そういえば、決断力ついた気がします」という人も。
私自身も脳脊髄液が止まる頭蓋骨だった以前では、
どれほど生きづらさを感じていたことか。。。
過剰な表現じゃなく思い出すだけで涙ぐみます。
だから良かった〜と、
お客様の頭部の改善された変化を目の当たりにして感じられるわけです。




ただ脳脊髄液の流れを順調にしたいときに注意しなければならないのは、
頭蓋骨の稼働のみが改善されただけでは脳脊髄液が巡りには圧倒的力不足です。
必ず仙骨尾骨の動きとセットで考慮しなければなりません。
仙骨尾骨の正常な動きが起こせれば、
頭蓋骨の形状が独りでに良好になった例を数例観ています。

仙骨尾骨の側にトラブルがあればその時点で頭蓋骨側の調整をしても
頭蓋骨の調整された状態が長く維持しづらいという傾向があります。

それゆえに改善の手順として、
仙骨尾骨の正常な可動できる状態を整えることが優先されると私は考えています。
ただ仙骨尾骨の動きは足の使い方によりダメージをこさえられたものですし、
その使い方が根本的に改善できるものでないなら
本人がまた仙骨尾骨のトラブルを呼び戻します。




ですが最近お客様の仙骨尾骨周囲のリリースで感じることとして、
しっかりした臀筋群のリリースが、まずは第一にできてからだと。
徹底したリリースができたとき、
本当に腰椎下部の3番〜5番含め骨盤がしなやかに変わるのです。
骨盤全体が一般の方でもこのレベルにまで整うのか!?
そう驚きます。

バレエダンサーのプロの友人などを観ていたため、
彼らは特別な才能やレッスンのお陰で、その骨盤の状態を作り出すのだせたのだと。
だから彼らは別格。
一般の私を含め、そこまでは近づけないと思っていたんですが。

ですが、、、、そうでもなかったんです。

そのような骨盤周りの筋肉が仕上げられてからなら、
歩き方や立ち方の部分で大腰筋や腹部丹田という意識を受取しやすくなります。


この骨盤周囲の部分が整えられることは、
自律神経の状態や全身の体の支え方にも関わっていて大事な部分。
個人的に近い将来、
なんぞの理由で仙骨尾骨と特別に遠ざかっている日本人の多くの方々が、
そこを再度取り戻していただけるような方向で、
それを仕事として関わっていきたいと願っているところです。
posted by スズキ at 15:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月18日

神様は順当なる努力を求め、それにかなったものを祝福するということわざ、聞いたことありますか?

一昨日前、
いつも新たなことにチャレンジをし続けておられるお客様が、
とある目黒区方面の劇団で《シェークスピア劇》に出演され、
観に行かせていただきました。
プロの役者さんではない劇団員構成で、
役者さん皆さま方の個性が輝き、まとまりも感じられました。

観客席は満席。
シェークスピアの作品が演目と聞いて、
勝手に硬い感じに仕上げられているのかと思えば。。。
〆るところはしっかり表現し、
楽しませてくれるところは笑い。
2時間半を超える上演もまたたくまに過ぎ、短く感じました。


新たなハードルの高いチャレンジを選び、
自己改革を深め続けていく勇敢なお客様。
自分から可能性を広げる選択を繰り返し活躍する姿から、
私もハードルを上げてがんばってみよう!と刺激をいただきました。




話を変えさせていただきまして。

慢性化した不調を持つお客様の状態が安定化するには、
特に現代日本人が限定的といえることなのですが、
利き足の大腿直筋を使いすぎて歩いてきた人は
非常に厳しい凝りが入り込んでいます。
その影響はご高齢者から若者たちまで年々増加傾向です。

仙腸関節周囲の外旋六筋や大殿筋や小殿筋等、
凝りが慢性化したとき。
どれほど深さや硬さが現れるものだろうかと。
ワンドを駆使して臀筋群のリリースの可能性が増したおかげで、
以前の当社比を10倍越えの声を施術をする友達の先生からいただき光栄です。


特にバレエをなさっておられる方々には、
正確に仙腸関節を肩甲骨を動作するような感覚で作動することが求められます。
そこは練習でカバーできる部分もありますが、
事前に樹分な仙腸関節が適切な可動角度を得られなければ、
日本人の器用さから微妙な工夫をいれた脚の使い方をする癖を根付かせます。
こうした本来の使い方とは離れたやり方を繰り返すと、
あとで正しい動き方を学んでできるような体になるも、
なかなか悪癖動作は抜けてくれなくて苦慮するところ。

ワンドを活用して骨盤部のリリースの精度をもってだせる結果から、
正常な骨盤部の稼働ができるように仕上げていけるように安定して、
いま、バレエをなさっておられるお客様に対してほっと笑みがこぼれます。


こうなったのも目的を明確化して目標を定め、
小さな可能性を増す一歩をコツコツ積み上げてきてきました。
成果は日々伸びるものですが、
コツコツ積み上げた後にえたやり方の熟知があって、
どーんと化けることもあるんですね。


ワンドを使うときに経穴をとらえるようにしている様子をお客様は気づかれているでしょう。
ただ経絡図や経絡人形に描かれた経穴の位置を求めても、
現状の日本人の体内での筋組織の歪みやねじれによって、
経絡線の通り道も経穴の位置も別の位置にそれはあります。

つまり特に関節などの骨の位置近くではずれが少ない経穴も見受けられますが、
そうではない臂臑などといった筋組織の歪みがもろにでるところであれば、
数ミリのズレどころか数センチのズレがでているところも散見されます。
そうした体内で経絡が歪められた通り道を正しくとらえることができないと、
実は私がしているいまの骨盤部のリリースはできません。。。

だから経絡や経穴のことを勉強した方が私の手技を受けると、
最初は経穴の穴位を骨度法でとらえたところに置きます。
ですがそこから早々に、
「通常、どんな経穴もそこにはない」
というところに刺激を移すことを気づかれているかもしれません。
経穴の勉強をするとき。
それはスタンダードに、経絡図で徹底して覚えるようにしました。
その知識に加えて私が筋膜リリースに慣れていたため、
体内の筋膜層が多層化して歪むポイントや多様な筋膜同士の癒着に対し、
手で探れるように修練をしていた成果で皮下の歪ませられる様子が見えてきます。
その歪みをもった皮下の筋組織図は立体的に描かれて気を止める場を割り出して、
こっちにきてるはずという見当をつけることができてきます。

ワンドの先を当てる方向や当てる強さが微妙に違えば効きが悪い。
適当でも効かないわけじゃないが、効きの範囲が狭く影響が小さい。
そのような変化があっても維持継続が戻りの力に勝ちづらいでしょう。
お客様の身体状況や条件から、状態がそれほど問題ない方は、
ここまで細部を描ききらなくても大丈夫です。
その方が持っている体調の修正能力が活躍してくれます。
ただ身体が弱っておられる場合には、これほどまで思考して当たるのかといわれるほど、
深読みを繰り返して次の一手を選びます。
そうしないと体調も正されるというより、
バランスを失して危険なこととなります。
そうした一手を選んだ点が意中としてとれると
私の独り言モードで「やった、見えた」とか口走ってしまいます。
(この独り言をお客様の休まるときの耳障りになりはしないかと気遣い、
 わざわざ言わなくていいと考えていたのですが。
 あるお客様から、黙って黙々とぴしゃっと当てられると、
 たまたまそこを当てられたのだろうと思うこともあるが、
 私の独り言を聞くと、
 意図して繰り出された結果と受け入れやすくなるといわれたことも。。)

他に患部を2点〜3点で挟むことで中点に患部を施術者が意識して変える法が多用。
他にもいろいろあり、意図的な仕込み作業のお話は尽きることもありません。


小さな精度を高める工夫をトライ・アンド・エラーをしていく結果、
成果を高めることに結びくくようです。
人は成功からの学びは少なく、失敗から多くを学びます。
大きな変化を功を焦って大きな変化にいきなり取り組めば、
失敗は取り返しがつかない大きなものとなりますから、
それでは私自身が実験台になるため身が持ちません。
小さな変化からの失敗は改良点を見つけ出しやすく、
視点の変化も容易となります。
かえって短いスパンで小さな変化を連打することが、
大きな変化にやがては転じるものと感じております。





最後に、シェークスピア劇に出演なさったお客様は、
そうする前の伏線と言えるような多くの表現を人前で試みてこられた方でした。。
だから一昨日前の劇中で、あれほどすばらしく胸のうつ演じ方ができたのでしょう。
一見すると難なく華々しい活躍をするようにみえていた方こそ、
陰に回って人一倍努力を積み重ねていた人だった。
お客様のこれまでの活躍の一端を存じ上げており、
神様は順当な努力を積んだもののみを祝福するという言葉通りに感じました。
ほんと、最高の勇気づけをしていただいたと感謝です。

posted by スズキ at 09:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月15日

お客様の自身の身体に対していだく観察力とそこからの深堀りが施術効果を引き上げる鍵なんです


お客様が体調的に不調を訴えられていたとき、
なにか気になる体の変化は?
気づいたことってあります?
ときいたら。
《そういえば、いつもは観られないほど
 〈おしっこの色が濃い黄色〉でびっくりしたことがあった》
とお伝えいただけました。


中医学の望診法で体外にあらわれたものから内部の情報を得るノウハウがあります。
そのひとつに、《尿の色》を観ます。

たとえば
尿の色が、濃い黄色のときは、体内が熱に侵されております。
尿の色が、薄く透明のときは、体内は冷えた状態となっております。


疲れてくると尿の色が濃い黄色になっていたり、
風邪のときも尿の色が濃い黄色になっていたり。
濃い黄色の尿であれば、《肝のトラブル》が疑われることがあります。

なので肝経胆経の原穴、栄穴、子穴をもって調整をいたします。
原穴なら(太衝、行間)といった足の親指近所の経穴を使うことに。
栄穴の栄の漢字の冠部分、本来は<火火>と火が象徴とされるので、
体内が熱に侵されている状態が強いときにもちいることがあります。

尿の色が普通であれば肝トラブルの嫌疑はないのですが、
ちょい濃さがあるときには肝の熱があるということで原穴をもちい、
濃さが尋常じゃないときは体内の熱が非常に強いため栄穴を使う。

または肝機能が後退しているようだとみて、
肝を滋養するための食材をとりましょうなどとお勧めもできます。


といったように、
お客様が自己観察をなさって、
いつもとは違う状態があらわれていたり、
慢性的に人とはだいぶ自分は違うのではと感じられることがあれば、
小さなことでもお伝えいただけますと助かります。
「あの、これって鈴木さんの施術には関係ないことじゃないかなと想うけど、、、」
そういった前置きを話初めの枕にして、
日頃ふと感じたこと、いま気になっていること、
最近怒りっぽくなったとか、最近喜べなくなったなどの感情の持ち方含め、
積極的にお伝えくださると、そうした表象の裏にどのような意味があるか。
体内に隠れたトラブルがそれで見つけ出すことができると、
対処がより無駄なく集中することができます。


一般的に対処は手数を多くして触れば触るほど治りが悪くなりますから、
事前に様々な考慮できる可能性が100あれば、それが10に減らせる。
そうすることで状態が明らかではないグレーゾーンが多々観られるため、
それら多くに予防的に措置として対処の手をうつということをしますが。
日頃の観察からお客様が得られた情報の量を多く伝えていただけると、
どんどん可能性的に優先度の高いものが私の方に見えてきます。
そうすることで時間が非常に有効に利用できるようになります。



施術家ではない一般のお客様の中にも、観察眼がするどく勘所を獲て、
「あの、これって鈴木さんの施術には関係ないことじゃないかなと想うけど、、、」
といいながら
重要なヒントをお伝えくださったあとに、
「でも、私にはこれって特別なことかどうかなんてわかんないんですけどね」
という決めゼリフで締めくくって言い切る方がいます。鋭い眼光ですね。
自分を客観的に見つめる目を持つ力を持つ人にこのようなタイプが多く、
主観で自分の現状が普通だと大きくくくってしまわれるとでてきません。
ましてや日頃の自身の振る舞いが癖として当然のことで違和感のかけらもない
ということになると、引き出していただくまで、時間がかかることもあります。


ときにお客様が口にする情報量が多ければ、一過性条項も含まれ、
そちらがお客様の印象が強いときには私どもの初動がミスリードされます。
ただ対処するうちに早々にこれではないものを診たほうがいいということも
私どもの経験値が高まることで見えてくることもあります。
だからヒントがいただけないよりも、ヒントをいただけたほうがほんとうにありがたいのです。

私の方でお客様の中に、なにかもっと情報があるのではと直感したときには、
「あのぉ、他にはなにかございませんか?」と、
失礼とは感じつつも食い下がることがあります。
するとなかには、
ピシャッと「ないよ〜」とおっしゃられることもありますが、
なかには過去を思い出し、
いまの現状の身体を観察を深めようとなさって、
探索する目つき(探索モード)になって協力してくれるお客様もおられます。
探索モードとなると多くは眼球が上の方を観るような仕草が見受けられます。
お客様が真剣な探索モードを経て思い出された事柄を伺うことで、
難解な臨床上の事象を仕組みを言語化できるまで解明できることもあります。
基本的に、施術者が腑に落ちてなす手技は多少の誤差を乗り越えて作用する。
だが腑に落ちてなければ正解でも手技成果は悪くて効かないものなのです。


posted by スズキ at 00:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月13日

自然治癒力発揮のための鍵となる、仙骨尾骨の自然で自由な動きを取り戻そう


以前、ブログでボウエンテクニックの創始者トム・ボウエン氏は、
すべての患者に対し尾骨、仙骨、上部頚椎、蝶形骨あたりといった硬膜が脊椎骨に接する脊椎ラインが正しい状態になっているか検査し、
問題があれば調整をしたと書かせていただきました。

そのようにした理由はボウエン氏の口から直接語られていません。
ですがそのようにしていた事実から考察すれば、
彼の施術の根幹となっていたことは容易に想像つきます。


仙骨上部が前方に入り込みすぎて仙腸関節の動きが悪くなって前後に稼働できていない方は少なくないようです。
特に何らかの慢性的不調を持っている方では、その多くが仙骨部分の動きがあまりみられません。

どういう場合があるかというと、上部仙骨部分が腹側の前方へと送り出されて埋もれてしまい、
埋もれさせているコリ部分の筋肉が、骨ほど硬さをもっている方がみられます。

昨今、ボウエンテクニックの講座でならった仙腸関節のリリース法をベースに独自にアレンジした仙腸関節リリース法をもとに、
最近利用しているワンドを駆使していくことで、そうした動き出せない仙骨の可動が蘇るようなケースが多く見られるようになってまいりました。
一回だけのリリースでは戻りが早いものの、現状、4〜5度のリリースをした時点で、
そうした仙腸関節の柔らかさを後々まで保持しやすい状態に定着しているお客様が多いようにみうけられます。

余談ですが、上述のような繰り返しで柔らかさが保持できるよう仙腸関節の動きが正常化した方の場合、
同時期に胸郭がかなり強力な固定化が進んでおられたようでも柔軟性を取り戻しやすくなるようです。
そういった大きな変化が観られたことが、4〜5例あったように記憶しております。
ロベットブラザーズでいうところの仙骨尾骨と上部頸椎と頭部の後頭骨の対称の中央に、
胸椎が位置しているわけで、変化は中央の硬化から起こすよりも末端からのほうがいい。
そのような場所なのだろうかとかんじています。
特に胸椎は肋骨や胸骨など骨の分節が多くあるが、いったんそれら分節が癒合したら、
それぞれ骨折しやすさが飛び抜けている部位ですから大きな力で加圧はできません。
それに驚異的に胸郭の前面と側面は痛みがでるため、無理なリリースを強いることもできません。
それゆえに、仙骨尾骨が稼働できる状態にまで安定させることで、自動的に胸骨が手押しポンプの動きが起こりますから、
仙骨尾骨がリリースされて定着してから胸郭部分のリリースをしていくことが、
お客様にとって無理のない過程を通るように感じております。



私が特別な持ち方でワンドでリリースをはかるとき、
腰仙関節周辺のけっこう奥まった部分に入り込んでできた筋肉の炎症が強さがひどい。
そのことについて私も、そのリリースを受けるお客様も知ることとなります。
ワンドを患部の経穴に強く突き刺すほどの圧をかけていないのです。
軽い押さえ方で乗せるだけでも、主要な箇所にできた炎症部位にマイナスイオンが通ると、
刺さるような感覚で入り込み、酸化が進んだ炎症箇所の修復をはかりだします。

 〈※ 不思議と普通のペンをもつ持ち方でワンドを掴んで患部に当てても、
    そこまでの変化はございません。逆に患部からの返りをとらえられず、
    当て方の角度がアバウトすぎて〈気を止めているこんがらがった部位〉を見つけられないようです〉

ここはしっかり深部までユルユルにしていかなければ、仙骨尾骨の動きが正常化することはない。
たとえ施術中は強めの加圧で動き出させることができても、
この腰仙関節の両隣にある骨ほどの硬さのコリがあれば、
何度でもいつもの歪み癖が起きてしまい、脊椎を歪ませてしまう。。。
だから徹底してこの部分を緩められるワンドは非常に都合がいいものですが、
患部に当てるまえに必ず私が
〈痛くてごめんなさいね、でも、強く当ててないからね、許してね〉というのが口癖になってきました。

一部のお客様は、そうしたコリは自分が知らないうち出会ったにせよ、自己責任下で付けたものだとおっしゃってくれます。
私自身、自分が自分で同様なところを痛い思いをしてリリースしていますから、それは最もなことだと思います。
ですが他のお客様には被害者的な思いがわいてくるようです。
実際、私がその炎症を見つけて取り去ろうとはしていますが、
私がその炎症を付けたわけではないものの、
自身で患部の悪化を招いた気持がさらさらなければ。。。
一部の深い理解を示してくれる方は、たいていにして一度や二度のリリースできれいに消えるコリですが、
こうした自分で付けたわけじゃないといった混乱をきたした考えをした方の場合、
コリを手放そうとしない傾向があります。
厄介なことですが、そこには潜在意識下での操作や作用が働いているのだろうとかんじます。


しっかり仙骨尾骨のリリースが進むようになると、
体質的に思わしくなかった方も、体調的に安定感が増した状態が保持できるように変わってまいりました。

実はボウエンテクニック講習会の受講最終回あたりで、
ようやっと最も重要だといえる仙腸関節のリリース手技をおしえていただきました。
ただそのとき正直言ってごちゃごちゃっとした複雑な工程があって分かりづらくて、
あとになってそれを再現しようとしても[?]という感じ。
だから私がかつてまなんだリリースのやり方や自作したやり方を総合して、
ボウエンの講習会でならったときっぽい手技の仕方を仕立てていきました。
だからボウエンの仙腸関節リリース等のやり方と現在私がしている方法は、
まったくの別物です。
ただ結果を出して、修正をつねにしていき磨いていくことができているぶん、
私にとって使い勝手のいい手技の手順の一つとなって手に馴染んできていますが。

ボウエンの講座最終回辺りに脚長差と、首の向きと、仙骨や殿筋の高さと、、、
様々なチェックポイント目白押しのやり方をどっと教えていただいて、
ビデオ撮影等はNGでメモ力がない私には、、、あとあと思い出せないところばかりできつかったです。


こんど、9月中のボウエンの講習会で、ボウエンでの仙骨尾骨の調整を、
しっかり学んでこようと思います。


ほんとうに仙骨尾骨の動きが正されるかどうかが、
その人の大事な自然治癒力の強さや的確さを決めている。
この部位のリリースができてくると、
そのことを痛感いたします。
posted by スズキ at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月12日

お客様の遅めの夏休みで施術を受けに来院

先日、東京から大阪に転勤なさったお客様が、
遅い夏休みを9月初旬にとって東京に。
そのとき施術を受けていただきました。
5ヶ月ぶりに元気な姿をはいけんでき、
うれしかったですね〜。

野球チームに入っておられて高校球児で投手だったころに引き続き
東京で入ったチームでもそうした活躍を望んでいたそうですが、
会社より転勤。
悔しかっただろうなと思います。

投手なら腰部の腎臓近くの大腰筋に関する状態を見る部位の刺激して
十分なよいコンディションであれば痛みがないはずの場所です。
お客様はハードなウエイト・トレーニングをフィットネスジムで初め、
そちらからのトラブルにより激痛ポイントになってしまわれてました。
いまピッチングトレーニングをしたら、ギックリ腰のトラブルになる、
そういった危うさを私もお客様もリアルに感じたと思います。
そこや投手なら必須改善点のいくつかをリリースさせていただきました。
以前はマイナスイオンワンドをこちらのお客様に使っていなかったから、
リリースすることができる深部や細部に限度がありましたが、
今回は、まさに投手仕様を目指して、
深い組織にいたるリリースまでこなすこともできました。

いつかまた東京に戻れる辞令がでて、
このお客様がどんな投手に変わるか。
ガッツと素養は素晴らしい方ですから興味があって、
機会あればサポートさせてほしいと真剣に願うばかり。



実は私は、夏休みはこれから。
10月に遅い夏休みを数日間いただいて、旅行へと考えている次第です。
予定では奈良に宿泊し丹生川上神社下社と天川弁財天へお参り旅行です。
posted by スズキ at 18:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする